スワイダー県シャルア移行期政権の軍部隊がイラー村に向けて重機関銃を射撃(2025年9月14日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権の軍部隊がイラー村に向けて重機関銃を射撃した。

**

スワイダー24シリア人権監視団によると、スワイダー市の保健局前で、医療従事者らが抗議集会を行い、7月17日にジャイミル村でアフマド・シャルア移行期政権の部隊によって拉致された看護師のサーイル・ワリード・ハラビー氏の安否解明を要求した。

**

スワイダー24によると、ガーリヤ村で、民間人や住民の中から拉致された人々や行方不明者の解放を求める抗議集会が続けられた。

**

SANAによると、カタールの人道支援車列が、ダルアー県のブスル・ハリール市を経由したスワイダー県に入った。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍のパトロール部隊がクナイトラ県ムシャイリファ村に侵入(2025年9月13日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、車輛3台からなるイスラエル軍のパトロール部隊がムシャイリファ村に侵入し、村の主要道路の一つに展開、一時的な検問所を設置した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダルアー県ブスル・ハリール市で、フッラース・ディーン機構の元メンバーとされる男性が何者かによって銃で撃たれ死亡(2025年9月13日)


ヒムス県では、ANHAシリア人権監視団によると、ジハード・サッカー・クラブ会長のリーバル・マスール氏は、元クラブ理事会メンバーのハンナー・イーサ氏、男子チームの選手イブラーヒーム・シャイフ選手とともに、首都ダマスカスに向かう途中、高速道路上で武装強盗の被害に遭った。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ブスル・ハリール市で、フッラース・ディーン機構の元メンバーとされる男性が何者かによって銃で撃たれ、処刑されたかたちで発見された。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、アズィーズィーヤ村で、武装グループがアラウィー派の若い男性を自宅で家族の目前で殺害した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県、ラッカ県でアサーイシュ、YPJがダーイシュのメンバー10人を逮捕(2025年9月13日)

ダイル・ザウル県では、北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)シリア人権監視団によると、アサーイシュ部隊がジュダイド・アカイダート村で緊急対応部隊(HAT)と共同で、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルのメンバー8人を逮捕した。

**

ラッカ県では、ANHAシリア人権監視団によると、シリア民主軍の特殊部隊と女性防衛部隊(YPJ)がラッカ市で急襲作戦を実施し、ダーイシュのメンバー2人を逮捕した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー市中心部のカラーマ広場で抗議デモが行われ、誘拐された住民の解放、自決権、国連調査委員会の派遣、シャルア移行期政権拒否が訴えられる(2025年9月13日)

スワイダー県では、スワイダー24によると、スワイダー市中心部のカラーマ広場で抗議デモが行われ、誘拐された住民の解放、自決権、国連調査委員会の派遣、アフマド・シャルア移行期政権拒否が訴えられた。

シリア人権監視団によると、デモには数百人の住民が参加し、一部は、「ジャウラーニー、嘘つき、テロ軍の指導者」「スワイダーは自由だ、ジャウラーニーは出て行け」といった主張を行った。

**

SANAによると、ダルアー県のブスル・ハリール市の通行所を経由して、カタールが提供した新たな援助物資を積んだシリア・アラブ赤新月社の貨物車輛10台からなる車列がスワイダー県に到着した。

**

シリア人権監視団によると、シリア・アラブ赤新月社の救助隊が、ラーヒサ村で、7月に殺害(処刑)された7人(うち1人は女性)の遺体を収容した。

これにより、7月13日以降の戦闘、処刑、イスラエル軍の爆撃による死者の総数は2,038人となった。

内訳は以下の通りである。
・スワイダー県の犠牲者730人:その大多数はドゥルーズ派。うち民間人162人(子ども21人、女性51人、ドゥルーズ派以外の民間人12人(女性6人を含む))。
・国防省・治安部隊の要員477人:うちベドウィン部族出身者40人とレバノン人戦闘員1人。
・イスラエルの爆撃で死亡した国防省・内務省所属要員15人。
・国防省庁舎に対するイスラエルの爆撃で死亡した民間人3人(女性1人と身元不明の2人)。
・スワイダー県での戦闘で死亡した報道関係者2人。
・国防省・内務省の要員によって処刑されたドゥルーズ派808人(うち女性75人、子ども15人、高齢者、スワイダー国立病院の医療従事者20人)。
・ドゥルーズ派武装勢力によって処刑されたベドウィン部族出身者3人(うち女性1人と子ども1人)

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県とハサカ県でダーイシュのスリーパーセルがアサーイシュとシリア民主軍を攻撃(2025年9月12日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダルナジュ村でダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルと見られるオートバイに乗った武装グループが、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)の検問所を銃撃、隊員1人が死亡し、2人が負傷した。

**

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュのスリーパーセルがダシーシャ村にあるシリア民主軍の軍事拠点を攻撃した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダマスカス県アラウィー派住民が大多数を占めるアッシュ・ワルール地区で車輛が爆発(2025年9月12日)

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、アラウィー派住民が大多数を占めるアッシュ・ワルール地区で車輛が爆発した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、カムハーナ町で、前政権の空軍情報部の指揮官だった男性が正体不明の武装グループの銃撃を受け死亡した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ占領下の「平和の泉」地域のハサカ県ラアス・アイン市でシリア国民軍の戦闘員が何者かの襲撃を受けて死亡(2025年9月11日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「平和の泉」地域のラアス・アイン市でシリア国民軍の戦闘員が何者かの襲撃を受けて死亡した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍部隊がダルアー県、クナイトラ県に侵入(2025年9月11日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍部隊がアービーディーン村に侵入、村の東地区で複数の住宅を急襲し、住民2人を逮捕・連行した後、撤退した。

**

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍部隊がサムダーニーヤ村とアジュラフ村を結ぶ街道上に検問所を設置した。

設置時には、上空を軍用ヘリコプターが旋回し、監視活動を行った。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヒムス県でシーア派住民が殺害される:ヒムス県とダマスカス県でアラウィー派住民への嫌がらせ続く(2025年9月11日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市のワアル地区の病院で、銃で撃たれて処刑されたシーア派の住民の遺体が発見された。

また、シリア人権監視団によると、内務治安部隊は、アイン・スーダ村で強制捜索を実施し、民家に対して無差別に発砲、アラウィー派住民に罵声を浴びせた。

シリア人権監視団が12日に発表したところによると、ヒムス市のリファーイー地区で3人の遺体の遺骨が発見された。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、サフナーヤー市で若い男性がオートバイに乗った武装した2人組に銃で撃たれて死亡した。

一方、シリア人権監視団は、ウルード地区でアラウィー派住民だけを対象として住民調査が1ヵ月前から実施されており、「侮辱的」な方法で個人情報が収集されていると発表した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヒムス県とラタキア県でアラウィー派殺害:キリスト教徒とゴラン高原出身者が当局に拘束後に「心臓発作」で死亡(2025年9月10日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー市のタアーウニーヤ地区で、自動車の売買事務所を営む、前政権の治安機関の協力者と疑われていた市民が正体不明の武装グループに至近距離から銃撃されて死亡した。

**

シリア人権監視団によると、正体不明の武装グループがドゥーマー市近郊のリーハーン村の商店で若い男性を銃撃し、殺害した。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、8日にヒムス市のカイロ通りで消息を絶っていたいアラウィー派の住民が市内の病院で遺体で発見された。

遺体の頭部には、銃弾を受け、処刑された形跡が残っていたという。

また、シリア人権監視団によると、8月25日に配給違反を理由に内務治安部隊によって逮捕され、ヒムス市のバールーナ軍刑務所に収監されていたワーディー・ナサーラー(ナサーラー渓谷)のカフラー村出身のキリスト教徒の若い男性が死亡した。

家族に近い情報筋によれば、この男性は拘束期間中に過酷な拷問を受け、虚偽の自白を強要されていた。

これに対して、当局は遺族に「心臓発作で死亡した」と説明したという。

**

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ゴラン高原のアター・サーリフ・ファイヤード氏が、マサーキン・バルザ地区で逮捕され、その約2時間後に死亡した。

ファイヤード氏の息子と内務治安部隊の隊員の親戚関係にある人物との間で発生した口論が逮捕の背景にあり、当局は、死因は突然の心臓発作(血栓)によるものだと説明しているが、しかし遺族は、死因を明らかにするため、透明性のある調査と法医学および保健相による正式な医学報告の発表を求めた。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ラタキア市でアラウィー派の若い技師が、4人組のグループに刃物で襲撃され、死亡した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサーイシュはラッカ市でダーイシュに対する大規模な治安キャンペーンを開始したと発表(2025年9月10日)


ラッカ県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)の総司令部は、ラッカ市でダーイシュ(イスラーム国)に対する大規模な治安キャンペーンを開始したと発表した。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がハワーイジュ村にあるシリア民主軍の検問所(灌漑検問所)に向けて銃撃を加えた。

一方、シリア人権監視団によると、ルワイシド村の住民が身元不明の若い男性の遺体を発見した。

シリア人権監視団が11日に発表したところによると、ダーイシュのスリーパーセルと見られる武装グループがザッル村にあるアサーイシュの検問所と、ダフラ村でシリア民主軍の軍用車輛をほぼ同時に襲撃した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県東部でシャルア移行期政権の親トルコ部隊とシリア民主軍が砲撃戦(2025年9月10日)

SANAによると、シリア民主軍がアレッポ県東部のハフサ村一帯を迫撃砲で攻撃した。

SANAによると、この攻撃で、シリア民主軍はアレッポ県東部のキヤーリーヤ村の民家をロケット弾と迫撃砲で攻撃、これにより民間人1人が死亡、子供を含む他数名が負傷した。

シリア民主軍はまた、ラスム・アフマル村の民家をロケット弾で攻撃した。

**

SANAによると、シリア国防省のメディア広報局は、攻撃について、シリア民主軍がアレッポ県東部のジャッラーフ航空基地およびマスカナ市一帯の支配地域から激しい砲撃を開始し、キヤーリーヤ村、ラスム・アフマル村、大ハッブーバ村の民家を狙い、民間人2人が死亡、3人が負傷したと発表した。

 

**

一方、シリア人権監視団は、親トルコの武装組織(シリア国民軍諸派)がハッブーバ村からマスカナ市にあるシリア民主軍の拠点を砲撃、また同市郊外のバービーリー村を迫撃砲で砲撃した。

これに対して、シリア民主軍は9月11日未明、マスカナ市の製糖工場内からロケット弾発射装置を使用して武装組織が砲撃を行った地点に反撃し、砲撃戦となった。

また、シリア人権監視団によると、シリア民主軍が発射したロケット弾がキヤーリーヤ村に着弾し、1人が死亡、6人の民間人が負傷、複数の民家や住民の財産に物的損害が生じた。

**

シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、ダイル・ハーフィル郡で、アフマド・シャルア移行期政権に属する無法な集団が行った潜入および砲撃の試みに断固として対処し、これを完全に阻止したと発表した。

**

シリア人権監視団によると、シリア民主軍)は、トルコに同調する派閥から攻撃を受けた後、その発射源に対して反撃を行った。

**

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、マールリーヤ市およびその郊外の上空にトルコ軍の無人航空機が飛来した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アラビーヤ・チャンネル:ラタキア市郊外とヒムス市郊外に対するイスラエルの爆撃は「最近同地域に搬入されたトルコ製のロケット弾および防空装備の倉庫を狙ったもの」(2025年9月9日)

アラビーヤ・チャンネルは、ラタキア市郊外とヒムス市郊外に対するイスラエルの爆撃が「最近同地域に搬入されたトルコ製のロケット弾および防空装備の倉庫を狙ったものだ」とのイスラエル治安筋の談を伝えた。

この治安筋はまた、「トルコは我々を挑発し、軍事衝突に引き込もうとしている。我々は対決を恐れないが、望んではいない」、「イスラエルはシリア政府指導部と安全保障上の取り決めについて協議しているが、必要とあれば力の行使をためらわない」と付言した。

さらに、「シリア国内の状況は脆弱であり、イスラエルはシリア南部の武装解除を主張し続ける。テルアビブは、自国の安全を脅かすいかなる存在も、その出所や場所に関わらず攻撃する」とも述べた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

7月13日以降のスワイダー県をめぐる戦闘、処刑、イスラエルの爆撃による死者の合計は2,026人に:シャフバー町とスワイダー市で抗議デモ(2025年9月9日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市にあるスワイダー国立病院に、県出身の16人の遺体が移送された。

遺体は、首都ダマスカスの病院に一時的に収容されていたが、身元確認後にシリア赤新月社の車輛で搬送された。

なお、同監視団によると、7月13日以降のスワイダー県をめぐる戦闘、処刑、イスラエルの爆撃による死者の合計は2,026人に達している。

内訳は以下の通り:

・スワイダー県住民:730人(大半はドゥルーズ派で、うち162人は民間人(21人の子供と51人の女性を含む))
・国防省・内務省要員:477人(ベドウィン部族出身者40人とレバノン人戦闘員1人を含む)
・イスラエルの爆撃で死亡した国防省・内務省要員:15人
・国防省庁舎へのイスラエルの爆撃で死亡した民間人:3人(女性1人と身元不明2人)
・スワイダー県での戦闘中に死亡したジャーナリスト:2人
・国防省・内務省要員に処刑されたドゥルーズ派住民:796人(うち女性73人、子供15人、高齢者、スワイダー国立病院の医療スタッフ20人)
・ドゥルーズ派武装勢力に処刑されたベドウィン部族出身者:3人(女性1人と子供1人を含む)

**

スワイダー24シリア人権監視団によると、シャフバー町では、女性たちが7月の衝突に際して誘拐・拉致された住民の解放を求めて抗議デモを行った。


**

スワイダー24によると、スワイダー市のシリア赤新月社本部前で抗議集会が行われ、同団体のボランティア数十人が約2ヵ月前から行方不明となっている同僚のラマーフ・アイマン・マスウード氏の消息を明らかにするよう訴えた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ラタキア県内務治安部隊司令官は、前日にSNSで拡散された沿岸の盾師団を名乗る武装グループによるアラウィー派の処刑を「旧体制残党の残虐な現場処刑」と断じる:ハマー県でアラウィー派の兄弟が遺体で発見される(2025年9月9日)


内務省(テレグラム)によると、ラタキア県のアブドゥルアズィーズ・アフマド内務治安部隊司令官は、前日にハマー県サルハブ市近郊のサクリーヤ村のアラウィー派の男性(アリー・アフマド・ファーディル氏)が、沿岸の盾師団を名乗る武装グループによって処刑される映像がSNSで拡散された件に関して、「旧体制残党の残虐な現場処刑」と断じた。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、サフサーフィーヤ村の住民が、アラウィー派の兄弟2人の遺体を発見した。

遺体には拷問の痕跡が残っており、数日前に袋に詰められた状態でオロンテス川(アースィー川に投げ込まれていた。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ドゥマイル市とルハイバ市を結ぶ街道で20歳代の青年が銃で撃たれ死亡、遺体が発見された。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団が9月10日に発表したところによると、アレッポ市では、たばこ販売をしていた市民が昨日、オートバイに乗った武装した2人組により銃で射撃されて死亡した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍戦闘機がヒムス県ヒムス市南とラタキア県に位置する空軍部隊の拠点を爆撃(2025年9月8日)

シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機が、ヒムス県ヒムス市南に位置する空軍部隊の拠点を爆撃した。

標的となった地域では大きな爆発音が響き渡り、初期情報によれば、物的被害が報告されているが、人的被害については現時点で確認されていない。

イスラエル軍戦闘機はまた、ラタキア県のラタキア市北東の郊外に位置するスクービーン村にある兵舎1ヵ所を2度にわたり爆撃した。

爆撃を受けて後、現場に向かう救急車の音が確認されたものの、人的被害や物的損害の規模については今のところ不明である。

**

イナブ・バラディーによると、標的となったと見られるのは、ヒムス県のヒムス市の南に位置するシンシャール村にある第19連隊所属の防空大隊基地、ヒムス市南東郊外に位置するマスカナ村にある武器庫、ラタキア県のスクービーン村にある兵舎で、地元情報筋によれば、この攻撃で負傷者が出たほか、周辺の民家も被害を受けた。

**

ヒムス市(フェイスブック)は、シンシャール村とマスカナ村の間に位置する防空大学が標的となったとして、その映像を公開した。

**

シリア人権監視団によると、2025年に入って以降のイスラエル軍の攻撃は97回を記録している。

そのうち86回は爆撃、11回は地上攻撃で、これらの攻撃によっておよそ135の標的(武器・弾薬庫、司令部、拠点、車両など)が破壊または損傷を受け、61人が死亡したことが確認されている。

死者の内訳は以下の通り:

・30人:軍事作戦局および国防省所属者(さらに54人が負傷)
・5人:身元不明者(うち2人はレバノン国籍)
・17人:民間人(3人が負傷)
・9人:「武装した民間人」とされる者たち

県別の爆撃およびその被害は以下の通り:

・アレッポ県:1回
・ダマスカス県、ダマスカス郊外:29回県(民間人3人死亡〔女性1人を含む〕、身元不明者5人死亡〔うちレバノン国籍2人〕、軍人6人死亡)
・スワイダー県:14回(国防省所属15人死亡)
・ヒムス県:8回(うち2回はシリア=レバノン国境の非正規通路を標的)
・クナイトラ県:7回(民間人2人死亡、軍事作戦局の要員2人死亡、1人負傷)
・ダルアー県:17回(民間人4人死亡、軍事作戦局要員1人死亡、他に負傷者あり)
・タルトゥース県:2回
・ラタキア県:5回(民間人1人死亡、3人負傷)
・ハマー県:3回(軍事作戦局要員4人死亡)

県別の地上攻撃およびその被害は以下の通り:

・ダルアー県:5回(武器を持った民間人16人死亡、他に負傷者あり)
・ダマスカス郊外県:1回
・クナイトラ県:5回

なお、イスラエル軍は2024年12月8日のアサド政権崩壊を受けて、同年末までに約500回の爆撃を実施し、シリア軍の武器庫を含む軍事拠点を攻撃、その結果、シリアの軍備はほぼ壊滅したと報告されている。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハマー県サクリーヤ村のアラウィー派の男性が武装グループによって処刑される映像がSNSで拡散(2025年9月8日)

ハマー県では、シリア人権監視団アフダース・シャーミーヤによると、サクリーヤ村のアラウィー派の男性が、沿岸の盾師団を名乗る武装グループによって処刑される映像がSNSで拡散された。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア民主軍はダイル・ザウル県バーグーズ村でダーイシュのスリーパーセルに属していると疑われる人物1人を逮捕(2025年9月8日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍はバーグーズ村で大規模な治安作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルに属していると疑われる人物1人を逮捕した。

**

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、フール・キャンプで、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)の隊員どうしが撃ち合いとなり、3人が死亡し、1人が負傷した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県内務治安部隊がダイル・ザウル市内で「アブー・フサイン」と呼ばれるダーイシュの幹部を逮捕(2025年9月7日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、県の内務治安部隊がダイル・ザウル市内で「アブー・フサイン」と呼ばれるダーイシュ(イスラーム国)の幹部を逮捕した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍部隊がクナイトラ県のジャッバー村、ウンム・バーティナ村に侵入(2025年9月7日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、ハンヴィー(HMMWV)など車輛3台から構成されるイスラエル軍部隊が、ジャッバー村、ウンム・バーティナ村に侵入した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア人権監視団:アサド政権崩壊後の9ヵ月間で、民間人8,180人を含む10,672人が殺害、うち3,020人が即決処刑による犠牲者(2025年9月7日)

シリア人権監視団は、アサド政権崩壊後の9ヵ月間(2024年12月8日〜2025年9月6日)で、民間人8,180人(うち子ども438人と女性620人)を含む10,672人が殺害され、そのうち3,020人が即決処刑による犠牲者だと発表した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

タルトゥース県、ハマー県、ヒムス県でアラウィー派が治安部隊要員を装った武装グループらによって殺害(2025年9月7日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、マアルバー村で正体不明の武装グループが弁護士の男性を銃で撃ち殺害した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、国防省所属の要員2人がワーディー・ダイフ村にある拠点を警備中に、正体不明の武装グループの襲撃を受け、殺害された。

**

タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、バーニヤース市で、アラウィー派の男性が治安部隊要員を装った覆面姿の3人組に拉致され、殺害された。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、県の内務治安部隊がラサーファ村で治安作戦を実施し、農場で働いていた労働者4人(アラウィー派)を集めて手錠をかけ、殴打した。

4人のうち3人はその後解放されたが、3月の沿岸部での事件で妻、娘、孫3人を殺害された1人は逮捕された。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、フーシュ・アラブ村で、内部治安部隊所属と見られる覆面をした4人組の武装グループが、民間人の車を至近距離から銃撃し、1人が殺害、その親も重傷を負った

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、カニーヤト・アースィー村で、48歳のアラウィー派男性が、正体不明の武装グループの発砲を受けて、死亡した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー市のカラーマ広場で拉致被害者解放と自決権を訴えるデモ(2025年9月6日)

スワイダー県では、スワイダー24によると、スワイダー市のカラーマ広場で拉致被害者解放と自決権を訴えるデモが行われた。

**

スワイダー24によると、シャフバー町では、学生らが町内のローマ劇場に集まり、抗議集会を行い、教育を受ける権利を保障するよう訴えた。

スワイダー24によると、サルハド市でも、同様のデモが行われた。

**

スワイダー24によると、クライヤー町では、数十人の女性たちが抗議集会を開き、7月中旬にアフマド・シャルア移行期政権の国防省・内務省の合同部隊がスワイダー県に侵攻した際に拉致された数十人の女性たちの解放を求めた。

**

シリア人権監視団によると、7月16日以来行方不明となっていた5人の遺体が、首都ダマスカスのムワーサー病院とムジュタヒド病院で発見され、また13日にスワイダー市で発生したシャルア移行期政権の国防省・内務省合同部隊の攻撃に際して7人(うち1人は女性)が処刑されていたことが新たに確認された。

これにより、7月13日以降の戦闘、即決、イスラエル軍の爆撃による死者の総数は2,026人に達した。

内訳は以下の通り:

・730人:スワイダー県の住民(大多数はドゥルーズ教徒)。うち162人は民間人(21人の子ども、51人の女性を含む)。
・477人:国防省・内務省要員(ベドウィン部族出身40人とレバノン国籍の武装者1人を含む)
・15人:国防省・内務省の要員、イスラエルの爆撃で死亡。
・3人:イスラエル空軍による国防省ビル爆撃で死亡(女性1人、身元不明者2人)。
・2人:スワイダー県での戦闘中に死亡した報道関係者。
・796人:国防省・内務省の要員に処刑されたドゥルーズ派住民(女性73人、子ども15人、スワイダー国立病院の医療スタッフ20人を含む)・3人:ドゥルーズ派武装勢力に即決処刑されたベドウィン・部族出身者(女性1人、子ども1人を含む)

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍部隊がクナイトラ県のブライカ村とビイル・アジャム村を結ぶ街道、アジュラフ村に侵入(2025年9月6日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、複数の四輪駆動車と装甲車からなるイスラエル軍部隊が、偵察機を伴い、ブライカ村とビイル・アジャム村を結ぶ街道に侵入した。

また、シリア人権監視団によると、戦車2両と兵員輸送車3両からなるイスラエル軍部隊が、旧シリア軍の破壊された基地(再利用)からラワーディー村と東サムダーニーヤを経由してアジュラフ村に侵入、複数の住宅で捜索活動を行った。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサーイシュはフール・キャンプでの治安作戦を完了したと発表(2025年9月6日)


北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)は、声明を出し、フール・キャンプでの治安作戦を完了したと発表した。

声明によると、作戦は主な成果は以下の通り:

・キャンプ内で活動していたテロ・ネットワークの解体。
・ダーイシュ(イスラーム国)とつながりのある11人の逮捕。
・公共施設や人道施設を狙った複数の攻撃計画を阻止。
・夜間の特殊作戦により、アサーイシュへの攻撃を企図していた拠点を破壊、キャンプ内外でのテロ細胞の活動を制限。

ANHAによると、フール・キャンプの総居住者数は約26,539人で、その内訳は外国籍6,352人、イラク人4,933人、シリア人15,245人、身元不明者9人。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルが、ムハイミーダ村でシリア民主軍の軍用車輛を襲撃、兵士3人が重傷を負った。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヒムス市でアラウィー教徒の若い男性が正体不明の武装グループによって銃撃され即死:ダルアー県の内部治安部隊は公共の場での武器携帯を禁止、抑止措置を実施すると発表(2025年9月6日)


ダルアー県では、SANAによると、県の内部治安部隊が公共の場での武器携帯を禁止、抑止措置を実施すると発表した。

一方、シリア人権監視団によると、インヒル市で、スワイダー県出身の若い男性が複数の銃弾を受けて殺害された遺体が発見された。

**

ヒムス県では、SANAによると、県の内部治安部隊が、同部隊の要員を装い強盗事件を実行していた一団を逮捕し、彼らの所持品から武器や麻薬を押収した。

一方、シリア人権監視団によると、ヒムス市ヌズハ地区にある事務所内で、アラウィー教徒の若い男性が正体不明の武装グループによって銃撃され、即死した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ハムザート師団とスルターン・スライマーン・シャー師団(アムシャート師団)」からなる共同部隊が、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域内のジンディールス町近郊のヤラーンクーズ村出身の30代の若い男性を逮捕した。

この男性は2018年に強制移住を余儀なくされ、妻とともに故郷へ戻ったところだった。

シリア人権監視団が9月7日に発表したところによると、アレッポ市のサラーフッディーン地区で正体不明の武装グループが前政権の総合情報学部、空軍情報部に協力していたとされる市民1人を銃で撃ち殺害した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、オートバイに乗った正体不明の武装グループがグール・アースィー村の食料雑貨店を襲撃し、店主に直接発砲し、殺害した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ジャブラ市近郊のラーヒビーヤ村の果樹園近くで、40代のアラウィー派の男性が頭部を銃撃で撃たれ、処刑され、遺体で発見された。

**

イドリブ県では、内務省(フェイスブック)によると、県の内部治安部隊が、ブルドクリー町の住民からの通報を受け、前政権の空軍情報部の要員で、クドス旅団に加わっていたサーヒル・ハサン(通称サーヒル・ニー)を逮捕した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー県で停戦違反続く:シリア軍がイラー村、スワイダー市などに向けて銃撃(2025年9月5日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダマスカス郊外県のカナーキル村とヒルバト・サマル村からイラー村に向けて23ミリ重機関銃による激しい襲撃を行った。

また、ハディード丘からもスワイダー市に向けて同様の銃撃が行われたほか、イラー村周辺やハラバー村周辺でもシリア軍とドゥルーズ派の武装勢力との間で断続的な衝突が発生した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍部隊がクナイトラ県ウーファーニヤー村に侵入(2025年9月5日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、車輛3台からなるイスラエル軍部隊が、ハーン・アルナバ市から、同市とウーファーニヤー村を結ぶ道路に侵入、ウーファーニヤー村に入った後、フッリーヤ村方面に向かった。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハマー県では、マアッルダフティーン村のアラウィー派の若い男性がハマー市の青果市場からの帰宅途中に正体不明の武装グループに銃で撃たれて死亡(2025年9月5日)


アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市のマシュハド地区にある鍛冶屋の店内で、武器を積んだ軍用車輛が整備と溶接作業中に爆発、少なくとも1人が負傷した。

イナブ・バラディーによると、爆発によって、1人が死亡、2人が負傷した。

アレッポ県がフェイスブックを通じて6日に発表したところによると、爆発は旧式軍需品の不具合によるもので、爆発により1名が死亡し、2名が負傷した。

 

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権の支配下にあるバクラス村で、15歳の少年が遺体で発見された。

死因は不明。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、マアッルダフティーン村のアラウィー派の若い男性が、ハマー市の青果市場からの帰宅途中に正体不明の武装グループに銃で撃たれて死亡した。

**

タルトゥース県では、内務省によると、内務治安部隊が数日前に同県農村部で実施した作戦により、テロ細胞のメンバーらを拘束した。

拘束されたメンバーらは、8月18日にタルトゥース市の入り口付近で発生した内務治安部の隊員2人の殺害に関与しているという。

**

国防省によると、シリア軍の海軍部隊は、作戦即応性を試すとともに、拠点確保と統制能力を強化する計画の一環として、シリア沿岸全域にわたる実地展開を行った。

(C)青山弘之 All rights reserved.