イスラエル軍がダルアー県、クナイトラ県に侵入(2025年6月2日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍歩兵部隊が1日深夜から2日未明にかけてヤルムーク渓谷のマアルバ町に侵入、アービディーン村に至る街道一帯に展開した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍のパトロール部隊がムシャイリファ村に侵入し、住民に対して尋問などを行った。

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米主導の有志連合の部隊がウマル油田とCONOCOガス田に設置している基地から装甲車、兵站物資などを撤退させる(2025年6月2日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の部隊がウマル油田とCONOCOガス田に設置している基地から装甲車、兵站物資などを撤退した。

撤退作業は1日から行われていたという。

これを受けて、シリア民主軍の特殊部隊(コマンドーズ)が米軍が退去した拠点に展開した。

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ロイター通信:バラック米シリア担当特使は、ジハード主義戦闘員数千人をシリア軍に統合するシャルア移行期政権の計画に対して透明性が担保されることを条件に承認、トルキスタン・イスラーム党は解体(2025年6月2日)

ロイター通信は、トーマス・バラック在トルコ米国大使兼任シリア担当特使がシリアの首都ダマスカスを訪問した際に、ジハード主義戦闘員数千人をシリア軍に統合するアフマド・シャルア移行期政権の計画に対して、透明性が担保されることを条件に承認したことを明らかにしたと伝えた。

バッラク氏は、ダマスカス訪問時にロイター通信の質問に対して、外国人戦闘員の多くがシャルア移行期政権にきわめて忠実であるとしたうえで、彼らを排除するよりも国家再建プロジェクトの枠内に留める方が望ましいと述べた。

またシリア国防省の3人の高官は、米国の承認のもと、約3,500人の外国人戦闘員がシリア軍に統合される予定だと離した。

彼らによると、その多くは中国およびその周辺諸国出身のウイグル人で、新たに編成された第84旅団にシリア人とともに配属されるという。 一方、トルキスタン・イスラーム党のウスマーン・ブーグラー政治部門責任者は声明を出し、自らの組織が正式に解体され、シリア軍に統合されたと発表した。

声明によると、トルキスタン・イスラーム党のメンバーは現在、完全に国防省の指揮下に入り、国家の方針に従い、いかなる外部勢力とも関係を有さない、という。

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BBC:行方不明の米国人フリー・ジャーナリストのオースティン・タイス氏がアサド前政権によって拘束されていた(2025年6月2日)

BBCは、独自に入手した極秘の諜報文書により、2012年8月に首都ダマスカス近郊で消息を絶ち、現在も行方不明の米国人フリー・ジャーナリスト、オースティン・タイス氏が、アサド前政権によって拘束されていたことが初めて確認されたと伝えた。

逮捕の約7週間跡、オンラインに投稿された映像には、目隠しをされ、手を縛られたタイス氏が、武装集団にイスラームの信仰告白を強要される姿が映っていた。

だが、この映像について、米当局者や専門家らは捏造された可能性があると疑問を呈していた。

BBCは、ラジオ番組(Radio 4)シリーズの取材の一環として、シリア人調査員とともに情報機関の施設を訪れた際に、今回の資料を入手した。

「オースティン・タイス」とラベルされた一連の文書の中には、「極秘」と記された文書もあり、2012年にダマスカス市内の収容施設にタイス氏が拘束されていたことが記されていた。 情報筋によると、タイス氏はダマスカス郊外県のダーライヤー市近郊で国防隊によって逮捕され、ターフーナ地区の収容施設に拘置されていたとされる。

この間、胃腸の不調を訴え、医師の診察を2回受けたとされ、血液検査ではウイルス性感染症が確認されたという。

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アレッポ市各所で、前政権時代の国旗やスローガンが描かれた壁やシャッター、壁紙、写真などを撤去しない一部商店を市議会に所属するパトロール部隊が閉鎖(2025年6月2日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市のハラブ・ジャディーダ地区、ジュマイリーヤ地区、サビール地区、ハムダーニーヤ地区、ナイル通り地区で、前政権時代の国旗やスローガンが描かれた壁やシャッター、壁紙、写真などが依然として散見されるなか、市議会に所属するパトロール部隊が、市議会からの撤去要請に応じていない一部の商店を閉鎖する措置を講じた。

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ハッジでサウジアラビアのメッカを訪問中のシリア人がシャルア暫定大統領とモバイルで通話(2025年6月2日)

ムラースィルーン(Syrian Reporters)などは、ハッジでサウジアラビアのメッカを訪問中のシリア人がアフマド・シャルア暫定大統領とモバイルで通話している映像を公開した。

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メソポタミア救援開発協会が沿岸部への支援の第3弾としてラッカ県タブカ市から輸送した食料パック6000セットをラタキア市および周辺の村々で配給(2025年6月2日)

ラタキア県では、ANHAによると、メソポタミア救援開発協会が沿岸部への支援の第3弾としてラッカ県タブカ市から輸送した食料パック6000セットをラタキア市および周辺の村々で配給した。

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ダーイシュのスリーパーセルがダイル・ザウル県シュハイル村にあるシリア民主軍の陣地1ヵ所をRPG弾で攻撃(2025年6月2日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがシュハイル村にあるシリア民主軍の陣地1ヵ所をRPG弾で攻撃した。

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ANHAによると、シリア民主軍の広報センターは、同軍所属の軍事作戦師団(TOL)が5月31日、ハサカ県フール・キャンプ内で精密治安作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルのメンバー1人を逮捕した。

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ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)の広報センターは声明を出し、5月20日にラッカ県で麻薬密輸グループを摘発し、所持していた麻薬150グラムを押収したと発表した。

ANHAによると、アサーイシュの総司令部は、ラッカ県とハサカ県を結ぶ街道(アブヤド街道)での2025年6月1日のダーイシュ(イスラーム国)の攻撃により、隊員3人が死亡したと発表した。

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アレッポ県サフィーラ町で激しい戦闘が発生し無秩序化、ダマスカス郊外県アシュラフィーヤト・サフナーヤー市でドゥルーズ派のシンボルを掲げた武装グループが無差別発砲(2025年6月2日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局のパトロール部隊が、バーリド村で指名手配者の自宅を強襲、捜索中にムルシド派の信仰に関係する写真を破棄、家財を破壊した。

これを受けて、ムルシド派の住民はスカイラビーヤ市を訪れ、宗派への冒涜に抗議する集会を行った。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、サフィーラ市で内務省総合治安局の部隊が、前政権の協力者とされる商店主と口論の末に撃ち合いとなり、総合治安局の隊員1人を含む3人が死亡、多数が負傷した。

その後混乱は激化し、住宅複数棟が放火されるなど、無秩序状態に陥った。


また、シャルア移行期政権の内務省総合治安局とシリア国民軍所属の合同部隊がダイル・ハーフィル市に設置している共同検問所で、シリア民主軍の写真が保存されていたモバイルを携帯していたとして男性1人が逮捕された。

この男性は旅客バスでアレッポ市に向かっていた。

アレッポ県では、ANHAが不地元筋の話として伝えたところによると、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域内のブルブル町近郊のハラールカー村の住民が「トルコの傭兵」(シリア国民軍)の暴行を受けた。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権の内務省総合治安局がシュマイティーヤ町で、前政権の国防隊の司令官の1人ファイサル・サッターム・ファイヤード容疑者を、スバイハーン市でカーティルジー・インターナショナルの民兵の司令官の1人でロシアのワグナー社に協力し、民兵をリビアなどに派遣していたとされるウマル・バドル・ハーリド容疑者を逮捕した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アシュラフィーヤト・サフナーヤー市で、ダイル・ザウル県とダルアー県の出身者からなる武装グループが住民や内務省総合治安局の検問所に対して無差別に発砲、総合治安局の分所に突入を試みた。

武装グループはドゥルーズ派であることを示す宗教的シンボルを掲げた車を使用していたが、同市のドゥルーズ派住民は自分たちと武装グループは無関係だと強く主張している。

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ヒムス県では、SANAによると、ダルダー村、アーリヤート村、カシュフ村の住民が、治安当局に武器と弾薬を引き渡した。



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シリア民主軍とシャルア移行期政権が469人の捕虜交換を実施(2025年6月2日)

アレッポ県では、SANAによると、県内務治安局とシリア民主軍との間で、捕虜釈放・交換が行われた。

2回目となる捕虜交換では、約400人が対象となっている。

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ANHAによると、2回目となる捕虜交換は、北・東シリア地域民主自治局のアレッポ市シャイフ・マクスード地区・アシュラフィーヤ地区総評議会とアフマド・シャルア移行期政権との間で5月28日に予定されていたが延期されていた(延期の理由は不明)。

今回の捕虜交換では、シリア民主軍がアフマド・シャルア移行期側の捕虜176人を、シャルア移行期政権がシリア民主軍側の捕虜293人、合計469人を釈放した。

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シャルア暫定大統領は2025年政令第69号を施行しバルニーヤ財務大臣をシリア・アラブ共和国の世界銀行常任代表に任命(2025年6月2日)

SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領は、2025年政令第69号を施行し、ムハンマド・ヤサル・バルニーヤ財務大臣をシリア・アラブ共和国の世界銀行常任代表に任命した。

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SANAによると、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣は、シリアを訪れたパキスタンのシャフリヤール・アクバル・カーン中東担当パキスタン外務次官補率いる代表団と会談し、地域・国際情勢について意見を交換、両国協力関係強化への意欲を再確認した。

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SANAによると、アナス・ハッターブ内務大臣は、サウジアラビアのジェッダを訪問し、アブドゥルアズィーズ・ビン・サウード内務大臣と会談し、両国間の協力関係の強化について協議した。

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アサド政権崩壊を受けて閉鎖されていたダマスカス証券取引所が約6ヵ月ぶりに再開(2025年6月2日)

SANAによると、アサド政権崩壊を受けて、閉鎖されていたダマスカス証券取引所が約6ヵ月ぶりに再開し、祝典が行われた。

祝典には、モハンマド・ヤサル・バルニーヤ財務大臣、バースィル・アスアド・ダマスカス証券取引所CEO、ファーディー・ジャリーラーティー・ダマスカス証券取引所取締役会長



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