ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のマシーク村一帯、カルクール村、ズィヤーラ町、ヒルバト・ナークース村を砲撃した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村、カンスフラ村一帯、フライフィル村、バイニーン村、ルワイハ村を砲撃した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるダーイル町で正体不明の武装集団がバアス党の支局、警察の分所など3カ所を襲撃し、町内で激しい戦闘が発生した。
事態を受けて、シリア軍部隊が介入し、町内で女性1人を含む6人を拘束した。
また、ダルアーおよび同郊外ニュース・ネットワーク(5月27日付)によると、サイダー町と西ガーリヤ村を結ぶ街道に設置されている軍事情報局の検問所、タスィール町とサフム・ジャウラーン村を結ぶ街道に設置されているシリア軍第4師団の検問所も、5月25日深夜から26日未明にかけて正体不明の武装集団の襲撃を受けた。
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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるアイン・ティーナ村近郊の街道でシリア軍兵士1人が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を42件(イドリブ県20件、ラタキア県10件、アレッポ県3件、ハマー県9件)確認したと発表した。
シリア政府によると、停戦違反は36件。
一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を26件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
AFP, May 27, 2021、ANHA, May 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 27, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 27, 2021、Reuters, May 27, 2021、SANA, May 27, 2021、Shabaka Akhbar Dar’a wa Rif-ha, May 27, 2021、SOHR, May 27, 2021などをもとに作成。
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