シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方各所を砲撃し、住民1人死亡、2人負傷(2021年7月11日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村一帯を砲撃し、住民1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍はまた、マルイヤーン村、フライフィル村、バイニーン村を砲撃、マルイヤーン村では、2人が負傷した。

一方、シャーム解放機構の総合治安機関機構は、カフルタハーリーム町、アルマナーズ市、フーア市で強制捜査を行い、指名手配者多数を逮捕、武器を押収した。

強制捜査は、ダーイシュ(イスラーム国)メンバーに対するものだという。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のダクマーク村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を28件(イドリブ県17件、ラタキア県6件、アレッポ県2件、ハマー県3件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は26件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を15件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, July 11, 2021、ANHA, July 11, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 11, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 11, 2021、Reuters, July 11, 2021、SANA, July 11, 2021、SOHR, July 11, 2021などをもとに作成。

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