新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・タウヒードはS-200、S-300が配備されているハマー県のロシア軍基地を攻撃したと発表(2019年7月22日)

新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・タウヒード(「信者を煽れ」作戦司令室所属)はテレグラムを通じて、ハマー県ミスヤーフ市北西にあるロシア軍基地を砲撃したと発表した。

アンサール・タウヒードによると、砲撃は、ミスヤーフ市の「シャッビーハの本部複数カ所」に対しても行われたという。

これに関して、ドゥラル・シャーミーヤ(7月22日付)は複数の地元筋の話として、「シリア革命」開始以降初めて、ロシア軍が掌握するミスヤーフ市北東の防空中隊(S-200およびS-300ミサイル防空システムの拠点)が標的となったと伝えた。

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一方、トルコの後援を受ける国民解放戦線は、シリア・ロシア軍の攻撃への報復として、ハマー県北部のシリア軍拠点複数カ所、ハマー市北部のハマー航空基地を重点的に砲撃したと発表した。

AFP, July 22, 2019、ANHA, July 22, 2019、AP, July 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 22, 2019、Reuters, July 22, 2019、SANA, July 22, 2019、SOHR, July 22, 2019、UPI, July 22, 2019などをもとに作成。

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シャーム解放機構は反体制派支配地域に米国製の最新トンネル掘削用機器多数を持ち込むとともに、アラブ人技術者も潜入(2019年7月22日)

スプートニク・ニュース(7月22日付)は、複数の地元筋およびメディア筋の話として、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構(旧シャームの民のヌスラ戦線)が、トルコ領内から米国製の最新トンネル掘削用機器多数をシリア国内の反体制派支配地域に持ち込むとともに、アラブ人国籍の建設・地理関連の技術者多数がこれらの機器とともにシリア領内に入ったと伝えた。

同筋によると、機器と技術者たちのシリア入りは、サウジアラビア人説教師で、シャーム解放機構、シャーム自由人イスラーム運動などのアル=カーイダ系組織に近い、元シャーム解放機構幹部の自称「無所属戦闘員」アブドゥッラー・ムハイスィニー氏の監督のもとに行われ、シリア・ロシア軍の攻撃が続いているイドリブ県のハーン・シャイフーン市、ハマー県のカフルズィーター市、ラターミナ町、ガーブ平原などに配備され、トンネルの掘削や陣地の建設が進められる模様だという。

AFP, July 22, 2019、ANHA, July 22, 2019、AP, July 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 22, 2019、Reuters, July 22, 2019、SANA, July 22, 2019、SOHR, July 22, 2019、UPI, July 22, 2019などをもとに作成。

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反体制武装集団はシリア政府支配地域各所を砲撃、ハマー県とアレッポ県で市民14人が死亡(2019年7月22日)

ハマー県では、SANA(7月22日付)、シリア人権監視団によると、イドリブ県フバイト村一帯で活動を続ける反体制武装集団がシリア政府支配下のナーウール・ジューリーン村、スカイラビーヤ市を砲撃し、女児2人を含む市民7人が死亡、多数が負傷した(シリア人権監視団によると、死亡したのは6人)。

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アレッポ県では、SANA(7月22日付)やシリア人権監視団によると、アレッポ市西部のラーシディーン地区一帯で活動を続ける反体制武装集団が、アレッポ市のハムダーニーヤ地区やジュマイリーヤ地区の住宅街を砲撃し、市民7人が死亡、多数が負傷、民家や商店、自動車などが被害を受けた。

AFP, July 22, 2019、ANHA, July 22, 2019、AP, July 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 22, 2019、Reuters, July 22, 2019、SANA, July 22, 2019、SOHR, July 22, 2019、UPI, July 22, 2019などをもとに作成。

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シリア・ロシア軍はイドリブ県、ハマー県を激しく爆撃、反体制派支配下のマアッラト・ヌウマーン市では市場が狙われ39人が死亡、ロシアは爆撃への関与を否定(2019年7月22日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから82日目となる7月22日、シリア・ロシア軍は爆撃を継続、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が交戦、双方が相手方の支配地域を激しく砲撃しした。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より68人(民間人68人(うち女性7人、子供9人)、シリア軍兵士0人、反体制武装集団戦闘員0人)増えて2,651人となった。

68人のうち、シリア・ロシア軍の攻撃による死者は54人、反体制武装集団の攻撃による死者は14人。

なお、2,651人のうち、759人が民間人(女性142人、子供189人を含む)、918人がシリア軍兵士、974人が反体制武装集団戦闘員。

シリア軍戦闘機による爆撃回数は約80回を記録、ヘリコプターが「樽爆弾」25発を投下、ロシア軍も48回の爆撃を行った。

またシリア軍の地上部隊による砲撃は340発におよんだ。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でマアッラト・ヌウマーン市、サラーキブ市、カフルサジュナ村、マアッルズィーター村、アルマナーヤー村、バスィーダー村、カフルルーマー村、マアッラト・スィーン村、カンスフラ村、ファッティーラ村、カフルナブル市一帯、マルアンド村に対して爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでマアッラト・ヌウマーン市、カフルルーマー村に「樽爆弾」を投下した。

この爆撃により、サラーキブ市で女性1人と子供1人を含む市民8人、カフルルーマー村で女性1人を含む2人が死亡した。

またシリア軍は地上部隊が県内各所を砲撃し、ジスル・シュグール市近郊のカスタン村で女性1人、子供1人を含む一家4人が、ビダーマー町で男性1人が死亡した。

ロシア軍もマアッラト・ヌウマーン市、ハーン・シャイフーン市、ラカーヤー村、タマーニア町、タッル・タルイー村、ヒーシュ村、カフルナブル市、ハザーリーン村一帯を爆撃し、マアッラト・ヌウマーン市では市場が狙われ、ホワイト・ヘルメットなどによると市民39人が死亡した。

また、カフルナブル市でも市民1人が死亡した。

これに関して、ロシア国防省は声明を出し、「英国と米国が資金を提供するホワイト・ヘルメットの匿名人物が出した発表は…ウソの発表である」と否定したうえで、「ロシア空軍はこの地域に対して爆撃を実施していない」と主張した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でサルマーニーヤ村、ドゥワイル・アクラード村、ラトミーン町に対して爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでムーリク市、サルマーニーヤ村に「樽爆弾」を投下した。

この爆撃で、ラトミーン村で子供2人が死亡した。

またシリア軍は地上部隊が県内の戦闘地域を砲撃した。

ロシア軍もムーリク市、ラターミナ町を爆撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊が県内の戦闘地域を砲撃し、カフルダーイル村で男性1人が死亡した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でカッバーナ村一帯に対して爆撃を実施するとともに、地上部隊が同地を砲撃した。

ロシア軍もカッバーナ村一帯を爆撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(ハマー県4件、ラタキア県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を6件(ハマー県5件、イドリブ県1件)確認した。

AFP, July 22, 2019、ANHA, July 22, 2019、AP, July 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 22, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 22, 2019、Reuters, July 22, 2019、SANA, July 22, 2019、SOHR, July 22, 2019、UPI, July 22, 2019などをもとに作成。

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シリア政府が北・東シリア自治局の支配地に面するすべての通行所を突如閉鎖、トルコ軍侵攻の前触れか?(2019年7月21日)

反体制派系サイトのユーフラテス・ポスト(7月22日付)は、シリア政府が北・東シリア自治局の支配地に面するすべての通行所を閉鎖したと伝えた。

閉鎖されたのは、ラッカ県のサブハ町、ウカイラシー村、スィフヤーン村、マスカナ町、ダイル・ザウル県のサーリヒーヤ村、アレッポ県マンビジュ市南西のターイハ村に設置された通行所。

ユーフラテス・ポストは、この突然の措置が、北・東シリア自治局支配下のシリア北部(ラッカ県タッル・アブヤド市一帯)へのトルコ軍侵攻の前兆ではないかと伝えた。

AFP, July 22, 2019、ANHA, July 22, 2019、AP, July 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 22, 2019、Euphrates Post,、Reuters, July 22, 2019、SANA, July 22, 2019、SOHR, July 22, 2019、UPI, July 22, 2019などをもとに作成。

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ロシア軍の爆撃でホワイト・ヘルメット・メンバーのメディア活動家アナス・ディヤーブ氏が死亡(2019年7月21日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(7月21日付)によると、ホワイト・ヘルメットのメンバーでメディア活動のアナス・ディヤーブ氏がハーン・シャイフーン市に対するロシア軍の爆撃で死亡した。

ディヤーブ氏は、ハーン・シャイフーン市出身で、さまざまな反体制武装集団に戦場カメラマンとして同行した後、数年前からホワイト・ヘルメットの広報部門メンバーとして活動していた。

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トルコで暮らすホワイト・ヘルメットのラーイド・サーリフ代表は、ディヤーブ氏の死について「彼はシリアで何が起きているのかを世界に見せようとしていた…。大きな損失だ…」と述べた。

AFP(7月21日付)が伝えた。

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シリア人権監視団によると、ディヤーブ氏は、イッザ軍のメンバー2人と3階建てのビル内に隠れていたところを、ロシア軍戦闘機によって狙われたという。

また、イナブ・バラディー(7月21日付)によると、ディヤーブ氏はハーン・シャイフーン市でのシリア・ロシア軍の爆撃の取材中に狙われたという。

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イッザ軍は、バラク・オバマ前米政権の支援を受けていたいわゆる「穏健な反体制派」で、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構と一貫して共闘関係にある。

また、今年4月にハマー県北部とイドリブ県南部へのシリア・ロシア軍の攻勢が強まると、このシャーム解放機構に加えて、トルコの支援を受ける国民解放戦線とともに「必勝」作戦司令室を結成、共闘関係を強めていた。

ホワイト・ヘルメットは、シャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握しているイドリブ県などの反体制派支配地域で、これらの武装集団とともに活動を続けていた。

なお、6月に死亡したアブドゥルバースィト・サールート氏もイッザ軍のメンバーだった。

AFP, July 21, 2019、ANHA, July 21, 2019、AP, July 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 21, 2019、‘Inab Baladi, July 21, 2019、Reuters, July 21, 2019、SANA, July 21, 2019、SOHR, July 21, 2019、UPI, July 21, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊を砲撃(2019年7月21日)

アレッポ県では、ANHA(7月21日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のスーガーニカ村を砲撃した。

一方、アフリーン解放軍団は声明を出し、トルコとその支援を受ける反体制武装集団による20日のマルアナーズ村、マーリキーヤ村、シャワーリガ村への砲撃に応戦、マルアナーズ村一帯に侵攻しようとした反体制武装集団を撃退、北部戦線、シャーム戦線の戦闘員5人を殺害、6人を負傷させたと発表した。

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ハサカ県では、ANHA(7月21日付)によると、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるハサカ市のグワイラーン地区でオートバイに仕掛けられた爆弾が爆発した。

AFP, July 21, 2019、ANHA, July 21, 2019、AP, July 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 21, 2019、Reuters, July 21, 2019、SANA, July 21, 2019、SOHR, July 21, 2019、UPI, July 21, 2019などをもとに作成。

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シリア政府支配下のヒムス県東部で線路が爆破され、リンを輸送中の列車が脱線する一方、ダマスカス郊外県南部にロケット弾が着弾し2人死亡(2019年7月21日)

ヒムス県では、SANA(7月21日付)によると、県東部のファジュワ・バスィーラ地点間の鉄道区間に「テロ集団」が潜入し、線路に爆弾を仕掛けて破壊し、通過した列車が脱線する事故が発生した。

事故が発生したのは、ヒムス市とフナイフィース村を結ぶ路線で、脱線により複数の乗員が負傷した。

列車は、客車と貨物車輌から構成されており、貨物車輌にはリンが積まれていた。

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ダマスカス郊外県では、SANA(7月21日付)によると、サアサア町近郊のクライアート村にロケット弾が着弾し、車を直撃、乗っていた運転していた男性1人と女児1人が死亡、3人が負傷した。

AFP, July 21, 2019、ANHA, July 21, 2019、AP, July 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 21, 2019、Reuters, July 21, 2019、SANA, July 21, 2019、SOHR, July 21, 2019、UPI, July 21, 2019などをもとに作成。

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シリア・ロシア軍によるイドリブ県、ハマー県への爆撃で民間人34人が死亡(2019年7月21日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから81日目となる7月21日、シリア・ロシア軍は爆撃を継続、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が交戦した。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より34人(民間人18人、シリア軍兵士5人、反体制武装集団戦闘員11人)増えて2,583人となった。

うち、691人が民間人(女性135人、子供180人を含む)、918人がシリア軍兵士、974人が反体制武装集団戦闘員。

シリア軍戦闘機による爆撃回数は56回を記録、ヘリコプターが「樽爆弾」62発を投下、ロシア軍も29回の爆撃を行った。

またシリア軍の地上部隊による砲撃は340発におよんだ。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でハーン・シャイフーン市およびその一帯、カッサービーヤ村一帯、カフルナブル市、サラーキブ市およびその一帯、マアッラト・ハルマ村、アウラム・ジャウズ村、マアッルシューリーン村、マアッラト・ヌウマーン市一帯、トゥラムラー村、ナキール村、シャイフ・ムスタファー村、ファッティーラ村、ウライニバ村、ルブア・ジャウル村、マアッルズィーター村、カフルサジュナ村に対して爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでマアッラト・ハルマ村およびその一帯、ハザーリーン村一帯、マアッラト・スィーン村、シャイフ・ムスタファー村、ナキール村、カフルナブル市、およびその一帯、ハーッス村、マアッラト・スィーン村、ウライニバ村、カッサービーヤ村一帯に「樽爆弾」を投下した。

またシリア軍は地上部隊が県内の戦闘地域を砲撃した。

ロシア軍もハーン・シャイフーン市、ヒーシュ村一帯、ウライニバ村、ジャバーラー村を爆撃した。

ドゥラル・シャーミーヤ(7月21日付)によると、アウラム・ジャウズ村に対するシリア軍の爆撃で少なくとも9人が死亡した。

また、シャーム解放機構、国民解放戦線、イッザ軍などからなる「必勝」作戦司令室はカッサービーヤ村一帯でシリア軍と激しく交戦した。

一方、SANA(7月21日付)によると、シリア軍がカッサービーヤ村一帯でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と激しく交戦した。

反体制武装集団は2度にわたり自爆攻撃を試みたが、シリア軍はこれを阻止し、多数の戦闘員を殺傷した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがムーリク市に「樽爆弾」を投下するとともに、地上部隊が県北部および北西部の戦闘地域を砲撃した。

ロシア軍もカフルズィーター市、ムーリク市を爆撃した。

一方、SANA(7月21日付)によると、反体制武装集団がシリア政府支配下のムハルダ市、ジューリーン村を砲撃、シリア軍が応戦し、フワイジャ村、ドゥワイル・アクラード村、サルマーニーヤ村、にあるシャーム解放機構やトルキスタン・イスラーム党の拠点を攻撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がカッバーナ村一帯を砲撃した。

AFP, July 21, 2019、ANHA, July 21, 2019、AP, July 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 21, 2019、Reuters, July 21, 2019、SANA, July 21, 2019、SOHR, July 21, 2019、UPI, July 21, 2019などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍の総司令官「ロシアとシリア政府はイドリブ県で戦うよう要請してきたが、我々は応じなかった…シリア政府と交渉は続けている」(2019年7月20日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のマズルーフ・アブディー総司令官は、オランダのクルド系トルコ語日刊紙『イェニ・オズギュル・ポリティカ』(7月20日付)のインタビューに応じ、「ロシアとシリア政府は我々にイドリブ県で戦うよう要請してきたが、我々は応じなかった。我々はイドリブ県には関心はない。我々の関心はアフリーン郡にある」と述べた。

アブディー総司令官はまた、「ロシアとシリア政府は、イラン軍が参加しなかったために、イドリブ県で失敗した」と付言した。

一方、シリア政府との関係については「シリア政府との交渉は今も続いている。関係は途絶えていない」としたうえで、「シリア政府との交渉を行うにあたって二つの条件がある。第1はシリアの領土統一をめぐって協議すること、第2はシリア民主軍を受け入れ、自治を行うこと」と述べた。

トルコ軍がラッカ県タッル・アブヤド市に面する国境地帯に部隊を増派したことに関しては「我々はこうした動きに対処する容易はある…。アフリーン郡で起きたことが繰り返されることはあり得ない。我々はそうしたことは決して認めない…。トルコ軍がギレ・スピ(タッル・アブヤド市)を攻撃したら、マンビジュ市(アレッポ県)からダイリーク市(ハサカ県)に至る広大な地域が戦線と化すだろう…。シリア民主軍はこうした決意を米国やフランスをはじめとする有志連合諸国に伝えている…。我々は新たな戦争は望んでいない。大戦も望んでいない」と述べた。

AFP, July 20, 2019、ANHA, July 20, 2019、AP, July 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 20, 2019、Reuters, July 20, 2019、SANA, July 20, 2019、SOHR, July 20, 2019、UPI, July 20, 2019、Yeni Ozgur Politika, July 20, 2019などをもとに作成。

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PYDに近いANHA「シリア政府がアレッポ市とタッル・リフアト市一帯地域の住民の往来、物資の移動を通行料、関税を課して制限している」(2019年7月20日)

クルド民族主義組織の民主統一党(PYD)に近いANHA(7月20日付)は、シリア政府が北・東シリア自治局のシャフバー地区(アレッポ県タッル・リフアト市一帯地域)の住民のアレッポ市への往来や同地区への支援物資の搬入に対して通行料や関税を課して、人や物の移動を制限していると伝えた。

タッル・リフアト市一帯地域は、トルコがアレッポ県アフリーン郡を占領した2018年3月以降、北・東シリア自治局(2018年9月に正式発足)とシリア政府の共同支配下にあり、アレッポ市は2016年12月以降にシリア政府の支配下にある。

同サイトによると、シリア政府は、シャブバー地区とアレッポ市を結ぶ主要街道に少なくとも5カ所の検問所を設置し、同地区の住民に多額の通行料を求める一方、北・東シリア自治局支配下のシリア北東部からの物資を積んだ車輌に対して、1台あたり150万シリア・ポンドの関税を課しているという。

こうした規制のなかで、アレッポ市の病院での治療を必要とするシャフバー地区の重篤患者らの移送が制限され、医療機器やスタッフが不足しているアフリーン病院ではこれまでに50人以上が充分な治療を受けることができず死亡したという。

シリア政府はまた、シャフバー地区に燃料を搬入する貨物車輌に対して、1台につき300万シリア・ポンドの通行料支払いを求めており、同地区が慢性的な燃料不足に見舞われているという。

さらにアレッポ市からシャフバー地区への医師の派遣を制限、同地区に医薬品を搬送する車輌に対しては1台につき700万シリア・ポンドの通行料支払いを求めているという。

AFP, July 20, 2019、ANHA, July 20, 2019、AP, July 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 20, 2019、Reuters, July 20, 2019、SANA, July 20, 2019、SOHR, July 20, 2019、UPI, July 20, 2019などをもとに作成。

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ダーイシュはハサカ県、ダイル・ザウル軍でYPG主体のシリア民主軍、シリア軍を次々と襲撃(2019年7月19日)

ハサカ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(7月20日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がマルカダ町入口で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車輌を爆弾で爆破し、戦闘員3人を殺傷したと発表した。

ダーイシュはまた、 マルカダ町とスワル町を結ぶ街道沿いのハスィーン村で原油を積んだトレーラーを爆破し、シリア民主軍の戦闘員6人を殺傷した。

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ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(7月20日付)によると、ムワイリフ村でオートバイに仕掛けられた爆弾が爆発し、シリア民主軍の車輌に乗っていたシリア民主軍戦闘員複数が負傷した。

一方、バーディヤ24(7月20日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が18日マヤーディーン市近郊の砂漠地帯でシリア軍を要撃し、兵士10人が死傷した。

AFP, July 20, 2019、ANHA, July 20, 2019、AP, July 20, 2019、al-Badiya 24, July 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 20, 2019、Reuters, July 20, 2019、SANA, July 20, 2019、SOHR, July 20, 2019、UPI, July 20, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊の村々を砲撃(2019年7月19日)

アレッポ県では、ANHA(7月20日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマーリキーヤ村、シャワーリガ村、マルアナーズ村を砲撃し、民家複数棟が被害を受けた。

AFP, July 19, 2019、ANHA, July 19, 2019、AP, July 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 19, 2019、Reuters, July 19, 2019、SANA, July 19, 2019、SOHR, July 19, 2019、UPI, July 19, 2019などをもとに作成。

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シリア・ロシア軍はイドリブ県、ハマー県、アレッポ県、ラタキア県の反体制派支配地域を爆撃(2019年7月20日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから80日目となる7月20日、シリア・ロシア軍は爆撃を継続、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が交戦した。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より10人(民間人3人、シリア軍兵士7人、反体制武装集団戦闘員0人)増えて2,549人となった。

うち、673人が民間人(女性133人、子供173人を含む)、913人がシリア軍兵士、963人が反体制武装集団戦闘員。

シリア軍戦闘機による爆撃回数は80回を記録、ヘリコプターが「樽爆弾」60発を投下、ロシア軍も35回の爆撃を行った。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でヒーシュ村、ラカーヤー村、ウライニバ村、ハーン・シャイフーン市、タッル・タルイー村、マアッルズィーター村、タマーニア町、アリーハー市一帯、カンスフラ村、イブリーン村、バルユーン村、バサーミス村、フライカ村、カルサア村、フィキーア村、トゥラムラー村、ナキール村、ハッサーナ村、マアッラト・スィーン村に対して爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでシャイフ・ムスタファー村、マアッラト・ハルマ村、ハーン・シャイフーン市、トゥラムラー村、ラカーヤー村一帯、ストゥーフ・ダイル村に「樽爆弾」を投下した。

ロシア軍もハーン・シャイフーン市、マアッラト・ハルマ村、ビダーマー町、ハムブーシーヤ村一帯を爆撃した。

ドゥラル・シャーミーヤ(7月20日付)によると、シリア軍による「樽爆弾」での攻撃はハーッス村近郊にあるラフマ村の避難民キャンプにも及び、1人が死亡したという。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でタッル・ミルフ村、ジャビーン村、アルバイーン村、カフルズィーター市、ラターミナ町に対して爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでムーリク市、サルマーニーヤ村に「樽爆弾」を投下した。

ロシア軍もカフルズィーター市、カルクール村、サルマーニーヤ村、ドゥワイル・アクラード村を爆撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でジュッブ・カース村、バウワービーヤ村に対して爆撃を実施した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがカッバーナ村一帯に「樽爆弾」を投下した。

ロシア軍もフドル丘一帯、カッバーナ村一帯を爆撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(ラタキア県2件、アレッポ県2件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を2件(ハマー県)確認した。

AFP, July 20, 2019、ANHA, July 20, 2019、AP, July 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 20, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 20, 2019、Reuters, July 20, 2019、SANA, July 20, 2019、SOHR, July 20, 2019、UPI, July 20, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アスタナ13会議は8月1、2日に開催、レバノンとイラクの代表が初参加(2019年7月19日)

カザフスタン外務省は声明を出し、シリア政府と反体制武装集団の停戦プロセスであるアスタナ会議(アスタナ13会議)を8月1、2日に開催すると発表した。

アスタナ13会議には、シリア政府代表、反体制武装集団の代表、保障国であるロシア、イラン、トルコの代表に加えて、レバノンとイラクの代表が初めて参加する予定だという。

RT(7月19日付)が伝えた。

AFP, July 19, 2019、ANHA, July 19, 2019、AP, July 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 19, 2019、Reuters, July 19, 2019、RT, July 10, 2019、SANA, July 19, 2019、SOHR, July 19, 2019、UPI, July 19, 2019などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍がシリア国旗掲揚を拒否したことで、イラクのスィンジャールとシリアのフールを結ぶ国境通行所の開通が延期に(2019年7月19日)

アナトリア通信(7月19日付)は、イラクの地元筋の話として、イラクのニーナワー県スィンジャール市とシリア領(ハサカ県フール町郊外)を結ぶ国境通行所に掲げる旗をめぐって、イラク政府当局と北・東シリア自治局の防衛を担う人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の意見が折り合わず、開通が延期されたと伝えた。

イラク側は国境通行所にシリア国旗を掲揚するよう求めているが、シリア民主軍はこれを拒否しているという。

国境通行所は、ハサカ県のフール・キャンプなどに収容されているイラク人ヤズィード教徒の帰還を促すことなどを目的としていた。

AFP, July 19, 2019、Anadolu Ajansı, July 19, 2019、ANHA, July 19, 2019、AP, July 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 19, 2019、Reuters, July 19, 2019、SANA, July 19, 2019、SOHR, July 19, 2019、UPI, July 19, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊を砲撃(2019年7月19日)

アレッポ県では、ANHA(7月19日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊を砲撃した。

AFP, July 19, 2019、ANHA, July 19, 2019、AP, July 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 19, 2019、Reuters, July 19, 2019、SANA, July 19, 2019、SOHR, July 19, 2019、UPI, July 19, 2019などをもとに作成。

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シリアが反体制派支配下のイドリブ県のハーン・シャイフーン市、ジスル・シュグール市などを爆撃(2019年7月19日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから79日目となる7月19日、シリア・ロシア軍は爆撃を継続、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が交戦した。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より8人(民間人2人、シリア軍兵士2人、反体制武装集団戦闘員4人)増えて2,539人となった。

うち、670人が民間人(女性132人、子供173人を含む)、906人がシリア軍兵士、963人が反体制武装集団戦闘員。

シリア軍戦闘機による爆撃回数は75回を記録、ヘリコプターが「樽爆弾」39発を投下、ロシア軍も29回の爆撃を行った。

またシリア軍の地上部隊による砲撃は630発におよんだ。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でマアッラト・ヌウマーン市、ハーン・シャイフーン市、タッル・ナール村、トゥラムラー村、バスィーダー村、マダーヤー村、ラカーヤー・サジュナ村に対して爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでハーン・シャイフーン市、ハーッス村とその一帯、に「樽爆弾」を投下した。

またシリア軍は地上部隊がカフルナブル市、ハーッス村一帯、フバイト村、ナージヤ村一帯を砲撃した。

ロシア軍もカフルサジュナ村、ラカーヤー村、マアッルズィーター村、マアッラト・ハルマ村を爆撃した。

一方、SANA(7月19日付)によると、シリア軍がハーン・シャイフーン市、ジスル・シュグール市にあるシャーム解放機構、トルキスタン・イスラーム党の拠点を砲撃した。

このほか、ドゥラル・シャーミーヤ(7月19日付)によると、イドリブ市で、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が自治を委託しているシリア救国内閣の治安担当者の一人ムハンマド・ナージー警察署長(アブー・ムジャーヒド)が乗った車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、ナージー氏と子供1人が負傷した。

シリア救国内閣の高官が狙われたのは、ムハンマド・カバーキブジー検事長(2019年3月に死亡)に次いで2度目。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でカフルズィーター市、ラターミナ町、ザカート村、ハスラーヤー村に対して爆撃を実施するとともに、地上部隊がタッル・ミルフ村、ジャビーン村、ハスラーヤー村、アルバイーン村、カフルズィーター市、ラターミナ町、ムーリク市、サルマーニーヤ村などを砲撃した。

ロシア軍もドゥワイル・アクラード村一帯を爆撃した。

一方、SANA(7月19日付)によると、シリア軍がカフルズィーター市、ザカート村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がカッバーナ村一帯、フドル丘一帯を砲撃した。

一方、SANA(7月19日付)によると、シリア軍が県北東部の拠点に対する反体制武装集団の攻撃への対抗阻止として、外国人戦闘員らの教練キャンプを砲撃、これを破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がジャズラーヤー村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件(アレッポ県1件、ラタキア県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を5件(ハマー県4件、アレッポ県1件)確認した。

AFP, July 19, 2019、ANHA, July 19, 2019、AP, July 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 19, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 19, 2019、Reuters, July 19, 2019、SANA, July 19, 2019、SOHR, July 19, 2019、UPI, July 19, 2019などをもとに作成。

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YPGはダーイシュの米国人戦闘員1人を米当局に引き渡す(2019年7月18日)

CNN(7月18日付)は、米政府複数高官の話として、ダーイシュ(イスラーム国)に参加していた米国人1人が、シリア民主軍を主導する人民防衛隊(YPG)から米当局に引き渡され、近く米本国で裁判にかけられると伝えた。

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ダイル・ザウル県では、アアマーク通信(7月18日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシュハイル村入口に仕掛けた爆弾を爆発させ、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の装甲車を破壊、戦闘員6人を殺傷した。

ダーイシュはまた、ダフラ村でYPGを襲撃、戦闘員3人を殺害した。

AFP, July 19, 2019、ANHA, July 19, 2019、AP, July 19, 2019、CNN, July 18, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 19, 2019、Reuters, July 19, 2019、SANA, July 19, 2019、SOHR, July 19, 2019、UPI, July 19, 2019などをもとに作成。

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ロシア軍がラタキア県、イドリブ県を爆撃、トルコの支援を受ける国民解放戦線の司令官1人と民間人1人を殺害(2019年7月18日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから78日目となる7月18日、シリア・ロシア軍は爆撃を継続、シリア軍が190回の砲撃を行うとともに、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より10人(民間人1人、シリア軍兵士8人、反体制武装集団戦闘員1人)増えて2,531人となった。

うち、668人が民間人(女性132人、子供172人を含む)、904人がシリア軍兵士、959人が反体制武装集団戦闘員。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍がカッバーナ村一帯を爆撃、トルコの支援を受けるシャーム軍団(国民解放戦線所属)の司令官1人を殺害した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でハーン・シャイフーン市、スフーフン村、カフル・ウワイド村に対して爆撃を実施するとともに、地上部隊がカッサービーヤ村、フバイト村を砲撃した。

ロシア軍もジスル・シュグール市一帯を爆撃し、ドゥラル・シャーミーヤ(7月18日付)によると、民間人1人が死亡、5人が負傷した。

これに対して、反体制武装集団はカッサービーヤ村一帯のシリア軍・親政権民兵の拠点を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でアルバイーン村に対して爆撃を実施するとともに、カフルズィーター市、ラトミーン村、ラターミナ町、アルバイーン村に機銃掃射を行った。

またシリア軍は地上部隊がサルマーニーヤ村、カストゥーン村、ザイズーン村、タッル・ミルフ村、ジャビーン村、カフルズィーター村一帯を砲撃した。

これに対して、反体制武装集団はカスル・マアルーフ検問所一帯のシリア軍・親政権民兵の拠点を砲撃した。

一方、シャーム解放機構、国民解放戦線、イッザ軍などからなる「必勝」作戦司令室は、ジューリーン村にあるシリア軍基地一帯を砲撃し、兵士多数を殺傷したと発表した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(ラタキア県2件、アレッポ県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を8件(ハマー県3件、イドリブ県4件、アレッポ県1件)確認した。

AFP, July 18, 2019、ANHA, July 18, 2019、AP, July 18, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 18, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 18, 2019、Reuters, July 18, 2019、SANA, July 18, 2019、SOHR, July 18, 2019、UPI, July 18, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍はラッカ県北部の国境地帯でトンネル掘削を行う一方、反体制派にマンビジュ進攻作戦の準備をするよう要請(2019年7月17日)

ANHA(7月17日付)は、北・東シリア自治局の支配下にあるラッカ県タッル・アブヤド(ギレ・スピ)市に面するアクチャカレ市(シャンルウルファ県)一帯に派遣されたトルコ軍部隊が、国境地帯でトンネルの掘削作業を行っていると伝えた。

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アラビー21(7月17日付)は、自由シリア軍諸派の軍消息筋の話として、トルコが、同国占領下のアレッポ県北部(いわゆる「ユーフラテスの盾」地域および「オリーブの枝」地域)で活動を続ける国民軍(自由シリア軍)に対して、北・東シリア自治局の支配下にあり、米軍も駐留するアレッポ県マンビジュ市一帯地域への軍事進攻への準備を進めるよう要請したと伝えた。

トルコ側からの要請は15日に行われたトルコ側高官と国民軍代表の会合の場で行われたという。

AFP, July 17, 2019、ANHA, July 17, 2019、AP, July 17, 2019、Arabi 21, July 17, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 17, 2019、Reuters, July 17, 2019、SANA, July 17, 2019、SOHR, July 17, 2019、UPI, July 17, 2019などをもとに作成。

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イスラーム国のバグダーディー指導者の運転手がアレッポ県でシリアのアル=カーイダに拘束される(2019年7月17日)

アレッポ県では、反体制派系サイトのジスル・プレス(7月17日付)によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構の治安部隊が県西部のダーラト・イッザ市でダーイシュ(イスラーム国)のアジトを襲撃し、アブー・バクル・バグダーディー指導者の運転手として知られるイラク人のアブー・アブドゥッラティーフ・ジャブーリー氏(本名ハーリド・ニウマ・ジャブーリー)と同氏に随行していたメンバー2人を拘束した。

AFP, July 17, 2019、ANHA, July 17, 2019、AP, July 17, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 17, 2019、Jisr Press, July 17, 2019、Reuters, July 17, 2019、SANA, July 17, 2019、SOHR, July 17, 2019、UPI, July 17, 2019などをもとに作成。

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ハサカ市内で爆発が発生し民間人に負傷者が出る一方、ダーイシュはダイル・ザウル県で有志連合とシリア民主軍の空挺作戦を迎撃し、複数の兵士を殺害したと発表(2019年7月17日)

ハサカ県では、SANA(7月17日付)によると、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるハサカ市のグワイラーン地区で車に仕掛けられた爆弾が爆発し、民間人2人が負傷した。

ANHA(7月17日付)によると、負傷した民間人は3人。

しかし、ドゥラル・シャーミーヤ(7月17日付)によると、負傷者は人民防衛隊(YPG)の隊員だという。

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ラッカ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(7月17日付)によると、県北部のカーリタ村に至る街道で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車輌に仕掛けられていた爆弾が爆発し、シリア民主軍兵士3人が死亡、複数が負傷した。

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ダイル・ザウル県では、ダーイシュ(イスラーム国)に近いアアマーク通信(7月17日付)によると、ダーイシュの幹部を拘束することを目的として、トゥカイヒー村に対する降下作戦を行った米主導の有志連合と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に対して、ダーイシュが応戦し、複数の兵士を殺害した。

AFP, July 17, 2019、ANHA, July 17, 2019、AP, July 17, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 17, 2019、Reuters, July 17, 2019、SANA, July 17, 2019、SOHR, July 17, 2019、UPI, July 17, 2019などをもとに作成。

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ダルアー県でシリア軍の車輌が攻撃を受け、士官4人が死亡(2019年7月17日)

ダルアー県では、SANA(7月17日付)によると、ダルアー市とヤードゥーダ村を結ぶ街道を走行中のシリア軍の車輌を「テロリスト」が襲撃、兵士複数人が死傷した。

RT(7月17日付)によると、襲撃は「テロリスト」がシリア軍の兵員輸送車に仕掛けた爆弾を爆発させて行ったもので、乗っていた兵士4人が死亡したという。

スワイダー24ネット(7月17日付)によると、死亡した兵士のなかにはスワイダー県アンズ村出身の大佐1人(殉死により准将に昇進)が含まれていたという。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(7月17日付)によると、死亡したのは第4機甲師団の大尉1人、中尉2人、少尉1人だとの情報も流れているという。

AFP, July 17, 2019、ANHA, July 17, 2019、AP, July 17, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 17, 2019、Reuters, July 17, 2019、RT, July 17, 2019、SANA, July 17, 2019、SOHR, July 17, 2019、Suwayda 24, July 17, 2019、UPI, July 17, 2019などをもとに作成。

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イドリブ県、ハマー県へのシリア・ロシア軍は爆撃は大幅に減少したものの、民間人2人が死亡(2019年7月17日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから77日目となる7月17日、シリア・ロシア軍は爆撃は大幅に減少したものの、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が交戦を続けた。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より6人(民間人2人、シリア軍兵士4人、反体制武装集団戦闘員0人)増えて2,521人となった。

うち、667人が民間人(女性132人、子供172人を含む)、896人がシリア軍兵士、958人が反体制武装集団戦闘員。

なお、死亡した民間人2人はいずれも前日の攻撃での重篤者。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でズィヤーラ町、サルマーニーヤ村、カルクール村、ドゥワイル・アクラード村、アムキーヤ町、タッル・ワースィト村に対して爆撃を実施するとともに、地上部隊がタッル・ミルフ村、ジャビーン村、サフル村、ハマーミーヤート村、サルマーニーヤ一帯、フワイジャ村、ハウワーシュ村、サフリーヤ村を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機カフルサジュナ村、ハザーリーン村、マダーヤー村に対して爆撃を実施するとともに、地上部隊がダイル・サンバル村を砲撃した。

ロシア軍もがトゥラムラー村、カフル・アイン村を爆撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を6件(ラタキア県4件、ハマー県1件、アレッポ県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を11件(ハマー県6件、イドリブ県5件)確認した。

AFP, July 17, 2019、ANHA, July 17, 2019、AP, July 17, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 17, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 17, 2019、Reuters, July 17, 2019、SANA, July 17, 2019、SOHR, July 17, 2019、UPI, July 17, 2019などをもとに作成。

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シリア政府支配地域からダイル・ザウル県東部の北・東シリア自治局支配地に避難した女性たちが惨状を訴える(2019年7月16日)

ANHA(7月16日付)は、人民防衛部隊(YPG)主体のシリア民主軍によるダーイシュ(イスラーム国)掃討後に北・東シリア自治局(ダイル・ザウル民政評議会)の支配下に置かれたダイル・ザウル県南東部のユーフラテス川東岸に、シリア政府支配地域からの避難民の流入が続いており、県東部のサフィーラ・タフターニー村のムハイミディーダ学校に仮設されている収容センターには15世帯以上が身を押せていると伝えた。

シリア政府支配下にあるマリーイーヤ村出身の女性(ウンム・ウサーマさん)は収容センターでANHAの取材に応じ、「人道機関は私たちことを訪ねてくれることはなかったし、私たちに何の支援もしてくれなかった。私は子供に与えるミルクと薬が欲しい」と述べた。

またブーカマール市出身の女性(ウンム・ファーティマさん)は「避難民に働く機会を保証し、日々の生活必需品を手に入れることができるようにして欲しい…。私たちは安全なダイル・ザウル県農村地帯に向かいましたが、支援が今すぐに必要なのです」と述べた。

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ダイル・ザウル県では、ユーフラテス・ポスト(7月16日付)によると、ムハイミーダ村の民家に押し入ろうとした3人組の住民が取り抑えた。

その後の調べで、この3人組は人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のメンバーであることを認め、シリア民主軍に身柄が引き渡されたという。

AFP, July 16, 2019、ANHA, July 16, 2019、AP, July 16, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 16, 2019、Euphrates Post, July 16, 2019、Reuters, July 16, 2019、SANA, July 16, 2019、SOHR, July 16, 2019、UPI, July 16, 2019などをもとに作成。

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トルコの支援を受ける反体制武装集団がバーブ軍事評議会地域(アレッポ県)を砲撃(2019年7月16日)

アレッポ県では、ANHA(7月16日付)によると、人民防衛部隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するバーブ軍事評議会の支配下にあるジュッブ・ダム村(バーブ市東)を、トルコの支援を受ける反体制武装集団が砲撃した。

AFP, July 16, 2019、ANHA, July 16, 2019、AP, July 16, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 16, 2019、Reuters, July 16, 2019、SANA, July 16, 2019、SOHR, July 16, 2019、UPI, July 16, 2019などをもとに作成。

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イドリブ県東部でシリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構と、トルコの支援を受ける国民解放戦線所属のアフラール軍が交戦(2019年7月16日)

イドリブ県では、ANHA(7月16日付)によると、県東部のトゥライハ村で、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構と、トルコの支援を受ける国民解放戦線所属のアフラール軍が交戦した。

戦闘は、シャーム解放機構が指名手配者を捜索するとして同村に突入したことを受けたもので、アフラール軍が指名手配者の身柄引き渡しを拒否したことで発生した。

この戦闘で双方に複数の死傷者が出た。

AFP, July 16, 2019、ANHA, July 16, 2019、AP, July 16, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 16, 2019、Reuters, July 16, 2019、SANA, July 16, 2019、SOHR, July 16, 2019、UPI, July 16, 2019などをもとに作成。

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イドリブ県、ハマー県に対するシリア軍の爆撃で民間人20人死亡(2019年7月16日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから76日目となる7月16日、シリア・ロシア軍は爆撃を継続、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が交戦した。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より27人(民間人20人、シリア軍兵士5人、反体制武装集団戦闘員2人)増えて2,515人となった。

うち、665人が民間人(女性132人、子供172人を含む)、892人がシリア軍兵士、958人が反体制武装集団戦闘員。

シリア軍戦闘機による爆撃回数は60回を記録、ロシア軍も47回の爆撃を行った。

またシリア軍の地上部隊による砲撃は460発におよんだ。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でハーン・シャイフーン市、ジスル・シュグール市、マアッルシューリーン村、スィフヤーン村、ハントゥーティーン村、ガッサーニーヤ村に対して爆撃を実施、マアッルシューリーン村で子供3人を含む10人が、ハーン・シャイフーン市で男性2人が、ガッサーニーヤ村で子供1人が死亡した。

またシリア軍は地上部隊が県南部の戦闘地帯を砲撃した。

ロシア軍もハーン・シャイフーン市およびその一帯、スィフヤーン村、ルブア・ジャウル村、カフルサジュナ村を爆撃した。

一方、SANA(7月16日付)によると、シリア軍がマアッルシューリーン村、ハーン・シャイフーン市にあるシャーム解放機構の拠点、ジスル・シュグール市近郊のガッサーニーヤ村一帯にあるトルキスタン・イスラーム党の拠点を砲撃した。

他方、シャーム解放機構に近いイバー・ネット(7月16日付)によると、シャーム解放機構の治安機関が、4月24日にジスル・シュグール市で発生した爆発事件(22人が死亡、数十人が負傷)の容疑者を拘束した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でラターミナ町、カフルズィーター市、ラトミーン村、ムーリク市、ザカート村に対して爆撃を実施するとともに、地上部隊が県北部および北西部の戦闘地帯を砲撃、ラターミナ町近郊で男性1人が死亡した。

ロシア軍もタッル・ミルフ村、ジャビーン村、アルバイーン村、ラターミナ町、カフルズィータ市およびその一帯を爆撃した。

一方、SANA(7月16日付)によると、シリア軍がラターミナ町一帯にあるシャーム解放機構の拠点を砲撃した。

ドゥラル・シャーミーヤ(7月16日付)によると、対する反体制武装集団はジューリーン村にあるシリア軍基地を激しく砲撃した。
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他方、スプートニク・ニュース(7月16日付)によると、反体制武装集団がジスル・バイト・ラース村とシリア政府支配下のジャイイド村間に位置する橋(バイト・ラース橋)を爆破した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がシリア政府の支配下にあるアレッポ市ハムダーニーヤ地区、アアザミーヤ地区を砲撃し、民間人1人が死亡、複数が負傷した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を1件(ラタキア県)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を7件(アレッポ県2件、ハマー県5件)確認した。

AFP, July 16, 2019、ANHA, July 16, 2019、AP, July 16, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 16, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 16, 2019、Reuters, July 16, 2019、SANA, July 16, 2019、Shabaka Iba’ al-Ikhbariya, July 16, 2019、Sputnik News, July 16, 2019、SOHR, July 16, 2019、UPI, July 16, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

レバノン日刊紙『アフバール』:北・東シリア自治局の支配下にあるユーフラテス川東岸で生産される石油の販売にイスラエルが関与(2019年7月15日)

シリア政府寄りのレバノン日刊紙『アフバール』(7月15日、16日付)は、北・東シリア自治局の支配下にあるユーフラテス川東岸で生産される石油の販売にイスラエルが関与していると伝えた。

同紙が独自に入手した極秘文書によると、北・東シリア自治局の防衛を担う人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は、北・東シリア自治局支配地域で生産される石油の販売をモティ・カハナなるイスラエル人ビジネスマンに委託したという。

シリア民主軍とイスラエルの連携は米国の支援を受けたもので、シリア民主軍はイスラエルとの関係を強めることなく、「米国の傘」の下に身を起き続けることができないと判断したという。

一方、イスラエルのi24News(7月16日付)によると、カハナ氏は自身が北・東シリア自治局支配地域で生産される石油の販売を委託されることになることを認めた。

同氏はまた「今日石油は、アサドとイランがシリアを掌握するのを阻止する方法の一つだ。なぜならダマスカスに燃料がなければ、バッシャール・アサドとその仲間たちは、自転車で移動することになる」と述べた。

AFP, July 16, 2019、al-Akhbar, July 15, 16, 2019、ANHA, July 16, 2019、AP, July 16, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 16, 2019、i24 News, July 16, 2019、Reuters, July 16, 2019、SANA, July 16, 2019、SOHR, July 16, 2019、UPI, July 16, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.