イスラエル軍はクナイトラ県各所への侵入を繰り返す(2025年12月2日)


クナイトラ県では、SANAシリア人権監視団によると、戦車2両、軍用車輛・装甲車14台からなるイスラエル軍部隊が東サムダーニーヤ村に侵攻し、検問所を設置した。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍はまた、東サムダーニーヤ村に侵入後、同村近くの放棄されていた旧シリア軍連隊基地を爆破した。

シリア人権監視団によると、車輛7台と兵員輸送車1台からなるイスラエル軍部隊がビイル・アジャム村に侵入、また別の部隊がルワイヒーナ村に展開した。

さらに、軍用車輛9台からなる部隊がアイン・ザイワーン村付近に侵入した。

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イドリブ県内務治安部隊は総合情報機関と連携して、ダーナー市一帯およびイドリブ市西部で、ダーイシュのテロ細胞に対する2件の精密治安作戦を実施(2025年12月1日)

イドリブ県では、内務省(フェイスブック)によると、県内務治安部隊は、総合情報機関と連携して、ダーナー市一帯およびイドリブ市西部で、ダーイシュ(イスラーム国)のテロ細胞に対する2件の精密治安作戦を実施し、メンバー2人を無力化、そのほかのメンバーを逮捕、個人携行火器、弾薬、爆発ベルト、IED(即席爆発装置)を押収した。

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ダマスカス郊外県スバイナ町の警察住宅で20代の若者が武装した2人組によって銃で撃たれて死亡(2025年12月1日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、スバイナ町の警察住宅で20代の若者が武装した2人組によって銃で撃たれて死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、フライターン市で、前政権の協力者とされる男性が、招待不明の武装グループによって至近距離から銃撃され死亡した。

内務省(フェイスブック)によると、県内務治安部隊は、前政権の国防隊司令官のサーミー・ウーブリー容疑者を逮捕した。

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ハマー県では、内務省(フェイスブック)によると、県内務治安部隊は、バイク28台を窃盗し、17台の自動車を破壊、車上荒らしを繰り返してきた親子2人を逮捕した。

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ラタキア県では、内務省(フェイスブック)によると、県内務治安部隊は、前政権のティシュリーン軍病院の元軍医や元軍事判事らを5人を一斉逮捕した。

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イスラエル軍がクナイトラ県アブー・クバイス丘に侵入、頂上一帯に展開(2025年12月1日)

クナイトラ県では、SANAシリア人権監視団によると、3台の車輛からなるイスラエル軍部隊がサイダー・ハーヌート村西および西ダワーヤ村周辺に侵入、西ダワーヤ村に駐留、同日無人航空機がサイダー・ハーヌート村上空を飛行した。

また、SANAシリア人権監視団によると、戦車3両と軍用車6台からなる別の部隊が、西アフマル丘からクードナ村、クードナ・ダム方面に侵入、西ダワーヤ村の端に到達した。

さらに、イスラエル軍の戦車2両がハミーディーヤ村方面に移動した。

また、SANAシリア人権監視団によると、戦車3両とHMMWV2台からなるイスラエル軍部隊が県南部のアブー・クバイス丘に侵入、頂上一帯に展開した。

さらに、SANAによると、3台の軍用車輛からなる別のイスラエル軍部隊がハミーディーヤ村から侵入し、東サムダーニヤ村に至る道路を通って、ジャッバー村およびウンム・バーティナ村方面に向かい、検問所を設置した。

このほか、SANAによると、軍用車4台と戦車2両からなるイスラエル軍部隊がハムーリーヤ丘に侵入した。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍部隊が、ウンム・バートゥナ村へ侵入、同村とジャッバー村の間に検問所を設置した。

また、軍用車輛2台からなる別の部隊がブライカ村からクードナ村方向に侵入、その後西アフマル丘の基地に移動した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍は、ベイト・ジン村出身の住民1人を釈放した。

シリア人権監視団によると、11月30日深夜から12月1日早朝にかけて、イスラエルの無人航空機機が首都ダマスカス上空で飛行を続けた。

外務在外居住者省(フェイスブック)によると、同省のモハンマド・ターハー・アフマド・アラブ局長博士が、ダマスカスに駐在するアラブ諸国の外交使節団の団長・代表らとともに、バイト・ジン村を視察・慰問した。

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シリア民主軍が、トルコの支援を受ける勢力(シリア国民軍諸派)の無人航空機をティシュリーン・ダムの戦線で撃墜(2025年11月30日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍が、トルコの支援を受ける勢力(シリア国民軍諸派)の無人航空機をティシュリーン・ダムの戦線で撃墜した。

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米中央軍(CENTCOM)は11月24~27日の間にダマスカス郊外県に点在するダーイシュの武器貯蔵施設15ヵ所以上を発見し、爆撃および地上での爆破を通じてこれれを破壊したと発表(2025年11月30日)

米中央軍(CENTCOM)は、公式サイトを通じて声明(第20251130-01号)を発表し、CENTCOMとアフマド・シャルア移行期政権の内務省部隊が、11月24~27日の間にダマスカス郊外県に点在するダーイシュ(イスラーム国)の武器貯蔵施設15ヵ所以上を発見し、爆撃および地上での爆破を通じてこれれを破壊したと発表した。

この今回の合同作戦により、迫撃砲・ロケット弾130発以上、小銃、機関銃、対戦車地雷、即席爆発装置(IED)製造用資材が破壊された。また、違法薬物も発見された。

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シリア人権監視団によると、ダーイシュも過去2日間でヒムス県のマズラア村で、シーア派民兵に属していたとされる男性を機関銃で殺害、また、ハマー市で旧体制とつながりがある候補者(人民議会選挙立候補者)を殺害、治安要員1人を負傷させたと発表した。

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ヒムス県、タルトゥース県で、ムルシド派、アラウィー派が殺害される(2025年11月30日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、マズラア村近郊で、前政権によって殺害されたと見られる身元不明の10人の遺体が埋められた集団墓地が発見された。

また、シリア人権監視団によると、66歳のムルシド派の男性がカフルナーン村とタスニーン村の間で銃で撃たれて死亡、遺体で発見された。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、タルトゥース市のサウラ通りで、アラウィー派の高齢のタクシー運転手が若者に刺されて、重傷を負った。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ジャブラ市でアフマド・シャルア移行期の軍部隊が前例のない大規模な軍事パレードを行った。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナワー市近郊の道路で、クナイトラ県出身の男性が正体不明の武装グループに撃たれて死亡した。

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スワイダー県でシャルア移行期政権の軍部隊とこれを支持する武装勢力がドゥルーズ派支配地各所を攻撃(2025年11月30日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権の軍部隊とこれを支持する武装勢力が、マズラア町から重火器を用いて、ドゥルーズ派の支配下にあるマジュダル村の戦線を攻撃した。

また、マンスーラ村からの砲撃は、スワイダー市北の運輸検問所の戦線にまで及んだ。

これと前後して、国民防衛部隊が、スワイダー市上空に飛来したアフマド・シャルア移行期側の無人航空機を迎撃した。

さらに、タッル・ハディード村とフドル住宅地区を結ぶ戦線でも武装衝突が発生した。

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イスラエル軍がクナイトラ県各所に侵入を繰り返す(2025年11月30日)


クナイトラ県では、SANAシリア人権監視団によると、4台の軍用車輛からなるイスラエル軍部隊が、ハミーディーヤ村方面から侵入し、同村と西サムダーニーヤ村を結ぶ道路の交差点に検問所を設置、6台の軍用車輛からなる別の部隊がブライカ村とクードナ村を結ぶ道路にあるバッテリー工場付近に検問所を設置した。

また、シリア人権監視団によると、ベイト・ジン村で軍用車輛の走行音が聞かれ、同時にイスラエル軍のヘリコプターが上空を旋回したことを受けて、住民の一部が周辺地域へ避難した。

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「アッラーのほかに神なし」と書かれたジハード主義を象徴する旗を掲げたデモ参加者にシリア国旗のみを掲げるように求める女が侮辱を受ける(2025年11月30日)

シリア人権監視団などは、このデモで、「アッラーのほかに神なし」と書かれたジハード主義を象徴する旗を掲げた参加者に対して、シリア国旗のみを掲げるように求める女が侮辱されたとしたうええ、その様子を撮影した映像を転載した。

このデモは、29日に首都ダマスカスで行われたデモと見られ、参加者は「人民はジハード宣言を求める!」などと連呼していた。

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ダルアー県ナワー市南東の道路沿いの農地でシャルア移行期政権の内務治安部隊の隊員2人の遺体が発見され(2025年11月29日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナワー市南東の道路沿いの農地で、アフマド・シャルア移行期政権の内務治安部隊の隊員2人の遺体が発見された。

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スワイダー県各所でシャルア移行期政権の軍部隊および予備部隊と国民防衛部隊が交戦(2025年11月29日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市西のマンスーラ村に展開するアフマド・シャルア移行期政権の軍部隊および予備部隊が28日夜、スワイダー市北西部へ向けて重機関砲で射撃を行った。

これを受けて、29日未明、スワイダー市西のラサース村・カナーキル村(ダマスカス郊外県)間で、国民防衛部隊との間に散発的な戦闘が発生した。

また、スワイダー24シリア人権監視団によると、スワイダー市上空にシャルア移行期政権の軍部隊の無人航空機が侵入したとの情報が拡散された直後、約5分間にわたり同市から上空に向けて発砲が行われた。

さらに、シリア人権監視団によると、スワイダー市北西のタッル・ハディードムとフドル住宅地区を結ぶ地域で武装衝突が発生した。

このほか、シリア人権監視団によると、シャルア移行期政権の軍部隊と予備部隊は、スワイダー市西のマズラア町から重火器でマジュダル村方面を、マンスーラ村から運輸検問所一帯を砲撃した。

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シリア人権監視団によると、スワイダー市のカラーマ広場で数十人がデモを行い、アフマド・シャルア移行期政権の権威を改めて拒否、国際社会に対して、人権保護のための介入と、誘拐された男女の即時解放を求めた。

また、スワイダー市の県庁舎前でも、7月の戦闘で避難を余儀なくされた数十人が集結、「よそ者」(シャルア移行期政権)の退去、自宅への帰還、誘拐された人々の解放を訴えた。

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国民防衛部隊がスワイダー県で初となる大規模治安作戦を実施し、治安紊乱を企図していたシャルア移行期政権の協力者少なくとも5人を逮捕(2025年11月29日)

スワイダー県では、スワイダー24によると、国民防衛部隊がスワイダー市などで、結成以来初となる大規模治安作戦を実施し、少なくとも5人を逮捕した。

このうち、確認が取れているのはドゥルーズ派シャイフであるラーイド・ムトニー氏とアースィム・アブー・ファフル氏の2人。

逮捕の理由は不明だという。

また、スワイダー24によると、ムトニー氏は、前政権崩壊後の2025年2月に結成されたスワイダー軍事評議会の幹部の1人。

同評議会は、8月に国民防衛隊への参加を準備していることが報じられて以降、衰退していた。

国民防衛部隊に近い消息筋によると、作戦は、アフマド・シャルア移行期政権の治安部門とつながりがあるとされる人物の自宅も対象となったという。

イナブ・バラディーによると、作戦は、ムワッヒド・ドゥルーズ精神指導部の長であるヒクマト・ヒジュリー師に反対する人物らを対象としたもので、ムトニー氏、アブー・ファフル氏のほか、マルワーン・リズク氏、ガーンディー・アブー・ファフル氏、サファディー氏(名前は不明)が逮捕された。

SNS上では、逮捕時にムトニー師が侮辱され、髭や口ひげを剃られ、暴行を受ける映像 が拡散されしている。

これに関して、国民防衛部隊司令部は、フェイスブックを通じて声明を発表した。

声明の内容は以下の通り:

国民防衛部隊は、山地(バシャン山)とその住民の尊厳を脅かす深刻な動きについて、卑劣な陰謀と反逆を明らかにした確かで信頼できる情報を入手した。それによると、自らの良心と名誉を売り渡した一部の卑怯者とその手先どもからなるグループが、ダマスカスのテロ政府および一部の外部勢力と結託し、重大な治安崩壊を引き起こし、我々の名誉、女性、子供、そして清らかな土地に対する野蛮な攻撃の足がかりを作り出し、その見返りとして、反逆によって汚れた金を受け取ろうとしていた。

この陰謀は、単なる侵害ではなく、山地の脇腹を狙った卑劣な一撃であり、住民の不屈の精神と自由な意思を打ち砕こうとする姑息な試みである。だが、土地と名誉を守るために身を捧げている国民防衛部隊の男たちは、これを見逃さなかった。

同部隊は陰謀のすべての糸口を突き止め、これに関与していた容疑者を特定した。そして、専門部隊を準備し、迅速かつ精密で断固とした作戦を実施、これにより、反逆者と共謀者を捉え、関係当局に引き渡した。

国民防衛部隊司令部は、この作戦が、山地の治安に抵触し、その住民に陰謀を企てようとするすべての者どもへの明確なメッセージであることを確認する。
我々は反逆に差し伸べられた手を切り落とす。バシャン山に対して陰謀を企てる者はすべて粉砕する。いかなる陰謀も、我々の男たちの意志や住民の尊厳を損なうことを許すことはない。
バシャン山、スワイダー
2025年11月29日、土曜日
国民防衛部隊司令部

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イスラエル軍の無人航空機が前日に大規模な地上作戦が実施されたダマスカス郊外県バイト・ジン村の上空に飛来、住民が避難(2025年11月29日)

クナイトラ県では、SANAによると、車輛4台からなるイスラエル軍部隊が、ルワイヒーナ村南部と西ズバイダ村北部の間に位置する連隊基地内へ侵入、2両の戦車が両村を結ぶ道路上に展開した。

また、これに先立ち、シリア人権監視団、軍用車輛6台からなるイスラエル軍部隊が、西アフマル丘の基地からアスバフ村を経てイッシャ村に侵入した。

同部隊は、住民らに、支援物資、食料物資、灯油などを提示したが、住民は受け取りを拒否したという。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍の無人航空機が、前日に大規模な地上作戦が実施されたバイト・ジン村の上空に飛来した。
シリア人権監視団によると、これを受けて、複数世帯が近隣地帯に避難した。

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ダーイシュ(イスラーム国)シャーム州イドリブはハマー県ハマー市タターン地区でシャルア移行期政権の要員1人を殺害したと発表(2025年11月28日)

サーフ・ワガーによると、ダーイシュ(イスラーム国)シャーム州イドリブの名義で声明が発表され、ハマー県ハマー市タターン地区で、アフマド・シャルア移行期政権の要員1人を殺害したと発表した。

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ダマスカス郊外県で45歳のアラウィー派男性が正体不明の武装グループに銃で撃たれて死亡(2025年11月28日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、45歳のアラウィー派男性がキスワ市にある自身の店で正体不明の武装グループに銃で撃たれて死亡した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、県の内務治安部隊がダイル・ザウル市で前政権の国防隊の守衛を務めていた男性を逮捕した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、サラーキブ市で正体不明の武装グループがアフマド・シャルア移行期政権の国防省所属の第74旅団の兵士らを銃撃、これにより1人が死亡、1人が負傷した。

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国民防衛部隊はシャルア移行期政権に属する武装グループが複数の戦線で挑発行為を行い、ドゥルーズ派住民の抵抗を弱めようと企てていると非難(2025年11月28日)

国民防衛部隊は、フェイスブックを通じて声明を発表し、ダマスカスの「テロ政権」に属する武装グループが複数の戦線で挑発行為を行い、ドゥルーズ派住民の抵抗を弱めようと企てていると非難した。

声明によると、アフマド・シャルア移行期政権の支配下にあるマズラア町方面から朝、マジュダル村に向けて迫撃砲と重機関銃による攻撃が行われ、住民の財産に被害が発生した。

また、マジャーディル村・スマイド村間の農地で羊を放牧していた若者が狙撃を受けて負傷した。

さらに、午後には無人航空機がダマスカス郊外県カナーキル村にいたる交差点付近で、住民が所有する車が攻撃を受けた。

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ダーイシュのセルに属すると見られる武装グループがダイル・ザウル県ムハイミーダ村でシリア民主軍の軍用車輛を攻撃(2025年11月28日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のセルに属すると見られる武装グループがムハイミーダ村でシリア民主軍の軍用車輛をRPGで攻撃した。

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イスラエル軍はクナイトラ県ハーン・アルナバ市での「攻撃抑止」の戦い開始1周年記念デモへの参加を終えて帰宅する住民に向けて発砲(2025年11月28日)

クナイトラ県では、SANAによると、イスラエル軍部隊が、「攻撃抑止」の戦い開始1周年を記念して、ハーン・アルナバ市で行われたデモに参加した後、ハミーディーヤ村に向けた帰路についていた住民に向けて発砲、住民が村に入るのを約30分にわたって妨害した。

シリア人権監視団によると、車輛6台からなるイスラエル軍部隊がアフマル丘地域からクードナ村方面に向かい、イッシャ村とアスバフ村に侵入した。

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イスラエル軍はダマスカス郊外県バイト・ジン村に侵入、イスラーム集団のメンバーを拘束、住民との戦闘で多数が死傷(2025年11月28日)


SANAによると、イスラエル軍地上部隊は28日未明、ダマスカス郊外県バイト・ジン村に侵入、同村を攻撃、3人を拘束した後、撤退した。

この侵入に対して、住民が抵抗、イスラエル軍との間で激しい銃撃戦となった。

地上部隊の侵入と同時に、イスラエル軍航空機が村の上空に飛来し旋回、多くの住民が近隣の村などへの避難を余儀なくされた。

ダマスカス郊外県保健局のタウフィーク・イスマーイール・ハサーバー局長によると、攻撃による犠牲者は現時点で13人に上り、負傷者は24人に達している。

また、民間防衛機構(ホワイト・ヘルメット)のダマスカス郊外局のシャーディー・ハサン局長は、救急隊が攻撃直後にベイト・ジン村へ向かったものの、イスラエル軍航空機が同地で動くものすべてを標的にしていたため、進入できなかったと述べた。

同局長によれば、救助隊は午前10時に村への進入に成功し、爆撃を受けた道路、家屋、モスクなどへ向かい、負傷者に応急処置を行い、彼らを病院へ搬送した。

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一方、シリア人権監視団によると、イスラエル軍は、2つの軍事部隊をベイト・ジン村一帯に侵入させ、拘束作戦を実施、村の外延部に対して砲撃を行い、これに応戦しようとした若者たちとの間で戦闘となった。

シリア人権監視団によると、一連の攻撃と戦闘で、民間人7人(うち女性・子供は4人)を含む少なくとも15人が死亡、20人が負傷した。

また砲撃で家屋が一棟崩壊、多くの住民が瓦礫の下敷きとなり、行方不明となっているほか、複数人がイスラエルに拘束された。

イスラエル軍側も予備役兵6人が負傷した。

6人は、イスラエル軍部隊が若者を拘束した際、約200m離れた地点から銃撃を受けて負傷した。

シリア人権監視団によると、攻撃と戦闘を受けて、数十世帯が隣接地域に避難した。

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イスラエル軍は、テレグラムを通じて以下の通り声明を発表した。

イスラエル国防軍:逮捕作戦中に至近距離で交戦する第55旅団の部隊
シリア・バイト・ジン地域での交戦時のボディカメラの映像
昨夜、第210師団の指揮下にある55旅団部隊は、シリア南部においてイスラーム集団に所属する3人のテロリストに対する逮捕作戦を完了した。
作戦中、部隊はテロリストらと至近距離での戦闘に突入した。
この作戦中に兵士3人が重傷を負い、さらに3人が程度の異なる負傷を負った。
部隊は地域での任務を完了し、複数のテロリストを殺害、容疑者らを逮捕した。
以下は、シリア南部バイト・ジン地域での逮捕の瞬間の写真:
https://IDFANC.activetrail.biz/ANC28112025684653

以下は、シリア南部バイト・ジン地域での逮捕の瞬間の映像:
https://bit.ly/488t2XH

以下は、兵士のボディカメラによる至近距離の交戦映像:
https://bit.ly/4ooxPsW


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ムラースィルーンはフェイスブックにイスラエル軍が公開した動画を転載した。

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イスラエル軍はクナイトラ県東アフマル丘を砲撃(2025年11月27日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、車輛3台からなるイスラエル軍部隊のウンム・バーティナ村郊外に侵入し、仮設の検問所を設置し、その後撤退した。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍部隊がイッシャ村に侵入し、住民に対し農地へ近づかないよう通告した。

また、軍用車輛4台からなる別の部隊がウンム・ラウカス村に侵入し、複数の住宅を捜索した後、撤退した。

一方、国連兵力引き離し監視隊(UNDOF)は、サイダー・ジャウラーン村に国連旗を掲揚した。

シリア人権監視団によると、軍用車輛2台からなるイスラエル軍部隊がクードナ村に一時侵入、その後撤退した。

シリア人権監視団によると、複数の軍用車輛からなるイスラエル軍部隊が東アフマル丘一帯に侵入した。

シリア人権監視団によると、複数の人物が占領下のゴラン高原からダマスカス郊外県のヘルモン山(シャイフ山)と、クナイトラ県のビイル・アジャム村一帯に浸入、イスラエル軍が彼らを拘束し、占領ゴラン高原に送り返した。

シリア人権監視団によると、東アフマル丘一帯に向けて、砲撃を行った。

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自爆型無人攻撃機がアレッポ市のシャキーフ地区にあるアサーイシュの拠点を攻撃し、隊員1人が負傷(2025年11月27日)


アレッポ県では、ANHAによると、(アフマド・シャルア移行期政権の部隊の)自爆型の無人攻撃機がアレッポ市のシャキーフ地区にある北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)の拠点を攻撃し、隊員1人が負傷した。

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シャルア移行期政権の内務治安部隊がタルトゥース県、ラタキア県の各都市に展開する一方、移行期政権の支持者たちがオートバイや車で徘徊し、宗派主義的な罵倒を連呼(2025年11月27日)

タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権の内務治安部隊がタルトゥース市とバーニヤース市に広く展開した。

また、両市およびラタキア県のラタキア市、ジャブラ市などでは、移行期政権の支持者たちがオートバイや車で徘徊し、宗派主義的な罵倒を連呼し、治安の緊張状態を高めた。

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アサーイシュと米主導の有志連合がダイル・ザウル県ムッラート村で空挺作戦を実施し、ダーイシュのメンバー2人を逮捕(2025年11月26日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)と米主導の有志連合が未明に、ムッラート村で戦闘機と無人航空機を投入した空挺作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバー2人を逮捕した。

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アレッポ内務治安部隊(アサーイシュ)はアレッポ市シャイフ・マクスード地区の外縁部に設置されている拠点が攻撃されたと発表(2025年11月26日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍とアフマド・シャルア移行期政権の軍部隊がユーフラテス川を挟んで交戦、前者が展開する東岸のスィヤール村出身の若者が流れ弾により死亡した。

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アレッポ県では、北・東シリア地域民主自治局のアレッポ内務治安部隊(アサーイシュ)が、フェイスブックを通じて声明を出し、アレッポ市シャイフ・マクスード地区の外縁部に設置されている拠点が攻撃されたと発表した。

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アレッポ県では、ANHAによると、アフマド・シャルア移行期政権が前日に再開させた、アレッポ市とダイル・ハーフィル市を結ぶ街道を再び閉鎖した。

ANHAによると、シャルア移行期政権の支配下にあるアレッポ市のサイフ・アッダウラ地区で住民多数が経済状況の悪化と市当局の対応に抗議してデモを行った。

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アラウィー派による抗議デモが発生したヒムス県、ラタキア県、タルトゥース県の戦略的地点でシャルア移行期政権の治安部隊が展開と検問を強化、一部グループが広場を占拠、宗派的な扇動スローガンを連呼、店舗・住宅を攻撃、デモ参加者を逮捕(2025年11月26日)


シリア人権監視団ANHAは、23日のヒムス県ザイダル村での殺人事件に端を発するヒムス市内のアラウィー派居住地区へのバニー・ハーリド族の武装勢力による襲撃に抗議するデモが25日に行われたラタキア県、タルトゥース県、ハマー県、ヒムス県で、緊張状態が続き、ラタキア市、ヒムス市アクラマ地区、タルトゥース県アナーザ町などで、アフマド・シャルア移行期政権を支持する一部グループによる広場などを占拠、宗派的な扇動スローガンを連呼、店舗・住宅への攻撃、デモ参加者の逮捕が行われていると伝えた。

シリア人権監視団ANHAによると、25日のデモは少なくとも42ヵ所以上で行われたが、移行期政権の軍部隊や内務治安部隊は、各県の戦略的地点での展開と検問を強化し、パトロールを増強している。

シリア人権監視団によると、ラタキア市のアズハリ―地区では、県内務治安部隊による一連の家宅捜索が実行された。

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シリア人権監視団によると、タルトゥース県バーニヤース市では、シャルア移行期政権を支持するデモ行進が組織され、学生らが参加した。

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シリア人権監視団によると、県内務治安部隊がジャブラ市近郊のアームード村で若者1人を恣意的に逮捕した。

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イスラエル軍部隊がクナイトラ県各所に侵入(2025年11月26日)

クナイトラ県では、SANAによると、車輛3台からなるイスラエル軍部隊がアジュラフ村・ウンム・バーティナ村間の地域に侵入し、検問所を設置、その後撤退した。

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SANAによると、車輛2台からなるイスラエル軍部隊が早朝、ブライカ村に一時侵入、車輛3台からなる別の部隊がルワイヒーナ村へ侵入、戦車1台がウンム・アザーム村に一時侵入したのか、軍用車輛3台からなる別の部隊が夜、ウンム・バーティ村からハワーリド村とムムティナ村へ続く道路を侵入した。

イスラエル軍部隊はさらに、ラフィード町西部の緩衝地域に新しい通行ゲートを設置した。

このほか、シリア人権監視団によると、軍用車輛5台からなるイスラエル軍部隊がカフターニーヤ村とウンム・アザーム村を結ぶ道路に臨時の検問所を設置した。

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シャルア移行期政権の部隊が駐留するスワイダー県ワキム村、ドゥルーズ派の支配下にあるリーマト・ハーズィム村、マズラア町など県西部の複数の町・村で煙が立ち上がるのが確認される(2025年11月26日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、県西部のマジュダル村からマズラア町に至る前線でのアフマド・シャルア移行期政権の部隊と国民防衛部隊の戦闘で負傷していた移行期政権側の兵士1が死亡した。

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スワイダー24によると、アフマド・シャルア移行期政権の部隊が駐留するワキム村、ドゥルーズ派の支配下にあるリーマト・ハーズィム村、マズラア町など県西部の複数の町・村で煙が立ち上がるのが確認された。

放火と見られるが詳細は不明だという。

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シリア人権監視団によると、スワイダー市で何者かが18歳の少女とその母親を銃で撃ち、殺害した。

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イドリブ県カフルタハーリーム町で爆発が発生し、労働者5人が死亡、9人が負傷(2025年11月26日)


イドリブ県では、SANAによると、カフルタハーリーム町で爆発が発生し、労働者5人が死亡、9人が負傷した。

県内務治安部隊報道局によると、爆発は現場近くの工場での作業中に発生したという

シリア人権監視団によると、爆発は同町近郊の弾薬庫で発生した。

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タルトゥース県では、内務省(フェイスブック)によると、県内務治安部隊が精密治安作戦を実効し、前政権の総合情報部タルトゥース支部の補佐官だったアリー・カースィル・ラスラーン容疑者を逮捕した。

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