トルコ軍がシリア国民軍とともに、トルコの首都アンカラ郊外にある軍需企業の施設で10月23日に発生した、PKKによると見られる銃撃への事実上の報復として、シリア北部各所を激しく攻撃(2024年10月24日)

シリア北部の北・東シリア地域民主自治局とシリア政府の共同支配地では、トルコ軍がシリア国民軍とともに、トルコの首都アンカラ郊外にある軍需企業の施設で10月23日に発生した、クルディスタン労働者党(PKK)のメンバーによると見られる銃撃(5人が死亡、22人が負傷)への事実上の報復として、激しい攻撃を実施した。

ANHA(10月24日付)によると、攻撃は以下の通り。

アレッポ県

トルコ軍はアイン・アラブ(コバネ)市を前日深夜に続いて、無人航空機複数機で攻撃し、北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)の隊員3人が負傷。

トルコ軍とシリア国民軍がタッル・リフアト市および同市一帯のタナブ村、マルアナーズ村、マーリキーヤ村、アルカミーヤ村、シャワーリガ村、アイン・ダクナ村、マンナグ村、バイルーニーヤ村、シャイフ・イーサー村、ハルバル村、スムーキーヤ村、タッル・マディーク村、タッル・ジージャーン村、ニールビーヤ村、ラーダール村、シャッアーラ村、ヒルバト・シャッアーラ村を砲撃し、タッル・リフアト市で住民4人が死亡、10人が負傷。

トルコ軍はアイン・アラブ市に対して、無人航空機複数機で3度目となる攻撃を実施。

トルコ軍はアイン・アラブ市に対して、無人航空機複数機で4度目となる攻撃を実施、変電所を狙う。

トルコ軍はアイン・アラブ市のパン工場を砲撃。

トルコ軍はアイン・アラブ市を無人航空機1機で再び攻撃。

トルコ軍はアイン・アラブ市の変電所を再び砲撃、またシュユーフ・ファウカーニー村も砲撃。

トルコ軍はシリア国民軍とともに、マンビジュ市近郊のダンダニーヤ村、アラブ・ハサン村、アウン・ダーダート村、トゥーハール村、マシュラファト・ブワイル村、サイヤーダ村、カルト・ワイラーン村、カーウカリー村、フータ村を砲撃。

トルコ軍はタッル・スーサン村にあるサルダム・キャンプ一帯などを砲撃し、男性1人が負傷。

ハサカ県

トルコ軍はカーミシュリー市北部環状地区のアフリーン交差点近くを無人航空機1機で攻撃。

トルコ軍はカーミシュリー市のハリージュ診療所を無人航空機1機で攻撃。

トルコ軍はカーミシュリー市にあるアサーイシュ本部と拠点1ヵ所を無人航空機複数機で攻撃、隊員3人が負傷。

トルコ軍はアームーダー市の変電所を狙って砲撃。

トルコ軍はマーリキーヤ(ダイリーク)村近郊のカラ・ジューフ山を無人航空機複数機で攻撃、またミールカー・ミーラー村を砲撃。

トルコ軍はカーミシュリー市の穀物サイロを無人航空機複数機で攻撃。

トルコ軍はマーリキーヤ市、同市近郊のタブカ村、カリー・ファラー村を無人航空機複数機で攻撃。

トルコ軍はカフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市北のサイーダ石油ステーションを戦闘機複数機で爆撃。

トルコ軍はスワイディーヤ・ガソリンスタンド/ガス工場を砲撃し、8人が死亡。

トルコ軍はカーミシュリー駅を無人航空機1機で攻撃。

トルコ軍はアームーダー市の東部入口にあるパン工場を砲撃。

トルコ軍はアームーダー市北のハラム・シャイフー村近くの電力サービス・センターを砲撃。

トルコ軍はルマイラーン町を複数回にわたって砲撃。

トルコ軍はアームーダー市近郊のハースィダ村を砲撃。

トルコ軍はシャワーリガ村、シャッアーラ村、ダイル・カーク村、スムーカ村、シャフバー・ダムを自爆型無人航空機複数機で攻撃。

トルコ軍はカフターニーヤ市近郊のキール・ハスナーク村にあるバーバースィー・ガソリンスタンドを砲撃。

トルコ軍はカフターニーヤ市北のシュルーミーヤ村にあるザーリビー・ガソリンスタンド、カリー・ビリー村近くの灯油集積所を砲撃。

トルコ軍はカフターニーヤ市近郊北のアウダ油田を砲撃。

トルコ軍はタッル・タムル町南部を砲撃。

トルコ軍はダルバースィーヤ市のシリアテル通信塔を砲撃。

トルコ軍はマアバダ(カルキールキー)町近郊のカルズィヤーラト村を砲撃。

トルコ軍はアウダ油田一帯を再び砲撃。

トルコ軍はアウダ油田一帯をさらに砲撃。

ハサカ電力公社のサーリフ・イドリース総局長はSANA(10月24日付)の取材に対して、アームーダー市の変電所が大きな損害を受けて利用不能となったことを明らかにした。

ラッカ県

トルコ軍はシリア国民軍とともに、アイン・イーサー市近郊のムシャイリファ村、アイン・イーサー・キャンプ、ダワーリーブ村、M4高速道路沿線、サイダー村、マアラク村を砲撃。

トルコ軍は、アイン・イーサー市近郊のカズアリー村、ウンム・フワイシュ村、ヒルバト・アッルーシュ村、アリーダ村、クール・ハサン村を砲撃。

**

北・東シリア地域民主自治局の発表によると、一連の攻撃にょって、民間人12人が死亡、25人が負傷した。

**

これに対して、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍はマンビジュ軍事評議会は、クルド戦線軍団とともに、マンビジュ市北の村々に設置されているトルコ軍の基地5ヵ所を砲撃したと発表した。

また、イナブ・バラディー(10月24日付)によると、シリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配地からトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つバーブ市に対して砲撃があり、複数の住民が負傷した。

さらに、シリア人権監視団によると、マーリア市一帯にも同様の砲撃があり、シリア国民軍の戦闘員2人が死亡した。

**

ノース・プレス(10月24日付)によると、トルコ軍の攻撃を受けて、米軍の装甲車1輌が、マーリキーヤ市郊外の石油施設複数ヵ所を巡回した。

AFP, October 24, 2024、ANHA, October 24, 2024、‘Inab Baladi, October 24, 2024, North Press, October 24, 2024、Reuters, October 24, 2024、SANA, October 24, 2024、SOHR, October 24, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

レバノンからの避難民のための救援物資10トンを積んだUAE赤新月社の貨物機がダマスカス国際空港に到着(2024年10月24日)

イスラエルのレバノン攻撃激化を受けて、レバノンからシリアに避難(帰還)したレバノン人とシリア人のための救援物資10トン(医薬品、医療用品、衛生用品など)を積んだUAE赤新月社の貨物機がダマスカス国際空港に到着した。


SANA(10月24日付)が伝えた。

AFP, October 24, 2024、ANHA, October 24, 2024、‘Inab Baladi, October 24, 2024、Reuters, October 24, 2024、SANA, October 24, 2024、SOHR, October 24, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍は首都ダマスカス、ヒムス県を爆撃、クナイトラ県を砲撃(2024年10月24日)

国防省はフェイスブック(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)のアカウントを通じて、イスラエル軍が午前3時40分頃、占領下ゴラン高原方面とレバノン北部方面から、ダマスカス県カフルスーサ区とヒムス県農村地帯に対して航空攻撃を行い、軍関係者1人が死亡、7人が負傷、物的損害が生じたと発表した。

SANA(10月24日付)が伝えた。

シリア人権監視団によると、カフルスーサ区に対する爆撃では、軍関係の燃料ステーション近くの政府関連施設前広場が狙われ、身元不明者1人が死亡、3人が負傷した。

一方、ヒムス県に対する爆撃では、クサイル市の農村地帯の街道沿線に設置されているシリア軍の検問所近くにいた貨物車輛1輌が標的となった。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団、イナブ・バラディー(10月24日付)などによると、イスラエル軍がフーズ村東部を流れるアースィー(オロンテス)川にかかる橋を爆撃した。

この橋は、イラクからレバノンに至る兵站路として利用されていた。

**

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍が占領下ゴラン高原から、ラフィード町・マアラカ村間、フッリーヤ村近くの森林地帯(アブー・シャトバー)を砲撃した。

**

シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って124回(うち100回が航空攻撃、24回が地上攻撃)となり、これにより204あまりの標的が破壊され、軍関係者261人が死亡、188人が負傷した。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):25人
ヒズブッラーのメンバー:50人
イラク人:28人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):75人
「イランの民兵」の外国人メンバー:24人
シリア軍将兵:57人
身元不明人:2人

また、民間人も42人(イエメン人医師とその妻、3人の子供を含む)が死亡、53人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:49回
ダルアー県:17回
ヒムス県:31回
クナイトラ県:15回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:5回
アレッポ県:2回
ハマー県:4回
スワイダー県:1回
ラタキア県:2回

AFP, October 24, 2024、ANHA, October 24, 2024、‘Inab Baladi, October 24, 2024、Reuters, October 24, 2024、SANA, October 24, 2024、SOHR, October 24, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヒズブッラーはサフィーッディーン執行議会議長の死亡を認める:イスラエル軍はダーヒヤに対して過去最大規模の爆撃を実施(2024年10月23日)

ナハールネット(10月23日付)、NNA(10月23日付)、マナール・チャンネル(10月23日付)などによると、イスラエル軍は、スール市、首都ベイルート南部郊外(ダーヒヤ)、ベカーア地方などを爆撃した。

このうち、ダーヒヤに対する爆撃は、過去最大規模だった。

爆撃では、首都ベイルートのジャナーフ地区に退避していたマヤーディーン・チャンネルの事務所が標的となった。

一方、レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)を通じて、10月23日にイスラエルおよびレバノン南部で、イスラエル軍に対して34回の攻撃を実施したと発表した。

レバノン・イスラーム抵抗は、首都テルアビブ郊外などをロケット弾でを攻撃した。

レバノン・イスラーム抵抗はまた、ヒズブッラーのハーシム・サフィーッディーン執行会議議長が死亡したことを認める声明を発表した。


スラエル軍がテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じてと発表したところによると、午後11時00分の時点で、ヒズブッラーは約135発の飛翔体をイスラエルに向けて発射した。

AFP, October 23, 2024、ANHA, October 23, 2024、‘Inab Baladi, October 23, 2024、Naharnet, October 23, 2024、NNA, October 23, 2024、Qanat al-Manar October 23, 2024、Reuters, October 23, 2024、SANA, October 23, 2024、SOHR, October 23, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

 

イラク・イスラーム抵抗はイスラエルのエイラート市、ゴラン高原などの重要標的5ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表(2024年10月23日)

イラク・イスラーム抵抗は午前5時55分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、パレスチナ市民に対するイスラエルの攻撃への報復として、イスラエルのエイラート市の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

また、午前6時1分に声明を出し、エイラート市の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

さらに、午前6時10分にも声明を出し、占領下ゴラン高原の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

午前7時45分にも声明を出し、「我々の占領地」中部の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

午前8時12分にも声明を出し、占領下ゴラン高原の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

**

一連の攻撃に関して、イスラエル軍は午前6時18分、テレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて「東方から発射されたUAV1 機が先ほど、シリア領空でイスラエル空軍によって迎撃された。UAVはイスラエル領内に侵入する前に撃破された」と発表した。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍はダルアー県のヤルムーク渓谷上空でイラクから飛来した無人航空機1機を撃破した。

AFP, October 23, 2024、ANHA, October 23, 2024、‘Inab Baladi, October 23, 2024、Reuters, October 23, 2024、SANA, October 23, 2024、SOHR, October 23, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

「イランの民兵」がダイル・ザウル県CONOCOガス田の米軍基地を砲撃、米軍もシリア政府の支配下にある「7ヵ村」を砲撃(2024年10月23日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、「イランの民兵」がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるCONOCOガス田に違法に設置されている米軍(有志連合)基地を狙って迫撃砲複数発を発射、米軍がこれを迎撃するとともに、シリア政府の支配下にあるユーフラテス川東岸のいわゆる7ヵ村(ハトラ村、ムッラート村、マズルーム村、フシャーム町、タービヤト・ジャズィーラ村、サーリヒーヤ村、フサイニーヤ村)を砲撃した。

これに対して、「イランの民兵」は、CONOCOガス田の米軍基地を狙ってロケット弾複数発を発射、米軍もロケット弾が発射された地点に加えて、フシャーム町、マッラート村、ダイル・ザウル航空基地、マリーイーヤ村に対して砲撃を行った。

一方、マッラート村の住民は、村にロケット弾発射台を設置し、CONOCOガス田の米軍基地を砲撃しようとしていたハトラ村出身の地元武装集団を追放した。

**

2023年10月19日以降、シリア領内にある米軍基地や米軍施設が狙われるのはこれで151回目。

内訳は以下の通り:

ウマル油田の基地:36回
シャッダーディー市の基地:17回
CONOCOガス田の基地:53回
ハッラーブ・ジール村の基地:22回
タンフ国境通行所の基地:17回
タッル・バイダル村の基地:2回
ルーバールヤー村の基地:2回
カスラク村の基地:1回
ワズィール休憩所の基地:1回

AFP, October 23, 2024、ANHA, October 23, 2024、‘Inab Baladi, October 23, 2024、Reuters, October 23, 2024、SANA, October 23, 2024、SOHR, October 23, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍とシリア軍の戦闘機複数機がヒムス県の砂漠地帯や山岳地帯でダーイシュを狙って爆撃を実施(2024年10月23日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍とシリア軍の戦闘機複数機がタドムル市からスフナ市にいたる砂漠地帯や山岳地帯でダーイシュ(イスラーム国)を狙って爆撃を実施した。

AFP, October 23, 2024、ANHA, October 23, 2024、‘Inab Baladi, October 23, 2024、Reuters, October 23, 2024、SANA, October 23, 2024、SOHR, October 23, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ラフムーン内務大臣がヨルダンのファラーヤ内務大臣と電話会談を行い、ダルアー県のナスィーブ国境通行所の業務の仕組みを議論(2024年10月23日)

内務省は声明を出し、バッサーム・サッバーグ外務在外居住者大臣とヨルダンのアイマン・サファディー外務大臣のシリアでの会談を受け、ムハンマド・ラフムーン内務大臣がヨルダンのマーズィン・ファラーヤ内務大臣と電話会談を行い、ダルアー県のナスィーブ国境通行所(ヨルダン川はジャービル国境通行所)の業務の仕組みを議論した。
SANA(10月23日付)が伝えた。

AFP, October 23, 2024、ANHA, October 23, 2024、‘Inab Baladi, October 23, 2024、Reuters, October 23, 2024、SANA, October 23, 2024、SOHR, October 23, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

保健省は、シリア国内で活動する国際機関と共同声明を出し、イスラエルのレバノン攻撃激化を受けてシリアに避難(帰還)するレバノン人やシリア人に対応するために、子ども、そして妊婦などの女性への支援を呼びかける(2024年10月23日)

保健省は、シリア国内で活動する国際機関からなる「栄養部門グループ」と共同声明を出し、イスラエルのレバノン攻撃激化を受けてシリアに避難(帰還)するレバノン人やシリア人に対応するために、子ども、そして妊婦などの女性に対するさらなるケアと保護を提供するよう呼びかけた。
SANA(10月23日付)が伝えた。

AFP, October 23, 2024、ANHA, October 23, 2024、‘Inab Baladi, October 23, 2024、Reuters, October 23, 2024、SANA, October 23, 2024、SOHR, October 23, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍は3週間前のダーヒヤに対する爆撃でヒズブッラーのハーシム・サフィーッディーン執行会議議長、アリー・フサイン・ハムザ諜報本部司令官を殲滅したことを確認したと発表(2024年10月22日)

ナハールネット(10月22日付)、NNA(10月22日付)、マナール・チャンネル(10月22日付)などによると、イスラエル軍は、首都ベイルート南部郊外(ダーヒヤ)のグバイリー地区、レバノン南部のスール市、ベカーア地方などを爆撃した。

22日の戦況に関して、イスラエル軍は、テレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、ヒズブッラーのラドワーン部隊のテロリスト2人を殲滅する一方、兵士2人がレバノン南部の戦闘で死亡したと発表した。

イスラエル軍はまた、3週間前のダーヒヤに対する爆撃で、ヒズブッラーのハーシム・サフィーッディーン執行会議議長、アリー・フサイン・ハムザ諜報本部司令官を殲滅したことを確認したと声明で発表した。

**

一方、レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)を通じて、10月22日にイスラエルおよびレバノン南部で、イスラエル軍に対して39回の攻撃を実施したと発表した。


レバノン・イスラーム抵抗によると、首都テルアビブ郊外やハイファー市北西のステラ・マリス基地を狙ってナスル2ロケット弾などで攻撃したほか、レバノン南部でメルカヴァ戦車1輌を撃破、イスラエル軍兵士1人を捕虜にした。

イスラエル軍の発表によると、午後11時00分の時点で、ヒズブッラーは約140発の飛翔体をイスラエルに向けて発射した。

**

レバノンの保健省は21日のイスラエル軍の爆撃で63人が新たに死亡、234人が負傷したと発表した。

これにより、9月23日以降の死者は2,546人、負傷者は11,962人となった。

AFP, October 22, 2024、ANHA, October 22, 2024、‘Inab Baladi, October 22, 2024、Naharnet, October 22, 2024、NNA, October 22, 2024、Qanat al-Manar October 22, 2024、Reuters, October 22, 2024、SANA, October 22, 2024、SOHR, October 22, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

 

ロシア当事者和解調整センターは過去24時間にシリア・レバノン国境の5つの国境通行所を通じて、難民3,943人がレバノンからシリアに入国したと発表(2024年10月22日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、過去24時間にシリア・レバノン国境の5つの国境通行所(アリーダ、ジュースィヤ、ダブースィーヤ、ジスル・カマル(マトリバー)、ジュダイダト・ヤーブース)を通じて、難民3,943人がレバノンからシリアに入国したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(10月22日付)、タス通信(10月22日付)が伝えた。

RIA Novosti, October 22, 2024、TASS, October 22, 2024をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)はパレスチナ2超音速ミサイル1発でイスラエルの首都テルアビブ地域を標的とする軍事作戦を実施したと発表(2024年10月22日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は午後3時37分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、パレスチナ2超音速ミサイル1発で、イスラエルの首都テルアビブ地域を標的とする軍事作戦を実施したと発表した。

AFP, October 22, 2024、ANHA, October 22, 2024、‘Inab Baladi, October 22, 2024、Reuters, October 22, 2024、SANA, October 22, 2024、SOHR, October 22, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ諜報機関の使節団が、サラーキブ市とタルナバ村を結ぶM4高速道路沿線のロシア軍憲兵隊の基地を訪れ、会合(2024年10月22日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ諜報機関の使節団が、シリア政府の支配下にあるサラーキブ市とシャーム解放機構の支配下にあるタルナバ村を結ぶM4高速道路沿線のロシア軍憲兵隊の基地(マンシャラ基地)を訪れ、会合を行った。

会合では、シリア政府とトルコ政府の関係改善に向けた措置、ロシア軍によるイドリブ県への爆撃などが議論された。

会合と合わせて、トルコ諜報機関は、シャーム解放機構の支配地内に設置している複数拠点を巡回した。

AFP, October 22, 2024、ANHA, October 22, 2024、‘Inab Baladi, October 22, 2024、Reuters, October 22, 2024、SANA, October 22, 2024、SOHR, October 22, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍がジュダイダト・ヤーブース国境通行所(レバノン側はマスナア国境通行所)を爆撃(2024年10月22日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍がジュダイダト・ヤーブース国境通行所(レバノン側はマスナア国境通行所)を爆撃を行った。

**

シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って120回(うち98回が航空攻撃、22回が地上攻撃)となり、これにより201あまりの標的が破壊され、軍関係者259人が死亡、181人が負傷した。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):25人
ヒズブッラーのメンバー:50人
イラク人:28人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):75人
「イランの民兵」の外国人メンバー:24人
シリア軍将兵:56人
身元不明人:1人

また、民間人も42人(イエメン人医師とその妻、3人の子供を含む)が死亡、53人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:48回
ダルアー県:17回
ヒムス県:30回
クナイトラ県:13回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:5回
アレッポ県:2回
ハマー県:4回
スワイダー県:1回
ラタキア県:2回

AFP, October 22, 2024、ANHA, October 22, 2024、‘Inab Baladi, October 22, 2024、Reuters, October 22, 2024、SANA, October 22, 2024、SOHR, October 22, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県CONOCOガス田に違法駐留する米軍とシリア政府支配地内の「イランの民兵」の砲撃戦続く(2024年10月22日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるCONOCOガス田に違法に設置されている米軍(有志連合)基地が、シリア政府の支配下にあるフシャーム町、マッラート村を砲撃した。

これに対して、「イランの民兵」は、CONOCOガス田の米軍基地を狙ってロケット弾複数発を発射、米軍もロケット弾が発射された地点に加えて、フシャーム町、マッラート村、ダイル・ザウル航空基地、マリーイーヤ村に対して砲撃を行った。

一方、マッラート村の住民は、村にロケット弾発射台を設置し、CONOCOガス田の米軍基地を砲撃しようとしていたハトラ村出身の地元武装集団を追放した。

2023年10月19日以降、シリア領内にある米軍基地や米軍施設が狙われるのはこれで150回目。

内訳は以下の通り:

ウマル油田の基地:36回
シャッダーディー市の基地:17回
CONOCOガス田の基地:52回
ハッラーブ・ジール村の基地:22回
タンフ国境通行所の基地:17回
タッル・バイダル村の基地:2回
ルーバールヤー村の基地:2回
カスラク村の基地:1回
ワズィール休憩所の基地:1回

**

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあり、米軍が違法に基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

AFP, October 22, 2024、ANHA, October 22, 2024、‘Inab Baladi, October 22, 2024、Reuters, October 22, 2024、SANA, October 22, 2024、SOHR, October 22, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍大尉シリアでの特殊任務遂行中に死亡(2024年10月21日)

セバストポリ市のミハイル・ラズヴォジャエフ知事は、自身のテレグラムのアカウント(https://t.me/razvozhaev/)で、シリアでの特殊任務遂行中に死亡したニコライ・ミハイレンコ大尉の告別式が行われたことを明らかにした。

タス(10月22日付)が伝えた、

TASS, October 21, 2024をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)シリア事務所はレバノンからシリアへの避難民の数が約425,000人に達していると発表(2024年10月21日)

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)シリア事務所は速報(#17)を発表し、レバノンからシリアへの避難民の数が約425,000人に達していると発表した。

このうち70%がシリア人、30%がレバノン人だという。

AFP, October 21, 2024、ANHA, October 21, 2024、‘Inab Baladi, October 21, 2024、Reuters, October 21, 2024、SANA, October 21, 2024、SOHR, October 21, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍は首都ベイルートのサーヒル総合病院の地下にヒズブッラーが数百万ドル相当の金塊や現金を保管しているトンネル施設があったとして、これを爆撃と発表(2024年10月21日)

ナハールネット(10月21日付)、NNA(10月21日付)、マナール・チャンネル(10月21日付)などによると、イスラエル軍は、バアルベック市を爆撃し、子ども1人を含む一家6人を殺害した。

イスラエル軍はまた、首都ベイルートのラフィーク・ハリーリー大学病院を爆撃、子ども1人を含む18人が死亡、60人が負傷した。

21日の戦況に関して、イスラエル軍は、テレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、首都ベイルートのサーヒル総合病院の地下にヒズブッラーが数百万ドル相当の金塊や現金を保管しているトンネル施設があったとして、これを爆撃したなどと発表、グラフィック映像を公開した。

これに関して、サーヒル総合病院のファーディー・アラーマ院長は地下トンネルの存在を否定した。

一方、レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)を通じて、10月21日にイスラエルおよびレバノン南部で、イスラエル軍に対して31回の攻撃を実施したと発表した。

レバノン・イスラーム抵抗は、レバノン南部のマルカバ村などに侵攻しているイスラエル軍と長時間にわたって攻撃し、少なくとも1ヵ所で確実な損害を与えた。

また、イスラエル空軍のヘルメス900無人航空機1機を撃墜した。

イスラエル軍の発表によると、午後11時00分の時点で、ヒズブッラーは約170発の飛翔体をイスラエルに向けて発射した。

**

シリア人権監視団によると、イスラエル軍のレバノンに対する爆撃で、過去4日間にシリア難民9人が死亡した。

これにより、イスラエルのレバノンへの攻撃が激化して以降のレバノン国内でのシリア人の死者は207人(うち女性34人、子ども52人)、2023年10月以降の死者は223人(うち女性37人、子ども54人)となった。

AFP, October 21, 2024、ANHA, October 21, 2024、‘Inab Baladi, October 21, 2024、Naharnet, October 21, 2024、NNA, October 21, 2024、Qanat al-Manar October 21, 2024、Reuters, October 21, 2024、SANA, October 21, 2024、SOHR, October 21, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

 

ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を6件、55キロ地帯への侵犯を14件確認したと発表(2024年10月21日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、過去24時間にシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を6件確認したと発表した。

イグナシュク副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県ヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機2機、F/A-18戦闘機2機、A-10サンダーボルト攻撃機2機、MC-12W偵察機1機による領空侵犯を14件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(10月21日付)、タス通信(10月21日付)が伝えた。

RIA Novosti, October 21, 2024、TASS, October 21, 2024をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イラク・イスラーム抵抗はイスラエル領内の軍事標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表(2024年10月21日)

イラク・イスラーム抵抗は午前1時43分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、パレスチナ市民に対するイスラエルの攻撃への報復として、「我々の占領地」の軍事標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。


AFP, October 21, 2024、ANHA, October 21, 2024、‘Inab Baladi, October 21, 2024、Reuters, October 21, 2024、SANA, October 21, 2024、SOHR, October 21, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍とトルコ軍がアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市東の地域で合同パトロールを実施(2024年10月21日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍の装甲車とヘリコプターと、トルコ軍の装甲車が、シリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるアイン・アラブ(コバネ)市東のガリーブ村からブーサトブ村に至る地域で合同パトロールを実施した。

AFP, October 21, 2024、ANHA, October 21, 2024、‘Inab Baladi, October 21, 2024、Reuters, October 21, 2024、SANA, October 21, 2024、SOHR, October 21, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米軍が違法駐留するCONOCOガス田近くの街道で、子どもたちが米軍のパトロール部隊に投石、米国はパレスチナのガザ地区でのイスラエルによる民間人虐殺に加担しているなどと連呼して抗議(2024年10月21日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア民主自治局)の支配下にあり、米軍(有志連合)が違法に基地を設置、駐留を続けているCONOCOガス田近くの街道で、地元の子どもたちが米軍のパトロール部隊に向かって投石を行い、米国はパレスチナのガザ地区でのイスラエルによる民間人虐殺に加担しているなどと連呼して抗議の意思を示した。

AFP, October 21, 2024、ANHA, October 21, 2024、‘Inab Baladi, October 21, 2024、Reuters, October 21, 2024、SANA, October 21, 2024、SOHR, October 21, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍がアレッポ県タッル・リフアト市近郊のバイルーニーヤ村を砲撃(2024年10月21日)

アレッポ県では、ANHA(10月21日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のバイルーニーヤ村を砲撃した。

AFP, October 21, 2024、ANHA, October 21, 2024、‘Inab Baladi, October 21, 2024、Reuters, October 21, 2024、SANA, October 21, 2024、SOHR, October 21, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍が首都ダマスカスマッザ区で車1台を狙って航空攻撃を行い、民間人3人が死亡、3人が負傷(2024年10月21日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて、午後5時5分頃、イスラエル軍が首都ダマスカス(ダマスカス県)マッザ区で車1台を狙って航空攻撃を行い、民間人3人が死亡、3人が負傷、同地一帯の私有財産に物的損害が生じたと発表した。





シャームFM(10月21日付)、『ワタン』(10月21日付)によると、攻撃はマッザ区の東ヴィーラート地区のゴールデン・マッザ・ホテル前の車を狙って行われた。


攻撃によって、パレスチナのイスラーム聖戦機構のズィヤード・ナハーラ書記長が暗殺されたとの情報がSNSなどで拡散されたが、『ワタン』(10月21日付)は同組織のシリア事務所代表を務めるイスマーイール・サンダーウィー氏の話として、暗殺を否定した。

シリア人権監視団によると、この爆撃で死亡した3人のうち、2人は外国人で、そのうち1人はシリア軍の身分証明書を所持していた。

2人のうちの1人は、レバノンのヒズブッラーの武器調達の責任者で「アブー・ハサン」を名乗るとされる人物、もう1人は「アブー・アブドゥッラー」を名乗る護衛だという。

近くには、ハマースのヤフヤー・スンワール政治局長の弔問記帳会場もあった。

同監視団によると、22日には重傷を負っていた若い男性1人が死亡した。

**

ダマスカス郊外県では、スプートニク・アラビア語版(10月21日付)、シリア人権監視団によると、イスラエル軍の無人航空機1機が、バイト・ジン村の丘陵地帯一帯を狙ってミサイル2発を発射した。

**

シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って119回(うち97回が航空攻撃、22回が地上攻撃)となり、これにより200あまりの標的が破壊され、軍関係者259人が死亡、181人が負傷した。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):25人
ヒズブッラーのメンバー:50人
イラク人:28人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):75人
「イランの民兵」の外国人メンバー:24人
シリア軍将兵:56人
身元不明人:1人

また、民間人も42人(イエメン人医師とその妻、3人の子供を含む)が死亡、53人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:47回
ダルアー県:17回
ヒムス県:30回
クナイトラ県:13回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:5回
アレッポ県:2回
ハマー県:4回
スワイダー県:1回
ラタキア県:2回

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍がイラン・イスラーム抵抗が発射した無人航空機1機を迎撃した。

無人航空機は、米軍(有志連合)の占領下にあるヒムス県のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)上空を通過し、ダルアー県上空に到達したところを迎撃され、ジャルマ村上空で撃破された。

AFP, October 21, 2024、ANHA, October 21, 2024、‘Inab Baladi, October 21, 2024、Reuters, October 21, 2024、SANA, October 21, 2024、SOHR, October 21, 2024、October 22, 2024、Sputnic Arabi, October 21, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍によるレバノン南部への爆撃でレバノン軍兵士3人死亡(2024年10月20日)

ナハールネット(10月20日付)、NNA(10月20日付)、マナール・チャンネル(10月20日付)などによると、イスラエル軍によるレバノン南部への爆撃で、レバノン軍の兵士3人が死亡した。

レバノン軍が発表した。

イスラエル軍はこれについてコメントは出していない。

イスラエル軍はまた、首都ベイルート南部のハーラト・フライク地区にあるカルド・ハサン財団ビル、タフウィータト・ガディール地区、ブルジュ・バラージナ地区、西部のシヤーフ地区、レバノン山地兼のグバイリー市、シュワイハート市、ベカーア地方のバアルベック市、ヘルメル市、ハーラト・フィカーニー村、南部のダイル・ザフラーニー村の民間防衛隊センターなどを爆撃した。

一方、レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)を通じて、10月20日にイスラエルおよびレバノン南部で、イスラエル軍に対して25回の攻撃を実施したと発表した。


レバノン・イスラーム抵抗は、ハイファー市南のティラット・カルメル基地、サファド市東のフィロン基地などを攻撃した

イスラエル軍がテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて発表したところによると、午後11時00分の時点で、ヒズブッラーは約200発の飛翔体をイスラエルに向けて発射した。

AFP, October 20, 2024、ANHA, October 20, 2024、‘Inab Baladi, October 20, 2024、Naharnet, October 20, 2024、NNA, October 20, 2024、Qanat al-Manar October 20, 2024、Reuters, October 20, 2024、SANA, October 20, 2024、SOHR, October 20, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

 

ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を3件、55キロ地帯への侵犯を15件確認したと発表(2024年10月20日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、過去24時間にシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を3件確認したと発表した。

イグナシュク副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県ヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機2機、F/A-18戦闘機2機、A-10サンダーボルト攻撃機2機、MC-12W偵察機1機による領空侵犯を15件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(10月20日付)、タス通信(10月20日付)が伝えた。

RIA Novosti, October 20, 2024、TASS, October 20, 2024をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア当事者和解調整センターは過去24時間にシリア・レバノン国境の5つの国境通行所を通じて、難民4,660人がレバノンからシリアに入国したと発表(2024年10月20日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、過去24時間にシリア・レバノン国境の5つの国境通行所(アリーダ、ジュースィヤ、ダブースィーヤ、ジスル・カマル(マトリバー)、ジュダイダト・ヤーブース)を通じて、難民4,660人がレバノンからシリアに入国したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(10月20日付)、タス通信(10月20日付)が伝えた。

RIA Novosti, October 20, 2024、TASS, October 20, 2024をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イラク・イスラーム抵抗はイスラエル領内の重要標的3ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表、イスラエル軍は1機をシリア領空で撃破(2024年10月20日)

イラク・イスラーム抵抗は午前6時12分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、パレスチナ市民に対するイスラエルの攻撃への報復として、「我々の占領地」の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。


また、午後10時33分にも声明を出し、「我々の占領地」の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。


さらに、午後11時38分にも声明を出し、ヨルダン渓谷(ヨルダン川西岸地区)の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍がイラン・イスラーム抵抗が発射した無人航空機1機を迎撃した。

無人航空機は、米軍(有志連合)の占領下にあるヒムス県のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)上空を通過し、ダルアー県上空に到達したところを迎撃され、ジャルマ村上空で撃破された。

AFP, October 20, 2024、ANHA, October 20, 2024、‘Inab Baladi, October 20, 2024、Reuters, October 20, 2024、SANA, October 20, 2024、SOHR, October 20, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍憲兵隊が兵力引き離し地域でパトロールを実施するなか、イスラエル軍はクナイトラ県を砲撃(2024年10月20日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍憲兵隊が、イスラエル占領下のゴラン高原に面する兵力引き離し地域でパトロールを実施した。

一方、イスラエル軍は、カフターニーヤ町の1ヵ所を狙って砲撃した。

**

シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って118回(うち96回が航空攻撃、22回が地上攻撃)となり、これにより199あまりの標的が破壊され、軍関係者257人が死亡、181人が負傷した。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):25人
ヒズブッラーのメンバー:47人
イラク人:28人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):75人
「イランの民兵」の外国人メンバー:24人
シリア軍将兵:56人
身元不明人:2人

また、民間人も40人(イエメン人医師とその妻、3人の子供を含む)が死亡、53人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:46回
ダルアー県:17回
ヒムス県:30回
クナイトラ県:13回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:5回
アレッポ県:2回
ハマー県:4回
スワイダー県:1回
ラタキア県:2回

AFP, October 20, 2024、ANHA, October 20, 2024、‘Inab Baladi, October 20, 2024、Reuters, October 20, 2024、SANA, October 20, 2024、SOHR, October 20, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

「イランの民兵」がダイル・ザウル県CONOCOガス田に違法に設置されている米軍(有志連合)基地に受けてロケット弾1発を発射、米軍もシリア政府の支配下にあるダイル・ザウル市一帯を砲撃(2024年10月20日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、「イランの民兵」がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治地域民主自治局)の支配下にあるCONOCOガス田に違法に設置されている米軍(有志連合)基地に受けてロケット弾1発を発射し、米軍がこれを迎撃した。

**

2023年10月19日以降、シリア領内にある米軍基地や米軍施設が狙われるのはこれで149回目。

内訳は以下の通り:

ウマル油田の基地:36回
シャッダーディー市の基地:17回
CONOCOガス田の基地:51回
ハッラーブ・ジール村の基地:22回
タンフ国境通行所の基地:17回
タッル・バイダル村の基地:2回
ルーバールヤー村の基地:2回
カスラク村の基地:1回
ワズィール休憩所の基地:1回

**

これに対して、CONOCO基地の米軍がシリア政府の支配下にあるダイル・ザウル市近郊を砲撃した。

AFP, October 20, 2024、ANHA, October 20, 2024、‘Inab Baladi, October 20, 2024、Reuters, October 20, 2024、SANA, October 20, 2024、SOHR, October 20, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.