PYDはRTのインタビューでのアサド大統領の発言を「トルコの占領に対する統合を弱体化させる」と非難(2019年11月11日)

北・東シリア自治局、人民防衛隊(YPG)、シリア民主軍を主導するクルド民族主義組織の民主統一党(PYD)は声明を出し、シリア政府はシリア民主軍の将兵や北・東シリア自治局に所属する政治勢力のすべてに勲章を授与すべきだと主張、11日にRTが放映した独占インタビューでのアサド大統領の発言がトルコの占領に対する統合を弱体化させるものだと非難した。

AFP, November 11, 2019、ANHA, November 11, 2019、AP, November 11, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 11, 2019、Reuters, November 11, 2019、SANA, November 11, 2019、SOHR, November 11, 2019、UPI, November 11, 2019などをもとに作成。

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北・東シリア自治局支配下のダイル・ザウル県南東部でダーイシュがアルメニア・カトリック教会の司祭を殺害(2019年11月11日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局支配下のザッル村でダーイシュ(イスラーム国)のメンバーがアルメニア・カトリック教会の司祭に発砲し、司祭とその父親を殺害した。

司祭はザッル村での教会の建設を監督するためにハサカ県から派遣されていた。

ダーイシュはまた、ズィーバーン町でも人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の諜報機関メンバーを殺害した。

AFP, November 11, 2019、ANHA, November 11, 2019、AP, November 11, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 11, 2019、Reuters, November 11, 2019、SANA, November 11, 2019、SOHR, November 11, 2019、UPI, November 11, 2019などをもとに作成。

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ハサカ県でトルコ軍・国民軍がシリア民主軍・シリア軍と交戦を続ける(2019年11月11日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコとその支援を受ける国民軍がアブー・ラースィーン(ザルカーン)町とタッル・タマルを結ぶ街道一帯で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と交戦、トルコ軍無人航空機が同地を爆撃した。

この戦闘で、国民軍はカースィミーヤ村を制圧した。

ドゥラル・シャーミーヤ(11月11日付)によると、国民軍はまたハフィーヤ村を制圧したという。

また、SANA(11月11日付)によると、タッル・タムル町北のタッル・マナーフ村、マフムーディーヤ村一帯では、シリア軍がトルコ軍および国民軍と交戦した。

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一方、ANHA(11月11日付)などによると、ロシア軍とトルコ軍がダルバースィーヤ市西での4度目となる合同パトロールを実施した。

両軍部隊はビールカニース村、タウラート村、シャフカト村、トゥルバー村、カルカンド村、タッル・カルマ村、ガナーミーヤ村、タッル・カディーシュ村、サラーム・アライカ村を巡回した。

AFP, November 11, 2019、ANHA, November 11, 2019、AP, November 11, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 11, 2019、Reuters, November 11, 2019、SANA, November 11, 2019、SOHR, November 11, 2019、UPI, November 11, 2019などをもとに作成。

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ロシア・シリア軍はシャーム解放機構支配下のイドリブ県、ラタキア県を爆撃、住民2人が死亡(2019年11月11日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構支配下のカフルサジュナ村一帯、マアッラト・フルマ村、ムシャイリファ村、マアッラト・マーティル村を爆撃した。

シリア軍も地上部隊がカフルルーマー村、ハーッス村一帯、放棄された大隊基地、カフルサジュナ村、シャイフ・ムスタファー村、ウライニバ村、タフターヤー村、タッフ村、ウンム・ジャラール村、ムシャイリファ村、ラカーヤー村、ブサクラー村、ザイズーン火力発電所一帯を砲撃し、ブサクラー村で子ども1人、カフルルーマー村で女性1人が死亡した。

これに対して、反体制武装集団は、トゥルキー丘、フワイン村、マダーヤー村、サッバーギーヤ農場、アービディーン村、カフルヤディーン村、ウンム・ザイトゥーナ村、タッル・ニムル村、フバイト村、カッサービーヤ村、タッルアース村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がカッバーナ村一帯を爆撃した。

シリア軍もヘリコプターが同地を「樽爆弾」で爆撃、地上部隊がカッバーナ村一帯、フドル丘、タルディーン村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハーン・アサル村、カフルジューム村、アレッポ市ムハンディスィーン地区、アウラム・クブラー町一帯を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ザイズーン村、フワイジャ村、ハウワーシュ村を砲撃した。

これに対して、反体制武装集団はシャフシャブー山(イドリブ県)山麓一帯、カフルヌブーダ町一帯を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を33件(イドリブ県9件、ラタキア県9件、アレッポ県9件、ハマー県6件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を21件(イドリブ県12件、ラタキア県2件、アレッポ県3件、ハマー県4件)確認した。

AFP, November 11, 2019、ANHA, November 11, 2019、AP, November 11, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 11, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 11, 2019、Reuters, November 11, 2019、SANA, November 11, 2019、SOHR, November 11, 2019、UPI, November 11, 2019などをもとに作成。

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シャーム解放機構の幹部アブー・ヤマーン・ヒムスィー氏はデモ参加者を皆殺しにするよう呼びかけるとともに、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者をカリフと呼ぶ(2019年11月10日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構の幹部の一人アブー・ヤマーン・ヒムスィー氏は音声声明を出し、同組織が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県で、組織の政策への抗議やアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者退任要求を行う抗議デモへの参加者を皆殺しにするよう呼びかけた。

声明でヒムスィー氏は以下のように述べた。

「シャーム解放機構に抗議するデモに参加した者どもはアサドのブタだ。デモ参加者を皆殺しにすることは、たとえ彼らがシリア国民だとしても「ヒラール」だ。シリアはシャーム解放機構のものだ。ラーフィディーン(シーア派のこと)はそれゆえに、シリアから出て行かねばならない。イスラーム教徒のカリフはアブー・ムハンマド・ジャウラーニーだ。すべてのシリア人がいなくなっても、我々には問題ではない。シャーム解放機構が残る」。

AFP, November 10, 2019、ANHA, November 10, 2019、AP, November 10, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 10, 2019、Reuters, November 10, 2019、SANA, November 10, 2019、SOHR, November 10, 2019、UPI, November 10, 2019などをもとに作成。

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国民軍はトルコが10月23日に終了を発表していた「平和の泉」作戦を再開・継続すると宣言(2019年11月10日)

トルコの支援を受ける国民軍は声明を出し、トルコが10月23日に終了を発表していた「平和の泉」作戦を再開すると宣言した。

国民軍は「平和の泉」作戦の一環として戦闘行為を継続し、この地域(ハサカ県)を解放し、テロ組織PYD(民主統一党)の悪党を放逐する」と表明した。

AFP, November 10, 2019、ANHA, November 10, 2019、AP, November 10, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 10, 2019、Reuters, November 10, 2019、SANA, November 10, 2019、SOHR, November 10, 2019、UPI, November 10, 2019などをもとに作成。

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米主導の有志連合はダイル・ザウル県でダーイシュ幹部らを拘束(2019年11月10日)

ダイル・ザウル県では、ジュルフ・ニュース(11月10日付)によると、米主導の有志連合は、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とともにハワーイジュ村でダーイシュ(イスラーム国)の幹部の一人ハマーフ・ラーフィー氏らメンバー多数を拘束した。

AFP, November 10, 2019、ANHA, November 10, 2019、AP, November 10, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 10, 2019、Jurf News, November 10, 2019、Reuters, November 10, 2019、SANA, November 10, 2019、SOHR, November 10, 2019、UPI, November 10, 2019などをもとに作成。

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ハサカ県タッル・タムル町・アブー・ラースィーン町近郊でシリア軍がトルコ軍およびその支援を受ける国民軍と交戦(2019年11月10日)

ハサカ県では、ANHA(11月10日付)によると、タッル・タムル町近郊およびアブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊(タッル・ワルド村、アラブ・ハーン村など)でシリア軍がトルコ軍およびその支援を受ける国民軍と交戦、シリア軍側の兵士2人が負傷した。

トルコ軍戦闘機がタッル・タムル町近郊のウンム・カイフ村を爆撃、地上部隊とその支援を受ける国民軍がカースィミーヤ村、ライハーニーヤ村、マフムーディーヤ村、ダーウーディーヤ村を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(11月10日付)によると、トルコの占領下に入ったタッル・アブヤド市近郊のスルーク町で車に仕掛けられた爆弾が爆発した。

トルコ国防省によると、この爆発で市民8人が死亡したという。

一方、トルコの支援を受ける国民軍がタルワーズィーヤ村での戦闘でシリア軍兵士2人を捕捉し、殺害した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍地上部隊が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のシャワーリガ村を砲撃した。

また、この砲撃と前後して、所属不明の航空機がタッル・リフアト市上空に飛来した。

一方、ANHA(11月10日付)によると、トルコの占領下にあるアアザーズ市で車に仕掛けられた爆弾が爆発した。

AFP, November 10, 2019、ANHA, November 10, 2019、AP, November 10, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 10, 2019、Reuters, November 10, 2019、SANA, November 10, 2019、SOHR, November 10, 2019、UPI, November 10, 2019などをもとに作成。

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ロシア軍によるイドリブ県への爆撃で7人が死亡、反体制派によるアレッポ市への砲撃で女児1人が死亡(2019年11月10日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構などの支配下にあるカッバーナ村一帯を爆撃した。

シリア軍もヘリコプターがカッバーナ村一帯を「樽爆弾」で爆撃した。

これに対して、反体制武装集団はダッラ丘を砲撃、シリア軍兵士3人が死亡した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構などの支配下にあるカンスフラ村、カフルルーマー村、カフルナブル市、タッフ村、ジャバーラー村を爆撃し、カフルルーマー村で子ども3人、メディア活動家1人、救急隊員1人を含む7人が死亡した。

シリア軍も地上部隊がカフルルーマー村、カフルナブル市、タフターヤー村、ムシャイリファ村、タッフ村、ウンム・ジャラール村、シャイフ・ダーミス村を砲撃した。

カフルルーマー村、カフルナブル市への砲撃には地対地ミサイルが使用された。

これに対して、反体制武装集団はバラーギースィー村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発がアレッポ市サイフ・ダウラ地区やハラブ・ジャディーダ地区に着弾し、サイフ・ダウラ地区で女児1人が死亡した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がアンカーウィー村一帯を砲撃し、反体制武装集団戦闘員2人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を26件(イドリブ県5件、ラタキア県7件、アレッポ県8件、ハマー県6件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を26件(イドリブ県12件、ラタキア県4件、アレッポ県0件、ハマー県3件)確認した。

AFP, November 10, 2019、ANHA, November 10, 2019、AP, November 10, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 10, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 10, 2019、Reuters, November 10, 2019、SANA, November 10, 2019、SOHR, November 10, 2019、UPI, November 10, 2019などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県北部で所属不明の航空機がダーイシュに忠誠を誓うムハンマド軍の拠点を攻撃(2019年11月9日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、所属不明の戦闘機複数機が、トルコ占領下のアアザーズ市近郊のカフラ村西側を爆撃した。

複数の情報筋によると、爆発が少なくとも3回起き、爆撃はダーイシュ(イスラーム国)に忠誠(バイア)を誓うムハンマド軍の拠点を狙ったものと思われるという。

なお、この爆撃の直後にも、トルコ軍航空機複数機がアアザーズ市に近いマーリア市上空に飛来、空挺作戦を実施したものと思われるという。

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ラッカ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月9日付)がダーイシュ(イスラーム国)シャーム州広報局の発表として伝えたところによると、ダーイシュがマンスーラ町近郊のフーラ村で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍を要撃し、13人を殺傷した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がスワル町近郊のルバイダ村にあるシリア民主軍の検問所を襲撃した。

AFP, November 9, 2019、ANHA, November 9, 2019、AP, November 9, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 9, 2019、Reuters, November 9, 2019、SANA, November 9, 2019、SOHR, November 9, 2019、UPI, November 9, 2019などをもとに作成。

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シリア軍はトルコ軍、国民軍との戦闘の末にハサカ県ラアス・アイン市近郊のウンム・シャイーファ村を解放(2019年11月9日)

ハサカ県では、SANA(11月9日付)によると、シリア軍がラアス・アイン市近郊のウンム・シャイーファ村でトルコ軍およびその支援を受ける国民軍と交戦の末に同村を解放した。

https://youtu.be/QUKM9DOoloE

戦闘に際して、従軍記者とカメラマンが負傷した。

また、ANHA(11月9日付)によると、この戦闘でシリア軍のアフマド・シャリーフ少将とムニーフ・マンスール大佐が負傷した。

なお、シリア人権監視団も、シリア軍と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が11月8日にトルコ軍と国民軍との戦闘の末にウンム・シャイーファ村を奪還したと発表していた。

また、同監視団によると、シリア軍と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、タッル・タムル町一帯でトルコ軍およびその支援を受ける国民軍と交戦し、国民軍の戦闘員6人が死亡した。

また、この戦闘では、トルコ軍無人航空機がタッル・タムル町近郊のカースィミーヤ村を爆撃、シリア軍兵士複数人が負傷した。

一方、ロシア軍部隊がアブー・ラースィーン(ザルカーン)町とタッル・タムル町の間に位置するアルーク村でパトロール活動を実施したが、これとほぼ時を同じくして、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が同地にあるシリア軍拠点を攻撃した。

シリア人権監視団によると、ロシア軍部隊はトルコ軍と国民軍の攻撃を確認できたにもかかわらず、これを黙認したと思われるという。

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アレッポ県では、ANHA(11月9日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村を砲撃した。

AFP, November 9, 2019、ANHA, November 9, 2019、AP, November 9, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 9, 2019、Reuters, November 9, 2019、SANA, November 9, 2019、SOHR, November 9, 2019、UPI, November 9, 2019などをもとに作成。

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シリア・ロシア軍はシャーム解放機構などの支配下にあるイドリブ県、ラタキア県、アレッポ県を爆撃し、戦闘員2人と女児1人が死亡(2019年11月9日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がサルミーン市、ナイラブ村、トゥランバ村、シャイフ・ムスタファー村、カフルサジュナ村一帯を爆撃し、トゥランバ村の国内避難民(IDPs)キャンプで女児1人が死亡した。

またシリア軍地上部隊がシャイフ・ダーミス村、カフルサジュナ村、マアッラト・ハルマ村、タッル・ナール村、ウンム・ジャラール村、ムシャイリファ村、ティーナ村を砲撃した。

これに対して、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団も、ザハビーヤ村一帯のシリア軍拠点を砲撃した。

一方、トルコ軍部隊がカフルルースィーン村に設置された通行所からシリア領内に入り、反体制派支配地域とシリア政府支配地域の境界地帯でパトロールを実施した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構などの支配下にあるキンサッバー町一帯およびカッバーナ山一帯を砲撃し、戦闘員2人が死亡した。

また、シリア軍戦闘機が同地を「樽爆弾」で爆撃した。

ロシア軍戦闘機もカッバーナ村一帯、フドル丘、キンダ村を爆撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団がジューリーン村一帯、ジュッブ・アフマル村にあるシリア軍拠点を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がバウワービーヤ村を爆撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を30件(イドリブ県10件、ラタキア県8件、アレッポ県8件、ハマー県4件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を24件(イドリブ県4件、ラタキア県7件、アレッポ県10件、ハマー県4件)確認した。

AFP, November 9, 2019、ANHA, November 9, 2019、AP, November 9, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 9, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 9, 2019、Reuters, November 9, 2019、SANA, November 9, 2019、SOHR, November 9, 2019、UPI, November 9, 2019などをもとに作成。

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制憲委員会(憲法委員会)の反体制派代表団どうしがイスラーム法を立法の主要な法源にすることの是非をめぐって対立(2019年11月8日)

RT(11月8日付)は、シリア政府代表団に近い情報筋の話として、小委員会での審議で、反体制派代表団が、憲法において「イスラーム法は立法の主要な法源である」との文言を明記すべきか否かで意見の不一致を露呈したと伝えた。

同情報筋によると、反体制派代表団は、イスラーム法を主要な法源とする必要はないとし、その根拠の一つとして、女性に離婚の権利が与えられることがイスラーム法に基づいていないと説明したが、一部メンバーが、イスラーム法をシリアの立法の法源とするべきだと考えていると反論、これを拒否したという。

AFP, November 8, 2019、ANHA, November 8, 2019、AP, November 8, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 8, 2019、Reuters, November 8, 2019、RT, November 8, 2019、SANA, November 8, 2019、SOHR, November 8, 2019、UPI, November 8, 2019などをもとに作成。

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制憲委員会(憲法委員会)第1ラウンド終了、第2ラウンドは11月25日からの予定(2019年11月8日)

制憲委員会(憲法委員会)の小委員会がジュネーブの国連本部で5日目の会合を開き、予定していた会期(第1ラウンド)を終了した。

ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表は第1ラウンド終了に合わせて記者会見を開き、小委員会でさまざまな問題が議論されたとしたうえで、第2ラウンドを11月25日から開始する予定であることを明らかにした。

また、この間、制憲委員会メンバーと議論を続けると付言した。

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シリア政府代表団を率いるアフマド・クズバリー団長も記者会見を開き、今後の制憲委員会の活動に関して、現行憲法の改正を通じた憲法改革に力点を置くとしたうえで、シリア国民の同意が得られれば新憲法の起草もあり得ると述べた。

クズバリー団長は「我々は新しい国を作るためにここに来たのではなく、憲法を改革するために来たのだ。おそらく現行憲法の一部条項を改正することになるだろう…。我々は政治使節団ではなく、技術的法務使節団だ。「テロとの戦い」は主権に関わる…。政治、憲法、法律などにかかわる議題についての合意はなされた。我々使節団はこれらについての自分たちの考えを示した」としたうえで、「愛国的な原則が維持され、シリア国民の合意が得られれば新憲法を起草しても構わない」などと述べた。

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一方、反体制派代表団を率いるナスル・ハリーリー団長は、シリア国民の統合、独立、領土保全を遵守することが再確認されたとしたうえで、逮捕者釈放、難民・国内避難民帰還、非宗派主義的で信頼の置ける統治機関の樹立、新憲法起草、国連監視下での選挙実施を通じて政治移行を実現したいと表明した。

また「テロとの戦い」に関しては、国連は制憲委員会をテロ問題に専念させない旨決定したとしつつ、あらゆるテロと戦い、政治、社会、治安面での原因に対処する用意があると述べた。

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SANA(11月8日付)、ザマーン・ワスル(11月8日付)などが伝えた。

AFP, November 8, 2019、ANHA, November 8, 2019、AP, November 8, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 8, 2019、Reuters, November 8, 2019、SANA, November 8, 2019、SOHR, November 8, 2019、UPI, November 8, 2019などをもとに作成。

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イドリブ県各所でシャーム解放機構に抗議するデモ(2019年11月8日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市で、カフルタハーリーム町の処遇に抗議し、同町との連帯を主唱するデモが発生した。

デモ参加者は、カフルタハーリーム町に向けて行進を行おうとしたが、シャーム解放機構がこれを阻止し、デモを強制排除した。

同様のデモは、カフルキーラー村、マアッラトミスリーン市、サラーキブ市、タフタナーズ市、ビンニシュ市、ハルブヌーシュ村、マアッラト・ヌウマーン市などでも発生し、参加者はアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者は、シャーム解放機構に自治を委託されているシリア救国内閣を批判するシュプレヒコールを連呼した。

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一方、シャーム解放機構に自治を委託されているシリア救国内閣のアフマド・ジャラク保健大臣が辞意を表明した。

ジャラク氏は声明で、自分より適した人材に活動の場を与えたいと辞任の理由を説明した。

AFP, November 8, 2019、ANHA, November 8, 2019、AP, November 8, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 8, 2019、Reuters, November 8, 2019、SANA, November 8, 2019、SOHR, November 8, 2019、UPI, November 8, 2019などをもとに作成。

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シリア・ロシア軍がイドリブ県などへの爆撃を続け、反体制派戦闘員2人と住民3人が死亡(2019年11月8日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がサルミーン市、ナイラブ村、カフルナブル市一帯、ラーミー村、カフルサジュナ村、ハーッス村、マアッラト・ヌウマーン市一帯、マアッラト・ハルマ村、ムシャイリファ村、タッル・マルディーフ村一帯、サラーキブ市南部一帯、ダール・カビーラ村、カフルシャラーヤー村、ハザーリーン村、シャイフ・サルマーン村、ラカーヤー・サジュナ村を爆撃した。

この爆撃により、ダール・カビーラ村で反体制武装集団の戦闘員2人、ラーミー村で女性1人と子ども1人を含む住民3人が死亡した。

シリア軍もジスル・シュグール市各所、ズアイニーヤ村、ビダーマー町を爆撃、地上部隊が同地一帯を砲撃した。

これに対して、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団は、タッル・ニムル村、ジャドイーヤ村、ウンム・ハラーヒール村、フワイン村一帯を砲撃、シリア軍と交戦した。

この戦闘で、シリア軍兵士1人が死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がダーラト・イッザ市一帯、第111中隊基地一帯を爆撃した。

シリア軍も地上部隊が同地一帯を砲撃した。

一方、SANA(11月8日付)によると、反体制武装集団がアレッポ市のハルブ・ジャディーダ地区、ハムダーニーヤ地区を砲撃、住民3人が負傷した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がカッバーナ村一帯を爆撃した。

シリア軍戦闘機も同地を爆撃したほか、ヘリコプターが「樽爆弾」を投下、地上部隊が砲撃を行った。

シリア軍はまた、カッバーナ村東のズワイカート丘一帯に進攻し、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ダルアー県では、HFL(11月9日付)によると、正体不明の武装集団がサナマイン市の刑事治安局を襲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を25件(イドリブ県7件、ラタキア県6件、アレッポ県7件、ハマー県5件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を18件(イドリブ県13件、ラタキア県3件、アレッポ県0件、ハマー県2件)確認した。

AFP, November 8, 2019、ANHA, November 8, 2019、AP, November 8, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 8, 2019、HFL, November 9, 2019、 Ministry of Defence of the Russian Federation, November 8, 2019、Reuters, November 8, 2019、SANA, November 8, 2019、SOHR, November 8, 2019、UPI, November 8, 2019などをもとに作成。

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シリア民主軍のアブディー総司令官「シリア政府との合意の条件は二つ。憲法の枠内での自治とシリア民主軍の特殊性の承認」(2019年11月7日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官は、ルダウ・チャンネル(11月7日付)のインタビューに応じ、そのなかでシリア政府との和解の条件を二つ明示した。

アブディー総司令官は「我々がシリア政府と合意に達するには、二つの基本的な条件がある。第1は、現在存在している自治政府(北・東シリア自治局)が憲法の枠内でシリアの公的機関の一部をなすこと。第2は、シリア民主軍が独立した組織となること。あるいは、シリアの防衛システムのなかでの特殊性が認められることと言うこともできる」と述べた。

アブディー総司令官はまた、10月31日のイフバーリーヤ・チャンネルとシリア・チャンネルのアサド大統領の発言に関して「実際のところ、我々はシリア政府がより前向きで、より良い姿勢を示すことを待っていた。だが、残念なことに、アサド大統領の発言は前向きではなかった。それゆえに、彼に対して批判する余地はある…。政府はシリア民主軍を個人、ないしは司令部単位でシリア軍に統合したいと考えている。我々側としては、こうしたかたちは受け入れられない」と付言した。

AFP, November 7, 2019、ANHA, November 7, 2019、AP, November 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 7, 2019、Reuters, November 7, 2019、Rudaw, November 7, 2019、SANA, November 7, 2019、SOHR, November 7, 2019、UPI, November 7, 2019などをもとに作成。

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カフルタハーリーム町の「名士」(シャーム軍団)はシャーム解放機構に屈するものの、イドリブ市などでは同町との連帯を表明する抗議デモが続く(2019年11月7日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、イドリブ市、マアッラト・ヌウマーン市、ハザーヌー町、サルマダー市、アリーハー市、サルキーン市、イスカート村、カッリー町、アルマナーズ市、タフタナーズ市で抗議デモが行われ、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構の支配に再び屈したカフルタハーリーム町との連帯が表明された。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(11月7日付)によると、カフルタハーリーム町の処遇をめぐって、シャーム解放機構と地元の名士らが新たな和解合意を交わした。

新たな合意は、6日に交わされた合意を見直す内容となっており、ザカート委員会の再開が盛り込まれたほか、シャーム解放機構が指名手配していた人物の身柄引き渡し項目が削除されたという。

なお、スマート・ニュース(11月7日付)によると、シャーム解放機構と和解合意を交わした「地元の名士」とは、トルコの支援を受ける国民軍を主導するシリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団のこと。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アターリブ市でも同様の抗議デモが行われた。

AFP, November 7, 2019、ANHA, November 7, 2019、AP, November 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 7, 2019、Reuters, November 7, 2019、SANA, November 7, 2019、SOHR, November 7, 2019、UPI, November 7, 2019などをもとに作成。

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シリア軍がハサカ県アブー・ラースィーン町一帯、タッル・タムル町一帯への展開を続ける(2019年11月7日)

ハサカ県では、SANA(11月7日付)によると、シリア軍地上部隊が、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のバーブ・ハイル村、タッル・タムル町近郊のウンム・シャイーファ村、ファイサリーヤ村、タッル・マナーフ村、マフムーディーヤ村に新たに展開した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍はトルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍との戦闘の末、ウンム・シャイーファ村を奪還した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、県北部のマルアナーズ村に展開するトルコ軍がアフリーン市近郊のシャッラー村一帯を砲撃した。

一方、ANHA(11月7日付)によると、トルコ占領下のラーイー村で、国民軍の車輌に仕掛けられていた爆弾が爆発した。

AFP, November 7, 2019、ANHA, November 7, 2019、AP, November 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 7, 2019、Reuters, November 7, 2019、SANA, November 7, 2019、SOHR, November 7, 2019、UPI, November 7, 2019などをもとに作成。

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制憲委員会(憲法委員会)小委員会:シリア政府側は「テロとの戦い」にかかる非公式資料、反体制派側は移行期統治機構設置にかかる追加審議案を提出(2019年11月7日)

制憲委員会(憲法委員会)の小委員会が、ジュネーブの国連本部で4日目の会合を開いた。

SANA(11月7日付)によると、会合では、「テロとの戦い」にかかる「非公式」(non paper)資料を提案したが、反体制派代表はこれを拒否した。

「非公式」資料は、シリア国内でのあらゆるテロ組織、とりわけダーイシュ(イスラーム国)とヌスラ戦線(シャーム解放機構)によるすべてのテロ活動の非難、国土全域の国家による支配の回復、国土全域における国家機関の復活、ダーイシュ、ヌスラ戦線などのテロ組織に対する戦いを貫徹するための行動に向けてすべてのシリア国民が取り組むこと、憲法改革案・改正条項案において過激主義拒否と「テロとの戦い」の必要性を明記すること、「テロとの戦い」をシリア人にとってのもっとも重要な権利として明示すること、諸外国に対して、国連安保理諸決議に基づいてテロ支援を行わないことを制憲委員会のメンバーが要請すること、を骨子とする。

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一方、ザマーン・ワスル(11月7日付)によると、シリア交渉委員会(最高交渉委員会)は、ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表に対して、ジュネーブ会議(2012年)で設置合意され、国連安保理決議第2254号でその履行が確認されている移行期統治機関の設置、選挙実施、テロ・治安対策といった問題を、憲法委員会での審議と合わせて協議することを求める覚書を提出した。

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また、市民社会代表は、イドリブ県でのシリア・ロシア軍の攻撃激化について、ペデルセン氏と意見を交わした。

AFP, November 7, 2019、ANHA, November 7, 2019、AP, November 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 7, 2019、Reuters, November 7, 2019、SANA, November 7, 2019、SOHR, November 7, 2019、UPI, November 7, 2019などをもとに作成。

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シャーム解放機構支配下のイドリブ県などに対するシリア・ロシア軍の爆撃は続き、住民4人と反体制派戦闘員3人が死亡(2019年11月7日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機がジスル・シュグール市、マルアンド村、ミシュミシャーン村、ジャーヌーディーヤ町、シュグル村、ハッルーズ村を爆撃し、ミシュミシャーン村で子ども2人、マルアンド村で男性1人が死亡した。

シリア軍戦闘機はまた、県南部各所に対しても爆撃を行った。

ロシア軍戦闘機も、ハーッスおよびその一帯、バイニーン村、マアッルズィーター村、マアッル・フルマ村、サルジャ村、シャイフ・ムスタファー村、マアッラト・ヌウマーン市、カフルルーマー村を爆撃し、カフルルーマー村で反体制武装集団戦闘員3人が死亡した。

またシリア軍も地上部隊が県内各所を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がハウワーシュ村を砲撃し、住民1人が死亡した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがカッバーナ村一帯を「樽爆弾」で爆撃した。

またシリア軍も地上部隊が同地一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がカフル・ハラブ村を爆撃した。

またシリア軍も地上部隊が同地一帯を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を28件(イドリブ県7件、ラタキア県9件、アレッポ県7件、ハマー県5件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を24件(イドリブ県12件、ラタキア県3件、アレッポ県7件、ハマー県5件)確認した。

AFP, November 7, 2019、ANHA, November 7, 2019、AP, November 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 7, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 7, 2019、Reuters, November 7, 2019、SANA, November 7, 2019、SOHR, November 7, 2019、UPI, November 7, 2019などをもとに作成。

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シリア民主軍のアブディー総司令官「有志連合との合同プログラムの再開を宣言する」(2019年11月6日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のマズルーフ・アブディー総司令官はツイッターのアカウント(https://twitter.com/MazloumAbdi/)で、「有志連合との一連の会合を経て、我々は有志連合との合同プログラムの再開を宣言する」と表明した。

アブディー総司令官によると、ダーイシュ(イスラーム国)に対する「テロと戦い」が目的だという。

AFP, November 6, 2019、ANHA, November 6, 2019、AP, November 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 6, 2019、Reuters, November 6, 2019、SANA, November 6, 2019、SOHR, November 6, 2019、UPI, November 6, 2019などをもとに作成。

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トルコの支援を受ける国民軍「イスラーム国のバグダーディー前指導者の妹は国内避難民に紛れて暮らしていた」(2019年11月6日)

トルコの支援を受ける国民軍のハサン・フサイン憲兵隊司令官は、4日に逮捕されたダーイシュ(イスラーム国)のアブー・バクル・バグダーディー前指導者の妹のラスミーヤ・イブラーヒーム・アウワード・バドリー氏に関して、「偽造IDと偽名を使ってシリア北部で避難民として暮らしていた」ことを明らかにした。

フサイン司令官によると、「バグダーディーの妹とその家族は6ヶ月ほどまえにシリア北部の(アレッポ県)アアザーズ市に辿りついた。彼らは多くの国内避難民のなかに紛れていた」と述べた。

CNN(11月6日付)が伝えた。

AFP, November 6, 2019、ANHA, November 6, 2019、AP, November 6, 2019、CNN, November 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 6, 2019、Reuters, November 6, 2019、SANA, November 6, 2019、SOHR, November 6, 2019、UPI, November 6, 2019などをもとに作成。

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ダーイシュ・ハウラーン州が総合情報部所属の少佐を暗殺、アブー・イブラーヒーム・クラシー指導者に忠誠を誓う(2019年11月6日)

ダーイシュ(イスラーム国)に近いアアマーク通信(11月5日付)は、ダーイシュの「ハウラーン州」が4日、ダルアー県のインヒル市で総合情報部所属のムハンマド・ジャッブール少佐を殺害したと伝えた。

また、同通信などは、ハウラーン州の戦闘員複数人が、アブー・バクル・バグダーディー氏死亡を受けて新たな「カリフ」となったアブー・イブラーヒーム・クラシー指導者に忠誠(バイア)を誓う映像を公開した。

AFP, November 6, 2019、ANHA, November 6, 2019、AP, November 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 6, 2019、Reuters, November 6, 2019、SANA, November 6, 2019、SOHR, November 6, 2019、UPI, November 6, 2019などをもとに作成。

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制憲委員会(憲法委員会)小委員会がジュネーブで3日目の会合(2019年11月6日)

制憲委員会(憲法委員会)の小委員会が、ジュネーブの国連本部で3日目の会合を開いた。

SANA(11月6日付)が国連に近い複数の消息筋の話として伝えたところによると、2日目の会合で、委員会で審議する議題が採択されたというが、詳細は不明。

AFP, November 6, 2019、ANHA, November 6, 2019、AP, November 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 6, 2019、Reuters, November 6, 2019、SANA, November 6, 2019、SOHR, November 6, 2019、UPI, November 6, 2019などをもとに作成。

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イドリブ県カフルタハーリーム町でシャーム解放機構に反対するデモが行われるも、町は同機構の支配に服する(2019年11月6日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るカフルタハーリーム町でシャーム解放機構による強制捜査に抗議するデモが発生し、住民数十人が参加した。

デモに先立って、モスクの拡声器からは、シャーム解放機構による強制捜査が実施されるので、外出を控えるよう住民に呼びかけが行われていた。

デモ参加者は、シャーム解放機構に自治を委託されているシリア救国内閣の職員らを追放した。

また、イドリブ市、マアッラト・ヌウマーン市でも、カフルタハーリーム町でのデモに連帯するデモが行われた。

その後、シャーム解放機構は声明を出し、カフルタハーリーム町の諮問容疑会と同地での事態収拾にかかる合意を交わしたと発表した。

合意は、①カフルタハーリーム町の諮問法議会が町内のすべての検問所をシャーム解放機構に引き渡すこと、②自治関連機関をシリア救国内閣に移管すること、③指名手配者を引き渡すこと、④人民抵抗連隊の結成を支援すること、を骨子とする。

AFP, November 6, 2019、ANHA, November 6, 2019、AP, November 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 6, 2019、Reuters, November 6, 2019、SANA, November 6, 2019、SOHR, November 6, 2019、UPI, November 6, 2019などをもとに作成。

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ラッカ県でトルコ軍・国民軍とシリア民主軍が激しく交戦、双方に30人弱の死者(2019年11月6日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、アイン・イーサー市近郊のシャルカラーク村一帯でトルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と激しく交戦した。

この戦闘で国民軍戦闘員17人、シリア民主軍戦闘員10人が死亡した。

AFP, November 6, 2019、ANHA, November 6, 2019、AP, November 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 6, 2019、Reuters, November 6, 2019、SANA, November 6, 2019、SOHR, November 6, 2019、UPI, November 6, 2019などをもとに作成。

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ロシア・シリア軍がシャーム解放機構などの支配下にあるアレッポ県、イドリブ県、ラタキア県を激しく爆撃し、7人が死亡、病院1棟が利用不能、ホワイト・ヘルメットの拠点が被弾(2019年11月6日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構などの支配下にあるサッハーラ村を爆撃し、子ども1人を含む7人が死亡した。


ロシア軍戦闘機はまた、シャンナーン村を爆撃、同地にあるイフラース病院が被弾し、利用不能となった。

一方、SANA(11月6日付)によると、反体制武装集団がアレッポ市のジュマイリーヤ地区、スィルヤーン地区、裁判所一帯を砲撃し、住民1人が死亡、8人が負傷した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機とシリア軍戦闘機がシャーム解放機構などの支配下にあるマアッルシューリーン村、マアッラト・ヌウマーン市森林地帯、ムシャイリファ村、ラカーヤー・サジュナ村、シャイフ・ムスタファー村、マアッラト・ハルマ村、カフルナブル市、ナビー・アイユーブ丘、タッル・マルディーフ村、バイニーン村、タッル・ナール村、マアッルズィーター村、ジスル・シュグール市、マルアンド村一帯、ハッルーズ村、ナージヤ村、シャイフ・スィンドヤーン村を爆撃した。

この爆撃で、ジスル・シュグール市にある旧国立病院が被弾した。この施設はホワイト・ヘルメットが拠点としていた。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(11月6日付)によると、マアッルシューリーン村に爆撃で3人が死亡した。

またシリア軍地上部隊も同地一帯を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがシャーム解放機構などの支配下にあるカッバーナ村一帯を爆撃、地上部隊が同地を砲撃した。

ロシア軍戦闘機も同地を爆撃した。

AFP, November 6, 2019、ANHA, November 6, 2019、AP, November 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 6, 2019、Reuters, November 6, 2019、SANA, November 6, 2019、SOHR, November 6, 2019、UPI, November 6, 2019などをもとに作成。

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トルコの諜報機関は占領下のアレッポ県北部でダーイシュのバグダーディー前指導者の妹を逮捕(2019年11月5日)

ロイター通信(11月5日付)は、トルコ政府の匿名高官の情報として、トルコの諜報機関(国家諜報機構(MİT))が4日、イドリブ県で米軍によって殺害されたダーイシュのアブー・バクル・バグダーディー前指導者の妹で、ダーイシュ・メンバーとして活動していたとされるラスミーヤ・イブラーヒーム・アウワード・バドリー氏を、トルコ占領下のアレッポ県アアザーズ市近郊で逮捕したと伝えた。

トルコ当局はまた、ラスミーヤ氏の夫、娘婿を逮捕した。

なお、ロイター通信はラスミーヤ氏と夫の写真を合わせて公開した。

AFP, November 5, 2019、ANHA, November 5, 2019、AP, November 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 5, 2019、Reuters, November 5, 2019、SANA, November 5, 2019、SOHR, November 5, 2019、UPI, November 5, 2019などをもとに作成。

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制憲委員会(憲法委員会)の小委員会が2日目の会合(2019年11月5日)

制憲委員会(憲法委員会)の小委員会が、ジュネーブの国連本部で2日目の会合を開いた。

SANA(11月5日付)によると、会合では、委員会で審議する議題についての協議が行われた。

AFP, November 5, 2019、ANHA, November 5, 2019、AP, November 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 5, 2019、Reuters, November 5, 2019、SANA, November 5, 2019、SOHR, November 5, 2019、UPI, November 5, 2019などをもとに作成。

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