バーブ市一帯でのダーイシュ、シリア軍、トルコ軍の戦闘で6万人以上が避難民に(2017年3月5日)

国連人道問題調整事務所(OCHA)は、アレッポ県バーブ市、ターディフ市一帯でのダーイシュ(イスラーム国)とシリア軍、トルコ軍、ハワール・キリス作戦司令室の戦闘によって、6万6,000人あまりが戦闘を回避するために避難したと発表した。

このうち約4万人は、トルコ軍およびハワール・キリス作戦司令室が制圧したバーブ市とシリア軍が制圧したターディフ市の住民で、その多くは、バーブ市北部の反体制武装集団支配地域に避難したが、地雷・爆発部の撤去が干渉していない同市に帰宅できずにいるという。

また2万6,000人は、シリア軍とダーイシュの戦闘が激化したバーブ市東部一帯の住民で、その多くは西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の支配地域に避難したという。

AFP, March 5, 2017、AP, March 5, 2017、ARA News, March 5, 2017、Champress, March 5, 2017、al-Hayat, March 6, 2017、Iraqi News, March 5, 2017、Kull-na Shuraka’, March 5, 2017、al-Mada Press, March 5, 2017、Naharnet, March 5, 2017、NNA, March 5, 2017、Reuters, March 5, 2017、SANA, March 5, 2017、UPI, March 5, 2017などをもとに作成。

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