スワイダー県では、スワイダー24によると、移行期政権の内務治安局部隊が首都ダマスカスとスワイダー県を結ぶ街道の沿線に位置するムトゥーナ村の検問所の運用を再開した。
シリア人権監視団によると、これにより、同地付近で狙撃手が民間人や車を狙っているとの理由で、ダマスカス・スワイダー街道が閉鎖された。
(C)青山弘之 All rights reserved.
Detail Report on the Arab Spring in Syria: Latest Situation in Syria / アラビア語の新聞、通信社、ウェブサイトなどを通じて収集した情報をもとに、シリア情勢をより網羅的に把握・紹介することをめざします。
ANHAによると、ハサカ県(ジャズィーラ地方)とアレッポ県コバネ(アイン・アラブ)市の住民らは、イード・アドハーの集団礼拝を行い、その後殉教者墓地を訪れ、花や香を備えた。
また、シリア人権監視団によると、ハサカ県ヌールッディーン・アフマド知事は、カーミシュリー市にある、コバネ市でのイスラーム国との戦闘で死亡した息子の墓を訪れた。
ANHA、シリア人権監視団によると、アレッポ市(シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区)、アフリーン市でも同様の礼拝と墓参が行われた。
シリア人権監視団によると、シリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官はダイリーク(マーリキーヤ)市の殉教者墓地を訪問した。
(C)青山弘之 All rights reserved.
国民防衛部隊はフェイスブックを通じて、イード・アドハーの到来に合わせて、「バシャン山」(ドゥルーズ山、アラブ山)の公式関係者らが、昨年7月の移行期政権の進攻によって「集団虐殺」された「殉教者たち」の墓地を訪問したと発表した。
墓参を行ったのは、バシャン行政評議会、国民防衛部隊、内務治安部隊、殉教者遺族、地元住民ら。
その後、一行はカナワート市を訪れ、ムワッヒド・ドゥルーズ精神指導部の長であるヒクマト・ヒジュリー師と面談した。
ヒジュリー師は、バシャン山の人々の揺るぎない立場への支持を表明し、勝利、心の癒やし、そして犠牲と忍耐にふさわしいかたちでの権利が回復されなければならないと強調した。
(C)青山弘之 All rights reserved.
スワイダー県では、スワイダー24によると、カナワート市出身の2人が首都ダマスカスに向かう途中で消息を絶った。
**
スワイダー24によると、移行期政権の内務治安局部隊は、県出身の民間人数百人を乗せた旅客バスなど複数車輛の通行を確保した。
これらの車両は、前日に発生したタンクローリー運転手の拘束を受けて治安上の緊張が高まるなか、ダマスカス・スワイダー街道上で立ち往生していた。
**
国民防衛部隊は、イード・アドハーの到来に合わせてフェイスブックを通じて声明を発表し、ドゥルーズ派の村々の「奪還」と完全なる権利の「回復」されない限り、「真の勝利」は達成されないと強調した。
(C)青山弘之 All rights reserved.
シリア人権監視団によると、ハサカ県のダルバースィーヤ市で、民主統一党(PYD)が抗議デモを組織し、人民議会選挙の実施に拒否の意思を示した。
**
ANHAによると、クルド民族主義政党21組織がカーミシュリー市の北・東シリア地域民主自治局渉外関係委員会庁舎で記者会見を開き、ハサカ県での人民議会選挙の仕組みと結果に異議を表明し、本格的なシリア国民会議を開催し、移行期に向けたロードマップ策定と、シリア人の願望を反映する自由・公正・透明な選挙準備に取り組むよう求めた。
共同記者会見に参加した組織は以下の通り:
1. クルディスタン民族会議(KNK)
2. 民主統一党(PYD)
3. 民主緑の党
4. クルディスタン共産党
5. シリア・クルディスタン民主党
6. シリア・クルド民主党
7. シリア・クルド左派党
8. クルディスタン民主変革党
9. シリア・クルディスタン刷新運動
10. シリア・クルディスタン労働者連合
11. シリア改革運動
12. シリア・クルディスタン友愛党
13. シリア・クルド・ロジュ民主党
14. 民主社会運動(TEV DEM)
15. スィタール大会
16. 民主闘争党
17. シリア・クルディスタン・ムスタクバル潮流
18. 西クルディスタン・クルディスタン民主党
19. シリア・クルディスタン国民集結党
20. シリア改革潮流
21. クルディスタン自由党
**
ANHAによると、アルメニア統一党も声明を発表し、人民議会選挙の仕組みと結果を拒否した。
**
ANHAによると、ハサカ県のジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村、ダイリーク(マーリキーヤ)市、カフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市でクルド民族主義政党などが相次いで声明を発表し、人民議会選挙の仕組みと結果を拒否した。
**
ANHAによると、ハサカ県のハサカ市、タル・タムル町、ダルバースィーヤ市、アレッポ県のコバネ(アイン・アラブ)市の住民、市民社会機関・評議会、民主統一党(PYD)、およびシリア語・アッシリア系キリスト教青年らが声明を発表し、人民議会選挙の仕組みと結果を拒否した。
(C)青山弘之 All rights reserved.
スワイダー県では、スワイダー24によると、スワイダー市東部のザフル・ジャバル街道で、ムルシド家に属する武装集団と、シャアラーニ家および国民防衛部隊の治安部隊要員との間で激しい戦闘が発生した。
戦闘は国民防衛部隊がムルシド家の子息を拘束しようとしたことがきっかけ。
**
スワイダー24によると、移行期政権の内務治安局部隊は、スワイダー市とウルガー村を経由してマズラア町に至る道路上に設置されていた土塁バリケードの撤去を開始した。
**
スワイダー24が26日に伝えたところによると、国民防衛部隊がヒムス県出身(部族)の燃料タンクローリー運転手を検問所で拘束、連行した。
(C)青山弘之 All rights reserved.
ANHAによると、ハサカ長老評議会は、昨年4月に暫定政権当局により息子2人とともに拘束され、5月20日に刑務所内で死亡したサーダ・ブー・サラーマ部族の有力者の1人で同評議会メンバーのファーイズ・ナーミス氏について、死亡事件をめぐる調査開始を要求したと発表した。
**
ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ナブク市近郊の国際幹線道路(M5)で正体不明の武装グループの銃撃を受け、カーラ市出身の30代の男性1人が死亡し、2人が負傷した。
**
ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ハサカ市で電力網ケーブルを盗もうとしていた2人が、住民から銃撃を受け、1人が死亡、もう1人は逃走した。
**
ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍諸派の戦闘員らの遺体が埋葬されているラッカ市の殉教者廟が移行期政権の部隊(国防省・内務省部隊)やそれに忠誠を誓う部族集団によって破壊された。
(C)青山弘之 All rights reserved.
ムワッヒド・ドゥルーズ精神指導部はフェイスブックを通じて、同指導部の長であるヒクマト・ヒジュリー師の声明を発信した。
声明は、イード・アドハーの到来に合わせたもので、ヒジュリー師はそのなかで、「自由と自決の選択は、取引や条件付き忠誠の対象ではない」と述べ、移行期政権による支配の押し付けを拒否する姿勢を改めて示し、この山に対する統治も指導も、その住民が選ぶ者以外には認めない。そして、我々は、自らの土地と尊厳へのいかなる侵害も許さない」と強調した。
また、自らの「要求は交渉不可能である」としたうえで、「ダマスカスのテロ政権」(移行期政権)によるあらゆる違反行為と犯罪について、国際法に基づく責任追及を堅持すると述べ、誘拐者の返還、強制失踪者の所在開示、被災した我々の村や町の解放を求めた。
そのうえで、国際社会における同盟国・保証国が、バシャン山におけるドゥルーズ派の統治と完全主権の確立に向けた支援に謝意を表した。
(C)青山弘之 All rights reserved.
ANHA、シリア人権監視団によると、ハマー県、ラッカ県(ラッカ市)、ダイル・ザウル県、ハサカ県(ハサカ市、アームーダー市、タッル・ブラーク町)、ダルアー県などで、移行期政権の経済産業省が小麦1トンの買い取り価格を新通貨で46,000シリア・リラ(約330米ドル)に設定したことに反対するデモが2日連続で行われた。
**
ANHAによると、クルド民主統一党(PYD)は、シリア・クルド民主党(パールティ)、シリア・クルド左派党、クルディスタン民主平和党、シリア・クルド合意党、シリア・クルディスタン・アーザーディー運動、シリア・クルド民主左派党、シリア・クルド進歩民主党と共同声明を発表し、移行期政権が硬質小麦1トンの買い取り価格を新通貨で46,000シリア・リラと定めた決定への拒否を表明し、政府に対して決定の見直しを求めた。
(C)青山弘之 All rights reserved.
アレッポ県では、ANHAによると、シリア国民学生運動がアイン・アラブ(コバネ)市で抗議集会を開き、学校および大学でのクルド語教育を要求した。
**
ハサカ県では、ANHAによると、ルマイラーン町、カフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市、ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村で、民主統一党(PYD)などの主導のもと、5月18日の殉教者の日に合わせて集会が開催された。
ANHAによると、カーミシュリー市、ハサカ市、カフターニーヤ市、ダイリーク(マーリキーヤ)市、ダルバースィーヤ市、タッル・タムル町、そしてアレッポ県のアイン・アラブ市で殉教者の日に合わせた行事が開催され、住民らが墓参を行った。
(C)青山弘之 All rights reserved.
スワイダー県では、シリア人権監視団によると、国民防衛部隊所属のハムザ騎士団第501大隊の隊員4人が、スワイダー市西部郊外で、移行期政権の内務治安局部隊の中火器での攻撃により負傷した。
スワイダー24によると、攻撃を受けた拠点にはハムザ騎士団のヤーミン・ズガイル司令官がいた。
**
これに関して、国民防衛部隊は、フェイスブックを通じて、北西軸線上の拠点の1ヵ所が武装集団の攻撃を受け、複数の隊員が負傷したと発表した。
**
国民防衛部隊のタラール・アーミル報道官は(フェイスブック)を通じて声明を発表し、「人間・土地・尊厳を守り、安全と安定を確立し、恐怖・暴力・過激主義から離れた自由で安全な生活を我々の人々が送る権利を守るという、山地(ドゥルーズ山)の住民らが選び取った道が揺るぎなく明確なものである」ことを確認した。
そのうえで、優先事項として、移行期政権に捕らえられた捕虜および行方不明者の問題をあて、彼らすべてが家族のもとへ戻るまで努力を継続すると強調した。
また、住民の不屈の姿勢と国際社会の関係者らの取組により、移行期政権によって「占領」された村々の回復は近いと付言した。
(C)青山弘之 All rights reserved.
NPRは、ウイグル人戦闘員がアサド政権の打倒に参加した経緯、現在の状況について、彼らへのインタビューに基づいたリポートを掲載した。
リポートによると、彼らは中国で弾圧を受けるなかで、シリアに渡ったが、当初は、軍事訓練を目的としており、アサド政権をはじめとするシリア内戦のいかなる当事者に対しても戦闘を仕掛けようとはしてなかったが、反体制派が戦闘員を必要とするなかで、「不可避的」に、内戦に巻き込まれていったという。
当初、彼らの教練はアレッポ県で行われていたが、その後イドリブ県に移り、2016年春にジスル・シュグール市一帯から前政権軍の放逐に参加、同地を拠点化した。
大多数のウイグル人はトルキスタン・イスラーム党に所属、シャーム解放機構、シャーム自由人イスラーム運動などスンナ派のイスラーム主義武装組織とともに活動、戦闘技術を学ぶ一方、海外のウイグル人ディアスポラからの寄付や、シリア国内で立ち上げた事業によって資金を調達していたという。
ウイグル人のなかには、イスラーム国に参加した者が数百人いたが、民族主義的傾向を持つトルキスタン・イスラーム党と競合関係にあり、トルキスタン・イスラーム党は、ウイグル人に対して、政治的にイスラーム国に反対するだけでなく、宗教的にも「これは我々の道ではない」と説明しなければならなかったという。
トルキスタン・イスラーム党の幹部らはまた、空き時間に米軍、シリア軍、ドイツ軍、イギリス軍の軍事ドクトリンを詳細に研究し、組織の規律や戦闘基準の改革に役立てたという。
アサド政権を打倒した「侵略抑止」の闘においては、アレッポ県のバーブ・ハワー村に招集され、アレッポ市攻略に参加、その後首都ダマスカス、ラタキア県に進撃した。
約2万人規模に達しているシリアのウイグル人コミュニティは、移行期政権のもとで、国家の制約を受けることなく、ウイグル文化を保持し、イスラームを実践したいと考えており、自動車輸入、ガソリン・スタンド経営などを行っている。
ウイグル語学校も設立したが、多くの親たちは、子どもを地元の学校や公立大学へ進学させる道を選択している。
一方、多くのシリア人、とりわけマイノリティ宗派は、ウイグル人を含む外国人戦闘員が今後もシリア国内に存在し続けることに反対している。
また、中国は、移行期政権下のシリアにウイグル人が残留し、中国の利益を損なうとする動きを警戒している。
(C)青山弘之 All rights reserved.