トルコ軍無人航空機がタッル・タムル町とマナージール村の間に位置するタッル・タウィール村にあるシリア軍の拠点を爆撃し、兵士2人負傷(2019年11月24日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍の無人航空機がタッル・タムル町とマナージール村の間に位置するタッル・タウィール村にあるシリア軍の拠点を爆撃し、兵士2人が負傷した。

シリア人権監視団が信頼できる複数の情報筋から得た情報によると、シリア軍司令部はハサカ県に駐留する部隊にトルコ軍に発砲しないよう司令を出しているが、一部兵士が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍を加勢しているという。

一方、SANA(11月24日付)によると、シリア軍部隊がタッル・タムル町西に向けて展開地域を拡大、アーリヤト・フサイン村に新たな拠点を設置した。

AFP, November 24, 2019、ANHA, November 24, 2019、AP, November 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2019、Reuters, November 24, 2019、SANA, November 24, 2019、SOHR, November 24, 2019、UPI, November 24, 2019などをもとに作成。

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ロシア・シリア軍がイドリブ県、ラタキア県を爆撃、病院が被弾する一方、シリア軍はムシャイリファ村(イドリブ県)をシャーム解放機構などからなる反体制派から奪還(2019年11月24日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がカンスフラ村、カフルサジュナ村、カフルナブル市、ハーッス村、マアーッラト・ナアサーン村、ムシャイリファ村一帯、放棄された大隊基地、イブリーン村、カフル・ウワイド村、カルサア村を爆撃、カンスフラ村にあるカイワーン病院が被弾し、被害を受けた。

シリア軍ヘリコプターもバスカラー村、カフルナブル市およびその一帯、イフスィム町、ハザーリーン村、バスカラー村一帯、マアッラト・スィーン村、ハーッス村、カフルルーマー村一帯、ヒーシュ村、マアッルズィーター村、バーラ村を「樽爆弾」で爆撃、さらに地上部隊がザルズール村、イブリーン村、カフルナブル市、マアッラト・ハルマ村、カルサア村、カフル・ウワイド村を砲撃した。

シリア軍地上部隊はウンム・ハラーヒール村、ザルズール村一帯で反体制武装集団と交戦した。

SANA(11月24日付)によると、シリア軍はこれにより、20日にシャーム解放機構、国民軍国民解放戦線、イッザ軍などからなる「必勝」作戦司令室によって奪われていたムシャイリファ村を奪還した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がカッバーナ村一帯を爆撃した。

またシリア軍が同地で反体制武装集団を狙撃、2人を殺害した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を14件(イドリブ県3件、ラタキア県3件、アレッポ県5件、ハマー県3件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を15件(イドリブ県4件、ラタキア県5件、アレッポ県6件、ハマー県0件)確認した。

AFP, November 24, 2019、ANHA, November 24, 2019、AP, November 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 24, 2019、Reuters, November 24, 2019、SANA, November 24, 2019、SOHR, November 24, 2019、UPI, November 24, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がラッカ県アイン・イーサー市北西部に侵攻、IDPsキャンプと2カ村を制圧、M4高速道路に到達、事態を受けてロシア・トルコ軍が緊急協議(2019年11月23日)

ラッカ県では、シリア人権監視団、ドゥラル・シャーミーヤ(11月23日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がアイン・イーサー市北西部に侵攻、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍との戦闘の末、同市から数百メートルの距離に設置されていた国内避難民(IDPs)キャンプ、その西に位置するサイダー村、マアラク村を制圧、M4高速道路に到達した。

SANA(11月23日付)も、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が迫撃砲、無人航空機でアイン・イーサー市および同市一帯を攻撃したと伝えた。

これを受けて、ロシア軍とトルコ軍は緊急の協議を行い、国民軍をサイダー村、マアラク村の北2キロの地点まで撤退させることで合意した。

両軍はまた、アイン・イーサー市西のM4高速道路一帯からの国民軍の撤退についても合意した。

一方、ANHA(11月23日付)、SANA(11月23日付)によると、トルコ占領下のタッル・アブヤド市で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、住民多数が死傷した(ドゥラル・シャーミーヤ(11月23日付)によると、7人死亡、数十人負傷)。

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アレッポ県では、ANHA(11月23日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村、マーリキーヤ村、シャワーリガ村を、シャワーリガ砦を砲撃した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団、ANHA(11月23日付)によると、ロシア軍とトルコ軍がダルバースィーヤ市西の国境地帯で10度目となる合同パトロールを実施した。

AFP, November 23, 2019、ANHA, November 23, 2019、AP, November 23, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 23, 2019、Reuters, November 23, 2019、SANA, November 23, 2019、SOHR, November 23, 2019、UPI, November 23, 2019などをもとに作成。

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ロシア・シリア軍がイドリブ県などを爆撃、イッザ軍戦闘員3人死亡(2019年11月23日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が最近になってシャーム解放機構などからなる反体制武装集団によって制圧されたムシャイリファ村、スィフヤーン村、カルサア村、カフルナブル市、カフルサジュナ村、シャイフ・バフル村(イドリブ市郊外)、カンスフラ村を爆撃し、カフルナブル市ではイッザ軍の戦闘員3人が死亡した。

またシリア軍ヘリコプターもカフルナブル市、カフルサジュナ村を「樽爆弾」で爆撃、さらに地上部隊がムシャイリファ村一帯で反体制武装集団と交戦した。

この戦闘でシリア軍兵士3人が死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がアルド・マッラーフ地区、アレッポ市ラーシディーン地区、マンスーラ村、ハーン・アサル村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがカッバーナ村一帯を「樽爆弾」で爆撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を24件(イドリブ県13件、ラタキア県6件、アレッポ県4件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を24件(イドリブ県13件、ラタキア県6件、アレッポ県4件、ハマー県1件)確認した。

AFP, November 23, 2019、ANHA, November 23, 2019、AP, November 23, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 23, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 23, 2019、Reuters, November 23, 2019、SANA, November 23, 2019、SOHR, November 23, 2019、UPI, November 23, 2019などをもとに作成。

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米主導の有志連合はダイル・ザウル県ユーフラテス川に停泊中のシリア軍の石油輸送用ボートを爆撃で破壊(2019年11月22日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月22日付)によると、米主導の有志連合の戦闘機複数機がズィーバーン町のユーフラテス川岸に設置されている水上通行所内に停泊していた輸送用ボート4隻を破壊した。

破壊されたボートは、シリア軍第4師団に所属していると思われ、北・東シリア自治局の支配下にあるユーフラテス川東岸で採掘された原油をシリア政府支配下のユーフラテス川西岸に輸送するために使用されていたという。

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一方、ユーフラテス・ポスト(11月22日付)によると、米主導の有志連合がズィーバーン町で空挺作戦を実施し、住民数十人を拘束した。

同サイトによると、拘束されたのはダーイシュ(イスラーム国)に所属していたとの容疑をかけられているという。

AFP, November 22, 2019、ANHA, November 22, 2019、AP, November 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 22, 2019、Euphrates Post, November 22, 2019、Reuters, November 22, 2019、SANA, November 22, 2019、SOHR, November 22, 2019、UPI, November 22, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がラアス・アイン市近郊(ハサカ県)のタッル・ワルド村、ルバイアート村を迫撃砲や無人航空機で攻撃(2019年11月22日)

ハサカ県では、SANA(11月24日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける国民がラアス・アイン市近郊のタッル・ワルド村、ルバイアート村を迫撃砲や無人航空機で攻撃した。

ノールス研究センター(11月22日付)によると、この砲撃によってシリア軍兵士5人が死亡した。

AFP, November 22, 2019、ANHA, November 22, 2019、AP, November 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 22, 2019、Nors for Studies, November 22, 2019、Reuters, November 22, 2019、SANA, November 22, 2019、SOHR, November 22, 2019、UPI, November 22, 2019などをもとに作成。

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ロシア・シリア軍がイドリブ県、ラタキア県への爆撃を続ける(2019年11月22日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がカフルサジュナ村、タッル・ナール村、ラカーヤー・サジュナ村、マルイヤーン村、シャンナーン村一帯、マアッラト・ハルマ村、ナキール村、ファッティーラ村、ムシャイリファ村、ファルジャ村を爆撃した。

シリア軍ヘリコプターも、ハザーリーン村、カフルナブル市、ブサクラー村、マアッラト・スィーン村、シャイフ・ムスタファー村を「樽爆弾」で爆撃、さらに地上部隊がムシャイリファ村一帯、マアッラト・ハルマ村、カフルサジュナ村、シャイフ・ムスタファー村、ウライニバ村、タフターヤー村、タッフ村、ウンム・ジャラール村、ザルズール村、マアッラト・スィーン村、ビダーマー町、ナージヤ村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がアレッポ市西のジャムイーヤト・ザフラー地区一帯を砲撃した。

これに対して、シリア軍地上部隊がマンスーラ村、ハーン・アサル村を砲撃、ハーン・アサル村一帯やアレッポ市西部郊外一帯で反体制武装集団と激しく交戦した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがカッバーナ村一帯を「樽爆弾」で爆撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タファス市とヤードゥーダ村を結ぶ街道で第4師団の兵士2人が何者かに撃たれて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を30件(イドリブ県13件、ラタキア県6件、アレッポ県9件、ハマー県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を17件(イドリブ県11件、ラタキア県5件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認した。

AFP, November 22, 2019、ANHA, November 22, 2019、AP, November 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 22, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 22, 2019、Reuters, November 22, 2019、SANA, November 22, 2019、SOHR, November 22, 2019、UPI, November 22, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍がラッカ県タッル・アブヤド市近郊を越境砲撃(2019年11月21日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がタッル・アブヤド市近郊のカズアリー村を越境砲撃した。

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ハサカ県では、ANHA(11月21日付)によると、トルコ軍がタッル・タムル町近郊のルバイア村とタッル・ワルド村の間に位置するシリア軍の拠点を砲撃し、兵士5人が死亡した。

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アレッポ県では、ANHA(11月21日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市一帯を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のアアザーズ市内で何者かがシャーム戦線の拠点に手榴弾を投げ込んだ。

AFP, November 21, 2019、ANHA, November 21, 2019、AP, November 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 21, 2019、Reuters, November 21, 2019、SANA, November 21, 2019、SOHR, November 21, 2019、UPI, November 21, 2019などをもとに作成。

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シャーム解放機構などからなる反体制武装集団が、シリア政府支配下のアレッポ市を砲撃し市民6人死亡(2019年11月21日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団が、シリア政府支配下のアレッポ市を砲撃、ハムダーニーヤ地区、サラーフッディーン地区、アアザミーヤ地区、市庁舎に砲弾が着弾、市民6人が死亡、30人あまりが負傷した(SANA(11月21日付)によると、5人死亡、40人負傷)。

また、タッル・ダーディーン村一帯を砲撃、同地にある「イランの民兵」の武器弾薬庫が爆発した。

反体制武装集団はこのほかにもアッザーン山を砲撃した。

これに対して、シリア軍はヘリコプターでハーン・アサル村、アレッポ市東部郊外の電力境界一帯を爆撃した。

また地上部隊が、ジャズラーヤー村、カフルハムラ村一帯、マアーッラト・アルティーク村、ザンマール町、タッル・バージル村を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がハザーリーン村、ザルズール村、カフルナブル市、ラカーヤー・サジュナ村、マウカ村、バスカラー村、ウライニバ村、前日にシャーム解放機構、国民軍国民解放戦線、イッザ軍などからなる「必勝」作戦司令室によって制圧されたムシャイリファ村を爆撃した。

シリア軍戦闘機もザルズール村を爆撃、ヘリコプターもカフルナブル市およびその一帯、マアッルズィーター村、カフルサジュナ村を「樽爆弾」で爆撃した。

これに対して、シャーム解放機構は、フワイン村一帯を砲撃した。

一方、マアッラト・ヌウマーン市では不発弾の爆発で子ども2人が死亡した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがカッバーナ村一帯を「樽爆弾」で爆撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がラスィーフ村、フライカ村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を28件(イドリブ県9件、ラタキア県8件、アレッポ県8件、ハマー県3件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を24件(イドリブ県12件、ラタキア県6件、アレッポ県2件、ハマー県4件)確認した。

AFP, November 21, 2019、ANHA, November 21, 2019、AP, November 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 21, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 21, 2019、Reuters, November 21, 2019、SANA, November 21, 2019、SOHR, November 21, 2019、UPI, November 21, 2019などをもとに作成。

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イスラエル軍戦闘機がダマスカス一帯をミサイル攻撃、シリア軍の防空システムとイラン・イスラーム革命防衛隊関連施設が破壊、イラク人、パレスチナ人を含む16人が死亡(2019年11月20日)

SANA(11月20日付)、ドゥラル・シャーミーヤ(11月20日付)、シリア人権監視団などによると、イスラエル軍が20日早朝、ダマスカス郊外県のダマスカス国際空港一帯やキスワ市一帯、ダマスカス県のマッザ航空基地一帯に対してミサイル攻撃を実施した。

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SANAは、シリア軍防空部隊が直ちに迎撃し、イスラエル軍戦闘機が発射したミサイルのほとんどを撃破したが、ダマスカス郊外県クドスィーヤー市郊外、バイト・サービル町の民家が被害を受けたと伝え、その写真を公開した。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機による攻撃で、シリア軍兵士5人、イラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団および「イランの民兵」のメンバー16人が死亡した。

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ジュルフ・ニュース(11月20日付)が複数の地元筋の話として伝えたところによると、標的となったのはイランの軍事拠点複数カ所で、首都ダマスカスにあるムジュタヒド病院にイラン・イスラーム革命防衛隊の傘下で活動するイラク人司令官2人の遺体とパレスチナ人3人の遺体、ティシュリーン軍事病院、第601病院に国籍不明の遺体多数が搬送されたという。

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一方、イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ(Avichay Adraee)報道官はツイッターのアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)で、爆撃が19日にシリア領内から占領下のゴラン高原に向けてロケット弾複数発が打ち込まれたことへの報復で、首都ダマスカス近郊にあるイラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団とシリア軍の拠点複数カ所、武器庫、地対空ミサイル発射台を破壊したと発表した。

https://twitter.com/AvichayAdraee/status/1197013978565824514

ただし、シリア領からのロケット弾発射に先立って、19日にはダマスカス国際空港がイスラエル軍戦闘機から発射されたと思われるミサイルの攻撃を受けていた。

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また、サウト・アースィマ(11月20日付)は、アサド政権に近い軍消息筋の話として、ダマスカス近郊の「イランの民兵」の拠点複数カ所、マッザ航空基地に配備されていた対空ミサイル発射台が破壊されたほか、ダマスカス国際空港に近い国防隊の施設、マッザ航空基地にある第4師団の武器庫、キスワ市一帯およびサフナーヤー市に向かう高速道路沿いのシリア軍の拠点複数カ所が破壊されたと伝えた。

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『イェディオト・アハロノト』(11月20日付)も、この攻撃に関して、イスラエル軍戦闘機がシリア領空を自由に飛行できるようにするために、シリア軍の対空ミサイル発射台を狙ったと伝えた。

同紙によると、イスラエル軍は戦闘機からのミサイル攻撃で発射台6機を攻撃するとともに、戦闘ヘリコプターでゴラン高原(クナイトラ県)のシリア軍拠点複数カ所を攻撃、さらにダマスカス国際空港近くの国防隊の施設1棟を破壊したという。

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『ハアレツ』(11月20日付)も、イスラエル軍戦闘機がイランの施設や拠点約20カ所とシリア軍の対空ミサイル発射台複数基を破壊したと伝えた。

イスラエル高官によると、破壊された対空ミサイル発射台はS-300防空システムではないという。

AFP, November 20, 2019、ANHA, November 20, 2019、AP, November 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 20, 2019、Haaretz, November 20, 2019、Jurf News, November 20, 2019、Reuters, November 20, 2019、SANA, November 20, 2019、Sawt al-‘Asima, November 20, 2019、SOHR, November 20, 2019、UPI, November 20, 2019、Yedioth Ahronoth, November 20, 2019などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県でイラン・イスラーム革命防衛隊第47旅団がダーイシュの奇襲を受け、5人死亡(2019年11月20日)

ダイル・ザウル県では、ジュルフ・ニュース(11月20日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がブーカマール市南の砂漠地帯でイラン・イスラーム革命防衛隊の第47旅団を奇襲し、5人を殺害した。

AFP, November 20, 2019、ANHA, November 20, 2019、AP, November 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 20, 2019、Jurf News, November 20, 2019、Reuters, November 20, 2019、SANA, November 20, 2019、SOHR, November 20, 2019、UPI, November 20, 2019などをもとに作成。

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シリア軍がイドリブ県北部のカーフ村の国内避難民キャンプや病院を砲撃し、子ども6人と女性2人を含む15人が死亡(2019年11月20日)

イドリブ県では、シリア人権監視団、ドゥラル・シャーミーヤ(11月20日付)、ANHA(11月20日付)などによると、アレッポ市郊外に展開するシリア軍地上部隊がトルコのハタイ県に近いカーフ村にある国内避難民(IDPs)キャンプ、婦人科病院一帯をクラスター弾などで砲撃し、キャンプで火災が発生し、子ども6人と女性2人を含む15人が死亡した。


AFP, November 20, 2019、ANHA, November 20, 2019、AP, November 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 20, 2019、Reuters, November 20, 2019、SANA, November 20, 2019、SOHR, November 20, 2019、UPI, November 20, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍戦闘機がラッカ県タッル・タムル町近郊で車を爆撃し、女性3人を含む住民5人を殺害(2019年11月20日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍戦闘機がタッル・アブヤド市西のカルナファル村で車1台を爆撃し、住民5人が死亡、多数が負傷した。

犠牲者のうち3人は女性だった。

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アレッポ県では、ANHA(11月20日付)によると、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のハルバル村をトルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が砲撃した。

AFP, November 20, 2019、ANHA, November 20, 2019、AP, November 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 20, 2019、Reuters, November 20, 2019、SANA, November 20, 2019、SOHR, November 20, 2019、UPI, November 20, 2019などをもとに作成。

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シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構、トルコが後援する国民軍国民解放戦線、「穏健な反体制派」のイッザ軍がシリア軍との戦闘の末イドリブ県ムシャイリファ村を奪還(2019年11月20日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月20日付)によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構、最近になってトルコが後援する国民軍に完全統合された国民解放戦線、「穏健な反体制派」として知られてきたイッザ軍からなる「必勝」作戦司令室が、県東部でシリア軍との激しい戦闘の末、19日深夜にムシャイリファ村を奪還した。

シリア軍は19日、同地一帯に侵攻、爆撃・砲撃を加えたが、「必勝」作戦司令室はこれを迎撃し、シリア軍兵士数十人を殺害、7人を捕捉し、ムシャイリファ村を制圧したという。

AFP, November 20, 2019、ANHA, November 20, 2019、AP, November 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 20, 2019、Reuters, November 20, 2019、SANA, November 20, 2019、SOHR, November 20, 2019、UPI, November 20, 2019などをもとに作成。

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ロシア・シリア軍がイドリブ県などを激しく爆撃、住民7人が死亡(2019年11月20日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の支配下にあるサルジュ村、ウンム・ハラーヒール村、ムシャイリファ村、タッル・ナール村、カフルルーマー村、マアッルズィーター村、マアッラト・ヌウマーン市、マアッラト・ハルマ村、バーラ村、カルサア村を爆撃し、マアッラト・ヌウマーン市では子ども4人を含む6人が、ジャバーラー村では男性1人が死亡した。


シリア軍ヘリコプターもカフルサジュナ村、バスカラー村を「樽爆弾」で爆撃した。

地上部隊も、県東部および南部各所を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機がシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の支配下にあるカッバーナ村一帯を爆撃した。

シリア軍ヘリコプターも同地を「樽爆弾」で爆撃、地上部隊も同地を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の支配下にあるハーン・トゥーマーン村を爆撃した。

一方、SANA(11月20日付)によると、シャーム解放機構が撃った砲弾5発がアレッポ市ハムダーニーヤ地区に着弾し、建物などが被害を受けた。

死傷者はなかった。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機がシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の支配下にあるサルマーニーヤ村一帯を爆撃、地上部隊も同地一帯を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を26件(イドリブ県9件、ラタキア県7件、アレッポ県8件、ハマー県3件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を19件(イドリブ県1件、ラタキア県7件、アレッポ県2件、ハマー県9件)確認した。

AFP, November 20, 2019、ANHA, November 20, 2019、AP, November 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 20, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 20, 2019、Reuters, November 20, 2019、SANA, November 20, 2019、SOHR, November 20, 2019、UPI, November 20, 2019などをもとに作成。

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シリア軍がダマスカス国際空港一帯でイスラエル軍によって発射されたと思われるミサイルを撃破、イスラエル軍もシリア領内から占領下ゴラン攻撃に向けて発射されたロケット弾を撃破(2019年11月19日)

スプートニク・ニュース(11月19日付)は、現地消息筋の話として、ダマスカス郊外県のダマスカス国際空港上空のシリア・レバノン国境と占領下ゴラン高原によって囲まれる三角地帯で、シリア軍防空部隊が、イスラエル軍によって発射されたと思われるミサイル複数発を迎撃し、そのほとんどを撃破した。

このミサイル攻撃に関して、治安筋は、イスラエル軍戦闘機複数機が、空対地ミサイル複数発でシリア南部の軍事拠点1カ所を狙ったが、シリア軍防空部隊がミサイルのほとんどを撃破したと語った。

SANA(11月19日付)は、ダマスカス国際空港近くで複数の爆発音が聞こえたと伝えた。

これに対して、イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ(Avichay Adraee)報道官は声明を発表し、シリア領内から占領下のゴラン高原に向けて発射されたロケット弾4発をアイアン・ドーム防空システムで撃破したと発表した。

AFP, November 19, 2019、ANHA, November 19, 2019、AP, November 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 19, 2019、Reuters, November 19, 2019、SANA, November 19, 2019、SOHR, November 19, 2019、Sputnik News, November 19, 2019、UPI, November 19, 2019などをもとに作成。

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ラッカ県、アレッポ県でトルコの支援を受ける国民軍とシリア民主軍が交戦(2019年11月19日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、タッル・アブヤド市近郊のカズアリー村、ジャラン村、カルナファル村、サールーンジュ村にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍拠点を砲撃し、激しく交戦した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍がトルコ占領下のアアザーズ市を砲撃した。

これに対して、トルコの支援を受ける国民軍は、北・東シリア自治局とシリア政府支配下のタッル・リフアト市近郊、シャイフ・イーサー村、マンナグ航空基地一帯、マルアナーズ村を砲撃した。

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ハサカ県では、ANHA(11月18日付)によると、ラアス・アイン市内のトルコ軍の拠点前で爆弾が仕掛けられた車が爆発した。

AFP, November 19, 2019、ANHA, November 19, 2019、AP, November 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 19, 2019、Reuters, November 19, 2019、SANA, November 19, 2019、SOHR, November 19, 2019、UPI, November 19, 2019などをもとに作成。

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ロシア・シリア軍がイドリブ県、ラタキア県を爆撃、ラタキア県ではシリア軍がシャーム解放機構・国民軍と交戦(2019年11月19日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がカフルナブル市および同市森林地帯、ハーッス村、マアッラト・ハルマ村、ムシャイリファ村、ウライニバ村、カフルサジュナ村、タッル・ナール村を爆撃した。

爆撃は少なくとも25回に及んだ。

シリア軍もヘリコプターが、カフルナブル市一帯、カフルルーマー村森林地帯、ハーッス村、ハザーリーン村を「樽爆弾」で爆撃、地上部隊がタッフ村、タフターヤー村、ウンム・ジャラール村、ムシャイリファ村、サルジュ村、マアッラト・ハルマ村、カフルサジュナ村、シャイフ・ムスタファー村、ウライニバ村、ラカーヤー・サジュナ村、タッル・ナール村を砲撃した。

これに対して反体制武装集団もマガーラ村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ジューリーン村に展開するシリア軍地上部隊がガーブ平原一帯、マンスーラ村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターが、シャーム解放機構、国民軍に統合された国民解放戦線などの支配下にあるカッバーナ村一帯を「樽爆弾」で爆撃、地上部隊もカッバーナ村一帯、クルド山およびトルコマン山一帯を砲撃した。

これに対して反体制武装集団もクルド山一帯を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を28件(イドリブ県10件、ラタキア県8件、アレッポ県6件、ハマー県4件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を22件(イドリブ県7件、ラタキア県6件、アレッポ県3件、ハマー県6件)確認した。

AFP, November 19, 2019、ANHA, November 19, 2019、AP, November 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 19, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 19, 2019、Reuters, November 19, 2019、SANA, November 19, 2019、SOHR, November 19, 2019、UPI, November 19, 2019などをもとに作成。

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シリア・ロシア軍がイドリブ県、ラタキア県、ハマー県を爆撃(2019年11月18日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がマアッラト・ハルマ村、ジャバーラー村、カフルサジュナ村、ムシャイリファ村、ダール・カビーラ村、カフルナブル市、タッル・ナール村を爆撃した

シリア軍もヘリコプターがカフルナブル市、ブサクラー村、カフルサジュナ村を「樽爆弾」で爆撃し、地上部隊がビダーマー町一帯、フワイジャ村、ハウワーシュ村、バドリーヤ村を砲撃した。

これに対して、シャーム解放機構がトゥルキー丘を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機がカッバーナ村一帯、ジスル・シュグール市(イドリブ県)に至る街道を爆撃、地上部隊がカッバーナ村一帯を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機が、サルマーニーヤ村、ドゥワイル・アクラード村を爆撃、地上部隊がアリーマ村、ジスル・バイト・ラース村、ジュッブ・スライマーン村を砲撃した。

これに対して、反体制武装集団はマイダーン・ガザール村でシリア軍兵士1人を射殺した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(11月18日付)によると、シリア軍ヘリコプター2機がハマー航空基地を離陸した直後に爆発、パイロット3人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を23件(イドリブ県7件、ラタキア県4件、アレッポ県5件、ハマー県7件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を17件(イドリブ県6件、ラタキア県9件、アレッポ県1件、ハマー県1件)確認した。

AFP, November 18, 2019、ANHA, November 18, 2019、AP, November 18, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 18, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 18, 2019、Reuters, November 18, 2019、SANA, November 18, 2019、SOHR, November 18, 2019、UPI, November 18, 2019などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県南東部の国境地帯でイラク人民動員隊が所属不明の無人航空機の攻撃を受ける(2019年11月17日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ブーカマール市近郊のイラク国境近くでイラク人民動員隊の車輌が所属不明の無人航空機の攻撃を受け大破し、乗っていた全員が死亡した。

AFP, November 18, 2019、ANHA, November 18, 2019、AP, November 18, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 18, 2019、Reuters, November 18, 2019、SANA, November 18, 2019、SOHR, November 18, 2019、UPI, November 18, 2019などをもとに作成。

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トルコ占領下のバーブ市(アレッポ県)でデモが発生、警察の発砲で1人死亡(2019年11月17日)

アレッポ県では、シリア人権監視団やドゥラル・シャーミーヤ(11月17日付)によると、トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市であるバーブ市警察(内務治安部隊、いわゆる「自由警察」)本部前で、前日に市内で発生した爆破事件の犯人の処刑を求めるデモが発生し、住民数百人が参加した。

デモは徐々に激化し、参加者の一部が警察本部を襲撃し、装甲車に放火、これに対して警察が介入し、デモ参加者に向けて発砲、 1人が死亡、1人が負傷した。

https://www.facebook.com/syriahro/videos/568706420562098/

ドゥラル・シャーミーヤ(11月17日付)によると、射殺されたのはサイード・マフムード・スッカルを名乗る男性。

しかし、民主統一党(PYD)に近いANHA(11月17日付)は、デモ参加者が「エルドアン打倒」と連呼したために、警察が発砲したと伝え、その映像を公開した。

なお、ドゥラル・シャーミーヤ(11月17日付)によると、バーブ市ではまた、前日の事件の犠牲者に弔意を示すためのゼネストが実施された。

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バーブ市では前日(16日)、車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、市民13人を含む19人が死亡した。

ANHA(11月16日付)によると、爆弾が仕掛けられていたのは、トルコの支援を受ける警察の車輌で、反体制武装集団のメンバー17人が死亡、またメンバー22人が負傷したという。

AFP, November 17, 2019、ANHA, November 17, 2019、AP, November 17, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 17, 2019、Reuters, November 17, 2019、SANA, November 17, 2019、SOHR, November 17, 2019、UPI, November 17, 2019などをもとに作成。

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ラッカ県、アレッポ県でトルコ軍・国民軍がシリア民主軍と散発的に交戦(2019年11月17日)

ラッカ県では、ANHA(11月17日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、アイン・イーサー市に近いM4高速道路一帯を攻撃、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が交戦した。

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アレッポ県では、ANHA(11月17日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマーリキーヤ村を砲撃した。

また、シリア人権監視団によると、トルコ県北部の拠点都市アアザーズ市の住民どうしが撃ち合いとなり、複数が死傷した。

一方、アフリーン解放軍団が声明を出し、16日にトルコ占領下のラーイー村で反体制武装集団メンバー1人を殺害したと発表した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局が共同支配するハサカ市のハシュマーン交差点近くでオートバイに仕掛けられた爆弾が爆発した。

AFP, November 17, 2019、ANHA, November 17, 2019、AP, November 17, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 17, 2019、Reuters, November 17, 2019、SANA, November 17, 2019、SOHR, November 17, 2019、UPI, November 17, 2019などをもとに作成。

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ロシア・シリア軍がイドリブ県を爆撃し、住民9人と戦闘員2人死亡(2019年11月17日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がミラージャ村、アルバイーン山一帯、ハーン・スブル村、カフルサジュナ村、ジャバーラー村、カフルナブル市、マアッルズィーター村、サラーキブ市一帯を爆撃し、ミラージャ村とサラーキブ市で住民9人が、アルバイーン山では反体制武装集団戦闘員2人が死亡した。

またシリア軍ヘリコプターがハザーリーン村、マアッルズィーター村、カフルナブル市、ブサクラー村を砲撃した。

これに対して、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団はアブー・ズフール町一帯を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の支配下にあるカッバーナ村一帯を「樽爆弾」爆撃、地上部隊が同地を砲撃した。

また、同地一帯で反体制武装集団とシリア軍が交戦、シリア軍兵士4人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を30件(イドリブ県10件、ラタキア県8件、アレッポ県8件、ハマー県4件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を30件(イドリブ県6件、ラタキア県8件、アレッポ県4件、ハマー県1件)確認した。

AFP, November 17, 2019、ANHA, November 17, 2019、AP, November 17, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 17, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 17, 2019、Reuters, November 17, 2019、SANA, November 17, 2019、SOHR, November 17, 2019、UPI, November 17, 2019などをもとに作成。

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トルコ占領下のバーブ市(アレッポ県)で国民軍憲兵隊の車輌に仕掛けられていた爆弾が爆発し19人が死亡(2019年11月16日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のバーブ市内で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、市民13人を含む19人が死亡した。

ANHA(11月16日付)によると、爆弾が仕掛けられていたのは、トルコの支援を受ける国民軍所属の憲兵隊の車輌で、反体制武装集団のメンバー17人が死亡、またメンバー22人が負傷したという。

 

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、タッル・タムル町とアブー・ラースィーン(ザルカーン)町を結ぶM4高速道路一帯で、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と交戦した。

なお、アナトリア通信(11月16日付)によると、「平和の泉」作戦が開始された10月9日以降の国民軍の死者は224人、負傷者は692人にのぼっているという。

AFP, November 16, 2019、Anadolu Ajansı, November 16, 2019、ANHA, November 16, 2019、AP, November 16, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 16, 2019、Reuters, November 16, 2019、SANA, November 16, 2019、SOHR, November 16, 2019、UPI, November 16, 2019などをもとに作成。

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ロシア・シリア軍がイドリブ県、ラタキア県、アレッポ県を爆撃し、反体制派戦闘員3人が死亡(2019年11月16日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がマアッルズィーター村、ナキール村、トゥラムラー村、ハザーリーン村、ウライニバ村、マアッラト・ハルマ村を爆撃し、マアッルズィーター村で反体制武装集団戦闘員3人が死亡した。

シリア軍ヘリコプターがカフルナブル市、マアッルズィーター村、マアッラト・スィーン村、ウライニバ村、ナキール村一帯、マアッラト・ハルマ村、カフルサジュナ村を「樽爆弾」で爆撃した。

これに対して、反体制武装集団は県東部にあるシリア軍の拠点を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がカッバーナ村一帯を爆撃した。

シリア軍も、地上部隊がカッバーナ村一帯を砲撃、同地で反体制武装集団と交戦した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が県西部一帯を爆撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がジャイイド村、ラスィーフ村、アズィーズィーヤ村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を22件(イドリブ県9件、ラタキア県5件、アレッポ県7件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を12件(イドリブ県5件、ラタキア県7件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認した。

AFP, November 16, 2019、ANHA, November 16, 2019、AP, November 16, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 16, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 16, 2019、Reuters, November 16, 2019、SANA, November 16, 2019、SOHR, November 16, 2019、UPI, November 16, 2019などをもとに作成。

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ハサカ県でトルコ軍・国民軍とシリア民主軍・シリア軍の交戦続き、トルコ軍の砲撃でシリア軍兵士3人死傷(2019年11月15日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるタッル・アブヤド市西のフッリーヤ村、ジャラン村一帯で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がトルコ軍およびその支援を受ける国民軍と交戦、両村を奪還した。

これに対して、トルコ軍と国民軍は両村、ビールタマフ村、サアダ村を激しく砲撃した。

ANHA(11月15日付)によると、トルコ軍はまたタッル・タムル町近郊のタッル・マナーフ村を砲撃し、シリア軍兵士3人が死傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のラーイー村近郊でトルコの支援おを受ける国民軍所属の東部自由人連合の車輌が発砲を受け、戦闘員3人が死亡した。

一方、ANHA(11月15日付)によると、トルコ軍は北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村を砲撃した。

このほか、アフリーン解放軍団が声明を出し、トルコ占領下のアフリーン市とラーイー村・アアザーズ市間で13日と14日、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装武装集団を攻撃し、戦闘員4人を殺害したと発表した。

AFP, November 15, 2019、ANHA, November 15, 2019、AP, November 15, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 15, 2019、Reuters, November 15, 2019、SANA, November 15, 2019、SOHR, November 15, 2019、UPI, November 15, 2019などをもとに作成。

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シリア・ロシア軍のイドリブ県に対する爆撃・砲撃で住民6人が死亡、ラタキア県とハマー県でのシリア軍と反体制派の戦闘で双方に13人の死者(2019年11月15日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がウライニバ村、ウンム・ハラーヒール村、カフルルーマー村、ハーッス村、ハザーリーン村、バーラ村を爆撃し、バーラ村で子ども3人を含む住民5人が死亡した。

またシリア軍地上部隊がマルジュ・ダフル村を砲撃し、女性1人が死亡した。

シリア軍がフズナ村一帯や県南東部各所でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦、シリア軍兵士5人と反体制武装集団戦闘員4人が死亡した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がカッバーナ村一帯でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦し、シリア軍兵士3人が死亡した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団がハークーラ村でシリア軍兵士を狙撃、1人を射殺した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、正体不明の武装集団がハーッラ市にあるシリア軍の拠点を襲撃、戦闘となった。

また、サフワ村近郊に設置されている軍事情報局の拠点が何者かの砲撃を受け、兵士1人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を30件(イドリブ県14件、ラタキア県8件、アレッポ県7件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を23件(イドリブ県11件、ラタキア県11件、アレッポ県0件、ハマー県1件)確認した。

AFP, November 15, 2019、ANHA, November 15, 2019、AP, November 15, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 15, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 15, 2019、Reuters, November 15, 2019、SANA, November 15, 2019、SOHR, November 15, 2019、UPI, November 15, 2019などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県北部と北西部で国民軍戦闘員が何者かに狙われ5人死亡(2019年11月14日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のラーイー村でトルコの支援を受ける国民軍の戦闘員が何者かの襲撃を受け、2人が死亡した。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(11月14日付)によると、トルコ占領下のアフリーン市で、国民軍に所属する殉教者バドル旅団のメンバーが何者かの襲撃を受け、3人が死亡した。

AFP, November 14, 2019、ANHA, November 14, 2019、AP, November 14, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 14, 2019、Reuters, November 14, 2019、SANA, November 14, 2019、SOHR, November 14, 2019、UPI, November 14, 2019などをもとに作成。

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トルコの支援を受ける国民軍がシリア民主軍との戦闘の末にタッル・タムル町の北1キロの地点に到達(2019年11月14日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコの支援を受ける国民軍が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍との戦闘の末にタッル・タムル町に近いダーウーディーヤ村、カースィミーヤ村、アリーシャ村、サーリヒーヤ村を制圧、タッル・タムル町の北1キロの地点に到達した。

この戦闘で国民軍戦闘員11人、シリア民主軍戦闘員13人が死亡した。

AFP, November 14, 2019、ANHA, November 14, 2019、AP, November 14, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 14, 2019、Reuters, November 14, 2019、SANA, November 14, 2019、SOHR, November 14, 2019、UPI, November 14, 2019などをもとに作成。

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シリア・ロシア軍がイドリブ県を爆撃し6人死亡、シリア軍が反体制派支配地を新たに奪還、アレッポ市では反体制派の砲撃で1人死亡(2019年11月14日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがカフルサジュナ村、カフルナブル市、ジャバーラー村、ウライニバ村、バスカラー村を「樽爆弾」で爆撃し、カフルサジュナ村の競技場で市民3人が死亡した。

シリア軍はまた、地上部隊がマアッラト・ヌウマーン市一帯を砲撃したほか、ハーン・シャイフーン市北の高速道路で反体制武装集団の車輌を攻撃し、戦闘員1人を殺害した。

ロシア軍戦闘機もムシャイリファ村、ザルズール村、スフーフン村、ハザーリーン村、マアッラト・ハルマ村を爆撃、マアッラト・ハルマ村で子ども2人が死亡した。

一方、SANA(11月14日付)によると、シリア軍が県南部でシャーム解放機構、トルキスタン・イスラーム党、国民軍に統合された国民解放戦線、イッザ軍などからなる反体制武装集団との激しい戦闘の末、ルワイビダ村、フズナ丘を制圧した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がアレッポ市サイフ・ダウラ地区を砲撃し、市民1人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を24件(イドリブ県5件、ラタキア県4件、アレッポ県6件、ハマー県5件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を17件(イドリブ県5件、ラタキア県6件、アレッポ県1件、ハマー県5件)確認した。

AFP, November 14, 2019、ANHA, November 14, 2019、AP, November 14, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 14, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 14, 2019、Reuters, November 14, 2019、SANA, November 14, 2019、SOHR, November 14, 2019、UPI, November 14, 2019などをもとに作成。

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