アサド大統領はWHOのバルヒー東地中海地域事務局長(サウジアラビア人)と会談(2024年5月12日)

アサド大統領はシリアを訪問した世界保健機関(WHO)のハナーン・バルヒー東地中海地域事務局長(RD、2024年1月就任、サウジアラビア人)と会談し、シリアにおけるWHOの活動、シリアとの協力分野、保健分野の現状やニーズの正確なニーズに基づいた協力分野の戦略レベルへの引き上げなどについて意見を交わした。

バルヒー地域局長はまた、ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣とも個別に会談した。

ハルビー地域局長はさらに、ダマスカス郊外県ハラスター市にあるハラスター国立病院で病院情報管理システムを視察した。

視察には、ハサン・ガッバーシュ保健大臣が同行した。

SANA(5月12日付)が伝えた。

AFP, May 12, 2024、ANHA, May 12, 2024、‘Inab Baladi, May 12, 2024、Reuters, May 12, 2024、SANA, May 12, 2024、SOHR, May 12, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイスラエルのラモン空軍基地をアルカブ弾道ミサイル1発で攻撃したと発表(2024年5月11日)

イラク・イスラーム抵抗は午前3時00分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、ラモン空軍基地をアルカブ弾道ミサイル1発で攻撃したと発表した。

AFP, May 11, 2024、ANHA, May 11, 2024、‘Inab Baladi, May 11, 2024、Reuters, May 11, 2024、SANA, May 11, 2024、SOHR, May 11, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(および占領下レバノン南部)を9回攻撃(2024年5月11日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、5月11日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午前1時15分、ティールハルファー村などに対する攻撃への報復として、イスラエル軍が配置されているメトゥラ町の建物1棟を攻撃し、直接の損害を与える。

午後3時15分、占領下カフル・シューバー丘陵地帯のサンマーカ陣地を攻撃し、直接の損害を与える。

午後3時40分、占領下シャブアー農場のルワイサト・カルン陣地をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

午後7時00分、バイト・ハラル基地と最新鋭のアイアン・ドーム防空システムのミサイル発射台複数基を自爆型無人航空機(ドローン)複数機で攻撃し、発射台の一部を完全に破壊。

午後7時20分、バイト・ハラル基地と最新鋭のアイアン・ドーム防空システムのミサイル発射台複数基を再び自爆型ドローン複数機で攻撃、イスラエル軍のF-16戦闘機が迎撃を試みたが、迎撃は失敗に終わる。

午後11時40分、マルジュ陣地を砲撃し、直接の損害を与える。

西部地区

午前7時10分、ラーミヤー陣地の塹壕、要塞などをロケット弾と迫撃砲で攻撃し、直接の損害を与える。

午前8時20分、ジャル・アラーム陣地に設置されている最新鋭のスパイ設備を攻撃し、直接の損害を与える。

午前10時00分、ラーミヤー陣地を砲撃。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午後10時53分、2機の無人航空機(UAV)がレバノン領からベイト・ヒレル入植地地域に飛来、負傷者はなかった。イスラエル軍ジェット戦闘機複数機が本日早く、アムラ村地域にあるヒズブッラーの軍事施設1ヵ所を攻撃。イスラエル軍は前日、多連装ミサイルによりレバノン領内で2機のUAVを撃破した。


AFP, May 11, 2024、ANHA, May 11, 2024、‘Inab Baladi, May 11, 2024、Qanat al-Manar, May 11, 2024、Reuters, May 11, 2024、SANA, May 11, 2024、SOHR, May 11, 2024などをもとに作成。

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トルコ占領下の「オリーブの枝」地域の中心都市アフリーン市で、トルコ当局がロシアを後ろ盾とするニジェールの軍事政権を支援するためにシリア国民軍を「傭兵」として派遣していることに抗議するデモ(2024年5月11日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域の中心都市アフリーン市で、ハマー県出身の住民(国内避難民(IDPs))ら数十人が、トルコ当局によるシリア国民軍のニジェールへの派遣に抗議するデモを行った。

トルコ当局が「傭兵」としてニジェールに派遣しているシリア国民軍の戦闘員は、昨年7月の軍事クーデタを主導したアブドゥラハマネ・チアニ・ニジェール祖国救済国家評議会議長(就任時准将)の政権を支援している。

デモ参加者は、ロシアの後ろ盾を受けているチアニ政権を支援することに抗議の意を示した。

AFP, May 11, 2024、ANHA, May 11, 2024、‘Inab Baladi, May 11, 2024、Reuters, May 11, 2024、SANA, May 11, 2024、SOHR, May 11, 2024などをもとに作成。

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シリア開発信託とUAE赤新月社は、シリアでの紛争やトルコ・シリア大地震で被害を受けたシリアの地元コミュニティのエンパワーメントを目的として、人道分野における5年間の協力協定を締結(2024年5月11日)

シリア開発信託とアラブ首長国連邦(UAE)赤新月社は、シリアでの紛争や2023年2月6日のトルコ・シリア大地震で被害を受けたシリアの地元コミュニティのエンパワーメントを目的として、人道分野における5年間の協力協定を締結した。

SANA(5月11日付)が伝えた。

AFP, May 11, 2024、ANHA, May 11, 2024、‘Inab Baladi, May 11, 2024、Reuters, May 11, 2024、SANA, May 11, 2024、SOHR, May 11, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を6件、55キロ地帯への侵犯を10件確認したと発表(2024年5月10日)

ロシア当事者和解調整センターのユーリ・ポポフ副センター長は、過去24時間にシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を6件確認したと発表した。

ポポフ副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機3機、A-10サンダーボルト攻撃機1機による領空侵犯を10件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(5月10日付)が伝えた。

RIA Novosti, May 10, 2024をもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイスラエルのエイラート市の重要標的と陣地をドローンで攻撃したと発表(2024年5月10日)

イラク・イスラーム抵抗は午前3時00分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、イスラエルのエイラート市の重要標的1ヵ所を無人航空機(ドローン)で攻撃したと発表した。

また、午後3時17分にも声明を出し、エイラート市のイスラエル軍陣地1ヵ所をドローンで攻撃したと発表した。

AFP, May 10, 2024、ANHA, May 10, 2024、‘Inab Baladi, May 10, 2024、Reuters, May 10, 2024、SANA, May 10, 2024、SOHR, May 10, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍がレバノン南部のティールハルファー村をドローン攻撃し、民間防衛隊員1人と通信技術者1人を殺害(2024年5月10日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、5月10日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午後1時00分、ミスカヴ・アム(キブツ)にある最新鋭スパイ設備を攻撃し、これを破壊。

午後5時11分、レバノン南部に対する攻撃への報復として、占領下カフル・シューバー丘陵地帯のサンマーカ陣地をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

(時間不明)同じく報復として、エフタ入植地をロケット弾とファラク1ロケット弾攻撃。

(時間不明)ティールハルファー村などに対する攻撃への報復として、キリヤット・シュモナ入植地をカチューシャ砲複数発で攻撃。

西部地区

午前0時50分、マルキヤ入植地のイスラエル軍部隊と車輛を砲撃し、確実な損害を与える。

午後5時00分、ヒルバト・マーイル基地とその砲台複数ヵ所をカチューシャ砲複数発で攻撃。

午後6時30分、ヒルバト・マーイル基地をカチューシャ砲複数発で再び攻撃。

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レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員2人と民間防衛隊隊員1人が死亡したと発表した。



 

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ナハールネット(5月10日付)などによると、イスラエル軍によるティールハルファー村への無人航空機(ドローン)での攻撃で、民間防衛隊の隊員1人とメンテナンス作業中の通信技術者1人が死亡した。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前1時16分、イスラエル軍ジェット戦闘機複数機が先ほど、カフルカラー村、アルマー・シャアブ村地域にあるヒズブッラーの軍事施設、テロ・インフラを攻撃。

午後3時29分、イスラエル軍が数時間前、ヤールーン村にある軍事施設で活動するヒズブッラーのテロリスト2人を攻撃。イスラエル軍ジェット戦闘機複数機は本日早く、カフルカラー村にあるヒズブッラーのテロ・インフラを攻撃。さらに、ブライダー村地域の軍事施設1ヵ所も攻撃。

午後9時23分、イスラエル軍が先ほど、ウダイサ村、ヒヤーム村、ラッブ・サラースィーン村、ダイル・スィルヤーン村、アイター・シャアブ村、ムハイビーブ村地域にあるテロ標的への攻撃を完了、これによりヒズブッラーの軍事施設5ヵ所、砲台などを破壊。

AFP, May 10, 2024、ANHA, May 10, 2024、‘Inab Baladi, May 10, 2024、Naharnet, May 10, 2024、Qanat al-Manar, May 10, 2024、Reuters, May 10, 2024、SANA, May 10, 2024、SOHR, May 10, 2024などをもとに作成。

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ロシア軍憲兵隊が米軍のM2ブラッドレー歩兵戦闘車6台とピックアップ・トラック2台からなる有志連合の車列の進行を阻止(2024年5月9日)

ロシア当事者和解調整センターのユーリ・ポポフ副センター長は、ハサカ県のサルムーク・ファウワーニー村で、ロシア軍憲兵隊が8日午後12時、米軍のM2ブラッドレー歩兵戦闘車6台とピックアップ・トラック2台からなる有志連合の車列の進行を阻止し、これを退却させたと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(5月9日付)が伝えた。

RIA Novosti, May 9, 2024をもとに作成。

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ロシア空軍が米占領下のヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)から同県のアムール山の奥地に潜入していた武装勢力の基地2ヵ所を攻撃、武装勢力6人を殲滅、武器弾薬庫を破壊(2024年5月9日)

ロシア当事者和解調整センターのユーリ・ポポフ副センター長は、ロシア空軍が米軍(有志連合)の占領下にあるヒムス県のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)から同県のアムール山の奥地に潜入していた武装勢力の基地2ヵ所を攻撃、武装勢力6人を殲滅、武器弾薬庫を破壊したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(5月9日付)が伝えた。

RIA Novosti, May 9, 2024をもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(占領下レバノン南部)を7回攻撃する一方、戦闘員3人が戦死したと発表(2024年5月9日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、5月9日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午後3時00分、占領下カフル・シューバー丘陵地帯のサンマーカ陣地をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

午後4時58分、クファル・ギラディ(キブツ)のイスラエル軍司令部およびその周辺を自爆型無人航空機(ドローン)複数機で攻撃、司令部に直接の損害を与え、兵士らを殺傷。

西部地区

午後1時23分、ラーミヤー村に最近になって設置された最新鋭の技術システムを攻撃、これを破壊。

午後2時15分、ネトゥア(キブツ)にあるイスラエル軍の新鋭司令部を砲撃し、直接の損害を与える。

午後3時20分、ジャルダーフ陣地のイスラエル軍部隊を攻撃し、直接の損害を与え、兵士らを殺傷。

午後5時15分、ジャル・アラーム陣地一帯に展開するイスラエル軍部隊をブルカーン重ロケット砲1発で攻撃。

午後8時05分、マルキヤ入植地で軍用車輛1台を攻撃し、直接の損害を与え、乗っていた兵士らを殺傷。

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レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員3人が死亡したと発表した。



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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午後6時10分、レバノンから先ほど、イスラエル北部に向けて複数の砲撃があり、シュロミ町に多数が着弾したのを確認、火災が発生。イスラエル軍ジェット戦闘機複数機と多連装ミサイルが先ほどレバノン領内で無人航空機(UAV)2機を迎撃。また先ほど、ジェット戦闘機複数機はアイター・シャアブ村にあるヒズブッラーのテロ・インフラと軍事施設1ヵ所を攻撃。イスラエル軍は早朝にレバノン南部の複数ヵ所を攻撃し、脅威を排除。

AFP, May 9, 2024、ANHA, May 9, 2024、‘Inab Baladi, May 9, 2024、Qanat al-Manar, May 9, 2024、Reuters, May 9, 2024、SANA, May 9, 2024、SOHR, May 9, 2024などをもとに作成。

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イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)はアデン湾でイスラエルのMSCデゴとMSCギナを攻撃するとともに、インド洋とアラビア海でMSCヴィットリアに対して2回の攻撃を行ったと発表(2024年5月9日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は午前0時18分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、アデン湾でイスラエルのMSCデゴとMSCギナを攻撃するとともに、インド洋とアラビア海でMSCヴィットリアに対して2回の攻撃を行ったと発表した。

AFP, May 9, 2024、ANHA, May 9, 2024、‘Inab Baladi, May 9, 2024、Reuters, May 9, 2024、SANA, May 9, 2024、SOHR, May 9, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイスラエル領内のネバティム空軍基地、エイラート市の重要拠点、アシュケロン市石油港、エリファレト基地、リヴァイアサン・ガス田、オブダ空軍基地を攻撃したと発表(2024年5月9日)

イラク・イスラーム抵抗は午後3時24分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、9日未明にイスラエル領内のネバティム空軍基地を無人航空機(ドローン)で攻撃したと発表した。

また午後4時44分にも声明を出し、9日未明にエイラート市の重要拠点1ヵ所を2機のドローンで攻撃したと発表した。

さらに午後5時5分にも声明を出し、9日朝にアシュケロン市の石油港をアルカブ弾頭ミサイル1発で攻撃したと発表した。

午後10時3分にも声明を出し、9日晩にエリファレト基地をドローンで攻撃したと発表した。

午後10時27分にも声明を出し、9日晩に地中海沖のリヴァイアサン・ガス田をドローンで攻撃したと発表した。

午後11時42分にも声明を出し、9日晩にオブダ空軍基地をドローンで攻撃したと発表した。

AFP, May 9, 2024、ANHA, May 9, 2024、‘Inab Baladi, May 9, 2024、Reuters, May 9, 2024、SANA, May 9, 2024、SOHR, May 9, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍戦闘機がダマスカス郊外県にあるイラク人民動員隊ヌジャバー運動の拠点を攻撃(2024年5月9日)

国防省はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて声明を出し、午前3時20分頃、イスラエル軍が占領下ゴラン高原方面からダマスカス郊外県の建物1棟を狙って航空攻撃を行い、シリア軍防空部隊がミサイル複数発を迎撃、その一部を撃破、攻撃により若干の物的損害が生じたと発表した。

SANA(5月9日付)が伝えた。

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ダマスカス県およびダマスカス郊外県では、ANHA(5月9日付)が複数の地元メディアの話として伝えたところによると、イスラエル軍の爆撃によると見られる爆発音が複数回にわたって確認された。

爆撃では、ダマスカス郊外県サイイダ・ザイナブ町近郊にあるイラクの人民動員隊所属のヌジャバー運動の文化センターと教練キャンプ、キスワ市一帯の陣地複数ヵ所が狙われた。

シリア人権監視団によると、シリア軍防空部隊がイスラエル軍のミサイルの迎撃を試みたが、爆撃は阻止できなかったという。

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ヌジャバー衛星チャンネルは、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/NujabaTv)を通じて被害現場の映像を公開した。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍によるシリアへの攻撃は5月に入って4回目、今年に入って38回目(うち26回が航空攻撃、12回が地上攻撃)で、これにより76あまりの標的が破壊され、軍関係者130人が死亡、53人が負傷。

軍関係者の死者内訳は以下の通り。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):21人
レバノンのヒズブッラーのメンバー:20人
イラク人:12人
「イランの民兵」のシリア人メンバー:28人
「イランの民兵」の外国人メンバー:10人
シリア軍将兵:39人

また民間人12人が死亡、20人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通り:

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:17回
ダルアー県:13回
ヒムス県:3回
クナイトラ県:3回
タルトゥース県:1回
ダイル・ザウル県:1回
アレッポ県:1回

AFP, May 9, 2024、ANHA, May 9, 2024、‘Inab Baladi, May 9, 2024、Reuters, May 9, 2024、SANA, May 9, 2024、SOHR, May 9, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヨルダン当局はUNHCRの難民認定を受けていたシリア人難民6人を、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地域)内のルクバーン・キャンプに追放(2024年5月9日)

シリア人権監視団によると、ヨルダン当局は、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の難民認定を受けていたシリア人難民6人を、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地域)内のルクバーン・キャンプに追放した。

6人のうち3人には妻子がいるが、家族はヨルダンに取り残されたという。

AFP, May 9, 2024、ANHA, May 9, 2024、‘Inab Baladi, May 9, 2024、Reuters, May 9, 2024、SANA, May 9, 2024、SOHR, May 9, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構が密輸阻止でトルコと協力するため、イドリブ県西部と北西部の国境にトルコが設置しているコンクリート壁から数十メートル離れた場所に警備員を配置(2024年5月9日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が、密輸を阻止し、密輸業者が作った地下トンネルの発見に協力するとしたトルコとの合意を受けて、県西部と北西部の国境にトルコが設置しているコンクリート壁から数十メートル離れた場所に警備員を配置した。

合意に際して、シャーム解放機構は、トルコ軍部隊がシリア側の国境沿いに監視ポストを設置することを拒否、これに伴い、シリアからトルコへの密輸や密入国を阻止するための責任を負うことになった。

AFP, May 9, 2024、ANHA, May 9, 2024、‘Inab Baladi, May 9, 2024、Reuters, May 9, 2024、SANA, May 9, 2024、SOHR, May 9, 2024などをもとに作成。

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米軍がハサカ県に軍装備品や兵站物資を搬入(2024年5月9日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあり、米軍が違法に基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

また、米主導の有志連合の貨物車輌など30輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)からシリア領内に新たに進入し、県内の基地に向かった。

AFP, May 9, 2024、ANHA, May 9, 2024、‘Inab Baladi, May 9, 2024、Reuters, May 9, 2024、SANA, May 9, 2024、SOHR, May 9, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県マンビジュ市西のカーウカリー村を砲撃(2024年5月9日)

アレッポ県では、ANHA(5月9日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるマンビジュ市西のカーウカリー村を砲撃した。

AFP, May 9, 2024、ANHA, May 9, 2024、‘Inab Baladi, May 9, 2024、Reuters, May 9, 2024、SANA, May 9, 2024、SOHR, May 9, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍がダルアー県ナワー市近郊でイラン製の無人航空機(ドローン)1機を地対空ミサイル複数発で撃墜(2024年5月8日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍がナワー市近郊でイラン製の無人航空機(ドローン)1機を地対空ミサイル複数発で撃墜した。

撃墜されたドローンは、シリア政府支配地領空から、イスラエル占領下のゴラン高原に向かって飛行していたものと見られる。

AFP, May 8, 2024、ANHA, May 8, 2024、‘Inab Baladi, May 8, 2024、Reuters, May 8, 2024、SANA, May 8, 2024、SOHR, May 8, 2024などをもとに作成。

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米中央軍(CENTCOM)はフーシー派がイエメン領内の支配地域からアデン湾上空に無人航空機(UAS)3機と対艦弾道ミサイル(ASBM)1発を発射したと発表(2024年5月8日)

米中央軍(CENTCOM)は午前5時33分にX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM/)を通じて声明を出し、現地時間6日の午後11時2分から午後11時48分頃にかけて、フーシー派がイエメン領内の支配地域からアデン湾上空に無人航空機(UAS)3機を発射、有志連合の艦艇がこのうちの1機と交戦し、CENTCOMが2機目と交戦、3機目はアデン湾に墜落したと報告した。

また、7日午前5時2分頃、フーシー派は再びアデン湾上空に対艦弾道ミサイル(ASBM)1発を発射したと付言した。

AFP, May 8, 2024、ANHA, May 8, 2024、‘Inab Baladi, May 8, 2024、Reuters, May 8, 2024、SANA, May 8, 2024、SOHR, May 8, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍はエイラート市隣接地に向かって東方から接近する不振な飛翔体を確認、多連装ミサイルで迎撃したと発表(2024年5月8日)

イスラエル軍は午前0時1分、テレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、「先ほど、イスラエル軍は、エイラート市隣接地に向かって東方から接近する不振な飛翔体を確認、多連装ミサイルがイスラエル領内で標的を迎撃することに成功した」と発表した。

AFP, May 8, 2024、ANHA, May 8, 2024、‘Inab Baladi, May 8, 2024、Reuters, May 8, 2024、SANA, May 8, 2024、SOHR, May 8, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(占領下レバノン南部)を11回攻撃する一方、戦闘員1人の戦死を発表(2024年5月8日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、5月8日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午前10時30分、アースィー陣地内の最新鋭技術システムを自爆型無人航空機(ドローン)1機で攻撃し、これを破壊。

午前11時03分、レバノン南部に対するイスラエル軍の攻撃への報復として、イスラエル軍が使用するメトゥラ町内の建物1棟を攻撃。

午前11時03分、同じく報復として、イスラエル軍が使用するマナラ入植地内の建物1棟を攻撃。

午後5時00分、占領下カフル・シューバー丘陵地帯のサンマーカ陣地をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

西部地区

午前11時00分、レバノン南部に対するイスラエル軍の攻撃への報復として、イスラエル軍が使用するシュロミ町内の建物2棟を攻撃。

午前11時00分、同じく報復として、イスラエル軍が使用するアビビム入植地内の建物2棟を攻撃。

午後1時25分、ラーヒブ陣地内の塹壕に入ろうとするイスラエル軍部隊をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与えるとともに、同陣地のスパイ設備を攻撃し、破壊。

午後2時25分、マルキヤ入植地内の塹壕に入ろうとするイスラエル軍部隊をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

午後3時00分、ヤアラーにある西部旅団司令部を自爆型無人航空機(ドローン)複数機で攻撃し、正確に損害を与える。

午後4時20分、レバノン南部に対するイスラエル軍の攻撃への報復として、ビラニット軍事キャンプの第91師団司令部をブルカーン重ロケット砲1発で攻撃し、直接の損害を与える。

午後7時50分、ラーミヤー村一帯を移動中のイスラエル軍部隊を砲撃し、直接の損害を与える。

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レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員2人が死亡したと発表した。


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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前7時34分、イスラエル軍ジェット戦闘機複数機が夜間、カフルカラー村、アイター・シャアブ村、ヒヤーム村、マールーン・ラース村地域、さらにはフーラ村、アイタルーン村地域にあるヒズブッラーの軍事複合施設などを攻撃。イスラエル軍はまた、ティールハルファー村、ジッビーン村地域を夜間に攻撃し、脅威を排除。

イスラエル軍砲兵部隊とジェット戦闘機複数機は先ほど、ラーミヤー村地域にある軍事施設やテロ・インフラなどヒズブッラーのテロ標的20か所以上を攻撃。攻撃に際して、武器弾薬施設での爆発と見られる二次的爆発を複数回確認。イスラエル軍ジェット戦闘機複数機はまた、マルワヒーン村、カフルカラー村にあるヒズブッラーの軍事施設1ヵ所とテロ・インフラを攻撃。

イスラエル軍ジェット戦闘機複数機が本日早く、ラズラーン山地域でヒズブッラーのラドワーン部隊の軍事施設1ヵ所を攻撃。イスラエル軍ジェット戦闘機複数機は終日にわたり、ヒヤーム村、ウダイサ村、ブライダー村、マールーン・ラース村、アイター・シャアブ村地域にあるヒズブッラーの軍事施設を攻撃。

AFP, May 8, 2024、ANHA, May 8, 2024、‘Inab Baladi, May 8, 2024、Qanat al-Manar, May 8, 2024、Reuters, May 8, 2024、SANA, May 8, 2024、SOHR, May 8, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県内のシャーム解放機構の支配地に駐留するトルコ軍がサラーキブ市北のM5街道沿線にある「イランの民兵」が拠点として使用している建物1棟を戦車で砲撃(2024年5月8日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるアブー・アリー山一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるカフルバッティーフ村を砲撃した。

これに対して、シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるアーフィス村一帯を砲撃した。

一方、シャーム解放機構の支配地に駐留するトルコ軍は、サラーキブ市北のM5街道沿線にある「イランの民兵」が拠点として使用している建物1棟(ジャルブーア・ビル)を戦車で砲撃した。

砲撃は、この建物から自爆型無人航空機(ドローン)複数機が離陸したことを確認したのを受けたもの。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカスル村一帯を自爆型無人航空機(ドローン)複数機で攻撃した。

AFP, May 8, 2024、ANHA, May 8, 2024、‘Inab Baladi, May 8, 2024、Reuters, May 8, 2024、SANA, May 8, 2024、SOHR, May 8, 2024などをもとに作成。

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シリア国民軍とシリア軍がアレッポ県あるタッル・リフアト市近郊のバイナ村一帯で砲撃戦(2024年5月8日)

アレッポ県では、ANHA(5月8日付)によると、シリア国民軍とシリア軍が、シリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のバイナ村一帯で砲撃戦を行った。

またトルコ軍は、ハルバル村、ウンム・フーシュ村、マンナグ村、ラーダール村、ハリーサ一帯を砲撃し、農地で火災が発生した。

トルコ軍とシリア国民軍はさらに、マンビジュ市北のサイヤーダ村を砲撃した。

AFP, May 8, 2024、ANHA, May 8, 2024、‘Inab Baladi, May 8, 2024、Reuters, May 8, 2024、SANA, May 8, 2024、SOHR, May 8, 2024などをもとに作成。

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アサド大統領は5期目の任期を開始したロシアのプーチン大統領に祝電を送る(2024年5月8日)

アサド大統領は、ロシアのヴラジーミル・プーチン大統領に祝電を送り、7日に5期目の任期を開始したことへの祝意を示した。

SANA(5月9日付)が伝えた。

AFP, May 8, 2024、ANHA, May 8, 2024、‘Inab Baladi, May 8, 2024、Reuters, May 8, 2024、SANA, May 8, 2024、SOHR, May 8, 2024などをもとに作成。

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地方行政環境省は2023年2月6日のトルコ・シリア大地震で被害を受けた建物の構造の耐震性を評価するためのデジタル・レーザー・ハンマー装置90台を国連人間居住計画(UN-Habitat、高林シリア事務所長)から受け取る(2024年5月8日)

地方行政環境省高等救援委員会は、2023年2月6日のトルコ・シリア大地震で被害を受けた建物の構造の耐震性を評価するためのデジタル・レーザー・ハンマー装置90台を国連人間居住計画(UN-Habitat)から受け取った。

地方行政環境省の本舎では、これらの機器の配送や引き渡しにかかる協定が、ラミーヤー・シャックール大臣と高林博史UN-Habitatシリア事務所所長によって署名された。






SANA(5月9日付)が伝えた。

AFP, May 8, 2024、ANHA, May 8, 2024、‘Inab Baladi, May 8, 2024、Reuters, May 8, 2024、SANA, May 8, 2024、SOHR, May 8, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは過去24時間で緊張緩和地帯内でヌスラ戦線(シャーム解放機構)とトルキスタン・イスラーム党がイドリブ県を2回の砲撃、シリア軍兵士2人が負傷したと発表(2024年5月7日)

ロシア当事者和解調整センターのユーリ・ポポフ副センター長は、シャームの民のヌスラ戦線(旧シャーム解放機構)とトルキスタン・イスラーム党がイドリブ県内のシリア軍の陣地に1日に2回の砲撃を行い、これによりシリア軍兵士2人が負傷したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(5月7日付)が伝えた。

RIA Novosti, May 7, 2024をもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による55キロ地帯への侵犯を8件確認したと発表(2024年5月7日)

ロシア当事者和解調整センターのユーリ・ポポフ副センター長は、過去24時間に、米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機3機、A-10サンダーボルト攻撃機1機による領空侵犯を8件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(5月7日付)が伝えた。

RIA Novosti, May 7, 2024をもとに作成。

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米中央軍(CENTCOM)はイエメン領内のフーシー派支配地域で無人航空システム(UAS)1機と交戦し、破壊したと発表(2024年5月7日)

米中央軍(CENTCOM)は午前2時11分にX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM/)を通じて声明を出し、現地時間2日午前10時47分頃、CENTCOMがイエメン領内のフーシー派支配地域で無人航空システム(UAS)1機と交戦し、破壊することに成功したと発表した。

May 6 Red Sea Update

AFP, May 7, 2024、ANHA, May 7, 2024、‘Inab Baladi, May 7, 2024、Reuters, May 7, 2024、SANA, May 7, 2024、SOHR, May 7, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイスラエル領内のサピルの陣地とエイラート市にある重要標的1ヵ所をドローンで攻撃(2024年5月7日)

イラク・イスラーム抵抗は午前1時59分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、イスラエルのサピルの陣地1ヵ所を無人航空機(ドローン)で攻撃したと発表した。

また午後11時10分にも声明を出し、イスラエルのエイラート市にある重要標的1ヵ所をドローンで攻撃したと発表した。

AFP, May 7, 2024、ANHA, May 7, 2024、‘Inab Baladi, May 7, 2024、Reuters, May 7, 2024、SANA, May 7, 2024、SOHR, May 7, 2024などをもとに作成。

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