シリア軍がイドリブ県、アレッポ県、ハマー県、ラタキア県のシャーム解放機構支配地を砲撃(2023年11月18日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、フライフィル村、ダール・カビーラ村、ナイラブ村一帯、マアーッラト・ウルヤー村を砲撃した。

また、アーフィス村一帯では、シリア軍と「決戦」作戦司令室が砲撃戦を行った。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、シャーム解放機構の狙撃中隊が、アルビーフ村近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し殺害した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・アンマ村、カフルタアール村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がガーブ平原の灌漑計画地区で砲撃戦を行った。

シリア軍はまた、シャーム解放機構の支配下にあるズィヤーラ村、マンスーラ村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるトゥッファーヒーヤ村一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナワー市とシャイフ・サアド村を結ぶ街道で、シリア軍第61旅団に所属する戦車大隊の司令官(少佐)が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, November 18, 2023、ANHA, November 18, 2023、‘Inab Baladi, November 18, 2023、Reuters, November 18, 2023、SANA, November 18, 2023、SOHR, November 18, 2023などをもとに作成。

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