イスラエル軍はダマスカス郊外県を3回爆撃:ヴィシェグラード24はこの爆撃でマーヒル・アサド少将が死亡したとの情報を拡散(2024年9月30日)

ポーランド人コンテンツクリエイターが創設したSNSアカウントのヴィシェグラード24はX(旧ツイッター(https://x.com/visegrad24/)を通じて以下のポストを発信した。

速報
イスラエル空軍が本日ダマスカス近郊の別荘を爆撃したことを受けて、体制はシリアの独裁者バッシャール・アサドの弟マーヒルとの連絡が取れなくなった。
別送では、イランの指導者らとの会談が行われていた。マーヒルはシリア軍第4師団の司令官である。

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これを受け、オンライン・ニュース・サイトのマルサド(9月30日付)などは、マーヒル・アサド少将がイスラエル軍の爆撃で暗殺されたとの情報が流れていると伝えた。

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また、シリア人権監視団は、イスラエル軍の無人航空機1機が、ヤアフール町近郊にあるシリア軍第4師団の別荘(ヴィラ)を高性能爆発ミサイル複数発で攻撃したと発表した。

複数筋によると、この別荘には、ヒズブッラーやイラン・イスラーム革命防衛隊の司令官らが度々訪れていたという。

複数の信頼できる筋によると、第4師団の司令官を務めるマーヒル・アサド少将は、師団の兵器がレバノンに搬入された場合、イスラエル軍の攻撃の標的に含まれることになるとの警告を度々受けていたという。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機複数機が29日深夜から30日未明にかけて、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所近くの建物1棟を爆撃し、シリア人2人と外国人5人が負傷した。

イスラエル軍はその数時間後にもディーマース町近郊の1ヵ所を無人航空機1機で攻撃した。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って89回(うち72回が航空攻撃、17回が地上攻撃)となり、これにより163あまりの標的が破壊され、軍関係者221人が死亡、164人が負傷した。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):24人
ヒズブッラーのメンバー:43人
イラク人:19人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):59人
「イランの民兵」の外国人メンバー:17人
シリア軍将兵:52人
身元不明者:6人
パレスチナ人:1人

また、民間人も24人(女性5人と子供1人を含む)が死亡、36人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:39回
ダルアー県:16回
ヒムス県:20回
クナイトラ県:8回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:1回
アレッポ県:2回
ハマー県:4回

AFP, September 30, 2024、ANHA, September 30, 2024、‘Inab Baladi, September 30, 2024、al-Marsad, September 30, 2024、Reuters, September 30, 2024、SANA, September 30, 2024、SOHR, September 30, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イラク・イスラーム抵抗はイスラエルに対して4回の攻撃を行ったと発表(2024年9月30日)

イラク・イスラーム抵抗は午後1時18分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、パレスチナ市民に対するイスラエルの攻撃への報復として、本日朝に4回の攻撃を実施したと発表した。

攻撃の内容は以下の通り:
1. アルカブ巡航ミサイル複数発で重要標的1ヵ所(場所明示せず)を攻撃。
2. ハイファー市の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃。
3. ハイファー港の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃。
4. 「我々の占領地」内の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃。

AFP, September 30, 2024、ANHA, September 30, 2024、‘Inab Baladi, September 30, 2024、Reuters, September 30, 2024、SANA, September 30, 2024、SOHR, September 30, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)はサアダ県空域で米軍のMQ-9リーパー無人攻撃機1機を撃墜したと発表(2024年9月30日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は午後7時03分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、サアダ県空域で米軍のMQ-9リーパー無人攻撃機1機を撃墜したと発表した。

AFP, September 30, 2024、ANHA, September 30, 2024、‘Inab Baladi, September 30, 2024、Reuters, September 30, 2024、SANA, September 30, 2024、SOHR, September 30, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はアリー・アブドゥルムンイム・カルキー司令官、ナビール・ヤフヤー・カーウーク司令官の2人が戦死したと発表(2024年9月30日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、9月30日の戦果について以下の通り発表した。

(時刻明示せず)サダフ陣地のイスラエル軍歩兵部隊を砲撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)レバノンの都市、村、民間人に対する攻撃への報復として、ナウラ村をファーディー2ミサイル複数発で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、サファド市をロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、ゲシェル・ハジブ(キブツ)をロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、サーアール入植地をロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、カブリ(キブル)をロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)クファル・ギラディをヌール長距離対艦巡航ミサイル1発で攻撃。

午後3時35分、ベツサイダ市に集結するイスラエル軍部隊をロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)イフタ(キブツ)に集結するイスラエル軍部隊をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)ザウラ入植地の砲台に集結する椅子れる軍部隊をロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)レバノンの都市、村、民間人に対する攻撃への報復として、ハイファー市北東の都市群をファーディー1ミサイル複数発で攻撃。

午後11時20分、ウダイサ村、カフルカラー村に面する果樹園を移動するイスラエル軍部隊を攻撃し、確実に損害を与える。

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レバノン・イスラーム抵抗はまた、アリー・アブドゥルムンイム・カルキー(アブー・ファドル)司令官、ナビール・ヤフヤー・カーウーク(シャイフ・ナビール)司令官の2人が戦死したと発表した。








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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、レバノンのヒズブッラーとの戦況について以下のような発表を行った。

午前1時31分、イスラエル軍は現在、ベカーア地方でヒズブッラーのテロ標的への爆撃を実施中。

午前2時22分、多連装ミサイルが先ほど、レバノンから飛来した不審な航空標的1つを撃破。

午前9時15分、UAV1機が先ほど、イスラエルの経済水域に北方から侵入したが、これを撃破。

午前9時56分、同UAVはイスラエル軍ミサイル艇が撃破。

午前11時41分、午前11時12分と13分にゴラン高原南部、上ガリラヤ地方で警報が発令され、約20発の飛翔体がレバノンから飛来、一部を迎撃、残りは空地に落下。11時8分と9分にもゴラン高原北部とスニル(キブル)地域で警報が発令され、約15発の飛翔体がレバノンから飛来、一部を撃破、残りは空地にラッカ。

午後12時31分、イスラエル空軍はハマースのレバノン支部トップのファーティフ・シャリーフを殲滅。

午後3時39分、イスラエル空軍はパレスチナ人民解放戦線(PFLP)のレバノン支部トップのニダール・アブドゥルアールと同支部軍事部門トップのイマード・アウダを殲滅。

午後5時23分、午後4時22分、3時39分、42分に西ガリラヤ地方で警報が発令され、約35発の飛翔体がレバノンから飛来、一部を撃破、一部は同地に落下。イスラエル空軍は朝以降レバノン国内のヒズブッラーの指揮所、武器貯蔵施設、テロ細胞、ロケット弾発射装置、テロ・インフラなど数十のテロ標的を攻撃。

午後5時26分、イスラエル空軍は前日の首都ベイルートに対する攻撃で、ヒズブッラーの中距離ロケット部隊司令官のイード・ハサン・ナッシャールを殺害。

午後5時57分、飛翔体1発が先ほど、レバノンからハイファー市近郊の空地に着弾。

午後7時46分、イスラエル軍はベイルート国際空港から約1.5キロの距離に設置されていたヒズブッラーの対空ミサイル発射装置貯蔵施設を破壊。

午後8時7分、中部ガリラヤ地方、ハイファー港い地域で警報が発令され、約10発の飛翔体がレバノンから飛来、一部を撃破。

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ハマースは声明を出し、在外指導部メンバーで、レバノンにおける指導者を務めるファトフ・シャリーフ・アブー・アミーン氏がレバノン南部のブッス難民キャンプにあるの自宅を標的としたイスラエル軍の爆撃により、家族数名とともに死亡したと発表した。

AFP, September 30, 2024、ANHA, September 30, 2024、‘Inab Baladi, September 30, 2024、Qanat al-Manar September 30, 2024、Reuters, September 30, 2024、SANA, September 30, 2024、SOHR, September 30, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を6件、55キロ地帯への侵犯を7件確認したと発表(2024年9月30日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、過去24時間にシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を6件確認したと発表した。

イグナシュク副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県ヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機2機、A-10サンダーボルト攻撃機2機、MQ-9リーパー無人攻撃機1機による領空侵犯を7件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(9月30日付)、タス通信(9月30日付)が伝えた。

RIA Novosti, September 30, 2024、TASS, September 30, 2024をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア民主軍がダイル・ザウル県シュハイル村で強襲作戦を実施、ダーイシュのメンバーと見られる1人を殺害、1人を逮捕(2024年9月30日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、米主導の有志連合の無人航空機1機の支援を受け、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるシュハイル村で2回にわたって強襲作戦を実施、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーと見られる1人を殺害、1人を逮捕した。

AFP, September 30, 2024、ANHA, September 30, 2024、‘Inab Baladi, September 30, 2024、Reuters, September 30, 2024、SANA, September 30, 2024、SOHR, September 30, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア当事者和解調整センターはロシア空軍が米国占領下の55キロ地帯を出て、ヒムス県とダイル・ザウル県の砂漠地帯に潜伏していた武装集団の潜伏地21ヵ所に対して爆撃を行ったと発表(2024年9月29日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、ロシア空軍が、米国(有志連合)の実質占領下にあるタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)を出て、ヒムス県とダイル・ザウル県の砂漠地帯に潜伏していた武装集団の潜伏地21ヵ所に対して爆撃を行ったと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(9月29日付)、タス通信(9月29日付)が伝えた。

RIA Novosti, September 29, 2024、TASS, September 29, 2024をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)シリア事務所はレバノンからシリアへの避難民の数が約9,900人に達していると発表(2024年9月29日)

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)シリア事務所は速報(#3)を発表し、レバノンからシリアへの避難民の数が約6,900人に達していると発表した。

AFP, September 29, 2024、ANHA, September 29, 2024、‘Inab Baladi, September 29, 2024、Reuters, September 29, 2024、SANA, September 29, 2024、SOHR, September 29, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はアリー・カルキー(アブー・ファドル)司令官が死亡したと発表(2024年9月29日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、9月29日の戦果について以下の通り発表した。

(時刻明示せず)レバノンの都市、村、民間人に対する攻撃への報復として、オフィク基地をファーディー1ミサイル複数発で攻撃。

(時刻明示せず)マナラ入植地をロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)レバノンの都市、村、民間人に対する攻撃への報復として、サーアール入植地をロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、サファド市をロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、ロシュ・ビナ入植地をロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、ソノバル入植地をロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)ラーミヤー陣地のイスラエル軍部隊を砲撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)レバノンの都市、村、民間人に対する攻撃への報復として、アリヤティキム基地を自爆型無人航空機複数機で攻撃し、複数の標的に正確に損害を与える。

(時刻明示せず)シュトゥラ入植地をロケット弾で攻撃し、確実に損害を与える。

(時刻明示せず)占領下カフルシューバー村丘陵地帯のサンマーカ陣地を砲撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)レバノンの都市、村、民間人に対する攻撃への報復として、ゼブルン軍事基地をロケット弾で攻撃。

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レバノン・イスラーム抵抗は、ヒズブッラーのアリー・カルキー(アブー・ファドル)司令官が死亡したと発表した。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、レバノンのヒズブッラーとの戦況について以下のような発表を行った。

午前6時36分、イスラエル空軍は数時間以上にわたり、ロケット弾発射装置、武器貯蔵施設、テロ・インフラんど、ヒズブッラーのテロ標的数十ヵ所を攻撃。イスラエル軍は終日、ヒズブッラーのテロ標的数百ヵ所を攻撃。

午前9時17分、ティベリアス湖地域で警報が発令され、約8発の飛翔体がレバノンから飛来し、空地に落下。

午後12時24分、ヒズブッラーの防諜部隊司令官のナビール・カーウークを殺害したとする声明を発表。

午後2時31分、イスラエル空軍戦闘機複数機が、ロケット弾発射装置、武器貯蔵施設、テロ・インフラなど、ヒズブッラーのテロ標的を攻撃。

午後2時47分、ベイルート南部郊外(ダーヒヤ)への精密爆撃を実施。

午後3時00分、西ガリラヤ地方、ハアマキム市地域で警報が発令され、約10発の飛翔体がレバノンから飛来、一部を撃破。

午後3時23分、27日のイスラエル空軍ジェット戦闘機複数機によるダーヒヤのビル群への爆撃で、ハサン・ナスルッラー書記長、南部地区司令官のアリー・カルキー、治安部隊司令官のイブラーヒーム・フサイン・ジャズィーニー、ナスルッラー書記長のアドバイザーのサミール・タウフィーク・ディーブ、兵力増強責任者のアブドゥルアミール・ムハンマド・サブリーニー、火力部門責任者のアリー・ナーイフ・アイユーブら20人以上のテロリストを殺害したと発表。

午後4時59分、イスラエル空軍ジェット戦闘機複数機は先ほど、カフラー村地域にある武器貯蔵施設などヒズブッラーのテロ標的約45ヵ所を攻撃。

午後5時11分、上ガリラヤ地方で警報が発令され、約20発の飛翔体がレバノンから飛来、ほとんどを撃破。

午後6時44分、レバノンから先ほど2機のUAVがイスラエル領海方面に飛来、ミサイル艇とヘリコプターがこれを撃破。

午後6時59分、西ガリラヤ地方で警報が発令され、約10発の飛翔体がレバノンから飛来、一部が落下したことを確認。またハイファー港地域で警報が発令され、約25発の飛翔体がレバノンから飛来、空地に落下。

午後7時48分、イスラエル軍は先ほど、レバノン南部および奥地にある司令部、テロ・インフラなどヒズブッラーのテロ標的約120ヵ所を重点的に爆撃。

午後9時31分、イスラエル北部で先ほど警報が発令され、多連装ミサイルがレバノンから飛来した飛翔体1発を撃破。

午後10時27分、複数の飛翔体が本日早く、レバノンからスデ・エリエゼル入植地地域に飛来、イスラエル空軍が発射地点を爆撃。イスラエル空軍は正午から、ロケット弾発射装置、武器を貯蔵する建物、テロ・インフラなど、ヒズブッラーの数十の標的を攻撃。

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NNA(9月29日付)によると、レバノン南部のアイン村に対する爆撃で、11人が死亡した。

また、ナースィル・ヤースィーン環境大臣は、約25万人の国内避難民(IDPs)が発生していると発表した。

AFP, September 29, 2024、ANHA, September 29, 2024、‘Inab Baladi, September 29, 2024、NNA, September 29, 2024、Qanat al-Manar September 29, 2024、Reuters, September 29, 2024、SANA, September 29, 2024、SOHR, September 29, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍戦闘機がダマスカス郊外県、ヒムス県を爆撃(2024年9月29日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機複数機が、スィルガーヤー町近郊のレバノン国境地帯に非公式に設置されている複数の通行所を狙って爆撃を行った。

また、その数時間後にもレバノン国境地帯にあるヒズブッラーやイラク・イスラーム革命防衛隊の司令官らが使用していると見られる建物1棟を爆撃した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍はまた、クサイル市郊外(ワーディー・ハンナー地区)にあるシリア軍の検問所近くの1ヵ所を爆撃した。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って87回(うち70回が航空攻撃、17回が地上攻撃)となり、これにより160あまりの標的が破壊され、軍関係者221人が死亡、157人が負傷した。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):24人
ヒズブッラーのメンバー:43人
イラク人:19人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):59人
「イランの民兵」の外国人メンバー:17人
シリア軍将兵:52人
身元不明者:6人
パレスチナ人:1人

また、民間人も24人(女性5人と子供1人を含む)が死亡、36人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:37回
ダルアー県:16回
ヒムス県:20回
クナイトラ県:8回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:1回
アレッポ県:2回
ハマー県:4回

AFP, September 29, 2024、ANHA, September 29, 2024、‘Inab Baladi, September 29, 2024、Reuters, September 29, 2024、SANA, September 29, 2024、SOHR, September 29, 2024などをもとに作成。

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所属不明の戦闘機がシリア政府の支配下にあるダイル・ザウル県各所の「イランの民兵」の拠点を爆撃し、司令官1人を含む少なくとも17人(シリア人6人、イラク人8人、外国人3人)が死亡、20人あまりが負傷(2024年9月29日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、所属不明の戦闘機5機が、シリア政府の支配下にあるダイル・ザウル市ハラービシュ地区、サルダ山、ダイル・ザウル航空基地一帯、労働者住宅地区(ブール・サイード通りの開発財団)にある「イランの民兵」の拠点複数ヵ所、ブーカマール市近郊のハリー村にあるイラン・イスラーム革命防衛隊のゲストハウス、フザーム村とスワイイーヤ村にある貯蔵施設を爆撃し、司令官1人を含む少なくとも17人(シリア人6人、イラク人8人、外国人3人)が死亡、20人あまりが負傷した(その後(30日)、死者数は19人(シリア人7人、イラク人9人、外国員3人)となった)。

この爆撃を受け、イランの支援を受ける地元武装集団と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がユーフラテス川を挟むかたちで激しく交戦した。

また、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるCONOCOガス田の米軍(有志連合)の基地に配備されている米主導の有志連合に所属するヘリコプターが同地上空を旋回、同基地の有志連合部隊がジュダイド・アカイダート村、ジュダイド・バッカーラ村一帯でパトロールを実施し、警戒にあたった。

また、ダイル・ザウル市などに対する爆撃の数時間後、クーリーヤ市でイラン・イスラーム革命防衛隊とともに活動するイラク人民兵の車輛が所属不明の無人航空機1機の攻撃を受けた。

AFP, September 29, 2024、ANHA, September 29, 2024、‘Inab Baladi, September 29, 2024、Reuters, September 29, 2024、SANA, September 29, 2024、SOHR, September 29, 2024、September 30, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍は前日のイエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)による攻撃への往復として、イスラエル空軍が、イエメンのラアス・イーサー港およびフダイダ市地域にある発電所、港湾施設などの軍事標的を爆撃したと発表(2024年9月29日)

イスラエル軍は午後6時7分、テレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、前日のイエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)による攻撃への往復として、イスラエル空軍ジェット戦闘機、空中給油機、情報収集機を含む多数の航空機が、イエメンのラアス・イーサー港およびフダイダ市地域にある発電所、港湾施設などの軍事標的を爆撃したと発表した。

AFP, September 29, 2024、ANHA, September 29, 2024、‘Inab Baladi, September 29, 2024、Reuters, September 29, 2024、SANA, September 29, 2024、SOHR, September 29, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイスラエル各所を4回にわたって攻撃したと発表(2024年9月29日)

イラク・イスラーム抵抗は午前5時19分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、パレスチナ市民に対するイスラエルの攻撃への報復として、エイラート市の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

また、午後9時19分にも声明を出し、エイラート市の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

さらに、午後9時35分にも声明を出し、「我々の占領地」内の標的2ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

午後10時8分にも声明を出し、「我々の占領地」内の標的2ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

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一連の攻撃に関連して、イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、以下の通り発表を発表した。

午前7時44分、イスラエル海軍のサール4.5級ミサイル艇が本日早く、紅海方面から接近した無人の航空標的1つを撃破した。

午後8時45分、イスラエル海軍ミサイル艇が先ほどイスラエル領外の紅海上空でUAV1機を撃破。

午後9時7分、このUAVは東方から飛来。

AFP, September 29, 2024、ANHA, September 29, 2024、‘Inab Baladi, September 29, 2024、Reuters, September 29, 2024、SANA, September 29, 2024、SOHR, September 29, 2024などをもとに作成。

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米中央軍(CENTCOM)は9月16日と24日にシリアに対する爆撃を実施し、フッラース・ディーン機構とダーイシュの幹部ら37人を殺害したとは発表(2024年9月2日)

米中央軍(CENTCOM)は現地時間の午前1時14分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM)などを通じて声明(第20240929-01号)を出し、9月24日にシリア北西部の標的1ヵ所に対する爆撃を実施し、新興のアル=カーイダ系組織のフッラース・ディーン機構の幹部の1人で、シリア国外での作戦を監督していたとされるマルワーン・バッサーム・アブドゥッラウーフを含むテロリスト9人を殲滅したと発表した。

また9月16日にもシリア中部で大規模な爆撃を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)の幹部4人を含むメンバー28人を殲滅したと発表した。

AFP, September 29, 2024、ANHA, September 29, 2024、‘Inab Baladi, September 29, 2024、Reuters, September 29, 2024、SANA, September 29, 2024、SOHR, September 29, 2024などをもとに作成。

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ハサカ県シャッダーディー市に米軍が違法に基地を設置している基地に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送(2024年9月29日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるシャッダーディー市に米軍が違法に基地を設置している基地に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

AFP, September 29, 2024、ANHA, September 29, 2024、‘Inab Baladi, September 29, 2024、Reuters, September 29, 2024、SANA, September 29, 2024、SOHR, September 29, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍がハサカ県アームーダー市近郊のカラーマ村にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍所属の自衛部隊の陣地を無人攻撃機1機で攻撃(2024年9月29日)

ハサカ県では、ANHA(9月29日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるアームーダー市近郊のカラーマ村にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍所属の自衛部隊の陣地を無人攻撃機1機で攻撃した。

AFP, September 29, 2024、ANHA, September 29, 2024、‘Inab Baladi, September 29, 2024、Reuters, September 29, 2024、SANA, September 29, 2024、SOHR, September 29, 2024などをもとに作成。

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北・東シリア地域民主自治局はレバノンから帰国するシリア人について、支配地域の出身者であることを条件にこれを受け入れると発表(2024年9月29日)

北・東シリア地域民主自治局はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/SyrianPrimeMinistry)などを通じて声明を出し、レバノンに対するイスラエルの激しい爆撃が続いてことを受けて、レバノンから帰国するシリア人について、支配地域の出身者であることを条件にこれを受け入れると発表した。


AFP, September 29, 2024、ANHA, September 29, 2024、‘Inab Baladi, September 29, 2024、Reuters, September 29, 2024、SANA, September 29, 2024、SOHR, September 29, 2024などをもとに作成。

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サッバーグ外務在外居住者大臣はインドネシア、イラン、チュニジア、ベネズエラ、キューバの外務大臣らと会談(2024年9月29日)

第79回国連総会に出席するために米ニューヨークに滞在中のバッサーム・サッバーグ外務在外居住者大臣は、インドネシアのルトノ・マルスディ外務大臣と会談、両国間のビザ発給免除にかかる合意に調印した。

サッバーグ外務大臣はまた、アバース・アラーグジー外務大臣と会談、イスラエルのレバノンに対する攻撃激化の影響への対応、レバノンのハサン・ナスルッラー書記長を死亡などについて意見を交わした。

サッバーグ外務大臣はこのほかにも、チュニジアのムハンマド・アリー・ニフティー外務大臣、ベネズエラのイバン・ヒル・ピント外務大臣、キューバのブリュノ・ロドリゲス外務大臣、フィルモン・ヤン国連総会議長と会談した。



SANA(9月29日付)が伝えた。

AFP, September 29, 2024、ANHA, September 29, 2024、‘Inab Baladi, September 29, 2024、Reuters, September 29, 2024、SANA, September 29, 2024、SOHR, September 29, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーは27日のイスラエル軍の爆撃でナスルッラー書記長が死亡したと発表(2024年9月28日)

レバノンのヒズブッラーは午後4時30分に声明を出し、ハサン・ナスルッラー書記長が殉教したと発表、イランの最高指導者アリー・ハーメネイー師、レバノン人民、イスラーム教のウンマ、世界中の自由人と虐げられし人々、ナスルッラー書記長の遺族に弔意を示した。

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レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、9月28日の戦果について以下の通り発表した。

(時刻明示せず)レバノンの都市、村、民間人に対する攻撃への報復として、イスラエル軍カブリ(キブツ)をファーディー1ミサイル複数発で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、ラマト・ダヴィド空軍基地をファーディー3ミサイル複数発で攻撃。

(時刻明示せず)サダフ陣地のイスラエル軍部隊を砲撃。

(時刻明示せず)レバノンの都市、村、民間人に対する攻撃への報復として、サーアール入植地をロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、ロシュ・ピナ入植地をロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、メツバ(キブツ)をロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、マアロット・ターシハ市をロケット弾50発で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、カツリン入植地を砲撃。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、レバノンのヒズブッラーとの戦況について以下のような発表を行った。

午前0時37分、イスラエル軍は現在、ベイルート南部郊外(ダーヒヤ)にあるヒズブッラーの武器を攻撃中。

午前1時5分、イスラエル空軍ジェット戦闘機複数機は1時間以上にわたり、レバノン南部のヒズブッラーのロケット弾発射装置、武器を貯蔵していた建物複数棟を攻撃。現在もレバノンのテロ標的を攻撃中。

午後1時25分、イスラエル軍は現在、スール市地域にあるヒズブッラーのテロ標的を攻撃中。

午前2時00分、上ガリラヤ地域で先ほど警報が発令され、約3発の飛翔体がレバノンから飛来、ほとんどを撃破。イスラエル空軍は飛翔体発射地点を攻撃。イスラエル空軍はまた、スール市にある、武器を貯蔵しているビルなどのテロ標的を攻撃。

午前2時27分、イスラエル空軍は、ヒズブッラーのミサイル部隊司令官のムハンマド・アリー・イスマーイール、副官のフサイン・アフマド・イスマーイールを殲滅。

午前2時55分、イスラエル空軍は、首都ベイルート地域にある武器製造施設、武器貯蔵に使用されていた建物、指揮所に対して精密爆撃を実施。

午前3時58分、イスラエル軍は1時間以上にわたり、ベカーア地方にあるヒズブッラーのテロ標的を攻撃。

午前4時44分、イスラエル軍は現在、ベイルート地域にあるヒズブッラーのテロ標的を攻撃中。

午前6時33分、上ガリラヤ地域で先ほど警報が発令され、約10発の飛翔体がレバノンから飛来、一部を撃破。イスラエル空軍は夜間、ロケット弾発射装置、武器貯蔵に使用されている建物、テロ・インフラを攻撃。

午前7時56分、サマリア地方で先ほど警報が発令され、飛翔体1発がレバノンから飛来し、空地に落下。

午前8時00分、イスラエル空軍は現在、ベカーア地方にあるヒズブッラーのテロ標的を攻撃中。

午前8時29分、ワディ・アラ、サマリア地方、メナシェ地方で警報が発令され、5発の飛翔体がレバノンから飛来、ほとんどを撃破。

午前8時55分、レバノンから先ほど地対地ミサイル1発が発射され、イスラエル中部の空地にらか。

午前9時19分、ハミフラツ市、ハアマキム市、中部ガリラヤ地方で警報が発令され、約5発の飛翔体がレバノンから飛来、一部を撃破。

午前9時41分、イスラエル空軍は2時間以上にわたり、ベカーア地方、レバノン南部各所にある武器を貯蔵していた建物、テロ・インフラなど、ヒズブッラーのテロ標的を重点的に攻撃。

午前10時8分、9時35分と36分にハアマキム市と中部、上、西ガリラヤ地方で警報が発令され、多連装ミサイルが地対地ミサイル1発を撃破。9時49分と50分にも上ガリラヤ地域で警報が発令され、約10発の飛翔体がレバノンから飛来、一部を撃破。

午前11時3分、イスラエル軍は、27日にヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長を、南部戦線司令官のアリー・カルキーら複数の司令官とともに殲滅したとする声明を発表。

午前11時36分、ナスルッラー書記長暗殺時の司令部の映像・写真を公開。

午後12時53分、イスラエル軍は昨夜から、ロケット弾発射装置、武器を貯蔵していた建物、戦略兵器、武器製造施設、首都ベイルート地域の地下にあるテロ・インフラなど、ヒズブッラーのテロ標的140ヵ所以上を攻撃。

午後1時48分、イスラエル空軍ジェット戦闘機複数機はベイルート南部郊外(ダーヒヤ)中心部にある民間の建物6棟を攻撃。これらの建物の地下は対艦ミサイルの貯蔵施設として使用されていた。

午後4時50分、イスラエル軍は、ロケット弾発射装置、武器貯槽施設、テロ・インフラなどレバノン国内のヒズブッラーのテロ標的の攻撃を継続。

午後6時8分、イスラエル軍はダーヒヤに対して精密攻撃を実施。

午後7時17分、イスラエル空軍は本日午後、ダーヒヤに対する爆撃で、ヒズブッラー諜報網の幹部の1人ハサン・ハリール・ヤースィーンを殲滅。

午後10時7分、エルサレム地域で先ほど警報が発令され、レバノンからロケット弾1発が飛来。

午後10時15分、ジュディア・サマリア地方(ヨルダン川西岸地区)で警報が発令され、飛翔体1発がレバノンから飛来。

午後10時30分、ジュディア・サマリア地方に飛来した飛翔体はミツペ・ハギット村に落下したことが確認される。

AFP, September 28, 2024、ANHA, September 28, 2024、‘Inab Baladi, September 28, 2024、Qanat al-Manar September 28, 2024、Reuters, September 28, 2024、SANA, September 28, 2024、SOHR, September 28, 2024などをもとに作成。

 

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イラン・メディア:9月27日のイスラエル軍の爆撃で、レバノンのヒズブッラーのナスルッラー書記長とともに、イラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団のレバノン地区司令官のニールファルシャーン准将も死亡したと発表(2024年9月28日)

マフル通信(9月28日付)などは、9月27日のイスラエル軍による首都ベイルート南部郊外(ダーヒヤ)に対する大規模爆撃で、レバノンのヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長とともに、イラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団のレバノン地区司令官のアッバース・ニールファルシャーン准将が死亡したと伝えた。

AFP, September 28, 2024、ANHA, September 28, 2024、‘Inab Baladi, September 28, 2024、Mehr News Agency, September 28, 2024、Reuters, September 28, 2024、SANA, September 28, 2024、SOHR, September 28, 2024などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県のCONOCOガス田に違法に設置されている米軍(有志連合)基地に「イランの民兵」がロケット弾1発を撃ち込む(2024年9月28日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるCONOCOガス田に違法に設置されている米軍(有志連合)基地に「イランの民兵」がロケット弾1発を撃ち込んだ。

また数時間後にも、「イランの民兵」は自爆型無人航空機1機でCONOCOガス田の米軍基地を攻撃、複数回の激しい爆発が確認された。

これに対して、有志連合は対空ミサイルで迎撃したが、無人航空機を撃墜したかどうかは不明。

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2023年10月19日以降、シリア領内にある米軍基地や米軍施設が狙われたのは、これで141回となった。

内訳は以下の通り:

ウマル油田の基地:36回
シャッダーディー市の基地:17回
CONOCOガス田の基地:44回
ハッラーブ・ジール村の基地:21回
タンフ国境通行所の基地:17回
タッル・バイダル村の基地:2回
ルーバールヤー村の基地:2回
カスラク村の基地:1回
ワズィール休憩所の基地:1回

AFP, September 28, 2024、ANHA, September 28, 2024、‘Inab Baladi, September 28, 2024、Reuters, September 28, 2024、SANA, September 28, 2024、SOHR, September 28, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍はダマスカス郊外県の民家を爆撃し、ハマースの幹部1人を殺害、ヒムス県クサイル市農村地帯でも爆撃を実施し、1人を殺害(2024年9月28日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団、シャームFM(9月28日付)などによると、イスラエル軍の無人航空機1機がクナイトラ県に近いバイト・サービル町の民家1棟を攻撃、中にいたパレスチナ人男性1人と妻が死亡、家族ら多数が負傷した。

これに関して、イスラエル軍は午前9時10分、テレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、イスラエル空軍がシリア南部におけるヒズブッラーのテロ・ネットワークのトップであるアフマド・ムハンマド・ファハドを殲滅したと発表した。

シリア人権監視団などによると、イスラエル軍戦闘機はまた、この攻撃の数時間後に、レバノン国境に近いトゥファイル村・アッサール・ワルド町間にあるヒズブッラーとともに活動するシリア人らが所有する貯蔵施設1ヵ所を攻撃し、これを破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍の無人航空機1機が、レバノン国境に近いクサイル市の農村地帯で車輛1輌を攻撃し、これを破壊、乗っていた1人を殺害した。

攻撃に対して、シリア軍防空部隊が迎撃を試みた。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、9月に入って10回、今年に入って84回(うち67回が航空攻撃、17回が地上攻撃)となり、これにより159あまりの標的が破壊され、軍関係者221人が死亡、157人が負傷した。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):24人
ヒズブッラーのメンバー:43人
イラク人:19人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):59人
「イランの民兵」の外国人メンバー:17人
シリア軍将兵:52人
身元不明者:6人
パレスチナ人:1人

また、民間人も24人(女性5人と子供1人を含む)が死亡、36人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:35回
ダルアー県:16回
ヒムス県:19回
クナイトラ県:8回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:1回
アレッポ県:2回
ハマー県:4回

AFP, September 28, 2024、ANHA, September 28, 2024、‘Inab Baladi, September 28, 2024、Reuters, September 28, 2024、SANA, September 28, 2024、SOHR, September 28, 2024などをもとに作成。

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米国務省は、イラク政府との共同声明を出し、イラクでの任務を2025年9月まで、シリアでの任務を2026年9月までに終了すると発表(2024年9月28日)

米国務省は、イラク政府との共同声明を出し、米イラク最高軍事委員会での9ヵ月に及ぶ議論を経て、2014年8月からイラクで、9月からシリアでイスラーム国に対する「テロとの戦い」(生来の決意作戦)を行ってきた米主導の有志連合の撤退の工程について決定したと発表した。

声明によると、イラクでの任務は12ヵ月以内、遅くとも2025年9月末までとし、その後はイラク軍を支援し、ダーイシュへの圧力を維持するかたちで、二国間の安全保障協力態勢に移行、シリアでの任務は、2026年9月まで継続される。

AFP, September 28, 2024、ANHA, September 28, 2024、‘Inab Baladi, September 28, 2024、Reuters, September 28, 2024、SANA, September 28, 2024、SOHR, September 28, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイスラエル各所を5回にわたって攻撃したと発表(2024年9月28日)

イラク・イスラーム抵抗は午前2時23分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、パレスチナ市民に対するイスラエルの攻撃への報復として、「我々の占領地」内の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

また、午前3時31分にも声明を出し、「我々の占領地」内の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

さらに、午前5時22分にも声明を出し、「我々の占領地」内の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

午前5時30分にも声明を出し、占領下ゴラン高原の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

午前7時32分にも声明を出し、イスラエルの首都テルアビブの重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

午後11時31分にも声明を出し、エイラート市の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

AFP, September 28, 2024、ANHA, September 28, 2024、‘Inab Baladi, September 28, 2024、Reuters, September 28, 2024、SANA, September 28, 2024、SOHR, September 28, 2024などをもとに作成。

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イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)はイスラエルの首都テルアビブのベン・グリオン国際空港に対して弾道ミサイル2発で攻撃を行ったと発表(2024年9月28日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は午後9時00分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、イスラエルの首都テルアビブのベン・グリオン国際空港に対して弾道ミサイル2発で攻撃を行ったと発表した。

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これに関して、イスラエル軍は午前9時10分、イエメンからイスラエル領に向けてミサイル1発が飛来し、イスラエル中部で先ほど警報が発令されたと発表、また午後5時49分、イエメンからのミサイルを多連装ミサイルがイスラエル領外で撃破したと発表した。

AFP, September 28, 2024、ANHA, September 28, 2024、‘Inab Baladi, September 28, 2024、Reuters, September 28, 2024、SANA, September 28, 2024、SOHR, September 28, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍の無人航空機がハサカ県カーミシュリー市とハサカ市街道沿線を攻撃(2024年9月28日)

アレッポ県では、ANHA(9月28日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるマンビジュ市近郊のダラジュ村を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(9月28日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカズアリー村を砲撃した。

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ハサカ県では、ANHA(9月28日付)によると、トルコ軍の無人航空機2機がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるカーミシュリー市とハサカ市を結ぶ街道沿線のクータク村・カリー・スール村間の1ヵ所と、ジュールサスタン村・ヒルバト・ガザール村間を移動中の車1台を相次いで攻撃した。


AFP, September 28, 2024、ANHA, September 28, 2024、‘Inab Baladi, September 28, 2024、Reuters, September 28, 2024、SANA, September 28, 2024、SOHR, September 28, 2024などをもとに作成。

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ロシアのラヴロフ外務大臣:「シリアとトルコの関係正常化に向けたプロセスを再開できる可能性がある」(2024年9月28日)

第79回国連総会に出席するために米ニューヨークに滞在中のロシアのセルゲイ・ラヴロフ外務大臣、イランのアッバース・アラーグチー外務大臣、トルコのハカン・フィダン外務大臣が会談した。

アスタナ・プロセスの保証国である3ヵ国の外務大臣は、会合で、シリアおよび周辺地域における情勢について意見を交わした。

SANA(9月28日付)が伝えた。

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ラヴロフ外務大臣は記者会見を行い、トルコのハカン・フィダン外務大臣、シリアのバッサーム・サッバーグ外務在外居住者大臣と行った個別会談について、「双方がアイデアを出し合い、私見では、(関係正常化に向けた)プロセスを再開できる可能性がある」と述べた。

ラヴロフ外務大臣はまた、関係正常化に向けたプロセスにおいて、「もちろん、クルド問題(民主統一党(PYD)の処遇)が、テロ対策、国境安全保障問題とともに議論の中心となるだろう」と付言した。

タス通信(9月28日付)が伝えた。

AFP, September 28, 2024、ANHA, September 28, 2024、‘Inab Baladi, September 28, 2024、Reuters, September 28, 2024、SANA, September 28, 2024、SOHR, September 28, 2024、TASS, September 28, 2024などをもとに作成。

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サッバーグ外務在外居住者大臣は米ニューヨークでロシアのラヴロフ外務大臣、グテーレス国連事務総長、ベラルーシ、オマーン、ヨルダンの外務大臣と会談、国連憲章を守る友グループの閣僚会合に出席(2024年9月28日) #シリア #

第79回国連総会に出席するために米ニューヨークに滞在中のバッサーム・サッバーグ外務在外居住者大臣は、ロシアのセルゲイ・ラヴロフ外務大臣と会談し、経済分野などでの二国間協力関係について協議、「一方的再々措置の悪影響に対処、軽減する方途」にかかる共同声明に署名した。

サッバーグ外務在外居住者大臣はまた、アントニオ・グテーレス国連事務総長、ベラルーシのウラジミル・マケイ外務大臣、オマーンのバドル・ブーサイーディー外務大臣、ヨルダンのアイマン・サファディー外務大臣と会談した。





このほか、国連憲章を守る友グループの閣僚会合に出席した。


SANA(9月28日付)が伝えた。

AFP, September 28, 2024、ANHA, September 28, 2024、‘Inab Baladi, September 28, 2024、Reuters, September 28, 2024、SANA, September 28, 2024、SOHR, September 28, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍がダマスカス郊外県クファイル・ヤーブース村近くの軍事拠点と車輛を爆撃し、6人を殺傷、マトリバー(ハムラー)国境通行所を前日に続いて爆撃(2024年9月27日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて、イスラエル軍が午前1時35分、占領下ゴラン高原方面からクファイル・ヤーブース村に近いシリア・レバノン国境の軍事拠点1ヵ所を狙って航空攻撃を行い、軍関係者5人が死亡、1人が負傷したと発表した。

SANA(9月27日付)が伝えた。

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シリア人権監視団によると、この爆撃により、シリア軍国境警備隊の兵士5人が死亡、1人が負傷した。

同監視団によると、イスラエル軍はまた、この爆撃の直後に、クファイル・ヤーブース村近くで車輛1台を狙って爆撃を行い、2人が死亡した。

さらに、数時間後には、シャームFM(9月27日付)などによると、前日に続いて、シリアのヒムス県とレバノンのベカーア県を結ぶマトリバー(ハムラー)国境通行所を多数のミサイルで攻撃し、軍事情報局の要員4人が負傷した。

またこの攻撃で、通行所は利用不能となった。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、9月に入って9回、今年に入って72回(うち54回が航空攻撃、17回が地上攻撃)となり、これにより146あまりの標的が破壊され、軍関係者219人が死亡、149人が負傷した。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):24人
ヒズブッラーのメンバー:43人
イラク人:19人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):59人
「イランの民兵」の外国人メンバー:17人
シリア軍将兵:52人
身元不明者:5人

また、民間人も23人(女性4人と子供1人を含む)が死亡、36人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:27回
ダルアー県:16回
ヒムス県:13回
クナイトラ県:8回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:1回
アレッポ県:2回
ハマー県:4回

AFP, September 27, 2024、ANHA, September 27, 2024、‘Inab Baladi, September 27, 2024、Reuters, September 27, 2024、SANA, September 27, 2024、SOHR, September 27, 2024などをもとに作成。

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イスラエルはレバノンの首都ベイルート南部郊外(ダーヒヤ)にあるヒズブッラーの中央司令部とされる住宅ビル群を爆撃し、2人が死亡、76人が負傷(2024年9月27日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、9月27日の戦果について以下の通り発表した。

(時刻明示せず)レバノンの都市、村、民間人に対する攻撃への報復として、キルヤット・アタ市をファーディー1ミサイル複数発で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、ティベリア市をロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、ティベリア市を再びロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、イラニヤ入植地をファーディー1ミサイル複数発で攻撃。

(時刻明示せず)バイヤード・ブライダー陣地を砲撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)レバノンの都市、村、民間人に対する攻撃への報復として、サファド市をロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、カルミエルを大型ロケット弾複数発で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、サーアール入植地をロケット弾で攻撃。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、レバノンのヒズブッラーとの戦況について以下のような発表を行った。

午前8時52分、ハイファー市地域で警報が発令され、約10発の飛翔体がレバノンから飛来、一部を撃破、一部が空地に落下したことを確認。

午後9時21分、前日の攻撃で、イブラーヒーム・ムハンマド・クバイスィーとともに、ヒズブッラーの地対地ミサイル部隊の幹部フアード・シャフィーク・カズアル・ハナーフィルを殺害。

午前10時22分、レバノンから先ほど4機のUAVがロシュ・ハニクラ(キブツ)に飛来、多連装ミサイルがこれを撃破。

午前11時48分、ハイファー市、クレイヨット市地域に今朝、ロケット弾複数発が発射され、イスラエル空軍がその直後にロケット弾発射装置を攻撃。イスラエル空軍はまた、レバノン南部のヒズブッラーのテロ・インフラ、テロ細胞を攻撃。午前9時59分と10時00分に下ガリラヤ地方で警報が発令され、約10発の飛翔体がレバノンから飛来、大多数を撃破。

午後2時20分、ティベリアス湖地域に本日早く、多数のロケット弾が発射され、イスラエル空軍が直後にハッダーサー村地域のロケット弾発射装置を攻撃。イスラエル空軍はまた、数時間にわたり、サイダー市、ナバティーヤ市などレバノン南部の複数地域にあるヒズブッラーのロケット弾発射装置、武器貯蔵施設、テロ・インフラを攻撃。イスラエル軍は目下、レバノン南部でテロ標的を攻撃中。

午後5時41分、イスラエル軍は目下、レバノン南部のヒズブッラーのテロ標的を攻撃中。

午後6時52分、イスラエル軍は先ほど、首都ベイルート南部郊外(ダーヒヤ)の中心部にある住宅ビル複数棟の下に隠されていたヒズブッラーの中央司令部に精密爆撃を実施。

午後10時17分、イスラエル空軍ジェット戦闘機複数機は数時間にわたり、レバノン奥地、同南部にあるロケット弾発射装置などヒズブッラーのテロ標的を攻撃。

午後11時8分、午後10時3分と4分に上ガリラヤ地域で警報が発令され、約30発の飛翔体がレバノンから飛来、一部を撃破、複数発がサファド市に着弾。午後10時20分と21分、中央ガリラヤおよび下ガリラヤ地域で警報が発令され、約30発の飛翔体がレバノンから飛来、一部を撃破。午後10時24分と25分、西ガリラヤ地域で約5発の飛翔体がレバノンから飛来、一部を迎撃。

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レバノン保健省によると、首都ベイルート南部郊外(ダーヒヤ)のヒズブッラーの中央司令部とされる住宅ビル群に対する爆撃で、2人が死亡、76人が負傷した。

ハサン・ナスルッラー書記長を狙った爆撃とされるが、ナスルッラー書記長は無事だという。

ナハールネット(9月27日付)が伝えた。

AFP, September 27, 2024、ANHA, September 27, 2024、‘Inab Baladi, September 27, 2024、Qanat al-Manar September 27, 2024、Reuters, September 27, 2024、SANA, September 27, 2024、SOHR, September 27, 2024などをもとに作成。

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