ダーイシュのスリーパーセルが、ダイル・ザウル県でパレスチナ人民兵組織のクドス旅団の部隊を襲撃、同旅団に所属するシリア人2人を殺害(2023年11月16日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルが、シリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸のクーリーヤ市近郊のアイン・アリー農場近くでパレスチナ人民兵組織のクドス旅団の部隊を襲撃、同旅団に所属するシリア人2人を殺害した。

AFP, November 16, 2023、ANHA, November 16, 2023、‘Inab Baladi, November 16, 2023、Reuters, November 16, 2023、SANA, November 16, 2023、SOHR, November 16, 2023などをもとに作成。

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シリア軍がイドリブ県、アレッポ県、ハマー県を砲撃、シャーム解放機構など「決戦」作戦司令室と交戦(2023年11月16日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のフライフィル村、スフーフン村を砲撃した。

また、アーフィス村一体で、シリア軍と「決戦」作戦司令室が銃撃戦を行ったほか、ミラージャ村一体では両者が砲撃戦を行った。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、ホワイト・ヘルメットによると、シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるアーフィス村・タフタナーズ市間の街道で土塁を作っていた重機を対戦車ミサイルで攻撃、これにより若い男性1人が死亡した。

シリア軍はその直後、駆け付けたホワイト・ヘルメットのチームに対しても攻撃を加えたという。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・アンマ村、カフルタアール村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がガーブ平原でシリア軍の士官(少尉)1人を狙撃し、殺害した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ムザイリーブ町近郊で治安機関に協力する地元民兵のメンバーが何者かによって殺害され、遺体で発見された。

AFP, November 16, 2023、ANHA, November 16, 2023、‘Inab Baladi, November 16, 2023、Reuters, November 16, 2023、SANA, November 16, 2023、SOHR, November 16, 2023などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2023年11月16日)

スワイダー県では、スワイダー24(11月16日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, November 16, 2023、ANHA, November 16, 2023、‘Inab Baladi, November 16, 2023、Reuters, November 16, 2023、SANA, November 16, 2023、SOHR, November 16, 2023、Suwayda 24, November 16, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県タッル・リフアト市近郊を砲撃し、シリア軍兵士4人が負傷する一方、シリア民主軍はシリア国民軍所属のアル=カーイダ組織のシャーム自由人イスラーム運動のメンバー1人を殺害(2023年11月16日)

アレッポ県では、ANHA(11月16日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治局の支配下にあるタッル・リフアト市近郊のスムーカ村を砲撃し、シリア軍兵士4人が負傷した。

一方、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会が、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域からシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市北のアラブ・ハサン村一帯への潜入しようとしたシリア国民軍所属のアル=カーイダ組織のシャーム自由人イスラーム運動のメンバー1人を殺害した。

また、「ユーフラテスの盾」地域とシリア政府の支配地の境界に位置するターディフ市近郊では、シリア軍とシリア民主軍が砲撃戦を行った。

AFP, November 16, 2023、ANHA, November 16, 2023、‘Inab Baladi, November 16, 2023、Reuters, November 16, 2023、SANA, November 16, 2023、SOHR, November 16, 2023などをもとに作成。

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アサド大統領は2023年法令第36号を施行し、2023年11月16日以前の犯罪への恩赦を決定(2023年11月16日)

アサド大統領は2023年法令第36号を施行し、2023年11月16日以前の犯罪への恩赦を決定した。

恩赦は、軽犯罪や違反に対する罰金の免除、青少年に対する保護処分の免除、病気や高齢を理由とする無期刑、有期刑の減刑、誘拐罪の免除(人質を安全に解放し、出頭した場合)、兵役忌避罪や国外逃亡罪(出頭した場合)、銃犯罪の減刑などを定めている。

SANA(11月16日付)が伝えた。

恩赦は矯正運動記念日に合わせたもの。

AFP, November 16, 2023、ANHA, November 16, 2023、‘Inab Baladi, November 16, 2023、Reuters, November 16, 2023、SANA, November 16, 2023、SOHR, November 16, 2023などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続(2023年11月15日)

スワイダー県では、スワイダー24(11月15日付)によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, November 15, 2023、ANHA, November 15, 2023、‘Inab Baladi, November 15, 2023、Reuters, November 15, 2023、SANA, November 15, 2023、SOHR, November 15, 2023、Suwayda 24, November 15, 2023などをもとに作成。

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ダーイシュがヒムス県のシャーイル油田にいたる街道でロシア軍部隊の車列を構成する車1台をRPG弾で攻撃し、兵士3人負傷(2023年11月15日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシャーイル油田にいたる街道でロシア軍部隊の車列を構成する車1台をRPG弾で攻撃し、兵士3人が負傷した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルと見られる武装集団が北・東シリア自治局の支配下にあるタッル・アフマル村で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士1人を銃で撃ち殺害した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるラッカ市で、シリア民主軍に所属する民主北部軍団の司令官が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, November 15, 2023、ANHA, November 15, 2023、‘Inab Baladi, November 15, 2023、Reuters, November 15, 2023、SANA, November 15, 2023、SOHR, November 15, 2023などをもとに作成。

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アサド大統領はアルメニア国民議会のアルシャキヤン副議長ら使節団と会談(2023年11月15日)

アサド大統領はシリアを訪問中のアルメニア国民議会のハコプ・アルシャキヤン副議長ら使節団と会談した。

会談で、アサド大統領は両国、西側諸国が諸国および諸国民の命運を支配しようとするなかで、両国および世界が直面している課題や混乱に対応するため、両国および両国民の二国間関係の深化と強化の必要を強調した。

SANA(11月15日付)が伝えた。

AFP, November 15, 2023、ANHA, November 15, 2023、‘Inab Baladi, November 15, 2023、Reuters, November 15, 2023、SANA, November 15, 2023、SOHR, November 15, 2023などをもとに作成。

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アサド大統領はイルシャード・アフマド駐シリア・インドネシア大使の就任式に臨み、インドネシア政府からの信任状を受けとる(2023年11月15日)

アサド大統領は、首都ダマスカスに新たに着任したイルシャード・アフマド駐シリア・インドネシア大使の就任式に臨み、インドネシア政府からの信任状を受けとった。

SANA(11月15日付)が伝えた。

AFP, November 15, 2023、ANHA, November 15, 2023、‘Inab Baladi, November 15, 2023、Reuters, November 15, 2023、SANA, November 15, 2023、SOHR, November 15, 2023などをもとに作成。

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シリア政府の支配地からイスラエル占領下のゴラン高原に向けてロケット弾2発が撃ち込まれ、イスラエルが報復としてダルアー県西部を砲撃(2023年11月14日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配地からイスラエル占領下のゴラン高原に向けてロケット弾2発が撃ち込まれた。

その直後、イスラエルがダルアー県西部にある陣地複数ヶ所を砲撃し、同地で3回の爆発が確認された。

AFP, November 14, 2023、ANHA, November 14, 2023、‘Inab Baladi, November 14, 2023、Reuters, November 14, 2023、SANA, November 14, 2023、SOHR, November 14, 2023などをもとに作成。

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シリア政府が国連に対して越境(クロスボーダー)人道支援の実施期間を3ヵ月間再延長することを認める(2023年11月14日)

ロイター通信(11月14日付)は、シリア政府が国連に対してアレッポ県のバーブ・サラーマ国境通行所と、ラーイー村北の通行所経由でのシリア北西部への越境(クロスボーダー)人道支援の実施期間を3ヵ月間再延長することを認めたと伝えた。

これにより、両通行所を通じた越境人道支援は2024年2月13日まで可能となった。

これに関して、国連人道問題調整事務所(OCHA)は、「国連の越境活動は、シリア北西部の人々にとって依然として命綱である。国連とそのパートナーは毎月、平均250万人に重要な支援と保護サービスを提供している」と発表した。

AFP, November 14, 2023、ANHA, November 14, 2023、‘Inab Baladi, November 14, 2023、Reuters, November 14, 2023、SANA, November 14, 2023、SOHR, November 14, 2023などをもとに作成。

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ダーイシュがヒムス県スフナ市北に設置されているシリア軍の検問所複数ヶ所を襲撃、兵士5人を殺害(2023年11月14日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がスフナ市北のタイバ村、クーム村一帯に設置されているシリア軍の検問所複数ヶ所を襲撃、激しい戦闘となった。

この戦闘で、シリア軍の兵士5人が死亡した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるマンスーラ村に至る街道で、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルが内務治安部隊(アサーイシュ)の隊員が乗った車を襲撃し、この隊員と同乗していた民間人1人を殺害した。

AFP, November 14, 2023、ANHA, November 14, 2023、‘Inab Baladi, November 14, 2023、Reuters, November 14, 2023、SANA, November 14, 2023、SOHR, November 14, 2023などをもとに作成。

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シリア軍がアレッポ市上空に飛来したシャーム解放機構のドローン1機を迎撃する一方、イドリブ県にあるトルコ軍の施設を砲撃(2023年11月14日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市上空に飛来したシャーム解放機構の無人航空機(ドローン)1機を対戦車ミサイルなどで迎撃した。

シリア軍はまた、シャーム解放機構の支配下にあるカフル・タアール村、カフル・ヌーラーン村、アスウース村、ダーラ・イッザ市一帯を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるクルド山地方のトゥッファーヒーヤ村一帯を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がサラーキブ市近郊にあるトルコ軍の施設に向けて砲撃を行い、同地一帯に展開する「決戦」作戦司令室と激しく交戦した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍はまた、シャーム解放機構の支配下にあるアーフィス村を砲撃し、住民3人が負傷した。

AFP, November 14, 2023、ANHA, November 14, 2023、‘Inab Baladi, November 14, 2023、Reuters, November 14, 2023、SANA, November 14, 2023、SOHR, November 14, 2023などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)に参加したクライヤー町の活動家らを乗せたバスが武装集団の襲撃を受ける(2023年11月14日)

スワイダー県では、スワイダー24(11月14日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

デモには数十人が参加した。

スワイダー24やシリア人権監視団によると、デモに参加するためにサイル広場を訪れていたクライヤー町の活動家らを乗せたバス1台が町に変える途中に武装グループの襲撃を受けた。

武装グループは空砲を放ち、バスに投石を行い、これによってデモに参加していた活動家複数人が軽傷を負った。

AFP, November 14, 2023、ANHA, November 14, 2023、‘Inab Baladi, November 14, 2023、Reuters, November 14, 2023、SANA, November 14, 2023、SOHR, November 14, 2023、Suwayda 24, November 14, 2023などをもとに作成。

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シリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸から発射されたロケット弾複数発が、ダイル・ザウル県アズバ村に着弾(2023年11月14日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(11月14日付)によると、シリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸から発射されたロケット弾複数発が、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるアズバ村に着弾した。

AFP, November 14, 2023、ANHA, November 14, 2023、‘Inab Baladi, November 14, 2023、Reuters, November 14, 2023、SANA, November 14, 2023、SOHR, November 14, 2023などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2023年11月13日)

スワイダー県では、スワイダー24(11月13日付)によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, November 13, 2023、ANHA, November 13, 2023、‘Inab Baladi, November 13, 2023、Reuters, November 13, 2023、SANA, November 13, 2023、SOHR, November 13, 2023、Suwayda 24, November 13, 2023などをもとに作成。

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イドリブ県、アレッポ県、ラタキア県、ハマー県でシリア軍とシャーム解放機構、「決戦」作戦司令室が交戦(2023年11月13日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村、フライフィル村、バーラ村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・アンマ村、アターリブ市、カスル村、サッハーラ村、カフル・タアール村、アブザムー町、カフル・ヌーラーン村を砲撃した。

これに対して、シャーム解放機構はシリア政府の支配下にある第46中隊基地一帯を砲撃し、シリア軍の士官(大尉)が死亡した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がクルド山地方のクバイナ丘一帯で砲撃戦を行った。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がガーブ平原の灌漑計画地区一帯で砲撃戦を行った。

この戦闘でシリア軍兵士1人が「決戦」作戦司令室によって狙撃されて死亡した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タイバ町とジーザ町を結ぶ街道で、正体不明の武装集団が空軍情報部傘下の民兵のメンバー2人を銃で撃ち殺害した。

AFP, November 13, 2023、ANHA, November 13, 2023、‘Inab Baladi, November 13, 2023、Reuters, November 13, 2023、SANA, November 13, 2023、SOHR, November 13, 2023などをもとに作成。

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ラッカ県ラサーファ市近郊でダーイシュがシリア軍と親政権民兵の部隊を襲撃し、兵士2人を殺害、ロシア軍が報復として同地を爆撃(2023年11月13日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)の武装グループがシリア政府の支配下にあるラサーファ市近郊のジャイーディーン村に至る交差点でシリア軍と親政権民兵の部隊を襲撃し、兵士2人を殺害、3人を負傷させた(シリア人権監視団によると、15日に負傷していた1人が死亡した)。

これに対して、ロシア軍戦闘機複数機がラサーファ市近郊の砂漠地帯に潜伏するダーイシュの拠点複数ヶ所を爆撃した。

AFP, November 13, 2023、ANHA, November 13, 2023、‘Inab Baladi, November 13, 2023、Reuters, November 13, 2023、SANA, November 13, 2023、SOHR, November 13, 2023、November 15, 2023などをもとに作成。

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国防省は、液体燃料ロケット・エンジンを搭載し、全長4メートル、翌幅6メートル、100キロの爆発物を装備したドローンや自爆型ドローンを撃墜したとして、その写真を公開(2023年11月13日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて声明を出し、シリア軍部隊がイドリブ県、ハマー県、アレッポ県農村地帯方面で、テロ組織による自爆型無人航空機(ドローン)での村落地帯や軍の陣地への攻撃を迎撃し、ドローン4機を破壊したと発表、その写真を公開した。

声明によると、シリア軍はまた、ハマー県ジューリーン村一帯地域で、液体燃料ロケット・エンジンを搭載し、全長4メートル、翌幅6メートル、100キロの爆発物を装備したドローンも撃墜したと発表、その写真を公開した。








SANA(11月13日付)が伝えた。

AFP, November 13, 2023、ANHA, November 13, 2023、‘Inab Baladi, November 13, 2023、Reuters, November 13, 2023、SANA, November 13, 2023、SOHR, November 13, 2023などをもとに作成。

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イスラエル軍戦闘機は前日のシリア領内からの砲撃への報復としてダルアー県ナワー市近郊の第112旅団の陣地を爆撃(2023年11月12日)

イスラエル軍は午前2時20分、テレグラムを通じて声明(https://t.me/idfofficial/5139)を出し、前日のゴラン高原への攻撃への報復として、イスラエル軍戦闘機がシリア領内のテロ・インフラ複数ヶ所を爆撃したと発表した。


 

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これに関して、シリア人権監視団は、イスラエル軍戦闘機がダルアー県ナワー市近郊の第112旅団の陣地を爆撃したと発表した。

AFP, November 12, 2023、ANHA, November 12, 2023、‘Inab Baladi, November 12, 2023、Reuters, November 12, 2023、SANA, November 12, 2023、SOHR, November 12, 2023などをもとに作成。

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シリア軍と親政権の民兵がユーフラテス川西岸から東岸のスーサ町、ブーバドラーン村一帯を砲撃、シリア民主軍が応戦(2023年11月12日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と親政権の民兵がユーフラテス川西岸からダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にある東岸のスーサ町、ブーバドラーン村一帯を砲撃、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍も応戦し、西岸を砲撃した。

AFP, November 12, 2023、ANHA, November 12, 2023、‘Inab Baladi, November 12, 2023、Reuters, November 12, 2023、SANA, November 12, 2023、SOHR, November 12, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県タッル・リフアト市近郊のシャイフ・イーサー村にあるシリア軍の陣地を自爆型のドローンで攻撃、シリア軍兵士2人が負傷(2023年11月12日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のシャイフ・イーサー村にあるシリア軍の陣地を自爆型の無人航空機(ドローン)で攻撃、シリア軍兵士2人が負傷した。

AFP, November 12, 2023、ANHA, November 12, 2023、‘Inab Baladi, November 12, 2023、Reuters, November 12, 2023、SANA, November 12, 2023、SOHR, November 12, 2023などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2023年11月12日)

スワイダー県では、スワイダー24(11月12日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, November 12, 2023、ANHA, November 12, 2023、‘Inab Baladi, November 12, 2023、Reuters, November 12, 2023、SANA, November 12, 2023、SOHR, November 12, 2023、Suwayda 24, November 12, 2023などをもとに作成。

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シリア軍と「決戦」作戦司令室がイドリブ県、アレッポ県、ハマー県で砲撃戦(2023年11月12日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、フライフィル村、スフーフン村、バイニーン村、マルジュ・ズフール村一帯を砲撃し、マルジュ・ズフール村で住民2人が負傷した。

また、アーフィス村一帯、サーン村、マアッルバリート村などでは、シリア軍と「決戦」作戦司令室が砲撃戦を行い、シャーム解放機構のメンバー3人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にある県西部のカフルタアール村、カフル・アンマ村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるガーブ平原の灌漑計画地区、ハークーラ村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナフジュ村の街道で住民が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, November 12, 2023、ANHA, November 12, 2023、‘Inab Baladi, November 12, 2023、Reuters, November 12, 2023、SANA, November 12, 2023、SOHR, November 12, 2023などをもとに作成。

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首都ダマスカスにあるギリシャ・カトリック教会の聖母大聖堂で、イスラエルのガザ地区に対する攻撃の犠牲者を追悼するためのミサ(2023年11月12日)

首都ダマスカスにあるギリシャ・カトリック教会の聖母大聖堂で、イスラエルのガザ地区に対する攻撃の犠牲者を追悼するためのミサが行われた。

SANA(11月12日付)が伝えた。

AFP, November 12, 2023、ANHA, November 12, 2023、‘Inab Baladi, November 12, 2023、Reuters, November 12, 2023、SANA, November 12, 2023、SOHR, November 12, 2023などをもとに作成。

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イスラエル軍が占領地ゴラン高原への砲撃への報復として、ダルアー県西部のナーフィア村近郊の森林地帯、カウカブ・ダム一帯に対して5発のロケット弾を撃ち込む(2023年11月11日)

イスラエル軍は午後8時45分、テレグラムを通じて声明(https://t.me/idfofficial/5132)を出し、シリア領内からイスラエル占領下のゴラン高原に向けてロケット弾2発が撃ち込まれ、空き地に着弾、イスラエル軍がロケット弾発射元に向けて攻撃を行っていると発表した。


アヴィハイ・アドライ報道官も午後8時49分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)に同様の声明を出した。

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イスラエル軍の砲撃に関して、シリア人権監視団によると、イスラエル軍がダルアー県西部のナーフィア村近郊の森林地帯、カウカブ・ダム一帯に対して5発のロケット弾を撃ち込んだと発表した。

スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2023年11月11日)

スワイダー県では、スワイダー24(11月11日付)によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, November 11, 2023、ANHA, November 11, 2023、‘Inab Baladi, November 11, 2023、Reuters, November 11, 2023、SANA, November 11, 2023、SOHR, November 11, 2023、Suwayda 24, November 11, 2023などをもとに作成。

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シリア軍とシリア民主軍がダイル・ザウル県でユーフラテス川を挟んで砲撃戦(2023年11月11日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸のマヤーディーン市から地元の武装集団が、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にある東岸のハワーイジュ村にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の治安関連の拠点複数ヶ所に砲撃を行った。

これに対して、シリア民主軍の東岸に応戦、砲撃戦となった。

また、ユーフラテス川東岸に展開するシリア民主軍が、シリア政府の支配下にある西岸のバクラス村一帯を砲撃した。

AFP, November 11, 2023、ANHA, November 11, 2023、‘Inab Baladi, November 11, 2023、Reuters, November 11, 2023、SANA, November 11, 2023、SOHR, November 11, 2023、November 12, 2023などをもとに作成。

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ロシア軍はシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県各所を爆撃(2023年11月11日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍がシャーム解放機構の支配下にあるルワイハ村とサルジャ村を結ぶ地域一帯を爆撃し、シャーム解放機構のメンバー1人が負傷した。

ロシア軍はまた、イフスィム町一帯を3回、ザーウィヤ山地方ノバーラ村を2回、アラブ・サイード村マアッルザーフ町に対して5回の爆撃を行った。

これに関して、ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、イドリブ県で、シリア軍の陣地への砲撃に関与した過激派の地下シェルターや指揮所を爆撃によって破壊したと発表した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域内のジンディールス町近郊で、シリア国民軍に所属する東部軍のメンバーが正体不明の武装集団の襲撃を受け、1人が死亡、1人が負傷した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるクバイナ丘一帯などを砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にある第46中隊基地一帯を砲撃し、シリア軍兵士1人が死亡した。

AFP, November 11, 2023、ANHA, November 11, 2023、‘Inab Baladi, November 11, 2023、Reuters, November 11, 2023、RIA Novosti, November 11, 2023、SANA, November 11, 2023、SOHR, November 11, 2023などをもとに作成。

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アラブ・イスラーム臨時首脳会談がサウジアラビアの首都リヤドで開催:アサド大統領も出席し、イスラエルとの政治的トラックを中止するよう呼びかける(2023年11月11日)

アラブ・イスラーム臨時首脳会談がサウジアラビアの首都リヤドで開催され、議長を務めるムハンマド・ビン・サルマーン皇太子(サルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ国王の代理)のほか、パレスチナのマフムード・アッバース大統領、イランのエブラーヒーム・ライスィー大統領、イラクのアブドゥッラティーフ・ラシード大統領、エジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領、ヨルダンのアブドゥッラー2世国王、クウェートのミシュアル・ジャービル・アフマド・スバーフ皇太子、レバノンのナジーブ・ミーカーティー首相、モーリタニアのムハンマド・ワラド・シャイフ・アフマド・ガズワーニー大統領、リビアのムハンマド・ユーヌス・ミンフィー大統領評議会議長、バーレーンのサルマーン・ビンハマド・アール・ハリーファ皇太子、オマーンのバドル・ビン・ハマド・ブーサイーディー外務大臣、ジプチのウマル・ジーリー大統領、コモロ諸島のウスマーン・ガザーリー大統領、タジキスタンのエモマリ・ラフモン大統領、インドネシアのジョコ・ウィドド大統領、アラブ連盟のアフマド・アブー・ガイト事務総長、イスラーム協力機構(OIC)のフサイン・イブラーヒーム・ターハー事務総長、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のフィリップ・ラッザリーニ代表らが出席、発言を行った。

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アサド大統領も会談に出席し、以下の通り発言した。

ガザが大義だったことなど一度もない。パレスチナこそが大義であり、ガザはその本質を体現し、人々の苦しみを明白に表現しているだけだ。

同地を個別に語れば、羅針盤を失うことになる。なぜなら、それは全体の一部であり、文脈のなかで一地位を占めているに過ぎないからだ。同地に対する最近の攻撃は、75年にわたるシオニストの犯罪にまで遡る長い文脈のなかの一出来事に過ぎない。32年にわたり、和平が失敗し、唯一の反駁し得ない絶対的な結果とは、(シオニスト)政体がより攻撃的になり、パレスチナ情勢がより不当で抑圧的で悲惨なものになったことである。

パレスチナにおいても、ゴランにおいても、土地も権利も戻っていない。この状況は、アラブ人の柔和さが増すほど、シオニストの凶暴性が増し、我々が差し伸べる手が多ければ多いほど、アラブ人に対する虐殺が増えるという政治方程式を生み出した。

この非常に明白な方程式に照らし合わせれば、ガザへの侵略を、以前のパレスチナ人に対するシオニストの大虐殺の文脈、そしてその後に続くであろうこの文脈から切り離して検討することなどできるはずもない。

この非常に明白な方程式に照らし合わせれば、現在進行中の犯罪と、パレスチナの大義をめぐって断片的かつ部分的に繰り返される出来事に対する、アラブ諸国、そしてイスラーム諸国としての対処のありようとを切り離すことはできない。我々がこれまでと同じ方法で、今回のガザへの侵攻に対処し続けることは、(パレスチナ)人民が絶滅し、大義が消滅するまで、虐殺が行われるため道を切り開くことを意味する。

今日の我々の首脳会談にとっての緊急事態は、侵略でも殺人でもない。どちらも現在進行中であり、どちらも(シオニスト)政体に固有かつ特徴的なものだからだ。しかし、緊急事態とは、シオニズムがこれまで以上に野蛮性を増していることであり、それは、人道的にも、政治的にも、最低限の、しかし前例のない規模の責任、さらには我々の地域の国家安全保障を我々に課している。

人道的見地からすれば、即時援助であれ、後で必要なインフラの再建であれ、最低限必要な生活を取り戻すため、我々が大きな義務を有していることに異論の余地はないだろう。だが、我々は、殺戮と援助という悪循環、虐殺、援助、攻撃、そして声明発表という悪循環を繰り返すだけなのだろうか。 最も重要な問いは、パレスチナ人が我々から何を必要としているのかということだ。我々からの人道援助を必要としているのか、それともパレスチナに対する今後の大量虐殺からの保護を我々に求めているのだろうか? ここに我々の役割があり、私たちの政治活動が隠されている。だが、我々に圧力をかけるための真のツールがないのであれば、我々がとっている行動や演説は何の意味もありません。我々が持っている最低限のものは、修辞ではなく、実際の政治的手段だ。そのなかで最も重要なのは、シオニスト政体とのあらゆる政治的トラック(交渉)、そしてその中に含まれる経済的な問題、あるいはそれ以外の問題を停止することだ。シオニストへの(政治的トラックの)再開を条件として、パレスチナ全土におけるすべてのパレスチナ人に対する犯罪を、一時的ではなく、即時かつ持続的に停止すること、さらにはガザ地区への即時人道支援の輸送を認めさせることに(シオニスト)政体を遵守させるべきだ。

二国間協議、和平プロセスの開始やその他の細目や権利は重要だが、この緊急事態においては優先事項ではない。たとえ、二国間協議を行っても結実せず、成果も上がらないことはわかっている。なぜなら、パートナーも、ス​​ポンサーも、原則も、法も存在しないからだ。権利を回復することは不可能だ。今日の西側のように、犯罪者が裁判官になり、泥棒が裁判官になっているからだ。

兄弟よ。我々の意志によってのみなのだ。我々が、西側諸国や国際機関、その他の人々にその責任を負うよう求めても、彼らは、諸国民を抑圧・略奪する歴史的な植民地主義以外の責任は負わない。我々の意志によってのみ、そしてパレスチナの抵抗運動がもたらした新たな現実をめぐる我々の国における圧倒的な世論によってのみ、我々は(圧力をかけるための真の)ツールを持つことができる。それを駆使しよう。そして、それを利用して、何十年も閉ざされてきた政治の扉を開こう。そして、この扉から入り、方程式を書き換え、パレスチナで昇天した尊い魂に、我々が過去にできなかったこと、そして現在と将来に達成しなければならないことを達成するための代価としよう。

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会談は、イスラエルによるガザ地区への攻撃の即時停止と封鎖解除、支援物資の緊急受け入れを求めるとともに、国連安保理に対して攻撃停止を義務づけるため、拘束力のある断固たる決議の採択を呼び掛ける決議を採択して閉幕した。

会談後の共同記者会見の場で、サウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハーン外務大臣が読み上げた。

共同記者会見には、アラブ連盟のアブー・ガイト事務総長、OICのターハー事務総長らが同席、イスラエルによる戦争犯罪、非人道的な虐殺行為を厳しく非難した。

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アサド大統領はまた、イラクのラシード大統領、エジプトのスィースィー大統領、イランのライスィー大統領、モーリタニアのガズワーニー大統領と個別に会談し、ガザ情勢への対応について意見を交わした。

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SANA(11月11日付)が伝えた。

AFP, November 11, 2023、ANHA, November 11, 2023、‘Inab Baladi, November 11, 2023、Reuters, November 11, 2023、SANA, November 11, 2023、SOHR, November 11, 2023などをもとに作成。

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