アル=カーイダ系武装集団がイドリブ市郊外のシリア軍基地一帯でシリア軍と交戦、ハマー県北部での攻勢に向け準備(2015年4月3日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、マストゥーマ軍事基地一帯で深夜から未明にかけて、シリア軍、国防隊がシャームの民のヌスラ戦線、ジュンド・アクサー機構などからなるジハード主義武装集団と激しく交戦した。

また、クッルナー・シュラカー(4月4日付)によると、シリア軍戦闘機がイドリブ市中心部の時計広場、シャイフ・ブルグル・モスク一帯を空爆し、住民数十人が死亡した。

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ハマー県では、『ハヤート』(4月4日付)によると、同県北部で活動するシャームの自由人イスラーム運動、シャーム軍団、ガーブの鷹、イッザ連合、第13師団、シャーム・ムジャーヒディーン旅団などのジハード主義武装集団が2日、「復位」の名で合同作戦司令室を設置したと報じた。

シャーム軍団広報局によると、「復位」合同作戦司令部は、カフルズィーター市西方のタッル・ハマーミーヤート検問所などを迫撃砲などで攻撃、これに対してシリア軍はラターミナ町、カフルズィータ市一帯を空爆・砲撃したという。

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ダルアー県では、SANA(4月3日付)によると、ウンム・マヤーズィン・サイダー街道、クーム・ワーワーヤート、シャイフ・マスキーン、アトマーン村、インヒルで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム・ムサンナー運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(4月3日付)によると、ザバダーニー市一帯をシリア軍が「樽爆弾」などで空爆し、反体制武装集団と交戦する一方、フライタ村郊外無人地帯のシリア軍拠点を反体制武装集団が砲撃、交戦した。

一方、SANA(4月3日付)によると、ザバダーニー市西部、ハッザ、アルバイン市、ドゥーマー市郊外で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(4月3日付)によると、マスハラ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(4月3日付)によると、ラジャム・カスル村、ラジャム・アーリー村、ムシャイリファ村、ラスタン市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、ヒムス軍団、ハーリド・ブン・ワリード旅団、ファールーク大隊の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, April 3, 2015、AP, April 3, 2015、ARA News, April 3, 2015、Champress, April 3, 2015、al-Durar al-Shamiya, April 3, 2015、al-Hayat, April 4, 2015、Iraqi News, April 3, 2015、Kull-na Shuraka’, April 3, 2015、April 4, 2015、al-Mada Press, April 3, 2015、Naharnet, April 3, 2015、NNA, April 3, 2015、Reuters, April 3, 2015、SANA, April 3, 2015、UPI, April 3, 2015などをもとに作成。

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ナスィーブ国境通行所喪失後のシリアの国境通行所の管理・支配状況:シリア政府はスワイダー県のヨルダン国境に新たな通行所設置を検討(2015年4月3日)

AKI(4月3日付)は、シリア政府筋の話として、シャームの民のヌスラ戦線と「自由シリア軍」(南部戦線)がヨルダンとを結ぶダルアー県のナスィーブ国境通行所を制圧したことを受け、スワイダー県に新たな国境通行所を設置する可能性を検討していると報じた。

同消息筋によると、シリア政府は2014年に、ナスィーブ国境通行所の税関局の施設をスワイダー県ルワイシダ村に移転していたという。

この移転作業は、ナスィーブ国境通行所の喪失を想定し、国境通行所の施設を、シリア政府の支配が強固なスワイダー県に移転したいとしていた軍事情報局をはじめとする治安機関のもとで進められていたという。

しかし、同消息筋は、スワイダー県の国境通行所が、ナスィーブ国境通行所にとって代わることはなく、またその規模や設備もそれには及ばず、ヨルダン側も新たな国境通行所の設置には同意していないと付言している。

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シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線や自由シリア軍南部戦線などによって制圧されたダルアー県のナスィーブ国境通行所のメイン・ゲード一帯をヌスラ戦線が掌握、また税関関連施設一帯にヌスラ戦線、ヤルムーク旅団、スンナの獅子旅団、タウヒード旅団、ファッルージャト・ハウラーン旅団の戦闘員が展開した。

同監視団によると、ナスィーブ国境通行所の往来、物資の搬出・搬入を希望する者は、メイン・ゲートを掌握したヌスラ戦線の軍事司令官(アミール)の許可が求められているという。

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なお、アナトリア通信(4月3日付)など、シリアと周辺諸国を結ぶ国境通行所の管理・支配状況は以下の通り:

Anadolu Ajansı, April 3, 2015
Anadolu Ajansı, April 3, 2015

1. 対ヨルダン国境

ナスィーブ・ジャービル国境通行所(ダルアー県):ヌスラ戦線、「自由シリア軍」南部戦線などが2015年4月に制圧。

ダルアー(旧税関局)・ラムサー国境通行所(ダルアー県):ジハード主義武装集団が2013年11月に制圧。

2. 対イラク国境

ヤアルビーヤ・ラビーア国境通行所(ハサカ県):2012年7月に「自由シリア軍」が制圧、その後シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が争奪戦を繰り広げ、2014年10月以降は西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊、イラク・クルディスタン地域ペシュメルガが管理。

ブーカマール・カーイム国境通行所(ハサカ県):2012年11月に「自由シリア軍」が制圧、その後2014年7月にダーイシュ(イスラーム国)が掌握。

タンフ・ワリード国境通行所(ヒムス県):シリア側のタンフ国境通行所はシリア政府が掌握しているが、イラク側のワリード国境通行所はダーイシュ(イスラーム国)の攻撃を受け閉鎖。

3. 対トルコ国境

カサブ・ヤイラダーウ国境通行所(ラタキア県):シリア側のカサブ国境通行所はシリア政府が掌握しているが、トルコ側のヤイラダーウ国境通行所は閉鎖。

バーブ・ハワー・ジルヴェギョズ国境通行所(イドリブ県):シリア側のバーブ・ハワー国境通行所はアナトリア通信が言うところの「反体制勢力」が管理。

バーブ・サラーマ・オンジュプナル(アレッポ県):シリア側のバーブ・サラーマ国境通行所はアナトリア通信が言うところの「反体制勢力」が管理。

ジャラーブルス・カルカムシュ国境通行所(アレッポ県):シリア側のジャラーブルス国境通行所はダーイシュ(イスラーム国)が管理。

アイン・アラブ・ミュルシトプナル国境通行所(アレッポ県):シリア側のアイン・アラブ国境通行所は西クルディスタン移行期民政局が管理。

タッル・アブヤド・アクチャカレ国境通行所(ラッカ県):シリア側のタッル・アブヤド国境通行所はダーイシュ(イスラーム国)が管理。

ラアス・アイン・ジェイランプナル国境通行所(ハサカ県):シリア側のラアス・アイン国境通行所は西クルディスタン移行期民政局が管理。

カーミシュリー・ヌサイビン国境通行所(ハサカ県):シリア側のカーミシュリー国境通行所はシリア政府が管理し、国連の人道支援物資を搬入するために使用。

アイン・ディーワール・ジズレ国境通行所(ハサカ県):シリア側のアイン・ディーワール国境通行所は西クルディスタン移行期民政局が管理。

4. イスラエル占領下のゴラン高原

クナイトラ通行所:2014年8月にシャームの民のヌスラ戦線が制圧。

5. 対レバノン国境

ジュダイダト・ヤーブース・マスナア国境通行所(ダマスカス郊外県):シリア政府が管理。

ジュースィーヤ・カーラ国境通行所(ヒムス県):シリア政府が管理。

タッルカラフ国境通行所(ヒムス県):反体制武装集団がタッルカラフ市一帯を制圧。

ジスル・カマール・ワーディー・ハーリド国境通行所(ヒムス県):シリア政府が管理。

ダブースィーヤ・ウブーディヤ国境通行所(タルトゥース県):シリア政府が管理。

タルトゥース・アリーダ国境通行所(タルトゥース県):シリア政府が管理。

AFP, April 3, 2015、Anadolu Ajansı, April 3, 2015、AP, April 3, 2015、ARA News, April 3, 2015、Champress, April 3, 2015、al-Hayat, April 4, 2015、Iraqi News, April 3, 2015、Kull-na Shuraka’, April 3, 2015、al-Mada Press, April 3, 2015、Naharnet, April 3, 2015、NNA, April 3, 2015、Reuters, April 3, 2015、SANA, April 3, 2015、UPI, April 3, 2015などをもとに作成。

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エジプト治安当局はシリア国民連合の記者会見を中止(2015年4月2日)

シリア革命反体制勢力国民連立法務委員会のハイサム・マーリフ委員長(在カイロ)は、3月28~29日にエジプトのシャルム・シャイフで開催されたアラブ連盟首脳会議の成果に関する自身の記者会見がエジプトの治安当局によって中止させられたと発表した。

マーリフ委員長によると、2日に予定されていた記者会見では、首脳会議にシリア革命反体制勢力国民連立が招待されなかったことに対する抗議の意思が示される予定だった。

記者会見の中止を受け、マーリフ委員長は、アラブ連盟のナビール・アラビー事務総長と会談し、シリア革命反体制勢力国民連立の参加が見送られたこと、さらにはシリア情勢の進捗について意見を交わしたという。

マーリフ委員長はまた、エジプト外務省に、連立の使節団を首脳会議に招聘するよう求める書簡を送ったが、何の返答もなかったと暴露した。

そのうえで「こうした状況はアサド体制に利するだけだ」と苦境を訴えた。

AFP, April 2, 2015、AP, April 2, 2015、ARA News, April 2, 2015、Champress, April 2, 2015、al-Hayat, April 3, 2015、Iraqi News, April 2, 2015、Kull-na Shuraka’, April 2, 2015、al-Mada Press, April 2, 2015、Naharnet, April 2, 2015、NNA, April 2, 2015、Reuters, April 2, 2015、SANA, April 2, 2015、UPI, April 2, 2015などをもとに作成。

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チュニジアがシリア領事館を再開すると発表(2015年4月2日)

チュニジアのタイイブ・バクーシュ外務大臣は、シリア領事館を再開し、同国常駐代表のチュニジアでの着任を歓迎すると述べた。

チュニジアは、2012年2月に、シリア政府による反体制抗議運動弾圧に抗議するかたちで駐チュニス・シリア大使を追放処分にしていた。

ロイター通信(4月2日付)が伝えた。

AFP, April 2, 2015、AP, April 2, 2015、ARA News, April 2, 2015、Champress, April 2, 2015、al-Hayat, April 3, 2015、Iraqi News, April 2, 2015、Kull-na Shuraka’, April 2, 2015、al-Mada Press, April 2, 2015、Naharnet, April 2, 2015、NNA, April 2, 2015、Reuters, April 2, 2015、SANA, April 2, 2015、UPI, April 2, 2015などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県でダーイシュ(イスラーム国)が「髭狩り」(2015年4月2日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、下サフィール村で、武装集団がダーイシュ(イスラーム国)メンバーを襲撃し、モロッコ人メンバー1人が死亡、少なくとも4人が負傷した。

またマヤーディーン市でも武装集団がダーイシュを襲撃し、メンバー数十人が死傷したという。

一方、複数の活動家は、ダーイシュの宗教警察(ヒスバ)がマヤーディーン市内で長い髭を蓄えた男性の髭をバリカンで短く刈っていることを明らかにした。

活動家らによると、ヒスバは、公衆の面前で髭を刈るか、ヒスバ本部に連行されるかの二者選択を強要し、髭を刈っているのだという。

他方、シリア人権監視団によると、シリア軍がジュナイナ村、ジーア村のダーイシュ拠点をシリア軍が空爆した。

またダーイシュは、ブーカマール市でイラク人男性2人(ラマーディー市出身)、シリア人男性4人(ブーカマール市出身)を処刑した。

このうちブーカマール市出身のシリア人男性4人のうち2人は反体制武装集団の元メンバーで、オレンジ色の囚人服を着せられ、斬首された。

なおシリア人権監視団によると、これ以外にも、ハリータ村、シュハイル村、アシャーラ市でも男性3人が「反体制派に協力した」との罪で処刑されたという。

このほか、SANA(4月2日付)によると、ダイル・ザウル市・マヤーディーン市街道からサルダ山に至る山岳地帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、複数の活動家によると、ダーイシュ(イスラーム国)がバーブ市で、「礼拝に遅れた」として幼児を棒で殴った。

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ヒムス県では、SANA(4月2日付)によると、シャーイル・ガス採掘所一帯、ラッフーム村南方で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、ARA News(4月3日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が県内各所でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、戦闘員35人を殺害した。

AFP, April 2, 2015、AP, April 2, 2015、ARA News, April 2, 2015、April 3, 2015、Champress, April 2, 2015、al-Hayat, April 3, 2015、Iraqi News, April 2, 2015、Kull-na Shuraka’, April 2, 2015、al-Mada Press, April 2, 2015、Naharnet, April 2, 2015、NNA, April 2, 2015、Reuters, April 2, 2015、SANA, April 2, 2015、UPI, April 2, 2015などをもとに作成。

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レバノン大統領選挙20回目の延期(2015年4月2日)

ナビーフ・ビッリー国民議会議長は、大統領選挙(第2回投票)のための臨時会(20回目、4月2日予定)が定足数に達しなかったことを受け、会合を4月22日に再び延期すると決定した。

ナハールネット(4月2日付)などが伝えた。

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NNA(4月2日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線は、レバノン当局がジハード主義者らの妻子を逮捕した報復として2014年末に処刑した警察官アリー・バッザール氏の遺体をウラマー委員会に引き渡した。

AFP, April 2, 2015、AP, April 2, 2015、ARA News, April 2, 2015、Champress, April 2, 2015、al-Hayat, April 3, 2015、Iraqi News, April 2, 2015、Kull-na Shuraka’, April 2, 2015、al-Mada Press, April 2, 2015、Naharnet, April 2, 2015、NNA, April 2, 2015、Reuters, April 2, 2015、SANA, April 2, 2015、UPI, April 2, 2015などをもとに作成。

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アスマー大統領夫人がダマスカス県内の孤児院2カ所を慰問(2015年4月2日)

SANA(4月2日付)は、アサド大統領の夫人アスマー・アフラス氏が、ダマスカス県内のダール・アマーン孤児院と聖グレゴリウス正教孤児養育老齢者擁護協会を慰問し、孤児たちと面談したと報じ、その写真を掲載した。

SANA, April 2, 2015
SANA, April 2, 2015

AFP, April 2, 2015、AP, April 2, 2015、ARA News, April 2, 2015、Champress, April 2, 2015、al-Hayat, April 3, 2015、Iraqi News, April 2, 2015、Kull-na Shuraka’, April 2, 2015、al-Mada Press, April 2, 2015、Naharnet, April 2, 2015、NNA, April 2, 2015、Reuters, April 2, 2015、SANA, April 2, 2015、UPI, April 2, 2015などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県などでシリア軍とヌスラ戦線らが交戦(2015年4月2日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、マガッル・ミール村、ザバダーニー市各所、ダーライヤー市などをシリア軍が「樽爆弾」で空爆し、12人が死亡した。

またフライタ村郊外無人地帯では、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦し、ヒズブッラー戦闘員1人を含む複数名が死亡した。

一方、SANA(4月2日付)によると、ザブディーン村、ナシャービーヤ町、ハラスター・カンタラ村、ハッザ町、アイン・タルマー村、リーハーン農場、タッル・クルディー町、ハラスター市郊外、ザバダーニー市一帯、マシュラファ村無人地帯、フライタ村無人地帯、ラアス・マアッラ町無人地帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム旅団、イスラーム軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ガントゥー市、タルビーサ市をシリア軍が「樽爆弾」などで空爆し、子供2人、女性2人を含む5人が死亡した。

またクッルナー・シュラカー(4月4日付)によると、シリア軍がタルビーサ市の防空大隊基地奪還をめざして攻撃を行ったが、イーマーン・ビッラー旅団がこれを撃退、シリア軍兵士7人を殺害した。

一方、SANA(4月2日付)によると、マスアダ村、西サラーム村、東サラーム村、ハブラ村、アブー・ハワーディート村、ムシャイリファ村、ラジャム・アーリー村、ラジャム・カスル村、キースィーン村、ラスタン市郊外、ガントゥー市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、ヒムス軍団、ファールーク大隊の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、サラーキブ市各所、アブー・ズフール航空基地一帯、クマイナース村一帯をシリア軍が空爆し、複数の死傷者が出る一方、ジハード主義武装集団もマストゥーマ村一帯を砲撃した。

一方、SANA(4月2日付)によると、イドリブ市およびその周辺、ビンニシュ市、マアッラトミスリーン市、ルージュ平原、ジューズィフ村、カフルラーター村、クマイナース村、ファイルーン村、タフタナーズ市、アブー・ズフール町一帯、ナリラヤー村、ヒルバト・マルティーン市、アラブ・サイード村、カフルルーヒーン村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ラームーサ地区をジハード主義武装集団が手製の迫撃砲で攻撃する一方、シリア軍もファルドゥース地区を「樽爆弾」で空爆した。

また、クッルナー・シュラカー(4月4日付)によると、アレッポ市サラーフッディーン地をシリア軍が「フィール・ロケット弾」で砲撃し、住民6人が死亡した。<br>

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クナイトラ県では、SANA(4月2日付)によると、マスハラ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(4月2日付)によると、ジャニー・アルバーウィー村、ウカイリバート町、カフルズィーター市、中カスタル村、南カスタル村、クライブ・サウル村、ハマーディー・ウマル村、ジュルーフ村、ザカート村、アトシャーン村、ハマーミーヤート村、ラサーファ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, April 2, 2015、AP, April 2, 2015、ARA News, April 2, 2015、Champress, April 2, 2015、al-Hayat, April 3, 2015、Iraqi News, April 2, 2015、Kull-na Shuraka’, April 2, 2015、April 3, 2015、al-Mada Press, April 2, 2015、Naharnet, April 2, 2015、NNA, April 2, 2015、Reuters, April 2, 2015、SANA, April 2, 2015、UPI, April 2, 2015などをもとに作成。

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ハマース系民兵組織がヤルムーク・パレスチナ難民キャンプからダーイシュ(イスラーム国)を放逐(2015年4月2日)

ダマスカス県のヤルムーク区(ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ一帯)では、ハマースに近いパレスチナ人武装組織「アクナーフ・バイト・マクディス大隊」が、シリアの反体制武装集団とともに、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦の末、同地南部および南西部(ダマスカス郊外県ハジャル・アスワド市方面)に放逐、1日にダーイシュが占拠していた街区を奪還した。

PLOのアンワル・アブドゥルハーディー在ダマスカス政治局長は「ダーイシュはキャンプ周辺に放逐された…アクナーフ・バイト・マクディス大隊がダーイシュと交戦した」と述べるとともに、2日間の戦闘で少なくとも6人が死亡、17人が負傷したことを明らかにした。

なおシリア人権監視団によると、シリアの反体制武装集団がヤルムーク区に入り、パレスチナ人民兵を支援したという。

ダーイシュは1日、シャームの民のヌスラ戦線などの後援を受け、ヤルムーク区に侵入、キャンプの大部分を占拠していた。

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外務在外居住者省は、国連事務総長と安保理議長に宛てて書簡を送り、ダマスカス県ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプにダーイシュ(イスラーム国)がシャームの民のヌスラ戦線の支援を受けて侵入、住民に対して犯罪行為を行ったと報告する一方、トルコ、サウジアラビア両政府がこれらのアル=カイーダ系武装集団への支援を続けることで、パレスチナ人を危機に巻き込み、彼らのパレスチナへの帰還に向けた試みを無に帰し、イスラエルの占領に資そうとしていると非難の意を伝えた。

そのうえで、国連に対して、イスラエルの占領によって苦しめられているパレスチナ人に人道的に対処し、人道支援を行うとともに、サウジアラビア、カタール、イスラエル、ヨルダンによるテロ支援を停止させるよう要請した。

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一方、同じくダマスカス県カーブーン区では、シリア人権監視団によると、迫撃砲弾1発が着弾、またジャウバル区ではシリア軍の空爆が行われた。

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ダマスカス県南部シャリーア委員会は声明を出し、ヤルムーク区(ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ)へのダーイシュ(イスラーム国)侵入に対抗するため、県南部のすべての反体制武装集団が調整し、ダーイシュに対峙するよう呼びかけた。

AFP, April 2, 2015、AP, April 2, 2015、ARA News, April 2, 2015、Champress, April 2, 2015、al-Hayat, April 3, 2015、Iraqi News, April 2, 2015、Kull-na Shuraka’, April 2, 2015、April 3, 2015、al-Mada Press, April 2, 2015、Naharnet, April 2, 2015、NNA, April 2, 2015、Reuters, April 2, 2015、SANA, April 2, 2015、UPI, April 2, 2015などをもとに作成。

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シリア政府はダルアー県ナスィーブ国境通行所を全面封鎖、シリア国民連合はヌスラ戦線らによる検問所制圧を「革命家たちによる英雄的役割」と賞賛(2015年4月2日)

SANA(4月2日付)は、外務在外居住者省高官の話として、ヨルダン政府によるジャービル国境通行所一時閉鎖への対抗措置として、シリア政府はナスィーブ国境通行所を4月2日付で完全閉鎖すると発表した。

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シリア革命反体制勢力国民連立のサーリム・ムスラト報道官は、アル=カーイダ系のシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団によるナスィーブ国境通行所(ダルアー県)制圧に関して「革命家たちが…英雄的役割」を果たしていると賞賛し、歓迎の意を示した。

Kull-na Shuraka', April 2, 2015
Kull-na Shuraka’, April 2, 2015
Kull-na Shuraka', April 2, 2015
Kull-na Shuraka’, April 2, 2015

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クッルナー・シュラカー(4月3日付)によると、国境通行所の施設で反体制武装集団による商品、設備などの略奪が行われた。

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シリア人権監視団によると、シリア軍が、1日にシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団らによって占拠されたナスィーブ国境通行所一帯を「樽爆弾」などで空爆し、戦闘員3人が死亡した。

シリア軍はまたアクラバー村、フラーク市、カフルシャムス町、ダーイル町、インヒル市、カフル・ナースィジュ村、東カラク村などに対して「樽爆弾」などを使用して空爆を行い、女性、子供複数を含む約20人が死亡した。

一方、SANA(4月2日付)によると、タイバ村、ウンム・マヤーズィン町、マターイヤ村、ブスラー・シャーム市一帯、アンタル丘、タファス市、サムリーン村、ズィムリーン村、ウンム・アウサジュ村、ティーハ村、マール村、アクラバー村、アシュアリー農場、イブタア町、アトマーン村、シャイフ・マスキーン市、東ガーリヤ村、スーラ村、西ガーリヤ村一帯、ダルアー市旧税関地区、ダム街道地区、ヤルムーク学校一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム・ムサンナー運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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自由シリア軍南部戦線第1軍のアブー・ハムザ・ヌアイミー大尉は、クッルナー・シュラカー(4月2日付)に対して、ヌスラ戦線らによって制圧されたナスィーブ国境通行所が民政委員会によって管理されることになるとの意向を示した。

AFP, April 2, 2015、AP, April 2, 2015、ARA News, April 2, 2015、Champress, April 2, 2015、al-Hayat, April 3, 2015、Iraqi News, April 2, 2015、Kull-na Shuraka’, April 2, 2015、April 3, 2015、al-Mada Press, April 2, 2015、Naharnet, April 2, 2015、NNA, April 2, 2015、Reuters, April 2, 2015、SANA, April 2, 2015、UPI, April 2, 2015などをもとに作成。

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ハサカ県のシャンマル部族の民兵「サナーディード軍」が分裂(2015年4月2日)

ARA News(4月2日付)は、西クルディスタン移行期民政局ジャズィーラ地区に参加しているシャンマル部族の民兵組織「サナーディード軍」(ダッハーム・ハーディー氏が指揮)の司令官の一人ラーフィア・スライマーン・ハッラーン氏の部隊が離反し、シャンマル部族内に新たな民兵組織を結成したと報じた。

シャンマル部族のフワイド・サアディー氏によると、サナーディード軍が課している税金や忠誠に対して、シャンマル部族の子息や商人が不満を抱いていたことが離反の主因だという。

ハッラーン氏は、離反と新民兵組織の結成に際して、支援を受けたが、誰が支援を行っているのかについて、サアディー氏は詳細を語らなかった。

AFP, April 2, 2015、AP, April 2, 2015、ARA News, April 2, 2015、Champress, April 2, 2015、al-Hayat, April 3, 2015、Iraqi News, April 2, 2015、Kull-na Shuraka’, April 2, 2015、al-Mada Press, April 2, 2015、Naharnet, April 2, 2015、NNA, April 2, 2015、Reuters, April 2, 2015、SANA, April 2, 2015、UPI, April 2, 2015などをもとに作成。

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トルコ治安当局がシリアに不法入国しようとしたロシア人4人、英国人9人を拘束(2015年4月2日)

トルコのガズィアンテップ県広報局によると、トルコ警察がシリアに不法入国しようとしていたロシア人4人を拘束した。

なおこれに先立ち、トルコ治安当局は1日に、トルコからシリアに潜入しようとした英国人9人を拘束していた。
拘束されたのは男性3人、女性2人、子供4人。

潜入目的は明らかではないが、シリアやイラクで活動しているダーイシュ(イスラーム国)などのジハード主義武装集団に参加しようとしていたと見られる。

ARA News(4月2日付)などが伝えた。

AFP, April 2, 2015、AP, April 2, 2015、ARA News, April 2, 2015、Champress, April 2, 2015、al-Hayat, April 3, 2015、Iraqi News, April 2, 2015、Kull-na Shuraka’, April 2, 2015、al-Mada Press, April 2, 2015、Naharnet, April 2, 2015、NNA, April 2, 2015、Reuters, April 2, 2015、SANA, April 2, 2015、UPI, April 2, 2015などをもとに作成。

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シリア・クルド国民評議会がアル=カーイダ系武装集団によるイドリブ市制圧をめぐって内部対立(2015年4月2日)

シリア・クルド国民評議会の駐トルコ代表部は声明を出し、シャームの民のヌスラ戦線などアル=カーイダ系武装集団からなるファトフ軍によるイドリブ市制圧を「専制犯罪集団への勝利」と評して支持を表明した1日の声明に関して、「声明には署名がなされていない」と述べ、評議会の総意ではないと主張した。

AFP, April 2, 2015、AP, April 2, 2015、ARA News, April 2, 2015、Champress, April 2, 2015、al-Hayat, April 3, 2015、Iraqi News, April 2, 2015、Kull-na Shuraka’, April 2, 2015、al-Mada Press, April 2, 2015、Naharnet, April 2, 2015、NNA, April 2, 2015、Reuters, April 2, 2015、SANA, April 2, 2015、UPI, April 2, 2015などをもとに作成。

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国連制裁委員会「22,000人の外国人戦闘員が約100カ国からシリア、イラクに潜入し、ダーイシュ(イスラーム国)やアル=カーイダ系武装集団に参加」(2015年4月1日)

アル=カーイダおよび関連組織に対する国連安保理の制裁委員会の専門家は、3月末に安保理に提出した報告書のなかで、2万2,000人の外国人戦闘員が約100カ国からシリア、イラクに潜入し、ダーイシュ(イスラーム国)やアル=カーイダ系武装集団に参加していることを明らかにした。

報告書によると、シリア、イラク以外でもアフガニスタンで6,500人、イエメン、リビア、パキスタン、ソマリアで数百人の外国人ジハード主義者が戦闘員として活動しているという。

また報告書では、「シリア、イラクに入った外国人戦闘員数千人は…、1990年代のアフガニスタンがそうだったように、過激派にとっての「国際的なフィニッシング・スクール」のようになっている」と指摘しているという。

ロイター通信(4月1日付)が伝えた。

AFP, April 1, 2015、AP, April 1, 2015、ARA News, April 1, 2015、Champress, April 1, 2015、al-Hayat, April 2, 2015、Iraqi News, April 1, 2015、Kull-na Shuraka’, April 1, 2015、al-Mada Press, April 1, 2015、Naharnet, April 1, 2015、NNA, April 1, 2015、Reuters, April 1, 2015、SANA, April 1, 2015、UPI, April 1, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)指導者のバグダーディー氏がドイツ人女性と密かに結婚か(2015年4月1日)

Iraqi News(4月1日付)は、地元の匿名消息筋の話として、ニナワ県内のダーイシュ(イスラーム国)法務局(ディーワーン)で、ダーイシュの指導者アブー・バクル・バグダーディー氏がドイツ人女性を結婚したと伝えた。

同消息筋によると、このドイツ人女性は、シリア経由でイラクのニナワ県に入り、ダーイシュ内の女性メンバーの監視などを行う任務に就いており、バグダーディー氏は結婚を伏せたままにしようとしているという。

また、バグダーディー氏とドイツ人の妻が結婚後にニナワ県にとどまっているか、シリアに移動したかは定かでないという。

AFP, April 1, 2015、AP, April 1, 2015、ARA News, April 1, 2015、Champress, April 1, 2015、al-Hayat, April 2, 2015、Iraqi News, April 1, 2015、Kull-na Shuraka’, April 1, 2015、al-Mada Press, April 1, 2015、Naharnet, April 1, 2015、NNA, April 1, 2015、Reuters, April 1, 2015、SANA, April 1, 2015、UPI, April 1, 2015などをもとに作成。

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シリア・クルド国民評議会がアル=カーイダ系武装集団によるイドリブ市制圧を歓迎(2015年4月1日)

シリア・クルド国民評議会(シリア革命反体制勢力国民連立所属)は声明を出し、シャームの民のヌスラ戦線などアル=カーイダ系武装集団からなるファトフ軍によるイドリブ市制圧を「専制犯罪集団への勝利」と評し、支持を表明する一方、同市での「民政局、自由で独立した司法の設置、革命旗(委任統治領シリアの旗)の掲揚…、市外へのすべての武装集団の退去」を求めた。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、ダーイシュ(イスラーム国)が31日にハマー県サラミーヤ市郊外(マブウージャ村)を襲撃し、住民約40人を殺害した事件に関して「アサド政権が行うような殺戮、人間の尊厳の侵害、国際法違反」だと厳しく非難、「アサド政権が崩壊するまでテロの危険はなくならない」と主張し、国際社会に対して「唯一の選択肢」として「テロとの戦い」を行うよう呼びかけた。

AFP, April 1, 2015、AP, April 1, 2015、ARA News, April 1, 2015、Champress, April 1, 2015、al-Hayat, April 2, 2015、Iraqi News, April 1, 2015、Kull-na Shuraka’, April 1, 2015、al-Mada Press, April 1, 2015、Naharnet, April 1, 2015、NNA, April 1, 2015、Reuters, April 1, 2015、SANA, April 1, 2015、UPI, April 1, 2015などをもとに作成。

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西クルディスタン移行期民政局アサーイシュが徴兵忌避者100人を一斉摘発(2015年4月1日)

ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(4月1日付)などによると、西クルディスタン移行期民政局アサーイシュが3月31日と4月1日、カーミシュリー市、マーリキーヤ(ダイリーク)市、アームーダー市、ダルバースィーヤ市で18~30歳の男性100人あまりを一斉摘発した。

ARA News(4月1日付)によると、摘発されたのは徴兵忌避者。

AFP, April 1, 2015、AP, April 1, 2015、ARA News, April 1, 2015、Champress, April 1, 2015、al-Hayat, April 2, 2015、Iraqi News, April 1, 2015、Kull-na Shuraka’, April 1, 2015、al-Mada Press, April 1, 2015、Naharnet, April 1, 2015、NNA, April 1, 2015、Reuters, April 1, 2015、SANA, April 1, 2015、UPI, April 1, 2015などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県、アレッポ県でシリア軍とジハード主義者の戦闘続く(2015年4月1日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がラヒーバ町郊外を砲撃し、1人が死亡した。

またハーン・シャイフ・キャンプ一帯では、シリア軍とジハード主義武装集団(シャーム自由人イスラーム運動)が交戦、同地一帯をシリア軍が砲撃した。

一方、ダマスカス郊外県で活動するイスラーム軍のザフラーン・アッルーシュ司令官は、イマーム・フサイン旅団がイスラーム軍に参加・合流すると発表した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ドゥワイラア地区近郊に迫撃砲弾複数発が着弾し、12人が負傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるアレッポ市ザフラー協会地区のリヤード病院通りに爆弾が投下される一方、カスタル・ハラーミー地区で爆発が発生した。

またジハード主義武装集団はシリア軍の支配下にあるアレッポ市マサーキン・サビール地区、ティシュリーン地区、シャイハーン交差点回廊地区などを砲撃し、複数の住民が死傷した。

一方、SANA(4月1日付)によると、ブラート村、ワディーヒー村、フライターン市、マダーファ丘一帯、アレッポ市ライラムーン街道地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、第45監視塔近くで地雷が爆発市、シリア軍兵士5人(士官1人を含む)が死亡した。

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ヒムス県では、SANA(4月1日付)によると、アブー・アラーヤー村、ハッターブ町で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(4月1日付)によると、サラミーヤ市北部郊外、クライブ・サウル村、サルバー村、サウハー村、ハマーディー・ウマル村、ラスム・カティーシャ村、ラスム・アフマル村、ダキーラ村、ウンム・ハーラタイン丘、アブー・ハナーヤー村、カフルズィーター市、ジャニー・アルバーウィー村、ウンク・バージーラー村、中カスタル村、南カスタル村、ラターミナ町で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(4月1日付)によると、ビンニシュ市、ファイルーン村、マンタフ村、サルジャ村、サルミーン市、マアッラトミスリーン市、アブー・ズフール町一帯、ハーッジ・ハンムード農場、アイン・バーリダ村、シュグル村、ダイル・サンバル村、タッルアース村、果物缶詰工場一帯などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, April 1, 2015、AP, April 1, 2015、ARA News, April 1, 2015、Champress, April 1, 2015、al-Hayat, April 2, 2015、Iraqi News, April 1, 2015、Kull-na Shuraka’, April 1, 2015、al-Mada Press, April 1, 2015、Naharnet, April 1, 2015、NNA, April 1, 2015、Reuters, April 1, 2015、SANA, April 1, 2015、UPI, April 1, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)がアル=カーイダ系のヌスラ戦線と連携してヤルムーク・パレスチナ難民キャンプを襲撃、広範囲を占拠(2015年4月1日)

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がヤルムーク区(ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ周辺の街区)に侵入し、パレスチナのハマースに近い「アクナーフ・バイト・マクディス大隊」などからなる民兵と交戦、同地区を広範囲にわたって占拠した。

クッルナー・シュラカー(4月1日付)によると、ダーイシュが占拠したのは、キャンプ南部のサラースィーン通りとパレスチナ・モスクの間の一帯で、攻撃はダーイシュが拠点としていたダマスカス郊外県ハジャル・アスワド市郊外から行われたという。

この戦闘で、双方合わせて数十人が死傷したという。

複数の活動家によると、ダーイシュの侵入に際して、シャームの民のヌスラ戦線がダーイシュを支援し、ヤルダー市を拠点とする「自由シリア軍」や反体制武装集団が「アクナーフ・バイト・マクディス大隊」側に援軍を派遣するのを阻止したという。

また、シリア軍は、ダーイシュのヤルムーク区への侵入を受け、同地区および隣接するハジャル・アスワド市各所を砲撃した。

その後、「シリアのパレスチナ人のための行動グループ」はフェイスブックで、アクナーフ・バイト・マクディス大隊が、ダーイシュによって一時占拠された地区の一部を奪還したと発表した。

複数の活動家によると、ダーイシュの侵攻の前日(3月31日)、ヤルムーク・キャンプ内で、ハマースの指導者の一人ヤフヤー・ウハウラーニー氏が覆面をした武装集団に殺害され、これを受け、ハマースに近いパレスチナ人武装集団「アクナーフ・バイト・マクディス大隊」はキャンプ内でダーイシュ・メンバー多数を逮捕していた。

ダーイシュの侵攻はこの逮捕への報復措置だと見られる。

ヤフヤー・ハウラーニー(アブー・スハイブ)氏は、ハーリド・ミシュアル政治局長がシリアを出国し、カタールに身を寄せて以降、シリア国内のハマースを指導する一方、パレスチナ慈善委員会を設置し、キャンプ内の福祉活動などに力を入れてきた。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ハサカ市南部郊外各所で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)拠点に対して砲撃を行った。

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ヒムス県では、SANA(4月1日付)によると、ジャズル村東部郊外、シャーイル・ガス採掘所一帯などで、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、ARA News(4月2日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がジャラーブルス市住民に対して、1日5回の礼拝を子供を連れてモスクで行うことを義務化し、この義務に背いた住民は「悲惨な結果」を招くと脅迫した。

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有志連合合同司令部によると、米国など有志連合は、シリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点を14回空爆した。

うち7回はアイン・アラブ市一帯、ハサカ県内のダーイシュ拠点に対して行われたという。

AFP, April 1, 2015、AP, April 1, 2015、ARA News, April 1, 2015、April 2, 2015、Champress, April 1, 2015、al-Hayat, April 2, 2015、April 8, 2015、Iraqi News, April 1, 2015、Kull-na Shuraka’, April 1, 2015、al-Mada Press, April 1, 2015、Naharnet, April 1, 2015、NNA, April 1, 2015、Reuters, April 1, 2015、SANA, April 1, 2015、UPI, April 1, 2015などをもとに作成。

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アル=カーイダ系のヌスラ戦線がヨルダン国境のナスィーブ国境通行所一帯でシリア軍と交戦、同地を制圧(2015年4月1日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ヨルダン国境に位置するナスィーブ村(国境通行所)一帯をシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団が攻撃、シリア軍と激しく交戦した。

戦闘は31日晩に開始され、シリア軍は「樽爆弾」、ロケット弾などで応戦したが、最終的にはヌスラ戦線らが検問所を制圧したという。

ナスィーブ国境通行所は、対ヨルダン国境においてシリア政府が支配を維持する唯一の通行所だった。

ヌスラ戦線らによるナスィーブ国境通行所制圧を受け、ヨルダンのフサイン・マジャーリー内務大臣は、同検問所に面するヨルダン領内のジャービル国境通行所を予防措置として一時閉鎖すると発表した。

ヨルダン政府による国境閉鎖はこれまでにもたびたび行われており、前回は2013年3月に同様の措置がとられた。

『ハヤート』(4月2日付)によると、ヌスラ戦線によるナスィーブ国境通行所制圧前は、1日数百台の貨物車輌が通過し、トルコ・サウジ間の産品の取引を中継ぎしていた。

SANA(4月1日付)は、シリア外務在外居住者省高官がヨルダン当局による国境通行所閉鎖を「貨物車輌、旅客車輌の通行妨害の責任はヨルダン政府にあり、それによって経済的、社会的悪影響が生じる」と非難した、と伝えた。

一方、クッルナー・シュラカー(4月1日付)によると、武装集団がナスィーブ村北部でシリア軍部隊を要撃し、大尉1人を含むシリア軍兵士13人を殲滅した。

また、SANA(4月1日付)によると、ヤードゥーダ村・ダルアー市街道沿い、タイバ村、ウンム・マヤーズィン町、ダルアー市郊外(ダーヒヤト・ヤルムーク区)、シャイフ・マスキーン市、フラーク市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム・ムサンナー運動、ヤルムーク旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ペトラ通信(4月1日付)は、ヨルダン軍総司令部高官筋の話として、シリアからヨルダン領内に麻薬を密輸しようとした売人2人を殺害したと伝えた。

同高官によるとヨルダン国境警備隊は、羊の群れを連れてシリア領内から近づく2人を発見、交戦の上、2人を殺害、武器、弾薬などを押収したという。

AFP, April 1, 2015、AP, April 1, 2015、ARA News, April 1, 2015、Champress, April 1, 2015、al-Hayat, April 2, 2015、Iraqi News, April 1, 2015、Kull-na Shuraka’, April 1, 2015、al-Mada Press, April 1, 2015、Naharnet, April 1, 2015、NNA, April 1, 2015、Petra, April 1, 2015、Reuters, April 1, 2015、SANA, April 1, 2015、UPI, April 1, 2015などをもとに作成。

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ファトフ軍はイドリブ市と外国の通信を確保するため通信塔を設置(2015年4月1日)

イドリブ市を制圧したファトフ軍総司令部は、同市市民の外国とのコミュニケーションを保障するとして、仮設の通信塔を建設したと発表した。

これは、「シリア政府が、同市の携帯電話、固定電話、インターネット回線を前面遮断」したことを受けた措置で、イドリブ市住民に無料の通信手段(Wi-Fai)を保障し、国外の人々とコミュニケーションを可能とすることが目的」だという。

スィラージュ・プレス(4月1日付)が伝えた。

クッルナー・シュラカー(4月1日付)は、複数の専門家によると、通信塔は、イドリブ市内の複数カ所に設置され、市内全域でのWi-Fiの使用が可能となる一方、イドリブ県内の対トルコ国境の都市、村のほとんどがWi-Fiサービスの利用ができるようになっている、と伝えた。

AFP, April 1, 2015、AP, April 1, 2015、ARA News, April 1, 2015、Champress, April 1, 2015、al-Hayat, April 2, 2015、Iraqi News, April 1, 2015、Kull-na Shuraka’, April 1, 2015、al-Mada Press, April 1, 2015、Naharnet, April 1, 2015、NNA, April 1, 2015、Reuters, April 1, 2015、SANA, April 1, 2015、Siraj Press, April 1, 2015、UPI, April 1, 2015などをもとに作成。

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ヌスラ戦線指導者のジャウラーニー氏「ムジャーヒディーンに寄り添い、彼らを受け入れるイドリブ市住民の姿勢を歓迎する」(2015年4月1日)

シャームの民のヌスラ戦線指導者のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー氏はインターネットを通じて音声声明(https://www.youtube.com/watch?v=rRS6po4smgo)を出した。

「アッラーがもたらす勝利、間近の解放」と題された声明のなかで、ジャウラーニー氏は「イドリブ市のムジャーヒディーンの手によって実現されたイスラームのウンマの勝利を祝福する…。我々は、イドリブ市における我らが住民の姿勢、すなわちムジャーヒディーンに寄り添い、彼らを受け入れる姿勢を歓迎する。彼らはアッラーの法により安らぎを得るだろう」と述べた。

AFP, April 1, 2015、AP, April 1, 2015、ARA News, April 1, 2015、Champress, April 1, 2015、al-Hayat, April 2, 2015、Iraqi News, April 1, 2015、Kull-na Shuraka’, April 1, 2015、al-Mada Press, April 1, 2015、Naharnet, April 1, 2015、NNA, April 1, 2015、Reuters, April 1, 2015、SANA, April 1, 2015、UPI, April 1, 2015などをもとに作成。

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シリア政府がロシアの要請に応じて683人を釈放(2015年4月1日)

『ハヤート』(4月2日付)は、ロシアの複数の外交筋の話として、シリア当局が、4月6~9日に開催予定のシリア政府と反体制派の和平交渉「モスクワ2」開催に合わせて、ロシア外務省の要請に応えるかたちで拘留中の683人を釈放した、と報じた。

なお、ミシェル・シャンマース弁護士は3月25日、フェイスブックを通じて、釈放された逮捕者の数が700人におよぶとしたうえで、うち400人がダマスカス郊外県で拘置されていたことを明らかにした。

また『ハヤート』(3月26日付)は、ロシアに近い複数の反体制筋の話として、逮捕者の釈放が、23日にアサド大統領と会談したロシア特使アズマトゥッラー・コルモハンマドヴ氏ら使節団からの要請を受けたものだと伝えた(https://syriaarabspring.info/wp/?p=18298)。

AFP, April 1, 2015、AP, April 1, 2015、ARA News, April 1, 2015、Champress, April 1, 2015、al-Hayat, April 2, 2015、Iraqi News, April 1, 2015、Kull-na Shuraka’, April 1, 2015、al-Mada Press, April 1, 2015、Naharnet, April 1, 2015、NNA, April 1, 2015、Reuters, April 1, 2015、SANA, April 1, 2015、UPI, April 1, 2015などをもとに作成。

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アサド大統領がCBSの単独インタビューに応じる(2015年3月29、30日)

米CBSは、アサド大統領との単独インタビューを行い、「60 Minuites」で3月29日と30日の2日に分けて放映した(https://www.youtube.com/watch?v=coXejz5V5Aw&feature=autoshare)。

インタビューはチャーリー・ローズ氏がダマスカスで行い、その全文は3月31日にSANA(http://www.sana.sy/en/?p=34078)で公開された。

CBS, March 29, 2015
CBS, March 29, 2015

インタビューでのアサド大統領の主な発言は以下の通り:

「何が次に起きるだろうか? すべての紛争は対話、すなわち異なる当事者どうしによる政治的解決をもって終わるべきだ。それが、我々が過去2年間シリアで行ってきたことだ。武装集団に直接対処し、我々は多くの和解を実現することに成功した」。

「ISIS(ダーイシュ(イスラーム国)の台頭に関して、過去4年間に及ぶシリアでの出来事を踏まえると、ISISは突如として台頭したのではない…。ISISの「台頭」という言い方がは、突如として生じたのではないがゆえに、実は不正確だ。それは、我々が当初から何度も述べてきたにもかかわらず、西側の誰もが耳を傾けなかった紛争当初からの出来事の結果だ」。

「対話に関するケリーの発言について触れるのであれば…、シリアでの我々の現状、問題、紛争に対する米国の政治的アプローチは具体的でなく…、新たな現実も伴っていないと言えよう。しかし、原則として、我々はシリアにおいて、全ての対話は肯定的だと言うことができる。我々は米国を含むいかなる者であっても、あらゆる対話に対して開放的である。原則として、シリアだけでなく、すべての者とあらゆる問題について対話するという米国の新たなアプローチは肯定的なものだと言いたい。しかし、我々は現実を待たねばならない」。

(シリア政府と米政府の間で何らかの意思疎通はあるかとの問いに対して)「直接の意思疎通はない…。それは米国が理由だ…。もちろん、前述した通り、いかなる対話も肯定的なものだ。とりわけ、テロとの戦いにおいて、シリアの主権を侵害しないのなら。どのようにテロを敗北させるのか、我々にとって今、それが重要な問題だ」。

「シリア内政に関するいかなる問題もシリア国民が関わるべきであり、それ以外の誰も関わるべきではない。我々は米国などと我々の政治システム、憲法、法律、手続きなどについて議論するつもりはない。ただし、我々は、テロとの戦いに関して彼ら(米国)と協力して、トルコ、サウジアラビア、カタール、そしてテロリストを政治的、財政的、さらには軍事的手段で支援する一部の西欧諸国に圧力をかけることはできる」。

「あらゆる紛争は、たとえそれが戦争であっても、政治的解決をもって終わらせられるべきだ」。

「(政治的解決には)さまざまなレベルがある。国内レベル、地域レベル、そして国際レベルで、それぞれに異なった手法がある。もっとも重要なのは国内レベルだ。それは二つに分けられるべきだ。あらゆる問題についてのシリア人どうしの対話…と、武装集団との直接対話だ…。そのなかにはテロリストもいるし、さまざまな理由で事件に関与してしまった者もいる。つまり、銃を持ち、公共インフラを破壊し、人々を攻撃し、シリアの法律を違反しようとする者は誰であっても武装集団だ」。

「国外のいかなる当事者もシリアの未来とは無関係だ…。我々は彼らとこれに関して議論するつもりはない。これはシリアの問題だ。シリア国民が大統領を変えたいと望むならいつでも、その日にでもただちに変えられるべきだ…。政治プロセス、立憲プロセスを通じてなされるべきだ。我々はこのようにして大統領を交替させるのであって、テロや外国の干渉を通じて交替させることはない」。

「オバマ大統領はあるインタビューで、シリアの穏健な反体制派は幻想だ、と述べた…。

我々は常に、穏健な反体制派など存在しないと言ってきた。ISISの台頭は突然起きたのではない…。犠牲者の目をくり抜いたり、体を切断したり、心臓を食べたりといった事例は当初から起きていた…。彼らが言うところの穏健な反体制派がそれを始め、その後ヌスラ戦線、そしてISISが行うようになった…。なのになぜISISの台頭が私やシリア政府にとってもっとも良い出来事だというのか? それは非論理的で、非現実的で、不快ですらある」。

「欧米諸国はISIS台頭以降、自らの計算を変更したが、このことは彼らがシリア、イラクなど地域の紛争へのアプローチを変更したことを意味しない…。彼らの優先事項はISISと戦うことに変わったが、そのことは彼らがISISの排除を優先事項にしていることを意味しない」。

(ISISとの戦いに関して米国はどのようにシリアと協力できるかとの問いに対して)「直接の協力は行われていない。将来、テロと戦うため直接対話しなければならない。なぜなら、テロは我々の国土において行われており…、我々の協力なしに、そして我々からの情報なしにそれを負かすことはできない。なぜなら、我々はこのテロのもとで暮らし、その現実、さらにはどのように打ち負かすかを知っているからだ」。

(米国と非公式に協力がなされているとされることに関して)「第3者を通じてなされているが、イラクだけではない。複数の国がこの作戦を始めると我々に言ってきた…。彼ら(米国)の目的はシリア軍ではなく、ISISを攻撃するということはきわめて明白だった…。ロシアの高官…、イラクの高官(が米国とシリアの意思疎通を仲介している)…。(交わされている情報は)詳細ではなく、ヘッドラインだけだ。彼らがシリアとイラクのISISを数日中に攻撃するという大筋。我々が耳にしてきたのはそれだけだ」。

(イドリブ県上空で米軍の無人戦闘機をシリア軍が撃墜したことに関して)「いかなる無人戦闘機も、航空機も「私はアメリカ軍だ」とは言わない。だから外国の航空機が来たら、撃ち落とす。これが規則であり、軍規だ」。

「(米国による空爆は)ローカルなレベルで戦果をもたらすことはある。だがISISについて総じて言うのであれば、ISISは実際には空爆開始以降にも拡張している…。実際には、彼らによるリクルートは増大している」。

「ISISに苦しめられている大多数の人々は政府を支持している。もちろんそれ以外のシリア国民もISISを恐れている。彼ら(ISIS)が人々の心を捉えられるとは思わない。彼らは多くの人心を失っていると思う」。

(国外避難民に関して)「(周辺諸国の)キャンプはシリアで実際に紛争が起こる前から建設され始めた。シリアに軍事介入を行う口実として利用するために…前もって(その建設が)計画されたのだ…。そのうえで彼ら(欧米諸国)は人々がそこに非難するようインセンティブを与えていった。今、彼ら(避難民)の大多数はテロを恐れて避難している。一つ例を挙げよう。大統領選挙では、レバノンの避難民のほとんどが、そしてヨルダンでも避難民が大統領に反対するのではなく、大統領を支持して投票を行った…。つまり彼らはシリア軍から逃げたのではない」。

(シリア軍の弾圧を逃れてきたという避難民に取材したとのコメントを受けて)「もちろん、すべての人がテロリストから逃げてきたのではない。シリア軍でも、テロリストでもなく、より安全な場所を求めて逃げてきた人もいる。避難民にはさまざまな理由がある」。

(シリア軍が塩素ガス、「樽爆弾」を使用しているとのコメントを受けて)「きちんと答えさせてください。これは非常に重要なことです。これはシリアに対する悪意に満ちたプロパガンダの一環をなしている。まず、塩素ガスは軍用のガスではない。どこでも買える…。それは効果的ではないために、軍用のガスとしては使用されていない。それは自明のことだ。伝統的兵器の方が塩素よりも重要だ。もしそれ(塩素ガス)が効果的なら、テロリストはより大規模に使用しているはずだ…。「樽爆弾」と言うが、「樽爆弾」とは何なのか? 彼らは「樽爆弾」とは人々を無差別に殺害する爆弾で、標的を定めずに使用されると言う…。しかしこうした言説は一つの理由において非現実的だ。なぜなら標的を定めずに爆弾を使用する軍隊などないからだ…。ここで私が論証したいのは、爆弾のかたちで「樽爆弾」とか「筒型爆弾」とかと呼ぶことではない。最新鋭の米国の無人戦闘機は、パキスタン、アフガニスタン、イエメンで、最新鋭の精巧なミサイルで、テロリスト以上に民間人や無実の人々を殺してきた。標的を定めず、無差別に人を殺す爆弾が問題なのではない…。「樽爆弾」などと呼ばれているものはない。爆弾は持っているが、どんな爆弾も殺戮するためのもので、人々をワクワクさせるものではない…。我々は大変優れた軍事産業を擁している。原始的な爆弾、悪意に満ちた爆弾を持つ必要などない。この爆弾、つまり「樽爆弾」と呼ばれるものは、シリア軍を悪者扱いするためのみに使用されてきた。つまり、プロパガンダの一環だ…。私は常に、爆弾、ミサイル、そしてあらゆるものを使用していると言ってきた。しかし、我々が使用しているものをそのかたち、つまり樽型なのか、球体なのかとか、筒型なのかといった風に言い表すころとはない。武器を使用して犠牲者が出たとしても、そうしたことはあらゆる戦争において起こる間違いなのだ。しかし目標は常にテロリストを殺すことで、国民を殺すことではない。なぜなら、国民から支持を受けているのに、彼らを殺すことなどできないからだ…。我々は「樽爆弾」と呼ばれている爆弾を保有していない。メディアがそう言っているだけだ…。我々は無差別殺戮を行う「樽爆弾」などと呼ばれるものは持っていない」。

「サウジアラビアは、ワッハーブ主義という暗黒のイデオロギーに基づく、古びた専制国家、中世的システムだ…。(ワッハーブ主義とISISは)同じイデオロギー、同じバックグランドを持っている。彼ら(ISIS)のイデオロギーはサウジアラビアのワッハーブ主義の書物に基づいている…。ISISだけではなく、アル=カーイダ、ヌスラ戦線もだ。それは我々が発見したものでもなければ、奨励しているものでもない」。

「トルコというより、エルドアンの問題だ。彼はムスリム同胞団の狂信者だ。彼がそのメンバーだということではないが、彼は狂信者だ…。彼は政治的誇大妄想に囚われている。彼は21世紀というこの新しい時代にスルターンになろうとしている…。彼はテロリストがシリアに入ってくることを黙認している。彼は日々、テロリストを兵站面、軍事面で直接支援している」。

「(アイン・アラブ市と)同じ面積、規模の町であれば、数週間で解放してきた。空爆を行わずにだ…。しかし我々はアレッポ市を(解放するために)攻撃してはいない。我々はあらゆる場所でテロリストを排除しようとしている…。アレッポにも…、シリアにも穏健な武装集団などいない…。銃を持ち、人を殺し、公共の建物を破壊し、個人の財産を破壊するのがテロだ…。反体制派という言葉は、あなたの国を含む世界のどこでも、政治的な反体制派を指している。米国に武装した反体制派はいるのか? それを受け入れるのか? あなたはそれを認めないだろうし、我々も認めない。誰も武装した反体制派は認めない…。武装した反体制運動はテロだ…。しかし彼らが武器を放棄すれば、彼らはテロリストではない…。しかしISISはそうはしないだろう…。ISISにとって武器を放棄することは本質にかかわる。なぜなら、彼らのイデオロギーは戦い、殺され、天国に行くことを求めているからだ…。彼らはどのようなことがあっても交渉はしないだろう…。これに対して、多くの武装集団が武器を放棄し、シリア政府と行動を共にしている。これが現実だ。それが今起きていることであり、和解の一部をなしている」。

「イラン人は紛争が起きてから来たのでは決してない…。彼(イラン・イスラーム革命防衛隊クドス軍団のガーセム・ソレイマーニー司令官)は何十年もここ(シリア)にいる。専門家を派遣すること…は軍を派遣することとは違う…。あなたの言っていること(アサド大統領はヒズブッラーを指揮しているのかとの質問)は、イラン人がシリアで戦闘しているということをほのめかしている。しかしそれは完全に誤っている。イラン人がここに来ているのなら、我々はそのことに問題はないと発表する。なぜなら、我々には同盟国とともに戦う権利があるからだ。また我々はヒズブッラーがシリアにいると発表してきた。我々はこのことについては否定していない。イランを拒否して、なぜヒズブッラーを拒否しないのか?」。

「我々は彼ら(ヒズブッラー)を必要としていた。そうした同盟が必要だ。彼らは重要な役割を果たしている。しかし、ヒズブッラーの戦闘員数千人が(軍事的な)バランスを変化させたのではない。バランスを変化させたのは、シリアという「保育器」(シリア国民のこと)だ」。

「我々は、シリア国民が欲するものなら何でも欲する。大統領として、とどまるか、とどまらないかもだ…。こうした状況において、我々は二つのものを求めている。一つは対話、もう一つは、シリア国民を代表するあらゆる政治主体との権力の分有だ。しかし、米国、CIA、フランス、カタールなどによって作り出された政治主体とではない。シリア人を代表する愛国的な反体制派とだ…。もし憲法上の手続きに立ち返ることを望むのであれば、彼ら(反体制派)は選挙に参加すべきであって、国会、地方議会、政府などにポストを得て、政府の決定の一部をなすことができる」。

(ハーフィズ・アサド前大統領とアサド大統領の二代にわたる統治が何年続いているのかとの問いに対して「二人の大統領が…父と子だったとして何が問題なのか? 我々はジョージ・W・ブッシュがジョージ・ブッシュの息子だなどとは言わない。別問題だ。彼(ハーフィズ・アサド)は一人の大統領で、私も大統領だ。彼は当時の世代の人々の支持を得ていたし、私は今の世代の人々の支持を得ている…。あなたが示唆しているような家族支配ではない…。私が大統領になることとは無関係だ。父が死んだ時、私は何でもなかった。私は軍にいただけだ。幹部士官でもなかった…。父は私に医師を続けるため、ロンドンに戻って欲しいと考えていたが、私がそれを拒んだ。彼は私が政治に身を投じることを望んでいなかった…。父はテロリストが権力を掌握することを許さなかったろうし、外国の干渉に従属することもなかっただろう…。(今日と)同じようなことは…1970年代末から80年代初めにかけても発生し、ムスリム同胞団が暗殺、殺戮、破壊、爆破を行ったが、父は彼らと戦った。それが大統領しての彼の任務だった。それがしなければならないことだ。テロリストが国民を殺すのを放置することが任務か?… しかし(そうした考え方で)手段を正当化するだけではマキャベリズムだ。価値観や原則を持たねばらならい。憲法、国益を担わねばならない。価値観に従い、国民、シリアの市民を守り、国を防衛する。国益のために、テロリストを排除する。我々はマキャベル的にだけでなく、このように考えている」。

「ロシアは世界における均衡を作り出そうとしている。それはシリアだけに関するものではなく…、それ以外の場所においてもだ。つまり世界の未来に関わる問題だ…。彼ら(ロシア)はシリアに安定と政治的解決を欲している…。イランも同じだ。シリアとイランとロシアはこの紛争を真摯に捉えている…。彼らは何も求めてきていない…。なぜなら彼らはシリアのために行動していないからだ。彼らは地域、世界のために行動している。なぜなら、安定は彼らにとって重要だからだ。ここで紛争が起きることで、それ以外の場所の誰かにも飛び火するからだ…。ロシア、イラン、そしてシリアを支援するそれ以外の国々は国益を共有している。これらの国が大統領、政府を支持しているからではなく、地域の安定を欲しているからだ」。

「すべてをスンナ派とシーア派の対立に結びつけることは、イランにとって有害だ…。イランはそう考えているし、我々もそう見ている…。彼ら(イラン)は常に和解、イスラーム教徒どうしの一体化を望んでいる。なぜならそれがイランにとって良いことだからだ…。彼らはサウジアラビア、ワッハーブ主義者たちが、イスラーム教徒を味方にづけようとしてこの紛争を煽っていることを知っている…。(中東の紛争をスンナ派とシーア派の宗派対立として捉えることは)正確ではない。その理由は、イランがスンナ派を、サウジアラビアがシーア派を攻撃しようとしているに見えてしまうからだ…。イランは決して他国の内政には干渉しない。シリアに対してもだ…。スンナ派とシーア派という対立をめぐるすべての問題は、サウジアラビアのイニシアチブとプロパガンダによるものだ…。それは、サウジアラビア、ISIS、ヌスラ戦線が奨励しようとしているものだ。彼らは、その政治的言説において、いつも宗派主義的な論点に言及する」。

「シリアで起きていることは内戦ではない…。シリアにあるのは、テロリストが浸透した地域で、人々はこうしたテロリストのテロの被害を受けている…。社会のなかに分裂など生じていない。宗派主義的な論争もない…。国民は…、宗派、宗教などの統合をめぐってこれまで以上に結束するようになっている…。社会は人道的な問題に苦しんでいるが、決して分断されていない」。

(欧米諸国がシリア政府の正統性を否定することに関して)「これはシリアの内政への干渉だ…。シリア国民の支持がある限り、気にはしない。それが私の正統性だからだ。正統性は国内から生じるものだ。しかしなぜ(欧米諸国は正統性を否定するの)か…? なぜなら欧米諸国は、他国において…操り人形を利用しているからだ」。

「私が大衆の支持を得られなくなり、シリアの国益や価値観を代表できなくなれば(大統領を辞任するだろう)…。(国民の支持を得られているか否かは)私が決めるのではない。私は彼らと接触することで感じとることしかできない。私は人間だ。国民すべてと直接県警を築くことなど一人の人間には不可能だ…。もし彼らが私を支持していないのなら、彼らは他の陣営のもとに行って、支持することができるはずだ。しかし、彼らはそうはしなかった。なぜだ? 答えは明白で、きわめて具体的なはずだ」。

「国際社会における当事者、まずは米国…、そして我々の隣国であるにもかかわらず消極的な役割を演じているトルコ、さらにはサウジアラビア、カタールといった地域の当事者について言及しなければならない。我々はテロとの戦いにおいてこれらの国が結束するのを見たいと考えている…。これらの国が現実、そして未来をはっきりと見通すことができるのであれば、シリアを含むすべての国と対話をするだろう」。

(「我々は最後には(シリア政府と)交渉しなければならない」とのケリー国務長官の発言に関して)「我々はこの発言で、米政権がこれまでの孤立化政策を放棄しようしていると感じることができた…。この政策は彼らにとっても我々にとっても有害だ。なぜならある国を孤立化させると、米国自身も孤立化を余儀なくされ、情勢に影響を及ぼせなくなるからだ…。だから我々の印象はというと、我々は楽観的、これまで以上に楽観的になったというものだ…。「対話」という言葉を米国が口にするのを、グローバル・レベルにおいて長らく耳にすることはなかった」。

「米国は話し合いの準備はできているだろうか? 我々はいつも開放的だ。決して門戸を閉ざすことはなかった。彼らは対話の準備をすべきだ、彼らは交渉の準備をすべきだ。我々は米国に制裁を科したことなどない。我々は米国民を攻撃したこともない。我々は米国内で活動するテロリストも支援したことはない。しかし米国はそうしたことをやってきた。我々は常に米国と良い関係を築きたいと考えている…。超大国だからだ」。

CBS, March 29, 2015、March 30, 2015、SANA, March 31, 2015をもとに作成。

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カナダ議会はカナダ軍のシリア爆撃への参加を承認(2015年3月31日)

カナダ議会は、ステファン・ハーバー首相によって提出されたシリア領内でのダーイシュ(イスラーム国)に対する有志連合への空爆参加などを骨子とする法案を賛成142、反対129で承認した。

同法案は、シリア空爆への参加の他、カナダの有志連合への参加期間を2016年3月30日まで延長することを定めている。

AFP(3月31日付)が伝えた。

AFP, March 31, 2015、AP, March 31, 2015、ARA News, March 31, 2015、Champress, March 31, 2015、al-Hayat, April 1, 2015、Iraqi News, March 31, 2015、Kull-na Shuraka’, March 31, 2015、al-Mada Press, March 31, 2015、Naharnet, March 31, 2015、NNA, March 31, 2015、Reuters, March 31, 2015、SANA, March 31, 2015、UPI, March 31, 2015などをもとに作成。

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サウジ外相「シリアにおける軍事的均衡の実現をめざす」(2015年3月31日)

サウジアラビアのサウード・サイファル外務大臣は、シューラー議会(上院に相当)特別会で、シリア情勢に関して「現地における軍事的均衡の実現をめざし、国を破壊するような軍事的決着に固執するダマスカスの「と殺人たち」に平和的解決に向けた対応を行わせる」と証言し、シリアへの内政干渉を継続する意思を改めて強調した。

SPA(3月31日付)が伝えた。

AFP, March 31, 2015、AP, March 31, 2015、ARA News, March 31, 2015、Champress, March 31, 2015、al-Hayat, April 1, 2015、Iraqi News, March 31, 2015、Kull-na Shuraka’, March 31, 2015、al-Mada Press, March 31, 2015、Naharnet, March 31, 2015、NNA, March 31, 2015、Reuters, March 31, 2015、SANA, March 31, 2015、SPA, March 31, 2015、UPI, March 31, 2015などをもとに作成。

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クウェートでシリア支援国会議(第3回)が開催(2015年3月31日)

クウェートで、国連主催のもとシリア支援国会議(第3回)が開催され、潘基文事務総長のほか、78カ国の代表が参加し、国外避難民などへの支援策などについて協議し、各国が総額38億米ドル相当の支援を行うと誓約した。

この額は、UNHCRが、避難民を1年間支援し続けるのに必要だとして提示していた84億米ドルの半分にも満たない額。

AFP, March 31, 2015、AP, March 31, 2015、ARA News, March 31, 2015、Champress, March 31, 2015、al-Hayat, April 1, 2015、Iraqi News, March 31, 2015、Kull-na Shuraka’, March 31, 2015、al-Mada Press, March 31, 2015、Naharnet, March 31, 2015、NNA, March 31, 2015、Reuters, March 31, 2015、SANA, March 31, 2015、UPI, March 31, 2015などをもとに作成。

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トルコ領内での米国によるシリアの「穏健な反体制派」への軍事教練開始は5月に延期(2015年3月31日)

イスメト・ユルマズ国防大臣は記者団に対して、トルコ領内での米国によるシリアの「穏健な反体制派」の軍事教練が5月に開始される予定だと述べた。

メヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は27日に、米政府が、3月に開始予定だったシリアの「穏健な反体制派」教練を延期したと述べていた。

アナトリア通信(3月31日付)が伝えた。

AFP, March 31, 2015、Anadolu Ajansı, March 31, 2015、AP, March 31, 2015、ARA News, March 31, 2015、Champress, March 31, 2015、al-Hayat, April 1, 2015、Iraqi News, March 31, 2015、Kull-na Shuraka’, March 31, 2015、al-Mada Press, March 31, 2015、Naharnet, March 31, 2015、NNA, March 31, 2015、Reuters, March 31, 2015、SANA, March 31, 2015、UPI, March 31, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)がハマー県マブウージャ村の住民40人あまりを焼き殺す(2015年3月31日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、アラウィー派、イスマーイーリー派、スンナ派が共生するマブウージャ村をダーイシュ(イスラーム国)が襲撃、数時間にわたって占拠し、女性、子供を含む住民40人あまりを焼き討ち、殺害した。

これに関して、SANA(3月31日付)は、軍部隊が、国防隊や住民の支援を受け、マブウージャ村に対するテロリストの攻撃を撃退したと伝えた。

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アレッポ県では、ARA News(3月31日付)によると、ジャラーブルス市でダーイシュ(イスラーム国)メンバーがモスク前で9歳の子供2人に暴行を加えた。

2人が礼拝せず、モスクの外で遊んでいたために暴行したという。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ミールビーヤ村一帯のダーイシュ(イスラーム国)拠点などをシリア軍が砲撃した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル航空基地に近いジャフラ村近郊でシリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

またクッルナー・シュラカー(3月31日付)は、ダイル・ザウル県でダーイシュ(イスラーム国)が自発的に戦闘員として参加した住民に対して、8米ドルの手当を支給するとの新たな方針を決定したと伝えた。

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ヒムス県では、SANA(3月31日付)によると、ラッフーム村、シャーイル・ガス採掘所一帯、ジャズル村東部、アブー・キッラダム北部で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イラクのハイダル・アバーディー首相は、イラク軍がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末にティクリート市内の行政庁舎が建ち並ぶ中心部を制圧し、同市をほぼ完全に制圧した、と発表した。

AFP, March 31, 2015、AP, March 31, 2015、ARA News, March 31, 2015、Champress, March 31, 2015、al-Hayat, April 1, 2015、Iraqi News, March 31, 2015、Kull-na Shuraka’, March 31, 2015、al-Mada Press, March 31, 2015、Naharnet, March 31, 2015、NNA, March 31, 2015、Reuters, March 31, 2015、SANA, March 31, 2015、UPI, March 31, 2015などをもとに作成。

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西クルディスタン移行期民政局の地方議会議員が就任宣誓(2015年3月31日)

クッルナー・シュラカー(3月31日付)によると、3月13日に西クルディスタン移行期民政局ジャズィーラ地区で実施された統一地方選挙で当選した議員306人が、同地区主都のアームーダー市(ハサカ県)で、立法評議会議長に対して就任宣誓を行った。

就任宣誓を行った306人は、ハサカ県マーリキーヤ(ダイリーク)市、マアバダ(カルキールキー)町、ダルバースィーヤ市、ラアス・アイン市、カーミシュリー市東部地区、同西部地区、ハサカ市、ハームーダー市、カフターニーヤ(ディルベ・スピーイェフ)市など12の自治体の地方議会議員で、いずれも民主統一党系の民主連合運動(TEV-DEM)の勢力下にあるという。

AFP, March 31, 2015、AP, March 31, 2015、ARA News, March 31, 2015、Champress, March 31, 2015、al-Hayat, April 1, 2015、Iraqi News, March 31, 2015、Kull-na Shuraka’, March 31, 2015、al-Mada Press, March 31, 2015、Naharnet, March 31, 2015、NNA, March 31, 2015、Reuters, March 31, 2015、SANA, March 31, 2015、UPI, March 31, 2015などをもとに作成。

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