関係当局がダルアー県ジャースィム市で、シリア軍および地元住民からなる民兵でダーイシュ幹部らを新たに殲滅(2022年10月17日)

ダルアー県では、SANA(10月17日付)によると、関係当局がジャースィム市で、シリア軍および地元住民からなる民兵と協力し、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーに対する治安作戦を継続した。

治安筋によると、治安作戦により、ダーイシュの幹部の1人アブー・アブドゥッラフマーン・イラーキー容疑者の右腕と目されるラーミー・サルハディー容疑者(アブー・ムアーウィヤ・ファーリフ)ら、拠点に立て籠もっていたメンバー全員を殲滅した。

シリア人権監視団によると、治安当局、地元民兵、シリア軍部隊はジャースィム市内で、ダーイシュのラーミー・サルハディー容疑者、アブー・ハーリド・イドリビー容疑者、そしてダーギルを名乗るメンバーの3人を新たに殺害した。

**

一方、シリア人権監視団によると、ナワー市とジュバイリーヤ村を結ぶ街道でシリア軍の食料配給車の通過に合わせて道路に仕掛けられていた爆弾が爆発し、シリア軍兵士1人が死亡、士官(少尉)1人を含む2人が負傷した。

AFP, October 17, 2022、ANHA, October 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2022、Reuters, October 17, 2022、SANA, October 17, 2022、SOHR, October 17, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ミクダード外務在外居住者大臣はペデルセン・シリア問題担当国連特別代表と会談(2022年10月17日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣は、シリアを訪問したゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表と会談した。

SANA(10月17日付)によると、会談では、シリア情勢の進展、両者が共通の関心を有する諸問題の進展について意見を交わした。

AFP, October 17, 2022、ANHA, October 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2022、Reuters, October 17, 2022、SANA, October 17, 2022、SOHR, October 17, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領は、ロシアとの刑事事件にかかる相互法的協力協定と同国との囚人の身柄引き渡しにかかる協定を批准するため、2022年法律第32号および第33号を施行(2022年10月17日)

アサド大統領は、ロシアとの刑事事件にかかる相互法的協力協定と同国との囚人の身柄引き渡しにかかる協定を批准するため、2022年法律第32号および第33号を施行した。
SANA(10月17日付)が伝えた。

AFP, October 17, 2022、ANHA, October 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2022、Reuters, October 17, 2022、SANA, October 17, 2022、SOHR, October 17, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

「シリア難民・避難民の帰還に関する国際会議」の第5回シリア・ロシア合同会合が首都ダマスカスのコンベンション・センターで開幕(2022年10月17日)

「シリア難民・避難民の帰還に関する国際会議」の第5回シリア・ロシア合同会合が首都ダマスカスのコンベンション・センター(ウマウィーイーン宮殿)で開幕し、両国の財務関連機関、関税局、金融監督機関、テクノロジー、科学、電力、石油、代替エネルギー部門の代表らによる個別会合が行われた。

**

両国関税局の代表会合では、共同データシステムの構築、密輸の取り締まり、通商にかかる手続きの簡略化などについて意見が交わされた。

**

両国金融監督機関の代表会合では、シリアへの制裁が続くなかでの行政の質向上の方途について意見が交わされた。

**

応用科学テクノロジー高等研究所の代表はバウマン記念モスクワ国立工科大学の代表と会合を開き、工業、建築、エネルギー、通信部門での協力プロジェクトの立案・実施について意見を交わした。

応用科学テクノロジー高等研究所の代表はまた、サンクトペテルブルク大学、クルガン大学の代表らと会談し、協力協定の調印について意見を交わした。

**

ロシアの金融監督庁の代表はシリア中央銀行の代表と会談し、マネーロンダリング対策にかかる協定の調印について意見を交わした。

**

クリミア共和国の代表は、高等教育省の代表と会談し、科学研究分野、大学教育分野などでの関係強化の方途について意見を交わした。

**

ロシアのエネルギー省の代表とシリアの石油鉱物資源省の代表が会談し、発電施設の保全、関連機器の保障、電力配分などの方途について意見を交わした。

**

ロシアのリャザン大学の国際活動言語研究所の代表らが高等教育省の代表と、シリアの児童を対象とした遠隔授業システムの構築などについて意見を交わした。

**

シリアの私立マナーラ大学(ラタキア県)とバウマン記念モスクワ国立工科大学は学術交流協定に調印した。

**

ダマスカス大学は、モスクワ・ガン研究センター、北コーカサス連邦大学、ドン州立工科大学、バウマン記念モスクワ国立工科大学、南ロシア国工科大学との協力協定に調印した。

**

ラタキア県のアーミル・ヒラール県知事が、ロシアのニジニ・ノヴゴロド州政府の使節団と会談し、両者の協力関係の方途について意見を交わした。

また、ティシュリーン大学は、ニジニ・ノヴゴロド州の7つの大学と科学、学術研究、学生交流などにかかる協定に調印した。

**

ダーリム・タッバーア教育大臣は、ロシアのゲルゴフ・デニス・オレゴビッチ教育副大臣を代表とする使節団と会談し、両国の教育分野での協力強化の方途、とりわけ職業教育やロシア語教育支援について意見を交わした。

**

シリアとロシアの財務省の代表が会合を開き、シリア財務省の業務システム開発にかかる技術協力協定に調印した。

**

ダマスカス郊外県マアルーラー市の聖タクラ修道院は、100キロワット/時間出力の太陽エネルギー発電装置をロシアから供与され、同市で行われた式典には、ロシアのラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使が出席した。

**

ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣は、ロシアに編入されたドネツク人民共和国のナタリア・ニコロノヴァ外務大臣と会談し、政治、経済、文化といった部門での関係強化の方途について意見を交わした。

**

SANA(10月17日付)が伝えた。

AFP, October 17, 2022、ANHA, October 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2022、Reuters, October 17, 2022、SANA, October 17, 2022、SOHR, October 17, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で3人(2022年10月17日)

保健省は政府支配地域で新たに3人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者2人が完治したと発表した。

これにより、10月17日現在のシリア国内での感染者数は計57,337人、うち死亡したのは3,163人、回復したのは54,158人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid02H61nTERsSmJ47EdBJrCG1Us7DMWGSLvB2W1SMFGqAq193yK5os4Au5nL1niHx2fTl

AFP, October 17, 2022、ACU, October 17, 2022、ANHA, October 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2022、Reuters, October 17, 2022、SANA, October 17, 2022、SOHR, October 17, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市バーブ市、アアザーズ市、マーリア市、カルジャブリーン村で、シャーム解放機構の進攻を拒否するデモ(2022年10月16日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市バーブ市、アアザーズ市、マーリア市、カルジャブリーン村で、シャーム解放機構の進攻を拒否するデモが行われ、住民数百人が参加した。

このうち、カルジャブリーン村でのデモでは、住民らがタイヤを燃やすなどして道路を封鎖した。

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid02XeD26ctduFieGJxW6vguxfs7vayWTPRWZNkVaojTgtjknHPD59YCa92hxut9pygNl&id=100063757171509

https://www.facebook.com/watch/?v=886477865652254

https://www.facebook.com/watch/?v=1154686415134749

AFP, October 16, 2022、ANHA, October 16, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 16, 2022、Reuters, October 16, 2022、SANA, October 16, 2022、SOHR, October 16, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

兵站物資を積んだ米軍の貨物車輌約30輌からなる車列がイラクからワリード国境通行所を経由してシリア領内に侵入(2022年10月16日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、兵站物資を積んだ米軍の貨物車輌約30輌からなる車列が、イラクからワリード国境通行所を経由してシリア領内に侵入し、県内各所に違法に設置されている米軍基地に向かった。

AFP, October 16, 2022、ANHA, October 16, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 16, 2022、Reuters, October 16, 2022、SANA, October 16, 2022、SOHR, October 16, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

「決戦」作戦司令室がイドリブ県サラーキブ市近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害(2022年10月16日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるミールザー砦一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるハーン・スブル村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室はまた、サラーキブ市近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるマアーッラト・ナアサーン村を砲撃した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるワサータ村を砲撃した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市近郊で男性1人が正体不明の武装集団によって撃たれて死亡した。

またアイン・ズィクル村では、若い男性1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, October 16, 2022、ANHA, October 16, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 16, 2022、Reuters, October 16, 2022、SANA, October 16, 2022、SOHR, October 16, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍がアレッポ県マンナグ村にあるシリア軍の拠点を無人航空機(ドローン)で爆撃し、複数のシリア軍兵士が負傷(2022年10月16日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍の爆撃の数時間後、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にある地域からトルコ占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域の中心都市アフリーン市近郊のキーバール村に対して砲撃が行われた。

一方、ANHA(10月16日付)によると、トルコ軍が午後11時頃、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンナグ村にあるシリア軍の拠点を無人航空機(ドローン)で爆撃し、複数のシリア軍兵士が負傷した。

トルコ軍はまた、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のシャワーリガ村を砲撃した。

AFP, October 16, 2022、ANHA, October 16, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 16, 2022、Reuters, October 16, 2022、SANA, October 16, 2022、SOHR, October 16, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍はシャーム解放機構が迫るトルコ占領下のアレッポ県北部を爆撃(2022年10月16日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、ロシア航空宇宙軍の航空部隊が、トルコ占領下にあるアレッポ県北部のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つアアザーズ市の西に位置するカトマ村の北東1.3キロの地点にある「過激派」の教練キャンプと、アアザーズ市の西2.2キロの地点にある指揮所を爆撃し、テロリスト約100人を殺傷、指揮所、武器弾薬庫、教練キャンプ本部、武装した車輌15輌あまりを破壊したと発表した。

爆撃が行われたのは、シャーム解放機構とシリア国民軍第3軍団が激しく交戦していたいわゆる「オリーブの枝」地域内のカフルジャンナ村の東に位置する地域

RIAノーヴォスチ通信(10月16日付)、SANA(10月16日付)などが伝えた。

**

シリア政府に近いシャームFM(10月16日付)によると、爆撃はシリア・ロシア両空軍が合同で実施した。

**

シリア人権監視団によると、ロシア軍の爆撃は5回にわたって行われ、シリア国民軍に所属するシャームの鷹旅団のメンバー3人が死亡した。

3人はいずれもイドリブ県ザーウィヤ山地方出身で、18歳に満たない少年。

また爆撃では、ほかのメンバー8人が負傷した。

AFP, October 16, 2022、ANHA, October 16, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 16, 2022、RIA Novosti, October 16, 2022、Reuters, October 16, 2022、SANA, October 16, 2022、Sham FM, October 16, 2022、SOHR, October 16, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で1人(2022年10月16日)

保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者3人が完治したと発表した。

これにより、10月16日現在のシリア国内での感染者数は計57,334人、うち死亡したのは3,163人、回復したのは54,156人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid02JtraWZLQqfdFoNXQfEV9MsTJQZJKNXGj6hKmVju5vVjKfZJZY6SeX9KzwvKf3Bvul

AFP, October 16, 2022、ACU, October 16, 2022、ANHA, October 16, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 16, 2022、Reuters, October 16, 2022、SANA, October 16, 2022、SOHR, October 16, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア当事者和解調整センターはダルアー県ジャースィム市でシリア・ロシア軍が合同作戦を実施し、14日のシリア軍第4師団の寝台バス襲撃事件に関与したダーイシュの司令官らを殺害したと発表(2022年10月16日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、14日早朝にダマスカス郊外県サブーラ町近くで発生したシリア軍第4師団の寝台バス襲撃事件に関して、ダーイシュ(イスラーム国)が関与していたとしたうえで、ロシア軍とシリア軍がダルアー県ジャースィム市で合同でダーイシュのスリーパーセルを排除するための特別作戦を実施したと発表した。

SANA(10月14日、15日付)は、14日から15日にかけて、関係当局がシリア軍および地元住民からなる民兵と協力し、ダーイシュのメンバーに対する治安作戦を実施し、メンバー7人を殺害したと伝えていた。

エゴロフ副センター長によると、ロシア軍が航空支援したこの作戦で、シリア軍は、寝台バスに対する攻撃の首謀者であるアブー・アブドゥッラフマーン・イラーキー(ジャースィム市のダーイシュの司令官)、アイユーブ・ファーディル・ジャブラーウィー(ラッカ県のダーイシュの元司令官の1人)ら20人を殺害した。

**

エゴロフ副センター長はまた、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反(ヌスラ戦線(シャーム解放機構)の砲撃)を4件(イドリブ県1件、アレッポ県1件、ハマー県2件)を確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(10月16日付)が伝えた。

RIA Novosti, October 16, 2022をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構とシリア国民軍第3軍団の停戦合意の履行の動きが見られるなか、散発的戦闘は続く(2022年10月15日)

アレッポ県では、イナブ・バラディー(10月15日付)、シリア人権監視団などによると、シャーム解放機構とシリア国民軍第3軍団が14日に停戦合意を署名したにもかかわらず、同日深夜から15日未明にかけて、トルコ占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域内のシャッラーン町一帯とマシュアラ村で激しく交戦し、マシュアラ村の近くにある国内避難民(IDPs)キャンプ(コルテク1)で火災が発生した。

https://www.facebook.com/SyriaCivilDef/videos/848411806332518/

戦闘はイスラーム軍と第3軍団の一部組織がシャーム解放機構と第3軍団の停戦合意を拒否したのを受けたもの。

一方、トルコ軍は、シャーム解放機構とシリア国民軍第3軍団が激しく交戦していたカフルジャンナ村(アアザーズ市西)に車輌10数輌からなる増援部隊を派遣した。

また、シリア革命反体制勢力国民連立の傘下にある暫定内閣の使節団がシャーム解放機構によって制圧されたアフリーン市を訪問し、同地の地元評議会、シリア国民軍憲兵隊と事態への対応について協議した。

なお、停戦合意を受けて、シャーム解放機構はアフリーン市から部隊の一部をイドリブ県方面に撤退させた。

**

トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域でも、シャーム戦線とハムザ師団はバーブ市近郊のカッバースィーン村一帯で再び激しく交戦した。

これを受け、シリア国民軍に所属する北部旅団と北の鷹旅団は、シャーム戦線とハムザ師団の兵力を引き離すことを目的として拠点を強化した。

一方、バーブ市では、停戦合意を履行するかたちで、第3軍団を主導するシャーム戦線が市内にある軍事アカデミー、ズィラーア軍事キャンプから撤退した。

ハムザ師団に引き渡すのが目的だが、撤退に先立ち、シャーム戦線は捕獲していたハムザ師団の車輌複数輌を焼却した。

こうしたなか、シャーム解放機構の総合治安機関の使節団がアアザーズ市に到着、バーブ・サラーマ国境通行所の近くで、シリア国民軍第3軍団の司令部と会合を開いた。

会合の内容は不明。

なお、「ユーフラテスの盾」地域では、マーリア市の住民や同地で活動するシリア国民軍の戦闘員らが、アアザーズ市方面に向かって抗議のデモ行進を行い、シャーム解放機構の進行に拒否の姿勢を示した。

シャーム解放機構は、アアザーズ市方面への進軍を画策していたが、抗議行動を受けてこれを中断した。

AFP, October 15, 2022、ANHA, October 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 15, 2022、‘Inab Baladi, October 15, 2022、Reuters, October 15, 2022、SANA, October 15, 2022、SOHR, October 15, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がイドリブ県、ラタキア県で「決戦」作戦司令室と砲撃戦(2022年10月15日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるムサイビーン村、ザーウィヤ山地方一帯、アーフィス村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、「決戦」作戦司令室は、住民が帰還を始めたシリア政府支配禍のマアッラト・ヌウマーン市を砲撃した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がクルド山地方のカッバーナ村一帯で砲撃戦を行った。

AFP, October 15, 2022、ANHA, October 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 15, 2022、Reuters, October 15, 2022、SANA, October 15, 2022、SOHR, October 15, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア自治局はシリア・クルディスタン共和党が法律に違反したとして、支配地域内での活動を禁止(2022年10月15日)

北・東シリア自治局は声明を出し、シリア・クルディスタン共和党が法律に違反したとして、支配地域内での活動を禁止した。

声明では、2022年10月6日に開催された政党問題委員会の会合において、シリア・クルディスタン共和党が政党認可法(2018年法律第6号)の第4条第1項、第2条、第20条に違反したことを確認したとしたうえで、同法第33条に基づき、同党の活動を禁止、すべての事務所を閉鎖するとしている。

これに関して、シリア人権監視団によると、シリア・クルディスタン共和党の幹部筋は、北・東シリア自治局の支配地域で唯一汚職に反対してきたとしたうえで、自治局が、党内規の第7条における「クルド人政党」という文言を「諸民族の政党」へと変更したことを口実に活動を禁止したと批判した。

AFP, October 15, 2022、ANHA, October 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 15, 2022、Reuters, October 15, 2022、SANA, October 15, 2022、SOHR, October 15, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下アレッポ県北部各所を砲撃(2022年10月15日)

アレッポ県では、ANHA(10月15日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のタナブ村、バイナ村を砲撃した。

トルコ軍はまた、アイン・アラブ(コバネ)市近郊のクーラーン村、ジャイサーン村を砲撃したほか、シリア国民軍とともにマンビジュ市近郊のアラブ・ハサン村を砲撃した。

AFP, October 15, 2022、ANHA, October 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 15, 2022、Reuters, October 15, 2022、SANA, October 15, 2022、SOHR, October 15, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダルアー県ジャースィム市で、関係当局がシリア軍および地元住民からなる民兵と協力し、ダーイシュのメンバーに対する治安作戦を継続(2022年10月15日)

ダルアー県では、SANA(10月15日付)によると、ジャースィム市で、関係当局がシリア軍および地元住民からなる民兵と協力し、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーに対する治安作戦を継続した。

関係当局はジャースィム市北部に、ダーイシュの本部が複数あるとの情報を入手し、15日早朝にイラク人の司令官(アミール)ら多数がいた本部の一つを強襲した。

ダーイシュとの戦闘で、これまでにダーイシュのメンバー7人と地元民兵3人(ジャースィム市出身2人、タファス市出身1人)が死亡している。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、スフナ市南の砂漠地帯で「イランの民兵」がダーイシュ(イスラーム国)の武装グループと交戦、民兵3人が死亡した。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルと思われる武装集団が、ズィーバーン町にある油田投資家の家をRPGロケット弾で攻撃した。

AFP, October 15, 2022、ANHA, October 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 15, 2022、Reuters, October 15, 2022、SANA, October 15, 2022、SOHR, October 15, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

2020年にシリア軍によって解放されたM5高速道路沿線のマアッラト・ヌウマーン市(イドリブ県)に住民800世帯以上が帰還(2022年10月15日)

イドリブ県では、SANA(10月15日付)によると、2020年にシリア軍によって解放されたM5高速道路沿線のマアッラト・ヌウマーン市に住民800世帯以上が帰還した。

避難していた住民の帰還は、インフラなどの基本サービスが復旧したのを受けたもの。



AFP, October 15, 2022、ANHA, October 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 15, 2022、Reuters, October 15, 2022、SANA, October 15, 2022、SOHR, October 15, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア政府支配地域での新型コロナウイルスの新規感染者は1人、コレラ感染者総数は825人(2022年10月15日)

保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者2人が完治したと発表した。

これにより、10月15日現在のシリア国内での感染者数は計57,333人、うち死亡したのは3,163人、回復したのは54,153人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid0A1iFrZWZKB4y7zUdDhPt1dkMg7bum8Ag3a3x4BBed2ySCroN2XAPiNzgLLQ7asdgl

**

保健省はまた、コレラ感染者数に関して、感染者数が825人に達し、うちこれまでに43人が死亡したと発表した。

感染者数の県別内訳は、アレッポ県519人、ダイル・ザウル県145人、ハサカ県63人、ラッカ県29人、ラタキア県23人、スワイダー県17人、ダマスカス県10人、ハマー県8人、ヒムス県7人、ダルアー県3人、クナイトラ県1人。

死者の県別内訳は、アレッポ県36人、ハサカ県4人、ダイル・ザウル県2人、ダマスカス県1人。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid02bLUfj23MXHguU2qoQpnQeURMUjPq17M6HqWx8AYxYCb7Z5VbjHnkz3sZg9dRuDxgl

AFP, October 15, 2022、ACU, October 15, 2022、ANHA, October 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 15, 2022、Reuters, October 15, 2022、SANA, October 15, 2022、SOHR, October 15, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコのMITはハサカ県シャッダーディー市一帯でテロ事件の首謀者のPKK幹部を「無力化」したと発表(2022年10月14日)

トルコの国家情報機関(MIT)は声明を出し、人民防衛隊(YPG)/クルディスタン労働者党(PKK)における最大の武装部隊の一つであるジャブレス(Cavres)大隊が活動するハサカ県のシャッダーディー市一帯地域で、トルコ国内でのテロ事件の首謀者ネジュデト・ダーラレル(ゲリ・セルハト)を「無力化」したと発表した。

アナトリア通信(10月14日付)が伝えた。

AFP, October 15, 2022、Anadolu Ajansı, October 14, 2022、ANHA, October 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 15, 2022、Reuters, October 15, 2022、SANA, October 15, 2022、SOHR, October 15, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍兵士が砲撃戦に巻き込まれて負傷したのを受け、シャーム解放機構とシリア国民軍第3軍団は、アレッポ県バーブ郡、アアザーズ郡、アフリーン郡での戦闘を停止することを合意(2022年10月14日)

イナブ・バラディー(10月14日付)、バラディー・ニュース(10月14日付)、シリア人権監視団などによると、シャーム解放機構とシリア国民軍第3軍団は、前者が支援するシリア国民軍所属のハムザ師団と後者を指導するシャーム戦線の間で11日に始まったアレッポ県バーブ郡、アアザーズ郡、アフリーン郡での戦闘を停止することを合意した。

交渉は、シャーム解放機構が管理するイドリブ県のバーブ・ハワー国境通行所で行われ、両者の合意文書は、シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者と第3軍団のフサーム・ヤースィーン司令官(アブー・ヤースィーン)によって署名された。

発表された声明によると、合意は、包括的な戦闘と対立の停止、今回の戦闘で双方が拘束した逮捕者の釈放、第3軍団への拠点の返還、第3軍団の拠点や装備への攻撃停止、シャーム解放機構による厳戒態勢の解除、武装組織間の対立や政治的対立を理由にした追跡・逮捕の禁止を骨子としている。

合意は、シャーム解放機構が14日、アアザーズ市西のカフルジャンナ村一帯に展開するシャーム戦線の拠点への攻撃を再開し、砲撃戦が激化するなかで、同地のトルコ軍の軍事拠点に砲弾が着弾し、トルコ軍兵士複数人が負傷したのを受けたもの。

合意を受けて、トルコ軍部隊が事態を収拾するため、アフリーン郡のジンディールス町一帯、バーブ市に再展開した。

トルコ軍部隊は、戦闘激化を受けて、戦闘地域から一時撤退していた。

また、合意に先立って、シャーム解放機構と解放建設運動は双方が拘束した逮捕者を釈放し、身柄を交換した。

身柄が交換されたのは、シャーム解放機構のメンバー8人と解放建設運動のメンバー14人。

なお、11日以降の戦闘による死者は27人に達した。

**

シリア・クルド国民評議会は声明を出し、アレッポ県アフリーン郡に侵攻したシャーム解放機構を「テロリストに分類されている」としたうえで、シリア国民軍諸派への攻撃を避難した。

https://mobile.twitter.com/abduljabbar1612/status/1580622011495116800

https://twitter.com/abduljabbar1612/status/1580965677351186433

AFP, October 14, 2022、ANHA, October 14, 2022、Baladi News, October 14, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 14, 2022、‘Inab Baladi, October 14, 2022、Reuters, October 14, 2022、SANA, October 14, 2022、SOHR, October 14, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県、ラタキア県、イドリブ県でシリア軍と「決戦」作戦司令室を砲撃(2022年10月14日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室の支配下にあるタディール村でシリア軍が車1台を対戦車ミサイルで攻撃し、1人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村一帯を砲撃した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のフライフィル村、バイニーン村を砲撃した。

AFP, October 14, 2022、ANHA, October 14, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 14, 2022、Reuters, October 14, 2022、SANA, October 14, 2022、SOHR, October 14, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハサカ県カーミシュリー市南東のファルファラ村で、政府を支持する住民らが米軍の車列の進行を阻止(2022年10月14日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市南東のファルファラ村で、政府を支持する住民らが、装甲車6輌からなる米軍の車列の進行を阻止し、進路を変更させた。

AFP, October 14, 2022、ANHA, October 14, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 14, 2022、Reuters, October 14, 2022、SANA, October 14, 2022、SOHR, October 14, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダルアー県ジャースィム市で関係当局がダーイシュと交戦し、多数を殲滅(2022年10月14日)

ダルアー県では、SANA(10月14日付)が治安筋の話として伝えたところによると、関係当局がシリア軍および地元住民と協力し、ジャースィム市でダーイシュ(イスラーム国)のテロリストに対する治安作戦を実施し、アイユーブ・ジャッバーウィー(アブー・ムジャーヒド)、アイハム・ファイサル(アイサム・ファイサル)を含む多数を殲滅した。

シリア人権監視団によると、ダーイシュと交戦したのは、地元民兵とシリア軍第5軍団に所属する第8師団。

戦闘で、民兵3人とダーイシュ・メンバー2人が死亡した。

地元の民兵はまた、ダーイシュ・メンバーとされる容疑者1人と妻、7人の子どもが住んでいた自宅を包囲し、激しい戦闘の末、この容疑者は自宅から出て、装着していた自爆用のベルトを爆発させ、死亡した。

AFP, October 14, 2022、ANHA, October 14, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 14, 2022、Reuters, October 14, 2022、SANA, October 14, 2022、SOHR, October 14, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で1人(2022年10月14日)

保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者3人が完治したと発表した。

これにより、10月14日現在のシリア国内での感染者数は計57,332人、うち死亡したのは3,163人、回復したのは54,151人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid0BAz6EAndMK4sCJgppjeG1Yb7zshQCFSsynL2XULmTrgvA62BkT9oF6ajFaaupHajl

AFP, October 14, 2022、ACU, October 14, 2022、ANHA, October 14, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 14, 2022、Reuters, October 14, 2022、SANA, October 14, 2022、SOHR, October 14, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア当事者和解調整センターは米国がルクバーン・キャンプへの人道支援を妨害していると非難(2022年10月14日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプへの和解調整センターや国際人道機関による人道支援物資の配給や医療・教育サービスの提供が米軍の妨害を受け、同キャンプの人道状況が依然として深刻な状態にあると発表した。

RIAノーヴォスチ通信(10月14日付)が伝えた。

RIA Novosti, October 14, 2022をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ外務省はバイデン米大統領による国家非常事態延長を非難(2022年10月13日)

トルコ外務省は声明を出し、ジョー・バイデン米大統領が、2019年10月のトルコによるシリア北部への侵攻(「平和の泉」作戦)に際してドナルド・トランプ米大統領が発出した国家非常事態(大統領令第13984号)の延長を決定したことを、トルコに対する根拠のない主張に基づいているとして非難した。

AFP, October 14, 2022、ANHA, October 14, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 14, 2022、Reuters, October 14, 2022、SANA, October 14, 2022、SOHR, October 14, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構がトルコ占領下のアフリーン市を制圧、同地一帯からシリア国民軍第3軍団は撤退(2022年10月13日)

アレッポ県では、シリア人権監視団、ドゥラル・シャーミーヤ(10月13日付)、イナブ・バラディー(10月13日付)、SANA(10月13日付)などによると、シリア国民軍に所属するハムザ師団とこれを支援するアル=カーイダ系組織のシャーム解放機構とシャーム自由人イスラーム運動、そしてスライマーン・シャー師団が、シリア国民軍第3軍団を指導するシャーム戦線、イスラーム軍などと、トルコ占領下のアフリーン郡(いわゆる「オリーブの枝」地域)、アアザーズ郡とバーブ郡(いわゆる「ユーフラテスの盾」地域)の各所で交戦を続けた。

**

シリア人権監視団によると、シャーム解放戦線、ハムザ師団、スライマーン・シャー師団は、シャーム戦線との戦闘の末、シャイフ・ハディード(シーヤ)村近郊のサンナーラ村、アンカラ村、マルワーニーヤ村を新たに制圧した。

また、カフルジャンナ村を砲撃し、シャーム戦線と激しく交戦した。

シャッラーン町に通じる戦略的要衝に位置するカフルジャンナ村での戦闘激化を受け、同村とその近郊の国内費用(IDPs)キャンプの住民がアフリーン市、シャッラーン町方面に多数避難した。

シャーム解放機構とシャーム戦線はさらに、シャッラーン町近郊にあるクワイト・ラフマ村の集合住宅一帯で交戦、迫撃砲弾複数発が同集合住宅に着弾し、民間人1人が死亡、9人が負傷した。

また、集合住宅に向かおうとしていた救急車両も攻撃を受けた。

これに対して、シャーム戦線は、アフリーン市近郊の村々に配置していた部隊をアアザーズ市方面に徹底させつつ、アフリーン市を見下ろす戦略拠点を奪還するため、ライルーン山側からシャーム解放機構とシャーム戦線に対して反撃を試みた。

だが、イナブ・バラディー、ドゥラル・シャーミーヤ、ANHAによると、シャーム解放機構は、アフリーン郡の中心都市であるアフリーン市を制圧した。

制圧は、シャーム戦線とイスラーム軍が同市を含むアフリーン郡全域からの撤退決定を受けたもの。

シリア人権監視団も、シャーム解放機構とスライマーン・シャー師団がアフリーン市に進入し、マフムーディーヤ地区を制圧したと発表した。

制圧に先立って、シャーム戦線は市内各所から撤退し、抵抗や戦闘はなかったという。

しかし、ドゥラル・シャーミーヤが軍事筋の話として伝えたところによると、イスラーム軍はアフリーン市を撤退するにあたって、病院などの民間施設に爆発物を仕掛けて同地を放棄したという。

**

一方、シリア人権監視団によると、「ユーフラテスの盾」地域では、シャーム自由人イスラーム運動とハムザ師団がシャーム戦線との交戦の末、トルコ占領下のアフタリーン市近郊のドゥワイル・ハワー村を新たに制圧した。

シャーム自由人イスラーム運動とハムザ師団はまた、アフタリーン市一帯に部隊を派遣、アフティームラート村、ダービク村への攻勢を強めた。

これを受けて、シャーム戦線は、アフタリーン市の部隊をアアザーズ市に撤退させた。

ハムザ師団がバーブ市奪還に向けて反転攻勢を強め、シャーム自由人イスラーム運動とともに、バーブ市一帯を砲撃、市内のハール市場近くと同市近郊のスースィヤーン村、カッバースィーン村一帯で、シャーム戦線と交戦した。

ANHAによると、シャーム解放戦線は、ハムザ師団、シャーム自由人イスラーム運動、スライマーン・シャー師団とともに、アアザーズ市攻略に向けた動きを見せているという。

**

シリア人権監視団によると、11日以降の戦闘での死者は、シリア国民軍憲兵隊隊員2人、シャーム戦線戦闘員4人、東部軍戦闘員1人、イスラーム軍戦闘員1人、シャーム解放機構戦闘員9人、シャーム自由人イスラーム運動戦闘員1人、民間人7人。

また、SANAによると、戦闘員17人が死亡、31人が負傷、また民間人3人が巻き添えとなって死亡したという。

**

ドゥラル・シャーミーヤが複数の前線筋の話として伝えたところによると、シャーム解放機構は、シリア国民軍第3軍団を構成シャーム戦線、イスラーム軍などが、アフリーン郡のすべての農村から撤退したことを確認し、地元の警察・治安当局に自治を委託した。

これを受けて、地元の警察・治安当局が村々に展開した。

同筋によると、アフリーン中央区の住民は、不正撤廃、混乱収拾、治安と安定の回復を約束しているシャーム解放機構を歓迎しているという。

また、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構によって制圧されたカルズィーハル村では、同機構が自治を委託するシリア救国内閣が住民にパンや食料物資を配給した。

**

シリア国民軍第3軍団に所属していたサマルカンド旅団やワッカース旅団はそれぞれ声明を出し、シャーム戦線およびイスラーム軍との同盟関係を解消し、シャーム戦線が指揮する第3軍団から離反し、反乱者解放機構に所属すると宣言した。

**

シリア人権監視団によると、バーブ市やバザーア村では、シャーム解放機構の進攻と支配を拒否する抗議デモが行われた。

しかし、ドゥラル・シャーミーヤが複数のメディア筋の話として伝えたところによると、バーブ市とアアザーズ市の住民は、劣勢に立つシャーム戦線やイスラーム軍が、両市を軍事拠点として使用するのを回避するため、両市を中立化することを決定した。

また、アアザーズ市の活動家らはSNSを通じて、アフリーン郡から撤退したイスラーム軍の「残党」を受入れないよう住民に呼びかけた。

イナブ・バラディーによると、シリア国民軍に所属する北部の鷹旅団は、アフリーン市とアアザーズ市を結ぶ街道を封鎖し、シャーム戦線やイスラーム軍の戦闘員だけでなく、避難民のアアザーズ市への阻止する構えを見せた。

AFP, October 13, 2022、ANHA, October 13, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 13, 2022、‘Inab Baladi, October 13, 2022、Reuters, October 13, 2022、SANA, October 13, 2022、SOHR, October 13, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

バイデン米大統領は2019年10月のトルコによるシリア北部への侵攻に際してトランプ前大統領が発出した国家非常事態の延長を宣言(2022年10月13日)

ジョー・バイデン米大統領は、2019年10月のトルコによるシリア北部への侵攻(「平和の泉」作戦)に際してドナルド・トランプ前大統領が発出した国家非常事態(大統領令第13984号)の延長を宣言した。

AFP, October 13, 2022、ANHA, October 13, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 13, 2022、Reuters, October 13, 2022、SANA, October 13, 2022、SOHR, October 13, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ内務副大臣:シリア北部の人口はトルコからの難民帰還で130万人から210万人に倍増(2022年10月13日)

トルコのイスマイル・シャタクル内務副大臣は、トルコからシリア難民52万6000人が新たにシリアに帰国し、シリア北部の反体制派支配地域の人口が130万人から210万人に倍増したと発表した。

ドゥラル・シャーミーヤ(10月13日付)が伝えた。

AFP, October 13, 2022、ANHA, October 13, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 13, 2022、Reuters, October 13, 2022、SANA, October 13, 2022、SOHR, October 13, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.