シリア軍がハマー県でシャーム解放機構メンバーをドローンなどで殺害(2024年4月13日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるタッル・ワースィタ村近郊の陣地1ヵ所を自爆型無人航空機(ドローン)で攻撃、これにより同機構のメンバー1人が死亡した。

また、シャーム解放機構のウスマーン・ブン・アッファーン旅団のメンバー1人がガーブ平原でシリア軍の砲撃により死亡した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるバーラ村一帯、バイニーン村近郊の灌木地帯を砲撃した。

一方、ロシア当事者和解調整センターのユーリ・ポポフ副センター長は、イドリブ県内の緊張緩和地帯でシリア軍兵士3人が攻撃を受けて負傷したと発表した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室が県北部を砲撃、シリア軍の士官1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, April 13, 2024、ANHA, April 13, 2024、‘Inab Baladi, April 13, 2024、Reuters, April 13, 2024、RIA Novosti, April 13, 2024、SANA, April 13, 2024、SOHR, April 13, 2024などをもとに作成。

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