アレッポ県、ダマスカス県でアラウィー派が殺害される(2025年10月9日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アフリーン市で、3日前にアフマド・シャルア移行期政権の部隊(第76師団)の兵士らに銃撃されて重傷を負っていた若い男性が死亡した。

また、シリア人権監視団によると、アレッポ市マサーキン・ハナーヌー地区で、前政権の諜報機関に協力していたとされる男性が何者かに銃撃され死亡した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、7日に何者かによって拉致されて消息不明となっていたミスヤーフ郊外出身のアラウィー派の男性が遺体で発見された。

また、シリア人権監視団によると、ハマー市で、旅客用ミニバスの運転手として働いていた男性(旧シリア軍勤務)が何者かによって襲撃され死亡した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、マッザ86地区において、前政権の軍事情報部第220支部に所属していたアラウィー派の元准尉が、自宅内で正体不明の武装グループによって銃撃され死亡した。

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ラタキア県では、内務省(フェイスブック)によると、内務治安部隊が、前政権時代に軍事情報部ダルアー県支部の分所長だったサーミル・アディーブ・ウムラーン容疑者を逮捕した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団が10日に発表したところによると、アリーハー市出身の若い男性がオートバイに乗った正体不明の武装グループにより銃撃され死亡した。

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シャルア移行期政権の部隊がダイル・ザウル県ムッラート村にあるシリア民主軍の陣地を攻撃型無人航空機を用いて攻撃し、シリア民主軍の兵士1人が死亡、9人が負傷(2025年10月9日)

アレッポ県では、ANHAによると、アフマド・シャルア移行期政権の当局は、政権支配地と北・東シリア地域民主自治局支配下のアレッポ市シャイフ・マクスード地区およびアシュラフィーヤ地区を結ぶ道路のうち、歩行者の通行のみが許可されていた2本(アワーリド通り、シーハーン環状交差点通り)の土嚢を撤去、閉鎖されていたアシュラフィー公園通りの土嚢も撤去し、再開した。

だが、主要4道路(ライラムーン環状交差点通り、ジャンドゥール環状交差点通り、アシュラフィーヤ坂通り、ジャズィーラ通りは依然として閉鎖されたまま。

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アレッポ県では、シリア民主軍(フェイスブック)によると、アフマド・シャルア移行期政権の部隊が、ティシュリーン・ダム周辺に設置されているシリア民主軍の陣地に対して進攻を試み、シリア民主軍がこれを迎撃、移行期政権の部隊の兵士1人が死亡した。

また、シリア民主軍(フェイスブック)によると、シャルア移行期政権の部隊がシリアテル丘とティシュリーン・ダム一帯を砲撃した。

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ダイル・ザウル県では、シリア民主軍(フェイスブック)によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるいわゆる「7カ村」の一つムッラート村にあるシリア民主軍の陣地に対し、シャルア移行期政権の部隊が攻撃型無人航空機を用いて攻撃を行い、シリア民主軍の兵士1人が死亡、9人が負傷した。

また、シリア人権監視団によると、マズルーム村でも、シリア民主軍とシャルア移行期の部隊および地元武装勢力が交戦、後者の無人航空機による攻撃で民間人2人が負傷した。

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シリア民主軍が米主導の有志連合の支援を受け、ダイル・ザウル県ザッル村でダーイシュへの関与が疑われる人物を逮捕(2025年10月8日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍が米主導の有志連合の支援を受け、ザッル村でダーイシュ(イスラーム国)への関与が疑われる人物を逮捕した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、県北西部で、2人の若い男性が正体不明の武装グループによって襲撃され、1人が死亡し、1人が負傷した。

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スワイダー県リーマト・ハーズィム村・ウルガー村間、マズラア町・ウルガー村間でシャルア移行期政権の部隊とドゥルーズ派の国民防衛部隊が激しく交戦(2025年10月8日)

スワイダー県では、SANAシリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権の当局によって拘束され、ダマスカス郊外県のアドラー刑務所に収監されていた35人(うち少年1人)がシリア・アラブ赤新月社の監督のもとで釈放された。

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シリア人権監視団によると、シャフバー町では、アフマド・シャルア移行期政権の部隊が包囲する北・東シリア地域民主自治局支配下のアレッポ市のアシュラフィーヤ地区およびシャイフ・マクスード地区の住民への支援を表明する抗議デモが開かれた。

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シリア人権監視団によると、世界食糧計画(WFP)が提供した物資を積んだ13台の貨物車輛がスワイダー市に到着した。

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シリア人権監視団によると、リーマト・ハーズィム村・ウルガー村間、マズラア町・ウルガー村間の2ヵ所で、アフマド・シャルア移行期政権の部隊とドゥルーズ派の国民防衛部隊が激しく交戦した。

シリア人権監視団が10日に発表したところによると、この戦闘で、国民防衛部隊の兵士1人が死亡、7人が負傷した。

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ラタキア市で13歳のアラウィー派の少年が何者かに誘拐:活動家らは近年増加する殺人・誘拐・弾圧・人道的苦難への抗議の意を示すためのゼネストを呼び掛ける(2025年10月8日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、タッル・ジャディード村で、前政権関係者と見られる2人が遺体で発見された。

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ダマスカス郊外県では、SANAによると、スバイナ町の穀物サイロで爆発が発生し、民間防衛機関(旧ホワイト・ヘルメット)が瓦礫の下から7人の負傷者を救出した。

シリア人権監視団によると、爆発の原因は不明。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、ドゥワイル・シャイフ・サアド村で、イドリブ県ヤアクービーヤ村出身のキリスト教徒の男性が自宅内で喉を切られて殺害された。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ラタキア市で13歳のアラウィー派の少年(ムハンマド・カイス・ハイダルくん)が何者かに誘拐された。

これを受け、ラタキア県などの沿岸部、ヒムス県などの内陸部の活動家らは、近年増加する殺人・誘拐・弾圧・人道的苦難への抗議の意を示すためのゼネストを呼び掛けた。

一方、内務省(フェイスブック)によると、内務治安部隊が、クサイ・イマード・カルターニー容疑者を逮捕した。

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ヒムス県では、内務省(フェイスブック)によると、県麻薬取締局は、カスィール郡の内務治安部隊と協力し、レバノンとの国境地帯で、カプタゴン製造に使用される装置を押収した。

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クナイトラ県ジュバーター・ハシャブ村で薪を集めていた若者がイスラエル軍の銃撃を受けて負傷(2025年10月8日)

クナイトラ県では、SANAによると、3台の車輛からなるイスラエル軍部隊が今朝、東サムダーニーヤ村方面に侵入し、同村とアジュラフ村の間にある破壊された給水タンクのそばに検問所を設置し、通行人を尋問、その後で撤収した。

また、シリア人権監視団によると、6台の軍用車輛からなるイスラエル軍部隊がマアラカ村に侵入し、複数の住宅で捜索を行った。

さらに、SANAシリア人権監視団によると、ジュバーター・ハシャブ村で薪を集めていた若者が、イスラエル軍の銃撃を受けて負傷した。

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米中央軍(CENTCOM)は10月2日にアル=カーイダ系のアンサール・イスラームのメンバーを殺害したと発表(2025年10月7日)

米中央軍(CENTCOM)は、Xを通じて以下の通り発表した。

米軍、シリアでアルカーイダ関連のテロ計画者を殺害
10月2日、CENTCOM部隊はシリアで攻撃を実施し、アル=カーイダとつながりがある幹部の攻撃計画者を殺害した。
殺害されたムハンマド・アブドゥルワッハーブ・アフマドは、アンサール・イスラームというアル=カーイダ系のテロ組織のメンバーであった。
CENTCOM司令官のブラッド・クーパー提督は次のように述べた。
「米軍は中東において、攻撃を計画・組織・実行するテロリストのあらゆる試みを阻止・撃破する準備を常に整えている。我々は祖国、兵士、同盟国、そして地域およびその外のパートナーを守るために行動を続ける。

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ダルアー県でシリア人3人からなる武装グループが、ヨルダン領へ不法に侵入を試み、ヨルダンの国境警備隊が銃撃戦の末に殺害(2025年10月7日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア人3人からなる武装グループが、ヨルダン領へ不法に侵入を試みた際、ヨルダンの国境警備隊との間で銃撃戦となり、死亡した。事件は本日未明に発生したという。

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内務省(フェイスブック)によると、アナス・ハッターブ内務大臣がヨルダンを訪問し、首都アンマンで、ヨルダンのマーズィン・ファラーイヤ内務大臣とともに、合同協議会を主催した。

協議では、安全保障分野における二国間協力の強化、国境通行所の運営調整、犯罪対策分野での経験共有、国境管理および人・物資の往来の円滑化など、両国の共通利益に資するテーマが取り上げられた。

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スワイダー県の国民防衛部隊:「テロ政権」に属する武装集団がリーマト・ハーズィム村方面から侵入(2025年10月7日)

スワイダー県の軍事を担う国民防衛部隊は、フェイスブックを通じて声明を出し、以下の通り発表した。

本日(2025年10月7日火曜日)午前0時15分、テロ政権に属する武装集団がリーマト・ハーズィム村方面からの侵入を試みることにより、停戦を破った。
当該地域方面に配置されていた我が部隊は、適切な火力をもって攻撃者に対応し、侵入作戦を阻止した。現在、違反が発生した地域を掃討中であり、テロ分子が残存していないことを確認している。
我々は住民の皆様に対し、国民防衛部隊が常に万全の警戒態勢を維持し、安全と治安を守るため、あらゆる事態に対処する準備が整っていることをお伝えする。

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シリア人権監視団によると、サルハド国立病院の医療従事者らが抗議集会を開き、約3ヵ月にわたり給与が支払われていないことに強く抗議した。

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シリア人権監視団によると、シャフバー町では、ボランティア団体「サバーヤー・サナド」が主催する沈黙の抗議集会が開かれ、7月13日にスワイダーで発生した流血事件の際に誘拐された男女の即時解放を求めた。

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ダーイシュのスリーパーセルがダイル・ザウル民政評議会所属の車輛を狙って発砲(2025年10月7日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ムハイミーダ村近郊でダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがダイル・ザウル民政評議会所属の車輛を狙って発砲し、運転手を負傷させた。

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ヒムス市でアラウィー派の男性が2人組の武装グループによる銃撃を受け死亡:アラウィー派の著名な宗教指導者であるサーリフ・マンスール師が、約6ヵ月に及ぶ不当拘束の末に釈放(2025年10月7日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市アクラマ地区の店舗内で、アラウィー派の男性が、2人組の武装グループによる銃撃を受け死亡した。

また、シリア人権監視団によると、1月31日に治安当局によって拘束されたまま行方が分からなくなっていたヒムス市カラム・ルーズ地区出身の若い男性が、拘置施設内で拷問を受け死亡していたことが、家族の証言により明らかとなった。

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シリア人権監視団によると、アラウィー派の著名な宗教指導者であるサーリフ・マンスール師が、約6ヵ月に及ぶ不当拘束の末に釈放された。

同師は、ラタキア県内の「政治治安局」の施設に27日間にわたり独房に拘束され、暴行と拷問を受け、その後、イドリブ県のハーリム刑務所への移送命令が出されたが、後に撤回され、同施設に拘留されていた。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市ジャウラ地区で正体不明の武装グループの襲撃を受けて、女性1人が死亡、1人が重傷を負った。

また、シリア人権監視団によると、ブーカマール市で、「アブー・スィヤーフ」と呼ばれる元シリア民主軍の兵士が正体不明の武装グループに銃撃され死亡した。

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アレッポ市シャイフ・マクスード地区およびアシュラフィーヤ地区でのシャルア移行期政権の部隊とアサーイシュの戦闘は未明に収束(2025年10月7日)


ANHAによると、アレッポ市シャイフ・マクスード地区およびアシュラフィーヤ地区の内務治安部隊(アサーイシュ)は未明に声明を出し、シャルア移行期政権の部隊の大規模攻撃に対応し、同移行期政権の支配地とを結ぶ検問所でこれを迎撃したと発表した。

ANHAによると、シャルア移行期政権の部隊は、5日夜の大規模戦闘収束後も、アレッポ市のシャイフ・マクスード地区およびアシュラフィーヤ両地区周辺で展開を続けた。

ANHAによると、攻撃によって1人が死亡、60人が負傷、水道・電力網が破壊され、多数の家屋に被害が及んだ。

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SANAによると、5日に始まったアレッポ市シャイフ・マクスード地区とアシュラフィーヤ地区での戦闘で、シリア民主軍の砲撃によって内務治安部隊の隊員1人が死亡、4人が負傷した。

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SANAによると、アレッポ県のアッザーム・ガリーブ知事は、内務治安部隊および国防省部隊が市民の安全を守るために活動しており、軍事的な緊張を拡大する意図はないと強調した。

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SANAによると、内務治安部隊がアレッポ県マイダーン地区に展開し、住民の保護および治安と安定の維持にあたった。

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SANAは、アレッポ市のサイフ・ダウラ地区にシリア民主軍が発射した迫撃砲の砲弾が着弾したと伝え、その画像を公開した。

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SANAによると、ガリーブ県知事は、アレッポ市内の複数の病院を視察し、シリア民主軍による住宅街への砲撃で負傷した人々を見舞った。

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SANAによると、内務治安部隊はアレッポ市のアシュラフィーヤ地区およびシャイフ・マクスード地区からの住民の隣接地区への退避を安全に確保した。

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イスラエル軍はクナイトラ県ジュバーター・ハシャブ村の森林地帯で薪を集めていた農民に向けて催涙弾を発射(2025年10月6日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、5日深夜から6日未明にかけて、占領下ゴラン高原から発射された2発の砲弾が着弾した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍が、ジュバーター・ハシャブ村の森林地帯で薪を集めていた農民に向けて催涙弾を発射した。

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ラタキア県カルダーハ市東部でアラウィー派の若い男性が何者かに銃撃され、即死(2025年10月6日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、正体不明の武装グループが、カルダーハ市出身でシリア・アラブ放送テレビ機構の職員である女性記者バトゥール・アリー氏の自宅(ラタキア市ダマスラフー地区)を襲撃、家族2人が負傷した。

また、シリア人権監視団によると、カルダーハ市東部で、アラウィー派の若い男性が何者かに銃撃され、即死した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、県中部でアフマド・シャルア移行期政権のの税関局に勤務する職員が何者かに銃撃され、死亡した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、:ドゥマイル市で、30代の男性が自宅で正体不明の武装グループの銃撃を受け、死亡した。

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シャルア移行期政権の部隊がアレッポ市シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区に進攻、北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)と激しく交戦(2025年10月6日)

アレッポ県では、ANHAシリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるアレッポ市のアシュラフィーヤ地区にあるターリク・ビン・ズィヤード公園付近で午前午前8時5分頃、爆発が発生、現場周辺の建物に物的被害が発生した。

爆発が発生したのは、アフマド・シャルア移行期政権の部隊(シリア軍)の拠点に近く。

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ANHAによると、北・東シリア民主自治局のタブカ地区は声明を発表し、シャルア移行期政権に属する武装勢力によるダイル・ハーフィル市への攻撃を「民間人の命を軽視する行為であり、国際法および政治協定に対する明白な違反である」として強く非難した。

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ANHAによると、シャルア移行期政権の部隊は、ラッカ県タブカ市とハマー県サラミーヤ市を結ぶ道路の閉鎖を続けた。

同街道は10月5日にシャルア移行期政権の部隊によって閉鎖され、100台のバスの運行が停止している。

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ANHAシリア人権監視団によると、シャルア移行期政権の部隊は、アレッポ市のシャイフ・マクスード地区とアシュラフィーヤ地区に通じるすべての道路を封鎖した。

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ANHAシリア人権監視団によると、この措置を受けて、シャイフ・マクスード地区およびアシュラフィーヤ地区の住民たちは夜、両地区の自治を担う北・東シリア地域民主自治局傘下の総評議会の呼びかけに応じて主要道路に集結し、抗議デモを行った。

ANHAによると、住民ら数百人が、シャルア移行期政権の部隊によって設置された検問所や土塁の前に集まり、道路封鎖と両地区の包囲に抗議した。

また、ANHAによると、両地区の総評議会は声明を発表し、シャルア移行期政権の部隊による封鎖措置を「人道に対する罪」と非難、同部隊が設置した検問所と土塁の撤去、そして道路の再開通を要求した。

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一方、ANHAによると、シャルア移行期政権の部隊は、両地区周辺に重火器を配備した。

また、ANHAシリア人権監視団によると、シャルア移行期政権の部隊は、住民らによる抗議デモに対して、催涙ガスや実弾を発射、強制排除を試みた。

これにより、数十人の住民が窒息症状を起こして病院に搬送された。

ANHAによると、これに対して、両地区の内務治安部隊(アサーイシュ)は、催涙ガスや実弾の発射に応戦、また両地区に侵入しようとした装甲車輛を迎撃し、両者の間で撃ち合いとなった。

ANHAによると、シャルア移行期政権の部隊はまた、装甲車輛の侵入に合わせて、両地区を迫撃砲で砲撃した。

シリア人権監視団によると、シャルア移行期政権の部隊は自爆型無人機も投入し、両地区内を攻撃、攻撃と同時に通信網およびインターネットが完全に遮断され、現地との連絡が途絶した。

シリア人権監視団によると、シャルア移行期政権の部隊は戦車、装甲車輛の増援部隊を派遣した。

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シリア民主軍はフェイスブックを通じて声明を発表し、両地区周辺で、同軍がシャルア移行期政権の検問所を攻撃したとするSANAなどの報道を全面的に否定した。

声明のなかで、シリア民主軍は、「我々の部隊はこの地域から撤収しており、現在アレッポ市内には一切存在しない」と述べたうえで、同地で発生している事態は「ダマスカス政府軍による民間人への攻撃の結果である」と指摘した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるカーミシュリー市では、アレッポ市のシャイフ・マクスード地区およびアシュラフィーヤ地区での住民弾圧に抗議するデモが行われた。

SANAによると、国防省の広報通信局は、シリア軍がダイル・ハーフィル市の住宅地を攻撃したとのシリア民主軍の主張について、これを全面的に否定した。

また、SANAによると、同局は声明を出し、北・東シリア地域民主自治局の支配地とをつなぐ道路の封鎖などの一連の措置について、「部隊の移動は、北部および北東部の複数の戦線における再配置計画の一環である」だとしたうえで、「シリア民主軍が繰り返し行っている攻撃行為や、民間人および軍・治安部隊への攻撃、新たな地点や村落の支配を試みる行動に対応するものである」と説明した。

さらに、SANAは、県内務治安部隊筋の話として、シリア民主軍がアレッポ市シャイフ・マクスード地区周辺の治安検問所を攻撃し、兵士1人が死亡、3人が負傷したと伝えた。

また、SANAは、シリア民主軍がアレッポ市のシャイフ・マクスード地区とアシュラフィーヤ地区周辺の住宅街を、迫撃砲および重機関銃で攻撃したと伝えた。

SANAは、シリア民主軍所属の複数の狙撃手が、アレッポ市のアシュラフィーヤ地区とシャイフ・マクスード地区にある住宅ビルの屋上に展開、また同軍による迫撃砲および重機関銃による攻撃で負傷した民間人がラージー病院に搬送されたと伝えた。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シャルア移行期政権が5日に閉鎖していた、同政権支配地・北・東シリア地域民主自治局支配地間の「ジスル・トゥラービー検問所」、ダルナジュ村、シャーラ市、ジュナイナ村、ブガイリーヤ村、ハワーイジュ・ズィーバーン村、マヤーディーン市の通行所が朝、人道上理由で再開された。

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イスラエル軍アドライ報道官:シリア南部での活動で、テロ・インフラの破壊と戦闘装備の発見、容疑者の逮捕を伴う精密作戦を実施(2025年10月5日)

イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官は、Xを通じて、以下の通り発表した。

第210師団のシリア南部での活動:テロ・インフラの破壊と戦闘装備の発見、容疑者の逮捕を伴う精密作戦を実施。
イスラエル軍の第210師団はシリア南部で活動を行っており、テロ組織のインフラを破壊し、戦闘用装備を発見・押収し、テロ活動に関与した疑いのある者を逮捕するなどの精密な作戦を実施している。
報道官によると、第226旅団の部隊は過去2ヵ月間、第210師団の指揮下でシリア南部における防衛任務に従事しており、その任務の一環として、数十件におよぶ精密作戦を遂行した。これらの作戦には、テロ活動容疑者の逮捕や戦闘装備の発見・押収などが含まれ、イスラエル全体、特にゴラン高原地域の住民の安全を確保することを目的としている。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、戦闘車輛4台からなるイスラエル軍のパトロール部隊が、アイン・バイダー村に侵入し、仮設の検問所を設置し、通行人に対する検査を実施した。

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ラタキア市北のワーディー・キンディール町の海岸リゾート付近で内務治安部隊が約50人の若者と女性を拘束し、暴行・拷問を加える(2025年10月5日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市で、正体不明の武装グループが送金業を営む店舗をRPG弾で攻撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ラタキア市北のワーディー・キンディール町の海岸リゾート付近で、内務治安部隊が約50人の若者と女性を拘束し、暴行・拷問を加えた。

内務省(フェイスブック)が10月6日に伝えたところによると、県内務治安部のムスタファー・アーディル・サブーフ副司令官(大佐)は、事件について、同地のリゾート施設が必要な許可を得ず営業しているとの通報を受けて派遣された警察と従業員との間で小競り合いが発生し、関係者らを一時逮捕したが、その後全員が釈放されたと発表した。

 

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アサーイシュがラッカ県アイン・イーサー市一帯でダーイシュのスリーパーセルに対する大規模な治安作戦を実施し、71人の指名手配者を逮捕(2025年10月5日)

ラッカ県では、シリア民主軍シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)緊急対応部隊(HAT)がアイン・イーサー市一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルに対する大規模な治安作戦を実施し、71人の指名手配者を逮捕した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、では、アサーイシュがスワイダーン・ジャズィーラ村、シュハイル村、アッタール村、ガラーニージュ市で治安作戦を実施し、指名手配者7人を逮捕した。

一方、シリア民主軍シリア人権監視団によると、ムハイミーダ村では、ダーイシュが仕掛けた地雷が爆発し、シリア民主軍の兵士1人が軽傷を負った。

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アレッポ県がシャルア移行期政権に所属する無人航空機が北・東シリア地域民主自治局の支配地で2回の爆撃を実施(2025年10月5日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権に所属する無人航空機がラッカ市とアレッポ市を結ぶ街道沿線を爆撃し、民間人1人が負傷した。

シリア人権監視団によると、移行期政権に所属する無人航空機がダイル・ハーフィル市とアレッポ市を結ぶ街道で農業用トラクターを攻撃した。

さらに、シリア人権監視団によると、シャルア移行期政権の部隊(シリア軍)とシリア民主軍がダイル・ハーフィル市一帯およびティシュリーン・ダム周辺で交戦した。

これに関して、シリア民主軍は、軍用車輛が無人航空機の攻撃を受け、兵士3人が軽傷を負ったと発表した。

一方、SANAによると、シリア民主軍がダイル・ハーフィル市近郊のハミーマ村とカイタ村を砲撃、シャルア移行期政権の部隊(シリア軍)が反撃した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シャルア移行期政権が北・東シリア地域民主自治局支配下のラッカ市と移行期政権支配下のマアダーン町を結ぶ街道閉鎖した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、移行期政権は、イスリヤー村と北・東シリア地域民主自治局の支配下にある地域を隔てる検問所を数時間にわたって閉鎖した。

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イスラエル軍がダルアー県、クナイトラ県に侵入(2025年10月4日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍特殊部隊は3日深夜から4日未明にかけて、ジャムラ村に潜入し、村内で3人の若い男性を逮捕した後、村の入口交差点に臨時検問所を設置した。

イスラエル軍部隊は村に約1時間とどまり、その後撤退した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、軍用車輛4台からなるイスラエル軍のパトロール部隊が、スワイサ村の周辺に侵入した。

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シリア民主軍とシャルア移行期政権の軍部隊がアレッポ県、ハサカ県で交戦(2025年10月4日)


アレッポ県では、ANHAによると、シリア民主軍の部隊は、ダイル・ハーフィル市一帯地域でアフマド・シャルア移行期政権の軍部隊による3回の侵入試みを阻止した。

一方、シリア人権監視団によると、シャルア移行期政権の軍部隊の増援部隊がダイル・ハーフィル市およびティシュリーン・ダム周辺の戦線に新たに派遣された。

派遣された部隊のなかには、外国人戦闘員も含まれているという。

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ハサカ県では、ANHAシリア人権監視団によると、「トルコの傭兵」(アフマド・シャルア移行期政権の部隊に統合されたシリア国民軍諸派)が、タッル・タムル町西方のタウィーラ村およびその周辺を砲撃、シリア民主軍所属のタッル・タムル軍事評議会が反撃した。

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活動家らは首都ダマスカスの国立音楽院で複数の楽器がファトワーに基づいて破壊されたと主張:教育養育省は全面的に否定(2025年10月4日)


ダマスカス県では、ハッシュタグムラースィルーンなどは、活動家(国民建設運動)のアナス・ジャウダ氏らがSNSを通じて、ジャウダト・ハーシミー高等学校(旧タジュヒーズ高校)の建物内にある国立音楽院で3日夜遅く、複数の楽器が何者かによって破壊されるという破壊行為の被害を受けたと発表したと報じた。

この破壊行為は、建物の修復を担当していた宗教関係者が音楽を「悪魔の行いによる穢れ」とみなして発したファトワーに基づいて行われたという。

地元関係筋によると、4日朝に学院の職員たちが登校した際、練習室が荒らされているのを発見し、多くの楽器に深刻な損傷が生じていたことを確認したという。

また、女優のスラーフ・ファワーヒルジーさんも、フェイスブックを通じて、「私は皆さんに、我が国の音楽の死をお伝えしなければなりません」として非難の表明した。

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一方、SANAによると、教育養育省報の道局は、楽器が破壊されたとする報道や投稿について、「まったくの事実無根である」と全面的に否定した。

同局は、拡散されている写真は現在学校で行われている修復および改修作業のもので、教育養育省が進める教育施設の近代化計画の一環であると説明した。

また、学校の改修は、教育・芸術分野を含むあらゆる分野で学生に最良の学習環境を提供するために、教育省が継続的に進めている取り組みの一部であるという。

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ヒムス県の公式代表団が、ワーディー・ナサーラー(ナサーラー渓谷)のマルマリーター村にあるギリシャ正教司教区を訪問し、アナーズ村で発生したキリスト教徒殺害事件の遺族に弔意を示す(2025年10月4日)

ヒムス県では、SANAによると、ハサン・アクラ県司法局長、ハムザ・カブラーン県広報局長、アブドゥルカーフィー・カッドゥール県警察副本部長らからなる公式代表団が、ワーディー・ナサーラー(ナサーラー渓谷)のマルマリーター村にあるギリシャ正教司教区(バシリウス・マンスール主教)を訪問し、アナーズ村で発生したキリスト教徒殺害事件の遺族に弔意を示すとともに、事件の影響および地域の安全と安定を維持する方法について協議した。

シリア人権監視団によると、内務治安部隊が、女性5人を含む一家6人を殺人容疑で逮捕した。

一方、SANAによると、タッルカラフ郡で集団墓地が発見された。

また、SANAによると、ムハッラム郡でも、複数の集団墓地が発見され、身元不明の16人の遺体が回収された。

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ダマスカス郊外県では、SANAによると、ダイル・ムクリン町での式典の最中に、数人が激しい銃撃を行ったため、県内務治安部隊のパトロール隊が現場に出動し、地域の有力者らと協議のうえ、発砲に使われた銃を引き渡すことに合意したが、一部がパトロール隊に向けて発砲、これにより退院2人と式典の参加者2名が負傷した。

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アレッポ県では、内務省(フェイスブック)によると、県の麻薬取締局は、内務治安部隊と協力して、アレッポ市内のある住宅に対して精密な急襲作戦を実施、2人の容疑者が逮捕、拳銃2丁と、大量の麻薬を押収した。

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シリア人民抵抗は「軍事声明第1号」を出し、10月2日ハサカ県南部の米軍基地を標的とした特別軍事作戦を実施したと改めて発表(2025年10月3日)

シリア人民抵抗は、テレグラムを通じて「軍事声明第1号」を出し、10月2日晩に同盟部隊の支援を受けて、ハサカ県南部に米軍が設置している基地を標的とした特別軍事作戦を実施し、適切な兵器を用いて計画された目標を完全に達成したと改めて発表した。






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ダルアー県、ラタキア県でアラウィー派、シーア派が殺害される(2025年10月3日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの支援を受けるシリア国民軍が活動する県北部のタッル・フサイン村周辺の農地で、身元不明の若い男性が遺体で発見された。

男性から銃で撃たれた痕跡が確認された。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サンマイン市で、2日前に何者かによって拉致され、消息を絶っていたハマー県出身のアラウィー派の技師が遺体で発見された。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、フーア市出身のシーア派の若い男性が正体不明の武装グループによって拉致され、その後殺害された。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ドゥーマー市で、15歳の少年がオートバイに乗った2人組に首を複数回刺され、死亡した。

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イスラエル軍部隊がクナイトラ県各所に侵入(2025年10月3日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、5台の軍用車輛からなるイスラエル軍部隊がアイン・ザイワーン村に侵入した。

また、シリア人権監視団によると、3台の軍用車輛からなるイスラエル軍部隊がクードゥナ村に侵入する一方、東アフマル丘で若い男性に発砲した。

さらに、シリア人権監視団によると、6台以上の軍用車輛からなる6台以上のイスラエル軍部隊が、アイン・ザイワーン村とアイン・アブド村に侵入し、民家を捜索した。

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シャルア移行期政権の軍部隊はアレッポ市内のシャイフ・マクスード地区とアシュラフィーヤ地区へ通じる道路を新たに封鎖(2025年10月3日)


アレッポ県では、ANHAによると、アフマド・シャルア移行期政権の軍部隊が、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるアレッポ市内のシャイフ・マクスード地区とアシュラフィーヤ地区へ通じる道路(ジャラー・クラブ近くの道路)を新たに封鎖した。

シャイフ・マクスード地区とアシュラフィーヤ地区は、アレッポ市内の諸地区と7本の主要道路(ライラムーン通り、ジャンドゥール通り、公演通り、シーハーン広場、アシュラフィーヤ坂道、アワーリド通り、ジャズィーラ通り)で結ばれているが、ライラムーン通り、ジャンドゥール通りがすでに封鎖されている。

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ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)は、移行期政権の軍部隊の車輛をアシュラフィーヤ地区周辺で攻撃したとの一部報道を否定した。

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ギリシャ正教正教アンティオキアおよび全東方総主教庁はヒムス県ワーディー・ナサーラーでのキリスト教徒殺害を非難、ヒムス市ではワーディー・ナサーラーの住民と連帯するデモ(2025年10月3日)

ギリシャ正教正教アンティオキアおよび全東方総主教庁はフェイスブックを通じて声明を出し、ヒムス県ワーディー・ナサーラー(ナサーラー渓谷)のアナーズ村でのキリスト教徒の若者2人の殺害を「卑劣な犯罪」として強く非難し、犯人を明らかにし、処罰するよう責任者に求めた。

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ヒムス県では、ムラースィルーンによると、ヒムス市で、ワーディー・ナサーラーの住民との連帯を示すデモが行われた。

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米主導の有志連合所属の無人航空機が県北部の街道を移動中の車輛を攻撃、「アブー・ダルダー」を名乗る外国人ジハード主義指導者を殺害(2025年10月2日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合所属の無人航空機が、県北部のハーリム市とバーリーシャー村を結ぶ街道を移動中の車輛を少なくとも2発のミサイルで攻撃、死傷者が出た。

シリア人権監視団によると、死亡したのは、「アブー・ダルダー」を名乗る外国人ジハード主義指導者。

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