トルコ軍がアレッポ県マンビジュ市をドローンで爆撃し、PYD傘下の革命青年運動のメンバー4人が負傷(2023年11月10日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市の市立競技場の脇にある青年センター近くを無人航空機(ドローン)で爆撃し、民主統一党(PYD)傘下の革命青年運動のメンバー4人が負傷した。

一方、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つジャラーブルス市近郊のシュユーフ橋近くで少年の狙撃し、殺害した。

AFP, November 10, 2023、ANHA, November 10, 2023、‘Inab Baladi, November 10, 2023、Reuters, November 10, 2023、SANA, November 10, 2023、SOHR, November 10, 2023などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県イフスィム町一帯に対して3回、サルジャ村に対して1回の爆撃を実施(2023年11月10日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるアーフィス村をシリア軍が砲撃し、住民3人が負傷した。

シリア軍はまたシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村一帯を砲撃、同機構のメンバー1人が死亡した。

シリア軍はこのほかにも、フライフィル村、スフーフン村を砲撃した。

一方、ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構の支配下にあるイフスィム町一帯に対して3回、サルジャ村に対して1回の爆撃を実施した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるクルド山地方のクバイナ丘一帯を砲撃し、シリア軍の士官(少尉)1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるカッバーナ村一帯を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原のアムキーヤ町、アンカーウィー村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・アンマ村、カフルタアール村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、マアルバ町で麻薬密売グループがメディア活動家を銃で撃ち殺害した。

メディア活動家が襲撃されたのを受けて、住民と麻薬密売グループが交戦し、麻薬密売グループのメンバーで空軍情報部の協力者と見られる2人が死亡した。

AFP, November 10, 2023、ANHA, November 10, 2023、‘Inab Baladi, November 10, 2023、Reuters, November 10, 2023、SANA, November 10, 2023、SOHR, November 10, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍憲兵隊はハサカ県ラアス・アイン市に近い国境から密入国しようとしたダイル・ザウル県出身者2人を銃殺(2023年11月10日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「平和の泉」地域の拠点都市のひとつラアス・アイン市に近い国境を違法に越えてトルコに密入国しようとしたダイル・ザウル県出身者2人がトルコ軍憲兵隊に銃殺された。

AFP, November 10, 2023、ANHA, November 10, 2023、‘Inab Baladi, November 10, 2023、Reuters, November 10, 2023、SANA, November 10, 2023、SOHR, November 10, 2023などをもとに作成。

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米軍はイラン・イスラーム革命革命防衛隊が使用するダイル・ザウル市内の施設を爆撃、シリア軍と「イランの民兵」が報復としてウマル油田、CONOCOガス田の米軍基地を攻撃、米軍、シリア民主軍と激しく交戦(2023年11月9日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、米軍の戦闘機がシリア政府の支配下にあるダイル・ザウル市のブール・サイード通りにある軍の指揮所複数ヶ所と武器庫を爆撃し、イラン人とともに働くシリア人3人を含む9人が死亡した。

また、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるウマル油田に違法に設置されている米軍(有志連合)の基地からマヤーディーン市一帯の「イランの民兵」の陣地複数ヶ所に対して砲撃が行われた。

この直後、ウマル油田内でも複数回の爆発が発生した。

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これに関して、米中央軍(CENTCOM)は午前2時にX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOMArabic/)を通じて声明を出し、イラクとシリアにおける米国人に対する一連の攻撃を受けて、CENTCOMが、イラン・イスラーム革命防衛隊と同隊に所属するグループが使用しているシリア国内の施設1ヶ所を爆撃した、と発表した。

CENTCOMはまた、米国民を守るため、攻撃に関与した者に対してあらゆる必要な措置を講じ、自らが選んだ時間と場所に対して報復を行うと強調した。

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ロイド・J・オースティンIII米国務長官も声明を出し、ジョー・バイデン大統領の指示を受け、F-15戦闘機2機で、イラン・イスラーム革命防衛隊などが使用しているシリア東部の施設1ヶ所を自衛爆撃したと発表した。

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一方、マヤーディーン・チャンネル(11月9日付)は、CONOCOガス田に違法に設置されている米軍基地がロケット弾と無人航空機(ドローン)複数機の攻撃を受けたと伝えた。

また、ダイル・ザウル市に対する米軍の爆撃に対する報復として、米軍基地もロケット弾6発の攻撃を受けたと伝えた。

さらに、シリア軍が米軍の占領と対決する抵抗勢力とともに、CONOCOガス田とウマル油田の米軍基地をロケット弾やドローンで攻撃、米軍および人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と激しく交戦した。

AFP, November 9, 2023、ANHA, November 9, 2023、‘Inab Baladi, November 9, 2023、Qanat al-Mayadin, November 9, 2023、Reuters, November 9, 2023、SANA, November 9, 2023、SOHR, November 9, 2023などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイラクのハリール米軍基地とアイン・アサド米軍基地を複数回にわたって攻撃(2023年11月9日)

イラク・イスラーム抵抗は午前1時19分、テレグラムのアカウントを通じて声明(https://t.me/elamharbi/87)を出し、イラクのアルビール県にあるハリール米軍基地を無人航空機(ドローン)2機で爆撃し、直接の被害を与えたと発表した。

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イラク・イスラーム抵抗は午後7時57分、テレグラムのアカウントを通じて声明(https://t.me/elamharbi/88)を出し、イラクのアンバール県にあるアイン・アサド米軍基地に対して3回の作戦を実施し、直接の被害を与えたと発表した。

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イラク・イスラーム抵抗は午後8時22分、テレグラムのアカウントを通じて声明(https://t.me/elamharbi/90)を出し、イラクのアルビール県にあるハリール米軍基地を再び無人航空機(ドローン)2機で爆撃し、直接の被害を与えたと発表した。

 

AFP, November 9, 2023、ANHA, November 9, 2023、‘Inab Baladi, November 9, 2023、Reuters, November 9, 2023、SANA, November 9, 2023、SOHR, November 9, 2023などをもとに作成。

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レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗とイスラエル軍の砲撃の応酬続く(2023年11月9日)

レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗は、レバノン南部・イスラエル北部での戦況について以下の通り声明を出した。


午後3時15分、メトゥラ陣地をロケット弾などで攻撃し、直接の損害を与えた。

午後3時45分、イスラエルの占領下にあるレバノン領のタルビーハー村に展開するイスラエル軍歩兵部隊をロケット弾などで砲撃し、直接の損害を与えた。

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マナール・チャンネル(11月8日付)によると、イスラエル軍はマルカバー村、ウダイサ村、カフルカラー村、ブルジュ・ムルーク村(以上ナバティーヤ県、マルジャアユーン郡)、ラーミヤー村(以上ナバティーヤ県ビント・ジュバイル郡)、ヤーリーン村(以上南部県スール郡)などを砲撃した。

AFP, November 9, 2023、ANHA, November 9, 2023、‘Inab Baladi, November 9, 2023、Qanat al-Manar, November 9, 2023、Reuters, November 9, 2023、SANA, November 9, 2023、SOHR, November 9, 2023などをもとに作成。

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イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)はイエメン領海上空で、イスラエルを支援するために敵対活動、監視・スパイ活動を行っていた米軍のドローン1機を撃墜したと発表(2023年11月9日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は声明を出し、イエメン領海上空で、イスラエルを支援するために敵対活動、監視・スパイ活動を行っていた米軍の航空機1機を撃墜したと発表した。

 

ジャズィーラ・チャンネル(11月9日付)などが伝えた。

これに関して、ロイター通信(11月9日付)は、2人の米国の匿名高官筋の話として、MQ-9無人航空機(ドローン)1機がイエメン沖で撃墜されたこと述べた。

匿名高官筋は、撃墜されたのが公海上空だったかどうかはについては言及しなかった。

AFP, November 9, 2023、Aljazeera, November 9, 2023、ANHA, November 9, 2023、‘Inab Baladi, November 9, 2023、Reuters, November 9, 2023、SANA, November 9, 2023、SOHR, November 9, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍がハサカ県タッル・タムル町近郊のタッル・タウィール村を砲撃(2023年11月9日)

ハサカ県では、ANHA(11月9日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のタッル・タウィール村を砲撃した。

AFP, November 9, 2023、ANHA, November 9, 2023、‘Inab Baladi, November 9, 2023、Reuters, November 9, 2023、SANA, November 9, 2023、SOHR, November 9, 2023などをもとに作成。

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ガッバーシュ保健大臣はWHOが開催したイスラエルのガザ地区への攻撃への対応を協議するための会合にオンラインで出席(2023年11月9日)

ハサン・ガッバーシュ保健大臣は、国連世界保健機関(WHO)エジプト事務所が開催したイスラエルのガザ地区への攻撃への対応を協議するための会合にオンラインで出席し、国連などの国際機関、人権擁護団体が、パレスチナ人に対するイスラエルの攻撃を停止させるために責任をもって対応し、医療支援を即時にガザ地区に輸送すべきだと表明した。

SANA(11月9日付)が伝えた。


AFP, November 9, 2023、ANHA, November 9, 2023、‘Inab Baladi, November 9, 2023、Reuters, November 9, 2023、SANA, November 9, 2023、SOHR, November 9, 2023などをもとに作成。

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ミクダード外務在外居住者大臣はアラブ連盟外務大臣会議準備会合でアラブ諸国が連携し、パレスチナ人へのイスラエルの攻撃、強制移住の試みに対処し、人道支援の輸送を認めさせる必要があると強調(2023年11月9日)

サウジアラビアの首都リヤードでアラブ連盟外務大臣会議準備会合が開催され、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への対応について協議した。



会合に出席したファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣は、アラブ諸国が連携し、実効的な統一姿勢を示すことで、パレスチナ人へのイスラエルの攻撃、強制移住の試みに対処し、人道支援の輸送を認めさせる必要があると述べた。

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ミクダード外務在外居住者大臣はまたリヤードでチュニジアのナビール・アンマール外務大臣と会談し、ガザ地区の情勢、イスラエル軍の同地への攻撃について意見を交わし、イスラエル軍の攻撃の即時停止と緊急人道支援のガザ地区への輸送を呼びかけるとともに、イスラエルの犯罪行為に対する米国や西側諸国の沈黙を非難した。

SANA(11月9日付)が伝えた。

AFP, November 9, 2023、ANHA, November 9, 2023、‘Inab Baladi, November 9, 2023、Reuters, November 9, 2023、SANA, November 9, 2023、SOHR, November 9, 2023などをもとに作成。

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国防省はシリア軍がロシア空軍の協力のもと、イドリブ県とシリア砂漠でテロ組織の指揮所、貯蔵施設、要塞などに対して砲撃を行い、トルキスタン・イスラーム党のメンバーら数十人を殺害したと発表(2023年11月9日)

国防省はフェイスブックのアカウントhttps://www.facebook.com/mod.gov.sy/を通じて声明を出し、シリア軍がロシア空軍の協力のもと、イドリブ県内のテロ組織の指揮所、貯蔵施設、要塞に対して砲撃を行い、これらを完全に破壊、テロリスト数十人を殺傷する一方、シリア砂漠においてもテロ組織に対して適切な火器をもって攻撃を加え、テロリストが乗った四輪駆動車1輌を破壊、これを殺傷したと発表した。

一連の攻撃によって殲滅したテロリストのほとんどはトルキスタン・イスラーム党のメンバーで、そのなかには、マフムード・アティーヤ、アブドゥッラー・カルマズィー、ズバイル・アブー・ウスマーン・ファランスィー、マフムード・クライドゥー、アリー・アブラシュ、サアド・ヤーシュ・フサイン、アブー・イード・サイヤーディー、イブラーヒーム・ヌーファル、マフムード・ハスラム、アブー・ミクダード・トゥルキスターニー、アブー・ラウーフ・トゥルキスターニー、アブー・マスアブ・ガルユーン、アブー・マルユーム・カファルーマ、ユースフ・カッシャーシュ、マルワーン・ハッサーン・アブー・フーファルが含まれているという。

https://youtu.be/EVemL7_ljjA

SANA(11月9日付)が伝えた。


AFP, November 9, 2023、ANHA, November 9, 2023、‘Inab Baladi, November 9, 2023、Reuters, November 9, 2023、SANA, November 9, 2023、SOHR, November 9, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは、8日のイスラエル軍によるスワイダー県への爆撃に関して、イスラエル空軍のF-16戦闘機6機が行ったとしたうえで、死傷者はなかったと発表(2023年11月9日)

ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、8日のイスラエル軍によるスワイダー県への爆撃に関して、イスラエル空軍のF-16戦闘機6機が行ったとしたうえで、死傷者はなかったと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(11月9日付)が伝えた。

RIA Novosti,  November 9, 2023をもとに作成。

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国防省はイスラエル軍が南部地区を爆撃したと発表:シリア人権監視団によるとレバノンのヒズブッラーのメンバー3人を含む6人死亡(2023年11月8日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて声明を出し、8日午後10時50分頃、イスラエル軍がレバノンのベカーア県バアルベック郡上空を領空侵犯し、シリア南部地区の軍事拠点複数ヶ所を狙って、爆撃を実施、これにより若干の物的損害が生じたと発表した。

SANA(11月9日付)が伝えた。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の爆撃は、スワイダー県のクライブ丘とマスィーフ丘に展開する防空大隊基地、レーダー施設などの軍事拠点複数ヶ所、ダマスカス郊外県のアクラバー町一帯、同町からサイイダ・ザイナブ町に至る農場一帯を狙ったもので、レバノンのヒズブッラーのメンバー3人が死亡、身元・国籍不明の3人が負傷した。

AFP, November 8, 2023、ANHA, November 8, 2023、‘Inab Baladi, November 8, 2023、Reuters, November 8, 2023、SANA, November 9, 2023、SOHR, November 8, 2023などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はハサカ県シャッダーディー市に米軍(有志連合)が違法に設置している基地を2度にわたって攻撃(2023年11月8日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、イラク・イスラーム抵抗が北・東シリア自治局の支配下にあるシャッダーディー市に米軍(有志連合)が違法に設置している基地を攻撃した。

イラク・イスラーム抵抗はその数時間後にも、同基地を無人航空機(ドローン)2機で爆撃した。

これに関して、イラク・イスラーム抵抗は午後7時12分、テレグラムのアカウントを通じて声明(https://t.me/elamharbi/83)を出し、ハサカ県のシャッダーディー市にある米軍基地を無人航空機(ドローン)複数機で爆撃し、直接の被害を与えたと発表した。

また、午後10時6分にもテレグラムのアカウントを通じて声明(https://t.me/elamharbi/86)を出し、ハサカ県のシャッダーディー市にある米軍基地をロケット弾で砲撃し、直接の被害を与えたと発表した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米軍(有志連合)が占領するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するシリア政府支配地で大きな爆発が発生、55キロ地帯にあるルクバーン・キャンプで爆音が確認された。

AFP, November 8, 2023、ANHA, November 8, 2023、‘Inab Baladi, November 8, 2023、Reuters, November 8, 2023、SANA, November 8, 2023、SOHR, November 8, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍がハサカ県カーミシュリー市とハサカ市を結ぶ街道(アムバーラ街道)の沿線をドローンで爆撃(2023年11月8日)

ハサカ県では、ANHA(11月8日付)によると、トルコ軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカーミシュリー市とハサカ市を結ぶ街道(アムバーラ街道)の沿線に位置するナッカーラ村近郊を無人航空機(ドローン)で爆撃した。

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シリア人権監視団によると、爆撃を行ったのは2機のドローンで、アムバーラ街道を走行中の車1台と、カフリー・スィビー村にある北・東シリア自治局内務治安部隊(アサーイシュ)の検問所が標的となった。

AFP, November 8, 2023、ANHA, November 8, 2023、‘Inab Baladi, November 8, 2023、Reuters, November 8, 2023、SANA, November 8, 2023、SOHR, November 8, 2023などをもとに作成。

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レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部を、イスラエル軍はレバノン南部を攻撃(2023年11月8日)

レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗は、レバノン南部・イスラエル北部での戦況について以下の通り声明を出した。

午前11時15分、ショメラ基地に展開するイスラエル軍歩兵部隊を攻撃し、確実な損害を与えた。

午後12時43分、イスラエル軍がレバノン領内の救急車両を攻撃したことへの報復として、ドゥヴィブ兵舎を攻撃し、イスラエル軍側に死傷者などの損害を確実に与えた。

午後2時、同じく報復として、ドゥヴィブ兵舎に展開するイスラエル軍歩兵部隊を攻撃し、死傷者などの損害を確実に与えた。

午後、前日のレバノン南部に対するイスラエル軍の攻撃への報復として、イスラエル北部の砲台複数カ所を2回にわたって攻撃した。

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マナール・チャンネル(11月8日付)によると、イスラエル軍は、ラッブーナ村(南部県スール郡)、ハルター村、マーリー村(以上ナバティーヤ県ハースバイヤー郡)、マイス・ジャバル村(ナバティーヤ県マルジャアユーン郡)マイス・ジャバル一帯、アイター・シャアブ村、ヤールーン村(以上ナバティーヤ県ビント・ジュベイル郡)などを砲撃した。

イスラエル軍はまた、ヤーティル村、カフラー村(以上ナバティーヤ県ビント・ジュベイル郡)を爆撃した。

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イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)で以下の通り発表した。

午後1時9分、昨晩イスラエル軍がレバノンでヒズブッラーの標的複数ヶ所に対して爆撃を実施した。

AFP, November 8, 2023、ANHA, November 8, 2023、‘Inab Baladi, November 8, 2023、Qanat al-Manar, November 8, 2023、Reuters, November 8, 2023、SANA, November 8, 2023、SOHR, November 8, 2023などをもとに作成。

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ダーイシュがラッカ県とヒムス県の砂漠地帯でシリア軍の拠点などを襲撃し34人を殺害、ロシア軍が報復として同地を爆撃し、ダーイシュ・メンバー7人を殺害(2023年11月8日)

シリア人権監視団、シャームFM(11月8日付)などによると、ラッカ県のラサーファ交差点とヒムス県のスフナ市の間に位置する砂漠地帯に展開するシリア軍の拠点複数カ所が、ダーイシュ(イスラーム国)の襲撃を受け、国防隊(予備部隊)隊員とシリア軍兵士34人(ほとんどが国防隊隊員)が死亡した(シリア人権監視団によると、死者はその後35人に増加した)。

これを受けて、ロシア軍戦闘機複数機が同地に対して爆撃を実施し、ダーイシュのメンバー7人を殺害した。

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イナブ・バラディー(11月8日付)によると、犠牲者のなかには、北・東シリア自治局の支配地からシリア政府支配地に石油を輸送するカーティルジー・インターナショナル・グループ社の社員らもおり、彼らはラッカ県でタンクローリーの車列が襲撃を受け死傷したという。

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この攻撃に関して、イスラーム国に近いアアマーク通信(11月11日付)に、ヒムス県東部の兵舎2ヶ所を攻撃し、シリア軍兵士と国防隊の隊員24人を殺害し、複数人を負傷させたと発表した。

AFP, November 8, 2023、ANHA, November 8, 2023、‘Inab Baladi, November 8, 2023、Reuters, November 8, 2023、SANA, November 8, 2023、Sham FM, November 8, 2023、SOHR, November 8, 2023、November 9, 2023などをもとに作成。

シリア軍がアレッポ市上空に飛来したシャーム解放機構のドローン複数機を迎撃する一方、ロシア軍はイドリブ県を爆撃したと発表(2023年11月8日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市アシュラフィーヤ地区、ハーリディーヤ地区、ナイル通り地区の上空に飛来したシャーム解放機構の無人航空機(ドローン)複数機を迎撃、同地では銃撃音が確認された。

シリア軍はまた、シャーム解放機構の支配下にあるアターリブ市南東で民間の車輌をミサイルで攻撃、住民1人を負傷させた。

シリア軍はさらに、ジーナ村とカフル・ヌーラーン村を結ぶ街道でも民間の車輌をミサイルで攻撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がナフシャッバー村近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方一帯を砲撃、同機構のメンバー1人が死亡した。

これに対して、「決戦」作戦司令室は、アーフィス村近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、イドリブ県で、シリア軍の陣地への砲撃に関与した過激派の管制センター、地下シェルター、設備を爆撃によって破壊したと発表した。

AFP, November 8, 2023、ANHA, November 8, 2023、‘Inab Baladi, November 8, 2023、Reuters, November 8, 2023、RIA Novosti, November 8, 2023、SANA, November 8, 2023、SOHR, November 8, 2023などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はダイル・ザウル県のCONCOガス田とウマル油田の米軍基地を攻撃したと発表(2023年11月7日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるCONOCOガス田に違法に設置されている米軍(有志連合)の基地に対して、イラク・イスラーム抵抗がロケット弾で攻撃を行い、複数回の爆発が発生した。

また、RIAノーヴォスチ通信(11月7日付)によると、CONOCOガス田ではロケット弾攻撃により、3回の爆発音が聞こえた。

ダイル・ザウル県での米軍基地に対する攻撃に関して、イラク・イスラーム抵抗は午前1時26分、テレグラムのアカウントを通じて声明(https://t.me/elamharbi/81)を出し、ハサカ県のウマル油田に設置されている米軍の「グリーン・ヴィレッジ」基地を複数の無人航空機(ドローン)で爆撃し、直接の被害を与えたと発表した。

イラク・イスラーム抵抗はまた、午前1時26分、テレグラムのアカウントを通じて声明(https://t.me/elamharbi/82)を出し、ハサカ県のCONOCOガス田の米軍基地を多数のロケット弾で攻撃し、直接の被害を与えたと発表した。


 

AFP, November 7, 2023、ANHA, November 7, 2023、‘Inab Baladi, November 7, 2023、Reuters, November 7, 2023、RIA Novosti, November 7, 2023、SANA, November 7, 2023、SOHR, November 7, 2023などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイラクのアルビール県にあるハリール米軍基地とアルビール空港基地をドローンで攻撃したと発表(2023年11月7日)

イラク・イスラーム抵抗は午前1時26分、テレグラムのアカウントを通じて声明(https://t.me/elamharbi/79)を出し、イラクのアルビール県にあるハリール米軍基地を無人航空機(ドローン)2機で爆撃し、直接の被害を与えたと発表した。

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イラク・イスラーム抵抗は午前1時26分、テレグラムのアカウントを通じて声明(https://t.me/elamharbi/80)を出し、イラクのアルビール県にあるアルビール空港基地(米軍基地)を複数のドローンで爆撃し、複数の標的に直接の被害を与えたと発表した。

 

AFP, November 7, 2023、ANHA, November 7, 2023、‘Inab Baladi, November 7, 2023、Reuters, November 7, 2023、SANA, November 7, 2023、SOHR, November 7, 2023などをもとに作成。

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シリア政府支配地からイスラエル占領下のゴラン高原に向けて多数のロケット砲弾が撃ち込まれ、イスラエル軍が迎撃(2023年11月7日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府支配地からイスラエル占領下のゴラン高原に向けて多数のロケット砲弾が撃ち込まれ、イスラエル軍が迎撃、多数を撃破した。

AFP, November 7, 2023、ANHA, November 7, 2023、‘Inab Baladi, November 7, 2023、Reuters, November 7, 2023、SANA, November 7, 2023、SOHR, November 7, 2023などをもとに作成。

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レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗によるイスラエル北部への砲撃で火災が発生(2023年11月7日)

レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗は、レバノン南部・イスラエル北部での戦況について以下の通り声明を出した。

午後、イスラエル軍が前日夜にレバノン南部にあるレバノン・イスラーム抵抗の陣地1カ所を砲撃したことへの報復として、イスラエル北部にある砲台複数ヶ所を攻撃、これにより火災が発生した。

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マナール・チャンネル(11月7日付)によると、イスラエル軍戦闘機がナークーラ村近郊、ラッブーナ村一帯(以上南部県スール郡)、アイター・シャアブ村一帯、カフラー村一帯、ヤーティル村一帯(以上ナバティーヤ県ビント・ジュベイル郡)、カフルカラー村一帯、シャブアー農場一帯(以上ナバティーヤ県マルジャアユーン郡)を爆撃、マルワヒーン村、ヤーリーン村(以上南部県スール郡)、アイター・シャアブ村一帯、ダイル・ミーマース村(ナバティーヤ県マルジャアユーン郡)などを砲撃した。

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イスラエル軍はテレグラムのアカウント(https://t.me/idfofficial/5026)を通じて、レバノン領内からイスラエル北部に20発の砲弾が撃ち込まれ、イスラエル軍が砲弾発射地点を攻撃したと発表した。

 

AFP, November 7, 2023、ANHA, November 7, 2023、‘Inab Baladi, November 7, 2023、Qanat al-Manar, November 7, 2023、Reuters, November 7, 2023、SANA, November 7, 2023、SOHR, November 7, 2023などをもとに作成。

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サブリナ・シン米国防総省副報道官は、イラク・イスラーム抵抗の米軍基地への攻撃に関して「攻撃は増加しているが、深刻な被害をもたらしてはいない」と述べる(2023年11月7日)

米国防総省のサブリナ・シン副報道官は記者会見で、シリアとイラクで増加しているイラク・イスラーム抵抗による米軍基地への攻撃に関して、「攻撃は増加しているが、それらは成功しておらず、深刻な被害をもたらしてはいない」と述べた。

AFP, November 7, 2023、ANHA, November 7, 2023、‘Inab Baladi, November 7, 2023、Reuters, November 7, 2023、SANA, November 7, 2023、SOHR, November 7, 2023などをもとに作成。

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CISテロ対策センターのシソエフ所長:「シリアやイラクで経験を積んだ外国人戦闘員が不法移民を装って欧州諸国に入国している」(2023年11月7日)

CIS(独立国家共同体)テロ対策センターのエフゲニー・シソエフ所長は、シリアやイラクで経験を積んだ外国人戦闘員が不法移民を装って欧州諸国に入国していると述べた。

ウズベキスタンの首都タシケントで開催されている上海協力機構地域テロ対策機構の科学実践会合に参加中のシエソフ所長は記者会見で、「シリアやイラクで経験を積んだ外国人戦闘員が不法移民を装って欧州諸国に入国しており、多くの国が彼らを地政学的な利益のために利用することで、多いな懸念材料になる」、「ネオナチや…、過激なナショナリズム思想を育む肥沃な土壌に過激派が侵入することを踏まえると、これは欧州に深刻な結果をもたらすだろう」などと述べた。

AFP, November 7, 2023、ANHA, November 7, 2023、‘Inab Baladi, November 7, 2023、Reuters, November 7, 2023、RIA Novosti, November 7, 2023、RIA Novosti, November 7, 2023、SANA, November 7, 2023、SOHR, November 7, 2023などをもとに作成。

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シリア軍はイドリブ県タフタナーズ市の民家を攻撃し、1人を殺害、ロシア軍もイドリブ県内のシャーム解放機構、アンサール・タウヒードの拠点などを爆撃(2023年11月7日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、フライフィル村、スフーフン村を砲撃した。

トゥライハ村に展開するシリア軍はまた、トルコ軍が駐留するタフタナーズ航空基地に近いタフタナーズ市の民家を赤外線誘導ミサイルで攻撃し、民家で火災が発生、中にいた男性1人が死亡、1人が負傷した。

ホワイト・ヘルメットによると、この攻撃によって、民間人1人が死亡、4歳の女児1人を含む5人が負傷した。

シリア人権監視団によると、これに対して、シャーム解放機構がトゥライハ村のシリア軍を砲撃した。

一方、ロシア軍戦闘機複数機は、シャイフ・バフル村の国内避難民(IDPs)キャンプ近くの軍事拠点に対して3回、マシューン村にあるシャーム解放機構と新興のアル=カーイダ系組織のアンサール・タウヒードの指揮所複数カ所に3回、シャイフ・スィンドヤーン村一帯に2回の爆撃を実施した。

これに関して、ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、イドリブ県(Мааян)で、シリア軍の陣地への砲撃に関与した過激派の地下シェルターを爆撃したと発表した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフルタアール村、カフル・アンマ村、ワサータ村を砲撃した。

これに対して、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるバスラートゥーン村一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また、シャーム解放機構は第46中隊基地近郊のシリア軍陣地を対戦車ミサイルで攻撃し、兵士1人を殺害、4人を負傷させた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、国民解放戦線(シリア国民軍)に所属するナスル軍がシリア政府の支配下にあるガーブ平原のアムキーヤ町を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるクルド山地方のクバイナ丘一帯を砲撃、これによりシャーム解放機構に所属するウスマーン・ビン・アッファーン旅団のメンバー4人が死亡した。

AFP, November 7, 2023、ANHA, November 7, 2023、‘Inab Baladi, November 7, 2023、Reuters, November 7, 2023、SANA, November 7, 2023、SOHR, November 7, 2023などをもとに作成。

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シリア・ロシア軍は共同記者会見でヒムス軍事大学に対するテロ攻撃への報復作戦の戦果を発表:230回以上の爆撃と900回以上の砲撃でテロリスト630人以上を殲滅、450人を負傷させ、1125ヵ所の標的を破壊(2023年11月7日)

シリア軍のハサン・スライマーン政策局長(少将)は首都ダマスカスの将校クラブでロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長と共同記者会見を開催し、10月6日のヒムス軍事大学の卒業式会場に対する無人航空機(ドローン)でのテロ攻撃への報復としてロシア空軍とともに実施してきた作戦の全貌を明らかにした。


スライマーン政策局長は、ヒムス軍事大学に対する攻撃に関与したテロ組織に対して一連の特殊作戦や集中爆撃を実施し、標的とした武器弾薬庫複数ヶ所をはじめとするすべての陣地、指揮所を破壊し、シャーム解放機構とトルキスタン・イスラーム党などに所属するテロリスト数百人を殲滅、テロリストの組織的な戦闘能力を麻痺させ、隊列を再集結を阻止、甚大な損害を受けた彼らはパニックに陥り、「主人や使用人」(欧米諸国、トルコを示唆)に助けを求めるに至っていると明らかにした。

スライマーン政策局長はまた、シリア軍が「テロとの戦い」という愛国的な任務の実施を継続し、その根絶を目指すとの決意を表明、テロ組織が行ういかなる攻撃に対しても、即時に報復すると強調した。

一方、クリット副センター長は、報復作戦に関して、テロリストの監視サイト、指揮所に爆撃や砲撃によって打撃を加え、23ヵ所の監視サイトと教練キャンプ、35の地下トンネルやシェルターを破壊したことを明らかにしたうえで、ヒムス軍事大学に対するテロに関与した全員が相応の処罰を受けることになると述べた。

また、シリア軍との合同作戦において、ロシア軍戦闘機が230回以上の爆撃を実施するとともに、両軍が900回以上の砲撃を行い、司令官34人、外国人専門家15人を含むテロリスト630人以上を殲滅、450人を負傷させ、467ヵ所の陣地を含む1125ヵ所を標的を破壊、車輌153輌を含む大量の武器、装備を破壊、テロリストの組織的戦闘能力を低下させ、司令官を分散させ、士気を奪い、攻撃停止を余儀なくしたと主張した。

会見での発言ののち、ヒムス軍事大学に対するテロ攻撃の被害状況、シリア・ロシア両軍による報復作戦の戦果のビデオ映像が上映された。

https://youtu.be/p6rEwduYAJw

SANA(11月7日付)が伝えた。



AFP, November 7, 2023、ANHA, November 7, 2023、‘Inab Baladi, November 7, 2023、Reuters, November 7, 2023、SANA, November 7, 2023、SOHR, November 7, 2023などをもとに作成。

イラク・イスラーム抵抗がイラク国内の米軍基地2ヶ所とシリア国内の米軍基地2ヶ所に対して6回の攻撃を実施(2023年11月6日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タンフ国境通行所に違法に設置されている米軍(有志連合)の基地がイラク・イスラーム抵抗の無人航空機(ドローン)複数機の爆撃を受け、米軍がうち2機を撃墜した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、イラク・イスラーム抵抗が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町を通るM4高速道路に近いカスラク村に違法に設置されている米軍(有志連合)の基地を無人航空機(ドローン)複数機で爆撃を試みた。

これに対して、米軍はタッル・バイダル村の基地から対空ミサイル1発を発射し、ドローン1機を撃破した。

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イラク・イスラーム抵抗は午後8時23分、テレグラムのアカウントを通じて(https://t.me/elamharbi/75)声明を出し、イラクとシリアで米軍基地に対して6回の攻撃を実施したと発表した。

6回のうち、3回はイラクのアンバール県にあるアイン・アサド米軍基地、残りの3回は、イラクのアルビール県にあるアルビール空港の米軍基地、シリアのハサカ県のタッル・バイダル村とヒムス県のタンフ国境通行所に設置されている米軍基地。

いずれも6日の夜明け時に行われ、直接の損害を与えたという。

また、午後9時12分、テレグラムのアカウントを通じて別の声明(https://t.me/elamharbi/77)を出し、アクサー1中距離ミサイルを初めて配備、ガザ地区への攻撃を続けるイスラエル、そしてこれを支持する米国への報復を行う意思を表明した。


 

AFP, November 6, 2023、ANHA, November 6, 2023、‘Inab Baladi, November 6, 2023、Reuters, November 6, 2023、SANA, November 6, 2023、SOHR, November 6, 2023などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山地方のマシューン村を3回にわたって爆撃(2023年11月6日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のマシューン村を3回にわたって爆撃した。

これに関して、ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、イドリブ県で、シリア軍の陣地への砲撃に関与した過激派の倉庫と地下シェルター2ヶ所を爆撃によって破壊したと発表した。

また、シリア軍と「決戦」作戦司令室は、ミラージャ村一帯で砲撃戦を行った。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

さらに、シリア政府の支配下にあるサラーキブ市に隣接するシャーム解放機構のアーフィス村近郊では、シリア軍兵士1人が「決戦」作戦司令室の攻撃によって負傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がカブターン・ジャバル村近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構はジュッブ・アフマル村近郊に設置されているシリア軍の作戦司令室、マリク丘やブルカーン丘のシリア軍陣地複数ヶ所を砲撃した。

AFP, November 6, 2023、ANHA, November 6, 2023、‘Inab Baladi, November 6, 2023、Reuters, November 6, 2023、RIA Novosti, November 6, 2023、SANA, November 6, 2023、SOHR, November 6, 2023などをもとに作成。

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マクロン大統領に任命されたフランスの公式使節団が北・東シリア自治局の渉外関係局を訪問(2023年11月6日)

フランスのエマニュエル・マクロン大統領に任命された公式使節団が北・東シリア自治局の渉外関係局(ハサカ県カーミシュリー市)を訪れた。

ジャン=ミシェル・ブランケール元フランス国民教育・青少年大臣を代表とする使節団は、サマル・アブドゥッラー渉外関係局共同議長らと会談した。

ANHA(11月6日付)が伝えた。

AFP, November 6, 2023、ANHA, November 6, 2023、‘Inab Baladi, November 6, 2023、Reuters, November 6, 2023、SANA, November 6, 2023、SOHR, November 6, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県タッル・リフアト市近郊のザイワーン村を砲撃(2023年11月6日)

アレッポ県では、ANHA(11月6日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のザイワーン村を砲撃した。

AFP, November 6, 2023、ANHA, November 6, 2023、‘Inab Baladi, November 6, 2023、Reuters, November 6, 2023、SANA, November 6, 2023、SOHR, November 6, 2023などをもとに作成。

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