トルコ・ロシア国防大臣はイドリブ県での緊張緩和と停戦の方途をめぐって電話会談(2019年5月20日)

トルコ国防省は声明で、フルシ・アカル国防大臣とロシアのセルゲイ・ショイグ国防大臣が電話会談を行い、イドリブ県を中心とする緊張緩和地帯第1ゾーンの情勢と、2018年9月のソチでの合意(非武装地帯設置にかかる合意)の枠組みに沿ったかたちでの緊張緩和と停戦への方途をめぐって協議したと発表した。

アナトリア通信(5月20日付)が伝えた。

AFP, May 20, 2019、Anadolu Ajansı, May 20, 2019、ANHA, May 20, 2019、AP, May 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 20, 2019、al-Hayat, May 21, 2019、Reuters, May 20, 2019、SANA, May 20, 2019、SOHR, May 21, 2019、UPI, May 20, 2019などをもとに作成。

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ダーイシュは5月に入ってYPG主体のシリア民主軍の戦闘員161人を殺害したと発表(2019年5月20日)

ダーイシュ(イスラーム国)に近いアアマーク通信(5月20日付)は、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍との戦闘の成果を図示したインフォグラフィアを公開、5月1日から16日までの期間に、ダイル・ザウル県、ハサカ県、ラッカ県、アレ歩県で合計64回の攻撃を実施、戦闘員161人を殺害、車輌43台を破壊したと伝えた。

AFP, May 20, 2019、ANHA, May 20, 2019、AP, May 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 20, 2019、al-Hayat, May 21, 2019、Reuters, May 20, 2019、SANA, May 20, 2019、SOHR, May 21, 2019、UPI, May 20, 2019などをもとに作成。

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ロシア国防省は19日にシャーム解放機構がフマイミーム航空基地をロケット弾で攻撃したと発表(2019年5月20日)

ロシア国防省は声明を出し、シャーム解放機構が19日、イドリブ県内の緊張緩和地帯からシリア駐留ロシア軍の司令部があるラタキア県のフマイミーム航空基地に対してロケット弾攻撃を行った。

シャーム解放機構が撃ったロケット弾は6発で、ロシア軍は防空システムでそのすべてを撃破、またロケット弾が発射されたシャーム解放機構の基地を攻撃し、これを破壊した。

AFP, May 20, 2019、ANHA, May 20, 2019、AP, May 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 20, 2019、al-Hayat, May 21, 2019、Reuters, May 20, 2019、SANA, May 20, 2019、SOHR, May 21, 2019、UPI, May 20, 2019などをもとに作成。

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イドリブ県などに対するシリア・ロシア軍の爆撃が再び止み、シリア軍の砲撃も限定的に(2019年5月20日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯第1ゾーンでは、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから21日目となる5月20日、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の戦闘は続いたが、シリア・ロシア軍は爆撃を中断、シリア軍による砲撃も限定的なものに留まった。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より18人(民間人7人、反体制武装集団戦闘員7人、シリア軍兵士4人)増えて510人となった。

うち、180人が民間人(女性41人、子供38人を含む)、330人がシリア軍兵士および反体制武装集団戦闘員。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍および親政権民兵とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団がカッバーナ村一帯で交戦した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍および親政権民兵とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団がサフル丘、カラ・ジュルン村、マイダーン・ガザール村、カフルヌブーダ町、ハマーミーヤート村で交戦した。

シリア軍はまた、ラターミナ町、サイヤード村、カフルズィーター市、アルバイーン村に対して砲撃を行った。

一方、SANA(5月20日付)によると、シリア軍がハマーミーヤート村一帯でシャーム解放機構と交戦し、複数の戦闘員を殺傷した。

シリア軍はまた、アルバイーン村、ザカート村、ハスラーヤー村、ラターミナ町にある反体制武装集団の拠点を砲撃した。

他方、ドゥラル・シャーミーヤ(5月20日付)によると、シャーム解放機構がハマーミーヤート村の入口に設置されているシリア軍の拠点複数カ所を攻撃し、兵士9人を殺害した。

また、国民解放戦線は、ブワイダ村一帯に進軍しようとした第5軍団を撃退したと発表した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍および親政権民兵とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団がカッサービーヤ村、トゥラムラー村、フライフィル村、フバイト村、カフル・ウワイド村、アミーカ村、バアルブー村で交戦した。

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アレッポ県では、ANHA(5月20日付)によると、シャーム解放機構がイフタール直前にアレッポ市を砲撃、砲弾11発がハーリディーヤ地区に着弾し、住民多数が負傷した。

砲弾はまた、ナイル通り地区などにも着弾した。

一方、アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍および親政権民兵とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団がアレッポ市ラーシディーン地区で交戦した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を8件(ラタキア県7件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を5件(ハマー県2件、アレッポ県2件、イドリブ県1件)確認した。

AFP, May 20, 2019、ANHA, May 20, 2019、AP, May 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 20, 2019、al-Hayat, May 21, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 20, 2019、Reuters, May 20, 2019、SANA, May 20, 2019、SOHR, May 21, 2019、UPI, May 20, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから417人、ヨルダンから746人の難民が帰国、避難民216人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者208人)が帰宅(2019年5月20日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(5月20日付)を公開し、5月19日に難民1,163人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは417人(うち女性125人、子供213人)、ヨルダンから帰国したのは746人(うち女性194人、子供330人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は228,897人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者80,012人(うち女性24,026人、子ども40,511人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者148,885人(うち女性44,695人、子ども75,919人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 458,177人(うち女性137,864人、子供233,479人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,659,752人(うち女性1,997,926人、子供3,396,474人)。

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一方、国内避難民216人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは8人(うち女性2人、子供4人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは208人(うち女性65人、子供81人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は29,760人(うち女性4,572人、子供5,687人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,298,356人(うち女性387,131人、子供649,453人)となった。

なお、グラーブ山通行所を経由して帰還した208人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は208人だった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 20, 2019をもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから408人、ヨルダンから559人の難民が帰国、避難民4人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者0人)が帰宅(2019年5月19日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(5月19日付)を公開し、5月19日に難民967人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは408人(うち女性123人、子供208人)、ヨルダンから帰国したのは559人(うち女性168人、子供285人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は227,734人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者79,595人(うち女性24,026人、子ども40,511人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者148,139人(うち女性32,467人、子ども55,139人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 457,014人(うち女性120,047人、子供203,908人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,659,752人(うち女性1,997,926人、子供3,396,474人)。

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一方、国内避難民4人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは4人(うち女性2人、子供2人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは0人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は29,544人(うち女性3,866人、子供4,771人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,298,140人(うち女性387,096人、子供649,430人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 19, 2019をもとに作成。

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ダルアー県サナマイン市へのシリア軍の封鎖が続くなか、何者かが治安機関本部を砲撃(2019年5月19日)

ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月20日付)によると、サナマイン市にある治安機関の本部に対して何者かがRPG弾を発射した。

事件は、シリア軍がサナマイン市で15日に拘束した3人(反体制武装集団の司令官だったワリード・ザフラ氏の兄弟マジュディー・ザフラ氏とアギード・ザフラ氏、そしてアブー・サーリフを名のる人物)のうちの1人(アギード氏)が拷問で死亡したとの情報が流れたことを受けたもの。

3人の拘束に対して住民が反発し、シリア軍兵士2人が死亡する騒ぎとなるなど、サナマイン市は緊張状態が続いており、シリア軍が同地を封鎖している。

AFP, May 20, 2019、ANHA, May 20, 2019、AP, May 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 20, 2019、al-Hayat, May 21, 2019、Reuters, May 20, 2019、SANA, May 20, 2019、SOHR, May 21, 2019、UPI, May 20, 2019などをもとに作成。

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シリアのアル=カーイダに近いイバー通信がラタキア県でシリア軍が塩素ガス攻撃を行ったと主張、シリア軍はこれを否定(2019年5月19日)

ラタキア県では、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構に近いイバー・ネット(5月19日付)は、シリア軍が早朝、県北部のクルド山地方カッバーナ村近郊のクバイナ丘を塩素ガスを装填した砲弾で攻撃したと伝えた。

イバー・ネットは「ラタキア県北部クルド山のクバイナ丘に対する犯罪者政権と占領者ロシアの民兵による数十回にわたる攻撃の試みが失敗し、同地で戦うジハード戦士が伝説とも言える不屈の抵抗を続けるなか、ヌサイリー軍は塩素ガスで同地を砲撃している」としたうえで、「シリア軍は19日早朝、クバイナ丘への進軍に失敗したことを受け、同地の戦士たちの拠点複数カ所に対して有毒塩素を装填したロケット弾3発で攻撃を行った」と伝えた。

同サイトの特派員によると、この砲撃で反体制派側に死傷者は出なかったが、シリア軍は同地への攻撃を続けているという。

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イバー・ネットの報道は、反体制派系のイナブ・バラディー、ザマーン・ワスル、SNN、ドゥラル・シャーミーヤなどによって拡散された。

また、ベルギーで活動する反体制派系NGOの「シリア化学兵器違反記録センター」(CVDCS)も声明を出し、クナイバ丘が有毒ガスを装填したロケット弾3発の攻撃を受けたとしたうえで、複数の目撃者の証言として、砲弾が爆発すると、黄色の煙が上がり、塩素のような刺激臭がしたと発表した。

また、同センターの声明によると、この攻撃後に負傷者4人の治療にあたった医師も、目の充血や呼吸困難といった症状を発症していたと証言しているという。

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これに対して、シリア軍武装部隊総司令部は、ラタキア県カッバーナ村でシリア軍が化学兵器を使用したとの情報が「捏造された虚偽の報道であり、事実無根」だと否定した。

シリア軍筋は、SANA(5月19日付)に対して、「敗北を喫した後にしてきたように、テロ集団とその配下にある一部メディアは、シリア・アラブ軍がカッバーナ村で化学兵器を使用したとする捏造されたウソのニュースを拡散した…。こうした報道の一切を否定するとともに…、テロとの戦いに邁進すると強調したい」と述べた。

ロシア外務省高官筋もこの情報を否定した。

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なお、シリア人権監視団によると、ラタキア県では、シリア軍がカッバーナ村およびクルド山一帯を砲撃した。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(5月19日付)、イバー・ネット(5月19日付)によると、ラタキア県では、シリア軍がクバイナ丘を砲撃し同地に進攻し、シャーム解放機構が応戦した。

AFP, May 19, 2019、ANHA, May 19, 2019、AP, May 19, 2019、CVDCS, May 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 19, 2019、al-Hayat, May 20, 2019、‘Inab Baladi, May 19, 2019、Reuters, May 19, 2019、SANA, May 19, 2019、Shabaka Iba’ al-Ikhbariya, May 19, 2019、SOHR, May 19, 2019、UPI, May 19, 2019、Zaman al-Wasl, May 19, 2019などをもとに作成。

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シリア軍側による停戦発表にもかかわらず、ロシア軍はイドリブ県、ハマー県への爆撃を再開(2019年5月19日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯第1ゾーンに対するシリア・ロシア軍の激しい爆撃・砲撃は20日目を迎えた。

18日のシリア軍側による停戦発表で、中断していた爆撃・砲撃は再開され、ロシア軍がイドリブ県、ハマー県への爆撃を加え、イドリブ県、ハマー県でシリア軍と反体制武装集団が交戦した

シリア人権監視団によると、これにより、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より11人(民間人10人、兵士・戦闘員1人)増えて492人となった。

うち、173人が民間人(女性39人、子供34人を含む)、312人がシリア軍兵士および反体制武装集団戦闘員。

ノールス研究センターによると、シリア軍側の犠牲者は170人(うち士官40人)にのぼり、そのほとんどが、スハイル・ハサン准将の指揮下にある民兵(いわゆる第5軍弾)、パレスチナ人民兵のクドス旅団、そしてマーヒル・アサド少将が実質司令官を務める第4師団の将兵だという。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がカフルナブル市およびその一帯を8回爆撃した。

この爆撃で、女性1人と子供1人を含む3人が死亡、市内のサイイダ・ミリヤム病院が狙われ、同病院が物的被害を受け、利用不能となった。

またシリア軍がハーン・シャイフーン市、カフルナブル市、フバイト村など県南部および西部一帯を砲撃し、女性1人と子供人を含む7人が死亡した。

ドゥラル・シャーミーヤ(5月19日付)によると、ロシア軍の爆撃により、カフルナブル市で女性と子供を含む8人が死亡、多数が負傷、ハーン・シャイフーン市で3人が死亡した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がザイズーン村を2回爆撃した。

シリア軍がカストゥーン村、アンカーウィー村、マイダーン・ガザール村、ハウラター村、ザイズーン村、ジャドラーヤー村、サフン村を砲撃し、女性1人と女児1人を含む3人が死亡した。

これに対して、シャーム解放機構は、カルカート村灌木地帯のシリア軍拠点を砲撃した。

一方、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構に近いイバー・シャーミーヤ(5月19日付)によると、シャーム解放機構がカルカート村灌木地帯、マイダーン・ガザール村に進軍しようとしたシリア軍を要撃した。

これに対して、SANA(5月19日付)は、反体制武装集団がシリア軍によって制圧されたハマーミーヤート村一帯を砲撃、これに対してシリア軍が反撃したと伝えた。

シリア軍はまた、フワイズ村、カルカート村一帯で活動するシャーム解放機構の拠点を砲撃したという。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を14件(ラタキア県11件、ハマー県2件、イドリブ県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を9件(アレッポ県1件、ラタキア県3件、ハマー県5件)確認した。

AFP, May 19, 2019、ANHA, May 19, 2019、AP, May 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 19, 2019、al-Hayat, May 20, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 19, 2019、Nors for Studies, May 19, 2019、Reuters, May 19, 2019、SANA, May 19, 2019、Shabaka Iba’ al-Ikhbariya, May 19, 2019、SOHR, May 20, 2019、UPI, May 19, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が北・東シリア自治局とシリア政府が共同統治するタッル・リフアト市郊外を砲撃(2019年5月19日)

アレッポ県では、ANHA(5月19日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が、北・東シリア自治局とシリア政府が共同統治するタッル・リフアト市郊外のマルアナーズ村、マーリキーヤ市(シャッラー村近郊)を砲撃した。

また、トルコの支援を受ける反体制武装集団は同地近郊のクワンディー・マーズィン村の農場を焼き討ちにした。

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一方、北・東シリア自治局の支配下にある県東部のマンビジュ市中心街の商店前に仕掛けられた地雷2発が相次いで爆発した。

死傷者はなかった。

AFP, May 19, 2019、ANHA, May 19, 2019、AP, May 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 19, 2019、al-Hayat, May 20, 2019、Reuters, May 19, 2019、SANA, May 19, 2019、SOHR, May 20, 2019、UPI, May 19, 2019などをもとに作成。

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米国の影響下にあるヨルダン国境地帯のルクバーン・キャンプから難民数十世帯が新たに帰還(2019年5月19日)

SANA(5月19日付)によると、米主導の有志連合の占領下にあるヒムス県南東部のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプに身を寄せていたシリア難民数十世帯が、新たにスフナ市南部のジュライギーム通行所を通過し、シリアに帰国した。

AFP, May 19, 2019、ANHA, May 19, 2019、AP, May 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 19, 2019、al-Hayat, May 20, 2019、Reuters, May 19, 2019、SANA, May 19, 2019、SNN, May 19, 2019、SOHR, May 20, 2019、UPI, May 19, 2019などをもとに作成。

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北・東シリア自治局の支配下にあるラッカ市で内務治安部隊の車を狙った爆弾テロが発生し、3人が負傷(2019年5月18日)

ラッカ県では、ANHA(5月18日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるラッカ市タイヤール地区の街道脇に仕掛けられていた爆弾が爆発し、内務治安部隊の車が爆発に巻き込まれ、隊員3人が負傷した。

AFP, May 18, 2019、ANHA, May 18, 2019、AP, May 18, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 18, 2019、al-Hayat, May 19, 2019、Reuters, May 18, 2019、SANA, May 18, 2019、SOHR, May 18, 2019、UPI, May 18, 2019などをもとに作成。

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トルコの支援を受ける反体制武装集団が北・東シリア自治局とシリア政府の共同統治下にあるタッル・リフアト市一帯を砲撃(2019年5月18日)

アレッポ県では、ANHA(5月18日付)によると、トルコが実質占領するカフルハーシル村とアアザーズ市で活動する反体制武装集団が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同統治下にあるタッル・リフアト市一帯を20発以上の砲弾で砲撃した。

これに対し、アフリーン解放軍団が声明を出し、タッル・リフアト市近郊のマンナグ村、アイン・ダクナ村一帯でトルコ軍およびその支援を受ける反体制武装集団と交戦、多数の戦闘員を殲滅したと発表した。

トルコ軍と反体制武装集団は15日から同地への攻撃を強めていたという。

AFP, May 18, 2019、ANHA, May 18, 2019、AP, May 18, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 18, 2019、al-Hayat, May 19, 2019、Reuters, May 18, 2019、SANA, May 18, 2019、SOHR, May 18, 2019、UPI, May 18, 2019などをもとに作成。

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イスラエル軍はシリア領内に「ダブル・タップ」:シリア軍は前日に続いてイスラエルのミサイルを迎撃(2019年5月18日)

SANA(5月18日付)は軍消息筋の話として、シリア軍防空部隊がクナイトラ県方面から飛来した複数の「未確認飛翔体」を迎撃、これを撃破したと伝えた。

シリア人権監視団によると、「未確認飛翔体」はイスラエル軍戦闘機複数機が占領下のゴラン高原から発射したミサイルで、シリア軍航空部隊の迎撃で少なくとも1発が撃破され、2発がクナイトラ県の第90旅団基地一帯に着弾した。

イスラエル軍によるミサイル攻撃は2日連続。

AFP, May 18, 2019、ANHA, May 18, 2019、AP, May 18, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 18, 2019、al-Hayat, May 19, 2019、Reuters, May 18, 2019、SANA, May 18, 2019、SOHR, May 18, 2019、UPI, May 18, 2019などをもとに作成。

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シリア人権監視団によると、シリア軍による停戦発表を受け、シリア・ロシア軍の爆撃は止み、戦闘も小康状態に入ったが、各地で爆撃、交戦が続いているとの報道も(2019年5月18日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯第1ゾーンでは、シリア軍側が72時間の一時停戦に入ったと発表したことを受け、シリア・ロシア軍の爆撃は止み、シリア軍と反体制武装集団の戦闘も、ハマー県北部とラタキア県北部の一部を除いて小康状態となった。

シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターによる「樽爆弾」、戦闘機による爆撃、ロシア軍による爆撃はいずれも確認されなかった。

だが、イドリブ県南部、ハマー県北部では、国民解放戦線やイッザ軍が停戦拒否の姿勢を示したこともあり、シャーム解放機構、トルキスタン・イスラーム党を含む反体制武装集団と、シリア軍、親政権民兵による砲撃戦、戦闘が続いた。

これにより、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より7人(民間人7人、兵士・戦闘員0人)増えて481人となった。

うち、163人は民間人(女性37人、子供32人を含む)、308人がシリア軍兵士および反体制武装集団戦闘員。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、カルカート村灌木地帯でシリア軍、親政権民兵と反体制武装集団が激しく交戦、シリア軍がアルバイーン村、マイダーン・ガザール村を砲撃、反体制武装集団もシリア軍の拠点に砲撃で応戦した。

シリア軍はこのほか、サルマーニーヤ村を砲撃した。

イバー・ネット(5月18日付)によると、シャーム解放機構がカルカート村灌木地帯でシリア士官1人を含むシリア軍兵士を殺害したと伝えた。

また、トルコの支援を受ける国民解放戦線がフワイズ村でシリア軍の装甲車をコルネット・ミサイル、TOW対戦車ミサイルを撃破、その映像を公開した。

一方、SANA(5月18日付)によると、シリア軍がシャフシャブー山に面するガーブ平原に配置されている拠点への攻撃を試みようとしたシャーム解放機構を撃退し、複数の戦闘員を殺傷した。

また、ハウワーシュ村、フワイジャ村一帯で活動する反体制武装集団がフワイズ村の拠点を砲撃したことに対し、シリア軍も砲撃で応戦した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、フバイト村に対するロシア軍戦闘機の爆撃で負傷していた住民1人が死亡した。

一方、NHA(5月18日付)は、シリア人権監視団の発表とは裏腹に、ハマー県北部に移動しようとしていた反体制武装集団の車列を、ロシア軍戦闘機がカフルナブル市、マアッラト・ヌウマーン市、ハーン・シャイフーン市一帯で爆撃したと伝えた。

ANHAによると、ロシア軍戦闘機はまた、シャーム解放機構の拠点に対しても爆撃を行ったという。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(5月18日付)によると、シリア軍は未明にマアッラト・ヌウマーン市、カフルルーマー村、カフルヤディーン村を砲撃し、マアッラト・ヌウマーン市では女性2人と女児1人を含む4人が、カフルルーマー村では2人が死亡した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ジャブラ市近郊で、シリア駐留ロシア軍の司令部があるフマイミーム航空基地に対する無人航空機(ドローン)の爆撃や砲撃と思われる大きな爆発音が聞こえた。

これに関して、SANA(5月18日付)は、反体制武装集団がジャブラ市近郊のシャラーシール村とフワイズ村を砲撃し、住民1人が死亡、複数が負傷したと伝えた。

シリア人権監視団によると、反体制武装集団が撃った砲弾は15発以上。

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アレッポ県では、ANHA(5月18日付)によると、反体制武装集団が未明にアレッポ市の第3000住宅計画地区を砲撃、シリア軍が応戦した。

また、トルコの支援を受ける反体制武装集団の戦闘員数百人を乗せた車列が、アフリーン市南のガザーウィーヤ村の通行所を経由して、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握る反体制派支配地域(緊張緩和地帯第1ゾーン)に入り、ハマー県北部、イドリブ県南部の前線に向かった。

ANHA(5月19日付)によると、イドリブ県に入ったのは、アブー・ハサンを名のる司令官が率いるバドル殉教者軍のメンバー110人。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を10件(ラタキア県)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を16件(イドリブ県5件、アレッポ県1件、ハマー県10件)確認した。

AFP, May 18, 2019、ANHA, May 18, 2019、May 19, 2019、AP, May 18, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 18, 2019、al-Hayat, May 19, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 18, 2019、Reuters, May 18, 2019、SANA, May 18, 2019、Shabaka Iba’ al-Ikhbariya, May 18, 2019、SOHR, May 18, 2019、UPI, May 18, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコの支援を受ける国民解放戦線、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構と共闘するイッザ軍はシリア軍側が発表した停戦を拒否(2019年5月18日)

トルコの支援を受ける国民解放戦線のナージー・ムスタファー報道官は、ロシアとトルコが合意したとされる72時間の停戦に関して、ドゥラル・シャーミーヤ(5月18日付)に対して「停戦に関していかなる提案が行われても、国民解放戦線によって一切拒否される」と述べた。

その理由として、ムスタファー報道官は「シリア軍が最近になって占領した地域からの停戦、数十人が犠牲となり、数十万人に避難生活を余儀なくしている無垢の市民への野蛮な砲撃の停止をロシアの停戦が保障していないのが、拒否の理由だ」と強調した。

また、国民解放戦線に所属するアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動のジャービル・アリー・バーシャー総司令官も「宗派主義民兵(シリア軍のこと)が占領下村々から撤退しない限りは停戦を拒否する…。我々はアッラーの許しのもと戦いのさなかにある」と表明、戦闘員に戦闘継続を呼びかけた。

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シャーム解放機構と共闘し、ハマー県北部で戦闘を続けているイッザ軍の司令官の1人マフムード・マフムード大尉はツイッターのアカウント(https://twitter.com/alaza_aza)を通じて「現状において停戦に言及することは、あからさまな反逆行為だ…。それ(停戦)は敵が力を蓄え、隊列を再編するための時間稼ぎだ」と綴り、停戦を拒否する姿勢を示した。

AFP, May 18, 2019、ANHA, May 18, 2019、AP, May 18, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 18, 2019、al-Hayat, May 19, 2019、Reuters, May 18, 2019、SANA, May 18, 2019、SOHR, May 18, 2019、UPI, May 18, 2019などをもとに作成。

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シリア軍前線司令官は「イドリブ県、ハマー県、ラタキア県で72時間の停戦に入った」と述べる一方、反体制派はこれを否定し「停戦協議は継続中で発効していない」と主張(2019年5月18日)

スプートニク・ニュース(5月18日付)は、とシリア軍前線司令官(匿名)の情報として、イドリブ県、ハマー県、ラタキア県で72時間の停戦に入ったと伝えた。

同司令官によると、停戦は今日の深夜(17日24時=18日0時)に発効し、期限は72時間だという。

停戦の理由について、この司令官は明らかにしなかった。

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イナブ・バラディー(5月18日付)が、国民解放戦線のアブー・スブヒー・ナッハース政治局長の話として伝えたところによると、停戦は、ロシアの要請に基づき、ロシアとトルコの間で協議されているが、協議は継続中で発効はしていないという。

AFP, May 18, 2019、ANHA, May 18, 2019、AP, May 18, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 18, 2019、al-Hayat, May 19, 2019、‘Inab Baladi, May 18, 2019、Reuters, May 18, 2019、SANA, May 18, 2019、Sputnik News, May 18, 2019、SOHR, May 18, 2019、UPI, May 18, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから321人、ヨルダンから642人の難民が帰国、避難民11人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者0人)が帰宅(2019年5月18日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(5月18日付)を公開し、5月17日に難民963人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは321人(うち女性32人、子供53人)、ヨルダンから帰国したのは642人(うち女性194人、子供330人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は226,767人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者79,187人(うち女性23,203人、子ども38,762人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者147,580人(うち女性44,303人、子ども75,254人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 456,047人(うち女性136,864人、子供232,479人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,659,752人(うち女性1,997,926人、子供3,396,474人)。

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一方、国内避難民11人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは8人(うち女性4人、子供3人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは3人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は29,540人(うち女性3,864人、子供4,767人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,298,136人(うち女性387,092人、子供649,426人)となった。

なお、グラーブ山通行所を経由して帰還した3人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は0人だった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 18, 2019をもとに作成。

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シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構のジャウラーニー指導者がビデオ映像を通じてトルコの支援を受ける反体制派にアレッポ県で戦端を開き、共闘するよう呼びかける(2019年5月17日)

シリアのアル=カーイダと目され、イドリブ県を中心とする反体制派支配地域(緊張緩和地帯第1ゾーン)の軍事・治安権限を掌握するシャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の最新の映像がテレグラムを通じて公開された。

「シャイフ・アビー・ムハンマド・ジャウラーニーのシリア革命メディア関係者との会談の一コマ」と題された13分強の映像のなかで、ジャウラーニー指導者は「例えば、アレッポ県での作戦を開始すれば、我々を助けることはできる」と述べ、トルコの支援を受ける反体制派に対して共闘を呼びかけた。

また「我々の利益のため、敵を分散させ、新たな戦端を開こう」、「イドリブ県を守るため武器をとろう」と唱導した。

アレッポ県北部では、シリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団、アル=カーイダの系譜を汲むシャーム自由人イスラーム運動、そして「ユーフラテスの盾」作戦司令室、「オリーブの枝」作戦司令室として糾合していた諸々の武装集団が、トルコの支援を受けて国民軍の名で再編され、同地におけるトルコの実質占領を支えている。

一方、緊張緩和地帯において、トルコ軍の支援を受けてきた国民解放戦線は、シャーム解放機構との抗争に敗れ、2019年1月に主力がアレッポ県北部に退去したものの、多くの部隊が残留しており、4月30日にシリア・ロシア軍の攻撃が激化して以降は、シャーム解放機構、トルキスタン・イスラーム党、イッザ軍、さらには興のアル=カーイダ系組織フッラース・ディーン機構、アンサール・ディーン戦線、アンサール・タウヒード、アンサール・イスラーム集団からなる「信者を煽れ」作戦司令室と事実上共闘し、シリア軍に対峙している。

https://www.youtube.com/watch?v=XzCe3fVJqJw

 

AFP, May 17, 2019、ANHA, May 17, 2019、AP, May 17, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 17, 2019、al-Hayat, May 18, 2019、Reuters, May 17, 2019、SANA, May 17, 2019、SOHR, May 17, 2019、UPI, May 17, 2019などをもとに作成。

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ジャアファリー・シリア国連代表「トルコが合意を遵守していないことに乗じて、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構がイドリブ県を掌握し、シリア国内にテロの温床が創り出された」(2019年5月17日)

国連安保理では、イドリブ県を中心とする緊張緩和地帯第1ゾーンの事態悪化への対応を協議する会合が開かれた。

会合に出席したバッシャール・ジャアファリーシリア国連代表は、「トルコが緊張緩和地帯や非武装地帯の設置にかかる一連の合意を遵守していないことに乗じて、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構がイドリブ県を掌握し、シリア国内にテロの温床が創り出された」と批判した。

ジャアファリー国連代表はまた「緊張緩和地帯にかかる合意が暫定的なもので、これを維持したいのであれば、トルコがシリア領内での占領とイドリブ県でのテロ組織への支援を止める必要があることをみなが理解すべきだ」と強調した。

これに対して、トルコのフェリドゥン・スィニルリオール国連大使は、「シリア軍の攻撃により数十万の避難民が発生しており、こうした事態はトルコ、欧州などにとって人道危機、安全保障上の危機である」と発言し、その数が24万3000人に上っていると主張した。

スィニルリオール国連大使はまた、シリア軍が「民間人、学校、病院を意図的に狙っている…。シリア政府は数々の人道に対する罪を犯し、何度もレッド・ラインを踏み越えてきた。我々は同じ過ちを繰り返すことはできない」と批判、「イドリブ県に対する大規模軍事攻撃は人道危機をもたらす」と警鐘を鳴らした。

AFP, May 17, 2019、ANHA, May 17, 2019、AP, May 17, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 17, 2019、al-Hayat, May 18, 2019、Reuters, May 17, 2019、SANA, May 17, 2019、SOHR, May 17, 2019、UPI, May 17, 2019などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダイル・ザウル県とハサカ県の県境でダーイシュ・メンバー42人を拘束(2019年5月17日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のダジュワール・ハルブ司令官とアーラーン・カーミシュロー司令官はハサカ県シャッダーディー市での記者会見で、シリア民主軍がダイル・ザウル県とハサカ県の県境地帯で隊員5,000人を投入し、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパー・セル摘発作戦を15日付で開始したと発表した。

スリーパー・セル摘発作戦は、ダイル・ザウル県シュハイル村からハサカ県フール町にいたる全長180キロ、幅80キロの地帯で、これまでにダーイシュ・メンバー42人を拘束したという。

AFP, May 17, 2019、ANHA, May 17, 2019、AP, May 17, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 17, 2019、al-Hayat, May 18, 2019、Reuters, May 17, 2019、SANA, May 17, 2019、SOHR, May 17, 2019、UPI, May 17, 2019などをもとに作成。

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イスラエル軍がシリア領内をミサイル攻撃、防空部隊がこれを迎撃(2019年5月17日)

SANA(5月17日付)は軍消息筋の話として、シリア軍防空部隊がクナイトラ県方面から飛来した複数の敵の標的を迎撃、これを撃破したと伝え、その映像を公開した。

シリア人権監視団によると、シリア軍が迎撃したのはイスラエル軍のミサイルで、ダマスカス郊外県キスワ市近郊で少なくとも3回の爆発が発生した。

同地には、シリア軍防空部隊基地のほか、ヒズブッラーやイランの武器庫があるという。

一方、スプートニク・ニュース(5月17日付)は、シリア軍筋の話として、シリア軍防空部隊は4発の地対空ミサイルを発射し、クナイトラ県上空でミサイル複数発を撃破したと伝えた。


また、シリアの治安筋によると、シリア軍防空部隊はイスラエル軍の無人航空機1機も撃破したという。

AFP, May 17, 2019、ANHA, May 17, 2019、AP, May 17, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 17, 2019、al-Hayat, May 18, 2019、Reuters, May 17, 2019、SANA, May 17, 2019、Sputnik News, May 17, 2019、SOHR, May 17, 2019、UPI, May 17, 2019などをもとに作成。

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ロシアはシリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構によって、ロシア軍がイドリブ県で化学兵器を使用したと見せ掛ける準備が行われていると発表(2019年5月17日)

ロシア当事者和解調整センターは声明を出し、イドリブ県サラーキブ市の住民からの情報として、ロシア軍戦闘機がイドリブ県の市民に対して化学兵器を使用したと見せ掛ける準備が、シリアのアル=カーイダと目されるシャームの民のヌスラ戦線(シャーム解放機構)によって行われていると発表した。

AFP, May 17, 2019、ANHA, May 17, 2019、AP, May 17, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 17, 2019、al-Hayat, May 18, 2019、Reuters, May 17, 2019、SANA, May 17, 2019、SOHR, May 17, 2019、UPI, May 17, 2019などをもとに作成。

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シリア軍の爆撃が続くなか、アレッポ県でシリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構とシリア軍が捕虜交換(2019年5月17日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯第1ゾーンに対するシリア・ロシア軍の激しい爆撃・砲撃は18日目を迎えた。

シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターが各所に投下した「樽爆弾」は35発、戦闘機による爆撃は65回に達した。

なお、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より12人(民間人3人、兵士・戦闘員9人)増えて474人となった。

うち、156人が民間人(女性33人、子供29人を含む)、308人がシリア軍兵士および反体制武装集団戦闘員。

なお、ノールス研究センター(5月17日付)によると、4月30日に激化した戦闘でのシリア軍の死者数が142人(うち士官は30人以上)にのぼっているという。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機がカッバーナ村一帯を17回爆撃、ヘリコプターがカッバーナ村一帯に「樽爆弾」14発を投下した。

また地上では、シリア軍がカッバーナ村一帯を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機がハーン・シャイフーン市およびその一帯を3回、バアルブー村を2回、ウライニバ村を2回、マアッラト・ヌウマーン市を2回、カフルサジュナ村を2回、ナキール村を2回、トゥラムラー村を2回、マダーヤー村を2回、ヒーシュ村を2回、フバイト村を2回、カフル・アイン村を2回、フィキーア村およびその一帯を2回、カルサア村を2回爆撃し、ヘリコプターがトゥラムラー村に「樽爆弾」2発、ウライニバ村に2発、アービディーン村に2発を投下した。

一方、SANA(5月17日付)によると、シリア軍がヒーシュ村、ハーン・シャイフーン市、カフルサジュナ村、マアッラト・ハルマ村、フバイト村にあるシャーム解放機構の拠点を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機がガーブ平原およびシャフシャブー山(イドリブ県)各所を11回、カフルズィーター市を5回、アンカーウィー村を3発爆撃し、ヘリコプターがガーブ平原およびシャフシャブー山各所に「樽爆弾」12発、ラターミナ町およびその一帯に3発を投下した。

また地上では、ガーブ平原およびシャフシャブー山各所でシリア軍が反体制武装集団と激しく交戦した。

ドゥラル・シャーミーヤ(5月17日付)によると、反体制武装集団がカルカート村灌木地帯でシリア軍を要撃し、15人を殺害したという。

一方、SANA(5月17日付)によると、シリア軍がマサースィナ村一帯に進攻しようとしたシャーム解放機構を撃退した。

シリア軍はまた、サフリーヤ村、アミーカ村にあるシャーム解放機構の拠点を砲撃し、複数の戦闘員を殺傷した。

このほか、ガーブ平原地元諸評議会を名のる集団が声明を出し、ロシア・シリア両軍によるガーブ平原の村々の占領を拒否すると表明、革命家たちによる同地の解放を呼びかけた。

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アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月17日付)によると、県南部のアイス通行所で、シリア軍とシャーム解放機構が捕虜交換を行い、シリア軍は女性22人を含む逮捕者27人の身柄を、シャーム解放機構はシリア軍捕虜9人の身柄をそれぞれに引き渡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(アレッポ県1件、ラタキア県4件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を18件(ハマー県12件、アレッポ県5件、イドリブ県1件)確認した。

AFP, May 17, 2019、ANHA, May 17, 2019、AP, May 17, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 17, 2019、al-Hayat, May 18, 2019、Nors for Studies, May 17, 2019、Reuters, May 17, 2019、SANA, May 17, 2019、SOHR, May 17, 2019、UPI, May 17, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから398人、ヨルダンから557人の難民が帰国、避難民11人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者0人)が帰宅(2019年5月17日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(5月17日付)を公開し、5月16日に難民955人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは398人(うち女性120人、子供203人)、ヨルダンから帰国したのは557人(うち女性167人、子供284人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は225,804人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者78,866人(うち女性23,203人、子ども38,762人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者146,938人(うち女性44,110人、子ども74,972人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 455,084人(うち女性135,688人、子供230,481人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,659,752人(うち女性1,997,926人、子供3,396,474人)。

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一方、国内避難民11人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは11人(うち女性7人、子供2人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは0人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は29,529人(うち女性9,117人、子供13,368人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,298,125人(うち女性391,676人、子供657,134人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 17, 2019をもとに作成。

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シリア・ロシア軍はイドリブ県南部を集中的に爆撃、アル=カーイダ系組織はトルコが支援する反体制派とともにハマー県北部でシリア軍に反撃(2019年5月16日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯第1ゾーンに対するシリア・ロシア軍の激しい爆撃・砲撃は17日目を迎え、前日に比べて若干の激しさを増した。

爆撃はイドリブ県南部に集中する一方、ドゥラル・シャーミーヤ(5月16日付)などによると、シャーム解放機構、トルキスタン・イスラーム党、トルコの支援を受ける国民解放戦線はハマー県北部でシリア軍に対する反転攻勢を強めた。

シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターが各所に投下した「樽爆弾」は108発、戦闘機による爆撃は72回、地上部隊が発射した迫撃砲弾、ロケット弾は475発あまりに達した。

ロシア軍も9回にわたり爆撃を実施した。

一連の戦闘で、シリア軍兵士、反体制武装集団戦闘員合わせて7人が死亡した。

なお、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より12人(民間人5人、戦闘員7人)増えて452人となった。

うち、153人が民間人(女性33人、子供27人を含む)、299人がシリア軍兵士および反体制武装集団戦闘員。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターが、カッバーナ村一帯に「樽爆弾」25発を投下、戦闘機がカッバーナ村一帯を19回爆撃した。

また地上では、シリア軍がカッバーナ村一帯を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターが、フバイト村に「樽爆弾」12発、ハーン・シャイフーン市およびその一帯に6発、ウンム・スィール村に5発、アービディーン村に2発、バアルブー村に2発、カフルルーマー村灌木地帯に2発、アミーカ村に2発、トゥラムラー村に2発、ハッサーナ村に2発、マアッラト・ハルマ村に2発、カフルサジュナ村に2発、マアッルズィーター村に2発、カッサービーヤ村に2発、マガッル・ハマーム村に2発、サイヤード村一帯に2発、ルワイバダ村に2発を投下、戦闘機がハーン・シャイフーン市を13回、フバイト村を8回、マアッラト・ハルマ村を6回、カフルサジュナ村を4回、ヒーシュ村を6回、カフルナブル市を2回、カフルルーマー村を2回、ジャバーラー村とその一帯を2回、アービディーン村を2回、ハーッス村を2回、トゥラムラー村を2回爆撃した。

また地上では、シリア軍が県南部各所を砲撃した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(5月16日付)やANHA(5月16日付)によると、ロシア軍がハーッス村を爆撃し、子供2人が死亡した。

また、SANA(5月16日付)によると、シリア軍がフバイト村、アービディーン村、マアッラト・ヌウマーン市にあるシャーム解放機構の拠点に対して重点的に砲撃を行い、拠点複数カ所を破壊、複数の戦闘員を殺傷した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターが、マイダーン・ガザール村に「樽爆弾」に16発、シャフルナーズ村に6発を投下、戦闘機がシャフルナーズ村を2回、ハウワーシュ村を2回爆撃した。

ロシア軍もアンカーウィー村、ハウワーシュ村などガーブ平原各所を爆撃した。

また地上では、シリア軍がラターミナ町、カフルズィーター市などを砲撃した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(5月16日付)によると、「革命諸派」(組織は明示せず)が、フワイズ村内に設置されたシリア軍の陣地に対して特攻(インギマースィー)攻撃を敢行し、兵士15人以上を殺害した。

また、イバー・ネット(5月16日付)は、シャーム解放機構が県北部に設置されたロシア軍の作戦司令室をグラード・ロケット弾で重点的に砲撃したと伝え、その写真や映像を公開した。

ロシア軍は、ブライディージュ村にあるシリア軍基地など、県北部各所に展開しているが、標的とした場所は不明。

トルコの庇護を受ける国民解放戦線も、マイダーン・ガザール村一帯に進軍を試みたシリア軍とパレスチナ人民兵のクドス旅団を撃破し、兵士多数を殺傷したと発表、戦闘の様子を撮影した映像を公開した。

さらに、トルキスタン・イスラーム党もインターネットを通じて、戦闘で殺害したとするシリア軍兵士の遺体の写真を公開した。

こうした反撃に関して、シリアのアル=カーイダと目され、イドリブ県を中心とする反体制派支配地域(緊張緩和地帯第1ゾーン)の軍事・治安権限を掌握するシャーム解放機構のアブー・ハーリド・シャーミー報道官が声明を出し、ハマー県でのシリア軍との戦いが新たな局面を迎えたと発表した。

声明で、シャーミー報道官は、ラタキア県クルド山でロシア軍の無人航空機(ドローン)を撃破するなどの戦果を上げたと誇示する一報、ハマー県北部の「フワイズ村、カルカート村、マイダーン・ガザール村一帯をアサド軍の死に場所にした」「シリア軍は10日に自分達の計画を何ら実現していないことが分かった」と主張した。

他方、SANA(5月16日付)によると、シリア軍がシール・マガール村、アンカーウィー村、ズィヤーラ町、カストゥーン村にあるシャーム解放機構の拠点に対して重点的に砲撃を行い、拠点複数カ所を破壊、複数の戦闘員を殺傷した。

シリア軍はまた、シャフシャブー山(イドリブ県)に面するバーブ・ターカ村、フワイズ村一帯に進攻した反体制武装集団と交戦、これを撃破した。

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アレッポ県では、ANHA(5月16日付)によると、トルコの支援を受ける反体制武装集団がアレッポ市東部のナイラブ・キャンプ地区、西部の新シャフバー地区を砲撃した。

いずれも人的被害はなかった。

これに対して、シリア・ロシア両軍がアレッポ市ラーシディーン地区、ライラムーン地区、カフルハムラ村を爆撃、シリア軍とシャーム解放機構などの反体制武装集団が砲撃戦を行った。

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ヒムス県では、ダーイシュ(イスラーム国)に近いアアマーク通信(5月16日付)によると、ダーイシュがタドムル市南西に位置するシリア軍の兵舎を襲撃し、兵士21人を殺害した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を7件(ラタキア県5件、ハマー県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を14件(アレッポ県6件、ハマー県7件、イドリブ県1件)確認した。

AFP, May 16, 2019、ANHA, May 16, 2019、AP, May 16, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 16, 2019、al-Hayat, May 17, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 16, 2019、Reuters, May 16, 2019、SANA, May 16, 2019、Shabaka Iba’ al-Ikhbariya, May 16, 2019、SOHR, May 16, 2019、UPI, May 16, 2019などをもとに作成。

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北・東シリア自治局はダーイシュのつながりがあるとして拘束していたダイル・ザウル県住民44人を釈放(2019年5月16日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(5月16日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にある県内地域の自治を担うダイル・ザウル民政評議会の代表や地元の部族長・名士が立ち会うなか、同県の内務治安部隊が、ダーイシュ(イスラーム国)とつながりがあるとして拘束していた逮捕者44人が釈放された。

逮捕者の釈放が行われるのはこれが2度目。

AFP, May 16, 2019、ANHA, May 16, 2019、AP, May 16, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 16, 2019、al-Hayat, May 17, 2019、Reuters, May 16, 2019、SANA, May 16, 2019、SOHR, May 16, 2019、UPI, May 16, 2019などをもとに作成。

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北・東シリア自治局の支配下にあるユーフラテス川西岸のマンビジュ市(アレッポ県)の内務治安部隊本部前で自爆テロが発生し、2人が死亡、10人が負傷(2019年5月16日)

アレッポ県では、ANHA(5月16日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるユーフラテス川西岸のマンビジュ市内北西部の内務治安部隊(ナジュダ)本部前で大きな爆発が発生した。

マンビジュ市の内務治安部隊の広報センターによると、爆発は自爆テロで、犯行には爆弾を積んだ車が使用された。

この爆発で、内務治安部隊の隊員1人を含む2人が死亡、子供3人を含む民間人および兵士10人が負傷した。

AFP, May 16, 2019、ANHA, May 16, 2019、AP, May 16, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 16, 2019、al-Hayat, May 17, 2019、Reuters, May 16, 2019、SANA, May 16, 2019、SOHR, May 16, 2019、UPI, May 16, 2019などをもとに作成。

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イラク航空のバグダード・ダマスカス旅客便が18日に8年ぶりに再開(2019年5月16日)

イラク航空のライス・ルバイイー報道官は、5月18日土曜日に、イラクの首都バクダードとシリアの首都ダマスカスを結ぶ旅客便を再開すると発表した。

バグダード・ダマスカス便は週1回運航するという。

シリアの運輸省もフェイスブックの公式アカウントを通じて、バグダード・ダマスカス便の再開に歓迎の意を示した。

バグダード・ダマスカス便は2011年12月に「シリアでの戦争」を理由に運航が中止されていた。

スカイ・ニュース(5月16日付)が伝えた。

AFP, May 16, 2019、ANHA, May 16, 2019、AP, May 16, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 16, 2019、al-Hayat, May 17, 2019、Reuters, May 16, 2019、SANA, May 16, 2019、Sky News Arabic, May 16, 2019、SOHR, May 16, 2019、UPI, May 16, 2019などをもとに作成。

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ダルアー県の国民社会支援基金で退役兵士への手当支給開始(2019年5月16日)

SANA(5月16日付)は、ダマスカス県、ダマスカス郊外県、ヒムス県、アレッポ県、ハマー県に続いて、ダルアー県の国民社会支援基金で、退役兵士が行った支援申請に基づき、第1回目となる手当支給が行われたと伝えた。

今回の手当支給の対象となる退役兵士は申請者3万4723人のうちの194人で、月額3万5000シリア・ポンドの手当が支給される。

AFP, May 16, 2019、ANHA, May 16, 2019、AP, May 16, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 16, 2019、al-Hayat, May 17, 2019、Reuters, May 16, 2019、SANA, May 16, 2019、SOHR, May 16, 2019、UPI, May 16, 2019などをもとに作成。

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