武装グループがイード・アル=ガディールを祝うマグリブの礼拝が行われていたサイイダ・ザイナブ廟を襲撃(2025年6月14日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、武装グループが14日晩、イード・アル=ガディールを祝うマグリブの礼拝が行われていたサイイダ・ザイナブ廟(サイイダ・ザイナブ町)を襲撃した。

武装グループは、ムアッズィンに向けて発砲し、礼拝中の男女に対してシーア派を侮辱するような罵倒を浴びせた。

武装グループはまた、ファジュルの礼拝を行わないよう脅迫し、住民の不安と恐怖を煽った。

事態を受けて、内務省の治安部隊が廟周辺に展開し、来訪者を保護するために門を一時閉鎖した。

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ダルアー県マハッジャ町の橋の近くで内務省総合治安局の隊員が襲撃を受け、司令官1人が死亡、護衛1人が負傷(2025年6月14日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、マハッジャ町の橋の近くで内務省総合治安局の隊員が襲撃を受け、司令官1人が死亡、護衛1人が負傷した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ブーカマール市で高齢の男性1人が何者かによって鋭利な刃物で刺され死亡した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、マイダーン村でアラウィー派の羊飼いの家族がオートバイに乗った武装グループの襲撃を受け、若い男性1人と15歳の青年が死亡した。

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シリア民主軍が米主導の有志連合と連携してダイル・ザウル県シュハイル村を強襲し、ダーイシュのスリーパーセルのメンバー1人を逮捕(2025年6月14日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍が米主導の有志連合と連携して、シュハイル村を強襲し、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルのメンバー1人を逮捕した。

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ヒムス市のカラム・ルーズ地区とガッサーニーヤ村でムルシド派の住民が大規模抗議デモ(2025年6月14日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市のカラム・ルーズ地区と県南西部のガッサーニーヤ村でムルシド派の住民が抗議するデモを行い、数千人が参加した。

抗議行動は、ヒムス市アダウィーヤ地区にある発電用電力供給装置の配給事務所で勤務していたハーディー・ムハンマド・カースィム氏とムハンマド・ワリード・ダルウィーシュ氏の2人が13日に誘拐され、その後殺害された事件を受けたもの。

武装グループは、2人が働いていた事務所を襲撃し、室内の備品を破壊したうえ、バイク1台、ノートパソコン、現金を奪って逃走した。

2人の遺体は、ヒムス市ハーリディーヤ地区の診療所の裏手で発見され、ザフラー病院に搬送された。

検視の結果、ムハンマド氏は頭部と胸部に銃弾を受けており、ハーディー氏も頭部と鎖骨上部に銃弾を受けていたことが判明した。いずれの遺体に明らかな拷問・暴行の痕が残されていた。

デモ参加者は、ヒムス県治安当局に対し、犯人の身元を明らかにし、正義のもとで裁くよう要求した。

また、ムルシド派の住民に対して繰り返される人権侵害を即刻停止し、彼らに必要な保護を提供するよう強く求めた。

過去数ヵ月間、ムルシド派の住民たちは国内各地で座り込みデモを繰り返し、彼らの宗教的聖域に対する攻撃の激化に抗議している。

なお、アサド政権が崩壊した2024年12月8日以降、ムルシド派60人以上が殺害されたことが記録されている。

ムルシド派は1923年にイマーム・サルマーン・ムルシドによって創設された新興宗派。

平和主義と非暴力の立場で知られている。長年にわたって社会的に疎外や差別を受けてきたが、紛争や敵対行動に関与した例は記録されていない。

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シャルア暫定大統領は人民議会選挙高等委員会のメンバーと首都ダマスカスの人民宮殿で会合:トルコのエルドアン大統領と電話会談(2025年6月14日)

SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領は、人民議会選挙高等委員会のメンバーと首都ダマスカスの人民宮殿で会合を行った。

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SANAによると、シャルア暫定大統領は、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領から電話を受け、地域の最新情勢について意見交換を行った。

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イラクの人民動員隊はダイル・ザウル県ブーカマール市近郊の砂漠地帯にあるシャルア移行期政権の軍事拠点を攻撃(2025年6月14日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、イラク国境に面するブーカマール市近郊の砂漠地帯にあるアフマド・シャルア移行期政権の軍事拠点1ヵ所がロケット弾による攻撃を受け、同地に展開する新生シリア軍の第86師団の兵士1人が負傷した。

ロケット弾攻撃は、イラク領内の国境地帯に展開するイラクの人民動員隊の部隊が行ったもので、新生シリア軍はロケット弾が発射された地域に重機関銃などで応戦、また米主導の有志連合のヘリコプター複数機が上空を旋回し、警戒にあたった。

また、これを受け、シャルア移行期政権の当局は、ユーフラテス川西岸の支配地と北・東シリア地域民主自治局/シリア民主軍の支配下にあるユーフラテス川東岸を結ぶサーリヒーヤ町の通行所以外のすべての通行所を封鎖した。

閉鎖されたのは、ムーハサン市・ダフラ村、ブーライル村・スブハ村、バクラス村・シュハイル村、マヤーディーン市・ズィーバーン町、アシャーラ市・ダルナジュ村、ブーカマール市・ブーガーズ村間のすべての橋上・水上通行所。

「イランの民兵」が北・東シリア地域民主自治局の支配地に侵入するのを阻止するためだという。

だが、数時間後、閉鎖されていた通行所は再開された。

また、内務省総合治安局が人民動員隊に対処するため、増援部隊を乗せた車列を国境地帯に派遣した。

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一方、SANAによると、イラクとの国境にあるダイル・ザウル県のブーカマール国境通行所(イラク側はアンバール県カーイム国境通行所)が再開され、旅客やトラックの通行が開始された。

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シリア上空でイスラエルとイランのミサイル、無人航空機による攻防続くなか、シリア民間航空総局は民間航空機の運航を6月15日(日曜日)朝まで停止すると発表(2025年6月14日)

シリア人権監視団は、イスラエル軍によってシリア南部上空で迎撃、撃墜されたイランのミサイルの残骸などの映像を転載した。



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スワイダー24も、落下したイランの無人航空機の残骸を手にする子どもたちの画像を公開した。

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SANAによると、シリア民間航空総局は、シリア領空を民間航空機の運航に全面的に再開すると発表した。

これを受け、シリア・アラブ航空も運航を段階的に再開すると発表した。

しかし、シリア民間航空総局は、その後、イスラエルとイランのミサイル、無人航空機による戦闘が再び激化したことを受けて、民間航空機の運航を6月15日(日曜日)朝まで停止することを決定、これを告知した。

シリア・アラブ航空も、6月15日(日曜日)に予定されていたすべての航空便の運航を停止すると発表した。

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