シリア軍はラタキア県、イドリブ県で攻撃を続ける一方、反体制武装集団はアレッポ県北部への砲撃で対抗(2018年8月11日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が反体制武装集団の支配下にあるカッバーナ村一帯、トゥルクマン山、を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が反体制武装集団の支配下にあるジスル・シュグール市一帯・ラタキア県山岳地帯間の一帯を砲撃した。

シリア軍はまた、ハーン・シャイフーン市、タッフ村などを「樽爆弾」で爆撃し、12人が死亡した。

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アレッポ県では、SANA(8月11日付)によると、反体制武装集団がヌッブル市、ザフラー町の住宅街を砲撃し、女性1人が死亡、5人が負傷した。

SANA, August 11, 2018

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ハマー県では、ANHA(8月12日付)が複数の活動家の話として伝えたところによると、シリア軍が11日に、県北部やイドリブ県の反体制派支配地域と政府支配地域をつなぐカルアト・マディーク町の通行所を閉鎖した。

AFP, August 11, 2018、ANHA, August 11, 2018、August 12, 2018、AP, August 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 11, 2018、al-Hayat, August 12, 2018、Reuters, August 11, 2018、SANA, August 11, 2018、UPI, August 11, 2018などをもとに作成。

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