シャーム解放機構が支配するイドリブ県東部で政府支配地域への住民の避難を認めるよう求める抗議デモ(2019年9月27日)

イドリブ県では、SANA(9月27日付)によると、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が、アブー・ズフール町に設置されている「人道回廊」を経由して反体制派支配地域からシリア政府支配地域に避難しようとする住民に向けて発砲・砲撃、これを阻止した。

反体制武装集団が住民の避難を阻止したのは15日連続。

一方、アブー・ズフール町東部では、シリア政府支配地域への住民の避難を認めるよう求める抗議デモが発生したという。

デモには、避難を求める女性が参加した。

AFP, September 27, 2019、ANHA, September 27, 2019、AP, September 27, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 27, 2019、Reuters, September 27, 2019、SANA, September 27, 2019、SOHR, September 27, 2019、UPI, September 27, 2019などをもとに作成。

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ルクバーン・キャンプ総務政治関係委員会は国連・シリア赤新月社との会談を拒否(2019年9月27日)

米国の占領下にあるヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)によってシリア政府支配地域と隔てられているヨルダン北東部のルクバーン・キャンプの総務政治関係委員会は声明を出し、人道支援のためにキャンプに入った国連およびシリア赤新月社の合同使節団との会談を拒否すると発表した。

会談拒否は今回が3回目で、シュクリー・シハーブ報道官によると、ロシアが国連の人道支援に乗じてキャンプを解体するとの噂を広めていることが理由だという。

AFP, September 27, 2019、ANHA, September 27, 2019、AP, September 27, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 27, 2019、Reuters, September 27, 2019、SANA, September 27, 2019、SOHR, September 27, 2019、UPI, September 27, 2019などをもとに作成。

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ジェフリー米国務省シリア問題担当特使「YPG主体のシリア民主軍のメンバーも制憲委員会(憲法委員会)に参加している(2019年9月27日)

ジェームズ・ジェフリー米国務省シリア問題担当特使は国連総会が開催されいている米ニューヨークで記者らの質問に応え、23日に設置が発表された制憲委員会(憲法委員会)のメンバーのなかに人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のメンバーも含まれており、委員会会合にシリア民主軍も参加することになると述べた。

ジェフリー特使によると、制憲委員会のメンバー150人のうち、ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表が選んだ市民社会代表50人のなかにシリア民主軍のメンバーも含まれているという。

ジェフリー特使はまた、シリア民主軍の参加に関して、トルコ側と長らく協議を続けてきたことを明らかにしたうえで、米国は政治的な対話が安定して行われること以外に、何らの政治的アジェンダも持っていないことを北・東シリア自治局支配地域のすべてのパートナーに確認したことを強調した。

ジェフリー特使はさらに、ロシアとアサド政権に対して憲法委員会に真摯に対応するよう圧力をかける必要があるとしたうえで、「2003年にイラクのさっだー無・フセイン政権が崩壊したときと同じように」、大統領選挙を国連安保理決議第2254号に沿って実施すべきだと述べた。

アラビーヤ・チャンネル(9月27日付)などが伝えた。

AFP, September 27, 2019、Alarabia, September 27, 2019、ANHA, September 27, 2019、AP, September 27, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 27, 2019、Reuters, September 27, 2019、SANA, September 27, 2019、SOHR, September 27, 2019、UPI, September 27, 2019などをもとに作成。

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イドリブ県、アレッポ県、ハマー県、ラタキア県でシリア軍と反体制武装集団の散発的戦闘続く(2019年9月27日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が一方的停戦を宣言してから27日目(爆撃を激化させてから148日目)を迎えた9月27日、シリア軍ヘリコプターが「樽爆弾」による爆撃を実施、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が各地で散発的に交戦した。

シリア・ロシア軍が緊張緩和地帯への攻撃を激化させた4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より2人(民間人0人、シリア軍兵士5人?、反体制武装集団戦闘員0人)多い4,162人となった。

内訳は、民間人1,066人(うち女性189人、子供264人)、シリア軍兵士1,419人、反体制武装集団戦闘員1,677人。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がカフルナブル市、ハザーリーン村、ファッティーラ村、ラカーヤー・サジュナ村、マアッラト・ハルマ村、マアッラト・ヌウマーン市、カフル・ウワイド村、ジャバーラー村、シャイフ・ムスタファー村、ヒーシュ村、カフルサジュナ村、ナキール村、タッフ村、タフターヤー村、ウライニバ村、ラカーヤー村を砲撃した。

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がザンマール町を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がハムラー村一帯でシリア軍を攻撃し、兵士複数人を殺傷した。

反体制武装集団はまた、ジューリーン村一帯のシリア軍戦車を攻撃、これを破壊した。

これに対して、シリア軍はマンスーラ村、アムキーヤ町、サルマーニーヤ村、フワイジャ村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがカッバーナ村一帯を「樽爆弾」で爆撃、地上部隊が同地を砲撃した。

AFP, September 27, 2019、ANHA, September 27, 2019、AP, September 27, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 27, 2019、Reuters, September 27, 2019、SANA, September 27, 2019、SOHR, September 27, 2019、UPI, September 27, 2019などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍が抗議デモの波及を阻止するためシリア政府支配地域の近くに部隊を派遣(2019年9月26日)

ダイル・ザウル県では、ジュルフ・ニュース(9月26日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がシリア政府支配下のフサイニーヤ町、ハトラ村、サーリヒーヤ村、タービヤト・ジャズィーラ村に面する地域に部隊を派遣した。

部隊派遣は、北・東シリア自治局の住民が27日金曜日に抗議デモを行い、シリア政府支配地域に入るのを阻止するため。

なお、20日には、北・東シリア自治局の住民が抗議デモを行い、シリア政府支配下のサーリヒーヤ村に進入するという事件が起きていた。

なお、シリア軍もこれに先だって約1,500人をフサイニーヤ町、ハトラ村、サーリヒーヤ村、タービヤト・ジャズィーラ村に展開している。

AFP, September 26, 2019、ANHA, September 26, 2019、AP, September 26, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 26, 2019、Jurf News, September 26, 2019、Reuters, September 26, 2019、SANA, September 26, 2019、SOHR, September 26, 2019、UPI, September 26, 2019などをもとに作成。

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ダーイシュがダイル・ザウル県でシリア軍拠点を襲撃(2019年9月26日)

ダイル・ザウル県では、ダイル・ザウル24(9月26日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がマヤーディーン市近郊、クーリーヤ市近郊、スバイハーン市近郊、アシャーラ市近郊、フライビシャ町近郊の砂漠地帯でシリア軍の拠点複数カ所を襲撃し、シリア軍兵士多数を殺傷した。

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ヒムス県では、バーディヤ24(9月26日付)によると、カルヤタイン市近郊の砂漠地帯で、パレスチナ人民兵組織のクドス旅団の車輌に仕掛けられていた爆弾が爆発し、民兵複数が死傷した。

AFP, September 26, 2019、ANHA, September 26, 2019、AP, September 26, 2019、al-Badiya 24, September 26, 2019、Dayr al-Zawr 24, 、al-Durar al-Shamiya, September 26, 2019、Reuters, September 26, 2019、SANA, September 26, 2019、SOHR, September 26, 2019、UPI, September 26, 2019などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県など北・東シリア自治区各所でYPG主体のシリア民主軍と米主導の有志連合が市民多数を拘束・連行(2019年9月26日)

ダイル・ザウル県では、ジュルフ・ニュース(9月26日付)によると、有志連合ヘリコプターが25日深夜から26日未明にかけて、スワル町近郊のジャースィミー村で空挺作戦を行い、3人を拘束、連行した。

これに関して、SANA(9月26日付)も、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が米主導の有志連合の航空支援を受けて、同村で強制捜査を行い、住民多数を拘束、連行したと伝えた。

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ハサカ県では、SANA(9月26日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、米主導の有志連合の航空支援を受けて、ラアス・アイン市で強制捜査を行い、住民多数を拘束、連行した。

また、SANAによると、有志連合を主導する米軍の貨物車輌数十台が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア軍に供与する武器・弾薬などを積んで、イラクからスィーマルカー国境通行所を経由して、シリア領内に入った。

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ラッカ県では、SANA(9月26日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、米主導の有志連合の航空支援を受けて、アイン・イーサー市で強制捜査を行い、住民多数を拘束、連行した。

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アレッポ県では、SANA(9月26日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、米主導の有志連合の航空支援を受けて、マンビジュ市で強制捜査を行い、住民多数を拘束、連行した。

AFP, September 26, 2019、ANHA, September 26, 2019、AP, September 26, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 26, 2019、Jurf News, September 26, 2019、Reuters, September 26, 2019、SANA, September 26, 2019、SOHR, September 26, 2019、UPI, September 26, 2019などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県北西部での爆発でヌールッディーン・ザンキー運動の司令官1人が負傷(2019年9月26日)

アレッポ県では、ANHA(9月26日付)によると、トルコ占領下のジンディールス町の商店近くでオートバイに仕掛けられていた爆弾が爆発した。

スマート・ニュース(9月26日付)によると、この爆発で、国民解放戦線に所属するヌールッディーン・ザンキー運動の司令官1人が負傷した。

AFP, September 26, 2019、ANHA, September 26, 2019、AP, September 26, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 26, 2019、Reuters, September 26, 2019、SANA, September 26, 2019、SMART News, September 26, 2019、SOHR, September 26, 2019、UPI, September 26, 2019などをもとに作成。

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シリア軍はアレッポ県南部で新興のアル=カーイダ系組織フッラースディーン機構と交戦(2019年9月26日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が一方的停戦を宣言してから26日目(爆撃を激化させてから147日目)を迎えた9月26日、シリア軍ヘリコプターが「樽爆弾」による爆撃を実施、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が各地で散発的に交戦した。

シリア・ロシア軍が緊張緩和地帯への攻撃を激化させた4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より5人(民間人0人、シリア軍兵士0人、反体制武装集団戦闘員2人?)多い4,160人となった。

内訳は、民間人1,066人(うち女性189人、子供264人)、シリア軍兵士1,414人、反体制武装集団戦闘員1,677人。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがカッバーナ村一帯を「樽爆弾」で爆撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がザンマール町一帯で新興のアル=カーイダ系組織の一つフッラースディーン機構と交戦、同地を砲撃した。

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イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(9月26日付)によると、トルコ軍の兵員輸送車11台を含む14台の車輌からなる車列が、カフルルースィーン村に設置された国境通行所を経由し、シリア領内に進入、トルコ軍部隊が留め置かれているマアッルハッタート村に向かった。

AFP, September 26, 2019、ANHA, September 26, 2019、AP, September 26, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 26, 2019、Reuters, September 26, 2019、SANA, September 26, 2019、SOHR, September 26, 2019、UPI, September 26, 2019などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県東グータ地方出身の女性活動家バヤーン・リーハーン氏らが制憲委員会(憲法委員会)を拒否する活動をSNS上で開始:「問題は憲法の紙面ではなくて、シリアの街で起きている」(2019年9月25日)

スマート・ニュース(9月25日付)は、複数の活動家が制憲委員会に異議を唱える活動をSNS上で開始したと伝えた。

ダマスカス郊外県東グータ地方出身の女性活動家バヤーン・リーハーン氏は「移行期統治機関(移行政府)を発足させる前に制憲委員会を設置することは、アサド体制に正統性を与え、世界に向けて彼が平和の担い手であると示すことになる。私たちはこうしたことを断固拒否する…。問題は憲法の紙面ではなくて、シリアの街で起きているのです」と力説した。

AFP, September 25, 2019、ANHA, September 25, 2019、AP, September 25, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 25, 2019、Reuters, September 25, 2019、SANA, September 25, 2019、SMART News, September 25, 2019、SOHR, September 25, 2019、UPI, September 25, 2019などをもとに作成。

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トルコの支援を受ける国民解放戦線所属組織幹部たちは制憲委員会(憲法委員会)を拒否、「革命は自由と尊厳と新世代創出のため」と主張(2019年9月25日)

トルコの支援を受ける国民解放戦線を主導する武装集団の一つでアル=カーイダの系譜を組むシャーム自由人イスラーム運動のジャービル・アリー・バーシャー総司令官(兼国民解放戦線司令評議会メンバー)は音声声明を出し、23日に発足が宣言された憲法委員会を拒否する姿勢を明示した。

バーシャー総司令官は「革命は憲法の改正や政府の改編などのために1日たりとも行われていない…。自由、尊厳、シリアの民にふさわしい未来を建設する新世代の創出のために革命は始まった」と主張した。

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同じく、国民解放戦線に所属するシャームの鷹旅団のアフマド・シャイフ(アブー・イーサー)司令官も声明を出し「犯罪集団のもとで憲法などない…。体制打倒以外の選択肢はない」とのべ、制憲委員会への拒否の姿勢を示した。

シャイフ司令官は「圧制者は憲法を尊重などしない…。彼らが自らが高らかに謳う成文化された憲法のもとで行動していたのなら、彼らに対して正義を訴える者の権利を虐げなかったろう…。だが、適用されず、実施されない憲法なのだ。憲法のもとで不正と抑圧を行う犯罪者どもにとって、現実離れしたロマンチックな書物以外の何ものでもないのだ」と非難した。

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さらに、国民解放戦線報道官で戦線に所属するヌールッディーン・ザンキー運動報道官でもあるアブドゥッサラーム・アブドゥッラッザーク氏はツイッターのアカウント(https://twitter.com/abdulslamabdul7/)、憲法委員会が「国民の権利を踏みにじり、犯罪殺人者バッシャールの罪を清算し、シリアの未来におけるパートナーとして奴を受け入れるためのものだ」と非難した。

アブドゥッラッザーク司令官は「制憲委員会は良くて、憲法を改正し、政権に正統性を与えて、占領下での次期選挙に参加させられるだけだ」と批判した。

https://twitter.com/abdulslamabdul7/status/1176472186133106689

AFP, September 25, 2019、ANHA, September 25, 2019、AP, September 25, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 25, 2019、Reuters, September 25, 2019、SANA, September 25, 2019、SOHR, September 25, 2019、UPI, September 25, 2019などをもとに作成。

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シリア・ムスリム同胞団は制憲委員会(憲法委員会)を「政治的衣装をまとった軍事的解決」と非難して拒否(2019年9月25日)

トルコで活動を続けるシリア・ムスリム同胞団はツイッターのアカウント(https://twitter.com/ikhwansyriaar)を通じて報道向け声明を発表し、23日に国連のアントニオ・グテーレス事務総長によって設置が宣言された制憲委員会(憲法委員会)を改めて拒否すると表明した。

声明で同胞団は「国連事務総長が制憲委員会設置を公式に宣言するなか、我々シリア・ムスリム同胞団は、委員会を拒否するとのこれまでの公式姿勢を改めて明確にする」としたうえで「シリアで今日起きていることは、政治的衣装をまとった軍事的解決の押しつけだ。我々が委員会を拒否しているのは、それが平和的な政治基盤のうえに成り立っていないと我々が完全に確信しているからだ。それは国際社会での諸決議を政治的にゆがめることで生まれたものだ」と非難した。

また「同胞団は発表された制憲委員会に何らのなを連ねていない…。問題の本質は憲法とか選挙とか、政府や議会でポストを得ることではなく、憲法を信じない抑圧的独裁体制にある」と強調した。

AFP, September 25, 2019、ANHA, September 25, 2019、AP, September 25, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 25, 2019、Reuters, September 25, 2019、SANA, September 25, 2019、SOHR, September 25, 2019、UPI, September 25, 2019などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍がハサカ県で市民4人を拉致・連行する一方、フール・キャンプからダーイシュの女性メンバー4人が脱走(2019年9月25日)

ハサカ県では、SANA(9月25日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるタッル・ハミース市近郊の小ハサウィーヤ村に人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が突入し、市民4人を拉致し、連行した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(9月25日付)によると、フール・キャンプからダーイシュ(イスラーム国)メンバーだった女性4人が脱走した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるウマル油田近くで、タンクローリーに仕掛けられていた爆弾が爆発した。

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アレッポ県では、アフリーン解放軍団が声明を出し、トルコ占領下のマーリア市近郊で23日に反体制武装集団の拠点を攻撃し、戦闘員1人を殺害したと発表した。
ANHA(9月25日付)が伝えた。

AFP, September 25, 2019、ANHA, September 25, 2019、AP, September 25, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 25, 2019、Reuters, September 25, 2019、SANA, September 25, 2019、SOHR, September 25, 2019、UPI, September 25, 2019などをもとに作成。

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シリア軍はラタキア県北東部を「樽爆弾」で爆撃、シャーム解放機構が主導する反体制派はアレッポ市を砲撃(2019年9月25日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が一方的停戦を宣言してから25日目(爆撃を激化させてから146日目)を迎えた9月25日、シリア軍ヘリコプターが「樽爆弾」による爆撃を実施、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が各地で散発的に交戦した。

シリア・ロシア軍が緊張緩和地帯への攻撃を激化させた4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日と同じ4,155人だった。

内訳は、民間人1,066人(うち女性189人、子供264人)、シリア軍兵士1,414人、反体制武装集団戦闘員1,675人。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターが、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団の支配下にあるカッバーナ村一帯を「樽爆弾」で爆撃した。

また地上部隊も同地を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がハーン・トゥーマーン村一帯、ジャズラーヤー村を砲撃した。

これに対して、反体制武装集団はシリア政府支配下のアレッポ市ハラブ・ジャディーダ地区を砲撃し、複数人が負傷した。

SANA(9月25日付)によると、反体制武装集団はまた、ハラブ・ジャディーダ地区だけでなく、ナイル通りを砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がマアッラト・ハルマ村、シャイフ・ムスタファー村、タッフ村を砲撃した。

また前日にシリア軍が進軍したタッル・ジャアファル村一帯では、シリア軍と反体制武装集団が砲撃戦を行った。

一方、シリアのアル=カーイダと目されているシャーム解放機構の治安部隊は、トルコのハタイ県に近いダーナー市でダーイシュ(イスラーム国)のメンバーと激しく交戦した。

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ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(9月25日付)によると、シリア軍部隊がサナマイン市で正体不明の武装集団と交戦し、1人が死亡、複数が負傷した。

また、HFL(9月26日付)によると、東ムライハ村の村長で和解委員会メンバーでもあるガーリブ・ズウビー氏が何者かに撃たれて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を42件(イドリブ県16件、ラタキア県10件、アレッポ県11件、ハマー県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を32件(イドリブ県12件、ラタキア県10件、アレッポ県4件、ハマー県6件)確認した。

AFP, September 25, 2019、ANHA, September 25, 2019、AP, September 25, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 25, 2019、HFL, September 25, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 25, 2019、Reuters, September 25, 2019、SANA, September 25, 2019、SOHR, September 25, 2019、UPI, September 25, 2019などをもとに作成。

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制憲委員会(憲法委員会)のメンバー150人の氏名、そして課題が明らかに(2019年9月24日)

国連のアントニオ・グテーレス事務総長が9月23日にニューヨークの国連本部で制憲委員会の設置が完了したと発表したのを受けて、親政府系、反政府系など各メディアは選出されたメンバーの氏名を公開、委員会の問題点について指摘した。

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制憲委員会(あるいは憲法委員会)は、2018年1月のロシアの避暑地ソチで開催されたシリア国民対話大会で設置合意され、ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表が委員150人の人選を調整していた。

150人のうち50人はシリア政府側代表、50人は反体制派側代表、50人は市民社会代表から構成されることが決まっていた。

制憲委員会メンバー氏名

ムドン(9月24日付)、『ワタン』(9月24日付)、ブローカー・プレス(9月24日付)、スマート・ニュース(9月23日付)などによると、委員に選出された150人の氏名は以下の通り:

シリア政府代表(50人)

1. アマル・フアード・ヤーズジー
2. イーマーン・ヤフヤー・ハムダーン
3. イーハーブ・シブリー・ハーミド
4. アフマド・ファールーク・ムハンマド・アルヌース
5. アフマド・ナビール・ムハンマド・ラフィーク・クズバリー
6. アシュワーク・アイユーブ・アッバース
7. アムジャド・ヤースィーン・イーサー
8. アニーサ・イブラーヒーム・アッブード
9. アイハム・アブドゥッラフマーン・ハウラーニー
10. バシール・スライマーン・ハルブーニー
11. トゥルキー・アズィーズ・ハサン
12. ジャーリヤ・シャイフ・アリー
13. ジャーンスィート・アドナーン・カーザーン
14. ジャマール・アブドゥッラッザーク・カーディリー
15. ジャミーラ・ムスリム・シュルバジー
16. ハサン・アブドゥッラー・アトラシュ
17. フサイン・ファウズィー・ファラフー
18. ハーリド・ハズアル・ハズアル
19. ハーリド・ムーサー・アッブード
20. ダーリーン・アブドゥッサラーム・スライマーン
21. ラーイダ・ヤースィーン・ワッカーフ
22. ラドワーン・イブラーヒーム・ムスタファー
23. リヤード・アリー・ターウーズ
24. ライムーン・サブラ・ヒラール
25. サイード・アブドゥルワヒード・ヌハイリー
26. シーリーン・アブドゥルアズィーズ・ユースフ
27. サフワーン・ムハンマド・カラビー
28. ターリブ・ムハンマド・カーディー・アミーン
29. タリーフ・アブドゥルマジード・クートゥルシュ
30. アブドゥルカーディル・ウマル・カバラーン
31. アブドゥルカーディル・ムハンマド・シャアバーン・アズーズ
32. アブドゥッラー・ムハンマド・サイイド
33. イーサー・マッドゥッラー・マフール
34. ガッサーン・スライマーン・アッバース
35. ファフド・アフマド・アダウィー
36. ムハンマド・アクラム・タイスィール・アジュラーニー
37. ムハンマド・バラー・アフマド・ラシュディー・カーティルジー
38. ムハンマド・ハイル・アフマド・アッカーム
39. ムハンマド・ハイル・ファーリス・クナイヒル
40. ムハンマド・イサーム・アフマド・ハズィーミー
41. ムハンマド・アラー・ムハンマド・マフジューブ・ティーナーウィー
42. ムハンマド・マーヒル・アブドゥッラー・アラビー
43. ムハンマド・マーヒル・マフムード・カバーキビー
44. マハー・ムハンマド・アリー・ウジャイリー
45. ムーサー・イルヤーン・アブドゥンヌール
46. マウイド・ムハンマド・ナースィル
47. ニザール・サーディク・サドカニー
48. ニザール・アリー・スカイフ
49. ヌーラー・マールディールース・アリースィヤーン
50. ハイサム・ハサン・タース

反体制派代表(50人)

1. イブラーヒーム・ジャバーウィー(最高交渉委員会、南部中央作戦司令室報道官、准将)
2. バッシャール・ズウビー(最高交渉委員会、南部戦線司令官)
3. バッシャール・ハーッジ・アリー(メディア活動家)
4. ハサン・ハリーリー(医師)
5. ハサン・ウバイド
6. ムハンマド・ヤースィル・ダルワーン(イスラーム軍元政治局長)
7. ムハンマド・ヌーリー・アフマド
8. アブドゥルバースィト・アブドゥッラティーフ(シリア革命反体制勢力国民連立、暫定内閣)
9. ユースフ・カッドゥーラ
10. ヤフヤー・アズィーズ
11. ヤフヤー・アリーディー(最高交渉委員会報道官)
12. ウンス・アブダ(シリア革命反体制勢力国民連立元代表)
13. イリヤス・ムフリジュ(最高交渉委員会)
14. バドル・ジャームース(シリア革命反体制勢力国民連立副代表)
15. バスマ・カドマーニー(無所属)
16. ディーマー・ムーサー(シリア革命反体制勢力国民連立副代表)
17. リヤード・ハサン(シリア革命反体制勢力国民連立)
18. ハウワース・サアドゥーン(シリア・クルド国民評議会)
19. アブドゥルアハド・アスティーフー(シリア革命反体制勢力国民連立元代表)
20. ハーディー・バフラ(シリア革命反体制勢力国民連立元代表)
21. ヒシャーム・ムルーワ(シリア革命反体制勢力国民連立元副代表)
22. ハイサム・ラフマ(シリア革命反体制勢力国民連立)
23. ヤースィル・ファルハーン(シリア革命反体制勢力国民連立)
24. ヤースィル・ハミース
25. アブドゥルマジード・アブドゥルマジード
26. ウルーブ・ミスリー(モスクワ・プラットフォーム)
27. アフマド・フドル
28. アフマド・アスラーウィー
29. ジャマール・スライマーン(最高交渉委員会、カイロ・プラットフォーム)
30. フィラース・ハーリディー(最高交渉委員会)
31. カースィム・ダルウィーシュ
32. アフマド・アフマル
33. アンマール・ナッハース(最高交渉委員会)
34. アシュタール・マフムード(モスクワ・プラットフォーム)
35. ユースフ・サルマーン(最高交渉委員会)
36. ムハンナド・ドゥライカーン(最高交渉委員会)
37. サーミー・バイティンジャーナ(モスクワ・プラットフォーム)
38. カーミーラーン・ハーッジュー(シリア・クルド国民評議会)
39. ヒンダーウィー・アブー・アラブ(最高交渉委員会)
40. マラフ・バカーイー(最高交渉委員会)
41. ターリク・クルディー(最高交渉委員会)
42. アワド・アリー(離反警官)
43. ニブラース・ファーディル(元大統領付経済顧問)
44. マフムード・アトゥール
45. カブリーイル・クーリーヤ(アッシリア民主機構)
46. ムハンマド・ラシード
47. サフワーン・アッカーシュ(最高交渉委員会)
48. イドワール・ハシューワ
49. ムハンマド・アリー・サーイグ
50. ムハンマド・サアディー

市民社会代表(50人)

1. ハーディヤ・カーウカジー
2. ハラー・ナウーム・ナフマ
3 イサーム・タクルーリー
4. ダッハーム・アフマド・ハーディー
5. イーマーン・シャフード
6 イサーム・ザイバク
7. ハーズィム・ファスィーフ・アッシー
8. ドゥルスィーン・フサイン・ウースカーン
9. アンサーフ・ハマド
10. アナーム・イブラーヒーム・ナイユーフ
11. ジャーフィヤ・アリー
12. イブラーヒーム・ダッラージー
13. バフジャト・ハッジャール
14. ジョルジュ・イリヤース・シャムウーン
15 ハイサム・ムハンマド・マフルース・ハサン
16 アッブード・サッラージュ
17. アフマド・ターリブ・クルディー
18. アブドゥルアハド・サムアーン・ハージュー
19. ラバー・アブドゥルマスィーフ・ミールザー
20 アリー・ムハンマド・アスアド
21. アリー・アフマド・アッバース
22. ウンス・ガサーン・ズライア
23. サービル・アリー・バッルール
24. ジャマーナ・カッドゥール
25. ハーリド・アドワーン・フルウ
26. ムハンマド・ガッサーン・カラーア
27. ムハンマド・マーヒル・カバーキービー
28. スライマーン・アブドゥッラー・カルファーン
29. マイス・ナーイフ・クライディー
30. サミーラ・ムバイヤド
31. スーニヤー・ムハンマド・サイード・ハラビー
32. スーマル・ムニール・サーリフ
33. サマル・ジョルジュ・ドゥユーブ
34. ライーファ・サミーア
35 ウマル・アブドゥルアズィーズ・ハッラージュ
36. ラグダー・ザイダーン
37. スバーフ・ハッラーク
38. ラシャー・ユーヌス・ラフラフ
39. ムーサー・ハリール・ミトリー
40. ナーイル・ジルジス
41. ムナー・ジュンディー
42. ムナー・ファドルッラー・ウバイド
43. ムナー・アスビールー・サッルーム
44. マムドゥーフ・タッハーン
45. ムナー・ハイティー
46. マーズィン・ガリーバ
47. マーズィン・ダルウィーシュ
48. イーラーフ・ヤースィーン
49. ムハンマド・ハイル・アイユーブ
50. カーイク・クワイジャ

制憲委員会の課題

委員会は数週間以内にスイスのジュネーブで開催されるという会合で、共同議長(シリア政府側1人、反体制派側1人)、憲法草案を準備する小委員会45人を選出し、議事を進行する予定で、採決は合議制(4分の3以上の賛成によって可決)となる見込み。

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なお、『シャルク・アウサト』(9月24日付)によると、制憲委員会のメンバー150人は、9月16日のトルコの首都アンカラでのロシア・イラン・トルコ首脳会談の前には確定していたが、国連安保理決議第2254号に沿った動きであることを強調するために、グテーレス事務総長が国連総会に合わせて設置を宣言するかたちをとったという。

なお、委員会の運営方法については、シリア政府、反体制派の間で合意は成立していない。

国連安保理決議第2254号の規定に従った日程で、新憲法起草、国連監視下での自由で公正な選挙の実施を実現しようとする動きはあるが、憲法をめぐる協議に関して、シリア政府は現行憲法(2012年)を評価することから始めることを主張しているのに対して、反体制派は1954年憲法をもとに新たな憲法を起草することを求めている。

その一方、シリア北東部を実効支配する北・東シリア自治局はこの政治プロセスから完全に排除されている。

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制憲委員会の委員に選ばれた最高交渉委員会メンバーの1人イブラーヒーム・ジャバーウィー准将がスマート・ニュース(9月23日付)に明らかにしたところによると、委員会の人選は、シリア政府がサーム・ダッラ氏、サーミー・ハイミー氏、スライマーン・カルファーン氏が反体制寄だとして、委員となることに難色を示していたことで難航していたという。

AFP, September 24, 2019、ANHA, September 24, 2019、AP, September 24, 2019、BrokarPress, September 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 24, 2019、al-Mudun, September 24, 2019、Reuters, September 24, 2019、SANA, September 24, 2019、al-Sharq al-Awsat, September 24, 2019、SMART News, September 23, 2019、SOHR, September 24, 2019、UPI, September 24, 2019、al-Watan, September 24, 2019などをもとに作成。

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反体制派(最高交渉委員会)代表のハリーリー氏「制憲委員会設置は誰も拒否できないシリア国民の勝利」(2019年9月24日)

最高交渉委員会のナスル・ハリーリー代表は、ムドゥン(9月24日付)の取材に応じ、そのなかで23日のアントニオ・グテーレス国連事務総長による制憲委員会設置完了宣言に関して「シリア国民の勝利、真の成果、国連安保理決議第2254号の一環だ。誰もこれを拒否などできない」と絶賛した。

ハリーリー代表はまた「戦いは依然として長く続く。政権によって反故とされる可能性もある。我々が現時点で実現したのは、国連安保理決議第2254号が憲法の扉であって、軍事、あるいは外国の干渉の扉ではないことに合意したことだ…。この路線から逸脱しようとするあらゆる試みを反体制派は拒否する」と強調した。

AFP, September 24, 2019、ANHA, September 24, 2019、AP, September 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 24, 2019、al-Mudun, September 24, 2019、Reuters, September 24, 2019、SANA, September 24, 2019、SOHR, September 24, 2019、UPI, September 24, 2019などをもとに作成。

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米主導の有志連合ヘリコプター複数機がYPG主体のシリア民主軍とともにダイル・ザウル県で空挺作戦を実施し、ダーイシュ・メンバーと思われる国内避難民(IDPs)1人を殺害(2019年9月24日)

ダイル・ザウル県では、DPN(9月24日付)は、米主導の有志連合ヘリコプター複数機が23日深夜から24日未明にかけて、ザッル村で空挺作戦を敢行、ダーイシュ(イスラーム国)メンバーと思われる国内避難民(IDPs)1人を殺害した。

作戦では人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍部隊がザッル村内の民家1件を急襲した。

AFP, September 24, 2019、ANHA, September 24, 2019、AP, September 24, 2019、DPN, September 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 24, 2019、Reuters, September 24, 2019、SANA, September 24, 2019、SOHR, September 24, 2019、UPI, September 24, 2019などをもとに作成。

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ハサカ県シャッダーディー市でオートバイ使用・持ち込み禁止令に反対するデモが反シリア民主軍デモに発展(2019年9月24日)

ハサカ県では、SANA(9月24日付)によると、北・東シリア自治局支配下のシャッダーディー市で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の市民に対する虐待行為や反対に抗議するデモが行われ、多くの住民が参加、また市内の商店がストライキを行った。

デモ参加者は、シリア民主軍の市内からの退去を求め、その進入を阻止するために市の南側の入り口でタイヤを燃やすなどして道路を封鎖した。


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ザマーン・ワスル(9月24日付)によると、デモは、市内でのオートバイ使用・持ち込み禁止令や、市内のパン製造所のシリア民主軍専用施設への転用といった最近の決定に抗議して市内のオートバイ販売店の店主ら数十人が午前9:30から座り込みを開始したことがきっかけとなった。

デモ参加者はタイヤを焼くなどして道路を封鎖し、有志連合の車列の通行を阻止、ドゥラル・シャーミーヤ(9月24日付)によると、参加者は、シリア民主軍による徴兵に拒否の姿勢を示したという。

その後、10:45頃にシリア民主軍が介入し、デモ参加者と協議、オートバイ使用・持ち込み令と市内のパン製造所をシリア民主軍専用施設に転用する決定を見直すことを約束、道路封鎖を解除した。

スマート・ニュース(9月24日付)によると、デモ参加者との交渉にあたったのは、内務治安部隊(アサーイシュ)の緊急対応部隊(Hevalno Asayîşe Rojava、HAT)の幹部。

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しかし、ハーブール(9月24日付)は、シリア民主軍がデモ参加者を包囲、実弾を発砲して強制排除したと伝えた。

AFP, September 24, 2019、ANHA, September 24, 2019、AP, September 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 24, 2019、al-Khabur, September 24, 2019、Reuters, September 24, 2019、SANA, September 24, 2019、SMART News, September 23, 2019、SOHR, September 24, 2019、UPI, September 24, 2019などをもとに作成。

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アレッポ県北部のトルコ占領地域で爆発が相次ぎ、5人死亡(2019年9月24日)

アレッポ県では、ANHA(9月24日付)によると、トルコ占領下のアフリーン市近郊のジンディールス町のヤラーンクーズィー通りでも大きな爆発が発生し、5人が死亡、12人が負傷した。

またアアザーズ市近郊のアフタリーン市で車に仕掛けられた爆弾が爆発した。

AFP, September 24, 2019、ANHA, September 24, 2019、AP, September 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 24, 2019、Reuters, September 24, 2019、SANA, September 24, 2019、SOHR, September 24, 2019、UPI, September 24, 2019などをもとに作成。

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シリア軍がイドリブ県ハーン・シャイフーン市北東部で反体制派と交戦し、拠点複数カ所を制圧(2019年9月24日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が一方的停戦を宣言してから24日目(爆撃を激化させてから145日目)を迎えた9月24日、シリア軍ヘリコプターが「樽爆弾」による爆撃を実施、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が各地で散発的に交戦した。

シリア・ロシア軍が緊張緩和地帯への攻撃を激化させた4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より1人?(民間人0人、シリア軍兵士4人、反体制武装集団戦闘員2人)多い4,155人?となった。

内訳は、民間人1,066人(うち女性189人、子供264人)、シリア軍兵士1,414人、反体制武装集団戦闘員1,675人。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがカッバーナ村一帯を「樽爆弾」で爆撃、地上部隊がカッバーナ村一帯を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がアブー・ズフール町西部一帯、放棄された大隊基地、カフルサジュナ村、マアッラト・ハルマ村、シャイフ・ムスタファー村、ラカーヤー村を砲撃、ハーン・シャイフーン市北東のタッル・ジャアファル村丘一帯で反体制武装集団と交戦、拠点複数カ所を制圧した。

これに対して、反体制武装集団がマダーヤー町一帯のシリア軍部隊を砲撃した。

また、トルコ軍の車列がカフルルースィーン村に設置された通行所からシリア領内に入り、トルコ軍部隊が留め置かれているマアッル・ハッタート村に物資を届けた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がサルマーニーヤ村一帯、マシーク村一帯を砲撃した。

AFP, September 24, 2019、ANHA, September 24, 2019、AP, September 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 24, 2019、Reuters, September 24, 2019、SANA, September 24, 2019、SOHR, September 24, 2019、UPI, September 24, 2019などをもとに作成。

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グテーレス国連事務総長はシリア制憲委員会(憲法委員会)の設置が完了したと発表(2019年9月23日)

国連のアントニオ・グテーレス事務総長はニューヨークの国連本部での記者会見で、制憲委員会の設置が完了したと発表した。

制憲委員会(あるいは憲法委員会)は、2018年1月のロシアの避暑地ソチで開催されたシリア国民対話大会で設置合意され、ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表が委員150人の人選を調整していた。

150人のうち50人はシリア政府側代表、50人は反体制派側代表、50人はペデルセン氏選出枠(市民社会代表)に配分されることが決まっていた。

グテーレス事務総長によると、制憲委員会は数週間以内にスイスのジュネーブで初会合が開かれる予定だが、具体的な日程については明言しなかった。

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制憲委員会の委員に選ばれた最高交渉委員会メンバーの1人イブラーヒーム・ジャバーウィー准将がスマート・ニュース(9月23日付)に明らかにしたところによると、委員会の人選は、シリア政府が市民社会代表枠のサーム・ダッラ氏、サーミー・ハイミー氏、スライマーン・カルファーン氏が反体制派寄りだという理由で委員となることに難色を示していたことで難航していたという。

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なお、スマート・ニュースによると反体制派側の委員50人は以下の通り:

1. イブラーヒーム・ジャバーウィー(最高交渉委員会、南部中央作戦司令室報道官、准将)
2. バッシャール・ズウビー(最高交渉委員会、南部戦線司令官)
3. バッシャール・ハーッジ・アリー(メディア活動家)
4. ハサン・ハリーリー(医師)
5. ハサン・ウバイド
6. ムハンマド・ヤースィル・ダルワーン(イスラーム軍元政治局長)
7. ムハンマド・ヌーリー・アフマド
8. アブドゥルバースィト・アブドゥッラティーフ(シリア革命反体制勢力国民連立、暫定内閣)
9. ユースフ・カッドゥーラ
10. ヤフヤー・アズィーズ
11. ヤフヤー・アリーディー(最高交渉委員会報道官)
12. ウンス・アブダ(シリア革命反体制勢力国民連立元代表)
13. イリヤス・ムフリジュ(最高交渉委員会)
14. バドル・ジャームース(シリア革命反体制勢力国民連立副代表)
15. バスマ・カドマーニー(無所属)
16. ディーマー・ムーサー(シリア革命反体制勢力国民連立副代表)
17. リヤード・ハサン(シリア革命反体制勢力国民連立)
18. ハウワース・サアドゥーン(シリア・クルド国民評議会)
19. アブドゥルアハド・アスティーフー(シリア革命反体制勢力国民連立元代表)
20. ハーディー・バフラ(シリア革命反体制勢力国民連立元代表)
21. ヒシャーム・ムルーワ(シリア革命反体制勢力国民連立元副代表)
22. ハイサム・ラフマ(シリア革命反体制勢力国民連立)
23. ヤースィル・ファルハーン(シリア革命反体制勢力国民連立)
24. ヤースィル・ハミース
25. アブドゥルマジード・アブドゥルマジード
26. ウルーブ・ミスリー(モスクワ・プラットフォーム)
27. アフマド・フドル
28. アフマド・アスラーウィー
29. ジャマール・スライマーン(最高交渉委員会、カイロ・プラットフォーム)
30. フィラース・ハーリディー(最高交渉委員会)
31. カースィム・ダルウィーシュ
32. アフマド・アフマル
33. アンマール・ナッハース(最高交渉委員会)
34. アシュタール・マフムード(モスクワ・プラットフォーム)
35. ユースフ・サルマーン(最高交渉委員会)
36. ムハンナド・ドゥライカーン(最高交渉委員会)
37. サーミー・バイティンジャーナ(モスクワ・プラットフォーム)
38. カーミーラーン・ハーッジュー(シリア・クルド国民評議会)
39. ヒンダーウィー・アブー・アラブ(最高交渉委員会)
40. マラフ・バカーイー(最高交渉委員会)
41. ターリク・クルディー(最高交渉委員会)
42. アワド・アリー(離反警官)
43. ニブラース・ファーディル(元大統領付経済顧問)
44. マフムード・アトゥール
45. カブリーイル・クーリーヤ(アッシリア民主機構)
46. ムハンマド・ラシード
47. サフワーン・アッカーシュ(最高交渉委員会)
48. イドワール・ハシューワ
49. ムハンマド・アリー・サーイグ
50. ムハンマド・サアディー

AFP, September 23, 2019、ANHA, September 23, 2019、AP, September 23, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 23, 2019、Reuters, September 23, 2019、SANA, September 23, 2019、SMART News, September 23, 2019、SOHR, September 23, 2019、UPI, September 23, 2019などをもとに作成。

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ダーイシュがヒムス県東部でシリア・ロシア軍の部隊を攻撃し、15人を殺害したと発表(2019年9月23日)

ヒムス県では、ダーイシュ(イスラーム国)に近いアアマーク通信(9月23日付)によると、ダーイシュがスフナ市北の砂漠地帯でシリア・ロシア軍の部隊を攻撃し、15人を殺害した。

AFP, September 23, 2019、ANHA, September 23, 2019、AP, September 23, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 23, 2019、Reuters, September 23, 2019、SANA, September 23, 2019、SOHR, September 23, 2019、UPI, September 23, 2019などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はハサカ市で老人を撲殺(2019年9月23日)

ハサカ県では、SANA(9月23日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がハサカ市ヌシューワ地区で78歳の男性老人をひもで縛ったまま、殴打し、殺害した。

AFP, September 23, 2019、ANHA, September 23, 2019、AP, September 23, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 23, 2019、Reuters, September 23, 2019、SANA, September 23, 2019、SOHR, September 23, 2019、UPI, September 23, 2019などをもとに作成。

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シリア軍ヘリコプターが「樽爆弾」による爆撃を再開、シャーム解放機構などが活動を続けるラタキア県北東部を狙う(2019年9月23日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が一方的停戦を宣言してから23日目(爆撃を激化させてから144日目)を迎えた9月23日、シリア軍ヘリコプターが「樽爆弾」による爆撃を再開、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が各地で散発的に交戦した。

シリア・ロシア軍が緊張緩和地帯への攻撃を激化させた4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より2人(民間人1人、シリア軍兵士1人、反体制武装集団戦闘員0人)多い4,149人となった。

内訳は、民間人1,066人(うち女性189人、子供264人)、シリア軍兵士1,410人、反体制武装集団戦闘員1,673人。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の支配下にあるカッバーナ村一帯を「樽爆弾」で爆撃、地上部隊も同地を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊が県南部、西部の反体制派支配地域を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊が県東部の放棄された大隊基地一帯、マアッラト・ヌウマーン市、ダイル・シャルキー村、バルサ村、マアッラト・スィーン村、ナキール村、マアッラト・ハルマ村、ラカーヤー村、シャイフ・ムスタファー村、マアッルズィーター村を砲撃した。

これに対して、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団は、マダーヤー村一帯のシリア軍拠点を砲撃した。

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ダルアー県では、HFL(9月23日付)によると、ムザイリーブ町入り口で第4師団の兵士1人が何者かに撃たれて死亡した。

また、ジッリーン村とサフム・ジャウラーン村を結ぶ街道でも第4師団の兵士1人が何者かの襲撃を受けて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を35件(イドリブ県14件、ラタキア県9件、アレッポ県9件、ハマー県3件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を29件(イドリブ県7件、ラタキア県11件、アレッポ県4件、ハマー県7件)確認した。

AFP, September 23, 2019、ANHA, September 23, 2019、AP, September 23, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 23, 2019、HFL, September 23, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 23, 2019、Reuters, September 23, 2019、SANA, September 23, 2019、SOHR, September 23, 2019、UPI, September 23, 2019などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県バイト・サフム市でトルコ占領下のシリア北部から帰村したばかりのシャーム自由人イスラーム運動元司令官が逮捕(2019年9月22日)

サウト・アースィマ(9月22日付)は、軍事情報局パレスチナ課がダマスカス郊外県バイト・サフム市で、シャーム自由人イスラーム運動の元司令官のアブー・ムハンマド・ガーリブ氏を逮捕したと伝えた。

ガーリブ氏は、ダマスカス郊外県がシリア政府の支配下に復帰する直前に、政府との和解を拒否してトルコ占領下のシリア北部に退去していたが、数日前に帰村した。

AFP, September 22, 2019、ANHA, September 22, 2019、AP, September 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 22, 2019、Reuters, September 22, 2019、SANA, September 22, 2019、Sawt al-‘Asima, September 22, 2019、SOHR, September 22, 2019、UPI, September 22, 2019などをもとに作成。

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ラッカ県内の北・東シリア自治局支配地域で、シリア政府支配地域に原油を運ぼうとしていたタンクローリーの車列が襲撃される(2019年9月22日)

ラッカ県では、ジュルフ・ニュース(9月22日付)によると、正体不明の武装集団が、北・東シリア自治局の支配下にある県西部の街道で、シリア政府支配地域に原油を運ぼうとしていたタンクローリーの車列を襲撃し、多数が破壊された。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(9月22日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が県西部のラサーファ砂漠でシリア軍と交戦、兵士2人が死亡、3人が負傷した。

AFP, September 22, 2019、ANHA, September 22, 2019、AP, September 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 22, 2019、Jurf News, September 22, 2019、Reuters, September 22, 2019、SANA, September 22, 2019、SOHR, September 22, 2019、UPI, September 22, 2019などをもとに作成。

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米軍の貨物車輌175台がYPG主体のシリア軍に供与する武器・弾薬などを積んでイラクからシリアへ(2019年9月22日)

ハサカ県では、SANA(9月22日付)によると、有志連合を主導する米軍の貨物車輌175台が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア軍に供与する武器・弾薬などを積んで、イラクからスィーマルカー国境通行所を経由して、シリア領内に入った。

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アレッポ県では、ANHA(9月22日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマーリキーヤ村、シャワーリガ村、シャワーリガ砦(いずれもシャッラー村一帯)を砲撃した。

AFP, September 22, 2019、ANHA, September 22, 2019、AP, September 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 22, 2019、Reuters, September 22, 2019、SANA, September 22, 2019、SOHR, September 22, 2019、UPI, September 22, 2019などをもとに作成。

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アレッポ市近郊でシリア軍と反体制武装集団が激しい砲撃戦(2019年9月22日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が一方的停戦を宣言してから22日目(爆撃を激化させてから143日目)を迎えた9月22日、シリア・ロシア軍は爆撃を実施しなかったが、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の散発的な戦闘は続いた。

シリア・ロシア軍が緊張緩和地帯への攻撃を激化させた4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より2人?(民間人0人、シリア軍兵士1人?、反体制武装集団戦闘員0人)多い4,147人となった。

内訳は、民間人1,065人(うち女性189人、子供264人)、シリア軍兵士1,409人、反体制武装集団戦闘員1,673人。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がカフル・ウワイド村、カフルサジュナ村、マアッルズィーター村、ハーッス村、マアッラト・ハルマ村、ラカーヤー村、アブー・ズフール町一帯を砲撃した。

これに対して、反体制武装集団はマダーヤー村一帯のシリア軍拠点を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(9月22日付)によると、反体制武装集団がアレッポ市ラーシディーン地区、ライラムーン地区、サビール地区、ラームーサ地区、シャイフ・ナッジャール市(工業団地地区)、カフルハムラ村を砲撃した。

シリア軍がサビール地区に部隊を派遣し、イドリブ県のカフル・ウワイド村への砲撃を開始したのを受けた反撃だという。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がカフルハムラ村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がフワイズ村を砲撃した。

これに対して、反体制武装集団はカルカート村一帯でシリア軍士官(少尉)1人を狙撃し、殺害した。

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スワイダー県では、HFL(9月22日付)によると、ダーラ村とサカーカー村を結ぶ街道に仕掛けられていた爆弾が爆発し、第52機械化旅団の車輌が巻き込まれ、複数の兵士が死傷した。

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ダルアー県では、HFL(9月23日付)によると、ブスル・ハリール市とイズラア市を結ぶ街道では、第5師団所属の大佐が乗った車が即席爆弾の爆発に巻き込まれ、この大佐を含む2人が負傷した。

AFP, September 22, 2019、ANHA, September 22, 2019、AP, September 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 22, 2019、HFL, September 22, 2019、September 23, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 22, 2019、Reuters, September 22, 2019、SANA, September 22, 2019、SOHR, September 22, 2019、UPI, September 22, 2019などをもとに作成。

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トルコ占領下のアフリーン市内で、国防軍の戦闘員どうしが撃ち合いとなり、ダマスカス郊外県東グータ地方出身の少年1人が巻き添えとなり死亡(2019年9月21日)

アレッポ県では、グータ・メディア・センター(9月22日付)によると、トルコ占領下のアフリーン市内のジンディールス通りで、国防軍の戦闘員どうしが撃ち合いとなり、ダマスカス郊外県東グータ地方出身の少年1人が巻き添えとなり死亡した。

一方、ANHA(9月21日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市およびその一帯(シャッラー村一帯)を砲撃した。

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ダイル・ザウル県では、ジュルフ・ニュース(9月21日付)によると、スワイダーン・ジャズィーラ村で何者かが人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍を襲撃、2人を殺害した。

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ハーブール(9月21日付)は、シリア民主軍を主導する人民防衛隊(YPG)が最近になって、カーミシュリー市西のハーティミーヤ村の農地を接収、アラブ系住民に対して同地からただちに立ち退くよう要請していると伝えた。

AFP, September 21, 2019、ANHA, September 21, 2019、AP, September 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 21, 2019、Ghuta Media Center, September 22, 2019、Jurf News, September 21, 2019、al-Khabur, September 21, 2019、Reuters, September 21, 2019、SANA, September 21, 2019、SOHR, September 21, 2019、UPI, September 21, 2019などをもとに作成。

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イドリブ県などでシリア軍と反体制派が散発的に交戦(2019年9月21日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が一方的停戦を宣言してから21日目(爆撃を激化させてから142日目)を迎えた9月21日、シリア・ロシア軍は爆撃を実施しなかったが、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の散発的な戦闘は続いた。

シリア・ロシア軍が緊張緩和地帯への攻撃を激化させた4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日と同じ4,145人だった。

内訳は、民間人1,055人(うち女性189人、子供264人)、シリア軍兵士1,408人、反体制武装集団戦闘員1,673人。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がカフルルーマー村、カンスフラ村、スフーフン村、ファッティーラ村、カフル・ウワイド村、マアッルズィーター村、マアッラト・ハルマ村、ヒーシュ村、カフルサジュナ村、カフルナブル市、シャイフ・ダーミス村、ルブア・ジャウズ村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がズィヤーラ町、ダクマーク村、ザクーム村、アンカーウィー村、ヒルバト・ナークース村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がハーン・トゥーマーン村、マンスーラ村、アレッポ市科学研究センター一帯を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団がシャルフ砦のシリア軍拠点を砲撃、これに対してシリア軍地上部隊もカッバーナ村一帯、ハッダーダ村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を34件(イドリブ県14件、ラタキア県7件、アレッポ県7件、ハマー県6件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を23件(イドリブ県13件、ラタキア県6件、アレッポ県1件、ハマー県3件)確認した。

AFP, September 21, 2019、ANHA, September 21, 2019、AP, September 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 21, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 21, 2019、Reuters, September 21, 2019、SANA, September 21, 2019、SOHR, September 21, 2019、UPI, September 21, 2019などをもとに作成。

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