シャルア移行期政権によるアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市封鎖で人道危機が深刻化(2026年1月24日)

シリア民主軍、北・東シリア地域民主自治局
北・東シリア地域民主自治局は、フェイスブックを通じて、アフマド・シャルア移行期政権の部隊の包囲を受け孤立するアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市で国内外の世論に対し緊急の呼びかけを行い、人道・医療支援の搬入を保証する安全な回廊の設置、負傷者の治療の確保、包囲下にある住民の基本的ニーズの提供を無条件で実現するよう求めた。

また、国際社会、国連、国際人道・人権機関に対して、法的・道義的責任に基づきハサカ県に対するシャルア移行期政権側の攻撃を停止させるための、即時かつ緊急の介入を求めた。

**

ANHAによると、コバネ市内のアマル近代病院で、干ばつ、栄養失調、厳しい寒さにより子ども4人が死亡した。これは、シリア暫定政府の傭兵勢力およびトルコ占領軍が市に対して課している過酷な包囲と、周辺の村落・農村部への攻撃が原因である。

また、ANHAによると、クルド赤新月社は、コバネ市で、寒さ、暖房燃料の欠如、医療必需品の不足により、乳児を含む子ども5人が死亡したと発表した。

**

ANHAによると、ハサカ県アームーダー市で活動家や市民が連帯集会を行い、コバネ市に対する封鎖を非難、住民が被っている犯罪行為を糾弾、関係当局および人道支援団体に対し、食料、医療物資、暖房手段を確保するための緊急介入を求めた。

ANHAによると、コバネ市でも、住民が抗議集会を行い、同市に対する攻撃と封鎖を非難した。

シャルア移行期政権
SANAは、フェイスブックを通じて、シリア軍は、豪雪による道路遮断と食料補給の困難を受け、シリア民主軍の攻撃が繰り返されているアレッポ県東部とハサカ県の農村部の住民に対し、パンや一部の生活必需品を配布しているとして、その画像を公開した。

OCHA
国連人道問題調整事務所(OCHA)は公式サイトを通じて、アレッポ県アイン・アラブ(コバネ市)で活動する人道支援パートナーが、同市の人道状況がさらに悪化する恐れがあるとして、強い懸念を示していると発表した。

発表によると、コバネ市に通じるすべての道路が閉鎖され、電力、水、インターネットの供給が途絶・不安定化しており、住民が基本的サービスにアクセスすることが著しく妨げられている。

人道支援パートナーからは、食料やその他の主要物資の不足との報告が上がり始めている。

また、医療施設は稼働しているものの、医薬品の不足が報告されており、国連チームは、支援の方途についてアレッポ県当局と協議を行っているという。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャルア移行期政権はPKK民兵がイラクからハサカ県に増援されたと主張:シリア民主軍は移行期政権側の攻撃を停戦違反と非難(2026年1月24日)

シャルア移行期政権
SANAがフェイスブックが22:41に伝えたところによると、シリア軍作戦委員会は、シリア民主軍がイラクのキンディール山地方クルディスタン労働者党(PKK)の民兵をハサカ県へ増援、またシリア民主軍が支配地域で反対者への逮捕、強制移住、拷問といった広範な侵害行為を継続していると発表した。

また、シリア民主軍とPKK系の民兵に対して、挑発行為の継続や虚偽情報、切り取られた映像の拡散について警告した。

シリア民主軍
シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、同軍の戦闘員がアレッポ県コバネ市近郊のフルース村に対するアフマド・シャルア移行期政権側の攻撃を撃退した際に殺害した戦闘員の遺体のそばで自らを撮影した映像がSNSで拡散されていることについて、重大な関心をもって事態を追跡しているとしたうえで、軍事的・倫理的価値観への責務に基づき、当該戦闘員を直ちに部隊から排除し、必要な法的措置を講じるため、軍事裁判所へ送致したと発表、本件があくまで個別の行為で、断じて容認されるものではないと非難した。

**

シリア民主軍は、フェイスブックによると、ハサカ県のジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村近郊のサファー村で、シャルア移行期政権の武装勢力が停戦合意に違反し、自爆型無人航空機による攻撃を行い、戦闘員2人が負傷したと発表した。

また、シリア民主軍側はこれを迎撃し1機を撃墜したと付言た。

**

シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、ジャズィーラ地域(ハサカ県)で同軍がシャルア移行期政権側から2度の攻撃を受けたとして、停戦合意にあたると非難した。

**

シリア人権監視団は、シャルア移行期政権の部隊やその同盟勢力がアレッポ県内のM4高速道路以南の村々を攻撃し、オートバイ、発電機、家庭用品、家畜の略奪を行っていると発表した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャルア移行期政権国防省とシリア民主軍は停戦(休戦)を15日間延長すると発表(2026年1月24日)

シャルア移行期政権
国防省は22:52、フェイスブックを通じて、シリア民主軍との間の停戦(休戦)を1月24日23時00分から15日間延長するとの広報通信局声明を発表した。

シリア民主軍
シリア民主軍は23:26、フェイスブックを通じて、国際的仲介のもとでアフマド・シャルア移行期政権との対話が継続されていることを受けて、停戦を15日間延長することで合意に至ったと発表した。

**

ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局イルハーム・アフマド渉外関係委員会共同委員長は、停戦の定着と軍事作戦の終結が、1月18日に発表された合意を実行に移すための根本的な前提条件だと強調した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー市で住民らが抗議デモを行い、シリア民主軍との連帯を表明(2026年1月24日)

スワイダー24によると、スワイダー市のカラーマ広場に住民らが抗議デモを行い、シリア民主軍への連帯を表明、ハサカ県で安全・政治上の課題に直面する同軍を支援するよう求めた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャルア移行期政権の内務省内務治安局がスワイダー市で特殊作戦を実施し、拘束されていた市民3人を解放:国民防衛部隊は同市西で移行期政権の無人航空機を撃墜(2026年1月24日)

アフマド・シャルア移行期政権の内務省は、フェイスブックを通じて、県の内務治安局がムワッヒド・ドゥルーズ精神指導部傘下の自治当局の支配下にあるスワイダー市内で特別治安作戦を実施し、「違法な集団」(国民防衛部隊)によって拘束されていた市民3人を解放したと発表した。

**

一方、国民防衛部隊は、フェイスブックを通じて、スワイダー市北西の戦線で移行期政権側の「テロ部隊」が発射した無人航空機2機を撃墜することに成功したと発表した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハサカ市の住民が「殉教者ビルフダーン」の名を冠した二つの大隊を結成(2026年1月23日)

ANHAによると、ハサカ県のハサカ市で、北・東シリア地域民主自治局による総動員に呼応して、サーリヒーヤ地区およびムフティー地区の住民が「殉教者ビルフダーン」の名を冠した二つの大隊を結成した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イラク・クルディスタン地域のバールザーニー前大統領:「クルド人が攻撃を受けるのであれば、必要なあらゆる措置を取る」(2026年1月23日)

ルタウによると、イラク・クルディスタン地域のマスウード・バールザーニー前大統領は記者会見で、アフマド・シャルア移行期政権とシリア民主軍の最近の衝突について以下の通り述べた。

今回の問題の一部は、(かつてシリア民主軍に属していた)シリアのアラブ部族に関係するものだ。
私は以前、マズルーム・アブディー総司令官に対し、アラブ人が多数を占める地域の状況を是正する必要があると警告していた。そうした地域は、将来的に問題を引き起こしかねなかったからだ。
(アイン・アラブ(コバネ)市が孤立している状態に対して)私はできる限りのことをする。あらゆる努力を尽くしてきた。もし以前のような機会があれば、2014年に起きたように、コバネを守るために部隊を派遣していただろう…。コバネは侵害されてはならないクルドの都市である。
クルド人が攻撃を受けるのであれば、必要なあらゆる措置を取る。

**

シリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官は、Xを通じて以下の通り発表した。

私は(22日)、イラク・クルディスタン地域のネチルヴァン・バールザーニー大統領と会談した。これは、我々とシリア政府との間の見解の隔たりを縮めることを目的とした政治的努力の一環である。この段階において、マスウード・バールザーニー(前)大統領およびバールザーニー大統領の尽力に対し、我々は深い感謝の意を表する。両者は、米国の仲介者との調整のもと、停戦の実現、対話への復帰、締結済み合意の履行を目的とする政治的取り組みへの支援を継続しており、これは我々とシリア政府との間の統合プロセスを成功させることを保証するものである。指導部として、また人民としてのクルディスタン地域の立場は、我々の民の間で大きな評価と尊敬を受けている。

**

ANHAによると、
イラク・クルディスタン地域議会の新世代運動ブロック所属の議員らからなる代表団がハサカ県カーミシュリー市を訪れ、民主統一党(PYD)、クルド代表団、北・東シリア地域民主自治局ジャズィーラ地区執行評議会、アフマド・シャルア移行期政権との戦闘での負傷者、住民と会談した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

中・西部シリア政治評議会(PCCWS)は昨年ヒムス県ファーヒル村で発生したアラウィー派住民に対する虐殺事件についてシャルア移行期政権の治安部隊の犯行と非難(2026年1月23日)

中・西部シリア政治評議会(PCCWS)は、ヒムス県のファーヒル村でのアラウィー派住民に対する虐殺事件が発生したのに合わせてフェイスブックを通じて声明を発表し、アフマド・シャルア移行期政権の治安部隊の一派による犯行だと断じ、改めてこれを非難、真相究明を求めた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア人権ネットワーク:ラッカ県での戦闘でシリア民主軍が民間人22人を殺害(2026年1月23日)

シリア人権ネットワークは、公式サイトでによると、2026年1月18日にラッカ県で発生した、アフマド・シャルア移行期政権の部隊とシリア民主軍の戦闘において、シリア民主軍が少なくとも民間人22人(うち子ども3人)を殺害されたことを確認したと発表した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア民主軍のアブディー総司令官がイラク・クルディスタン地域を訪れ、バッラク米大使と会談(2026年1月22日)

ANHAによると、シリア民主軍マズルーム・アブディー総司令官と北・東シリア地域民主自治局のイルハーム・アフマド渉外関係委員会共同委員長が、イラク・クルディスタン地域のあるばいーる市を訪れ、ネチルヴァン・バールザーニー大統領と会談、シリア情勢の最新動向について協議した。

会談において、バールザーニー大統領は、停戦の持続、緊張緩和、シリア民主軍とアフマド・シャルア移行期政権の対話の即時再開に向け、関係各方面との努力と連絡を継続していることを強調し、統一されたシリアの枠内で、クルド人およびすべての構成要素の権利を保障し保護する重要性を改めて確認した。

アブディー総知れ官は、イラク・クルディスタン地域の役割と支援、緊張緩和と問題解決に向けた努力に謝意を示し、統一されたシリアの中でクルド人民の権利を保障することを基礎とした、平和的解決への準備と意欲を表明した。

この会談に先立ち、アブディー総司令官は、アルビール市でトーマス・バッラク在トルコ米大使兼シリア担当特使と会談した。

バッラク大使は、アブディー総司令官との会談について、Xを通じて以下の通り発表した。

本日、アブディー総司令官およびアフマド委員長と会談できたことを光栄に思う。米国は、1月18日にシリア民主軍とシリア政府の間で合意された統合プロセスを前進させることに対する、強固な支持と関与を改めて表明した。すべての当事者は、信頼と持続的な安定を育むため、双方で信頼醸成措置を特定し実施していくにあたり、不可欠な第一歩は、現行の停戦が完全に順守されることである、という点で一致した。


バッラク大使はまた、Xを通じて以下の通り続けた。

大統領(@POTUS)およびルビオ国務長官(@SecRubio)に代わって、我々は、イスラーム国撃滅のための有志連合における卓越した指導力、そして、イスラーム国拘束者がもたらす持続的な脅威から国際社会を守るために示してきた揺るぎない協力姿勢について、イラク政府に深い敬意と感謝を表す。シリアおよびより広範な地域の安定促進に対するイラクの重要な貢献は不可欠であり、それは集団的安全保障への深い責任感を反映するもので、我々すべての隣国にとって、より平和で繁栄し、統合された未来への道を切り開く。

**

アブディー総司令官は、このポストを受けて、Xで以下の通り綴った。

我々は、米国のトム・バッラク(@USAMBTurkiye)大使および米中央軍(@CENTCOM)司令官のブラッド・クーパー海軍大将と、イラク・クルディスタン地域において、建設的かつ実りある会談を行った。停戦プロセスに対する米国の支持、ならびにトランプ米大統領(@POTUS)の政策、さらに、我々とシリア政府との間で対話と交渉を再開させるためのバッラク大使の努力は、我々にとって真剣で重要なものであり、歓迎すべきものである。我々は、真の統合を実現し、現在の停戦を維持するため、あらゆる可能な手段を用い、真摯に取り組んでいく。


アブディー総司令官はまた、Xにおいて以下の通り続けた。

我々は、フランスのエマニュエル・マクロン大統領から電話を受けた。大統領は、我々および停戦に取り組む関係各方面による努力、ならびに、シリアにおける対話と交渉の道筋への回帰に対する支持と後押しを表明した。これは、地域全体の公共の利益に資する恒久的解決に到達することを目的とするものである。また、我々とシリア政府との間で最近合意された諸合意の履行、ならびに、各構成要素の権利を保護する必要性についても言及があった。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヤズィーディー教の宗教指導者バーバー・シャイフは、国連、EU、バチカン市国、世界各国に対し、ロジャヴァ(西クルディスタン)での戦争を停止させるよう呼びかける(2026年1月22日)

ANHAによると、ヤズィーディー教の宗教指導者であるシャイフ・アリー・シャイフ・イリヤース(バーバー・シャイフ)は、国連安保理、EU、バチカン市国、世界各国に対し、法的・道義的・人道的責任を果たし、ロジャヴァ(西クルディスタン)での戦争を停止させるための実効的措置を講じるよう呼びかけた。

**

ANHAによると、欧州の複数都市に加え、米国およびロシアで、数千人のクルド人が座り込みや抗議デモを行い、ロジャヴァ(西クルディスタン)とクルド人民に対するアフマド・シャルア移行期政権の攻撃に抗議した。

**

ハサカ県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の総動員発令を受けて、アームーダー市で複数の政治勢力、地方評議会、部族がこれへの参加を表明した。

また、ANHAによると、ダルバースィーヤ市では、教員らが総動員への参加を表明し、教務を停止し、戦闘に参加する意思を表明した。

**

アレッポ県では、ANHAによると、アイン・アラブ(コバネ)市の住民が、シャルア移行期政権に対する抵抗を支援するために北クルディスタン(トルコ)から入国した住民らを国境通行所前で出迎えた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北クルディスタン(トルコ南東部)上級政治代表団はシリア北東部での戦闘への諸外国の不関与を非難、停戦を呼び掛ける(2026年1月22日)

北・東シリア地域民主自治局は、フェイスブックを通じて、トルコの人民平等民主党(DEM)のトゥライ・ハティムーウラル共同党首、民主地域党(DBP)のケスキン・バインドゥル共同党首らからなる北クルディスタン(トルコ南東部)上級政治代表団が渉外関係委員会を訪問、会合後に声明を発表する予定だと発表した。

北・東シリア地域民主自治局は、フェイスブックを通じて、北クルディスタン上級政治代表団がハサカ県カーミシュリー市で行った記者会見にかかるDEMの声明の内容を紹介した。

それによると、声明の概要は以下の通り。

我々の訪問の目的はクルド人の都市を支援することである…。同地の戦争を深く悲しみ、できるだけ早く終結することを願っている。
シリアでは昨年、大規模な虐殺が発生したが、今日、同じシナリオがシリア北部で再び繰り返されている。シリアは宗教、民族、宗派、文化に富んだ国であり、すべてが平等と兄弟愛のもとで共存することを願っている。
我々は現在、戦争と戦闘の段階にあり、これは非常に危険な局面である。にもかかわらず、諸外国は何も行動せず、ただ傍観している。
自治局は決して戦争を望んでおらず、現在は平和のため、民主的な体制を整えるための取り組みを進めている。彼らは和解、兄弟愛、諸民族間の平等、そして対話を求めている。
シリアでアラブ人とクルド人の間の戦争を望んでおらず、平和と和解を目指している。

**

ANHAによると、北クルディスタン上級政治代表団は、渉外関係委員会との会談に先立ち、民主連合党(PYD)と会談を行った。

また、ANHAによると、スィタール大会とも会談した。ANHAによると、総動員発令を受けて、シリア・クルディスタン民主党、PYDなどが発足した合同代表団と会談した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アクターン刑務所とアイン・アラブ(コバネ)市一帯への攻撃・包囲をめぐってシリア民主軍とシャルア移行期政権が非難の応酬(2026年1月22日)

ラッカ県

シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、:アフマド・シャルア移行期政権の諸派が、ラッカ市北のアクターン刑務所に対し重火器による砲撃を行うとともに、戦車および武装要員によって刑務所周辺の包囲を続けている、との更新情報を発表した。

ANHAによると、アクターン刑務所の守備にあたるシリア民主軍の兵士らは、国連と米主導の有志連合に対して緊急の支援を呼び掛けた。

一方ANHAによると、ラッカ市から脱出を試みていたアイン・アラブ(コバネ)市北東のクールク村出身のクルド人一家5人が移行期政権諸派に殺害された。

**

アレッポ県
ANHAによると、
シリア民主軍、人民防衛部隊(YPG)、女性防衛部隊(YPJ)は、スィリーン町周辺で移行期政権諸派の攻撃を阻止、中型機関銃を搭載した車両1台、オートバイ2台、装甲車1両を破壊し、複数の兵士を殺傷した。

また、ANHAによると、シリア民主軍などからなる部隊は、同地での戦闘で、装甲車1両、オートバイ2台を破壊、RPG発射機と弾薬を押収した。

**

停戦違反
シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、移行期政権が停戦合意にもかかわらず、アイン・アラブ(コバネ)市一帯(スィッリーン一帯、フルース村など)とアクターン刑務所一帯に対する攻撃を継続する一方、コバネ市では水道および電力供給が遮断、燃料の搬入が阻止され、アクターン刑務所への給水を遮断し続けられていると非難した。

一方、外務在外居住者省のイヤード・ハッザーア氏はSANAに対して、停戦違反の責任はシリア民主軍側にあると批判した。

また、北・東シリア地域民主自治局も、フェイスブックを通じて声明を発表し、移行期政権側の意図的かつ組織的な停戦合意を非難した。

一方、SANAによると、シリア軍の作戦委員会は、シリア民主軍はクルド系住民の間に虚偽かつ危険な噂を流布し、軍に対する恐怖を煽ろうとしていると発表した。

また、エネルギー省は、フェイスブックを通じて声明を発表し、コバネ市への給水が停止されたとの流布されている情報を否定、供給停止がシリア民主軍の攻撃で被害を受けたティシュリーン変電所の変圧設備における技術的故障に起因するものだと主張した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

国民防衛部隊は緊急事態発生時における防衛体制の軍事・治安面での即応性を検証する目的でスワイダー市内に展開(2026年1月22日)

国民防衛部隊は、フェイスブックを通じて、22日(木)午前9時30分より、緊急事態発生時における防衛体制の軍事・治安面での即応性を検証する目的で、スワイダー市内の市場、広場、ならびに出入口に展開するとの通達を発出した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコの人民平等民主党のハティムーウラル共同党首、民主地域党(DBP)のバインドゥル共同党首らからなる上級政治代表団がシリア北東部を訪問(2026年1月21日)

北・東シリア地域民主自治局は、フェイスブックによると、トルコの人民平等民主党のトゥライ・ハティムーウラル共同党首、民主地域党(DBP)のケスキン・バインドゥル共同党首らからなる北クルディスタン(トルコ南東部)上級政治代表団がシリア北東部(ロジャヴァ(西クルディスタン))を訪れた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米中央軍(CENTCOM)はシリアでイスラーム国の拘束者をイラクへ移送する任務を開始したと発表(2026年1月21日)

米中央軍(CENTCOM)は、Xを通じて以下の声明を発表した。

米軍、シリアでイスラーム国の拘束者をイラクへ移送する任務を開始
【米フロリダ州タンパ】
CENTCOMは1月21日、北・東シリアからイラクへイスラーム国拘束者を移送する新たな任務を開始した。これは、テロリストが引き続き厳重に管理された拘禁施設に収容されることを確保するための措置である。
同移送任務は、米軍がシリア・ハサカ県の拘禁施設に収容されていたイスラーム国の戦闘員150人を、イラク国内の安全な場所へと移送することに成功したことにより開始された。最終的には、最大で約7,000人のイスラーム国拘束者が、シリアからイラク側の管理施設へ移送される可能性がある。
CENTCOM司令官のブラッド・クーパー海軍大将は、「我々はイラク政府を含む地域の協力者と緊密に連携しており、イスラーム国の恒久的な敗北を確保する上での彼らの役割に深く感謝している」と述べた。
さらに同大将は、「イスラーム国拘束者を秩序立って安全に移送することは、脱走を防ぎ、米国および地域の安全に直接的な脅威をもたらす事態を回避するうえで極めて重要である」と強調した。
2025年には、米国および同盟・協力部隊がシリアで300人以上のイスラーム国構成員を拘束、20人以上を殺害している。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア人権監視団:シャルア移行期政権の攻撃で数千人の避難民が発生、避難所は108ヵ所に(2026年1月24日)

ハサカ県では、シリア人権監視団は、アフマド・シャルア移行期政権のシリア北東部に対する攻撃によって、数千人の避難民が発生、これを受けて北・東シリア地域民主自治局の当局や市民社会団体が過去数日間に新設した避難所が108ヵ所に及んでいると発表した。

設置場所の内訳は、カーミシュリー市一帯が72ヵ所、アームーダ市一帯が13ヵ所、ハサカ市一帯が8ヵ所、マーリキーヤ(ダイリーク)市一帯が9ヵ所、マアバダ(カルキールキー)町一帯が6ヵ所。

(C)青山弘之 All rights reserved.

バールザーニー慈善財団の支援物資を積んだ車列が、スィーマルカー国境通行所を経由してシリア北東部に入る(2026年1月21日)

ANHAによると、バールザーニー慈善財団の支援物資を積んだ67台の車輛からなる車列が、スィーマルカー国境通行所を経由してイラクからシリア北東部に入った。

ANHAによると、車列はカーミシュリー市に到着した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

欧州各所でロジャヴァ(西クルディスタン)での抵抗を支持するデモ続く(2026年1月21日)

ANHAによると、欧州諸国各国の首都では、数千人のクルド人が大規模なデモを行い、ロジャヴァ(西クルディスタン)での抵抗への支持を表明、アフマド・シャルア移行期政権に攻撃停止を求めた。

**

ANHAによると、ハサカ県でのハサカ市、タッル・タムル町、ダルバースィーヤ市で住民らが北・東シリア地域民主自治局が発出した総動員を受けて警戒活動を継続した。

**

ANHAによると、南クルディスタン(イラク北部)の若者が総動員への参加を表明した。

**

ANHAによると、アラブ系のジャッブール部族の顧問であるアクラム・マフシューシュ氏はクルド人との連帯を訴えた。

**

ANHAによると、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市で数百人の若者が街頭に繰り出し、警備当番の開始を宣言した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハサカ県ヤアルビーヤ国境通行所でシリア民主軍が使用していた拠点が爆発:シャルア移行期政権とシリア民主軍は非難を応酬(2026年1月21日)

ハサカ県では、SANAがシリア軍の作戦委員会の発表として伝えたところによると、シリア民主軍が停戦合意に違反し、ヤアルビーヤ(タッル・クージャル)町の国境通行所内でシリア民主軍が爆発物および自爆型無人航空機を保管するためにしようしていた拠点を負う劇、これによりシリア軍兵士数名が戦死、複数が負傷した。

**

これに関して、シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、攻撃の事実を否定、爆発は、アフマド・シャルア移行期政権に所属する諸派が弾薬を輸送中に起きた事故だと主張した。

**

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャルア移行期政権はラッカ市のアクターン刑務所を5機の自爆型無人航空機で攻撃:同政権諸派はフール・キャンプからイスラーム国構成員の家族を脱走させる(2026年1月21日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ラッカ市北のアクターン刑務所に対し、アフマド・シャルア移行期政権が5機の自爆型無人航空機で攻撃を行った。

また、ANHAシリア人権監視団によると、移行期政権の武装勢力が刑務所の周辺に軍事車両を集結、突入の準備を本格化させた。

**

ハサカ県では、ANHAシリア人権監視団によると、シャルア移行期政権に所属する武装勢力が、フール・キャンプからイスラーム国構成員の家族が脱走させ、その様子を撮影したとされる映像がSNS上で拡散された。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャルア移行期政権国防省とシリア軍作戦委員会、シリア民主軍は双方の停戦違反を非難(2026年1月21日)

国防省は、フェイスブックを通じてムルハフ・アブー・カスラ国防大臣の声明を発表、停戦発効から1日も経たずにハサカ県でシリア民主軍が恣意的な逮捕を開始したことを明らかにし、停戦合意を全面的に脅かすものだと非難、停戦の順守を求めた。

また、SANAによると、国防省報道連絡局は、シリア民主軍が停戦期限初日にシリア軍の陣地などを35回以上攻撃したことを確認、兵士11人が死亡、25人以上が負傷したと発表、戦死者の氏名と死亡した場所を公表した。

**

SANAによると、シリア軍の作戦委員会は声明を発表し、ラッカ県、ダイル・ザウル県、東アレッポ県東部の民間人に対して、シリア民主軍の拠点やそのトンネルに立ち入らないよう強く呼びかけた。

また、SANAによると、ダイル・ザウル県では、内務治安局への志願を希望する若者が多数集まった。

**

一方、シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、停戦発効後もアフマド・シャルア移行期政権に所属する諸派がジャズィーラ地域およびコバネ地域に対する攻撃を継続しているとして、合意への明白かつ重大な違反だと非難、攻撃停止を求めた。

確認された停戦違反は以下の通り:

1. 午後8時10分:ハサカ県アブー・ラースィーン(ザルカーン)町に対する1時間以上にわたる砲撃。
2. 午後8時20分:ハサカ県タッル・バールード村に対する砲撃。
3. 午前11時30分:アレッポ県スィッリーン町近くでシリア民主軍を攻撃、同軍はこれを撃退。
4. 午前11時45分:ハサカ県バースィル村に展開するシリア民主軍部隊を攻撃。
5. 午後2時10分:スィッリーン町近くでシリア民主軍を再び攻撃、同軍がこれを撃退。
6. 午後2時45分:アレッポ県ハムドゥーン村を重火器で砲撃し、これにより女性1人が死亡。

**

ハサカ県では、シリア民主軍がフェイスブックを通じて発表したところによると、カーミシュリー市の鉄道駅に近いウワイジャ地区に対して無人航空機による爆撃が行われ、同時にオートバイに乗った自爆犯が心臓・眼科病院の駐車場内で自爆した。

また、ANHAによると、ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村南のタッル・アルウ村にある穀物サイロが移行期政権所属の武装集団の略奪を受けた

一方、SANAによると、シリア民主軍アーリヤー村の穀物サイロに配置されていたシリア軍軍部隊に対して砲撃を行った。

シリア民主軍はまた、深夜にアブドゥルアズィーズ山南部にあるシリア軍の展開拠点を、装甲車3両および複数の装輪車両で攻撃し、戦闘は2時間以上続き、兵士2人が死亡、戦車1両が破壊された。

**

**

アレッポ県では、SANAが国防省報道連絡局発表として伝えたところによると、シリア民主軍がスィッリーン町近くでシリア軍の軍用車両を自爆型無人航空機で攻撃した。

SANAによると、シリア民主軍はまた、アレッポ県のサナア村および周辺の高地からシリア軍部隊に対して激しい銃撃を行い、これにより兵士2人が死亡、複数の兵士が負傷した。

シリア民主軍はさらに、ハッラーブ・ウシュク村に展開していたシリア軍部隊を砲撃した。

なお、スィッリーン町近くでの自爆型無人航空機による攻撃では、シリア軍戦車1両も破壊された。

一方、シリア人権監視団によると、アイン・アラブ(コバネ)市農村部のクルド人世帯数百家族が市中心部に避難した。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、3日前に失踪したシャアファ村出身の若者がユーフラテス川河畔で遺体で発見された。

**

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、クルド人の若者4人がラッカ市でシャルア移行期政権の部隊に協力する部族系武装勢力に処刑された。

(C)青山弘之 All rights reserved.

内務省はイスラーム国の構成員やその家族を収容しているフール・キャンプと複数の刑務所を立入禁止区域とすると発表(2026年1月21日)

内務省は、フェイスブックを通じて通達を発出、イスラーム国の構成員やその家族を収容しているハサカ県のフール・キャンプと複数の刑務所を立入禁止区域とすると発表した。

**

SANAによると、これを受けてフール・キャンプ一帯に内務治安局が展開した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー市で開催されていた自由意志イニシアティブ会議を国民防衛部隊が襲撃、シャルア移行期政権もスワイダー市西を攻撃し、国民防衛部隊の隊員2人が負傷(2026年1月20日)

スワイダー県では、スワイダー24によると、スワイダー市のカナーワート通りにあるアーミル・ホテルで開催されていた自由意志イニシアティブ会議が国民防衛部隊に所属する集団の襲撃を受けた。

この襲撃により、会場内の備品が破壊され、出席者の一部が暴行を受け、約70人の招待参加者のうち数名が拘束された。

また、スワイダー24によると、県西部のマンスーラ村に展開するアフマド・シャルア移行期政権の部隊がスワイダー市西の運輸検問所一帯を攻撃、国民防衛部隊の隊員2人が負傷した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャルア移行期政権とシリア民主軍は、ハサカ市、カーミシュリー市などへの処遇を決するため4日間の停戦に合意(2026年1月20日)

国防省は、フェイスブックを通じて以下の声明を発表した。

シリア国家とシリア民主軍との間で新たな合意が成立したことを受け、本日2026年1月20日(火)20時00分より、シリア軍の全作戦区域において停戦を実施することを発表する。本決定は、その日付から4日間有効であり、シリア国家とシリア民主軍との間で公表された合意事項を遵守し、進行中の国家的努力を成功させることを目的とする。国防省は、あらゆる構成要素からなるシリア国民の盾であり続けることを改めて確認し、真正なるシリア社会の安全、安定、存続を守るため、この使命において一切の努力を惜しまないことを強調する。

**

国防省はまた、フェイスブックを通じて、ハサン・アブドゥルガニー報道官(准将)によるビデオ声明を発表した。

声明のなかで、アブドゥルガニー報道官は、クルド人はシリア国民の不可欠な一部であると強調、彼らの声明と財産を保全し、必要なすべてを確保することを誓うと表明した。

**

SANAによると、大統領府は声明を発表し、シリア民主軍との間で、ハサカ県の将来に関わる複数の課題について、共通理解に到達したことを確認したと発表、実務的な地域統合の仕組みに関する詳細な計画を策定するため、シリア民主軍に4日間の協議期間を与えることで合意したことを明らかにした。

声明によると、合意が成立した場合、シリア軍はハサカ市およびカーミシュリー市の中心部には進入せず、周辺部に留まることとし、その後、カーミシュリー市を含むハサカ県の平和的統合に向けた日程および詳細について協議が行われる。

また、シリア軍はクルド人の村落には立ち入らず、合意に基づき、当該地域出身者からなる地元治安部隊を除き、いかなる武装勢力もこれらの村に駐留しないことが確認された。

さらに、シリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官が、国防副大臣職の候補者をシリア民主軍から提示するほか、ハサカ県知事職の候補者、人民議会への代表者名簿、ならびに国家機関での雇用対象者の名簿を提案することが示された。

加えて、両者は、シリア民主軍のすべての軍事・治安部隊を国防省および内務省に統合することで合意し、その詳細な統合手続きについては引き続き協議を行うこと、ならびに民政機関をシリア政府の機構内に統合することでも一致した。

さらに、クルド人の言語的・文化的権利および市民権に関する大統領令第13号を実施することについても確認、一連の合意内容がは、午後8時に発効することを明らかにした。

**

これに対して、シリア民主軍もフェイスブックを通じて以下の声明を発表した。

我々は、ダマスカス政府との間で合意された停戦を、我が部隊が全面的に遵守することを表明する。また、将来において我が部隊が攻撃を受けない限り、いかなる軍事行動も先んじて行わないことを確認する。さらに我々は、政治的プロセス、交渉による解決、対話に対して開かれた姿勢を有していることを強調するとともに、緊張緩和と安定に資する形で、1月18日合意の実施を前進させる用意があることを表明する。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ南東部(南クルディスタン)、イラク北部(東クルディスタン)から若者らがロジャヴァ(西クルディスタン)に向かう(2026年1月20日)

ANHAによると、ヨーロッパ諸都市および東西南北クルディスタン四地域でロジャヴァ(西クルディスタン)への連帯を示す大規模なデモが行われた。

**

ANHAによると、レバノンのクルド人が首都ベイルートで抗議デモを行い、ロジャヴァとの連帯を表明した。

**

ANHAによると、北クルディスタン(トルコ南東部)の若者らの一団がロジャヴァに到着し、抵抗の隊列に加わった。

また、ANHAによると、トルコの平等・民主人民党の呼びかけに応じ、数千人がハサカ県のカーミシュリー市に面するヌサイビン市の国境通行所に集結した。
スタン

ANHAによると、これに対して、トルコ軍は彼らの越境を阻止するために発砲した。

ANHAによると、これにより、住民数名が負傷した。

ANHAによると、しかし、若者らは越境を断交し、ロジャヴァの隊列に合流した。

**

ANHAによると、イラクのスライマーニーヤ市の住民数百人がロジャヴァへ向かった。

ANHAによると、スライマーニーヤ市の住民に加えて、エルビール市、キルクーク市などの若者数百人もロジャヴァに向かった。

ANHAによると、彼らはティグリス川に設置されているスィーマルカー国境通行所に到着した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロジャヴァ(西クルディスタン)各所で政治組織、住民らが総動員に応じる(2026年1月20日)

ANHAによると、アルメニア統一党は北・東シリア地域民主自治局が発出した総動員への参加を呼びかけた。

**

ANHAによると、ロジャヴァ(西クルディスタン)のマーリキーヤ(ダイリーク)市(ハサカ県)からアイン・アラブ(コバネ)市(アレッポ県)に至る各所で数千人の市民が蜂起し、動員に加わった。

**

ANHAによると、ロジャヴァのマアバダ(カルキールキー)町、ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村、カフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市、カーミシュリー市、アームーダ市、ダルバースィーヤ市、ハサカ市(いずれもハサカ県)でも前日夕方以降、数千人の市民が武器を取り、街路に出て、総動員に加わった。

**

ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局ジャズィーラ地区が総動員への参加を表明した。

**

ANHAによると、クルド系カーバーラー部族が総動員を宣言した。

**

ANHAによると、カフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市でスィタール大会が総動員への参加を表明した。

**

ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるアルメニア教徒も総動員への参加を表明した。

**

ANHAによると、シリア民主軍の退役戦闘員らが戦線への復帰を表明した。

**

ANHAによると、
民主社会組織連合および民主社会運動(TEV-DEM)が総動員の呼びかけに応えることを表明した。

**

ANHAによると、ジャズィーラ地区の芸術家や文化関係者が総動員への参加を表明した。

**

シリア・クルド国民評議会は、フェイスブックを通じて緊急声明を発表し、すべての当事者に対し自制を求め、即時の緊張緩和を呼びかけるとともに、地域の住民を保護し、その尊厳を守り、地域を紛争の舞台に変えないことが、いかなる他の考慮事項にも優先されるべき最重要課題であると強調、米国、国際社会、国連、ならびにすべての関係当事者に対して、道徳的・政治的責任を果たすよう呼びかけた。

**

北・東シリア地域民主自治局のユーフラテス地区はフェイスブックを通じて声明を発表し、アフマド・シャルア移行期政権による凄惨な犯罪と侵害行為を非難、国際社会、人道・人権諸機関に対して、移行期政権に最大限の圧力をかけ、戦争を停止させるよう呼び掛けた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア民主軍のアブディー総司令官:「クルド人居住地域と住民の保護は「レッドライン」」(2026年1月20日)

北・東シリア地域民主自治局のイルハーム・アフマド渉外委員会共同委員長は、ANHAを通じて以下の通り発表した。

愛する我が人民、親愛なる友人へ。今月6日以降、我々の人民はシリア軍と結びついた集団による激しい攻撃にさらされており、これらの攻撃はクルド人の殲滅を目的としたものである。彼らはその過程で、諸民族の共存を破壊しようとしている。
我々は戦争を防ぐため、対話による問題解決を試み、この目的のために合意に署名した。その第1条は、全面的な停戦を承認し、合意を発効させることであった。しかし、ダマスカス政府は停戦を順守しなかった。
このため、我々はすべての人民に対し、自らを信じ、堅固な姿勢と意志をもって立ち上がり、国民的立場を明確に示すよう呼びかける。
とりわけ、2014年に世界で最も危険な勢力に対して偉大な抵抗を刻み、それを打ち破ったコバネの人民に対し、あの抵抗を再びよみがえらせるよう呼びかける。
国際的な次元においても、外交、組織、大衆運動、そして抵抗の各分野で、我々の人民が明確かつ揺るぎない立場を持つことが不可欠である。
我々はまた、クルド人民が直面しているこの殲滅行為に対し、国際勢力および世界世論が明確な立場を取るよう呼びかける。
この人民は、あなた方を守るためにその子どもたちと命を犠牲にしてきた。今こそ、あなた方は道義的責任を果たし、我々の人民の側に立つ正しい立場を取らねばならない。
我々の人民に対して行われているこれらの攻撃に終止符を打ち、その継続を阻止することが必要である。

ANHAなによると、アフマド共同委員長ははZoomによる記者会見で、「ハサカ県にはダーイシュ(イスラーム国)傭兵を収容するの最大規模の施設が存在する」と述べ、世界の安全保障に対する危険性を警告、「クルド人民は数千の犠牲を払ってきたが、今や孤立させられている」として、国際社会に支援を呼び掛けた。

また、移行期政権について、「対シリア制裁解除のいかなる条件も履行していない」と非難、「クルド人民はダーイシュのメンバー含む移行期政権の部隊を信頼することはない」と述べた。

**

シリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官は、ANHAの独占インタビューに応じ、ロジャヴァ(西クルディスタン)各地でクルド人民間人に対する残虐な攻撃をシリア民主軍が撃退していると述べ、これらの攻撃に立ち向かう市民と戦闘員の抵抗に敬意を表した。

また、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーや家族を収容するシャッダーディー刑務所とホール・キャンプに対する攻撃が大幅に激化していると指摘、ホール・キャンプに対しては昨夜以降、装甲車や戦車などによる複数回にわたる侵入があり、警備要員が撤退を余儀なくされたと述べた。

さらに、移行期政権に所属する諸派は、シリア民主軍側の停戦に向けた努力にもかかわらず、ハサカ市およびその農村部、アイン・アラブ(コバネ)市への攻撃を続けていると非難、「シリア民主軍の部隊はクルド人が多く住む地域に撤退した。これらの地域と住民の保護は「レッドライン」である」と強調した。

ラッカ市のアクターン刑務所については、シリア民主軍が警備を維持しているものの、移行期政権側の砲撃や侵入の試みが続いており、囚人脱走の恐れがあると警告した。

アブディー総司令官は、有志連合に対して、ダーイシュ・メンバーを収容している施設の保護に関する責任を果たすよう求め、移行期政権に対しては攻撃を停止し、対話の場に戻るよう強く訴えた。

また、世界各地のクルド人民および地域の友人に対し、シリア民主軍の抵抗を支持し、民間人の保護と防衛の継続を確保するために結集するよう呼びかけた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャルア移行期政権側がラッカ市のアクターン刑務所を攻撃(2026年1月20日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、19日深夜からアフマド・シャルア移行期政権に忠誠を誓う諸派がラッカ市のアクターン刑務所に対して、重火器などで激しい攻撃を加えた。

また、シリア人権監視団によると、5機の自爆型無人航空機がアクターン刑務所を攻撃した。

さらに、シリア人権監視団によると、移行期政権の部隊は、アクターン刑務所から約5キロ離れた、シリア民主軍が駐留する第17師団司令部を攻撃した。

**

アクターン刑務所の動静について、シリア民主軍は、フェイスブックを通じて以下の通り戦況を発表した。
声明:移行期政権諸派がアクターン刑務所を包囲、同所への給水を遮断した。

更新情報:移行期政権諸派がアクターン刑務所に対し、再突入を試みる新たな攻撃を開始。

移行期政権とシリア民主軍が新たな停戦に合意したあとも、以下の通り発表した。
更新情報:移行期政権諸派はアクターン刑務所に対して5機の自爆型無人航空機で攻撃、また激しい銃撃を行った。

**

SANAによると、国防省広報連絡局は、アクターン刑務所周辺で戦闘が発生しているとの情報を否定、同刑務所の安全は完全に確保されており、軍警察および内務治安局がその周辺に展開していると発表した。

(C)青山弘之 All rights reserved.