2014年2月24日のシリア情勢:国内の暴力(追記2)

クッルナー・シュラカー(2月25日付)は、「自由シリア軍」の複数の消息筋の情報として、アサド政権を支援するとされるイラク人民兵組織のズー・フィカール旅団の司令官ハイダル・ジャブーリー氏(イラク人)が殺害されたと報じた。

Kull-na Shuraka', February 25, 2014
Kull-na Shuraka’, February 25, 2014

Kull-na Shuraka’, February 25, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

2014年2月24日のシリア情勢:国内の暴力(追記)

ハサカ県では、ARA News(2月25日付)によると、カーミシュリー市内のハダーヤー・ホテルに設置された西クルディスタン移行期民政局のカーミシュリー市庁を国防隊(アサド政権を支持する民兵)が襲撃、職員複数名を逮捕した。

地元の活動家によると、これを受け、民主統一党のアサーイシュがハダーヤー・ホテルに急行し、国防隊の戦闘員複数を逮捕・連行した。

カーミシュリー市のアサーイシュ報道官を務めるムハンマド・ハッルー氏によると、アサーイシュが逮捕・連行した国防隊戦闘員の数は15人。

その後、国防隊とアサーイシュは逮捕者の身柄公刊を行い、市庁職員および国防隊戦闘員は全員釈放されたという。

ARA News, February 25, 2014をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

2014年2月24日のシリア情勢:国内の暴力

シリア赤新月社は声明を出し、シリア軍と反体制武装集団の間で「国民和解」が成立したダマスカス郊外県内の各地に人道支援物資6,650箱を配給したと発表した。

人道支援物資が配給されたのは、バイト・サフム市、ヤルダー市、バービッラー市などの5,450世帯、1万2,000人。

また、これらの地域で暮らす住民460人に対する医療支援が行われる一方、過去4日間で1,700人の患者が治療のために移送されたという。

**

同じくダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、軍がナシャービーヤ町、ザバダーニー市郊外の山岳地帯、ランクース市郊外、ムライハ市周辺、ヤブルード市などを空爆・砲撃する一方、ヤブルード市周辺、サフル村周辺で、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)などと交戦した。

一方、SANA(2月24日付)によると、ムウダミーヤト・カラムーン町の農場、ルハイバ市一帯、ジャブアディーン町・ジュッバ市・フーシュ・アラブ村交差点、ヤブルード市内、リーマー農場、サフル村北東部、マシュラファ村、ダイル・シールビーム東部、ハーン・シャイフ・キャンプ、ダイル・ハイバ市、ダーライヤー市、ナシャービーヤ町、カフルバトナー町、ムライハ市、ザバディーン市、ダイル・アサーフィール市、アーリヤ農場、アルバイン市、アドラー市ウンマーリーヤ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またドゥーマー市郊外のガソリン・スタンド近くで、反体制武装集団が走行中の車を狙撃し、市民1人が死亡したほか、ジャルマーナー市に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、8人が負傷した。

**

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、サラフィー・ジハード武装主義集団のアブー・ズィヤーブ中隊などが軍との交戦の末に兵士3人を殺害し、ダルアー県とクナイトラ県を結ぶ要衝に位置するナースィリーヤ村を制圧した。

シャーム自由人イスラーム運動はビデオ声明を出し、アブー・ズィヤーブ中隊のほか、ハリール中隊、バドゥール中隊が戦闘に参加したことを明らかにした。

これを受け、軍はクルキス村に対して空爆・砲撃を加えた。

また複数の反体制サイトによると、クナイトラ県南部に展開する第61旅団の砲兵大隊基地、防空大隊基地、偵察大隊基地、歩兵大隊基地も「革命家」によって制圧されたという。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、インヒル市周辺で軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(2月24日付)によると、アトマーン村、ダルアー中央刑務所周辺、ダルアー市ダム街道地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、ムウタッズ・ビッラー旅団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、マルカダ町で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とシャームの民のヌスラ戦線が交戦した。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市のラシュディーヤ地区、ハウィーカ地区、旧空港地区などで軍がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)、シャームの民のヌスラ戦線と交戦した。

一方、SANA(2月24日付)によると、ダイル・ザウル市工業地区、旧空港地区、ラシュディーヤ地区、ジュバイラ地区、ハウィーカ地区、マリーイーヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、カルアト・ヒスン市、ザーラ村を軍が砲撃する一方、カルアト・ヒスン市周辺で軍とジュンド・シャーム大隊などからなるジハード主義武装集団が交戦した。

一方、SANA(2月24日付)によると、ハッターブ村、ウンム・ハーラタイン村、ガントゥー市、ビイル・ジャッバーブ村、ザーラ村、ハーリディーヤ村、ウンム・ラジーム村、タルビーサ市、ラスタン市、ヒムス市バーブ・ドゥライブ地区、ムライハ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

アレッポ県では、AFP(2月24日付)によると、シャイフ・ナッジャール市一帯で軍と反体制武装集団が激しく交戦した。

一方、SANA(2月24日付)によると、ラスム・アッブード村、クワイリス村、アンジャーラ村、アレッポ中央刑務所周辺、ダーラト・イッザ市、フライターン市、ハイヤーン町、工業団地地区、アブティーン村、ハーン・トゥーマーン村、シャイフ・サイード市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、カースティールー地区、スッカリー地区、ザルズール病院周辺、旧市街、ブスターン・カスル地区、ハーウーズ地区、ザバディーヤ地区、ジュダイダ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダマスカス県では、クッルナー・シュラカー(2月25日付)、SANA(2月25日付)によると、アマーラ地区のマーリク通りにある軍検問所近くで、爆弾が仕掛けられた車が爆発し、3人が負傷した。

またSANA(2月24日付)によると、カッバース地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、女性1人が死亡した。

このほか、AFP(2月25日付)は、22日に治安当局に身柄を拘束されたアクラム・ブンニー弁護士が釈放されたと報じた。

**

ハマー県では、SANA(2月24日付)によると、ムーリク市で、軍が反体制武装集団拠点に対して特殊作戦を行い、ジュンドッゥッラー旅団のサウジ人戦闘員らを殲滅した。

AFP, February 24, 2014、AP, February 24, 2014、ARA News, February 24, 2014、Champress, February 24, 2014、al-Hayat, February 25, 2014、Iraqinews.com, February 24, 2014、Kull-na Shuraka’, February 24, 2014、Naharnet, February 24, 2014、NNA, February 24, 2014、Reuters, February 24, 2014、SANA, February 24, 2014、UPI, February 24, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

2014年2月23日のシリア情勢:国内の暴力

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ国境に面するアティマ村の「オリエント病院」近くで、車に仕掛けられた爆弾が爆発し、活動家(野戦医師)ら14人が死亡した。

トルコ当局の高官によると、爆発による負傷者10人がトルコ領内に搬送された。

Kull-na Shuraka', February 23, 2014
Kull-na Shuraka’, February 23, 2014

イドリブ県で活動するという匿名の活動家はAFP(2月23日付)の取材に対して、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)による犯行の可能性が高いと述べた。

しかしオリエント病院を経営するガッサーン・サーヒブ氏はフェイスブックで、アサド政権による犯行だと非難した。

サーヒブ氏によると、オリエント病院は反体制勢力による「解放区」における最大の医療施設で、世界中の医師が医療活動に従事、これまで250万人を治療してきたという。

またシリア革命反体制勢力国民連立も声明を出し、オリエント病院へのテロを「アサド政権が医師、人道活動家に対して行ってきた一連の犯罪の一環」と非難した。

他方、反体制武装集団は、ヒーシュ村を手製の迫撃砲などで攻撃、同村から軍を撃退しようとした。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ハラク地区では、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の戦闘員がシャーム自由人イスラーム運動の本部に対して自爆攻撃を行い、司令官のアブー・ハーリド・スーリー氏を含む6人が死亡した。

またフライターン市、バーブ市、アレッポ市アンサーリー地区を軍が空爆し、子供2人を含む市民6人が死亡した。

このほか、タッルアラン村では、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が軍を襲撃した。

一方、SANA(2月23日付)によると、アレッポ市マルジャ地区、ブスターン・カスル地区、バニー・ザイド地区、旧市街、ハーウーズ交差点、サカン・シャバービー地区、ジュダイダ地区、シャイフ・ナッジャール市(工業団地地区)周辺、アブティーン村、ジュッブ・サファー村、クワイリス村、アルバイド村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、軍がヤブルード市、サフル村などに対する砲撃・空爆を続けた。

一方、SANA(2月23日付)によると、アドラー市ウンマーリーヤ地区、ハラスター市、ヤブルード市北部のジャラージール町、マシュラファ村、リーマー農場、サフル村、アーリヤ農場、ハーン・シャイフ・キャンプおよび同市周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またハラスター市、ジャルマーナー市に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、市民2人が負傷した。

**

クナイトラ県では、クッルナー・シュラカー(2月23日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線などによる「あなたがたはアッラーの絆に皆でしっかりと縋り、分裂してはならない」作戦の開始を受けて、第324大隊司令部、ナースィリーヤ村の軍の拠点などを「自由シリア軍」が制圧したという。

**

ヒムス県では、SANA(2月23日付)によると、タラール・バラーズィー県知事が、ヒムス市旧市街からの退避後に一時身柄拘束されていた男性のうち63人が新たに釈放されたと発表した。

また、カルアト・ヒスン市、ハーリディーヤ村、フーシュ・ザワーヒラ村、タルビーサ市、サアン村郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャリーア裁判所の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダマスカス県では、SANA(2月23日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアッバースィーイーン地区の競技場周辺に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、建物が被害を受けた。

**

ダイル・ザウル県では、SANA(2月23日付)によると、軍がマリーイーヤ村周辺の丘陵地帯で反体制武装集団を掃討し、同地を制圧した。

またブーライル村で軍は反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ハサカ県では、SANA(2月23日付)によると、バースィル・ダムの水門を反体制武装集団が破壊した。

一方、ARA News(2月23日付)は、民主統一党人民防衛隊によるタッル・ブラーク町制圧を受け、ハサカ市のアズィーズィーヤ地区とサーリヒーヤ地区でアラブ系住民とクルド系住民の緊張が高まっていると報じた。

これらの地区はクルド系住民が多く住んでおり、アラブ系部族の若者が襲撃を脅迫しているという。

AFP, February 23, 2014、AP, February 23, 2014、ARA News, February 23, 2014、Champress, February 23, 2014、al-Hayat, February 24, 2014、Iraqinews.com, February 23, 2014、Kull-na Shuraka’, February 23, 2014、Naharnet, February 23, 2014、NNA, February 23, 2014、Reuters, February 23, 2014、SANA, February 23, 2014、UPI, February 23, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

2014年2月22日のシリア情勢:国内の暴力

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区で軍が、ジハード主義武装集団と交戦、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)、ハビーブ・ムスタファー旅団が行った爆弾攻撃により、兵士32人が死亡した。

一方、SANA(2月22日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またハラスター市郊外の警察病院に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、3人が負傷した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、またカスタル村周辺で、軍とジハード主義武装集団が交戦し、軍がヤブルード市周辺を砲撃した。

また、SANA(2月22日付)によると、ヤブルード市および同市周辺、ダーライヤー市、ハーン・シャイフ・キャンプおよび同市周辺、ダイル・ハビーヤ村、キスワ市郊外、ドゥーマー市、アルバイン市、ハラスター市、アーリヤ農場で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、ハッジャ村周辺で、軍、国防隊とジハード主義武装集団が交戦し、軍が同地域を空爆した。

また、SANA(2月22日付)によると、軍がラスム・フール農場、ラスム・サッド農場を制圧し、反体制武装集団を殲滅、拠点・装備を破壊した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市インザーラート地区などに軍が「樽爆弾」で空爆を行った。

Kull-na Shuraka', February 22, 2014
Kull-na Shuraka’, February 22, 2014

また、クッルナー・シュラカー(2月22日付)によると、アレッポ市旧市街でバアス大隊を指揮するハサン・バシール氏がアブー・アマーラ特殊任務中隊によって暗殺された。

一方、SANA(2月22日付)によると、アレッポ市シャイフ・サイード地区、ジャズマーティー地区、スッカリー地区、インザーラート地区、ブスターン・カスル地区、カーディー・アスカル地区、マルジャ地区、ジュダイダ地区、シャイフ・ナッジャール市(工業団地地区)、マーイル町、クワイリス村、アレッポ中央刑務所周辺、ラスム・アッブード村、カスキース村、イダ村、アターリブ市、マンスーラ村、スバイヒーヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、民主統一党人民防衛隊がタッル・ブラーク町でのイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)との戦闘を征し、ダーイシュを放逐した。

**

ダルアー県では、SANA(2月22日付)によると、ダルアー市キャンプ地区、ダム街道地区、クード・スルターン地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

イドリブ県では、SANA(2月22日付)によると、ブワイティー村、タッル・サラムー村、カルア・ガザール村、マジャース村、アブー・ズフール航空基地周辺、ナビー・アイユーブ高地、マアッルディブサ村、タルヒーヤ農場で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ヒムス県では、SANA(2月22日付)によると、タッルドゥー市、カフルラーハー市、アブー・ハワーディード村、ウンム・サフリージュ村、タルビーサ市、アブー・アナズ農場、ウンム・ラジーム村、ラスタン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

 

AFP, February 22, 2014、AP, February 22, 2014、Champress, February 22, 2014、al-Hayat, February 23, 2014、Iraqinews.com, February 22, 2014、Kull-na Shuraka’, February 22, 2014、Naharnet, February 22, 2014、NNA, February 22, 2014、Reuters, February 22, 2014、Rihab News, February 22, 2014、SANA, February 22, 2014、UPI, February 22, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

2014年2月21日のシリア情勢:国内の暴力

ヒムス県では、タラール・バラーズィー県知事がAFP(2月21日付)に、ヒムス市旧市街から退避後に一時身柄拘束されていた男性のうち新たに38人が釈放されたと述べた。

バラーズィー県知事によると、現在もなお195人の男性が一時身柄拘束されているという。

SANA, February 21, 2014
SANA, February 21, 2014

バラーズィー県知事によると、身柄拘束されている男性は、兵役逃れの容疑など取り調べを受けており、兵役義務がない42歳以上の男性については即時釈放されるという。

シリア人権監視団によると、身柄拘束中の男性は、ヒムス市ダブラーン地区のアンダルス学校、軍事情報局に拘置されている。

**

同じくヒムス県では、シリア人権監視団によると、クマイリー村(アラウィー派の村)を襲撃したジハード主義武装集団を、軍、国防隊が撃退、戦闘員18人を殲滅した。

一方、SANA(2月21日付)によると、ヒムス市ワアル地区、ガースィビーヤ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ハムダーニーヤ地区にある軍事アカデミーをジハード主義武装集団が襲撃する一方、軍はウワイジャ地区、アターリブ市近郊の第46連隊基地を「樽爆弾」などで空爆した。

一方、SANA(2月21日付)によると、アレッポ市旧市街、マルジャ地区、ブスターン・カスル地区、ムスリミーヤ村、アレッポ中央刑務所周辺、工業団地地区、ジャービリーヤ村、ウワイジャ地区、ハンダラート・キャンプ、ダーラト・イッザ市、カサーラート村、ワディーヒー村、アターリブ市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

イドリブ県では、『ハヤート』(2月22日付)によると、ダーナー市でまたアフリーン市郊外のウールクーン村出身のクルド人女性の遺体が発見された。

この女性は、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)によって3ヶ月前に拉致され、頭を撃たれ、死亡したのち、遺棄されたのだという。

一方、SANA(2月21日付)によると、アブー・ズフール町、マジャリヤー村、サルマダー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダーライヤー市、ドゥーマー市を軍が「樽爆弾」で空爆する一方、ジハード主義武装集団がマアルーラー市・アイン・ティーナ村間で軍部隊を襲撃、兵士4人を殺害した。

一方、SANA(2月21日付)によると、ヤブルード市および同市周辺、マシュラファ村、ワーディー・ジャラービーア、ヤブルード市・サフル村街道、ダーライヤー市、ハーン・シャイフ・キャンプおよび同市周辺、ザーキヤ町、シャキーク農場、タッル・アブー・スィーフ、フライラ市郊外の山間部、ドゥーマー市、アーリヤ農場、ムライハ市、ザバディーン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また、ムウダミーヤト・カラムーン町一帯の国民和解委員会のアフマド・アミーン・サアドッディーン委員長とダマスカス県旧市街にあるウマイヤ・モスクのムアッズィンのファフド・アフマド・マグリビー氏の射殺体が発見された。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ムーリク市東部で、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団が、軍、国防隊と交戦した。

**

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、マルカダ町周辺で、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるジハード主義武装集団が、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と交戦した。

一方、ラジオ・ロザナ(2月21日付)によると、カーミシュリー市で、「テロとの戦い」を支持する官制デモに対抗するかたちで、アサド政権に反対するデモが行われた。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、タリーム村で、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と交戦し、ダーイシュの戦闘員13人とジハード主義武装集団の司令官1人が死亡した。

またマリーイーヤ村が軍の砲撃を受けた他、ガリーバ村で爆発が発生し(ダーイシュの犯行と思われる)、複数が死傷した。

**

ダルアー県では、『ハヤート』(2月22日付)によると、軍が各所に砲撃、空爆を強化した。

一方、SANA(2月21日付)によると、ヒルバト・ガザーラ町、アーイブ村、サムリーン村、ダーイル町、イブタア町、西ガーリヤ村、ウンム・マヤーズィン町、マアルバ町、サイダー町・タイバ町間、カラク村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダマスカス県では、SANA(2月21日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ラタキア県では、SANA(2月21日付)によると、サルマー町、グナイミーヤ村、ザーヒヤ村、スーダ村、ラウダ村、シャフルーラ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イラク人、モロッコ人、イエメン人の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 21, 2014、AP, February 21, 2014、Champress, February 21, 2014、al-Hayat, February 22, 2014、Iraqinews.com, February 21, 2014、Kull-na Shuraka’, February 21, 2014、Naharnet, February 21, 2014、NNA, February 21, 2014、Reuters, February 21, 2014、Rihab News, February 21, 2014、SANA, February 21, 2014、UPI, February 21, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

2014年2月20日のシリア情勢:国内の暴力

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、「国民和解」が実現したバービッラー市で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)戦闘員が市庁舎に掲げられたシリア国旗を引きずり下ろして焼き払った。

しかし、政権との停戦に同意した同市内の名望家たちは、「和解」を継続し、人道支援物資を搬入したことを明らかにしたという。

またシリア人権監視団によると、ドゥーマー市・アルバイーン市間一帯を空爆する軍戦闘機がジハード主義武装集団の応戦によって損傷した。

このほか、同監視団によると、軍はサフル村、ダーライヤー市などに対しても「樽爆弾」で空爆を行う一方、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がヤブルード市、リーマー農場、ワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプなどで反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(2月20日付)によると、リーマー農場、ヤブルード市北部および南東部一帯、フライラ市郊外の山岳地帯、ダーライヤー市、ハーン・シャイフ・キャンプおよび同市郊外、ザマルカー町、ハッザ町、ハラスター市、ムライハ市郊外、アーリヤ農場、ランクース市郊外などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

他方、リハーブ・ニュース(2月21日付)によると、イスラーム軍がドゥマイル市郊外にある軍の電子戦争大隊本部を制圧した。

**

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、旧市街のザーヒラ地区で軍の退役准将とその妻娘の3人の他殺体が発見された。

一方、SANA(2月20日付)によると、ジャウバル区、カダム区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、バーブ・サラーマ国境通行所近くで大きな爆発があり、複数の負傷者が救急車両でトルコのキリス市に搬送された。

クッルナー・シュラカー(2月21日付)によると、爆発を受けて、トルコ当局は国境通行所を閉鎖した。

またシリア人権監視団によると、アレッポ中央刑務所の正門前と刑務所内の施設近くで、シャームの民のヌスラ戦線戦闘員が爆弾を仕掛けた車などで自爆攻撃を行い、兵士8人を殺害した。

クッルナー・シュラカー(2月21日付)によると、これを受け、軍は刑務所周辺に「樽爆弾」16発を投下した。

これに関して、SANA(2月20日付)は、反体制武装集団がアレッポ中央刑務所を襲撃したが、軍がこれを撃退したと報じた。

このほか、アレッポ市マサーキン・ハナーヌー地区が軍による「樽爆弾」の攻撃を受ける一方、旧市街などで軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(2月20日付)によると、アレッポ市スッカリー地区、インザーラート地区、旧市街、サーフール地区、シャイフ・サイード地区、ハナーヌー地区、ブスターン・カスル地区、サイフ・ダウラ地区、シャイフ・ヒドル地区、ジュダイダ地区、クワイリス村、ブライジュ村、ラスム・アッブード村、工業団地地区、アターリブ市、アウラム・クブラー町、アッザーン村、ハッダーディーン村、アイン・ジャマージマ村、アレッポ中央刑務所周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市ナイル通りに反体制武装集団が打った迫撃砲弾1発が着弾し、子供1人が死亡した。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ワアル地区に人道支援物資が搬入された。

またシャーム自由人イスラーム運動がヒムス・タドムル街道で軍の士官(少尉)1人を含む兵士6人を要撃・殺害する一方、カルヤタイン市住民が身柄拘束中に軍の拷問を受けて死亡した。

さらにラスタン市が軍の砲撃を受けるとともに、クマイリー村検問所などで軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員とジュンド・シャーム大隊が交戦した。

一方、SANA(2月20日付)によると、ムシャイリファ村、ヒムス市クスール地区、旧市街灌漑水路近く、サアン村、バイト・ハッジュー村、ウユーン・フサイン村、タルビーサ市、タイバ村、クマイリー村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、ジュンド・シャーム大隊の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市、インヒル市が軍の「樽爆弾」による攻撃を受けた。

一方、SANA(2月20日付)によると、ヨルダン領内からマターイヤ村に潜入しようとした反体制武装集団を軍が撃退した。

またズィムリーン村、サムリーン村、ダルアー市旧税関地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

他方、リハーブ・ニュース(2月21日付)によると、「自由シリア軍」がナワー市郊外の軍検問所2カ所を制圧した。

**

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団との戦闘で、軍の兵士12人が死亡した。

一方、SANA(2月20日付)によると、ジュバーター・ハシャブ村街道で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ハマー県では、SANA(2月20日付)によると、カフルズィーター市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダイル・ザウル県では、SANA(2月20日付)によると、ダイル・ザウル市ラシュディーヤ地区、ハウィーカ地区、ジュバイラ地区、マリーイーヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ハサカ県では、SANA(2月20日付)によると、ハサカ県マサーキン・マハッタ地区で反体制武装集団が手榴弾を投げ、市民1人が負傷した。

AFP, February 20, 2014、AP, February 20, 2014、Champress, February 20, 2014、al-Hayat, February 21, 2014、Iraqinews.com, February 20, 2014、Kull-na Shuraka’, February 20, 2014, February 21, 2014、Naharnet, February 20, 2014、NNA, February 20, 2014、Reuters, February 20, 2014、Rihab News, February 21, 2014、SANA, February 20, 2014、UPI, February 20, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

2014年2月19日のシリア情勢:国内の暴力

ヒムス県では、タラール・バラーズィー県知事がAFP(2月19日付)に対して、ヒムス市旧市街(ディーワーン地区、ハミーディーヤ地区)から新たに11人の市民が退避したことを明らかにした。

バラーズィー県知事によると、市民の退避作業は、武装集団の発砲で中断していたが、この日の退避作業は国連の調整なしに、現地の名望家や宗教指導者のイニシアチブのもとに行われたという。

一方、SANA(2月19日付)によると、カフルラーター村、ダール・カビーラ村、キースィーン村、ブルジュ・カーイー村・タッルドゥー市間、ラスタン市、ウンム・リーシュ村・ラスム・アルナブ村間、サアン村郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

アレッポ県では、シリア・ライヴ・ネットワーク(2月19日付)によると、アレッポ市旧市街のアレッポ城の近くにある軍本部の地下にイスラーム戦線がトンネルを掘って爆発を仕掛け爆破、本部棟が全壊し、兵士30人以上を殺害した。

また『ハヤート』(2月20日付)によると、軍とイスラーム戦線が市内の警察署前、旧市街のアワーミード地区、スーク・ハリール地区で交戦する一方、軍はマサーキン・ハナーヌー地区、スッカリー地区、インザーラート地区、アターリブ市を「樽爆弾」で空爆したという。

一方、SANA(2月19日付)によると、アレッポ市バニー・ザイド地区、ハイダリーヤ地区、インザーラート地区、サーフール地区、マサーキン・ハナーヌー地区、ブスターン・カスル地区、ジュダイダ地区、クワイリス村、ブライジュ村、サルバス村、ウワイジャ地区、フサーミーヤ村、ハンダラート・キャンプ、ラスム・アッブード村、工業団地地区(シャイフ・ナッジャール市)、フマイマ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、軍がヤブルード市、ハッザ氏、ジスリーン町、ハムーリーヤ市、サクバー市周辺、ダーライヤー市などを砲撃・空爆する一方、ヘリコプターがヤブルード市にビラを散布、武装集団メンバーに対してシリア・アラブ軍への投降を呼びかけた。

一方、SANA(2月19日付)によると、ヤブルード市一帯、サフル村郊外、ムシュリファ市郊外、リーマー農場、ルハイバ市東部、アーリヤ農場、アシュアリー農場、ハーン・シャイフ・キャンプおよびその郊外、ダーライヤー市、ハラスター市、アルバイン市、アドラー市ウンマーリーヤ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またハラスター市では、反体制武装集団が警察病院を砲撃し、建物に被害が出た。

**

ダルアー県では、UNRWA(ベイルート)が声明を出し、ムザイリーブ町でUNRWAが運営する学校に対する砲撃で、子供5人を含む18人が死亡した。

これに関して、シリア人権監視団は、軍による「樽爆弾」の投下で、19人が死亡したと発表した。

またシリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、政権による「虐殺」と批判した。

一方、SANA(2月19日付)によると、ムザイリーブ町で軍が「テロリスト」6人を殲滅したほか、ムハッジャ村入口などで、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、ハッジャ村、ズバイダ村、バルザン村で軍と反体制武装集団が交戦し、軍がハッジャ村一帯を空爆した。

**

ラッカ県では、Syria-News(2月19日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が、アイン・アルース村出身のメンバー2人と、シャルカラーク村出身のメンバー1人がダーイシュ検問所を襲撃したとして処刑した。

またタッル・アブヤド市でも、ダーイシュの武器を襲撃したメンバー1人が粛清・処刑されたという。

**

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(2月19日付)によると、ナスル中隊の盾旅団がハーン・シャイフーン市の南部と北部をつなぐ橋を爆破したと発表した。

一方、SANA(2月19日付)によると、バーブ・ハワー国境通行所近くにあるシャリーア法廷本部に対して軍を攻撃・破壊し、複数の戦闘員を殺傷した。

またクマイナース村では軍が反体制武装集団を要撃し、戦闘員35人を殺害、車輌4台を破壊、またファイルーン村、タッル・サラムー村、マジャース村、シュワイハ村、ナイラブ村近郊、ダブシャ村でも、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、マストゥーマ村、フーア市に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、男女2人が死亡した。

**

ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(2月19日付)によると、ラアス・アイン市で民主統一党のアサーイシュが、前日に拘束した青年の遺体を家族に引き渡した。

Kull-na Shuraka', February 19, 2014
Kull-na Shuraka’, February 19, 2014

この青年は、灯油販売業者と家族の間で発生したトラブルを受けて身柄を拘束されていたという。

**

ダマスカス県では、SANA(2月19日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またサブア・バフラート広場、ジャラー通りに迫撃砲弾3発が着弾し、女性1人が死亡した。

**

ダイル・ザウル県では、SANA(2月19日付)によると、ダイル・ザウル市ラシュディーヤ地区、旧空港地区などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ハマー県では、SANA(2月19日付)によると、ムハルダ市に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が着弾し、2人が死亡、6人が負傷したほか、スカイラビーヤ市・ハマー市間の街道で反体制武装集団が爆弾を仕掛けた車を爆破するなどして攻撃し、7人が負傷した。

さらにハマー市でも爆弾が仕掛けられた車が爆発し、市民3人が負傷した。

AFP, February 19, 2014、AP, February 19, 2014、Champress, February 19, 2014、al-Hayat, February 20, 2014、Iraqinews.com, February 19, 2014、Kull-na Shuraka’, February 19, 2014、Naharnet, February 19, 2014、NNA, February 19, 2014、Reuters, February 19, 2014、Rihab News, February 19, 2014、SANA, February 19, 2014、Syria Live Network, February 19, 2014、UPI, February 19, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

2014年2月18日のシリア情勢:国内の暴力

ロイター通信(2月18日付)などは、休戦(政権が言うところの「国民和解」)が実現したダマスカス郊外県バービッラー市で、軍の将兵と反体制武装集団の戦闘員が笑顔で握手を交わし、懇談する写真などを配信した。

al-Hayat, February 18, 2014
al-Hayat, February 18, 2014
al-Hayat, February 18, 2014
al-Hayat, February 18, 2014

これらの写真は、欧米諸国の報道機関などに対して政府当局が準備した報道ツアーに同行したロイター通信のカメラマンらが撮影したものだという。

**

同じくダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ヤブルード市一帯での軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員の攻勢により、ジハード主義武装集団の特殊任務大隊の司令官を含む3人が、ヤブルード市郊外、ジャイルード市郊外で死亡した。

この戦闘に関して、SANA(2月18日付)は、軍が、イスラーム戦線司令官の一人でサウジアラビア人の「アブー・マーリク」と、同戦線内務治安局長のサミール・ナスルッラー・ラフムーン氏、「同地域のテロ活動を唱導し、資金援助を行ってきた」とされるマフムード・ウルーク氏(アブー・アリー・ヤブルーディー)、そしてシャーム自由人イスラーム戦線メンバーで同じく「同地域のテロ活動を唱導し、資金援助を行ってきた」とされるアナス・アッブード氏とルクン・ミスカール氏を殺害したと報じた。

Kull-na Shuraka', February 18, 2014
Kull-na Shuraka’, February 18, 2014

またシリア人権監視団によると、ヒライラ市周辺の非居住地域などを軍が砲撃した。

一方、SANA(2月18日付)によると、ヤブルード市一帯、サフル村郊外、ジャラージール町郊外、リーマー農場、サーリヒーヤ農場、アーリヤ農場、ムライハ市郊外、ダイル・アサーフィール市郊外、アドラー市ウンマーリーヤ地区、ジャイルード市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線の外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またドゥーマー市郊外のガソリン・スタンド近くで反体制武装集団が住民に発砲、1人が死亡した。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ガルナータ村が軍の砲撃を受ける一方、ザーラ村周辺での軍、国防隊との戦闘で、ジハード主義武装集団戦闘員6人が死亡した。

またフーリーン村では、軍の拘置所で男性1人が拷問を受け死亡した。

このほか、クッルナー・シュラカー(2月18日付)によると、軍がカルアト・ヒスン市を空爆した。

一方、SANA(2月18日付)によると、ザーラ村、ダール・カビーラ村、タドムル市郊外のシャーイル山(ハマー県)西部、タルビーサ市、ハッターブ村、サラーム・シャルキー村、ハーリディーヤ村、ガースィビーヤト・ナイーム村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、クワイリス航空基地周辺、シャイフ・ナッジャール市周辺で、シャームの民のヌスラ戦線、ハドラー大隊などからなる武装集団が軍と交戦する一方、軍が工業団地地区一帯を砲撃した。

またクルド人が多く住むアフラス村を武装した何者かが襲撃、村人15人を拉致・連行した。

さらにアレッポ市ではアーミリーヤ地区で市民が射殺されたほか、マシュハド地区に迫撃砲弾が着弾し、建物などが被害を受けた。

**

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、西サムダーニーヤ村、ウンム・バーティナ村、クサイバ村、アイン・ザイワーン村が軍の砲撃、「樽爆弾」などによる空爆を受けた。

一方、SANA(2月18日付)によると、軍がタッラト・ヤルズンを制圧した。

**

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ラッカ市内のラシード公園で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が祝宴を行い、「復興評議会」(ダーイシュと対立する反体制武装集団)をと殺すると唱道する一方、アレッポ市奪還を誓ったという。

**

ダルアー県では、SANA(2月18日付)によると、二ムル村・ハーッラ市間の街道、ナスィーブ村、ウンム・マヤーズィン町、フラーク市郊外、ダルアー市・ナーフタ町間の街道で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

スワイダー県では、SANA(2月18日付)によると、ジャドヤー村・サラーヒド村間で、ラジャーとの鷹大隊メンバー3人を関係当局が強盗殺人容疑で逮捕した。

AFP, February 18, 2014、AP, February 18, 2014、Champress, February 18, 2014、al-Hayat, February 19, 2014、Iraqinews.com, February 18, 2014、Kull-na Shuraka’, February 18, 2014、Naharnet, February 18, 2014、NNA, February 18, 2014、Reuters, February 18, 2014、Rihab News, February 19, 2014、SANA, February 18, 2014、UPI, February 18, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

2014年2月17日のシリア情勢:国内の暴力

ダマスカス郊外県のフサイン・マフルーフ知事はバービッラー市の裁判所前で記者団に対し、市民の献身的な努力と、軍、国防隊との真の協力関係のもと、同市、バイト・サフム市、ヤルダー市などで国民和解が実現したと発表、同地住民に対して電気などにインフラ、医療、清掃業務、食糧品などを提供する準備が完了したと発表した。

SANA, February 17, 2014
SANA, February 17, 2014

SANA(2月17日付)によると、バービッラー市の裁判所前には多数の市民が集まり、復興を祝ったという。

これに関して、シリア人権監視団は、バービッラー市で、軍と反体制武装集団の「停戦合意」(シリア政府が言うこと頃の国民和解、ないしは人民和解)を受け、多数の市民が退避し、軍の技術部隊が入り、仕掛け爆弾、地雷などの捜索・撤去作業を行うとともに、同市議事堂、政府関連施設にシリア国旗を掲揚したことを明らかにした。

同監視団によると、退避・避難したバイト・サフム市およびスィーディー・ミクダード町住民は帰宅を待ち望んでおり、また軍兵士と反体制武装集団兵士が銃を持ったまま相まみえているという。

また『ハヤート』(2月18日付)によると、停戦合意を受けて、当局は武装集団メンバー300人以上の身柄を解放したという。

**

同じくダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ヤブルード市郊外のラアス・マアッラ町周辺、サフル村周辺で、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦、軍が「樽爆弾」などで攻撃・砲撃した。

また、SANA(2月17日付)によると、ヤブルード市周辺、ダーライヤー市、ドゥーマー市、アルバイン市、リーマー農場、サーリヒーヤ農場、ムシュリファ市、アーリヤ農場で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またジャルマーナー市に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、市民2人が死亡した。

**

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ヤルムーク区のパレスチナ難民キャンプにあるライージャ広場でパレスチナ人武装集団の戦闘員100人余りがシリア軍に武器を引き渡し、その後、シリア軍技術部隊が地区内で地雷、爆弾の捜索・撤去作業を行った。

一方、SANA(2月17日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

アレッポ県では、SANA(2月17日付)によると、軍がシャイフ・ナッジャール市とタッラト・ガーリーを完全制圧し、反体制武装集団の拠点を破壊した。

またアレッポ中央刑務所周辺、クワイリス村、ラスム・アッブード村、カフルサギール村、シャイフ・ナッジャール市(工業団地地区)、アレッポ市マルジャ地区、カーディー・アスカル地区、旧市街で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、シリア人権監視団によると、アレッポ市アシュラフィーヤ地区に対する軍の砲撃により、クルド人戦線旅団のアラー・ジャッブー総司令官が負傷、死亡した。

**

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、イスラーム戦線がラッカ市内で17日深夜からイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)戦闘員の逮捕・摘発活動を行い、複数の逮捕者を連行した。

これに対し、ダーイシュは、ダイル・ザウル県とラッカ県を結ぶ街道を閉鎖し、食糧物資の輸送を禁じたという。

**

ヒムス県では、SANA(2月17日付)によると、ヒムス市旧市街から退避後に当局に身柄拘束されていた15歳から55歳の男性のうち17人が新たに解放された。

また、ザーラ村、カルアト・ヒスン市、ハーリディーヤ村、ダール・カビーラ村、ヒムス市マサービグ地区、カラービース地区、クスール地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、シリア人権監視団によると、ザーラ村、カルアト・ヒスン市一帯で、軍、国防隊が、ジュンド・シャーム機構などからなるジハード主義武装集団と交戦、軍が空爆を行った。

**

ハマー県では、シリア人権監視団、SANA(2月17日付)によると、軍と国防隊がマアーン村を完全制圧した。

一方、クッルナー・シュラカー(2月17日付)によると、「自由シリア軍」が政治治安部ハマー支部の特捜課長(アブー・ガーズィー氏)の自動車に車を仕掛け爆破、同課長を暗殺した。

**

ダイル・ザウル県では、SANA(2月17日付)によると、ダイル・ザウル市ラシュディーヤ地区、ジュバイラ地区、ウルフィー地区、ハウィーカ地区、工業地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ラタキア県では、SANA(2月17日付)によると、バイト・アブラク村、アイン・サームール村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、サウジアラビア人の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

イドリブ県では、SANA(2月17日付)によると、クーリーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダルアー県では、SANA(2月17日付)によると、ダルアー市各所、ヒルバト・ガザーラ町郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 17, 2014、AP, February 17, 2014、Champress, February 17, 2014、al-Hayat, February 18, 2014、Iraqinews.com, February 17, 2014、Kull-na Shuraka’, February 17, 2014、Naharnet, February 17, 2014、NNA, February 17, 2014、Reuters, February 17, 2014、Rihab News, February 17, 2014、SANA, February 17, 2014、UPI, February 17, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

2014年2月16日のシリア情勢:国内の暴力

PLOのアンワル・アブドゥルハーディー政治局長はAFP(2月16日付)に「パレスチナ諸派の代表50人以上からなる人民代表団が昨日(14日)、武装集団の退去を確認するためにキャンプに入った…。複数の証拠がほとんどの武装集団がキャンプから撤退したことを示している」と述べ、反体制武装集団がダマスカス県ヤルムーク区のパレスチナ難民キャンプから撤退したことを明らかにした。

代表団はまた、近くヤルムーク区東部でも武装集団退去の確認作業を行うほか、技術チームが24時間以内に入り、爆発物などの処理を行うという。

アブドゥルハーティー政治局長はまた「パレスチナ人武装部隊がキャンプ周辺に展開し、外部の武装集団の侵入を阻止している」と述べる一方、武装集団がタダームン区やダマスカス郊外県ハジャル・アスワド市方面に移動したことを明らかにした。

またこの作業とシリアの国家機関の復旧が完了次第、人道支援が再開される見込みだと付言した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団などによると、ヤブルード市周辺、リーマー農場、ジャリージール村などが軍の激しい砲撃を受けるとともに、シャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が軍と交戦した。

またタッル市では、アラブ社会主義連合党民主党の幹部バッサーム・アブドゥルカリーム・バスラ氏が「武装した何者か」に暗殺された。

Kull-na Shuraka', February 16, 2014
Kull-na Shuraka’, February 16, 2014

一方、SANA(2月16日付)によると、ダーライヤー市、ハーン・シャイフ・キャンプ、ドゥーマー市郊外、ハラスター市、アルバイン市、ヤブルード市、リーマー農場、サルハ市、ムシュリファ村南部、アーリヤ農場で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

また軍は、レバノンのアルサール村(ベカーア県)方面から武器弾薬を積んでシリア領内に潜入しようとした反体制武装集団の車輌6輌を破壊した。

これに対し、反体制武装集団はドゥーマー市郊外で、シリア赤新月社の女性職員に発砲、殺害した。

このほか、バイト・サフム市、ヤルダー市、バービッラー市、アクラバー村で、市民数十人が同地での「人民和解」に従い、釈放されるとともに、インフラなどの復興の準備が始まった。

**

ヒムス県では、シャーム・ネットワーク(2月16日付)によると、軍がカルアト・ヒスン市、ザーラ村を空爆する一方、ザーラ村で軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、ヒムス県のタラール・バラーズィー県知事は声明を出し、16日に予定されていたヒムス県旧市街からの住民の退避作業に関して、「武装集団」の攻撃によって中止になったと発表した。

これに関して、シリア人権監視団は、ヒムス市バーブ・フード地区、バーブ・トゥルクマーン地区、サフサーファ地区などで軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を加えたと発表した。

他方、SANA(2月16日付)によると、ヒムス市ワルシャ地区、サフサーファ地区、バーブ・フード地区、マサービグ地区、ワアル地区郊外、ハーリディーヤ村、ダール・カビーラ村、ラスタン市郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ラッカ市でイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の車輌に仕掛けられた爆弾が爆発し、ダーイシュ戦闘員2人が死亡した。

**

アレッポ県では、シャーム・ネットワーク(2月16日付)によると、アレッポ市旧市街で、軍と反体制武装集団が交戦し、イスラーム戦線がハサル学校一帯を制圧した。

またシリア人権監視団によると、シャイフ・ナッジャール市で軍と反体制武装集団が交戦、軍が「樽爆弾」を投下し、同市の大部分を制圧した。

さらにアレッポ市マサーキン・ハナーヌー地区評議会の救済局長が、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の襲撃を受け、死亡した。

このほか、バールーザ村で、ダーイシュがジハード主義反体制武装集団と交戦の末、同村を制圧した。

またアフタリーン市周辺でも、両者が交戦し、ダーイシュの戦闘員1人が死亡したという。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ヒルバト・アームーダー市、ザルズール村、ザンバキー村、ジュマイリーヤ村で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とそれ以外のジハード主義武装集団が交戦した。

またハーミディーヤ航空基地南部、バスィーダー村検問所周辺では軍とジハード主義武装集団が交戦した。

一方、SANA(2月16日付)によると、アラー村、イドリブ中央刑務所街道などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

クナイトラ県では、SANA(2月16日付)によると、「人民和解中央委員会」を通じて72人の反体制活動家が投降、祖国と国民の安全に抵触しないことを宣誓後、釈放された。

72人のうち37人がジャッバー村、23人がジュバーター・ハシャブ村、8人がハーン・アルナバ市、2人がマスハラ村、2人がバイト・ジン村で投降したという。

**

ダルアー県では、SANA(2月16日付)によると、ダルアー市旧税関地区など、アトマーン村、アブ・カートゥーラ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダイル・ザウル県ではSANA(2月16日付)によると、ダイル・ザウル市ラシュディーヤ地区、工業地区、ハウィーカ地区、旧空港地区、ウルフィー地区、労働者住宅地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またダイル・ザウル市ムワッザフィーン地区では、反体制武装集団が市民1人を射殺した。

**

ハサカ県では、SANA(2月16日付)によると、タッル・ハミース市のサイロから小麦を略奪しようとした反体制武装集団を軍が撃退した。

AFP, February 16, 2014、AP, February 16, 2014、Champress, February 16, 2014、al-Hayat, February 17, 2014、Iraqinews.com, February 16, 2014、Kull-na Shuraka’, February 16, 2014、Naharnet, February 16, 2014、NNA, February 16, 2014、Reuters, February 16, 2014、Rihab News, February 17, 2014、SANA, February 16, 2014、UPI, February 16, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

2014年2月15日のシリア情勢:国内の暴力

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ヤブルード市内の住宅地に対して砲撃を続けた。

またアドラー市ウンマーリーヤ地区周辺で、軍、国防隊、ヒズブッラー民兵が、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(2月15日付)によると、ヤブルード市周辺、リーマー農場、ダーライヤー市、ハーン・シャイフ・キャンプ郊外、ドゥーマー市、ムライハ市、アドラー市ウンマーリーヤ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またハラスター市郊外に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、市民3人が負傷した。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タルビーサ市、ガントゥー市を軍が砲撃する一方、ムシャイリファ村、マスアダ村、サラーム・ガルビー村、サラーム・シャルキー村、ハッターブ村で、軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(2月15日付)によると、ザーラ村、タルビーサ市、タッルドゥー市、マスアダ無r、ムシャイリファ村、ハッターブ村、サラーム・ガルビー村、サラーム・シャルキー村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市のキャンプ地区周辺で軍と反体制武装集団が交戦する一方、ヌアイマ村を軍が砲撃した。

一方、SANA(2月15日付)によると、アトマーン村、ダルアー市各所(旧税関地区など)、ズバイラ村、ダーイル町、西ガーリヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、ムウタスィム・ビッラー旅団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、スーラーン市周辺で、軍、国防隊が、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦する一方、軍がラターミナ町を「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(2月15日付)によると、スーラーン市、ムーリク市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市アキユール地区、ジュルーム地区、マアスラーニーヤ地区を軍が砲撃する一方、カラージュ・ハジャズ通行所一帯で、軍と反体制武装集団が交戦した。

またハンダラート・キャンプ、シャイフ・ナッジャール市(工業団地地区)、アッザーン村、ラスム・アッブード村、カフルダーイル村を軍が砲撃した。

これに対して、反体制武装集団はアズィーザ村のシリアテル陸橋の軍拠点を砲撃した。

一方、SANA(2月15日付)によると、アレッポ市マイサル地区、マサーキン・ハナーヌー地区、ハイダリーヤ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ中央刑務所周辺、アッザーン村、ラスム・アッブード村、カフルダーイル村、シャイフ・ナッジャール市(工業団地地区)、ハンダラート村、マアスラーニーヤ村、タッル・ジャニーン村、ムスリミーヤ村、マンスーラ村、バシュカーティーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダマスカス県では、SANA(2月15日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

イドリブ県では、SANA(2月15日付)によると、バシーリーヤ村、カフルナジャブ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

スワイダー県では、SANA(2月15日付)によると、ラシーダ村の給水施設を反体制武装集団が迫撃し、ポンプが破壊された。

AFP, February 15, 2014、AP, February 15, 2014、Champress, February 15, 2014、al-Hayat, February 16, 2014、Iraqinews.com, February 15, 2014、Kull-na Shuraka’, February 16, 2014、Naharnet, February 15, 2014、NNA, February 15, 2014、Reuters, February 15, 2014、Rihab News, February 16, 2014、SANA, February 15, 2014、UPI, February 15, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

2014年2月14日のシリア情勢:国内の暴力

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ミスラーバー市、ムライハ市周辺、ザバダーニー市東部の山岳地帯、ヤブルード市、ザーキヤ町を軍が「樽爆弾」などで空爆・迫撃した。

これに関してUNHCR報道官は記者団に対して、ヤブルード市に対して軍が準備しているとされる総攻撃を前に、同市の500~600世帯がレバノン国内のアルサール村(ベカーア県)に避難していると発表した。

一方、SANA(2月14日付)などは、「ヤブルード方面に対して…質的進軍」があったとし、ヤブルード市を一望できるダフラト・アカバ丘陵を制圧したと報じた。

また、ヤブルード市周辺、ダーライヤー市、ハーン・シャイフ・キャンプ郊外、アーリヤ農場、アドラー市旧市街、同ウンマーリーヤ地区、ドゥーマー市、ルハイバ市郊外、ランクース市近郊、サフル村、リーマー農場、アルナ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線、シャームの民のヌスラ戦船の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

他方、クッルナー・シュラカー(2月14日付)によると、革命家を名乗る複数の男性が、ダーライヤー市の反体制武装集団司令官3人を逮捕・拷問したほか、同市地元評議会メンバーの車に発砲し、女性1人を含む2人を殺害、また同評議会メンバー4人を一時拉致した。

ある活動家によると、政権との停戦を強いられた「革命家」がこうした犯行を行っているのだという。

**

ヒムス県では、AFP(2月14日付)によると、ザーラ村で軍がレバノン人などを含む「テロリスト24人」を殲滅した。

一方、SANA(2月14日付)によると、ザーラ村、フーシュ・ディーワーニーヤ村、ナジュマ村、ムフターリーヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、外交人の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダルアー県ではシリア人権監視団やイフバーリーヤ(2月14日付)によると、ヤードゥーダ村のモスク近くで爆弾が仕掛けられた車が爆発し、18人(クッルナー・シュラカー(2月14日付)によると34人)が死亡した。

一方、SANA(2月14日付)によると、マターイヤ村、ダルアー市各所、マアルバ町、キヒール村、タイバ町、ヌアイマ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

Kull-na Shuraka', February 14, 2014
Kull-na Shuraka’, February 14, 2014

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がアレッポ市旧市街のカールトン・ホテルの地下にトンネルを掘り、爆弾を仕掛け爆発させ、同ホテルを拠点としてた軍の兵士5人が死亡した。しかしSANA(2月14日付)などによると、この爆発による死者は兵士2人だけだという。

またフライターン市では、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が撤退に先立って、電力研究所で市民13人(クッルナー・シュラカー(2月14日付)によると60人以上)を処刑、井戸に遺棄した。

同監視団によると、処刑されたのは、ダーイシュと戦闘しているジハード主義武装集団の親類などだという。

このほか、フライターン市、ラトヤーン村、カフルハムラ村、バーシュカウィー村、タッル・サイビーン村からのダーイシュの撤退を受け、ジハード主義武装集団が同地を制圧した。

ダーイシュはアフリーン市に後退したという。

一方、SANA(2月14日付)によると、アレッポ市旧市街、バニー・ザイド地区、カルム・マイサル地区、マサーキン・ハナーヌー地区、ブスターン・カスル地区、ジュダイダ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またシャイフ・ルトフィー村、ウワイジャ地区、ダーラト・イッザ市、ハイヤーン町、フライターン市、アナダーン市、ラスム・アッブード村、ハミーミーヤ村、シャイフ・ナッジャール市(工業団地地区)、アレッポ中央刑務所周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が反体制武装集団の司令官と副官の2人、クルド人戦闘員4人を殺害した。

**

ダマスカス県では、SANA(2月14日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ハマー県では、SANA(2月14日付)によると、カフルズィーター市、ラターミナ町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

イドリブ県では、SANA(2月14日付)によると、イドリブ市周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ハサカ県では、リハーブ・ニュース(2月15日付)によると、カフターニーヤ市で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、市民4人が重傷を負った。

AFP, February 14, 2014、AP, February 14, 2014、Champress, February 14, 2014、al-Hayat, February 15, 2014、al-Ikhbariya, February 14, 2014、Iraqinews.com, February 14, 2014、Kull-na Shuraka’, February 14, 2014、Naharnet, February 14, 2014、NNA, February 14, 2014、Reuters, February 14, 2014、Rihab News, February 15, 2014、SANA, February 14, 2014、UPI, February 14, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

2014年2月13日のシリア情勢:国内の暴力

ヒムス県では、ラタール・バラーズィー県知事が国連との間で合意しているヒムス市旧市街からの市民退避と人道支援搬入のための停戦を再び72時間延長すると発表した。

『ハヤート』(2月14日付)によると、停戦発効後、旧市街から避難した市民の数は1,400人に上っており、うち約200人(男性)が治安当局に一時身柄拘束され、聴取を受けているという。

これに関連して、SANA(2月13日付)は、ヒムス市旧市街から退避した15歳から55歳までの男性70人に対する聴取が終わり、身柄を解放されたと報じた。

バラーズィー県知事によると、身柄を解放された男性の一部に対しては恩赦がなされたという。

また国連のマーティン・ニルスキー報道官は、ヒムス市旧市街から退避後に治安当局に一時身柄拘束されていた15歳から50歳の男性約430人のうち181人が釈放されたと発表した。

AFP(2月13日付)が伝えた。

**

同じく、ヒムス県では、シリア人権監視団によると、カルアト・ヒスン市、ザーラ村を軍が「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(2月13日付)によると、ラスタン市、アイン・フサイン村、イッズッディーン町、ザーラ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャリーア委員会拠点などを破壊、外国人戦闘員らを殺傷した。

またレバノン領内からタッルカラフ市郊外に潜入を試みる武装集団を軍が撃退した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市のマイサル地区、ハイダリーヤ地区、マサーキン・ハナーヌー地区、ハムラー地区、ブスターン・カスル地区、ハラク地区、シャイフ・ナッジャール市を軍が「樽爆弾」などで空爆・砲撃し、女性子供を含む50人以上が死亡した。

また、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がマアーッラト・アルティーク村を砲撃し、市民1人が死亡したほか、フライターン市郊外の反体制武装集団の検問所に対してダーイシュ戦闘員が爆弾を積んだ車で自爆攻撃を行った。

さらに、クルド戦線旅団をはじめとする複数の武装集団は、アアザーズ市をはじめとする県北部解放に向けた「尊厳の戦い」を開始し、ダーイシュとの戦闘を本格化させた。

一方、SANA(2月13日付)によると、アレッポ中央刑務所周辺、アナダーン市、アッザーン村、マアスラーニーヤ村、タッル・シュアイル村、ムスリミーヤ村、ダーラト・イッザ市、クワイリス村、アルバイド村、ラスム・アッブード村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、ハッダーディーン地区、ブスターン・バーシャー地区、ハイダリーヤ地区、マイサル地区、マルジャ地区、ウワイジャ地区、バニー・ザイド地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダーライヤー市、ヤブルード市、リーマー農場を軍が「樽爆弾」などで空爆・砲撃した。

一方、SANA(2月13日付)によると、ヤブルード市周辺、ジャイルード市郊外、ルハイバ市周辺、ダーライヤー市、ハーン・シャイフ・キャンプ、ムライハ市、ザバディーン市、サフル村、リーマー農場、マラーハ市、ザバダーニー市郊外山岳地帯、ダイル・アサーフィール市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またジュダイダ・アルトゥース市、ハラスター市で、反体制武装集団が市民を襲撃し、1人が死亡、女性・子供らが負傷した。

**

ダマスカス県では、SANA(2月13日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ハマー県では、SANA(2月13日付)によると、タッフ村、アルナバ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、Syria-News(2月13日付)によると、シャイフ・ハディード町に軍が突入し、離反兵や反体制運動支持者の自宅70棟以上を戦車、装甲車などで破壊した。

**

イドリブ県では、SANA(2月13日付)によると、アブー・ズフール町、ブシャマーリーン村、マジュダリヤー村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ラタキア県では、SANA(2月13日付)によると、シャンマース村一帯、ファルナルク村の森林地帯で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダルアー県では、SANA(2月13日付)によると、ダルアー市各所、クサイバ村、アイン・アブド村、スワイサ村、ハーミル村、ハッジャ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またダルアー市の変電施設、ヤルムーク製粉工場を反体制武装集団が襲撃した。

**

ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(2月13日付)によると、ハサカ市中心部、ダウワール・バースィル、旧野菜市場一帯、ヌシューワ地区、タッル・ハジャル地区で軍と反体制武装集団が激しく交戦し、反体制武装集団戦闘員3人が死亡、また市民約30人が戦闘に巻き込まれて負傷した。

また戦闘を受け、民主統一党人民防衛隊がカーミシュリー市、アームーダー市、ラアス・アイン市、ダイリーク市からハサカ市への旅行者の移動を禁止した。

**

タルトゥース県では、アクサム・ナイーサ氏がフェイスブックで明らかにしたところによると、反体制組織「新シリア党」に参加しているアラウィー派の青年がタルトゥース市フッラ地区で軍事情報局に逮捕された。

「新シリア党」はアサド政権の打倒をめざしていたという。

**

ダイル・ザウル県では、シリア革命反体制勢力国民連立が、ダイル・ザウル市郊外の製塩工場をイスラーム戦線が制圧したと発表した。

AFP, February 13, 2014、AP, February 13, 2014、Champress, February 13, 2014、al-Hayat, February 14, 2014、Iraqinews.com, February 13, 2014、Kull-na Shuraka’, February 13, 2014、Naharnet, February 13, 2014、NNA, February 13, 2014、Reuters, February 13, 2014、Rihab News, February 13, 2014、SANA, February 13, 2014、Syria-news.com, February 13, 2014、UPI, February 13, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

2014年2月12日のシリア情勢:国内の暴力

ヒムス県では、タラール・バラーズィー県知事がAFP(2月12日付)に対し、ヒムス市旧市街から新たに217人の民間人を退避させる一方、人道支援物資を搬入することに成功したと発表した。

一方、SANA(2月12日付)によると、マシュラファ村、ラッジュ村、ハッターブ村、サラーム・ガルビー村、アルシューナ村、ラスタン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアイン・ダナーニール村を反体制武装集団が迫撃砲で攻撃した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、軍が少なくとも20度にわたってヤブルード市および同市周辺を空爆、複数の活動家は、軍がカラムーン地方の反体制武装集団制圧地域への軍の攻勢が始まったと主張した。

しかしシリア軍筋は、AFP(2月12日付)に対して、ヤブルード市一帯への空爆が「武装テロ集団に対する通常の活動」だと一蹴した。

シリア人権監視団によると、ヤブルード市北部のナバク陸橋近くでも、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がジハード主義武装集団と交戦する一方、軍が対レバノン国境に近いジャラージール町を制圧した。

ジャラージール町はレバノンのベカーア県バアルベック郡アルサール村に面した村。

一方、SANA(2月12日付)によると、軍がジャラージール町および周辺の農村地帯で、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム戦線を殲滅し、同地を制圧した。

またサフル村、ザバダーニー市郊外、ダーライヤー市、ハーン・シャイフ・キャンプ、ムライハ市、アドラー市ウンマーリーヤ地区、リーマー農場で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、ヌスラ戦線、イスラーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団が制圧しているアレッポ市サーフール地区を軍が「樽爆弾」で攻撃し、子供複数を含む27人が死亡した。

一方、SANA(2月12日付)によると、アレッポ市ハミーディーヤ地区、マルジャ地区、スッカリー地区、カーディー・アスカル地区、マサーキン・ハナーヌー地区、カルム・マイサル地区、カラム・タッハーン地区、ラーシディーン地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ中央刑務所周辺、ヒーラーン村、ムスリミーヤ村、マーイル町、マンスーラ村、ザバディーヤ村、バーブ市、シャイフ・ナッジャール市(工業団地地区)で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

他方、クッルナー・シュラカー(2月12日付)などによると、ラーイー村でイラク・シャーム・イスラーム国のアミール、アブー・ライス・アンサーリー氏が殺害された。

同報道によると、アンサーリー氏は殺害時に、ラーイー村の統轄と「背教者」の通行を阻止することを指示されたウマル・シーシャーニー氏直筆とされる命令書を所持していたという。

Kull-na Shuraka', February 12, 2014
Kull-na Shuraka’, February 12, 2014

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タファス市を軍が空爆し、子供6人を含む9人が死亡した。

一方、SANA(2月12日付)によると、ジャムラ村、ダルアー市各所、アトマーン村、フラーク市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、マアルカバ村、ラハーヤー村を軍が空爆する一方、スーラーン市に近いグルバール検問所周辺およびムーリク市周辺で、軍、国防隊がシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(2月12日付)によると、カフルズィーター市、タマーニア町、ムーリク市、カッバーリーヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、マルカダ町周辺で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦し、後者の戦闘員1人が死亡した。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、タブニー村の制圧をめざすシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動が、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と交戦した。

一方、SANA(2月12日付)によると、ダイル・ザウル市クスール地区を反体制武装集団が迫撃砲で攻撃し、市民2人が死亡した。

**

クナイトラ県では、SANA(2月12日付)によると、小ダワーヤ村をシャームの民のヌスラ戦線を名乗る武装集団が襲撃し、村人8人を惨殺した。

**

ダマスカス県では、SANA(2月12日付)によると、ジャウバル区、カーブーン区、バルザ区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ラタキア県では、SANA(2月12日付)によると、サルマー町一帯、スーダー村、ヌーバ山で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

イドリブ県では、SANA(2月12日付)によると、シュワイヒナ村、カフルタハーリーム町、サラーキブ市、ファイルーン村、カフルラーター村、アブー・ズフール航空基地北部などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 12, 2014、AP, February 12, 2014、Champress, February 12, 2014、al-Hayat, February 13, 2014、Iraqinews.com, February 12, 2014、Kull-na Shuraka’, February 12, 2014、Naharnet, February 12, 2014、NNA, February 12, 2014、Reuters, February 12, 2014、Rihab News, February 12, 2014、SANA, February 12, 2014、UPI, February 12, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

2014年2月11日のシリア情勢:国内の暴力

『ハヤート』(2月12日付)などによると、ヒムス市旧市街の停戦を受け、退避した市民のうち男性数十人が治安当局によって一時身柄を拘束された。

国連によると、身柄拘束されたのは退避した市民1,151人の、戦闘行為に参加可能だと思われる男性336人で、中立的な第三者の立ち会いがないまま、取り調べを受けているという。

これに関して、ヒムス県のタラール・バラーズィー県知事は、市民の退避が「ロジ面、技術面」の理由により一時中断したとしつつ、身柄拘束された男性が釈放されたと発表した。

一方、SANA(2月11日付)によると、ブルジュ・カーイー村、ザーラ村、フーシュ・ハッジュー村、ムシャイリファ村、ザアフラーナ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

アレッポ県では、地元調整諸委員会によると、ジハード主義武装集団が展開するアレッポ中央刑務所周辺、シャイフ・ナッジャール市に軍が「樽爆弾」2発を投下した。

同委員会によると、アレッポ市ハイダリーヤ地区に対しても軍は「樽爆弾」を投下し、少なくとも3人が死亡した。

『ハヤート』(2月12日付)などによると、これ以外にもアレッポ市マサーキン・ハナーヌー地区、サイフ・ダウラ地区などに対して軍は「樽爆弾」を投下した。

また、シリア人権監視団によると、軍はアレッポ市アシュラフィーヤ地区、サーフール地区への「樽爆弾」による空爆により、多くの住民が避難するなか、カラージュ・ハジャズ通行所の閉鎖(10日に閉鎖)を続けるとともに、同通行所一帯を「樽爆弾」で空爆した。

これに対し、ジハード主義武装集団は、アズィーザ村周辺での戦闘で捕捉した軍の兵士6人をアレッポ市マルジャ地区で斬首した。

またアレッポ市旧市街で、バアス大隊(民兵)の支援を受けた軍が、ジハード主義武装集団と交戦した。

一方、シリア人権監視団によると、カッラト・クブリー村周辺で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とジハード主義武装集団が交戦し、ダーイシュのアミール1人を含む6人が死亡した。

他方、SANA(2月11日付)によると、アレッポ市ブアイディーン地区、ジャンドゥール地区、マサーキン・ハナーヌー地区、カーディー・アスカル地区、ハルバラ地区、サーフール地区、マルジャ地区、スッカリー地区、ジュダイダ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またシャイフ・ナッジャール市(工業団地地区)、タッル・シャイール村、ファーフィーン村、バービース村、アターリブ市、クワイリス村、ラスム・アッブード村、ハイヤーン町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、カウカブ村(アラウィー派の村)で、軍、国防隊が、ジハード主義武装集団と交戦、軍が同村を制圧した。

またジハード主義武装集団はムハルダ市(キリスト教徒の町)を迫撃砲で攻撃した。

一方、SANA(2月11日付)によると、マアーン村での「虐殺」の犠牲者の集団葬儀が執り行われ、ガッサーン・ハルフ県知事ら要人を含む多数の市民が参列した。

**

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、カフターニーヤ町、ハッジャ村周辺で、軍とジハード主義武装集団が交戦、軍がハッジャ村、アイン・ティーナ村一帯を「樽爆弾」で空爆した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、タマーニア町、ハーッス村・カフルナブル市間を軍が「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(2月11日付)によると、マアッラト・ヌウマーン市内の軍拠点、タッル・ガザール村、ラーミー村、ハーッス村、クマイナース村、ナイラブ村、ムサイビーン村の森林地帯、ジダール・ビカフルーン村、シュグル村、アブー・ズフール航空基地東部、ハミーマート・ダーイル村、マジャース村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が完全撤退したとされるダイル・ザウル市各所を軍が砲撃する一方、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などの武装集団がダーイシュと交戦した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダーライヤー市、フサイニーヤ町、アルバイン市、ザバダーニー市、ヤブルード市、ハーン・シャイフ・キャンプ郊外、アドラー市ウンマーリーヤ地区を軍が「樽爆弾」などで空爆した。

一方、SANA(2月11日付)によると、ハーン・シャイフ・キャンプ、ダーライヤー市、ザバダーニー市、アーリヤ農場、ムライハ市、サクバー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、サハーバ旅団大隊の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またジャブアディーン町に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾した。

**

ダマスカス県では、SANA(2月11日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またマッザ86地区、バーブ・トゥーマー地区、マサーキン・バルザ地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾した。

**

ダルアー県では、SANA(2月11日付)によると、フラーク市、ウンム・マヤーズィン町、サイダー町、ダルアー市各所、ヌアイマ村、ジャースィム市、インヒル市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またダルアー市内のヤルムーク製粉工場が反体制武装集団の砲撃を受け、守衛1人が負傷した。

**

ラタキア県では、SANA(2月11日付)によると、ラウダ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 11, 2014、AP, February 11, 2014、Champress, February 11, 2014、al-Hayat, February 12, 2014、Iraqinews.com, February 11, 2014、Kull-na Shuraka’, February 11, 2014、Naharnet, February 11, 2014、NNA, February 11, 2014、Reuters, February 11, 2014、Rihab News, February 11, 2014、SANA, February 11, 2014、UPI, February 11, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

2014年2月10日のシリア情勢:国内の暴力

ヒムス県では、『ハヤート』(2月11日付)によると、ヒムス市旧市街での休戦が72時間延長されたことを受け、タラール・バラーズィー県知事と国連のヤアクーブ・フルウ代表が会談、女性、子供、老人などさらなる市民の退去について協議した。

バラーズィー知事はまた、会談で国連・シリア赤新月社の合同チームに、民間人退去とともに、ヒムス市旧市街での失踪者の問題にも対処するよう求めたという。

また、シリア赤新月社は、ヒムス市旧市街の停戦延長を受け、10日に新たに約300人の市民を旧市街から退去させたと発表した。

一方、SANA(2月10日付)によると、ダール・カビーラ村、ハーリディーヤ村、アルシューナ村、サラーム・ガルビー村、サリーム村、ダフラト・アルーシャ村、ダフラト・ジャバルター村、ザーラ村郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、サウジ人、チェチェン人の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が、シャームの民のヌスラ戦線をはじめとする反体制武装集団との3日間にわたる激しい攻撃を受け、10日早朝までに県全土から撤退した。

同監視団によると、ダーイシュ戦闘員は、ラッカ県境の一部地域以外にはもはや存在しないという。

しかし、ジャフラ油田近くでは、爆弾が仕掛けられた車が自爆し、ヌスラ戦線戦闘員など5人が死亡、またアブリーハ村でも同じく車が自爆し、18歳以下の若者6人を含む22人が死亡した。

自爆攻撃はダーイシュの外国人戦闘員によるものだという。

一方、SANA(2月10日付)によると、ダイル・ザウル市工業地区、ムッラート村、フサイニーヤ町、カスラ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また武装テロ集団が、ズハイル・トゥワイル刑事裁判所長を暗殺した。

**

ダマスカス郊外県では、SANA(2月10日付)によると、アドラー市旧市街、同ウンマーリーヤ地区、ムライハ市、ダイル・アサーフィール市、ザバディーン市、サクバー市、アルバイン市、アーリヤ農場、タッル・クルディー町、ハーン・シャイフ・キャンプおよび同市周辺、ダーライヤー市、タッル市郊外、ハラスター市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、アンサール旅団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またジャルマーナー市では、反体制武装集団の迫撃砲攻撃により学生4人を含む市民11人が負傷した。

**

ダマスカス県では、SANA(2月10日付)によると、ジャウバル区、カーブーン区、バルザ区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

アレッポ県では、SANA(2月10日付)によると、アレッポ市、マルジャ地区、カルム・マイサル地区、カーディ・アスカル地区、カルム・ジャズマーティー地区、スッカリー地区、ハイダリーヤ地区、マサーキン・ハナーヌー地区、ジャンドゥール地区、ジュダイダ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またシャイフ・ルトフィー村、シャイフ・ナッジャール市(工業団地地区)、ファーフィーン村、バービース村、アターリブ市、アレッポ中央刑務所周辺、クワイリス村、アルバイド村、ダイル・ハーフィル市、バーブ街道地区、マアーッラト・アルティーク村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

イドリブ県では、SANA(2月10日付)によると、サラーキブ市北部、マアッラトミスリーン市、カフルルーマー村、アブー・ズフール町、ウンム・ジャリーン村、マアラーター村、ダイル・ガルビー裏、タッフ村、ファイルーン村、ジダール・ビカフルーン村、タッル・サラムー村、マジャース村などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダルアー県では、SANA(2月10日付)によると、ウンム・マヤーズィン町、ナイーミーヤ村、マハーミード農場、ダルアー市各所、タイバ町、西ガーリヤ村、サイダー町、ジーザ町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

クナイトラ県では、SANA(2月10日付)によると、ハーン・アルナバ市、西サムダーニーヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ハサカ県では、SANA(2月10日付)によると、武装テロ集団が、バッカーラ部族の名士でヒッティーン地方で自警活動を指揮していたバシール・ムハンマド・マフムード氏を暗殺した。

AFP, February 10, 2014、AP, February 10, 2014、Champress, February 10, 2014、al-Hayat, February 11, 2014、Iraqinews.com, February 10, 2014、Kull-na Shuraka’, February 10, 2014、Naharnet, February 10, 2014、NNA, February 10, 2014、Reuters, February 10, 2014、Rihab News, February 10, 2014、SANA, February 10, 2014、UPI, February 10, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

2014年2月9日のシリア情勢:国内の暴力(追記)

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、バルザ区郊外のトゥウマ検問所近くにある建物が反体制武装集団の攻撃により倒壊し、中にいた軍兵士30人以上が死亡した。

信頼できる消息筋によると、ビルはイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)のヨルダン人戦闘員による自爆攻撃で倒壊し、攻撃にはハビーブ・ムスタファー旅団も参加していたという。

al-Hayat, February 12, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

2014年2月9日のシリア情勢:国内の暴力

ヒムス県では、SANA(2月9日付)によると、ヒムス市旧市街からの住民の退避が再開され、女性、子供、老人の合わせて621人(ヒムス県タラール・バラーズィー県知事発表)が避難する一方、国連とシリア赤新月社の合同チームが旧市街に食糧物資、医療物資を搬入した。

また、シリア人権監視団によると、マヒーン町の民家で爆弾が爆発、またザーラ村で軍、国防隊が、ジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(2月9日付)によると、ウンム・ハーラタイン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市マサーキン・ハナーヌー地区の軍警察本部(反体制武装集団が占拠)に対して、軍が「樽爆弾」で空爆を行い、シャームの民のヌスラ戦線戦闘員1人を含む5人の戦闘員が死亡した。

またアレッポ市シャッアール地区、カーティルジー地区、マルジャ地区、インザーラート地区にも軍は「樽爆弾」を投下した。

一方、ヌスラ戦線をはじめとするジハード主義武装集団は、アレッポ中央刑務所を砲撃、また刑務所周辺で軍と交戦した。

このほか、カブターン・ジャバル村で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が殺害したと思われる活動家が遺棄された集団墓地が発見された。

他方、SANA(2月9日付)によると、アレッポ市のカラム・トゥラーブ地区全域とマアスラーニーヤ地区の一部で、軍が反体制武装集団を掃討し、制圧した。

また軍はアレッポ中央刑務所で反体制武装集団を殲滅した。

このほか、アレッポ市マアスラーニーヤ地区では、反体制武装集団が軍の部隊を要撃し、同行していたSANAのカメラマンをはじめとする同行記者名が負傷した。

**

ダマスカス郊外県では、ヤルダー市郊外で、タッル市周辺が軍の砲撃を受けたほか、西グータ地方のサラーム街道で軍や親政権民兵の兵士・戦闘員が乗ったバス2輌が反体制武装集団の襲撃を受けた。

一方、SANA(2月9日付)によると、ダーライヤー市、ハーン・シャイフ・キャンプ、ザバダーニー市、ザマルカー町、アルバイン市、ドゥーマー市郊外、アドラー市ウンマーリーヤ地区、リーマー農場で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区で、軍と反体制武装集団が交戦、軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(2月9日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また反体制武装集団がダマスカス県庁舎を迫撃砲で攻撃し、市民2人が負傷した。

SANA, February 9, 2014
SANA, February 9, 2014

**

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、クーブラ村、クードナ村、アブー・クバイス村などに駐留する軍の連隊基地、タッル・アフマル村などで、軍と反体制武装集団が交戦し、軍がクードナ村、ヒッジャ村を空爆した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ジハード主義武装集団がアラウィー派が多く住むマアーン村を襲撃し、軍、国防隊と交戦した。この戦闘で、反体制武装集団の戦闘員2人、村人2人が死亡した。

これに関して、SANA(2月9日付)は、マアーン村を反体制武装集団が襲撃し、女性10人を殺害したと報じた。

一方、ハマー市では、シリア人権監視団によると、アースィー広場で、オートバイに仕掛けられた爆弾が爆発した。

これに関して、SANAはハマー市のアースィー広場で爆弾が仕掛けられたオートバイが爆発し、市民1人が死亡したと報じた。

**

ラタキア県では、複数の消息筋によると、ラタキア港で爆発が発生した(詳細は不明)。

**

ラッカ県では、Syria-News(2月9日付)が、複数の消息筋の話として、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の外国人戦闘員9人とシリア人戦闘員4人がラッカ市サイフ・ダウラ通りで離反し、ラッカ市を去ったと報じた。

また同報道によると、ダーイシュのラッカ市のアミールの一人アブー・アナス・イラーキー氏は、外国人戦闘員の離反に警戒し、42人のダーイシュ・メンバーを拘束したという。

**

イドリブ県では、SANA(2月9日付)によると、バスィーダー村一帯、ビンニシュ市、マアッラトミスリーン市、アルバイーン山一帯、カフルナジュド村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、ターリバーン自由人大隊の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またイドリブ市では、反体制武装集団が撃った迫撃砲で、子供1人が負傷した。

**

ダルアー県では、SANA(2月9日付)によると、ダルアー市内各所、アーイブ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ハサカ県では、SANA(2月9日付)によると、アブドゥルアズィーズ山で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダイル・ザウル県では、SANA(2月9日付)によると、ブーカマール市、ムーハサン市、ダイル・ザウル市郊外(工場地区、製塩所)、同市ラシュディーヤ地区、ジュバイラ地区、ハウィーカ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 9, 2014、AP, February 9, 2014、Champress, February 9, 2014、al-Hayat, February 10, 2014、Iraqinews.com, February 9, 2014、Kull-na Shuraka’, February 9, 2014、Naharnet, February 9, 2014、NNA, February 9, 2014、Reuters, February 9, 2014、Rihab News, February 9, 2014、SANA, February 9, 2014、Syria-news.com, February 9, 2014、UPI, February 9, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

2014年2月8日のシリア情勢:国内の暴力

ヒムス県では、人道支援物資を積んだシリア赤新月社と国連の合同救援チームの車輌が、ヒムス市旧市街に入ろうとした際に銃撃を受け、シリア赤新月社によると、運転手1人が負傷した。

また、シリア赤新月社によると、車列の近くに迫撃砲弾が着弾した。

しかし、この攻撃にもかかわらず、合同救援チームの車輌はヒムス旧市街に無事人道支援物資を搬入した。

これに関して、ヒムス県のタラール・バラーズィー県知事は、SANA(2月8日付)に「テロ集団が今朝、旧市街で停戦に違反し、治安部隊拠点を迫撃した…。旧市街で武装集団が拘束している民間人が退去するまで最大限自制するよう軍司令官らに要請している」と批判した。

バラーズィー知事はまた、人道物資搬入を求める反体制武装集団によって、多くの市民が依然として旧市街からの退去を阻止されている、と強調した。

一方、SANA(2月8日付)はヒムス旧市街での「武装テロ集団」によるシリア赤新月社と国連の合同救援チームの車輌への攻撃により、シリア赤新月社のスタッフ4人が負傷したと報じた。

これに対し、『ハヤート』(2が9日付)によると、反体制活動家らは「土曜日早朝に旧市街を包囲する軍部隊が砲撃した…。人道支援物資を積んだ車輌が通る道路さえも標的にした」と主張した。

他方、シリア人権監視団は、国連のチームがヒムス市旧市街の反体制武装集団と人道支援搬入に関して合意に達したが、旧市街で、午前8時半に5回の爆音が聞こえたほか、旧市街で2人死亡したとの報告があったと発表した。

SANA, February 8, 2014
SANA, February 8, 2014

 

**

同じくヒムス県では、SANA(2月8日付)によると、ヒムス市ジャウラト・シヤーフ地区、ハミーディーヤ地区、カラービース地区で、指名手配中の武装集団メンバー4人が武装解除し、投降した。

一方、SANA(2月8日付)によると、ハーリディーヤ村、ガースィビーヤト・ナイーム村、ザーラ村、ラスタン市、シャンダーヒーヤ村、ウンク・ハワー村などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市カッラーサ地区、マサーキン・ハナーヌー地区、ダウワール・ハイダリーヤ地区への軍の「樽爆弾」投下により、子供1人、身元不明の男性3人、女性1人を含む15人が死亡した。

また軍はダウワール・ブアイディーン地区、フィルドゥース地区にも「樽爆弾」を投下し、子供1人、身元不明の男性2人を含む5人が死亡した。

さらにラトヤーン村、ジュッブ・サファー村に対しても軍が空爆を行った。

一方、ジハード主義武装集団はアズィーザ村を砲撃し、複数の軍兵士が死傷したほか、アレッポ中央刑務所周辺では、軍とジハード主義武装集団が交戦した。

またAMC(2月8日付)によると、アレッポ市マルジャ地区入り口のバッルーラ地区で、シャームの暁イスラーム運動が軍を要撃、兵士20人を殺害した。

他方、イスラーム戦線は、タウヒード旅団、シャームの暁イスラーム運動、シャーム自由人旅団とアレッポ市旧市街の裁判所を襲撃し、建物を破壊、「シャッビーハ」や兵士数十人を殺害したと発表した。

このほか、SANA(2月8日付)によると、アレッポ中央刑務所周辺、クワイリス村、アルバイド村、シャイフ・ズィヤート村北東部、ワディーヒー村、カブターン・ジャバル村、フライターン市、ムスリミーヤ村、ブラート村、ハラク村、フマイマ村、アッザーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、バニー・ザイド地区、サーフール地区、アンサーリー地区、ラーシディーン地区郊外、ダッバーガート地区、ブアイディーン地区、ジャンドゥール地区、マルジャ地区、カーディー・アスカル地区、カルム・ジャズマーティー地区で、ジュダイダ地区、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル県との県境に位置するマアダーン町の鉱山で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動と交戦し、ダーイシュの戦闘員10人以上が死亡した。

**

ハマー県では、複数の消息筋によると、シリア革命家戦線がシャーイル砂漠での7日のイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)との戦闘の末、同砂漠一帯から撤退した。

ダーイシュはシャーイル砂漠で、シャームの鷹旅団の戦闘員200人を包囲していた。

クッルナー・シュラカー(2月8日付)が伝えた。

一方、SANA(2月8日付)によると、ハマー市アイン・ルーザ地区で、治安部隊が住民の協力のもと、武装集団のアジトを摘発し、戦闘員を逮捕、武器・弾薬などを押収した。

**

ハサカ県では、Syria-News(2月8日付)によると、カーミシュリー市コルニーシュ地区で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、民主連合運動渉外局のアブドゥルカリーム・ウマル氏が暗殺された。

**

ダマスカス郊外県では、SANA(2月8日付)によると、アドラー市ウンマーリーヤ地区、リーハーン農場、アーリヤ農場、ムライハ市東部、ダーライヤー市、マラーハ市、バトラー山、ルハイバ市近郊、ハラスター市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダマスカス県では、SANA(2月8日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ラタキア県では、SANA(2月8日付)によると、アイン・アシャラ村、ラウダ村、バッラ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャーム自由人イスラーム運動のサウジ人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダルアー県では、SANA(2月8日付)によると、ヌアイマ村、東ガーリヤ町、西ガーリヤ村、アトマーン村、ヒルバト・ガザーラ町近郊で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

イドリブ県では、SANA(2月8日付)によると、アブー・ズフール航空基地周辺、マアリー村、カフルヤーヤー村、アルバイーン山周辺、ムサイビーン村の森林地帯、マジュダリヤー村西部、クマイサーン村、マジャース村、フータ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダイル・ザウル県では、SANA(2月8日付)によると、ダイル・ザウル市ラシュディーヤ地区、ハウィーカ地区、ジュバイラ地区、労働者住宅地区、旧空港地区、マリーイーヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 8, 2014、AMC, February 8, 2014、AP, February 8, 2014、Champress, February 8, 2014、al-Hayat, February 9, 2014、Iraqinews.com, February 8, 2014、Kull-na Shuraka’, February 8, 2014、Naharnet, February 8, 2014、NNA, February 8, 2014、Reuters, February 8, 2014、Rihab News, February 8, 2014、SANA, February 8, 2014、Syria-news.com, February 8, 2014、UPI, February 8, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

2014年2月7日のシリア情勢:国内の暴力

ヒムス県では、SANA(2月7日付)によると、シリア政府と国連の合意に基づき、ヒムス市旧市街から、女性、子供、老人からなる退去希望者の第1陣が退去し、シリア赤新月社、国連などによって保護された。

ヒムス県のタラール・バラーズィー県知事は「国連から伝えたれたところによると、昨日の段階で退去予定者の数は200人強になる」と述べた。

SANA, February 7, 2014
SANA, February 7, 2014

しかし『ハヤート』(2月8日付)によると、ヒムス市旧市街から退去した住民の数は83人、うち5人が子供、17人が女性で、大型バスに分乗して退去した。

これに関して、イタルタス通信(2月7日付)が伝えたところによると、ロシア外務省は、ヒムス市旧市街からの住民退去に関するシリア政府と国連の合意に関して「人道的な停戦が宣言されたとの報告に満足の意を表明する」と発表した。

ロシア外務省によると、「人道的停戦」は2月6日に発行し、72時間続くという。

なおシリア人権監視団によると、シリア政府と国連の避難民退去に関する合意を受け、6日晩から8日にかけて、ヒムス市旧市街では一切の砲撃・発砲はなかった。

SANA, February 7, 2014
SANA, February 7, 2014

同監視団によると、ヒムス市旧市街には住民約3,000人がとどまっており、うち約1,200人が女性、子供、老人だという。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ中央刑務所旧棟を再制圧する一方、シャームの民のヌスラ戦線が、建設中の新棟を制圧した。

同監視団によると、刑務所およびその周辺では、軍とヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動が依然として交戦中で、軍兵士20人と反体制武装集団17人が死亡、収監者5人が負傷したという。

SANA, February 7, 2014
SANA, February 7, 2014

またハラブ・ニュース(2月7日付)は、シャームの民のヌスラ戦線とシャームの暁イスラーム運動がアレッポ市南部のアルサード山に攻勢をかけ、軍兵士約10人を殺害、同山を制圧したと報じた。

一方、SANA(2月7日付)によると、クワイリス村、アルバイド村、フマイマ村、ナスルッラー村、ラスム・アッブード村、シャイフ・ナッジャール市(工業団地地区)、マーイル町、タッル・ジャニーン村、ムスリミーヤ村、アブティーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、ハッダーディーン地区、ハーナート地区、カルム・マイサル地区、マルジャ地区、ナイラブ地区、ジュダイダ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほかアレッポ市ジュマイリーヤ地区、マシャーリカ地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、市民9人が死亡、19人が負傷した。

**

ダマスカス郊外県では、SANA(2月7日付)によると、アドラー市ウンマーリーヤ地区、ドゥーマー市、アッブ農場、アシュアリー農場、ダーライヤー市、ハーン・シャイフ・キャンプ、ヤブルード市、リーマー農場、ランクース市郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアイン・ティーナ村、ワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプでは、反体制武装集団の発砲で、子供2人が負傷した。

**

ダマスカス県では、SANA(2月7日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また旧市街の中心に位置するウマイヤ・モスク内に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾した。

**

ハマー県では、SANA(2月7日付)によると、スーラーン町一帯で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

イドリブ県では、SANA(2月7日付)によると、クーリーン村、マアッリー村、アブー・ズフール航空基地周辺、アリーハー市・マスービーン村街道で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダルアー県では、SANA(2月7日付)によると、ダルアー市各所、ヒルバト・ガザーラ町南部、アトマーン村、ヤードゥーダ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 7, 2014、AP, February 7, 2014、Champress, February 7, 2014、Halabnews.com, February 7, 2014、al-Hayat, February 8, 2014、Iraqinews.com, February 7, 2014、Itar-tass, February 7, 2014、Kull-na Shuraka’, February 7, 2014、Naharnet, February 7, 2014、NNA, February 7, 2014、Reuters, February 7, 2014、Rihab News, February 7, 2014、SANA, February 7, 2014、UPI, February 7, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

2014年2月6日のシリア情勢:国内の暴力

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(2月6日付)が、複数の反体制筋の話として、シャーム自由人イスラーム運動とシャームの民のヌスラ戦線がアレッポ中央刑務所を制圧し、男性収監者約3,000人と女性収監者約800人を解放した、と報じた。

刑務所解放作戦では、軍の拠点に対して爆弾を積んだ自動車3台による自爆攻撃などが行われ、シャーム自由人運動の戦闘員3人、ヌスラ戦線の前線司令官のサイフ・シーシャーニー氏が戦死したという。

また戦闘激化を受け、軍は刑務所周辺への砲撃を強化、また刑務所周辺で軍と反体制武装集団が依然交戦中だという。

シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表は、これに関して、シャーム自由人イスラーム運動とヌスラ戦線が刑務所の約80%を制圧したと発表した。

同代表によると、この戦闘で政府軍兵士20人、反体制武装集団戦闘員10人が死亡したという。

しかしシリア・アラブ・テレビ(2月6日付)は、アレッポ中央刑務所制圧を否定、刑務所を襲撃した「テロ集団」を軍が撃退したと報じた。

またSANA(2月6日付)は、軍がアレッポ中央刑務所を襲撃しようとした反体制武装集団を撃退、シャームの民のヌスラ戦線のアブー・サイフ・シーシャーニー氏らを殺害したと報じた。

Kull-na Shuraka', February 6, 2014
Kull-na Shuraka’, February 6, 2014

**

同じくアレッポ県では、シリア人権監視団などによると、アレッポ市マサーキン・ハナーヌー地区に軍が「樽爆弾」を投下し、子供3人、女性3人を含む11人が死亡した。

一方、SANA(2月6日付)によると、アレッポ市バニー・ザイド地区、スッカリー地区、カルム・マイサル地区、マルジャ地区、ジュダイダ地区、クワイリス村、アルバイド村、ラスム・アッブード村、サムリーン村、ムスリミーヤ氏、アブティーン村、ハーン・トゥーマーン氏、シュワイフナ村北部で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダーライヤー市周辺に軍が「樽爆弾」14発を投下した。

一方、SANA(2月6日付)によると、ハラスター市、アッブ農場、アシュアリー農場、カフルバトナー町、ムライハ市郊外、ザバディーン市、ダイル・アサーフィール市、マルジュ・スルターン村、ヌーラ市、ビラーリーヤ村、ハーン・シャイフ・キャンプおよび同市周辺、ダーライヤー市、ザバダーニー市、ヤブルード市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダマスカス県では、SANA(2月6日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ラタキア県では、SANA(2月6日付)によると、クルト村、ムライジュ峰で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の英国人、サウジ人、トルコ人、リビア人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ヒムス県では、SANA(2月6日付)によると、ヒムス市バーブ・フード地区、ハミーディーヤ地区、ジャウラト・シヤーフ地区、バーブ・スィバーア地区、ダール・カビーラ村、ハーリディーヤ村、ガズィーラ村、ザーラ村周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダイル・ザウル県では、SANA(2月6日付)によると、ダイル・ザウル市ウルフィー地区、ジュバイラ地区、ラシュディーヤ地区、労働者住宅地区、ハウィーカ地区、ハトラ村などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダルアー県では、SANA(2月6日付)によると、ダルアー市内各所で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 6, 2014、AP, February 6, 2014、Champress, February 6, 2014、al-Hayat, February 7, 2014、Iraqinews.com, February 6, 2014、Kull-na Shuraka’, February 6, 2014、Naharnet, February 6, 2014、NNA, February 6, 2014、Reuters, February 6, 2014、Rihab News, February 6, 2014、SANA, February 6, 2014、UPI, February 6, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

2014年2月5日のシリア情勢:国内の暴力

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市マイサル地区、バニー・ザイド地区、アンサーリー地区を軍が空爆し、少なくとも5人が死亡した。

また同監視団は、アレッポ市スッカリー地区、カラム・タッハーン地区、マルジャ地区に対して、軍は「樽爆弾」を投下したと発表した。

さらにマサーキン・ハナーヌー地区では爆弾が仕掛けられた車が爆発し、2人が死亡した。

アレッポ市郊外では、ナイラブ航空基地周辺で、軍とジハード主義武装集団が交戦、軍が空爆した。

軍はまたジハード主義武装集団が展開するアレッポ中央刑務所周辺に対して砲撃を行う一方、アレッポ市南部のブルジュ・ルンマーン村で、ジハード主義武装集団が軍を襲撃し、兵士14人を殺害したという。

一方、ハラブ・ニュース(2月5日付)は、「自由シリア軍」が占拠するアレッポ市東部一帯での軍との戦闘激化を受け、多くの住民がシリア政府が支配する同市西部へと避難していると伝えた。

シリア赤新月社によると、この1週間でアレッポ市では1,500世帯以上が避難したという。

他方、SANA(2月5日付)によると、アレッポ市のカーディー・アスカル地区、カルム・マイサル地区、マルジャ地区、マサーキン・ハナーヌー地区、ハーディル地区、ジュダイダ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またハンダラート・キャンプ、ファーフィーン村、マアスラーナ村、クワイリス村、ナスルッラー村、フマイマ村、フライターン市、アウラム・クブラー町、カフル・カルミーン村、アレッポ中央刑務所周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

Kull-na Shuraka', February 5, 2014
Kull-na Shuraka’, February 5, 2014

ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(2月5日付)、SANA(2月5日付)によると、ハサカ市サーリヒーヤ地区の薬局に手榴弾が投げ込まれ、店主が負傷した。

この薬局は医師の診断書を持参しない顧客に薬を販売することを断っていたという。

**

ダイル・ザウル県では、シリア革命総合委員会によると、マズアル油田地帯を軍が空爆し、3人を殺害する一方、ダイル・ザウル市郊外の航空基地近くで軍と「自由シリア軍」が交戦した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムライハ市近郊の防空局周辺、シャブアー農場、リカービーヤ農場、ドゥーマー市、ダーライヤー市、アドラー市ウンマーリーヤ、バイト・サービル町で、軍が「樽爆弾」などで空爆・砲撃を行った。

一方、SANA(2月5日付)によると、アドラー市ウンマーリーヤ地区、アルバイン市、ドゥーマー市、ムライハ市、ダーライヤー市、ハーン・シャイフ・キャンプおよび同市周辺、ザーキヤ町、アーリヤ農場で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またハラスター市では、反体制武装集団が市民を狙撃し、2人が負傷した。

さらにジャルマーナー市では、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、複数の市民が負傷した。

**

ダマスカス県では、SANA(2月5日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またバーブ・トゥーマー地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、建物などが被害を受けた。

**

ラタキア県では、SANA(2月5日付)によると、ワーディー村、バイト・アブリク村、ダッラ村、ラウダ村、シャフルーラ村、マルジュ・フーハ村、アイドゥー村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、ユーヌスィーヤ大隊、マーリク大隊の外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ハマー県では、SANA(2月5日付)によると、県北部のアースィー川(オロンテス川)岸、ムーリク市郊外のヒーサ陸橋一帯で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ヒムス県では、SANA(2月5日付)によると、ヒムス市クスール地区、ダール・カビーラ村、ラスタン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 5, 2014、AP, February 5, 2014、Champress, February 5, 2014、Halabnews.com, February 5, 2014、al-Hayat, February 6, 2014、Iraqinews.com, February 5, 2014、Kull-na Shuraka’, February 5, 2014、Naharnet, February 5, 2014、NNA, February 5, 2014、Reuters, February 5, 2014、Rihab News, February 5, 2014、SANA, February 5, 2014、UPI, February 5, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

最新論考「せめぎ合いのなか友好的敵対に軟着陸したシリア和平会議」(Synodos)

せめぎ合いのなか友好的敵対に軟着陸したシリア和平会議
青山弘之 / アラブ地域研究

http://synodos.jp/international/6953
1月22日からスイスのモントルーとジュネーブで、シリアでの紛争の解決に向けた国際和平会議「ジュネーブ2会議」が始まり、シリア政府と在外反体制組織のシリア国民連合(正式名シリア革命反体制勢力国民連立)が3年余りに及ぶ紛争の政治解決に向けて初の直接交渉に臨んだ。

2014年2月4日のシリア情勢:国内の暴力

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市マルジャ地区、ダウワール・ハーウーズ地区、ジャズマーティー地区、カターナ地区、シャッアール地区、マサーキン・ハナーヌー地区、アンサーリー地区、ダウワール・ハイダリーヤ地区などを軍が「樽爆弾」で空爆し、多数の市民が死傷した。

アレッポ情報センター(2月4日付)によると、このうちの1発はマサーキン・ハナーヌー地区の児童学校内にあるウスマーン・ブン・アッファーン・モスクに着弾し、子供を含む複数名が死亡したという。シリア人権監視団はモスク攻撃によって、子供と女性が5人、身元不明者が3人の計8人が死亡したと発表している。

また同センターおよび監視団によると、「樽爆弾」の攻撃により、多数の市民がジハード主義武装集団が制圧する地区からシリア政府の支配地域に避難し、マイサル地区、マルジャ地区、ジャズマーティー地区、マアスラーニーヤ地区などは「ゴーストタウン」と化しているという。

一方、ジハード主義武装集団は、軍が拠点としているカールトーン・ホテル一帯、アレッポ城周辺、スライマーニーヤ地区の学校、県庁ビルなどを砲撃し、兵士らが死傷したという。

このほか軍は、クワイリス航空基地周辺、カフルハムラ村近郊、フライターン市などを空爆した。

他方、SANA(2月4日付)によると、アレッポ市カーディー・アスカル地区、カルム・マイサル地区、カルム・ジャズマーティー地区、ジャンドゥール地区、ハナーヌー地区、ダウワール・ジャーウーズ地区、カラム・ダマーン地区、ジュダイダ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市マイダーン地区や県庁舎ビルに反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、子供1人と女性1人の合わせて2人が死亡、複数の市民が負傷した。

さらに、クワイリス村、アルバイド村、シュワイハ村・マアーッラト・アルティーク村回廊、アレッポ中央刑務所周辺、アッザーン村、シャイフ・ナッジャール市(工業団地地区)で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、Syria-news(2月4日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とそれ以外の武装集団の戦闘激化を受け閉鎖されていたバーブ・サラーマ国境通行所が再開された。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザマルカー町、ザバダーニー市、ムライハ市周辺、アイン・タルマー渓谷、ドゥッハーニーヤ市などで、軍、国防隊が反体制武装集団と交戦し、双方に死傷者が出た。

またダーライヤー市などを軍が「樽爆弾」で空爆したという。

一方、SANA(2月4日付)によると、ダーライヤー市、ハーン・シャイフ・キャンプおよび同市周辺、ヤブルード市一帯、マアルーラー市周辺、ジャブアディーン町近郊、マッラーハ村、マアラカ村、アーリヤ農場、アッブ農場、アドラー市ウンマーリーヤ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

他方、クッルナー・シュラカー(2月4日付)は、ムライハ市郊外の防空総局近くにある軍と「シャッビーハ」の拠点にラフマーン軍団の戦闘員が潜入し、手製の地雷を爆発させ数十人を殺害したと報じた。

**

クナイトラ県では、SANA(2月4日付)によると、マアラカ村で軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダマスカス県では、SANA(2月4日付)によると、ヤルムーク区に人道支援物資4,300ケースが搬入されるとともに、人道状況が懸念されていた住民約2,500人が同地区から移送された。

また、アマーラ地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、市民2人が負傷した。

一方、シリア人権監視団によると、ジャウバル区が軍の砲撃を受ける一方、アマーラ地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾した。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、カルアト・ヒスン市、ザーラ村を軍が空爆する一方、クサイル市近郊の軍検問所で反体制武装集団が爆弾を仕掛けた車を爆破し、複数の兵士を死傷させた。

一方、SANA(2月4日付)によると、ヒムス市バーブ・スィバーア地区に潜入しようとした反体制武装集団を軍が殲滅した。

またヒムス市カラービース地区、クスール地区、ワアル地区、ジャウラト・シヤーフ地区、ダール・カビーラ村、ハーリディーヤ村、ガースィビーヤ村、ザーラ村、カルアト・ヒスン市、シャワーヒド村、クーム村(タドムル市郊外)で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

さらにジャッブーリーン村、カフルナーン村に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、建物などが被害を受けた。

**

ダルアー県では、SANA(2月4日付)によると、ダルアー市各所(旧税関地区など)、アトマーン村、ヌアイマ村、ヤードゥーダ村、サムリーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダイル・ザウル県では、SANA(2月4日付)によると、ダイル・ザウル市工業地区、ジュバイラ地区、旧空港地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

イドリブ県では、SANA(2月4日付)によると、ナフラ村、カフルラーター村、アブー・ズフール町、ウンム・ジャリーン村、ナイラブ村近郊で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、ハラブ・ニュース(2月4日付)は、複数の消息筋の話として、イドリブ県ダーナー市に隣接するダイル・ハッサーン村で、民間人、自由シリア軍、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の戦闘員45人が遺棄されている集団墓地が発見されたと報じた。

同報道によると、遺体の中には、ダーイシュのアミールの一人、アブー・ウマル・クワイティー氏も含まれており、同氏がイラン人であることが確認されたという。

AFP, February 4, 2014、AMC, February 4, 2014、AP, February 4, 2014、Champress, February 4, 2014、Halabnews.com, February 4, 2014、al-Hayat, February 5, 2014、Iraqinews.com, February 4, 2014、Kull-na Shuraka’, February 4, 2014、Naharnet, February 4, 2014、NNA, February 4, 2014、Reuters, February 4, 2014、Rihab News, February 4, 2014、SANA, February 4, 2014、UPI, February 4, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

2014年2月3日のシリア情勢:国内の暴力

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(2月3日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が早朝、ラーイー村内の反体制武装集団の作戦司令室に対して自爆攻撃を行い侵攻、同市を制圧した。

自爆攻撃は、同市を拠点としていたタウヒード旅団との停戦交渉を行っていた戦闘員が、交渉の席上で敢行し、ファトフ旅団のアブドゥルムンイム・カルナディル司令官、タウヒード旅団のイマード・ディーマーン司令官ら14人を殺害し、一気に攻勢に出たという。

ラーイー村には、反体制武装集団の刑務所が設置され、「解放区」で捕らえられた犯罪者や政府軍の兵士らが投獄されていた。

またシリア人権監視団によると、軍ヘリコプターがアレッポ市各所やアレッポ中央刑務所周辺に「樽爆弾」多数を投下し、男性9人、子供5人、女性1人、身元不明者3人の合わせて18人が死亡した。

これに関して、シリア革命総合委員会は、とアレッポ市内の複数の病院が「救援の呼びかけ」を行っていると発表した。

また複数の消息筋によると、軍の攻撃と反体制武装集団との戦闘激化を受け、アレッポ市アシュラフィーヤ地区などの住民が避難を余儀なくされているという。

一方、SANA(2月3日付)によると、アレッポ中央刑務所周辺、クワイリス村、アルバイド村、マーイル町、ムスリミーヤ村、シャイフ・ナッジャール市(工業団地地区)、ナスルッラー村、ブラート村、アレッポ市ジュダイダ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、スッカリー地区、カルム・マイサル地区、マルジャ地区、サーリヒーン地区、アンサーリー地区、シャッアール地区、ジャズマーティー地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、反体制武装集団は市内の財務局ビルでは、反体制武装集団が仕掛けた爆弾が爆発し、建物が被害を受けた。

**

ダマスカス県では、SANA(2月3日付)によると、ヤルムーク区の約800世帯を対象とした人道支援物資(3,480ケース)の搬入作業が完了した。

また、ジャウバル区、カダム区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダマスカス郊外県では、SANA(2月3日付)によると、アドラー市ウンマーリーヤ地区、アッブ農場、ムライハ市、ダーライヤー市、ヤブルード市、ハーン・シャイフ・キャンプおよび同市周辺、アルバイン市、ムウダミーヤト・シャーム市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ラタキア県では、SANA(2月3日付)によると、サルマー町郊外、ドゥーリーン村、タルティヤーフ村、マルジュ・フーハ村、カフルダブラ村、アイン・カンタラ村、アムズィーン村、アイン・イーサー市、アブリク村、ドゥワイリカ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ハマー県では、SANA(2月3日付)によると、ムハルダ市・シール村間の街道で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またラビーア町の高校に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、生徒5人が死亡した。

**

ダイル・ザウル県では、SANA(2月3日付)によると、ダイル・ザウル市ラシュディーヤ地区、旧空港地区、工業地区、ハウィーカ地区、マリーイーヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ハサカ県では、SANA(2月3日付)によると、ティシュリーン油田周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダルアー県では、SANA(2月3日付)によると、ダルアー市各所で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ヒムス県では、SANA(2月3日付)によると、ダール・カビーラ村、ハーリディーヤ村、マシュラファ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 3, 2014、AP, February 3, 2014、Champress, February 3, 2014、al-Hayat, February 4, 2014、Iraqinews.com, February 3, 2014、Kull-na Shuraka’, February 3, 2014、Naharnet, February 3, 2014、NNA, February 3, 2014、Reuters, February 3, 2014、Rihab News, February 3, 2014、SANA, February 3, 2014、UPI, February 3, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

2014年2月2日のシリア情勢:国内の暴力

ダイル・ザウル県では、Syria-news(2月2日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が、ハトラ村、ヒサーン村、ヒシャーム村など県東部のシャームの民のヌスラ戦線の拠点複数カ所を攻撃し、ヒシャーム村のCONOCO石油精製所、穀物加工工場などを制圧した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、軍ヘリコプターがアレッポ市各所に多数の「樽爆弾」を投下し、少なくとも85人が死亡した。

シリア革命総合委員会によると、「樽爆弾」が投下されたのは、アレッポ市内のバーブ・ナイラブ地区、マアーディー地区、マイサル地区、バーブ街道地区、ハルワーニーヤ地区、ダフラト・アワード地区、カーティルジー地区、スッカリー地区、バニー・ザイド地区、アシュラフィーヤ地区、アンサーリー地区、アーミリーヤ地区、ジャズマーティー地区などだという。

またアレッポ市以外でも、マーイル町などが軍の砲撃・空爆を受けた。

一方、SANA(2月2日付)によると、アレッポ市カルム・フーミド地区、旧市街、シャッアール地区、カーディー・アスカル地区、バーブ・ハディード地区、マイサル地区、マルジャ地区、ジャンドゥール交差点で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またクワイリス村、アブー・ジャッバール村、ダイル・ハーフィル市、マーイル町、バービース村、ムスリミーヤ村、アレッポ中央刑務所周辺、シャイフ・ナッジャール市(工業団地地区)、ICARDA、ナイラブ村東部で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ザーラ村、フッス村一帯で、軍、国防隊、ヒズブッラー民兵が、反体制武装集団と交戦、軍が空爆を行った。

一方、SANA(2月2日付)によると、ザーラ村、サフサーファ村、ウンム・トゥワイニー村、ジャルフ村、ブルダイヤート農場、ガントゥー市、ムフターリーヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またレバノン領からクサイル市郊外に潜入しようとした武装集団を軍が撃退した。

**

ダマスカス県では、UNRWA報道官によると、ヤルムーク区に人道支援物資第4弾の搬入作業が行われた。

一方、SANA(2月2日付)によると、カダム区(ボール・サイード)で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダルアー県では、「ハウラーンのジュネーブ」を名乗る武装集団の合同広報室がビデオ声明を出し、アトマーン村北部、シャクラー村、ヌジャイフ村の軍検問所や拠点を解放したと発表した。

一方、SANA(2月2日付)によると、アトマーン村、ヒルバト・ガザーラ町、ダルアー市各所、アーイブ村、(西)ガーリヤ村、サイダー町、フラーク市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イマーム大隊(シャームの民のヌスラ戦線)の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

Kull-na Shuraka', February 2, 2014
Kull-na Shuraka’, February 2, 2014

**

ダマスカス郊外県では、SANA(2月2日付)によると、アイン・タルマー渓谷、ザバダーニー市、マアルーラー市、シールービーム修道院周辺、ジャブアディーン町周辺、ダーライヤー市、ハーン・シャイフ・キャンプおよび同市周辺、アッブ農場、ムライハ市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またジャルマーナー市では、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、女性、子供を含む24人が負傷した。

さらにアサール・ワルド町にある農民総連合ダマスカス県・ダマスカス郊外県支部長のムハンマド・ハッルーフ氏の自宅前で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、3人が負傷した。

**

イドリブ県では、SANA(2月2日付)によると、マストゥーマ村、アリーハー市南部で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ハマー県では、SANA(2月2日付)によると、タイバト・イマーム市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 2, 2014、AP, February 2, 2014、Champress, February 2, 2014、al-Hayat, February 3, 2014、Iraqinews.com, February 2, 2014、Kull-na Shuraka’, February 2, 2014、Naharnet, February 2, 2014、NNA, February 2, 2014、Reuters, February 2, 2014、Rihab News, February 2, 2014、SANA, February 2, 2014、Syria-news.com, February 2, 2014、UPI, February 2, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

2014年2月1日のシリア情勢:反体制勢力の動き(追記)

シリア人権監視団は2011年3月から2013年1月末にかけてシリアでの紛争での死者総数が13万6,227人に達したと発表した。

死者総数のうち、民間人は1ヶ月前の発表より約1万8,000人少ない(!)4万7,998人(うち子供は7,300人)、ジハード主義武装集団を含む反体制武装集団戦闘員は3万1,629人、軍兵士、国防隊戦闘員、人民諸委員会メンバー、「シャッビーハ」などは5万3,776人、ヒズブッラー戦闘員は271人、アサド政権を支持する「シーア派民兵」戦闘員は338人、身元不明者は2,824人だという。

**

シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長は、ドイツで開催中のミュンヘン安保会議(1月31日~2月2日)に出席し、2月10日に再開が予定されているジュネーブ2会議第2ラウンドに出席する意思を表明した。

ジャルバー議長は「連立はジュネーブ2会議に行くとの勇敢な決断を下した。我々は、シリアに民主的解決、ジュネーブ合意の実施、移行期統治機関の樹立をもたらすような政治的解決を支持する」と述べた。

そのうえで「アサド政権はあらゆるカードを交渉のために利用している。人道回廊までもだ…。人々をMiG戦闘機、ミサイル、樽爆弾で攻撃している政権と交渉することは正しいことではない。だが、こうした状況にもかかわらず…、連立は2月10日からの第2ラウンドに出席することを決定した」と強調した。

また「我々は何度も、ヒズブッラー…などすべての民兵のシリアからの退去を要求してきた…。一方、テロ組織のイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)もおり、我々との戦争を通じて、アレッポ、イドリブ、ハマーを解放した」と主張した。

**

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(2月2日付)が、東グータ地域の複数の消息筋の話として、「革命家」が軍の戦闘機をバイタリーヤ地方で撃墜したと報じた。

AFP, February 1, 2014、al-Hayat, February 3, 2014、Kull-na Shuraka’, February 2, 2014をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

2014年2月1日のシリア情勢:国内の暴力

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、マルジュ・スルターン村で、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、アブー・ファドル・アッバース旅団が、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(2月1日付)によると、アドラー市ウンマーリーヤ地区、ハラスター市、ハーン・シャイフ・キャンプおよび同市郊外、ダーライヤー市東部、アイン・ハドラー村、ヤブルード市、ラアス・アイン市、マアルーラー市・ジャブアディーン町間で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、アイン・アブド村の軍連隊基地への反体制武装集団の攻撃を受け、軍が撤退、反体制武装集団が同村を制圧した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市バーブ街道地区を軍が砲撃し、6人が死亡、またマルジャ地区に「樽爆弾」が着弾し、市民3人が死亡、またクワイリス航空基地周辺を反体制武装集団が砲撃した。

またイスラーム旅団が占拠するムスリミーヤ村郊外の歩兵学校に、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が爆弾を仕掛けた車3台を突入させ、イスラーム旅団の「アブー・ハーティム」を名乗る司令官を含む12人を殺害、数十人を負傷させた。

一方、ハラブ・ニュース(2月1日付)によると、アレッポ市ハムダーニーヤ地区では、軍が一般住宅や避難民が身を寄せるモスク、学校などで反体制活動家の捜索活動を行ったという。

他方、SANA(2月1日付)によると、アレッポ中央刑務所周辺、ラスム・アッブード村、ヒーラーン村、アッザーン村、ハッダーディーン村、ワディーヒー村、アルバイド村、クワイリス村、シャイフ・ナッジャール市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、ジュダイダ地区、マシュハド地区、シャッアール地区、アンサーリー地区、マルジャ地区、ブスターン・カスル地区、バニー・ザイド地区、カルム・ジャズマーティー地区、カルム・マイサル地区、カーディー・アスカル地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、シャリーア委員会拠点などを破壊した。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ザーラ村を軍が空爆した。

一方、SANA(2月1日付)によると、ダール・カビーラ村、ハーリディーヤ村、サアン村、アイン・フサイン村、ヒムス市ジャウラト・シヤーフ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線などからなる武装集団がムーリク市南部の軍検問所、ハラファーヤー市・タイバト・イマーム市間の検問所を制圧した。

同監視団によると、ヌスラ戦線などは、ムーリク市一帯をすでに制圧し、イドリブ県ワーディー・ダイフ軍事基地、ハーミディーヤ村、ハーン・シャイフ・キャンプなどにいたる軍の兵站路を遮断したという。

一方、SANA(2月1日付)によると、カフルズィーター市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市の航空基地近くで軍とジハード主義武装集団が交戦した。

一方、SANA(2月1日付)によると、郡がティーム油田周辺およびマリーイーヤ村で反体制武装集団の拠点を破壊し、同油田周辺一帯を制圧した。

**

ダマスカス県では、SANA(2月1日付)によると、カダム区(ブール・サイード)で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダルアー県では、SANA(2月1日付)によると、シャクラー村、イズラア市、ダルアー市各所(名民キャンプ地区など)、サナア・ハマーム村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

イドリブ県では、SANA(2月1日付)によると、ビンニシュ市、イドリブ刑務所街道で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 1, 2014、AP, February 1, 2014、Champress, February 1, 2014、Halabnews.com, February 2, 2014、al-Hayat, February 2, 2014、Iraqinews.com, February 1, 2014、Kull-na Shuraka’, February 1, 2014、Naharnet, February 1, 2014、NNA, February 1, 2014、Reuters, February 1, 2014、Rihab News, February 1, 2014、SANA, February 1, 2014、UPI, February 1, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.