イドリブ県フーア市でIDPs、ワクフ内の商店主や住民がシャーム解放機構と救国内閣の立ち退き命令に抗議してデモ(2022年6月24日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握るフーア市で、ダマスカス郊外県からの国内避難民(IDPs)が抗議デモを行った。

抗議デモは、シャーム解放機構がIDPsに住居からの即時立ち退きを求める決定をしたことを受けたもの。

また、ワクフ内の商店主や住民も抗議デモを行った。

抗議デモは、シャーム解放機構が自治を委託するシリア救国内閣宗教関係省がワクフないの商店主や住民に対して、ワクフの占有権の回復を通告したのを受けたもの。

AFP, June 24, 2022、ANHA, June 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, June 24, 2022、Reuters, June 24, 2022、SANA, June 24, 2022、SOHR, June 24, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で1人(2022年6月24日)

保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者1人が完治したと発表した。

これにより、6月24日現在のシリア国内での感染者数は計55,920人、うち死亡したのは3,150人、回復したのは52,752人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/videos/1611542182580153/

AFP, June 24, 2022、ACU, June 24, 2022、ANHA, June 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, June 24, 2022、Reuters, June 24, 2022、SANA, June 24, 2022、SOHR, June 24, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構傘下のイドリブ政治問題局が、シリア政府との関係修復を決定したハマースに政策見直しを呼び掛ける(2022年6月23日)

シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構がイドリブ県中北部一帯のいわゆる「解放区」の自治を委託するシリア救国内閣に所属する「イドリブ政治問題局」は声明を出し、パレスチナのハマースがシリア政府との関係修復を決定したことに関して、「自らの政策を見直し、「羅針盤」を復元することで、本来の原則と名誉ある過去の遺産を考慮する」よう呼びかけた。

AFP, June 23, 2022、ANHA, June 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, June 23, 2022、Reuters, June 23, 2022、SANA, June 23, 2022、SOHR, June 23, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた4家族が、キャンプ内の劣悪な生活環境を理由に政府の支配地に脱出(2022年6月23日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた4家族が、キャンプ内の劣悪な生活環境を理由に、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由してシリア政府の支配地に脱出した。

AFP, June 23, 2022、ANHA, June 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, June 23, 2022、Reuters, June 23, 2022、SANA, June 23, 2022、SOHR, June 23, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアレッポ県カフル・アンマ村に砲弾70発あまりを撃ち込み、激しく砲撃(2022年6月23日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフル・アンマ村を砲弾70発あまりを撃ち込み、激しく砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がクルド山地方のカッバーナ村一帯で砲撃戦を行った。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がガーブ平原の灌漑計画地区一帯で砲撃戦を行った。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、フライフィル村、スフーフン村、バイニーン村を砲撃した。

AFP, June 23, 2022、ANHA, June 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, June 23, 2022、Reuters, June 23, 2022、SANA, June 23, 2022、SOHR, June 23, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍および親政権民兵がヒムス県ビシュリー山一帯でダーイシュと激しく交戦し、シリア軍側の兵士9人、ダーイシュ・メンバー7人が死亡(2022年6月23日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍および親政権民兵がビシュリー山一帯でダーイシュ(イスラーム国)と激しく交戦した。

戦闘は前日に始まり、シリア軍側の兵士9人、ダーイシュ・メンバー7人が死亡した。

AFP, June 23, 2022、ANHA, June 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, June 23, 2022、Reuters, June 23, 2022、SANA, June 23, 2022、SOHR, June 23, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍が爆発物を搭載したドローンでシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるラッカ県アイン・イーサー市近郊のサファーウィーヤ村の民家を攻撃(2022年6月23日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍が爆発物を搭載した無人航空機(ドローン)でシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のサファーウィーヤ村の民家を攻撃した。

**

アレッポ県では、ANHA(6月23日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のアキーバ村、スーガーニカ村、ズィヤーラ村を砲撃した。

**

ハサカ県では、ANHA(6月23日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のタッル・ラバン村を砲撃した。

一方、SANA(6月23日付)によると、県電力会社の復旧チームが、前日のトルコ軍によるタッル・タムル町近郊への砲撃で破壊され66キロワットた送電線を修復し、タッル・タムル町の変電所からの県西部および北西部への電力供給が再開された。

AFP, June 23, 2022、ANHA, June 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, June 23, 2022、Reuters, June 23, 2022、SANA, June 23, 2022、SOHR, June 23, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ市(アサド・スポーツ・サロン)で指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続く(2022年6月23日)

アレッポ県では、SANA(6月23日付)によると、アレッポ市(アサド・スポーツ・サロン)で、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

AFP, June 23, 2022、ANHA, June 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, June 23, 2022、Reuters, June 23, 2022、SANA, June 23, 2022、SOHR, June 23, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で1人(2022年6月23日)

保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者1人が完治したと発表した。

これにより、6月23日現在のシリア国内での感染者数は計55,919人、うち死亡したのは3,150人、回復したのは52,751人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/videos/399598052210012/

AFP, June 23, 2022、ACU, June 23, 2022、ANHA, June 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, June 23, 2022、Reuters, June 23, 2022、SANA, June 23, 2022、SOHR, June 23, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領のいとこのスライマーン・ヒラール・アサド氏が親政権民兵のメンバー1人を殺害し、逃走(2022年6月22日)

ドゥラル・シャーミーヤ(6月22日付)、シリア人権監視団などによると、アサド大統領のいとこのスライマーン・ヒラール・アサド氏が親政権民兵のメンバー1人を殺害し、逃亡した。

政府支持者の複数のフェイスブックのアカウントでは、スライマーン・ヒラール・アサド氏と弟のムハンマド。ヒラール・アサド氏がカルダーハ市近郊のカルースー村で、アサド大統領のおじであるバースィル・ギハース・アサド氏の息子たちが率いる民兵と撃ち合いとなり、民兵メンバーのジャアファル・ズハイル・サルハブを名乗る人物が死亡、複数人が負傷したという。

撃ち合いは、アサド家内の密輸や武器取引をめぐる競争で、ムハンマド氏が、バースィル・ギハース・アサド氏の息子たちが率いる民兵によって捉えられたのを受けたもの。

衝突が発生した日にちは不明だが、6月18日に遺族らは弔意を示した際に、「裏切り者によって殺害された」とスライマーン・ヒラール・アサド氏を暗に非難した。

葬儀は19日にブタンブール村で行われた。

シリア人権監視団によると、スライマーン・ヒラール・アサド氏は20日にラタキア県から姿を消し、逃亡中だという。

AFP, June 22, 2022、ANHA, June 22, 2022、al-Durar al-Shamiya, June 22, 2022、Reuters, June 22, 2022、SANA, June 22, 2022、SOHR, June 22, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

フール・キャンプでダイル・ザウル県からの国内避難民(IDPs)の女性がダーイシュに殺害される(2022年6月22日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプの第3区でダイル・ザウル県からの国内避難民(IDPs)の女性がダーイシュ(イスラーム国)によって殺害された。

AFP, June 22, 2022、ANHA, June 22, 2022、al-Durar al-Shamiya, June 22, 2022、Reuters, June 22, 2022、SANA, June 22, 2022、SOHR, June 22, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハサカ県カーミシュリー市近郊のサーリヒーヤ村で住民とシリア軍兵士が村の街道を通過しようとした米軍の車列の進行を阻止(2022年6月22日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の支配下にあるカーミシュリー市近郊のサーリヒーヤ村で、住民とシリア軍兵士が村の街道を通過しようとした米軍の車列の進行を阻止し、これを退却させた。

AFP, June 22, 2022、ANHA, June 22, 2022、al-Durar al-Shamiya, June 22, 2022、Reuters, June 22, 2022、SANA, June 22, 2022、SOHR, June 22, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハサカ県ヤアルビーヤ町近郊で住民数十人がシリア民主軍の活動とそれに伴う生活苦に抗議するデモ(2022年6月22日)

ハサカ県では、SANA(6月22日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるヤアルビーヤ町近郊の農村地帯の住民数十人がマスアダ村に近い街道をタイヤを燃やすなどして封鎖し、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の活動とそれに伴う生活苦に抗議し、米国に協力するシリア民主軍の退去、徴兵を目的とした住民の強制連行の停止を訴えた。

AFP, June 22, 2022、ANHA, June 22, 2022、al-Durar al-Shamiya, June 22, 2022、Reuters, June 22, 2022、SANA, June 22, 2022、SOHR, June 22, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアレッポ県、ラタキア県、イドリブ県を砲撃(2022年6月22日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフルタアール村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカッバーナ村一帯を砲撃した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるマアーッラト・ナアサーン村、ザーウィヤ山地方のファッティーラ村、フライフィル村を砲撃した。

**

ダルアー県では、SANA(6月22日付)によると、ブスラー・シャーム市で正体不明の武装集団が教育指導員を銃で撃ち殺害した。

AFP, June 22, 2022、ANHA, June 22, 2022、al-Durar al-Shamiya, June 22, 2022、Reuters, June 22, 2022、SANA, June 22, 2022、SOHR, June 22, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とシリア国民軍が砲撃を続けるなか、シリア軍の上級士官がシリア民主軍を伴ってハサカ県の国境地帯を視察(2022年6月22日)

ハサカ県では、ANHA(6月22日付)、SANA(6月22日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のウンム・カイフ村などを砲撃し、66キロワットの送電線が破壊され、タッル・タムル町の変電所からの県西部および北西部への電力供給が停止した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍の上級士官1人が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍渉外局の部隊を随行し、シリア国旗を掲揚した四輪駆動車とジープ複数台で、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカーミシュリー市からアームーダー市、ダルバースィーヤ市、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町に至る国境地帯を視察、巡回した。

**

アレッポ県では、ANHA(6月22日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のバイナ村、ウンム・フーシュ村、タッル・カッラーフ村、シャッアーラ村を砲撃した。

AFP, June 22, 2022、ANHA, June 22, 2022、al-Durar al-Shamiya, June 22, 2022、Reuters, June 22, 2022、SANA, June 22, 2022、SOHR, June 22, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

運輸省:6月10日にイスラエル軍戦闘機によるミサイル攻撃で利用不能となっていたダマスカス国際空港は6月23日に再開(2022年6月22日)

運輸省は報道声明を出し、6月10日にイスラエル軍戦闘機によるミサイル攻撃で滑走路、管制塔、ターミナルなどが被弾し、利用不能となっていたダマスカス国際空港(ダマスカス郊外県)の修復・復旧作業が完了し、6月23日に再開されると発表した。


https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid0RGaS1wgPux5fQUfsUXvobANQfVZm5TdHffKP811a6LM1BUA96zHTdQxNzBWVmB2wl&id=100064584436235

SANA(6月22日付)が伝えた。

AFP, June 22, 2022、ANHA, June 22, 2022、al-Durar al-Shamiya, June 22, 2022、Reuters, June 22, 2022、SANA, June 22, 2022、SOHR, June 22, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で1人(2022年6月22日)

保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者1人が完治したと発表した。

これにより、6月22日現在のシリア国内での感染者数は計55,918人、うち死亡したのは3,150人、回復したのは52,750人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/videos/1728825554149022/

AFP, June 22, 2022、ACU, June 22, 2022、ANHA, June 22, 2022、al-Durar al-Shamiya, June 22, 2022、Reuters, June 22, 2022、SANA, June 22, 2022、SOHR, June 22, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア難民を支援するトルコのNGOは「トルコにいる約80%のシリア人が帰国を望んでいる」と主張(2022年6月21日)

トルコのNGOでシリア難民を支援する市民社会組織フォーラム(CSOs Platform)のムハンマド・アクタア事務局長は、「トルコにいる約80%のシリア人が帰国を望んでいる」と述べた。

発言は、市民社会組織フォーラムがイスタンブールのアクギュン・ホテルで、「自発的で尊厳のある難民帰還はシリア人の望み」と題された共同声明の発表に際して行われたもの。

声明には、シリア・ネットワーク連名(SNL)、アター人道救援境界(ATAA)など約200の組織が署名している。

https://www.facebook.com/MinberSuriye/videos/419902886690307

ドゥラル・シャーミーヤ(6月22日付)、イェニ・シャファク(6月21日付)、シリア・テレビ(6月21日)などが伝えた。

AFP, June 22, 2022、ANHA, June 22, 2022、al-Durar al-Shamiya, June 22, 2022、Reuters, June 22, 2022、SANA, June 22, 2022、SOHR, June 22, 2022、Syria TV, June 21, 2022、Yeni Safak, June 21, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

パレスチナのハマースはシリア政府との関係を修復することを決定(2022年6月21日)

ロイター通信(6月21日付)は、パレスチナのハマース筋から得た情報として、ハマースがシリア政府との関係を修復することを決定したと伝えた。

ハマースは、シリアの首都ダマスカスに本拠地を構えて、イラン、レバノンのヒズブッラーとともにイスラエルに対する「抵抗枢軸」を構成していたが、シリアに「アラブの春」が波及した2011年にシリア政府と断行していた。

ハマースの匿名高官筋によると、シリア政府とハマースの間では関係修復に向けた「高級レベルの会合」を重ねているという。

AFP, June 21, 2022、ANHA, June 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, June 21, 2022、Reuters, June 21, 2022、SANA, June 21, 2022、SOHR, June 21, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

『ニューヨーク・タイムズ』:4月7日のグリーン・ヴィレッジ基地での爆発事件で米空軍は兵士1人を拘束(2022年6月21日)

『ニューヨーク・タイムズ』(6月21日付)は、ダイル・ザウル県のユーフラテス川東岸のウマル油田に米軍が違法に設置しているグリーン・ヴィレッジ基地が4月7日に爆発が発生し、兵士4人が負傷した事件に関して、米空軍は兵士1人を拘束したと伝えた。

米空軍のアン・ステファネク報道官が声明で明らかにした。

報道官によると、この兵士はシリアでの任務を終えて、帰国していたという。

拘束された兵士の身元は明らかにされていないが、米高官らにようと、爆発物の専門家だという。

AFP, June 22, 2022、ANHA, June 22, 2022、al-Durar al-Shamiya, June 22, 2022、The New York Times, June 21, 2022、Reuters, June 22, 2022、SANA, June 22, 2022、SOHR, June 22, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

UNHCRトルコ事務所代表:毎週800人のシリア難民がトルコから帰国している(2022年6月21日)

UNHCRトルコ事務所のフィリップ・レクラーク代表は、ロイター通信(6月21日付)のインタビューに応じ、トルコからシリアに帰国するシリア難民の数が毎週800人あまりに達していることを明らかにした。

「シリアの不確実性のレベルは現在も大規模な自発的帰還を可能とするものではない」としつつも、クラーク代表は、主に独身のシリア難民がシリア北部に帰還しているという。

AFP, June 21, 2022、ANHA, June 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, June 21, 2022、Reuters, June 21, 2022、SANA, June 21, 2022、SOHR, June 21, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダマスカス郊外県ドゥマイル航空基地近くでシリア軍の車列がダーイシュの要撃を受け、兵士2人死亡、3人負傷(2022年6月21日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ドゥマイル航空基地東を移動中のシリア軍の車列がダーイシュ(イスラーム国)の要撃を受け、兵士2人が死亡、3人が負傷した。

 

**

 

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、20日にシリア軍将兵を乗せた大型旅客バスが狙われたのとほぼ同じ地域で、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア軍部隊を襲撃し、2人が死亡、3人が負傷した。

 

**

 

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にある毛北部のアサディーヤ村人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍兵士1人がダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルと思われる武装集団の襲撃を受けて死亡した。

 

**

 

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャムラ村とアイン・ズィクル村を結ぶ街道で、シリア軍士官(少尉)が乗った車の通過に合わせて道路に仕掛けられていた爆弾が爆発し、この士官を含む3人が死亡した。

AFP, June 21, 2022、ANHA, June 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, June 21, 2022、Reuters, June 21, 2022、SANA, June 21, 2022、SOHR, June 21, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハサカ県ヤアルビーヤ町で住民が生活苦に抗議するデモ(2022年6月21日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるヤアルビーヤ町で、住民が生活苦に抗議するデモを行い、路上でタイヤを燃やし、道路を封鎖した。

AFP, June 21, 2022、ANHA, June 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, June 21, 2022、Reuters, June 21, 2022、SANA, June 21, 2022、SOHR, June 21, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコの諜報機関の直接のもと、シャーム戦線とシャーム自由人イスラーム運動・シャーム解放機構が停戦に合意(2022年6月21日)

シリア人権監視団によると、シリア国民軍第3軍団を主導するシャーム戦線と、同軍に所属するアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動とシリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が、トルコ諜報機関の直接の仲介のもと、アレッポ県北西部(場所は不明)で会合を開いた。

複数の活動家の情報によると、会合では、①シャーム解放機構が展開・制圧した反体制派支配下のいわゆる「解放区」に面するトルコ占領下の「オリーブの枝」地域南部に位置するバースーファーン村、ファーフィルティーン村、カッバーシーン村、ブルジュ・バイダル村、バイーヤ村へのシャーム軍団の展開、②シャーム戦線が制圧したバーブ市近郊のアウラーン村からの撤退(タッル・バッタール村、アブラ村は維持)、③シャーム自由人イスラーム運動が掌握したジャラーブルス市内のシャーム戦線の拠点の返還、④双方の捕虜の即時解放、⑤シャーム自由人イスラーム運動とシャーム戦線の対立にかかる諸問題の解決に向けた和解委員会の設置とトルコ諜報機関への問題の付託、⑥トルコによる「オリーブの枝」地域からのシャーム解放機構撤退と同地への将来の進軍阻止の履行の誓約、で合意した。

一方、「オリーブの枝」地域の中心都市であるアフリーン市のカーワー交差点近くや「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つアアザーズ市では、では、住民や戦闘員数十人が抗議デモを行い、停戦合意破棄を訴えた。

デモは、停戦会合に出席したシャーム戦線の司令官の一人アブー・アリー・サジュウが、会合後に音声メッセージで、シャーム解放機構による「オリーブの枝」地域南部の村々への制圧に抗議するよう住民に呼び掛けたのを受けて発生した。

**

オリエント・ニュース(6月21日付)によると、戦闘は、シリア国民軍第3軍団(シャーム戦線が主導)に所属していた第32師団が軍団からの離反を宣言したことを受けて発生した。

第32師団は、アレッポ県農村地帯のシャーム自由人イスラーム運動のメンバーが結成した組織で、シリア北西部でのシャーム解放機構との闘争に敗れた2017年にシャーム戦線の傘下に入っていたが、最近になってシリア国民軍第3軍団、そしてシャーム戦線から分離することを求めていた。

シャーム戦線と第32師団はこれまでにも一度、バーブ市で衝突していた。

この時はシリア革命反体制勢力国民連立傘下の暫定内閣国防省が「国民和解委員会」を設置し、対立解消を試みたが、第32師団は「国民和解委員会」の一連の決定を拒否していた。

また、シャーム自由人イスラーム運動「総司令部」を名乗る勢力(ハサン・スーファーン前総司令官)も「国民和解委員会」の決定がシャーム戦線寄りだとして批判していた。

複数筋によると、シャーム自由人イスラーム運動総司令部は、シャーム解放機構とつながりがあり、同機構がトルコ占領地に進出するための口実を見つけようと、批判を続けていたという。

なお、シャーム自由人イスラーム運動の指導部は現在ジャービル・アリー・バーシャー氏が総司令官を務めている。

AFP, June 21, 2022、ANHA, June 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, June 21, 2022、Orient News, June 21, 2022、Reuters, June 21, 2022、SANA, June 21, 2022、SOHR, June 21, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア自治局がベルギー外務省の使節団と会談し、ベルギー国籍のダーイシュ・メンバーの妻6人と子供16人の身柄を引き渡す(2022年6月21日)

ハサカ県では、ANHA(6月21日付)によると、北・東シリア自治局の渉外関係局(外務省に相当)が、シリア政府と同自治局の共同支配(分割統治)下にあるハサカ市でベルギー外務省の使節団と会談し、ベルギー国籍のダーイシュ(イスラーム国)メンバーの妻6人と子供16人の身柄を引き渡した。

ベルギー外務省使節団は19日にレバノンから現地入りしていた。

AFP, June 21, 2022、ANHA, June 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, June 21, 2022、Reuters, June 21, 2022、SANA, June 21, 2022、SOHR, June 21, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアレッポ県タッル・リフアト市近郊を砲撃(2022年6月21日)

アレッポ県では、ANHA(6月21日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のシャイフ・イーサー村、バイルーニーヤ村、ハルバル村を砲撃した。

一方、アフリーン解放軍団は声明を出し、6月17日にトルコ占領下のバーブ市近郊のアブラ村で特殊作戦を2回実施し、トルコの傭兵(シリア国民軍戦闘員)7人を殺害、7人を負傷させたと発表した。

AFP, June 21, 2022、ANHA, June 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, June 21, 2022、Reuters, June 21, 2022、SANA, June 21, 2022、SOHR, June 21, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ミクダード外務在外居住者大臣はアブハジア共和国のアルジンバ外務大臣と電話会談し、ロシア支持を確認(2022年6月21日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣は、アブハジア共和国のイナル・アルジンバ外務大臣と電話会談を行い、両国共通の関心事、地域情勢、国際情勢について意見を交わした。

SANA(6月21日付)によると、会談では、欧米諸国による内政干渉、諸国民の主権や独立の権利に反する行為、国際法や諸国民の権利に反する一方的制裁に対する反対の姿勢を確認するとともに、ロシア支持の姿勢を表明した。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/pfbid02hSag2CZQQpqxHsdWdxzMpor4vrrEcYxJccx4idTLwModjDhN7f4FYepq2vHuLT2el

AFP, June 21, 2022、ANHA, June 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, June 21, 2022、Reuters, June 21, 2022、SANA, June 21, 2022、SOHR, June 21, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で1人(2022年6月21日)

保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者1人が完治したと発表した。

これにより、6月21日現在のシリア国内での感染者数は計55,917人、うち死亡したのは3,150人、回復したのは52,749人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/videos/364810582409927/

AFP, June 21, 2022、ACU, June 21, 2022、ANHA, June 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, June 21, 2022、Reuters, June 21, 2022、SANA, June 21, 2022、SOHR, June 21, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

中国外交部報道官はツイッターで米国を「我々の時代の迫害者」と非難(2022年6月20日)

中国外交部の趙立堅報道官はツイッターのアカウント(https://twitter.com/zlj517/)で「我々の時代の迫害者」と綴ったうえで、「2001年以降、米国が中東で行った戦争で90万人が殺害された。そのなかには民間人33万5000人が含まれ、数千万人が家を追われた」と書かれた画像を掲載した。

https://twitter.com/zlj517/status/1538855366074994688

AFP, June 21, 2022、ANHA, June 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, June 21, 2022、Reuters, June 21, 2022、SANA, June 21, 2022、SOHR, June 21, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

国連のグテーレス事務総長は越境(クロスライン)人道支援の延長を呼び掛ける(2022年6月20日)

国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、シリアの人道状況への対応を協議するための安保理会合で、6月16日付で発表した国連安保理決議第2139号(2014年)などシリアへの越境(クロスライン)人道支援に基づく報告書(S/2022/492)のなかで、7月10日が有効期限となる越境人道支援の継続を提言したことを改めて明らかにした。

グテーレス事務総長は報告書のなかで、「人々は危機に瀕しており、対処することができない」シリアへの人道支援の必要は過去11年間でもっとも高まっていると強調、支援を訴えた。

また、反体制派の支配下にあるシリア北西部に関しては、「シリアでの国連の越境活動は世界においてもっとも精査され、監視された支援活動の一つだ…。我々の支援が困っている人々に届いていることは疑う余地がない」と主張、越境人道支援の維持を求めた。

一方、米国のリンダ・トマス=グリーンフィールド国連大使は、越境人道支援のこれまでの成果を強調するとともに、境界経由(クロスライン)の人道支援が限定的で、シリア国内での食料価格の高等などでより困難になっていると指摘、越境人道支援の維持を訴えた。

対するロシアのドミトリー・ポリャンスキー国連第1常駐副代表は事務総長が米国などによるシリアへの一方的制裁に言及しなかったことに遺憾の意を示す一方、イスラエルによるシリアへの相次ぐ爆撃などで治安状況が悪化していることが、人道危機を深刻化させていると非難し、シリア政府との連携のもとに境界経由での人道支援を拡充すべきだと主張した。

中国の張軍国連大使は、シリアの主権と境界人道支援を行うシリア政府を尊重したうえで、人道支援にかかる渉外を分析すべきだとしたうえで、人道支援を政治利用すべきでないと主張した。

シリアのバッサーム・サッバーグ国連代表は、6月10日のイスラエル軍によるダマスカス国際空港への爆撃により、国連の人道支援関係者の入国や救命用品の搬入が不可能になったにもかかわらず、欧米諸国はイスラエルによる国際法違反を非難することを妨害していると非難した。

また、トルコがシリア北部に「安全地帯」を設置するとして、シリア国内のテロを支援し、人口動態を改悪しようとしていると指弾、西側諸国についても境界経由での人道支援の奨励を定めた国連安保理決議を直接間接に拒否していると非難した。

AFP, June 21, 2022、ANHA, June 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, June 21, 2022、Reuters, June 21, 2022、SANA, June 21, 2022、SOHR, June 21, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.