2014年3月4日のシリア情勢:レバノンの動き

NNA(3月4日付)によると、シリア領内から発射されたロケット弾3発が、ベカーア県バアルベック郡ラブワ村に着弾した。

この攻撃の直後、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)ダマスカス州を名乗る組織が声明を出し、「ヤブルードのスンナ派住民に対する悪魔の党(ヒズブッラー)の攻撃への報復として同党の拠点をカチューシャ砲5発で攻撃した」と発表、犯行を認めた。

Naharnet, March 4, 2014
Naharnet, March 4, 2014

 

Naharnet, March 4, 2014
Naharnet, March 4, 2014

ザーミズ・アムハズ村長によると、この攻撃での人的被害はなかった。

一方、LBCI(3月4日付)は、ラブワ村・アルサール村間の街道が、武装集団によって一時封鎖されたが、住民らが対抗し、武装集団の車2台を破壊し、撃退したと伝えた。

AFP, March 4, 2014、AP, March 4, 2014、ARA News, March 4, 2014、Champress, March 4, 2014、al-Hayat, March 5, 2014、Iraqinews.com, March 4, 2014、Kull-na Shuraka’, March 4, 2014、LBCI, March 4, 2014、Naharnet, March 4, 2014、NNA, March 4, 2014、Reuters, March 4, 2014、SANA, March 4, 2014、UPI, March 4, 2014などをもとに作成。

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2014年3月4日のシリア情勢:反体制勢力の動き

シリア活動家監視機構は、シリア領内(アレッポ県など)で戦闘に参加するヒズブッラー戦闘員(ハーリシュ)にメキシコ人民兵が参加していると主張し、写真や映像を公開した。

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=v2Ogt9FWgIs

http://www.youtube.com/watch?v=M5B6S0AWOXU&feature=player_embedded

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=Jp3cC0m3XWM

Kull-na Shuraka', March 4, 2014
Kull-na Shuraka’, March 4, 2014

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反体制組織のシリア民主フォーラムと国民要請運動が声明を出し、合併を宣言した。

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シリア革命反体制勢力国民連立のハーディー・バフラ氏は、ジュネーブ2会議第3ラウンドの開催に関して「アサド政権側に積極的な気持ちで新ラウンドに臨もうとする政治的意思が必要で、ジュネーブ合意を政治的移行プロセスと移行期統治機関樹立から実施…しなければならない」と述べた。

『ハヤート』(3月5日付)が伝えた。

AFP, March 4, 2014、AP, March 4, 2014、ARA News, March 4, 2014、Champress, March 4, 2014、al-Hayat, March 5, 2014、Iraqinews.com, March 4, 2014、Kull-na Shuraka’, March 4, 2014、Naharnet, March 4, 2014、NNA, March 4, 2014、Reuters, March 4, 2014、SANA, March 4, 2014、UPI, March 4, 2014などをもとに作成。

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2014年3月3日のシリア情勢:反体制勢力の動き(追記)

ARA News(3月4日付)によると、ハサカ県タッル・タムル町のアドナーン・マーリキー高校で、民主統一党人民防衛隊の「女性防衛部隊」(YPJ)の女性司令官らが集会を開き、同地の高校生らと治安対策などについて意見を交わした。

ARA News, March 4, 2014などをもとに作成。

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2014年3月3日のシリア情勢:反体制勢力の動き

ダマスカス郊外革命指導評議会は声明を出し、3月2日に軍がアドラー市に対する攻撃で、サリンガスを使用したと主張した。

この攻撃で、「自由シリア軍」兵士4人が即死し、30人が中毒症状を訴えたという。

Kull-na Shuraka', March 3, 2014
Kull-na Shuraka’, March 3, 2014

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シリア革命調整連合のユースフ・ブスターニー報道官は、3月2日のアドラー市旧市街でのイスラーム軍との戦闘で軍がサリンガスを使用し、4人が死亡し、約30人が中毒症状になったと断じた。

クッルナー・シュラカー(3月3日付)が伝えた。

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イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)はSNSを通じて声明を出し、ハサカ県カーミシュリー市から「シオクルディスタン的」クルディスタン労働党に代表されるユダヤの末裔、十字軍末裔の武装集団、キリスト教背教者」を放逐するよう呼びかけた。

声明ではまた「シリアのヌサイリー体制、無神論の国防隊に代表されるシャッビーハ」の殲滅も呼びかけている。

「シオクルディスタン的」(صيهوكرديتاني)は「シオニズム」と「クルディスタン」から作られた造語で、「ユダヤの末裔」の末裔はクルド人を指す。

AFP, March 3, 2014、AP, March 3, 2014、ARA News, March 3, 2014、Champress, March 3, 2014、al-Hayat, March 4, 2014、Iraqinews.com, March 3, 2014、Kull-na Shuraka’, March 3, 2014、Naharnet, March 3, 2014、NNA, March 3, 2014、Reuters, March 3, 2014、SANA, March 3, 2014、UPI, March 3, 2014などをもとに作成。

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2014年3月2日のシリア情勢:反体制勢力の動き

クッルナー・シュラカー(3月2日付)は、27日にシャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)、シャーム自由人イスラーム運動が襲撃破壊したハサカ県タッル・マアルーフ町のハズナウィー家廟の写真を掲載した。

Kull-na Shuraka', March 2, 2014
Kull-na Shuraka’, March 2, 2014
Kull-na Shuraka', March 2, 2014
Kull-na Shuraka’, March 2, 2014
Kull-na Shuraka', March 2, 2014
Kull-na Shuraka’, March 2, 2014
Kull-na Shuraka', March 2, 2014
Kull-na Shuraka’, March 2, 2014
Kull-na Shuraka', March 2, 2014
Kull-na Shuraka’, March 2, 2014

これに関連して、ハズナウィー家総会評議会は声明を出し、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動によるハサカ県タッル・マアルーフ町襲撃とハズナウィー家廟の破壊を厳しく非難した。

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イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)は声明を出し、アレッポ市でのシャーム自由人イスラーム運動幹部アブー・ハーリド・スーリー氏殺害に関して関与を否定した。

ダーイシュは「我々は、イスラーム戦線がイスラーム国に対する戦いをめぐる陰謀の一角をなすに至り、同戦線と各地で全面戦争を行っているが…、アブー・ハーリド氏殺害を命じておらず、またそうした命令を下すことを求められてもいない」と主張した。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が撤退したアレッポ県アアザーズ市で集団墓地が発見されたとし、ダーイシュによる殺戮行為を非難した。

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クッルナー・シュラカー(3月2日付)は、「ある消息筋」の話として、ダマスカス郊外県のアドラー市一帯に対する軍の砲撃で化学兵器が使用されたと伝えた。

この消息筋によると、化学兵器の使用により、多数の民間人が死亡、また呼吸困難を訴えたという。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長は、トルコのアフメト・ダウトオール外務大臣と会談し、ジュネーブ2会議など今後の対応について協議した。

AFP, March 2, 2014、AP, March 2, 2014、ARA News, March 2, 2014、Champress, March 2, 2014、al-Hayat, March 3, 2014、Iraqinews.com, March 2, 2014、Kull-na Shuraka’, March 2, 2014、Naharnet, March 2, 2014、NNA, March 2, 2014、Reuters, March 2, 2014、SANA, March 2, 2014、UPI, March 2, 2014などをもとに作成。

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2014年3月1日のシリア情勢:反体制勢力の動き

米国がテロ組織に指定するシャームの民のヌスラ戦線(カラムーン地域)は声明を出し、ダマスカス郊外県カラムーン山地一帯での戦闘に関して、「カラムーン統一作戦司令室」のもと、ほかの武装集団とともに、リーマー農場、アカバ市、サフル村、フライタ村、マアルーラー市、ランクース市一帯での戦闘に参加していることを認めた。

Kull-na Shuraka', March 1, 2014
Kull-na Shuraka’, March 1, 2014

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シリア国民評議会は声明を出しシリア革命反体制勢力国民連立への復帰を宣言した。

声明によると、「シリア国民評議会理事会は2月27、28日にイスタンブールで会合を開き、評議会ブロック全員のシリア革命反体制勢力国民連立への復帰を決定した」という。

声明はまた、「ジュネーブ2会議の第1、2ラウンドにおいて、シリア国民の目標実現が失敗したことが明らかになった」と主張、「革命の諸目的を支持する人々を代表する必要」を強調し、反体制勢力の糾合を呼びかけた。

AFP, March 1, 2014、AP, March 1, 2014、ARA News, March 1, 2014、Champress, March 1, 2014、al-Hayat, March 2, 2014、Iraqinews.com, March 1, 2014、Kull-na Shuraka’, March 1, 2014、Naharnet, March 1, 2014、NNA, March 1, 2014、Reuters, March 1, 2014、SANA, March 1, 2014、UPI, March 1, 2014などをもとに作成。

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2014年2月28日のシリア情勢:反体制勢力の動き

クッルナー・シュラカー(2月28日付)は、西クルディスタン移行期民政局が、イラク・クルディスタン自治区でのクルド政党統一大会(シリア・クルド民主政治連合、3月3日開催予定)への参加を予定していたクルド民族主義政党各党の使節団のスィーマルカー国境通行所(ハサカ県)通過での出国を拒否したと報じた。

西クルディスタン移行期民政局が発行する通行許可書を所持してなかったのが理由。

出国を拒否されたのは、シリア・クルド民主党(アル・パールティ)アブドゥルハキーム・バッシャール派、シリア・クルドディスタン・イェキーティー党、シリア・クルド・アーザーディー党ムスタファー・ジュムア派、同ムスタファー・ウースー派の使節団。

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イスラーム戦線報道官のイスラーム・アッルーシュ大尉は、26日のダマスカス郊外県での軍の要撃(戦闘員175人殺害)に関して、アナトリア通信(2月28日)に対し、民間人と戦闘員45人ほどが殺害されただけだと述べるとともに、殺害された戦闘員が、軍に包囲されていた民間人を安全な場所に避難させていたと主張した。

AFP, February 28, 2014、Anadolu Ajansı, February 28, 2014、AP, February 28, 2014、ARA News, February 28, 2014、Champress, February 28, 2014、al-Hayat, March 1, 2014、Iraqinews.com, February 28, 2014、Kull-na Shuraka’, February 28, 2014、Naharnet, February 28, 2014、NNA, February 28, 2014、Reuters, February 28, 2014、SANA, February 28, 2014、UPI, February 28, 2014などをもとに作成。

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最新論考「紛争下のシリアにおける政治構造の若干の変容(試論):「権力の二層構造」持続に向けた抜本的制度改革」『国際情勢 紀要』

青山弘之「紛争下のシリアにおける政治構造の若干の変容(試論):「権力の二層構造」持続に向けた抜本的制度改革」『国際情勢 紀要』第84号、2014年2月(世界政治経済調査会国際情勢研究所出版)、pp. 183-196。

Ⅰ はじめに
Ⅱ 紛争前の政治構造
Ⅲ 紛争下の政治構造
Ⅳ 結びに代えて

http://www.sekaiseikei.or.jp/kokusaijyosei.htm

2014年2月27日のシリア情勢:反体制勢力の動き

西クルディスタン移行期民政局執行評議会(コバネ)のアンワル・ムスリム議長は、大学生らと会合を開き、1、2年次の学生を対象とした短期大学の設置などについて協議、意見を交換したと発表した。

ARA News(2月27日付)が伝えた。

ARA News, February 27, 2014
ARA News, February 27, 2014

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民主的変革諸勢力国民調整委員会は、2014年1月19日時点でテロ法廷で立件された事件が822件に達すると発表した。

また2014年初めの時点で、テロ法廷で裁判手続き中の事件は1万2,413件にのぼるという。

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シリア革命反体制勢力国民連立は、26日のダマスカス郊外県東グータ地方で軍によるシャームの民のヌスラ戦線戦闘員らの要撃・殺害に関して、「テロ組織であるヒズブッラーの支援を受けたアサド軍が民間人に対して行った…血塗られた虐殺」と非難し、国連、国際機関に対して真相調査を呼びかけた。

連立によると、「虐殺から逃れた人々は、犠牲者が民間人だったと述べている…。175人以上の東グータ地方住民は、軍の包囲を逃れようとしていた」のだという。

この主張は26日に「東グータ統一人権局」が発表した声明の内容を踏襲している。

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ダイル・ザウル県、ラッカ県、ハサカ県で活動するとされる複数の反体制武装集団がビデオ声明を出し、「ハック軍」を結成すると発表した。

Kull-na Shuraka', February 27, 2014
Kull-na Shuraka’, February 27, 2014

ハック軍に参加した武装集団は以下の通り:

ダイル・ザウル県

  • 第一歩兵旅団
  • ハムザ旅団
  • 使徒の険旅団
  • タービヤ殉教者旅団

ラッカ県

  • サッファイン殉教者旅団
  • 特殊任務大隊
  • 第516旅団
  • 第101大隊

ハサカ県

  • ハムザ旅団
  • イスラームの光旅団
  • サフワ旅団
  • ハック・ハーシミー旅団
  • リヤード・ファーディル旅団

ラッカ県タブカ市

  • イッザト・リッラー旅団
  • イスラームの光大隊

AFP, February 27, 2014、AP, February 27, 2014、ARA News, February 27, 2014、Champress, February 27, 2014、al-Hayat, February 28, 2014、Iraqinews.com, February 27, 2014、Kull-na Shuraka’, February 27, 2014、Naharnet, February 27, 2014、NNA, February 27, 2014、Reuters, February 27, 2014、SANA, February 27, 2014、UPI, February 27, 2014などをもとに作成。

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2014年2月26日のシリア情勢:反体制勢力の動き(追記)

「東グータ統一人権局」を名乗る組織が声明を出し、26日の軍によるダマスカス郊外県東グータ地方でのジハード主義武装集団要撃と戦闘員175人の殺害に関して、殺害されたのが軍の包囲を逃れようとしていた市民だったと発表した。

Kull-na Shuraka', February 27, 2014
Kull-na Shuraka’, February 27, 2014

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アブー・アマーラ特殊任務連帯は声明を出し、アレッポ市内で行われていた「バアス党のシャッビーハ」の葬儀を襲撃し、「シャッビーハ」5人をさらに殺害したと発表した。

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クッルナー・シュラカー(2月27日付)によると、アレッポ・シャリーア委員会は、市民による無許可の武器携帯を禁じる布告を発した。

Kull-na Shuraka’, February 26, 2014などをもとに作成。

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最新論考「アサド政権にさらなるフリーハンド:和平会議「破綻⼨前」の裏事情」(e-World)

青山弘之「アサド政権にさらなるフリーハンド:和平会議「破綻⼨前」の裏事情(特集II・シリアの隘路)」

e-World、2014年2月26日号 https://janet.jw.jiji.com/

■シリア政府に有利な戦況
■⾃国出⾝活動家の帰還恐れる⻄欧諸国

シリアでの紛争解決に向けた政府とシリア国⺠連合による初の直接和平交渉「ジュネーブ2会議」が、1⽉22⽇から2⽉15⽇にかけてスイスで開催された。・・・

2014年2月26日のシリア情勢:反体制勢力の動き

イスラーム戦線のザフラーン・アッルーシュ司令官は、フッラー・チャンネル(2月26日付)のインタビュー(http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=XnNpKvt6feo)に応じ、シリア国内の反体制武装集団どうしの戦闘は、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とそれ以外の組織の間で行われているだけで、ダーイシュ以外の武装集団間での衝突は存在しないと断じた。

Youtube
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アッルーシュ司令官は、ダーイシュがほかの組織に自らの支配を押しつけ、忠誠を誓わせようとしていると非難したうえで、その事実上の司令官が「イランのパスポートを所持したハッジー・バクルを名乗る人物(大佐)」で、アレッポ県ジャラーブルス市のアミールがシリアの共和国護衛隊の中尉だと主張した。

一方、ダーイシュによる市民や反体制武装集団への背教宣告については、シリア北部に密入国したジョン・マケイン米上院議員と面会した北の嵐旅団に代表されるすべての組織、人物に背教宣告を下したと言った例を示した。

さらに、ダーイシュの外国人戦闘員(ムハージリーン)については、ダーイシュを離反するよう呼びかけ、見ず知らずの人物に従ってはならないと警鐘を鳴らした。

最後に、アッルーシュ司令官は、ジャズィーラの討論番組「イッティジャーフ・ムアーキス」の名物司会者でシリア人のファイサル・カースィム氏をまねるかのように、「ダーイシュはなぜ虐殺を犯すのか…? 政府軍はなぜダーイシュの拠点への砲撃を停止しているのか…? ダーイシュの司令官はなぜ無名のイラク人なのか?」といった自問を繰り返した。

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イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)指導者のアブー・バクル・バグダーディー氏は声明を出し、ラッカ州(ウィラーヤト・ラッカ)の「キリスト教徒の生命、財産、教会などの安全を約束する」と発表した。

声明によると、「修道院、教会…を建設せず…、十字架を見せず…、ミサに際して拡声器を使用せず…、イスラーム国家にいかなる敵対行為を行わないこと」が条件になるという。

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イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)司令官の一人アブー・アブドゥッラー・アフガーニー氏はSNSを通じて声明を出し、戦闘停止の最後通告を出したシャームの民のヌスラ戦線指導者のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー氏の声明に対し「死によって悟らないよう、悟るべきだ。すべてのイスラーム教徒が建設を望むイスラーム国家の夢を試すな…。ジャウラーニー師よ、あなたはイラクでのジハードを裏切るためにジハードの道を進み始めたのか?」と述べ、撤回を求めた。

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民主統一党人民防衛隊総司令部は声明を出し、西クルディスタン移行期民政局における「軍事掃討作戦」を終了し、「合法的な自衛権に則った自衛活動」に活動を限定すると発表した。

ARA News, February 26, 2014
ARA News, February 26, 2014

人民防衛隊は声明で「民主的自治機関の高官とジャズィーラ地方の防衛委員会(国防省)顧問の指示に従い、人民防衛隊(YPG)は三地域(ジャズィーラー、コバネ、アフリーン)、およびクルド人が暮らすアレッポ、ラッカ各地で、軍事掃討作戦を停止し、合法的な自衛権に則った自衛活動を行うことを遵守する」と発表した。

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シリア人権監視団は、1月3日に本格化したイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とそれ以外の反体制武装集団と戦闘による死者数が、2月25日深夜の段階で約3,300人に達していると発表した。

同監視団によると、アレッポ県、イドリブ県、ラッカ県、ハマー県、ダイル・ザウル県、ヒムス県、ハサカ県での両者の戦闘により、ダーイシュの戦闘員924人(うち自爆は34人、処刑されたのは54人)、それ以外のジハード主義武装集団戦闘員1,380人(うち処刑されたのは128人)、民間人259人が死亡しているという。

AFP, February 26, 2014、Alhurra, February 26, 2014、AP, February 26, 2014、ARA News, February 26, 2014、Champress, February 26, 2014、al-Hayat, February 27, 2014、Iraqinews.com, February 26, 2014、Kull-na Shuraka’, February 26, 2014、Naharnet, February 26, 2014、NNA, February 26, 2014、Reuters, February 26, 2014、SANA, February 26, 2014、UPI, February 26, 2014などをもとに作成。

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2014年2月25日のシリア情勢:反体制勢力の動き

シャームの民のヌスラ戦線指導者のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー氏は音声声明(https://www.youtube.com/watch?v=xrCPYgsJsOQ)を出し、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)に、5日以内にシリア国内での戦闘停止に応じるよう最後通告を発し、これに応じない場合、武力によって掃討すると脅迫した。

ジャウラーニー氏は声明で、ダーイシュに対し、ウラマーの裁定に同意し、シリア国内での戦闘を停止するよう呼びかけるとともに、「我々はこの声明発表から5日間、あなたがたからの回答を待つ」と猶予期間を示し、「アッラーの裁定を拒否するのであれば…、イスラーム共同体は無知で敵意に満ちた考えを追及し、イラクからさえもこうした考えを排除することになろう」と警告した。

声明は、アレッポ市でのアブー・ハーリド・スーリー氏(シャーム自由人イスラーム運動)暗殺を受けたもの。

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タウヒード旅団と北の嵐旅団は共同声明を出し、アレッポ県の対トルコ国境地域で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)掃討のための軍事作戦を開始すると宣言、同地域の住民に24時間以内に退避するよう呼びかけた。

Kull-na Shuraka', February 25, 2014
Kull-na Shuraka’, February 25, 2014

住民退避が呼びかけられたのはアアザーズ市、ニヤーラ村、タッル・フサイン村、カフルガーン村。

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シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム戦線、ムジャーヒディーン軍が共同声明を出し、「アレッポおよび同郊外のシャームの民の合同司令室」の発足を宣言した。

Kull-na Shuraka', February 25, 2014
Kull-na Shuraka’, February 25, 2014

AFP, February 25, 2014、AP, February 25, 2014、ARA News, February 25, 2014、Champress, February 25, 2014、al-Hayat, February 26, 2014、Iraqinews.com, February 25, 2014、Kull-na Shuraka’, February 25, 2014、Naharnet, February 25, 2014、NNA, February 25, 2014、Reuters, February 25, 2014、SANA, February 25, 2014、UPI, February 25, 2014などをもとに作成。

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2014年2月24日のシリア情勢:国内の暴力(追記)

ハサカ県では、ARA News(2月25日付)によると、カーミシュリー市内のハダーヤー・ホテルに設置された西クルディスタン移行期民政局のカーミシュリー市庁を国防隊(アサド政権を支持する民兵)が襲撃、職員複数名を逮捕した。

地元の活動家によると、これを受け、民主統一党のアサーイシュがハダーヤー・ホテルに急行し、国防隊の戦闘員複数を逮捕・連行した。

カーミシュリー市のアサーイシュ報道官を務めるムハンマド・ハッルー氏によると、アサーイシュが逮捕・連行した国防隊戦闘員の数は15人。

その後、国防隊とアサーイシュは逮捕者の身柄公刊を行い、市庁職員および国防隊戦闘員は全員釈放されたという。

ARA News, February 25, 2014をもとに作成。

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2014年2月24日のシリア情勢:反体制勢力の動き

シリア人ジハード主義者のアブー・ヤザン・シャーミー氏はインターネット(http://justpaste.it/eiv5など)で「シャイフ、アブー・ハーリド・スーリーの殉教の話」と題したメッセージを発表し、シャーム自由人イスラーム運動指導者のアブー・ハーリド氏殺害の様子を綴った。

アブー・ヤザン氏によると、アブー・ハーリド氏は、2月23日にアレッポ市のシャーム自由人イスラーム運動本部に対して自爆攻撃を行ったイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)戦闘員2人との戦闘中に胸を撃たれて、死亡したという。

Kull-na Shuraka', February 24, 2014
Kull-na Shuraka’, February 24, 2014

『ハヤート』(2月25日付)によると、アブー・ハーリド氏は、アフガニスタン、イラクで反米武装闘争に参加したのち、アル=カーイダの指導者アイマン・ザワーヒリー氏の命を受け、ダーイシュとシャームの民のヌスラ戦線の和解のためにシリアに派遣されていた。

自由シリア軍参謀委員会のアブドゥルイラーフ・バシール新参謀長は『スィヤーサ』(2月24日付)に、ヨルダンのアブドゥッラー2世軍事基地で訓練を受けた戦闘員6,000人がヨルダンからシリア南部に進入、またダマスカス郊外県東グータ地方に砂漠経由で兵器15トンが補給されたと述べた。

バシール参謀長はまた、参謀委員会本部がトルコ領内からシリア国内の対ヨルダン国境地帯に移転したと述べ、参謀委員会がトルコを拠点としていたことを認めた。

参謀委員会本部の移転先である「シリア国内」がどこかについては明言しなかった。

ヨルダンおよびシリア南部での活動活性化に関して、バシール参謀長は、米国、サウジアラビア、ヨルダン、そして湾岸諸国がアサド政権を早急に崩壊させることを決断し、シリア領内への空爆、ジュネーブ2会議破棄をめざすようになったことを示すものだとの見方を示した。

**

ラッカ県では、Syria-News(2月25日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がラッカ市内のハミーダ・ターヒル女子高校の生徒3人、女性教員1人、女性書記官1人を4時間にわたり身柄拘束し、むち打ち刑に処した。

彼女らは、ニカーブを着用していなかったため、「ハッド刑」に処されたという。

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『シャルク・アウサト』(2月24日付)は、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)メンバーとしてシリアに潜入した外国人戦闘員の間で、シリア人女性と結婚する事例が増えていると報じた。

外国人戦闘員とシリア人女性の結婚はラッカ市、アレッポ市で顕著で、女性たちの家族のなかには、結婚を断ることで復讐を受けることを恐れて、申し出に応じている者もいるという。

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シリア国民評議会のブルハーン・ガルユーン元事務局長は『クドス・アラビー』(2月24日付)の取材に対し、反体制武装集団に対空兵器などを含む高性能兵器を供与し、シリア国内に進入させ、ダマスカスなどで戦闘を行おうとする動きがあることを明らかにした。

ガルユーン元事務局長はまた、アサド政権幹部を排除したかたちでの事態収拾を実現するために、政権内の一部と連絡をとりあっているとしたうえで、「アサド政権とその同盟者が勝利すれば、湾岸諸国に戦いが波及し、その治安を根底から脅かす」と警鐘を鳴らした。

**

シリア革命反体制勢力国民連立のハイサム・マーリフ法務委員長は、クッルナー・シュラカー(2月24日付)に対して、アラブ連盟代表大使に任命され、連盟から認証を受けたとの一部報道を否定した。

AFP, February 24, 2014、AP, February 24, 2014、ARA News, February 24, 2014、Champress, February 24, 2014、al-Hayat, February 25, 2014、Iraqinews.com, February 24, 2014、Kull-na Shuraka’, February 24, 2014、Naharnet, February 24, 2014、NNA, February 24, 2014、al-Quds al-‘Arabi, February 24, 2014、Reuters, February 24, 2014、SANA, February 24, 2014、al-Sharq al-Awsat, February 24, 2014、al-Siyasa, February 24, 2014、UPI, February 24, 2014などをもとに作成。

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2014年2月24日のシリア情勢:反体制勢力の動き

シリア人ジハード主義者のアブー・ヤザン・シャーミー氏はインターネット(http://justpaste.it/eiv5など)で「シャイフ、アブー・ハーリド・スーリーの殉教の話」と題したメッセージを発表し、シャーム自由人イスラーム運動指導者のアブー・ハーリド氏殺害の様子を綴った。

アブー・ヤザン氏によると、アブー・ハーリド氏は、2月23日にアレッポ市のシャーム自由人イスラーム運動本部に対して自爆攻撃を行ったイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)戦闘員2人との戦闘中に胸を撃たれて、死亡したという。

Kull-na Shuraka', February 24, 2014
Kull-na Shuraka’, February 24, 2014

『ハヤート』(2月25日付)によると、アブー・ハーリド氏は、アフガニスタン、イラクで反米武装闘争に参加したのち、アル=カーイダの指導者アイマン・ザワーヒリー氏の命を受け、ダーイシュとシャームの民のヌスラ戦線の和解のためにシリアに派遣されていた。

自由シリア軍参謀委員会のアブドゥルイラーフ・バシール新参謀長は『スィヤーサ』(2月24日付)に、ヨルダンのアブドゥッラー2世軍事基地で訓練を受けた戦闘員6,000人がヨルダンからシリア南部に進入、またダマスカス郊外県東グータ地方に砂漠経由で兵器15トンが補給されたと述べた。

バシール参謀長はまた、参謀委員会本部がトルコ領内からシリア国内の対ヨルダン国境地帯に移転したと述べ、参謀委員会がトルコを拠点としていたことを認めた。

参謀委員会本部の移転先である「シリア国内」がどこかについては明言しなかった。

ヨルダンおよびシリア南部での活動活性化に関して、バシール参謀長は、米国、サウジアラビア、ヨルダン、そして湾岸諸国がアサド政権を早急に崩壊させることを決断し、シリア領内への空爆、ジュネーブ2会議破棄をめざすようになったことを示すものだとの見方を示した。

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ラッカ県では、Syria-News(2月25日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がラッカ市内のハミーダ・ターヒル女子高校の生徒3人、女性教員1人、女性書記官1人を4時間にわたり身柄拘束し、むち打ち刑に処した。

彼女らは、ニカーブを着用していなかったため、「ハッド刑」に処されたという。

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『シャルク・アウサト』(2月24日付)は、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)メンバーとしてシリアに潜入した外国人戦闘員の間で、シリア人女性と結婚する事例が増えていると報じた。

外国人戦闘員とシリア人女性の結婚はラッカ市、アレッポ市で顕著で、女性たちの家族のなかには、結婚を断ることで復讐を受けることを恐れて、申し出に応じている者もいるという。

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シリア国民評議会のブルハーン・ガルユーン元事務局長は『クドス・アラビー』(2月24日付)の取材に対し、反体制武装集団に対空兵器などを含む高性能兵器を供与し、シリア国内に進入され、ダマスカスなどで戦闘を行おうとする動きがあることを明らかにした。

ガルユーン元事務局長はまた、アサド政権幹部を排除したかたちでの事態収拾を実現するために、政権内の一部と連絡をとりあっているとしたうえで、「アサド政権とその同盟者が勝利すれば、湾岸諸国が戦いが波及し、その治安を根底から脅かす」と警鐘を鳴らした。

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シリア革命反体制勢力国民連立のハイサム・マーリフ法務委員長は、クッルナー・シュラカー(2月24日付)に対して、アラブ連盟代表大使に任命され、連盟から認証を受けたとの一部報道を否定した。

AFP, February 24, 2014、AP, February 24, 2014、ARA News, February 24, 2014、Champress, February 24, 2014、al-Hayat, February 25, 2014、Iraqinews.com, February 24, 2014、Kull-na Shuraka’, February 24, 2014、Naharnet, February 24, 2014、NNA, February 24, 2014、al-Quds al-‘Arabi, February 24, 2014、Reuters, February 24, 2014、SANA, February 24, 2014、al-Sharq al-Awsat, February 24, 2014、al-Siyasa, February 24, 2014、UPI, February 24, 2014などをもとに作成。

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2014年2月23日のシリア情勢:反体制勢力の動き(追記)

クッルナー・シュラカー(2月25日付)によると、トルコのハタイ県アンタキア市で「シリア市民社会諸組織会合」が開催され、約37の反体制市民団体が参加し、アサド政権の打倒の方法などについて議論した。

会合には、自由シリア軍創設者のリヤード・アスアド大佐らも参加した。

Kull-na Shuraka', February 25, 2014
Kull-na Shuraka’, February 25, 2014

Kull-na Shuraka’, February 25, 2014をもとに作成。

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2014年2月23日のシリア情勢:反体制勢力の動き

『ハヤート』(2月24日付)は、信頼できる複数の消息筋の話として、シリア南部での活動の調整を目的とした反体制武装集団の合同作戦司令室が、ヨルダン国内に設置されたと伝えた。

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ダマスカス郊外県で活動すると思われる離反士官がビデオ声明を出し、アンサール・ウンマ将校団を結成すると発表した。

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シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるジハード主義武装集団9組織が共同声明を出し、「あなたがたはアッラーの絆に皆でしっかりと縋り、分裂してはならない」作戦の開始を宣言、ダルアー県、スワイダー県、クナイトラ県での軍による「樽爆弾」などでの空爆への報復を行うと発表した。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、国連安保理決議第2139号の採択に歓迎の意を表し、国際社会に対して「完全且つ直接の実施を保障」するよう求めた。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、アレッポ県ハナースィル市で、アブー・ファドル・アッバース旅団が民間人26人を逮捕後に処刑したと主張した。

AFP, February 23, 2014、AP, February 23, 2014、ARA News, February 23, 2014、Champress, February 23, 2014、al-Hayat, February 24, 2014、Iraqinews.com, February 23, 2014、Kull-na Shuraka’, February 23, 2014、Naharnet, February 23, 2014、NNA, February 23, 2014、Reuters, February 23, 2014、SANA, February 23, 2014、UPI, February 23, 2014などをもとに作成。

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2014年2月22日のシリア情勢:反体制勢力の動き

離反士官のマフムード・ジャーヒド大佐はビデオ声明を出し、サイフ・アッラー・マスルール旅団を結成し、シリア革命家戦線に参加すると発表した。

声明によると、同旅団はアブー・ムーサー・ジャウラーニー氏を司令官とする。

Kull-na Shuraka', February 22, 2014
Kull-na Shuraka’, February 22, 2014

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ゴラン・コマンド旅団・第1旅団はビデオ声明を出し、シリア革命家戦線に参加すると発表した。

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アナトリア通信(2月22日付)は、反体制筋の話として、シリア国民評議会が近くシリア革命反体制勢力国民連立に復帰するだろうと報じた。

AFP, February 22, 2014、AP, February 22, 2014、Anadolu Ajansı, February 22, 2014、Champress, February 22, 2014、al-Hayat, February 23, 2014、Iraqinews.com, February 22, 2014、Kull-na Shuraka’, February 22, 2014、Naharnet, February 22, 2014、NNA, February 22, 2014、Reuters, February 22, 2014、Rihab News, February 22, 2014、SANA, February 22, 2014、UPI, February 22, 2014などをもとに作成。

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2014年2月21日のシリア情勢:反体制勢力の動き

イスラーム戦線のイスラーム・アッルーシュ報道官はアナトリア通信(2月21日付)に、ダマスカス郊外県バービッラー市一帯などでの「国民和解」に関して「イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が、政権の諜報機関に伴われて、停戦地域を通過し、革命家たちのなかに浸透する口実になることを許さない」と述べた。

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Syria-News(2月21日付)は、ラッカ市で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がラジオ局を開設し、ジハードを唱導していると報じた。

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ダマスカス郊外県では、シリア革命反体制勢力国民連立によると、サイイダ・ザイナブ町でジョルジュ・サブラー氏(シリア国民評議会事務局長)の弟のムハンマド・サブラー氏が逮捕された。

AFP, February 21, 2014、Anadolu Ajansı, February 21, 2014、AP, February 21, 2014、Champress, February 21, 2014、al-Hayat, February 22, 2014、Iraqinews.com, February 21, 2014、Kull-na Shuraka’, February 21, 2014、Naharnet, February 21, 2014、NNA, February 21, 2014、Reuters, February 21, 2014、Rihab News, February 21, 2014、SANA, February 21, 2014、Syria-news.com, February 21, 2014、UPI, February 21, 2014などをもとに作成。

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2014年2月20日のシリア情勢:反体制勢力の動き

ダマスカス郊外県東グータ地方で活動するジハード主義武装集団や地元評議会は共同声明を出し、政権とのいかなる休戦をも望んでいないとしたうえで、政権とのいかなる交渉も拒否すると発表した。

共同声明に署名しているのは、ムライハ地元評議会、ダマスカス郊外県シャリーア委員会、サアド・ビン・イバーダ旅団(自由シリア軍)、アブドゥッラー・ビン・アッバース旅団(イスラーム軍)。

Kull-na Shuraka', February 20, 2014
Kull-na Shuraka’, February 20, 2014

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アレッポ市シャリーア委員会は声明を出し、統一司法評議会がシャリーア委員会に参加・編入したと発表した。

Kull-na Shuraka', February 20, 2014
Kull-na Shuraka’, February 20, 2014

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イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)ラッカ州(ウィラーヤト・ラッカ)は声明を出し、休日を金曜日と土曜日から、木曜日と金曜日に変更すると発表した。

Kull-na Shuraka', February 20, 2014
Kull-na Shuraka’, February 20, 2014

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イスラーム戦線司令官の一人アブー・イーサー・シャイフ氏は、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の活動に関して『クドス・アラビー』(2月20日付)に対し、「政権が過去3年できなかったこと(殺戮)を行った」と批判した。

またシャイフ氏は、ダーイシュによるシャームの鷹旅団のムハンマド・ディーク司令官拉致・殺害への復讐を行うと述べた。

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クッルナー・シュラカー(2月20日付)は、複数の消息筋の話として、シリア革命反体制勢力国民連立がハイサム・マーリフ法務委員長をアラブ連盟代表大使に任命し、連盟から認証を受けたと報じた。

AFP, February 20, 2014、AP, February 20, 2014、Champress, February 20, 2014、al-Hayat, February 21, 2014、Iraqinews.com, February 20, 2014、Kull-na Shuraka’, February 20, 2014、Naharnet, February 20, 2014、NNA, February 20, 2014、al-Quds al-‘Arabi, February 20, 2014、Reuters, February 20, 2014、Rihab News, February 21, 2014、SANA, February 20, 2014、UPI, February 20, 2014などをもとに作成。

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2014年2月19日のシリア情勢:クルド民族主義勢力の動き

西クルディスタン移行期民政局ジャズィーラ地区の渉外関係委員会(外務省に相当)の使節団は、イラク・クルディスタン地域のスライマーニーヤ市を訪問し、イラク・クルド民主党以外の代表と会談したと発表するとともに、クルディスタン自治政府との間でハサカ県のヤアルビーヤ国境通行所の再開に合意できなかったことを明らかにした。

渉外関係委員会使節団は、ハサカ県ダイリーク市郊外のスィーマルカー国境通行所を経由してイラクに入国しようとしたが、イラク・クルディスタン地域政府から拒否され、ヤアルビーヤ国境通行所を経由してスライマーニーヤ市に入ったことを明らかにした。

イラク・クルディスタン地域に滞在する民主統一党代表のジャアファル・ハナーン氏は『ハヤート』(2月20日付)に対して、渉外関係委員会代表団がヤアルビーヤ国境通行所経由で、数日前にスライマーニーヤ市に入り、ヤアルビーヤ国境通行所の恒久的再開をめざしたが、実現しなかったことを明らかにした。

また代表団は、西クルディスタン地域への支援を求めるためにスライマーニーヤ市を訪問し、イラク・クルド民主党以外の組織の代表と会談を行ったが、イラク・クルド民主党は会談要請に応じなかったという。

またスィーマルカー国境通行所に関して、ハナーン氏は「クルド最高委員会によって運営されてきたが、最近になって西クルディスタン自治政府(西クルディスタン移行期民政局)に移管され、自治政府を承認しないシリア・クルド国民評議会の反発を買った。このことが国境通行所再開の妨げになっている」と述べた。

AFP, February 19, 2014、AP, February 19, 2014、Champress, February 19, 2014、al-Hayat, February 20, 2014、Iraqinews.com, February 19, 2014、Kull-na Shuraka’, February 19, 2014、Naharnet, February 19, 2014、NNA, February 19, 2014、Reuters, February 19, 2014、Rihab News, February 19, 2014、SANA, February 19, 2014、UPI, February 19, 2014などをもとに作成。

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2014年2月19日のシリア情勢:反体制勢力の動き

自由シリア軍参謀委員会(最高軍事評議会)は、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長、アスアド・ムスタファー暫定政府国防大臣出席のもとに会合(場所は不明)を開き、アブドゥルイラーフ・バシール准将への参謀長就任、新参謀長と国防大臣のもとでの自由シリア軍の再編を承認した。

Kull-na Shuraka', February 19, 2014
Kull-na Shuraka’, February 19, 2014

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自由シリア軍参謀委員会のサリーム・イドリース前参謀長は、各地の前線司令官および軍事評議会司令官だという軍服姿の複数の活動家らとともにビデオ声明(https://www.youtube.com/watch?v=Modr_UXqxo0)を出し、参謀委員会とシリア革命反体制勢力国民連立暫定政府のアスアド・ムスタファー国防大臣が「法的効力のない即断的で個人的な決定」を行ったと非難し、彼らと断交し、イドリース前参謀長解任を無効とみなすと発表した。

Kull-na Shuraka', February 19, 2014
Kull-na Shuraka’, February 19, 2014

またイドリース前参謀長は、自身が現地における「穏健な革命軍事勢力」の包括的再編開始を要請されたと宣言、すべての反体制武装集団に「現地参謀活動委員会」への参加を呼びかけた。

声明発表に参加したイドリース前参謀長支持者は以下の通り:

ズィヤード・ファフド南部戦線司令官(准将)

バッシャール・ズウビー南部戦線革命司令官

アブドゥルバースィト・タウィール北部戦線司令官(大佐)

ムスタファー・ハーシム西部・中部戦線司令官(大佐)

ファーティフ・ハッスーン・ヒムス戦線司令官(大佐)

ムハンマド・アッブード東部戦線司令官(中佐)

アフマド・ビッリー・ハマー軍事評議会司令官(大佐)

バクール・サリーム・ダマスカスおよび郊外軍事評議会司令官(大佐)

アフィーフ・スライマーン・イドリブ軍事評議会司令官(大佐)

ムハンマド・アワード海岸軍事評議会司令官(大佐)

アフマド・ニウマ・ダルアー軍事評議会司令官(大佐)

ムハンマド・ムウダッズ・ラスラーン・ラッカ軍事評議会司令官(大佐)

バッシャール・サアドッディーン・ヒムス軍事評議会司令官(大佐)

ムハンナド・タラーア・ダイル・ザウル軍事評議会司令官(中佐)

アブドゥルマジード・サルターン・ハサカ軍事評議会司令官(中佐)

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自由シリア軍(参謀委員会)中部地域司令官のファーティフ・フサイン氏は、シリア国内で戦闘を行っている現地司令官とされる軍服姿の活動家とともにビデオ声明(https://www.youtube.com/watch?v=IV5dLJTUzzQ)を出し、参謀委員会によるサリーム・イドリース参謀長の解任に関して「司令部はイドリース氏解任を無効で不当だとみなす…。イドリース氏の支持者たちは彼の指揮下で戦闘を続ける」と発表した。

またフサイン司令官は「シリアの土のうえにいないいかなる集団も、戦場で戦う部隊の視点を代表しないような最終決定を下す権限はない」と付言した。

Youtube, February 19, 2014
Youtube, February 19, 2014

ビデオ声明に出演した戦闘員のなかには、東部戦線司令官のムハンマド・アッブード氏がいたが、『ハヤート』(2月20日付)によると、それ以外の戦闘員の身元は不明。

アッブード氏は『ハヤート』(2月20日付)の電話取材に関して、シリア国内ではなくトルコのアンタキアでイドリース少将と近く会合を開くことを明らかにした。

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シリア革命家戦線のジャマール・マアルーフ司令官は『シャルク・アウサト』(2月19日付)に、「時期段階において、軍事資金調達組織の構築への着手と…国内の作戦司令室の活性化、連絡調整が期待される」と述べた。

マアルーフ司令官はまた、自由シリア軍参謀委員会によるサリーム・イドリース参謀長の解任についてはコメントを拒否し、「自由シリア軍は烏合の衆ではなく、法規を備えた組織だ」と述べるにとどまった。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長は『ジュムフーリーヤ』(2月19日付)のインタビューに応じ、「政権は死んでいる…。しかしヒズブッラーの支援が政権に命を再び注入し、より強力にしている…。ヒズブッラーこそが政権を二本の脚で発たせている」と批判した。

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クッルナー・シュラカー(2月19日付)によると、シリア革命反体制勢力国民連立暫定政府のアブドゥッラフマーン・ハーッジ教育問題担当顧問は声明を出し、20万人の生徒を対象とした教科書200万部を作成したと発表した。

うち80%はシリア国内に、20%は周辺諸国の小中学校に配布されるという。

AFP, February 19, 2014、AP, February 19, 2014、Champress, February 19, 2014、al-Hayat, February 20, 2014、Iraqinews.com, February 19, 2014、al-Jumhuriya, February 19, 2014、Kull-na Shuraka’, February 19, 2014、Naharnet, February 19, 2014、NNA, February 19, 2014、Reuters, February 19, 2014、Rihab News, February 19, 2014、SANA, February 19, 2014、al-Sharq al-Awsat, February 19, 2014、UPI, February 19, 2014などをもとに作成。

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2014年2月18日のシリア情勢:反体制勢力の動き

イドリブ県などで活動する複数の武装集団がビデオ声明を出し、「シャーム軍」を結成したと発表した。

「シャーム軍」に参加したのは、ダーウド旅団(ハッサーン・アッブード)、真実の剣旅団、アンサール・アッラー旅団、オリエントの鷹旅団、フカラー・イラー・アッラー旅団、イスラーム少年旅団、ガーブの獅子旅団、イスラームの鷲旅団、ジスル・シュグール革命軍事評議会。

Kull-na Shuraka', February 18, 2014
Kull-na Shuraka’, February 18, 2014

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、ヒムス市旧市街からの住民退避に際して一時身柄拘束され、現在もなお拘束中の15歳から55歳の男性の釈放を求めた。

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シリア人権監視団は、ダマスカス県ヤルムーク区、ダマスカス郊外県東グータ地方で、2月16、17日の2日間で少なくとも子供3人を含む7人が餓死したと発表した。

AFP, February 18, 2014、AP, February 18, 2014、Champress, February 18, 2014、al-Hayat, February 19, 2014、Iraqinews.com, February 18, 2014、Kull-na Shuraka’, February 18, 2014、Naharnet, February 18, 2014、NNA, February 18, 2014、Reuters, February 18, 2014、Rihab News, February 19, 2014、SANA, February 18, 2014、UPI, February 18, 2014などをもとに作成。

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2014年2月17日のシリア情勢:反体制勢力の動き(追記2)

アレッポ・シャリーア委員会は声明を出し、1993~1995年生まれの男性がアレッポ市のカラージュ・ハジュズ通行所を経由し、シリア政府支配地域に入り、投降することを禁じると発表した。

Kull-na Shuraka', February 19, 2014
Kull-na Shuraka’, February 19, 2014

Kull-na Shuraka’, February 19, 2014をもとに作成。

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2014年2月17日のシリア情勢:反体制勢力の動き(追記)

アレッポ県アターリブ市では、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)撤退を受けて同村の自治を担うようになったシリア建設連合が、ダーイシュ戦闘員などの落書きを消去した。

クッルナー・シュラカー(2月17日付)が伝えた。

Kull-na Shuraka', February 17, 2014
Kull-na Shuraka’, February 17, 2014

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クッルナー・シュラカー(2月17日付)は、イスラーム戦線のザフラーン・アッルーシュ司令官が、同戦線が過去2ヶ月でシリア軍の士官97人を含む約900人の将兵を殺害したことを確認したと述べている、と報じ、戦死した士官の氏名、階級、出身地などを列記した。

Kull-na Shuraka’, February 17, 2014などをもとに作成。

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2014年2月17日のシリア情勢:反体制勢力の動き

自由シリア軍参謀委員会報道官のカースィム・サアドッディーン大佐は、サリーム・イドリース参謀長解任に関して、アラビーア・チャンネル(2月16日付)に、2013年12月の対トルコ国境地域の武器庫に対するイスラーム戦線の襲撃を防げなかったことに対する引責辞任であったことを明らかにした。

Kull-na Shuraka', February 17, 2014
Kull-na Shuraka’, February 17, 2014

サアドッディーン大佐によると、参謀委員会(最高軍事評議会)の総意によるこの解任は、武器庫襲撃後、イドリース少将が自由シリア軍の再編と武器奪還に失敗したことによるものだと述べた。

またサアドッディーン大佐は、イドリース少将を解任しないように求める「米国の圧力」があったとしつつ、イドリース少将が解任された場合、武器供与を停止すると脅迫する一部勢力もあったと暴露した。

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自由シリア軍参謀委員会のルワイユ・ミクダード政治広報調整官は、サリーム・イドリース参謀長の解任を受けてフェイスブック(2月17日付)で、「参謀委員会との関係は終わった」と綴った。

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シリア革命反体制勢力国民連立のハーリド・ハラフ氏はサウジアラビアの『ワタン』(2月17日付)に、ジュネーブ2会議の決裂を受け、反体制勢力の間で、シリアを三つの国に分割する案が支配的になり、安保理に対応を求めようとしていると述べた。

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リハーブ・ニュース(2月17日付)は、アレッポ市フライターン市でイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が数日前に、「自由シリア軍の化学兵器部門の専門家」と目されるジャマール・カッドゥール氏を殺害したと報じた。

同報道によると、殺害に先立って軍の無人偵察機が諜報活動しており、ダーイシュはアサド政権の命令に従ってカッドゥール氏を暗殺したのだという。

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民主的変革諸勢力国民調整委員会執行部は声明を出し、ジュネーブ2会議の事実上の決裂に関して、反体制勢力の代表団が国内外の各勢力だけでなく、シリア革命反体制勢力国民連立すらも代表していなかったためだと批判した。

そのうえでジュネーブ2会議を「シリア危機解決の最後の機会」だと評価、反体制勢力の対話会合を開催し、政治的解決に向けた共同の行程表の作成、反体制勢力の統一代表団の結成に向けた協議を呼びかけた。

AFP, February 17, 2014、AP, February 17, 2014、Champress, February 17, 2014、al-Hayat, February 18, 2014、Iraqinews.com, February 17, 2014、Kull-na Shuraka’, February 17, 2014、Naharnet, February 17, 2014、NNA, February 17, 2014、Reuters, February 17, 2014、Rihab News, February 17, 2014、SANA, February 17, 2014、UPI, February 17, 2014、al-Watan (Riyadh), February 17, 2014などをもとに作成。

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2014年2月16日のシリア情勢:反体制勢力の動き(追記)

ハラブ・ニュース(2月16日付)によると、アレッポ市フライターン市で、ムジャーヒディーン軍とバドル殉教者旅団が同市およびアルド・マッラーフ地区一帯での停戦に関して合意した。

停戦合意は、ムジャーヒディーン軍のアブドゥルカリーム・ウークラーニー氏とバドル殉教者t旅団のアブドゥルハーリク・アブー・アフマド氏によって結ばれ、発砲停止、双方の対立にかかる問題のシャリーア委員会での審理などが定められた。

Halabnews.com, February 16, 2014などをもとに作成。

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2014年2月16日のシリア情勢:クルド民族主義勢力の動き

シリア・クルド進歩民主党のアブドゥルハミード・ダルウィーシュ書記長は『シャルク・アウサト』(2月16日付)に、ジュネーブ2会議の事実上の決裂に関して「両当事者が無責任にならないため、対話は続けられるだろうと考える」と述べた。

Kull-na Shuraka', February 16, 2014
Kull-na Shuraka’, February 16, 2014

シリア・クルド国民評議会幹部としてジュネーブ2会議のシリア革命反体制勢力国民連立代表団に参加したダルウィーシュ書記長はしかし「殺戮、破壊のあとに、彼ら(シリア政府)を真のパートナーとして受け入れることは難しい。彼らはパートナーだけでなく、譲歩さえも受け入れようとしない」と批判した。

また「テロとの戦い」に関して、ダルウィーシュ書記長は「テロへの対処に合意したとしても、問題は簡単ではなく、20年はかかる。シリアには今、武装集団の強力な基盤があり、容易ではない…。近く合意に達することができなければ、テロリストがシリア全土を支配し、さらなる大災害が生じる」と警鐘を鳴らした。

一方、民主統一党に関して、ダルウィーシュ書記長は「シリア政府はそのこと(西クルディスタン移行期民政局)に疑義を呈しておらず、否定しておらず、承認している…。民主統一党と連絡をとっており、我々の間に敵意はないが、この党は方針を変えることはない。この党には明確な特徴があり、自治政府に誰かが参加することを拒んでいる」と述べた。

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民主統一党執行委員会は声明を出し、『シャルク・アウサト』(2月16日付)でのアブドゥルハミード・ダルウィーシュ氏の発言に関して、シリア政府が民主統一党を支持しているとの主張には根拠がないと拒否、「こうした発言はジュネーブ2会議第2ラウンドでシリア革命反体制勢力国民連立に付随するクルド人代表団の長としてダルウィーシュ氏が犯した失敗を正当化しようとするものだ」と批判した。

Rihab News, February 17, 2014、al-Sharq al-Awsat, February 16, 2014などをもとに作成。

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2014年2月16日のシリア情勢:反体制勢力の動き

クッルナー・シュラカー(2月16日付)は、複数の消息筋の話として、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・トゥウマ暫定内閣からの辞任を発表していたアスアド・ムスタファー国防大臣が辞意を撤回したと報じた。

同報道は、辞意撤回の理由は不明としつつ、外国の圧力によるものではないと断じた。

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自由シリア軍参謀委員会(最高軍事評議会)はビデオ声明を出し、サリーム・イドリース参謀長を解任し、参謀副長のアブドゥルイラーフ・バシール准将を後任の参謀長に任命したと発表した。

またバシール准将の参謀長就任を受け、ハイサム・アスィーフィー大佐が副参謀長に任命された。

ビデオ声明は、カースィム・サアドッディーン大佐によって読み上げられた。

バシール新参謀長はクナイトラ県出身で、2012年に離反した。

クッルナー・シュラカー(2月16日付)などによると、イドリース参謀長の解任は、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・トゥウマ暫定内閣のアスアド・ムスタファー国防大臣の辞意撤回の条件だったという。

Kull-na Shuraka', February 16, 2014
Kull-na Shuraka’, February 16, 2014

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『ハヤート』(2月17日付)は、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長がイドリブ県に潜入し、シリア革命家戦線の戦闘員らに「高性能兵器が至急、あなたがたに供与され、我々は、腐敗した犯罪者であるこの体制からシリア全土を解放するだろう」と述べ、武器供与を約束したと報じた。

ジャルバー議長はシリア革命家戦線のジャマール・マアルーフ氏に連れられイドリブ県内を視察、「我々は、アサドがその一部としてとどまるような政治的解決に満足することはできない。我々が建設しようとしている自由シリアに犯罪者の居場所などない」と述べた。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、レバノンのタマーム・サラーム新内閣の閣僚人選の完了に関して、祝辞を述べるとともに、シリア領内からのヒズブッラーの戦闘員の撤退に関して閣議決定することを求めた。

AFP, February 16, 2014、AP, February 16, 2014、Champress, February 16, 2014、al-Hayat, February 17, 2014、Iraqinews.com, February 16, 2014、Kull-na Shuraka’, February 16, 2014、Naharnet, February 16, 2014、NNA, February 16, 2014、Reuters, February 16, 2014、Rihab News, February 17, 2014、SANA, February 16, 2014、
Shabakat Sham al-Ikhbariya, February 16, 2014、UPI, February 16, 2014などをもとに作成。

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