シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県、ハマー県を砲撃(2022年2月4日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、ファッティーラ村、バイニーン村、バーラ村、フライフィル村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のアムキーヤ町を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反3件(イドリブ県0件、ラタキア県2件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反10件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3151950971714304

AFP, February 4, 2022、ANHA, February 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 4, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 4, 2022、Reuters, February 4, 2022、SANA, February 4, 2022、SOHR, February 4, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で85人、北・東シリア自治局支配地域で76人(2022年2月4日)

保健省は政府支配地域で新たに85人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者330人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、2月4日現在のシリア国内での感染者数は計51,741人、うち死亡したのは3,001人、回復したのは39,918人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/242703088037675

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに76人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。

これにより、2月4日現在のシリア国内での感染者数は計37,601人、うち死亡したのは1,525人、回復したのは2,525人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性39人、女性37人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市11人、カーミシュリー市26人、マーリキーヤ(ダイリーク)市24人、ルマイラーン町12人、アームーダー市2人、ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村1人。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1782714095251853

AFP, February 4, 2022、ACU, February 4, 2022、ANHA, February 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 4, 2022、Reuters, February 4, 2022、SANA, February 4, 2022、SOHR, February 4, 2022などをもとに作成。

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米特殊部隊はダーイシュのクラシー指導者暗殺に参加時に不時着したヘリコプター1機を破壊、カラシニコフ銃による発砲を受けたことが不時着の原因か(2022年2月3日)

『ニューヨーク・タイムズ』(2月3日付)は、に米特殊部隊がイドリブ県アティマ村近郊で実施し、ダーイシュ(イスラーム国)のアブー・イブラーヒーム・クラシー指導者が殺害された(とされる)空挺作戦(2月2日)を完了した直後に、作戦中に機械系統の故障で不時着したヘリコプター1機を破壊したと伝えた。

これに関して、イナブ・バラディー(2月3日付)は、バワースィル・ニュース・ネット((2月3日付))や地元活動家らがSNSを通じて破壊されたアパッチ攻撃ヘリコプターの写真を公開していると伝え、写真を公開した。

写真が撮影されたのは、アレッポ県ジンディールス町近郊で、作戦が行われた場所から14キロ離れた地点だという。

ムラースィル・シャルキーヤ(2月3日付)によると、このヘリコプターは、作戦実行中にカラシニコフ銃による発砲を受けて故障、不時着したという。

AFP, February 3, 2022、ANHA, February 3, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 3, 2022、Murasil al-Sharqiya, February 3, 2022、The New York Times, February 3, 2022、Reuters, February 3, 2022、SANA, February 3, 2022、Shabaka al-Bawasil al-Ikhbariya, February 3, 2022、SOHR, February 3, 2022などをもとに作成。

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反体制系メディア:ダーイシュの指導者を殺害した米軍の特殊作戦で、女性と子供を含む13人が死亡。犠牲者のなかにはシャーム解放機構のメンバーも(2022年2月3日)

シリアの複数の反体制組織や反体制系メディアは、2月2日未明に米特殊部隊がイドリブ県アティマ村近郊で実施し、ダーイシュ(イスラーム国)のアブー・イブラーヒーム・クラシー指導者が殺害された(とされる)空挺作戦の詳細を、複数の地元筋から得た情報をもとに明らかにした。

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ホワイト・ヘルメットによると、この作戦で子供6人と女性4人を含む13人が死亡した。

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また、シリア人権監視団によると、米軍の攻撃により死亡したは13人。

内訳は子供4人、女性3人、爆発でバラバラになった3人の遺体、身元不明者3人。

米軍の攻撃によって住居の一部が倒壊しているため、犠牲者はさらに増える見込みだという。

同監視団によると、死亡した13人のうち1人は、シリア人でない外国籍の女性で、装着していた自爆用のベルトを爆破させ、遺体がバラバラとなったという。

また身元不明の3人のうちの1人はシャーム解放機構のメンバーで、銃撃戦が行われた場所の近くに武器を携帯していたために「過って殺害された」という。

一方、1階では、米軍が拡声器を通じて建物から出ないよう呼び掛けていたために、被害者はなかったという。

シリア人権監視団はその後(2月4日)、犠牲となった13人の身元、死因などに不明点が多いとしつつ、爆発でバラバラになった3人の遺体のうち(自爆した外国籍の女性を除く)2人が男性(年齢は不明)だったことを明らかにした。

また、女性3人については、いずれもクラシーの妻だとする情報がある一方で、1階に居住していたという女性が妻は1人しかいなかったと証言していると伝えた。

1階に居住していたという女性によると、死亡が確認された3人は、クラシーの妻、外国籍の妹とその娘で、クラシーの子供2人とともに2階で殺害されたという。

外国籍の妹とされる女性と自爆した外国籍の女性が同一人物かは不明。

4人の子供については、2人はクラシーの子供だが、残りの2人の身元は不明。

このほか、クラシーが1階で暮らしていたとの情報、クラシーの護衛と思われる男性、妹の夫が殺害されたとの情報がある。

なお、クラシーの遺体の所在、シャーム解放機構のメンバーを除く12人が自爆によって死亡したのか、米軍によって殺害されたのかも特定できない。

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ANHA(2月3日付)が複数の地元筋の話として伝えたところによると、空挺作戦に参加した米軍のヘリコプターは3機。

シャーム解放機構の司令官の1人と目されるアブー・フサーム・バリターニーなる活動家が潜伏していた2階建ての住宅を強襲した。

この住宅は、シリアのシャーム解放機構が軍事・治安権限を握るいわゆる「解放区」の北端に位置しているが、トルコとの国境から500メートルも離れておらず、近くにはトルコ占領下にあるアレッポ県北西部のダイル・バッルート村に設置されたシリア国民軍の検問所もあった。

同地からの情報によると、ヘリコプターは2時間半以上にわたって上空で旋回を続け、この住宅を強襲するのに先立って、重火器で攻撃を加えるとともに、拡声器を通じて、住民に外出しないよう警告を発した。

作戦は4月2日の深夜0時頃に始まり、2時間半近くにわたって続けられた。

戦闘後も、ヘリコプターは、トルコ占領下のアレッポ県アフリーン市近郊のジンディールス町一帯の上空で約30分ほど旋回を続けたという。


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ドゥラル・シャーミーヤ(2月3日付)によると、作戦に参加したヘリコプターは7機。

アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市の基地を離陸し、トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」、「オリーブの枝」地域上空を通過して、現地に向かった。

その後、住宅1棟を包囲し、投降を呼び掛けたが応じず、交戦状態になったという。

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殺害された(とされる)クラシー指導者の本名はアブドゥッラー・カルダーシュ。

『ガーディアン』(2020年1月20日付)やBBC(2021年2月1日付)などによると、1976年にニナーワー県にあるマフラビーヤ村に生まれる。

村の住民はトルコマン人。

父親は地元のモスクのムアッズィン。

2人の女性と結婚し、息子7人と娘7人がいた。

2003~2004年にダーイシュ(当時はイラク・イスラーム国)の幹部として活動を開始し、組織の構成を熟知し、その運営のほぼすべてにかかわっていたという。

カルダーシュに3度会ったことがあるというダーイシュの元メンバーによると、カルダーシュはイラクのモースルの治安機関を統轄していたほか、法務官(法務大臣に相当)、兵務局をはじめとする15を部局の監督にあたっていたという。

2019年10月にバグダーディーが暗殺され、アブー・イブラーヒーム・クラシーが公認のカリフに就任したと発表された当初は、実在しない架空の人物だと考えられたが、その後カルダーシュと特定された。

カルダーシュの捜索は、イラク・トルキスタン戦線を名乗る組織のメンバーでもある兄弟が居住するトルコ領内にも及び、捜査当局はカルダーシュがこの兄弟と連絡をとりあっていると考えていた。

カルダーシュは、クラシーのほか、ムーラー・サルビー、アミール・ムハンマド・サイード・アブドゥッラフマーン、ハッジー・アブドゥッラー、アブー・イブラーヒーム・ハーシミーなどの名で呼ばれていた。

AFP, February 3, 2022、ANHA, February 3, 2022、BBC, February 1, 2021、al-Durar al-Shamiya, February 3, 2022、The Guardian, February 3, 2020、‘Inab Baladi, February 3, 2022、Orient News, February 3, 2022、Reuters, February 3, 2022、SANA, February 3, 2022、SOHR, February 3, 2022、February 4, 2022、White Helmets, February 3, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア国民軍とともにハサカ県、アレッポ県各所をドローンなどで激しく攻撃し、YPJ、シリア軍兵士など多数死傷(2022年2月3日)

ハサカ県では、ANHA(2月3日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるダルバースィーヤ市近郊のジャトル(ジャトリー)村に機銃掃射を行う一方、ダルバースィーヤ市一帯を砲撃した。

この攻撃で、車1台が被弾し、乗っていた住民多数が負傷した。

これに監視って、シリア人権監視団は、ジャトル村近くの国境に設置されたコンクリート製の防護壁のシリア領側に仕掛けられていた爆弾がトルコ軍の車輌の通過に合わせて爆発し、複数のトルコ軍兵士が負傷したのを受けて、トルコ軍の攻撃が行われたと伝えた。

また、狙われた車はハルザ村でトルコ軍の無人航空機(ドローン)の攻撃を受け、乗っていたのは女性防衛隊(YPJ)の隊員3人とドライバーだったとしたうえで、隊員1人が死亡、のこる3人が負傷したと付言した。

ANHA(2月3日付)によると、トルコ軍はまた、シリア国民軍とともにシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊のタッル・シャンナーン村、ダルダーラ村、クブール・ガラージナ村を砲撃した。

この砲撃により、ダルダーラ村のシリア軍国境警備隊の拠点1カ所が被弾する一方、クブール・ガラージナ村でシリア軍国境警備隊の兵士1人が負傷した。

トルコ軍はさらに、マーリキーヤ(ダイリーク)市近郊のカスラク村、ジャンム・シャラフ村、ナワーラー・クーラー村、カーサーン村を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(2月3日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍が、占領下のバーブ市の東に位置し、シリア政府と北・東シリア自治局が共同統治下に置くハムラー村にあるシリア軍の拠点1カ所に向けて砲撃、兵士多数が負傷した。

トルコ軍はまた、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のカラーミル村、シャッアーラ村、ヒルバト・シャッアーラ村、シャフバー・ダムを砲撃し、カラーミル村の小学校などが被弾し、被害を受けた。

トルコ軍とシリア国民軍はさらに、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市近郊のトゥーハール村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のジャラーブルス市近郊で、シリア国民軍に所属する北部旅団の軍用車内で爆発が発生、乗っていた司令官3人が死亡した。

AFP, February 3, 2022、ANHA, February 3, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 3, 2022、Reuters, February 3, 2022、SANA, February 3, 2022、SOHR, February 3, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がラッカ県ラサーファ砂漠でダーイシュに対して12回の爆撃を実施(2022年2月3日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機がラサーファ砂漠でダーイシュ(イスラーム国)に対して12回の爆撃を実施した。

AFP, February 3, 2022、ANHA, February 3, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 3, 2022、Reuters, February 3, 2022、SANA, February 3, 2022、SOHR, February 3, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山地方のカフルシャラーヤー村一帯を爆撃(2022年2月3日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカフルシャラーヤー村一帯を爆撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、イシャーム解放機構が軍事・治安権限を握るハーリム市で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、乗っていた武装グループの司令官が負傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市で住民が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反2件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3151179975124737

AFP, February 3, 2022、ANHA, February 3, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 3, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 3, 2022、Reuters, February 3, 2022、SANA, February 3, 2022、SOHR, February 3, 2022などをもとに作成。

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米主導の有志連合がイドリブ県との県境に近いアレッポ県西部で空挺作戦を敢行、外国人戦闘員と激しく交戦か?(2022年2月2日)

アレッポ県では、シリア人権監視団、ステップ・ニュース(2月2日付)などによると、イドリブ県との県境に近いダイル・バッルート村上空に米主導の有志連合のF16戦闘機複数機とヘリコプター複数機が飛来し、同村西の地域一帯を機銃掃射した。

また、有志連合は同地で空挺作戦を行い、降下した兵士らは、ダイル・バッルート村西の学校近くにある民家にいる女性や子供に退去するよう拡声器で呼び掛け、その後この民家を急襲し、中にいた戦闘員と激しく交戦した。

作戦の目的は不明だが、外国籍の戦闘員を狙った攻撃だと思われる。

 

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シリア人権監視団によると、この攻撃に先立って、有志連合のヘリコプター複数機が、アレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市東のハッラーブ・ウシュク村およびジャラビーヤ村の近郊に位置するラファージュ・セメント工場に2回に分けて着陸した。

ラファージュ・セメント工場は、2016年3月に米軍が基地を設置、2019年10月まで駐留していた。

現在は人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が駐留、これを管理している。

ヘリコプター複数機は2時間ほど基地に滞在したのち、アイン・アラブ市方面に向かったという。

ヘリコプターが飛来した理由は不明だが、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員をグワイラーン刑務所から別の刑務所に移送するのが目的だとの情報もある。

AFP, February 2, 2022、ANHA, February 2, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 2, 2022、Reuters, February 2, 2022、SANA, February 2, 2022、SOHR, February 2, 2022、Step News, February 2, 2022などをもとに作成。

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シリア民主軍のアブディー総司令官はトルコ軍による爆撃・砲撃を黙認し続ける米主導の有志連合の姿勢を暗に非難(2022年2月2日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官はツイッターのアカウント(https://twitter.com/MazloumAbdi/)を通じて声明を出し、トルコ軍による爆撃・砲撃を黙認し続ける米主導の有志連合の姿勢を暗に非難した。

ツイートの内容は以下の通り。

アイン・ディーワール村とダイリーク市(一帯)に対するトルコの砲撃で市民や兵士が犠牲となり、公共インフラ、さらにはダム、発電所が狙われた。
この攻撃は宣戦布告に相当し、市民を危険に晒し、ダーイシュ(イスラーム国)に対する我々の戦いを弱めるものだ。
テロの脅威が増すなか、有志連合における我々のパートナーは、こうしたトルコの攻撃を阻止する主要な責任を負っている。

https://twitter.com/MazloumAbdi/status/1488936803017056266

https://twitter.com/MazloumAbdi/status/1488936805433020419

AFP, February 2, 2022、ANHA, February 2, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 2, 2022、Reuters, February 2, 2022、SANA, February 2, 2022、SOHR, February 2, 2022などをもとに作成。

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シリア民主軍は前日のハサカ県タカル・バカル村近郊の発電所への爆撃をめぐって報復を予告するとともに、有志連合を非難(2022年2月2日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターは声明を出し、2月1日のトルコ軍ドローンによるハサカ県タカル・バカル村近郊の発電所への爆撃に関して、シリア民主軍の兵士4人が死亡、住民5人が負傷したと発表した。

声明のなかでシリア民主軍は、米主導の有志連合がトルコ軍の爆撃のために領空を開放したと非難した。

声明の概要は以下の通り:

テロ組織ダーイシュ(イスラーム国)の傭兵どもが、占領国トルコの支援を受けて、ハサカ刑務所(グワイラーン刑務所のこと)への大規模な攻撃を計画したが、我が部隊が、人民の支援と覚醒のもとに、この攻撃を阻止した…。
トルコ占領国の傭兵によって我々の支配地域に混乱を生み出そうとするため、刑務所への攻撃と並行して、(ハサカ県の)タッル・タムル町、(ラッカ県の)アイン・イーサー市一帯などを砲撃したが、我が部隊がこれもまた失敗に追い込んだ…。
だが、その後、有志連合は2月1日の午後10時、占領国トルコの前に領空を開放した。占領国トルコは複数の航空機で爆撃を行い、タカル・バカル村近郊にある発電所を狙い、これを破壊、発電所防衛の任にあたっていた我が部隊の戦闘員4人が死亡、発電所に勤務していた民間人5人が負傷した。
占領国トルコの攻撃は、有志連合が承知しないかたちでは行われ得ないことは明白だ。結局のところ、我が市民、村々、施設、そしてそこで働く人々が砲撃される間も、有志連合は沈黙し、攻撃に正当性を与えている。
我らシリア民主軍は、こうした攻撃に手をこまねくことも、沈黙することもない。こうした卑劣な攻撃を行う占領国家に対して制裁を加える。

ANHA(2月2日付)が伝えた。

なお声明は、バーブ市への砲撃後に発表された。

AFP, February 2, 2022、ANHA, February 2, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 2, 2022、Reuters, February 2, 2022、SANA, February 2, 2022、SOHR, February 2, 2022などをもとに作成。

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トルコ占領下のバーブ市への砲撃で住民多数死傷、シリア民主軍は関与を否定するも、トルコ軍が爆撃・砲撃で激しく報復(2022年2月2日)

アレッポ県では、ANHA(2月2日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のスムーキーヤ村、ウンム・クラー町、シャフバー・ダムを砲撃した。

また、トルコの占領下にあるバーブ市が砲撃を受け、6人が死亡、15人以上が死亡した。

これに関して、ANHA(2月2日付)は複数の地元筋の話として、シリア軍が同市を砲撃したと伝えた。

また、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターは声明を出し、バーブ市への砲撃への関与を否定し、シリア民主軍に対する「濡れ衣はシリア人どうしを戦わせようとしてさまざまな事件を捏造し、犯罪を犯してきたトルコの諜報機関やその手先の悪事の一環」と非難した。

https://www.facebook.com/QSDMEDIA/posts/1822815177911142

一方、SANA(2月2日付)は、トルコ軍、シリア国民軍とシリア民主軍との砲撃戦により、トルコの占領下にあるバーブ市の住宅街にロケット弾や砲弾多数が着弾し、住民10人が死亡、32人あまりが負傷したと伝えた。

バーブ市への砲撃に対して、トルコ軍はシャイフ・ナースィル(クルト・ワイラーン)村)に設置している基地からマンビジュ市近郊のヤーランリー村、サイヤーダ村に対して砲撃を行った。

また、タッル・リフアト市一帯、同市近郊のニーラービーヤ村、シャイフ・イーサー村、スムーカ村、シャフバー・ダムに対しても再び砲撃を加えた。

シリア人権監視団によると、この砲撃でシリア軍兵士3人が死亡した。

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ハサカ県では、ANHA(2月2日付)によると、バーブ市への砲撃を受けるかたちで、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマーリキーヤ(ダイリーク)市に近いアイン・ディーワール村を砲撃した。

この砲撃で、住民1人が負傷した。

トルコ軍はさらにシリア国民軍とともに、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町、近郊のアサディーヤ村、ハドラーウィー村、タッル・タムル町近郊のウンム・カイフ村、タッル・タムル町、タウィーラ村、クーザリーヤ村、M4高速道路沿線、タッル・シャンナーン村を砲撃した。

この砲撃により、アブー・ラースィーン町で女性1人が負傷したほか、ウンム・カイフ村でもシリア軍兵士1人が負傷した。


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ラッカ県では、ANHA(2月2日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の支配下にあるアイン・イーサー市一帯(穀物サイロなど)、同市近郊のアリーダ村、ズィヌービヤー村、アフダクー村、フーシャーン村、M4高速道路沿線を砲撃した。

トルコ軍はまた無人航空機(ドローン)1機でアイン・イーサー市近郊のカスル・ムーザー村を爆撃した。

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トルコ国防省はツイッターのアカウント(https://twitter.com/tcsavunma/)などを通じて声明を出し、一連の砲撃戦でトルコ軍兵士1人が死亡したことを認めた。

兵士の死亡場所は不明。

https://twitter.com/tcsavunma/status/1488940424291041281

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なお、シリア北部へのトルコ軍の一連の砲撃に先立って、トルコ軍は2月1日晩にイラクのニナーワー県にあるマフムール難民キャンプ(殉教者ルストゥム・ジャウディー・キャンプ)を爆撃し、民主統一党(PYD)に近い文民防衛部隊(Hêzên Parastina Civakî、HPC、ジャウハリー防衛部隊)の総司令部の発表によると、2人が死亡、数十人が負傷した。

https://www.youtube.com/watch?v=l7hXC68s5Mw&t=124s

アラビー・ジャディード(2021年8月22日付)によると、トルコ政府はイラク連邦政府に対して、1990年代にトルコから逃れた難民数千世帯が暮らすマフムール・キャンプ内でのクルディスタン労働者党(PKK)の活動を規制するよう迫ってきた。

AFP, February 2, 2022、ANHA, February 2, 2022、Arabi Jadid, August 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, February 2, 2022、Reuters, February 2, 2022、Roj News, February 2, 2022、SANA, February 2, 2022、SOHR, February 2, 2022、February 3, 2022などをもとに作成。

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シリア民主軍とアサーイシュはハサカ県グワイラーン地区でダーイシュ・メンバー2人を殺害(2022年2月2日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ市内のグワイラーン地区(北・東シリア自治局支配下)で、ダーイシュ(イスラーム国)メンバーの追跡・掃討活動を続ける内務治安部隊(アサーイシュ)が地区内に潜伏していたダーイシュ・メンバー2人を殺害した。

アサーイシュはまた、グワイラーン刑務所襲撃・脱獄事件に関与したと観られる刑務所職員、守衛ら多数を逮捕した。

一方、シリア国民軍の広報センターは声明を出し、ハサカ県ハサカ市のグワイラーン刑務所とダイル・ザウル県でのダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルに対する追跡・掃討作戦中に、兵士5人が死亡したと発表した。

ANHA(2月2日付)が伝えた。

シリア人権監視団によると、グワイラーン刑務所襲撃・脱獄事件での死者は450人。

内訳はダーイシュ・メンバー307人、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍、アサーイシュ、刑務所守衛136人、民間人7人(うちダーイシュの協力者3人)。

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ラッカ県では、SANA(2月2日付)によると、シリア民主軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にある県北部のタルワーズィーヤ村の民家を急襲し、女性2人を拉致、連行した。

AFP, February 2, 2022、ANHA, February 2, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 2, 2022、Reuters, February 2, 2022、SANA, February 2, 2022、SOHR, February 2, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がダイル・ザウル県、ハマー県、ラッカ県の砂漠地帯でダーイシュに対して39回の爆撃を実施(2022年2月2日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機7機がダイル・ザウル県ビシュリー山とティブニー町近郊の砂漠地帯、ハマー県イスリヤー村一帯の砂漠地帯、ラッカ県ラサーファ砂漠でダーイシュ(イスラーム国)に対して39回の爆撃を実施した。

AFP, February 2, 2022、ANHA, February 2, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 2, 2022、Reuters, February 2, 2022、SANA, February 2, 2022、SOHR, February 2, 2022などをもとに作成。

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シャーム解放機構総合治安機関がイドリブ市内で大規模な治安作戦を実施し、外国人戦闘員20人以上を拘束(2022年2月2日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関がイドリブ市内で大規模な治安作戦を実施し、外国人戦闘員20人以上を拘束した。

拘束された外国人は、新興のアル=カーイダ系組織であるシャーム・イスラーム運動、フッラース・ディーン機構のメンバー。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配地に隣接するシャーム解放機構支配下のシャイフ・スライマーン村で反体制武装集団の軍用車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、戦闘員1人が死亡、4人が負傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、フラーク市でシリア政府との和解に応じた元反体制武装集団メンバーが正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反4件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3150460518530016

AFP, February 2, 2022、ANHA, February 2, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 2, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 2, 2022、Reuters, February 2, 2022、SANA, February 2, 2022、SOHR, February 2, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で86人、北・東シリア自治局支配地域で47人(2022年2月2日)

保健省は政府支配地域で新たに86人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者325人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、2月2日現在のシリア国内での感染者数は計51,569人、うち死亡したのは2,995人、回復したのは39,263人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/241427278165256

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに47人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。

これにより、2月2日現在のシリア国内での感染者数は計37,525人、うち死亡したのは1,525人、回復したのは2,525人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性21人、女性26人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市8人、カーミシュリー市21人、マーリキーヤ(ダイリーク)市12人、アームーダー市6人。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1781083518748244

AFP, February 2, 2022、ACU, February 2, 2022、ANHA, February 2, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 2, 2022、Reuters, February 2, 2022、SANA, February 2, 2022、SOHR, February 2, 2022などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民286人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は747,642人に(2022年2月2日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、2月1日に難民286人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民277人(うち女性83人、子供142人)、ヨルダンから帰国したのは9人(うち女性3人、子供5人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は747,642人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者350,190人(うち女性105,238人、子ども178,303人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,452人(うち女性119,288人、子ども202,712人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,282人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は976,922人(うち女性293,184人、子供497,937人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,833人(うち女性41,468人、子供34,106人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,429人(うち女性424,027人、子供677,872人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3150459785196756

Ministry of Defence of the Russian Federation, February 2, 2022をもとに作成。

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トルコ軍がドローンでハサカ県タカル・バカル村近郊の発電所を爆撃、シリア民主軍兵士2人負傷(2022年2月1日)

ハサカ県では、ANHA(2月1日付)によると、トルコ軍は午後10時頃、戦闘機でシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマーリキーヤ(ダイリーク)市近郊のタカル・バカル村近郊を爆撃した。

爆撃は村にある発電所(第4発電所)を狙ったもの。

発電所には2発の砲弾が直撃、1発が爆発し発電所を破壊した。

もう1発は不発弾だった。

シリア人権監視団によると、爆撃は無人航空機(ドローン)によるもので、カラ・ジューフ山近くの第4発電所と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点の2カ所が狙われ、シリア民主軍の兵士2人が負傷した。

第4発電所は、スィーマルカー国境通行所に至る街道の沿線、タカル・バカル村とブルージュ村の間に位置する。

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アレッポ県では、ANHA(2月1日付)によると、トルコ軍戦車3輌が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村、アルカミーヤ村、シャワーリガ村を砲撃した。

トルコ軍はまた、シャイフ・イーサー村、スムーキーヤ村、ハルバル村、シャフバー・ダムに対しても砲撃を行った。

シリア人権監視団によると、トルコ軍の砲撃は、シリア民主軍がシリア国民軍に所属するムウタスィム旅団の軍用車を地対地ミサイルで攻撃したことへの対抗措置だという。

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ラッカ県では、ANHA(2月1日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のファーティサ村、M4高速道路沿線を砲撃した。

AFP, February 1, 2022、ANHA, February 1, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 1, 2022、Reuters, February 1, 2022、SANA, February 1, 2022、SOHR, February 1, 2022などをもとに作成。

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ダーイシュがダイル・ザウル県ムサッラブ村近郊の砂漠地帯でパレスチナ人民兵組織のクドス旅団の部隊を襲撃し、3人死亡(2022年2月1日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア政府の支配下にあるムサッラブ村近郊の砂漠地帯でパレスチナ人民兵組織のクドス旅団の部隊を襲撃し、3人が死亡、1人が負傷した。

AFP, February 1, 2022、ANHA, February 1, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 1, 2022、Reuters, February 1, 2022、SANA, February 1, 2022、SOHR, February 1, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍特殊部隊はイドリブ県で開始した軍事教練に参加したシリア人戦闘員約900人にトルコ領内に移動する準備を行うよう通達(2022年2月1日)

シリア人権監視団によると、トルコ軍特殊部隊は1月17日にシリア領内で開始した軍事教練に参加したシリア人戦闘員約900人に対してトルコ領内に移動する準備を行うよう通達した。

トルコ領内で教練を続けるのが目的だという。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ムザイリーブ町でシリア政府との和解に応じた元反体制武装集団メンバーが正体不明の武装集団の襲撃を受けて、死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反2件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反1件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3149756708600397

AFP, February 1, 2022、ANHA, February 1, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 1, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 1, 2022、Reuters, February 1, 2022、SANA, February 1, 2022、SOHR, February 1, 2022などをもとに作成。

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シャーム解放機構のジャウラーニー指導者は寒波で被害を受けたIDPsを支援するため100万ドルを集めるための募金キャンペーンを開始(2022年1月31日)

イドリブ県では、反体制系サイトのイナブ・バラディー(1月31日付)、イドリブ県ラジオ(1月31日付)などによると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者が、県北部の国内避難民(IDPs)キャンプを視察した。

ジャウラーニー指導者が視察したのは、ダイル・ハッサーン村近郊とサルマダー市近郊のキャンプ。

https://www.facebook.com/radio.province.of.idlib/posts/119623083933332

シャーム・ネットワーク(2月1日付)やシュアーア・ニュース(2月1日付)は、ジャウラーニー指導者が黒いカジュアル・ウェアーに身を包んで登場し、覆面姿の治安要員に守られながら避難民らと言葉を交わし、同行したカメラマンらがその様子を撮影したなどと批判的に報じた。

https://www.facebook.com/ShaamNetwork.Arabic/posts/5059145860802614

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また、イドリブ県中部、ラタキア県北東部、アレッポ県西部、ハマー県北西部の反体制派支配地の自治を執り行う「解放区自治局」は2月1日に声明を出し、1月31日晩にイドリブ県北部(正確な場所は不明)で緊急会合を開き、寒波によって被害を受けた住民への支援策について意見を交わしたと発表した。

https://www.facebook.com/sarmada2021/posts/426387585893038

緊急会合には、シャーム解放機構のジャウラーニー指導者、同機構が自治を委託するシリア救国内閣のアリー・カッダ首班、立法機関のシューラー総評議会のムスタファー・ムーサー議長が出席した。

ジャウラーニー指導者、カッダ首班、ムーサー議長は会合後に記者会見を行い、IDPs支援策の内容について明らかにした。

シャウラーニー指導者は以下の通り述べた。

「あなた方の暖は我々の義務だ」と銘打ったキャンペーンを開始し、100万ドルを集めて、救国内閣の開発人道問題省の関係部局を通じて5万世帯に届ける。
我々は自らの住民を支援し、彼らのニーズに対応し、災害から彼らを救わねばならない。
寒波によって被害を受けた世帯のために暖房を確保したい。
解放区は今日、熟慮された計画に沿って組織され、歩み始めている。
開発や建設事業の影響が解放区において目に見えるようになっている。
さまざまな問題、災害に対する緊急対応策を講じるために取り組んでいる。
この計画は尊厳のある生活をもたらすのに資するもので、尊厳のある暮らしに機会を与える。
その最たるものが、テントを人間の尊厳にふさわしい家に置き換えるためのプロジェクトを立ち上げ、住民が支援に頼らずに苦難を解決できるようにしたい。

カッダ首班は以下の通り述べた。

シリア救国内閣は、被害を受けた住民に火急に対応するため、関係部局とともに可能なあらゆる努力を行い、これによって「テントなき祖国」と銘打った次なる段階に着手したい。

ムーサー議長は以下の通り述べた。

解放区が困難な状況に置かれ、人道分野で活動する地元の組織が充分対応できないことを踏まえ、5万世帯以上に暖房物資を割り当てる。

https://www.facebook.com/watch/?v=511197387036766

https://www.youtube.com/watch?v=o0G30McWSRg

https://www.facebook.com/shurasyria/posts/6978144748894408

これに関して、イナブ・バラディー(2月1日付)は、ジャウラーニー指導者の言動はフェイスブックなどで厳しい批判に晒されていると伝えた。

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一方、シリア人権監視団、シュアーア・ニュース(2月1日付)などは、反体制活動家らはSNS等を通じて、生後7日の女児ファーティマ・ムハンマド・イード・マフムードちゃんが県北部のハルブヌーシュ村のIDPsキャンプで、生後2カ月のアーミナ・ムハンマド・サラーマちゃんがシャイフ・バドル村のキャンプで凍死したとの情報を拡散した。

このほかにも、複数の乳幼児が寒さや呼吸器疾患で死亡したとの情報が拡散されている。

呼吸器疾患は、薪に適さない材料を燃やしたことで発生する有害な煙を吸ったことが原因だという。

AFP, February 1, 2022、ANHA, February 1, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 1, 2022、‘Inab Baladi, January 31, 2022、February 1, 2022、Radiyu Muhafaza Idlib, January 31, 2022、Reuters, February 1, 2022、SANA, February 1, 2022、Sham Network, February 1, 2022、SOHR, February 1, 2022、Shu’a’ News, February 1, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がアレッポ県、ハマー県、ラッカ県、ダイル・ザウル県の砂漠地帯で、ダーイシュに対して8回の爆撃を実施(2022年1月31日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がアレッポ県、ハマー県、ラッカ県の県境に位置する砂漠地帯、ダイル・ザウル県とラッカ県の県境に位置する砂漠地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)に対して8回の爆撃を実施した。

AFP, January 31, 2022、ANHA, January 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2022、Reuters, January 31, 2022、SANA, January 31, 2022、SOHR, January 31, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍の砲撃で避難した住民53世帯がギレ・スピ・キャンプに収容される(2022年1月31日)

ラッカ県では、ANHA(1月31日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊の農村地帯に対するトルコ軍とシリア国民軍の砲撃によって避難を余儀なくされた住民53世帯が、同市近郊に設置されているギレ・スピ(タッル・アブヤド)キャンプに収容された。

AFP, January 31, 2022、ANHA, January 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2022、Reuters, January 31, 2022、SANA, January 31, 2022、SOHR, January 31, 2022などをもとに作成。

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PYDに近いシリア・ムスタクバル党の「緑のイドリブ評議会」がラッカ市で第2回年次大会を開催(2022年1月31日)

ラッカ県では、民主統一党(PYD)に近いシリア・ムスタクバル党の「緑のイドリブ評議会」が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるラッカ市で第2回年次大会を開催した。



大会は「民主主義シリアは多元的、分権的、我々の自治、アイデンティティ、部隊は我々の誇り」と銘打って開かれ、党の活動方針などについて意見を交わした。

ANHA(1月31日付)が伝えた。

AFP, January 31, 2022、ANHA, January 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2022、Reuters, January 31, 2022、SANA, January 31, 2022、SOHR, January 31, 2022などをもとに作成。

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シリア民主軍とアサーイシュはハサカ市内外でダーイシュ・メンバーの追跡・掃討を続ける(2022年1月31日)

ハサカ県では、SANA(1月31日付)によると、ハサカ市内の北・東シリア自治局支配地(グワイラーン地区、アズィーズィーヤ地区、ズフール地区)で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルによるグワイラーン刑務所(グワイラーン地区工業高校)の襲撃・脱走事件の逃走犯を追跡するとして民家複数棟を破壊、住民多数を拉致、連行した。

また、シリア人権監視団によると、シリア民主軍と内務治安部隊(アサーイシュ)がタッル・タムル町南のアブドゥルアズィーズ山一帯で、ダーイシュに対する追跡・掃討作戦を実施し、ダーイシュ・メンバーと思われる170人あまりを拘束した。

シリア民主軍総司令部のナウルーズ・アフマド氏は、アサーイシュのスィヤーマンド・ワラート総司令官、シリア民主軍総司令部のマフムード・バルハダーン氏と記者会見を開き、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルによるグワイラーン刑務所(ハサカ県グワイラーン地区工業高校)の襲撃・脱獄事件の詳細について改めて説明した。

会見によると、ダーイシュのスリーパーセルによる刑務所襲撃により、刑務所職員や守衛77人が殺害された。

またダーイシュとの戦闘でシリア民主軍とアサーイシュの兵士・隊員40人が死亡、民間人4人が巻き添えとなって死亡した。

一方、シリア民主軍とアサーイシュによる掃討作戦(「人民の金槌」作戦)ではダーイシュ・メンバー374人を殲滅した。

ANHA(1月31日付)が伝えた。

一方、シリア人権監視団によると、1月20日以降の死者数は373人。

内訳は、ダーイシュのメンバー268人、シリア民主軍、アサーイシュ、守衛98人、住民7人。

このなかには、1月30日に新たに遺体で発見された刑務所職員ら100人あまりはこの数には含まれてない。

北・東シリア自治局の内務委員会(内務省に掃討)は布告第2号を発出し、グワイラーン刑務所の襲撃・脱獄事件に伴う治安の混乱に対処するためにハサカ市およびその周辺地域に発出していた外出禁止令を解除する一方、2月1日から午後6時から翌6時までの時間帯の外出を禁止すると新たに発表した。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1779701275553135

このほか、シリア人権監視団によると、兵站物資を積んだ米主導の有志連合の貨物車輌など約40輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入した。

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ラッカ県では、ANHA(1月31日付)によると、シリア民主軍と内務治安部隊(アサーイシュ)がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるラッカ市東の農村や仮設の国内避難民(IDPs)キャンプでダーイシュ(イスラーム国)のメンバー27人を逮捕した。

AFP, January 31, 2022、ANHA, January 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2022、Reuters, January 31, 2022、SANA, January 31, 2022、SOHR, January 31, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で61人、北・東シリア自治局支配地域で27人(2022年1月31日)

保健省は政府支配地域で新たに61人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者315人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、1月31日現在のシリア国内での感染者数は計51,402人、うち死亡したのは2,989人、回復したのは38,618人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/240249921616325

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに27人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。

これにより、1月31日現在のシリア国内での感染者数は計37,478人、うち死亡したのは1,525人、回復したのは2,525人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性11人、女性16人。

また地域の内訳は、ハサカ県のカーミシュリー市18人、マーリキーヤ(ダイリーク)市9人。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1779687392221190

AFP, January 31, 2022、ACU, January 31, 2022、ANHA, January 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2022、Reuters, January 31, 2022、SANA, January 31, 2022、SOHR, January 31, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がラッカ県ラサーファ砂漠でダーイシュに対して12回の爆撃を実施(2022年1月30日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がラサーファ砂漠でダーイシュ(イスラーム国)に対して12回の爆撃を実施した。

AFP, January 30, 2022、ANHA, January 30, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 30, 2022、Reuters, January 30, 2022、SANA, January 30, 2022、SOHR, January 30, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下のアイン・イーサー市近郊を砲撃(2022年1月30日)

ラッカ県では、ANHA(1月30日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下のアイン・イーサー市近郊のM4高速道路沿線、ディブス村、ハーリディーヤ村、アブー・ナイトゥーラ村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のバーブ市とカッバースィーン村を結ぶ街道で、シリア国民軍に所属するハムザ師団の司令官1人が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

また、トルコの占領下にあるラージュー町の地元評議会議長が正体不明の武装集団によって仕掛けられた爆弾の爆発によって死亡した。

AFP, January 30, 2022、ANHA, January 30, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 30, 2022、Reuters, January 30, 2022、SANA, January 30, 2022、SOHR, January 30, 2022などをもとに作成。

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ダーイシュ・メンバー数十人がグワイラーン刑務所からの逃亡に成功、刑務所内で遺体22体発見(2022年1月30日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ市のグワイラーン刑務所(北・東シリア自治局管理下)からダーイシュ(イスラーム国)のメンバー数十人が、同地への襲撃・脱獄事件に伴う戦闘と混乱のなか、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の追跡を逃れて逃亡に成功した。

また、グワイラーン刑務所では新たにダーイシュ・メンバーの遺体22体が発見された。

同監視団によると、刑務所を襲撃したダーイシュのメンバーらは、刑務所職員らを首を切り落として殺害、遺体を焼くなどの残忍な行為を働いていたという。

惨殺された職員のほどんとは、アレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市の出身者だという。

これにより、1月20日以降の戦闘などでの死者は、373人となった。

内訳は、ダーイシュ・メンバーが268人、シリア民主軍、内務治安部隊(アサーイシュ)、刑務所周平が98人、住民が7人。

一方、シリア民主軍広報センターは声明を出し、1月20日にダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルの襲撃を受け、ダーイシュ・メンバーが立て籠もりを続けていたグワイラーン刑務所内で捜索・掃討作戦を終了したと発表した。

ANHA(1月30日付)が伝えた。

また、SANA(1月30日付)によると、シリア赤新月社のハサカ県支部が、ハサカ市のグワイラーン刑務所の襲撃・脱獄事件に伴う戦闘と混乱を受けて、北・東シリア自治局の支配下にあるグワイラーン地区、ズフール地区から政府支配下の治安厳戒地区に避難した住民に支援物資の配給を続けた。

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ダイル・ザウル県では、ANHA(1月30日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるアブー・ハマーム市、アブー・ハルドゥーブ村でシリア民主軍に所属するハジーン軍事評議会がダーイシュ(イスラーム国)のメンバー9人を逮捕した。

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ラッカ県では、SANA(1月30日付)によると、シリア民主軍が県東部のライヤーシュ村の民家で強制捜査を行い、住民多数を拘束した。

AFP, January 30, 2022、ANHA, January 30, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 30, 2022、Reuters, January 30, 2022、SANA, January 30, 2022、SOHR, January 30, 2022などをもとに作成。

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イドリブ県でシャーム解放機構と共闘する「穏健な反体制派」の一つイッザ軍とシリア軍が捕虜交換(2022年1月30日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構と共闘する「穏健な反体制派」の一つイッザ軍とシリア軍が、ナイラブ村・タルナバ村近郊で捕虜交換を行った。

シリア軍は捕虜として拘束していたイッザ軍の戦闘員3人を、イッザ軍はイラン人士官(准将)の遺体とシリア軍兵士5人の遺体をそれぞれ引き渡した。

一方、トルコ軍の憲兵隊は、ダリーヤ村の農場で子供1人を銃で撃ち射殺した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反1件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反1件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3148310918744976

AFP, January 30, 2022、ANHA, January 30, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 30, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 30, 2022、Reuters, January 30, 2022、SANA, January 30, 2022、SOHR, January 30, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で57人、北・東シリア自治局支配地域で37人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で30人(2022年1月30日)

保健省は政府支配地域で新たに57人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者295人が完治し、2人が死亡したと発表した。

これにより、1月30日現在のシリア国内での感染者数は計51,341人、うち死亡したのは2,986人、回復したのは38,303人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/239668845007766

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに37人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、1人が完治し、1人が死亡したと発表した。

これにより、1月30日現在のシリア国内での感染者数は計37,451人、うち死亡したのは1,525人、回復したのは2,525人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性23人、女性14人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市1人、カーミシュリー市22人、マーリキーヤ(ダイリーク)市12人、アームーダー市2人。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1779211188935477

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で1月30日に新たに5人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、1,684人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡1人、ハーリム郡1人、アリーハー郡0人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡0人、バーブ郡0人、アフリーン郡1人、アアザーズ郡2人。

これにより、同地での感染者数は計93,073人、うち死亡したのは2,363人、回復したのは76,515人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1764348903769993

AFP, January 30, 2022、ACU, January 30, 2022、ANHA, January 30, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 30, 2022、Reuters, January 30, 2022、SANA, January 30, 2022、SOHR, January 30, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.