YPG主体のシリア民主軍はハサカ県南西部、アレッポ県北西部でダーイシュ、ヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動と交戦(2016年3月27日)

ハサカ県では、ARA News(3月27日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がシャッダーディー市南西部のアブー・ファース村一帯からダーイシュ(イスラーム国)を放逐、同地を制圧した。

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アレッポ県では、ARA News(3月27日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線とシャー見自由人イスラーム運動は、西クルディスタン移行期民政局の拠点都市アフリーン市郊外のバーシャムラ村を砲撃した。

AFP, March 27, 2016、AP, March 27, 2016、ARA News, March 27, 2016、Champress, March 27, 2016、al-Hayat, March 28, 2016、Iraqi News, March 27, 2016、Kull-na Shuraka’, March 27, 2016、al-Mada Press, March 27, 2016、Naharnet, March 27, 2016、NNA, March 27, 2016、Reuters, March 27, 2016、SANA, March 27, 2016、UPI, March 27, 2016などをもとに作成。

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「穏健な反体制派」、ヌスラ戦線などからなる反体制派はアレッポ県北部、ダマスカス郊外県でダーイシュと交戦(2016年3月27日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、県北西部のトゥーカトリー村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と反体制武装集団が交戦するなか、ジャカー村一帯を戦闘機(所属明示せず)が空爆した。

ARA News(3月27日付)によると、ダーイシュはトゥーカトリー村を制圧したという。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団がジャラージール町郊外の無人地帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, March 27, 2016、AP, March 27, 2016、ARA News, March 27, 2016、Champress, March 27, 2016、al-Hayat, March 28, 2016、Iraqi News, March 27, 2016、Kull-na Shuraka’, March 27, 2016、al-Mada Press, March 27, 2016、Naharnet, March 27, 2016、NNA, March 27, 2016、Reuters, March 27, 2016、SANA, March 27, 2016、UPI, March 27, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はイドリブ県、ダマスカス郊外県、アレッポ県でジハード主義武装集団と交戦を続ける(2016年3月27日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がアブー・ズフール町一帯を空爆した。

また、クッルナー・シュラカー(3月27日付)によると、バーブ・ハワー国境通行所に近いサルマダー市の入り口で車に仕掛けられた爆弾が爆発し、住民1人が死亡した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハラスター市車輌管理局一帯を攻撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サナマイン市でジハード主義武装集団戦闘員3人が地雷に触れ爆死した。

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アレッポ県では、ARA News(3月27日付)によると、シリア軍がアレッポ市南部のタッル・マンムー村、バーニス村のジハード主義武装集団拠点を攻撃した。

AFP, March 27, 2016、AP, March 27, 2016、ARA News, March 27, 2016、Champress, March 27, 2016、al-Hayat, March 28, 2016、Iraqi News, March 27, 2016、Kull-na Shuraka’, March 27, 2016、al-Mada Press, March 27, 2016、Naharnet, March 27, 2016、NNA, March 27, 2016、Reuters, March 27, 2016、SANA, March 27, 2016、UPI, March 27, 2016などをもとに作成。

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ブスラー・シャーム市を支配下に置く反体制派は同市解放1周年の祝典をUNESCO世界文化遺産の円形劇場で開催(2016年3月26日)

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(3月26日付)によると、UNESCO世界文化遺産の円形劇場を擁するブスラー・シャーム市で、「革命部隊」による同市解放1周年を祝う祝典が行われ、住民らが参加した。 

Kull-na Shuraka', March 26, 2016
Kull-na Shuraka’, March 26, 2016
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ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(3月26日付)によると、反体制武装集団がバーラー村郊外の農村地帯をシリア軍と交戦の末に奪還した。

AFP, March 26, 2016、AP, March 26, 2016、ARA News, March 26, 2016、Champress, March 26, 2016、al-Hayat, March 27, 2016、Iraqi News, March 26, 2016、Kull-na Shuraka’, March 26, 2016、al-Mada Press, March 26, 2016、Naharnet, March 26, 2016、NNA, March 26, 2016、Reuters, March 26, 2016、SANA, March 26, 2016、UPI, March 26, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はUNESCO世界文化遺産パルミラ遺跡を擁するタドムル市内に突入し市内の3分の1を制圧、ダーイシュは敗走(2016年3月26日)

ヒムス県では、SANA(3月26日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともにタドムル市内に突入し、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦、定年退職者(ムタカーイディーン)用住宅地区、アーミリーヤ地区、ジャムイヤート・ガルビーヤ地区を制圧、ダーイシュの最終防衛線を突破し、西部地区、北部地区に進軍を続けた。

シリア人権監視団によると、タドムル市に対する攻撃は26日正午頃に激化、シリア軍、国防隊、シリア人・アラブ系・アジア系の民兵がロシア軍顧問とともに、同市の北部、北西部、南部、南西部でダーイシュと交戦、ダーイシュはスフナ氏方面およびタドムル市東部方面に撤退していったという。

これにより、シリア軍はタドムル市の3分の1近くを制圧したという。

一方、現地消息筋によると、25日にシリア軍がダーイシュから奪還したタドムル城砦は、城砦の階段などが完全に破壊されるなど大きな損傷を受けていることが確認された。

しかし、シリア文化省のマアムーン・アブドゥルカリーム遺跡博物館局長によると、損傷は城砦の構造そのものには至っておらず、タドムル市の治安と安全が回復するのを待って、修復チームを派遣する予定だという。

SANA, March 26, 2016
SANA, March 26, 2016
SANA, March 26, 2016
SANA, March 26, 2016

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ハマー県では、SANA(3月26日付)によると、シリア軍がアカーリブ村でダーイシュ(イスラーム国)に対する特殊作戦を実施し、アカーリブ・ダム西方の拠点などを制圧した。

AFP, March 26, 2016、AP, March 26, 2016、ARA News, March 26, 2016、Champress, March 26, 2016、al-Hayat, March 27, 2016、Iraqi News, March 26, 2016、Kull-na Shuraka’, March 26, 2016、al-Mada Press, March 26, 2016、Naharnet, March 26, 2016、NNA, March 26, 2016、Reuters, March 26, 2016、SANA, March 26, 2016、UPI, March 26, 2016などをもとに作成。

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ロシア国防省は25日の停戦違反件数を9件と発表(2016年3月26日)

ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、3月25日に9件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反の内訳はアレッポ県3件、ダマスカス郊外県2件、ラタキア県2件、ヒムス県2件。

AFP, March 26, 2016、AP, March 26, 2016、ARA News, March 26, 2016、Champress, March 26, 2016、al-Hayat, March 27, 2016、Iraqi News, March 26, 2016、Kull-na Shuraka’, March 26, 2016、al-Mada Press, March 26, 2016、Naharnet, March 26, 2016、NNA, March 26, 2016、Reuters, March 26, 2016、SANA, March 26, 2016、UPI, March 26, 2016などをもとに作成。

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アレッポ県でヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動がシリア軍を攻撃(2016年3月25日)

アレッポ県では、SANA(3月25日付)によると、アレッポ市シャイフ・マクスード地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が着弾し、住民4人が死亡、20人が負傷した。

また、ARA News(3月25日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線とシャーム自由人イスラーム運動がアレッポ市南部のハルサ村のシリア軍拠点を攻撃した。

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イドリブ県では、ARA News(3月25日付)によると、シリア軍がアリーハー市、ビンニシュ市を空爆し、住民5人が死亡、14人が負傷した。


AFP, March 25, 2016、AP, March 25, 2016、ARA News, March 25, 2016、Champress, March 25, 2016、al-Hayat, March 26, 2016、Iraqi News, March 25, 2016、Kull-na Shuraka’, March 25, 2016、al-Mada Press, March 25, 2016、Naharnet, March 25, 2016、NNA, March 25, 2016、Reuters, March 25, 2016、SANA, March 25, 2016、UPI, March 25, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はヒムス県タドムル市内のUNESCO世界文化遺産パルミラ遺跡の一つタドムル城砦をダーイシュから奪還(2016年3月25日)

ヒムス県では、SANA(3月25日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団の支援を受け、タドムル市のタドムル城砦からダーイシュ(イスラーム国)を掃討、同地を完全制圧した。

SANA, March 25, 2016
SANA, March 25, 2016

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クッルナー・シュラカー(3月26日付)などによると、タドムル市での戦闘で、シリア軍司令官のシャブアーン・アウジャー准将が戦死した。

AFP, March 25, 2016、AP, March 25, 2016、ARA News, March 25, 2016、Champress, March 25, 2016、al-Hayat, March 26, 2016、Iraqi News, March 25, 2016、Kull-na Shuraka’, March 25, 2016、Mary 26, 2016、al-Mada Press, March 25, 2016、Naharnet, March 25, 2016、NNA, March 25, 2016、Reuters, March 25, 2016、SANA, March 25, 2016、UPI, March 25, 2016などをもとに作成。

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ロシア国防省は24日の停戦違反件数を7件と発表(2016年3月25日)

ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、3月24日に7件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反の内訳はアレッポ県5件、ラタキア県2件。

AFP, March 25, 2016、AP, March 25, 2016、ARA News, March 25, 2016、Champress, March 25, 2016、al-Hayat, March 26, 2016、Iraqi News, March 25, 2016、Kull-na Shuraka’, March 25, 2016、al-Mada Press, March 25, 2016、Naharnet, March 25, 2016、NNA, March 25, 2016、Reuters, March 25, 2016、SANA, March 25, 2016、UPI, March 25, 2016などをもとに作成。

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マアッラト・ヌウマーン市(イドリブ県)で、反ヌスラ戦線デモと親ヌスラ戦線デモが発生、アレッポ県各所では反アサド、反ヌスラ戦線のデモが発生するなか、ヌスラ戦線は住民との連帯を強調(2016年3月25日)

イドリブ県では、ARA News(3月25日付)によると、マアッラト・ヌウマーン市で金曜午後の礼拝後、住民がシャームの民のヌスラ戦線に反対するデモを行った。

デモは11日間連続して行われたという。

これに対して、ヌスラ戦線の支持者も市内で発生し、「イスラーム的シリア」への支持を表明した。

Kull-na Shuraka', March 25, 2016
Kull-na Shuraka’, March 25, 2016

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アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(3月25日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線がアターリブ市内各所に住民との連帯の表明するポスターや旗を貼った。

Kull-na Shuraka', March 25, 2016
Kull-na Shuraka’, March 25, 2016
Kull-na Shuraka', March 25, 2016
Kull-na Shuraka’, March 25, 2016

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アレッポ県では、ARA News(3月25日付)によると、アレッポ市ハラク地区、サーフール地区、シャッアール地区、ブスターン・カスル地区、アナダーン市、カフルハムラ村、マアーッラト・アルティーク村、ダーラト・イッザ市で、「アサドはテロ製造工場」と銘打ったデモが呼び掛けられ、金曜礼拝後に住民らが参加した。

デモではまた、イドリブ県マアッラト・ヌウマーン市から第13師団を掃討したシャームの民のヌスラ戦線の姿勢への批判が行われたという。

ARA News, March 25, 2016
ARA News, March 25, 2016

AFP, March 25, 2016、AP, March 25, 2016、ARA News, March 25, 2016、Champress, March 25, 2016、al-Hayat, March 26, 2016、Iraqi News, March 25, 2016、Kull-na Shuraka’, March 25, 2016、al-Mada Press, March 25, 2016、Naharnet, March 25, 2016、NNA, March 25, 2016、Reuters, March 25, 2016、SANA, March 25, 2016、UPI, March 25, 2016などをもとに作成。

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アサド大統領「ロジャヴァ・北シリア民主連邦樹立宣言は幻想で何の価値もない」(2016年3月25日)

『アフバール』(3月25日付)は、アサド大統領が「ロジャヴァ・北シリア民主連邦」樹立宣言に関して「幻想で何の価値もない」と述べた、と伝えた。

同紙によると、3月19日と20日にシリアの首都ダマスカスで開催された国際会議「抵抗(レジスタンス)選択支援アラブ・イスラーム会合:米シオニスト・タクフィールの攻撃に対抗する民族(ウンマ)」の出席者との懇談のなかで、アサド大統領は以下のように述べたという。

「テロの前には、テロとの戦いと勝利以外にはない。真の賭けとは、テロ組織との戦いで軍事的な決着をつけること、和解の論理を強化することだ。政体、その仕組みや形態、そしてその未来はシリア人だけが決める問題だ…。テロに対する勝利が、政治的解決への道を切り開く」。

「我々は政治的解決を信じている。しかし、この解決には、政策決定能力のある人々との対話が必要だ。カタール、トルコ、サウジアラビアによって牛耳られている反体制派には政策案がない。彼らはあらゆることで互いの意見が異なっている。だからこれらの反体制派との対話は無駄だ。彼らとの解決に賭けることはしない。我々は現在、こうした反体制派の「主人」との調整を行っているスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表と協議している。実質的な交渉はデミストゥラ氏と行っている」。

「真の解決策とは、テロ組織との戦いにおける取り組みを統合し、和解の論理を強化することのなかにある。テロとの対話はあり得ない。テロを軍事的に根絶することなくして解決策はない。その証拠に、これらのテロリストとの戦いは依然として続いている」。

「ロシアのヴラジミール・プーチン大統領は歴史的な指導者であり、真の同盟者だ。我々は彼を大いに信頼している…。彼は軍事、政治において巧みに事態に対処してきた…。ロシア軍の撤退…、より正確に言うのであれば削減は、以前から調整されていた…。我が軍への軍事支援は最高レベルのものであり、空爆にかかる調整は依然として継続中だ」。

「我々が守っているシリアの砂粒一つをとってみても、それはシリア国民の財産なのだ。シリア分割を検討することはないし、その可能性、そしてその機会もない。(「ロジャヴァ・北シリア民主連邦」樹立宣言は)幻想であり、何の価値もない。一部のクルド人幹部の願望に関して言うと、彼らは幻想を抱いているだけか、シリアのクルド人の歴史的ありようの実態を知らないのだ…。シリアに対する外国の陰謀が頓挫したことを受け、米国とその同盟国はクルド問題に投資を試みたが、成功しないだろう…。連邦制が樹立宣言された地域においてさえ、クルド人は全体の23%しかいない。それゆえ連邦制は幻想なのだ」。

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しかし、大統領府は25日に声明を出し、『アフバール』(3月25日付)が報じた発言内容を否定した。

『アフバール』紙は親シリア政府系の新聞として知られている。
al-Akhbar, March 25, 2016、SANA, March 25, 2016をもとに作成。

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第2期人民議会選挙:バアス党は立候補者リスト「進歩国民戦線リスト」を発表(2016年3月24日)

バアス党シリア地域指導部は、4月13日に投票が予定されている第2期人民議会選挙の立候補者リスト「挙国一致リスト」を発表した。

「挙国一致リスト」の各選挙区の立候補者は以下の通り:

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ダマスカス県選挙区

A部門(労働者・農民代表)

ムナー・アフマド・スッカル
アーティフ・ムハンマド・ザイバク
ムハンマド・イッザト・マズハル・アラビー・カーティビー
マハー・シャリーブー
アッバース・アブドゥルカリーム・スンドゥーク
アフド・サーリフ・カンジュ
無所属枠
無所属枠
無所属枠
無所属枠

B部門(その他の人民諸組織代表)

ムハンマド・ジハード・アディーブ・ラッハーム
アフマド・ナビール・クズバリー
ムハンマド・ハイル・アフマド・アッカーム
ムハンマド・バシール・ムスリム・シュルバジー
ハスィーブ・ナディーブ・タッハーン
ナビール・ムハンマド・トゥウマ
マーリー・シハーダ・ビータール
アーリフ・ムハンマド・ワファー・タウィール
アンマール・バクダーシュ
サミール・ジャミール・ハッジャール
無所属枠
無所属枠
無所属枠
無所属枠
無所属枠
無所属枠
無所属枠
無所属枠
無所属枠

ダマスカス郊外県選挙区

A部門(労働者・農民代表)

ジュールジーナー・ユーズフ・リズク
アリー・アブドゥルジャリール・シャイフ
ジャマール・アブドゥッラッザーク・カーディリー
ムワッファク・タウフィーク・ジュムア
イリヤース・ハビーブ・ムラード
アンマール・サラーフ・ヌムール
マージド・アリー・ハリーマ
ジャミール・ハリール・ジュッバジー
シハーダ・ハンムード・アブー・ハーミド
無所属枠

B部門(その他の人民諸組織代表)

ズィヤード・シャアバーン・スッカリー
アフマド・シャリーフ・ザイトゥーン
ウサーマ・アフマド・ムスタファー
ライムーン・サブラ・ハラール
ハムズィー・ムスタファー・シャーヒーン
ムハンマド・ハイル・スブヒー・サリユール
ジャミール・ワリード・ムラード
無所属枠
無所属枠

ダルアー県選挙区

A部門(労働者・農民代表)

ジャマール・ハサン・ズウビー
ナーイフ・ハミード・ターリブ・ハリーリー
ファウワーズ・アルシード・ジャワービラ
カマール・ナースィル・アイヤーシュ
無所属枠

B部門(その他の人民諸組織代表)

ファイサル・シャーキル・フーリー
ファウワーズ・フサイン・シャラア
ファーイザ・ハサン・アズバ
ハーリド・ムーサー・アッブード
無所属枠

クナイトラ県選挙区

A部門(労働者・農民代表)

リフアト・ユースフ・フサイン
アイマン・アーリフ・ハルーク
ワリード・アフマド・ダルウィーシュ

B部門(その他の人民諸組織代表)

ハーリド・ハズアル・ハズアル
ジャーンスィート・カーザーン

スワイダー県選挙区

A部門(労働者・農民代表)

イサーム・サーリフ・ナイーム
アーイダ・ウライジュ
ワウイド・ムハンマド・ナースィル
無所属枠

B部門(その他の人民諸組織代表)

ニダール・サイヤーフ・シャリーティー
無所属枠

ヒムス県選挙区

A部門(労働者・農民代表)

ミシュアル・ムハンマド・ハンムード
サージー・ユーヌス・トゥウマ
ファーディヤ・ユースフ・ディーブ
サナー・ニウマ・アブー・ザイド
ムハンマド・ハサン・ラアド
マアユーフ・ガスワーン・ズィヤーブ
ラナー・ラーイズ・スライマーン
ムハンマド・マアルーフ・アブドゥルワーリス・イトマーズ・スィバーイー
タウフィーク・アフマド・イスカンダル
ハザール・ファーイズ・ダクシュ
サーミー・カースィム・アミーン

B部門(その他の人民諸組織代表)

ジャマール・アフマド・ラービア
サーリフ・ムハンマド・マアルーフ
マフラーン・ムーサー・マーディー
ムハンマド・ニザール・ガーリブ・シャルフー
アフマド・カースィル・アリー
バッシャール・ナドラ・ヤーズジー
ジルジス・アズィーズ・シャンヌール
ムハンマド・ムハンマド・サリーム・スィバーイー
アブドゥズルアズィーズ・トゥラード・ムルヒム
バディーア・ブルハーン・ダルービー
フィラース・シャリーフ・サッルーム
ワーイル・アフマド・ムルヒム

ハマー県選挙区

A部門(労働者・農民代表)

サラーム・アブドゥルカーディル・サンカル
マーヒル・マフフード・カーワルマー

・カーワルマー
ガーダ・ムハンマド・イブラーヒーム
アブドゥルカリーム・アフマド・スィブスィビー
ファーディル・ムハンマド・ワルダ
マフムード・サーリフ・アブドゥッサラーム
ハーミド・マフムード・ハサン
ムハンマド・アッルーシュ・ジュガイリー
フサイン・ユースフ・アッバース
アブドゥッラフマーン・ユースフ・アズカーヒー
バディーア・マフムード・フサイン
アブドゥルカリーム・マアート・イスマーイール
ジャマール・マフムード・ユースフ

B部門(その他の人民諸組織代表)

アイマン・ムハンマド・マランディー
マフムード・アブドゥルハミード・ジューフダール
ハドル・アッブード・サーリフ
アブドゥルカリーム・ウバイド・バーキール
ムハンマド・アフマド・アッジー
マーヒル・ジブル・ラッバード
マーズィン・アフマド・アッズーズ
ダウラート・サルマーン・ムルシド
ワッダーフ・ムハンマド・ムフリス・ムラード

アレッポ市選挙区

A部門(労働者・農民代表)

ナハー・ムハンマド・ジャーナート
アミーラ・ジュールジュ・スタイファーヌー
フサイン・ファウズィー・ファラフー
マフナド・ムハンマド・アリー・ハーッジ・アリー
ムハンマド・ラビーア・カルアジー
無所属枠
無所属枠

B部門(その他の人民諸組織代表)

ムハンマド・マーヒル・ムハンマド・マウキア
アブドゥルマジード・ムハンマド・アーディル・カワーキビー
サッルーム・ムハンマド・サッルーム
ムハンマド・ジャラール・アブドゥルガニー・ダルウィーシュ
マアン・イブラーヒーム・カンブール
ムスタファー・サアド・アラビー
ムハンマド・ヤフヤー・カアダーン
無所属枠
無所属枠
無所属枠
無所属枠
無所属枠
無所属枠

アレッポ県諸地域選挙区

A部門(労働者・農民代表)

フサイン・アフマド・ハッスーン
カースィム・ムハマド・ハサン
フサイン・ジャースィム・ハマド
アリー・アリー・アブドゥー・サットゥーフ
イード・ハリール・ハッラーウィー
ウマル・アフマド・アールーブ
ムハンマド・アブドゥッラー・ハズーリー
ファーディル・フサイン・カアダ
スハイル・ムスタファー・アブドゥッラー
ジャマーナ・アルマナーズィー・アブー・シャアル
アリー・アスワド・ザイダーン
ムハンマド・アッバース・ファウワーズ
無所属枠
無所属枠
無所属枠
無所属枠
無所属枠

B部門(その他の人民諸組織代表)

ウマル・マフムード・ハムドゥー
アブドゥッラッザーク・サーリフ・バラカート
アブドゥッラー・ハーッジー・ワルディー
アーラーン・ムハンマド・アブー・バクル
ファフド・ムハンマド・アミーン
ムハンマド・ハッジー・バトラーン
ナースィル・ムハンマド・カリーム
アリー・アリー・ムスタファー
マナール・シャイフ・アミーン
アフマド・アブドゥッサラーム・マルイー
無所属枠
無所属枠
無所属枠
無所属枠
無所属枠

イドリブ県選挙区

A部門(労働者・農民代表)

アブドゥルワーヒド・ラッズーク
アフマド・ハサン・ハラール
ファイサル・ムハンマド・マフムード
ザーヒル・ユースフィー
アフマド・カッバーニー
ハーリド・ハサン・ダーヒル
ギヤース・クタイニー
サミール・ムハンマド・イスマーイール
シーリーン・アブドゥルアズィーズ・ユースフ
ムハンマド・ターリク・ダアブール
ザクワーン・アースィー
ニダール・ハミーディー

B部門(その他の人民諸組織代表)

サフワーン・ムハンマド・クラビー
ファーティマ・フマイス
ジャマール・スライマーン・マストゥー
ヤフヤー・ハーッジ・アワド
ムハンマド・タラール・イブラーヒーム・アーティフ・フーリー
ムハンマド・フサイン・ラーギブ・フサイン

ラタキア県選挙区

A部門(労働者・農民代表)

ムハンマド・アブドゥッラー・アジール
アンマール・バッディーア・アサド
サミール・ハティーブ
バースィム・スライマーン・スーダーン
ズハイル・ラマダーン
イスカンダル・ルーカー・ハッダード
ムスタファー・ハイル・ビク
無所属枠
無所属枠

B部門(その他の人民諸組織代表)

ファイハー・タリーファ
アイハム・ナジュダト・ジュライクース
ニザール・アリー・アスカイフ
マーズィン・ハーティム・ウムラーン
サーミル・イスマーイール・シャイハー
サミール・サーミー・ヌサイル
無所属枠
無所属枠

タルトゥース県選挙区

A部門(労働者・農民代表)

バースィル・サルマーン・イーサー
トゥーニー・アズィーズ・ハンナー
ディーマー・アリー・スライマーン
ハーリド・ヤフヤー・ハドゥージュ
ヌーラ・スライマーン・ハサン
無所属枠

B部門(その他の人民諸組織代表)

ラーミー・ムハンマド・サーリフ
ハイルッディーン・アブドゥッサッタール・サイイド
ナースィル・イーサー・スライマーン
アイマン・アブドゥルカリーム・ビラール
サーイル・アリー・イブラーヒーム
イーナース・ムハンマド・ハイル・マルーヒー
無所属枠

ラッカ県選挙区

A部門(労働者・農民代表)

マハー・ムハンマド・ウジャイリー
ハーリド・ムハンマド・ダルウィーシュ
ムーサー・アスアド・イブラーヒーム
無所属枠

B部門(その他の人民諸組織代表)

アフマド・ムハンマド・マフムード・ダルウィーシュ
アブドゥルバースィト・ハマーダ・ウライウィー
無所属枠

ダイル・ザウル県選挙区

A部門(労働者・農民代表)

ブルハーン・アブドゥルワッハーブ
アブドゥッサラーム・ダフムーシュ
マアン・アッブード
ムハンマド・ハサーウィー
ハディーヤ・アッバース
イブラーヒーム・ダフーム・ダーイル
ムハンマド・アミーン・フサイン・ラジャー
ナジュム・スライマーン

B部門(その他の人民諸組織代表)

ハマーディー・ハッサーニー
ターハー・ハリーファ
サッターム・マジュハム・ダンダル
マフムード・ハサン・ハサン
ムハンマド・カースィム・ミシュアリー
ムハンナー・ファイサル・ファイヤード

ハサカ県選挙区

A部門(労働者・農民代表)

ハマード・アッブード・サウード
アドナーン・ムハンマド・スライマーン
アッブード・イーサー・シャウワーフ
ハサン・ハムザ・サッルーミー
ヌーラ・ヤアクーブ・ドゥッラ
マルール・ハサン・ハサン
無所属枠

B部門(その他の人民諸組織代表)

ハムーダ・ユースフ・サッバーグ
ハーリド・サタム・アティーヤ
リヤード・アリー・ターウーズ
アブド・ハナーン・ムハイミード
無所属枠
無所属枠

AFP, March 24, 2016、AP, March 24, 2016、ARA News, March 24, 2016、Champress, March 24, 2016、al-Hayat, March 25, 2016、Iraqi News, March 24, 2016、Kull-na Shuraka’, March 24, 2016、al-Mada Press, March 24, 2016、Naharnet, March 24, 2016、NNA, March 24, 2016、Reuters, March 24, 2016、SANA, March 24, 2016、UPI, March 24, 2016などをもとに作成。

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ケリー米国務長官はロシアのプーチン大統領、ラヴロフ外務大臣と会談し、シリア情勢などへの対応について協議(2016年3月24日)

ジョン・ケリー米国務長官はロシアを訪問し、セルゲイ・ラブロフ外務大臣と4時間にわたり会談、シリア情勢、ウクライナ情勢などへの対応について協議した。

ケリー国務長官はこの会談の後、ラブロフ外務大臣と大統領府(クレムリン)に向かい、ヴラジミール・プーチン大統領とも会談した。

ケリー国務長官は会談後、「重要なパートナーとの建設的対話だった」とツイッターに綴った。

ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官も会談に関して前向きなものだったと高く評価した。

会談では、8月末を目処に移行期を開始することなど、移行プロセスを加速させることが確認された。

AFP, March 24, 2016、AP, March 24, 2016、ARA News, March 24, 2016、Champress, March 24, 2016、al-Hayat, March 25, 2016、Iraqi News, March 24, 2016、Kull-na Shuraka’, March 24, 2016、al-Mada Press, March 24, 2016、Naharnet, March 24, 2016、NNA, March 24, 2016、Reuters, March 24, 2016、SANA, March 24, 2016、UPI, March 24, 2016などをもとに作成。

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ジュネーブ3会議第2ラウンド終了:デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は12項目からなる原則文書を作成し、当事者に回付(2016年3月24日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は、14日から再開されていたジュネーブ3会議(第2ラウンド)の最終日程の終了に合わせて記者会見を行い、そのなかで12項目からなる原則文書を作成したと発表した。

デミストゥラ特別代表によると「私が準備した文書は、シリア人どうしの対話の仲介者としての私の理解を示すもので、(対話を)導く諸原則からなっており、今後の段階に資するものだが、詳細には立ち入っていない」という。

デミストゥラ特別代表はまた、第3ラウンドに関して「我々自身が定めた日に次の対話ラウンドを始める。来月4月9日ないしは10日以降にはならない」と述べた。

SANA, March 23, 2016
SANA, March 23, 2016

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『ハヤート』(3月25日付)が入手した文書案において示された12項目の骨子は以下の通り:

1. シリアの主権、独立、統一の尊重。いかなる領土も譲歩せず…シリア国民は平和的な手段を通じて、占領下のゴラン高原回復に努める。
2. 国連憲章に則ったかたちでの主権平等の原則の尊重と内政不干渉。シリア人のみが実主的方法、そして投票箱を通じて自らの未来を決し、いかなる外国の干渉、圧力も受けない。
3. 市民権、政治的多元主義、シリア国民のすべての社会的要素の参加、法治主義の原則に基づいた民主的、非宗派主義的国家。
4. シリアの歴史、多元性、宗教的価値観の強化。個人や集団の報復行為への不寛容。いかなる社会集団に対する差別の拒否とその完全なる保護
5. 女性の役割の強化と、代議、国家機関、「意思決定プロセス」に占める女性の割合を30パーセントに維持すること。
6. 国連安保理決議第2254号に準じ、非宗派的で包括的な信頼の置ける統治の仕組みの構築、新憲法の起草計画・プロセスの策定、新憲法に基づく行政府の自由で公正な国連監視下の選挙を骨子とする政治移行を実行すること。
7. 移行期統治機関は、政治移行を行うための安定的な環境を提供し、政治家に平等に機会を付与し、選挙や公的生活のなかで自身を確立できるようにする。
8. 国家機関、公共福祉機関の改革の継続。国際基準、ガヴァナンス、人権の原則に準じたかたちでの公共・民間両機関の保護。移行期統治機関による汚職撲滅に向けた政策実施と人権の原則への準拠。
9. 国連安保理が指定するテロ組織、テロリストの拒否。テロ撲滅に向けた国内での取り組みと国際協調。テロへの武器、資金、教練、温床の提供を阻止するよう国際社会に呼びかけること。
10. 移行プロセスと新憲法を支持・支援する武装集団の武装解除とメンバーの吸収を通じて、強力、統一的、愛国的な軍隊の再編にシリア人は尽力すること。この軍は法律に則り、国境、国民を外的脅威から防衛することを義務とする。国家およびその機関が軍の再編後は武器を独占すること。外国はシリア領内に介入してはならないこと。
11. 国際社会の支援のもと難民の自発的な帰国を促すこと。恣意的逮捕者の釈放。失踪者の消息調査。
12. 紛争被害については、和平実現後、支援国会議を開き、経済制裁を解除すること。

なお、『ハヤート』によると、この文書は14日から24日にかけての第2ラウンドでのシリア政府、リヤド最高交渉委員会、そしてそのほかの反体制派の代表団との個別会談の結果を総合したもので、各当事者に回付されたという。 

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また、スーリーヤ・ネット(3月26日付)などによると、文書作成に際して、デミストゥラ特別代表は、アサド大統領の進退に関する文言を追加するよう求めたリヤド最高交渉委員会の要請を却下したという。

AFP, March 24, 2016、Alsouria.net, March 26, 2016、AP, March 24, 2016、ARA News, March 24, 2016、Champress, March 24, 2016、al-Hayat, March 25, 2016、Iraqi News, March 24, 2016、Kull-na Shuraka’, March 24, 2016、al-Mada Press, March 24, 2016、Naharnet, March 24, 2016、NNA, March 24, 2016、Reuters, March 24, 2016、SANA, March 24, 2016、UPI, March 24, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はアレッポ市北西部の反体制派支配地域に投降を呼び掛けるビラを散布(2016年3月24日)

アレッポ県では、ARA News(3月24日付)によると、シリア軍が県北西部のアナダーン市、ヤーキド・アダス村、カフルハムラ村一帯を戦闘機で空爆する一方、ヘリコプターから反体制武装集団に対して投降を呼び掛けるビラを散布した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がザブディーン村、バーラー村一帯を約30回にわたり空爆した。

AFP, March 24, 2016、AP, March 24, 2016、ARA News, March 24, 2016、Champress, March 24, 2016、al-Hayat, March 25, 2016、Iraqi News, March 24, 2016、Kull-na Shuraka’, March 24, 2016、al-Mada Press, March 24, 2016、Naharnet, March 24, 2016、NNA, March 24, 2016、Reuters, March 24, 2016、SANA, March 24, 2016、UPI, March 24, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はUNESCO世界文化遺産パルミラ遺跡を擁するダーイシュ支配下のタドムル市南西部入り口に到達(2016年3月24日)

ヒムス県では、SANA(3月24日付)によると、シリア軍部隊が人民防衛諸集団とともに、タドムル市西部一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、ワーディー・カブール、クスール山、カスル・クトリー山を制圧、また南西部のデデマン・ホテル(旧メリディアン・ホテル)、ズィラーア交差点にあるダーイシュの拠点を掌握し、タドムル市南西部入り口に到達した。

シリア軍はまた、タドムル城砦、Syriatel丘一帯のダーイシュ拠点などに対して集中的な攻撃を加えた。

さらにシリア軍はスフナ市一帯、タイバ村一帯でダーイシュの拠点に対して空爆を行った。

一方シリア人権監視団によると、シリア軍がデデマン・ホテルなどがあるホテル地区を制圧後、空爆・砲撃支援を受けた地上部隊がタドムル市内(南西部)に突入し、またタドムル城砦一帯でダーイシュと激しく交戦した。

この戦闘で、シリア軍兵士、国防隊隊員9人(うち1人は准将)が死亡、ダーイシュ側も40人以上が死亡したという。

なお、AFP(3月24日付)は、シリア軍消息筋の話として、タドムル市一帯では現在、二つの部隊がダーイシュと交戦中で、第1の部隊はタドムル市一帯の山岳・丘陵地帯の制圧を、第2の部隊(砂漠の鷹部隊)はタドムル市内の制圧を任務としている、という。

シリア人権監視団によると、ダーイシュは市内に地雷、爆弾などを敷設し、シリア軍との戦闘に備えているという。

しかしシリア軍筋によると、ダーイシュは撤退準備を始めているという。

SANA, March 24, 2016
SANA, March 24, 2016

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダイル・ザウル航空基地一帯でダーイシュと交戦した。

なお、ダーイシュ・ハイル州(ダイル・ザウル県のこと)広報局は、ダーイシュはダイル・ザウル市工業地区に進軍し、シリア軍兵士30人以上を殺害したと発表した。

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アレッポ県では、ARA News(3月24日付)によると、シリア軍がターディフ市一帯を空爆、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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スワイダー県では、SANA(3月24日付)によると、シリア軍がアシュハイブ丘一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, March 24, 2016、AP, March 24, 2016、ARA News, March 24, 2016、Champress, March 24, 2016、al-Hayat, March 25, 2016、Iraqi News, March 24, 2016、Kull-na Shuraka’, March 24, 2016、al-Mada Press, March 24, 2016、Naharnet, March 24, 2016、NNA, March 24, 2016、Reuters, March 24, 2016、SANA, March 24, 2016、UPI, March 24, 2016などをもとに作成。

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ロシア国防省はヒムス県タドムル市一帯での作戦でロシア軍特殊部隊士官1人が死亡したと発表(2016年3月24日)

ロシア国防省は、ヒムス県タドムル市一帯でのシリア・ロシア両軍によるダーイシュ(イスラーム国)掃討作戦に参加していたロシア軍特殊部隊の士官1人が戦死したと発表した。

この士官は、ダーイシュの重要拠点を偵察し、ロシア空軍に報告する任務を負っていたという。

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ロシア国防省はまた、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、3月23日に7件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反の内訳はアレッポ県5件、ラタキア県2件。

うちアレッポ市シャイフ・マクスード地区での停戦違反は、「穏健な反体制派」と目されるスルターン・ムラード旅団による砲撃、ラタキア県での停戦違反は、リヤド最高交渉委員会にも参加するアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動による砲撃だという。

AFP, March 24, 2016、AP, March 24, 2016、ARA News, March 24, 2016、Champress, March 24, 2016、al-Hayat, March 25, 2016、Iraqi News, March 24, 2016、Kull-na Shuraka’, March 24, 2016、al-Mada Press, March 24, 2016、Naharnet, March 24, 2016、NNA, March 24, 2016、Reuters, March 24, 2016、SANA, March 24, 2016、UPI, March 24, 2016などをもとに作成。

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シリア駐留ロシア空軍のドゥヴォルニコフ司令官「ロシア軍顧問はシリア軍だけでなく、シリアの愛国的勢力、クルド人勢力も教練している」(2016年3月23日)

シリア駐留ロシア空軍のアレクサンドル・ドゥヴォルニコフ司令官(上級大将)は「ロシア軍顧問はシリア軍を教練しているだけでなく、シリアの愛国的勢力、クルド人勢力も教練している」と述べ、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊に対しても支援を行っていることを認めた。

ARA News(3月24日付)が伝えた。

AFP, March 24, 2016、AP, March 24, 2016、ARA News, March 24, 2016、Champress, March 24, 2016、al-Hayat, March 25, 2016、Iraqi News, March 24, 2016、Kull-na Shuraka’, March 24, 2016、al-Mada Press, March 24, 2016、Naharnet, March 24, 2016、NNA, March 24, 2016、Reuters, March 24, 2016、SANA, March 24, 2016、UPI, March 24, 2016などをもとに作成。

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ハサカ県カーミシュリー市中心街の交差点で西クルディスタン移行期民政局交通警察がシリアの交通警察と口論の末に制圧(2016年3月23日)

ハサカ県では、ARA News(3月23日付)によると、西クルディスタン移行期民政局の交通警察(トラフィック)が、カーミシュリー市中心街のワフダ通り交差点でシリア政府の交通警察と口論となり、同地を制圧した。

AFP, March 23, 2016、AP, March 23, 2016、ARA News, March 23, 2016、Champress, March 23, 2016、al-Hayat, March 24, 2016、Iraqi News, March 23, 2016、Kull-na Shuraka’, March 23, 2016、al-Mada Press, March 23, 2016、Naharnet, March 23, 2016、NNA, March 23, 2016、Reuters, March 23, 2016、SANA, March 23, 2016、UPI, March 23, 2016などをもとに作成。

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シリア民主軍、「穏健な反体制派」はハサカ県、アレッポ県北部、ダルアー県でダーイシュおよびその協力者との戦闘を続ける(2016年3月23日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が県南部のタッル・アフマル村に突入、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)と「穏健な反体制派」がトルコ国境に近いタッル・バッタール村、アフマディーヤ村一帯で交戦した。

クッルナー・シュラカー(3月23日付)によると、この戦闘でダーイシュは両村を制圧した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャイフ・サアド村で、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うヤルムーク殉教者旅団を支援しているとされるイスラーム・ムサンナー運動とジハード主義武装集団が交戦した。

AFP, March 23, 2016、AP, March 23, 2016、ARA News, March 23, 2016、Champress, March 23, 2016、al-Hayat, March 24, 2016、Iraqi News, March 23, 2016、Kull-na Shuraka’, March 23, 2016、al-Mada Press, March 23, 2016、Naharnet, March 23, 2016、NNA, March 23, 2016、Reuters, March 23, 2016、SANA, March 23, 2016、UPI, March 23, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はダーイシュとの戦闘を続け、UNESCO世界文化遺産パルミラ遺跡を擁するタドムル市に迫る(2016年3月23日)

ヒムス県では、SANA(3月23日付)によると、シリア軍が「支援部隊」とともにタドムル市解放に向けてダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続け、同市西部約2キロの地点に位置する三角地帯と同市を見下ろすすべての丘陵地帯を制圧した。

AFP(3月23日付)はシリアの治安筋の話として、シリア軍はタドムル市800メートルの距離まで進軍したという。

シリア軍が制圧を完了した丘陵地帯には、タドムル城砦西方のタール山北部および西部の丘陵地帯も含まれるという。

シリア軍はまた、タドムル市・スフナ市街道、ワーディー・アブヤド・ダム一帯、シャーイル・ガス採掘所一帯、ウンム・サフリージュ村、カルヤタイン市一帯でダーイシュの拠点、車列を空爆した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、ヒヤール山を制圧し、タドムル市郊外南部、南西部の丘陵地帯でダーイシュの拠点に激しい空爆、砲撃を加えた。

空爆を行ったのは、シリア軍とロシア軍だと思われるという。

SANA, March 23, 2016
SANA, March 23, 2016


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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダイル・ザウル市内各所でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、戦闘機が空爆を行った。

一方、SANA(3月23日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市工業地区でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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ハマー県では、SANA(3月23日付)によると、シリア軍が県東部のアブー・フバイラート村、ウカイリバート町、アカシュ村、中カスタル村、ジュッブ・ライヤーン村、ジュルーフ村、ラウダ村、ラスム・アワービド村、ウンム・ジュッブ村、ラスム・ティーナ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

AFP, March 23, 2016、AP, March 23, 2016、ARA News, March 23, 2016、Champress, March 23, 2016、al-Hayat, March 24, 2016、Iraqi News, March 23, 2016、Kull-na Shuraka’, March 23, 2016、al-Mada Press, March 23, 2016、Naharnet, March 23, 2016、NNA, March 23, 2016、Reuters, March 23, 2016、SANA, March 23, 2016、UPI, March 23, 2016などをもとに作成。

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シリア駐留ロシア空軍のドゥヴォルニコフ司令官はロシア特殊部隊のシリア領内での活動を初めて認める(2016年3月23日)

シリア駐留ロシア空軍のアレクサンドル・ドゥヴォルニコフ司令官(上級大将)は、『ロシースカヤ・ガゼータ』(3月23日付)に対して、ロシア軍特殊部隊がシリア国内で活動していることを初めて認めた。

ドゥヴォルニコフ司令官によると、特殊部隊は、シリア領内での空爆のための偵察活動を主要な任務としているという。

また、このほかにも、ロシア軍顧問がシリア軍による作戦準備に参加しており、これによってシリア軍は一度に15の戦線で「テロリスト」に対する軍事作戦が可能となっていると付言した。

AP(3月23日付)などが伝えた。

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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、3月22日に5件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反の内訳はラタキア県4件、ヒムス県1件。

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また、ロシア国防省は、ヴラジミール・プーチン大統領によるシリア駐留ロシア空軍の主力部隊の撤退命令を受け、フマイミーム航空基地からロシア軍将兵160人をイリューシン76機で帰還させるとともに、N-124貨物機1機とMi-35攻撃ヘリコプター3機を帰還させたと発表した。

AFP, March 23, 2016、AP, March 23, 2016、ARA News, March 23, 2016、Champress, March 23, 2016、al-Hayat, March 24, 2016、Iraqi News, March 23, 2016、Kull-na Shuraka’, March 23, 2016、al-Mada Press, March 23, 2016、Naharnet, March 23, 2016、NNA, March 23, 2016、Reuters, March 23, 2016、SANA, March 23, 2016、UPI, March 23, 2016などをもとに作成。

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ジャアファリー国連シリア代表がモゲレーニEU外務・安全保障政策上級代表と異例の会談を行い、在ダマスカスEU諸国大使館の再開を要求(2016年3月23日)

バッシャール・ジャアファリー国連シリア代表は、ジュネーブ3会議出席のために訪問中のスイスの首都ジュネーブで、フェデリカ・モゲレーニEU外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長と会談し、シリアでの紛争解決に向けた政治プロセスなどについて意見を交わした。

シリア高官がEU高官と会談するのは、2011年末にEUがシリアへの経済制裁を発動して以降事実上初めて。

会談後、ジャアファリー国連シリア代表は記者団に対して「客観的な会談を行い…、信頼でき建設的だった」と述べた。

ジャアファリー国連シリア代表はまた、紛争の政治的解決に向けたシリア人どうしの対話を支持するとするEUの書簡を受け取ったことを明らかにした。

そのうえで、ブリュッセルでの同時自爆テロの翌日に会談が実現したことに関して「自爆テロ事件は欧州の人々の目を開かせ、テロとの戦いを最優先課題とするための行程を見直す必要を喚起した」と付言した。

ARA News(3月24日付)によると、この会談でジャアファリー国連シリア代表は、EU諸国の駐シリア大使館を再開するよう求めた。

AFP, March 23, 2016、AP, March 23, 2016、ARA News, March 23, 2016、Champress, March 23, 2016、al-Hayat, March 24, 2016、Iraqi News, March 23, 2016、Kull-na Shuraka’, March 23, 2016、al-Mada Press, March 23, 2016、Naharnet, March 23, 2016、NNA, March 23, 2016、Reuters, March 23, 2016、SANA, March 23, 2016、UPI, March 23, 2016などをもとに作成。

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ジュネーブ3会議:シリア政府、リヤド最高交渉委員会とデミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表との個別会談続く(2016年3月23日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は午前中、ジュネーブでシリア政府代表団と会談した。

会談後、シリア政府代表団の団長を務めるバッシャール・ジャアファリー国連シリア代表は、デミストゥラ特別代表から文書(29からなる質問状)を受け取ったことを明らかにし、同文書をシリアに持ち帰り、4月以降開催予定のジュネーブ3会議第3ラウンドまでに内容を検討すると述べた。

SANA(3月23日付)が伝えた。

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デミストゥラ特別代表はまた、同日午後、リヤド最高交渉委員会、「カイロ宣言グループ」の代表団らと個別に会談した。

リヤド最高交渉委員会のムハンマド・ムスタファー・アッルーシュ交渉責任者(イスラーム軍)は『ハヤート』(3月24日付)に対し、「真の政権以降を実現するため、全権を有する移行期統治機関を樹立する」ことを求めた文書を(22日)にデミストゥラ特別代表に提出したことを明らかにした。

AFP, March 23, 2016、AP, March 23, 2016、ARA News, March 23, 2016、Champress, March 23, 2016、al-Hayat, March 24, 2016、Iraqi News, March 23, 2016、Kull-na Shuraka’, March 23, 2016、al-Mada Press, March 23, 2016、Naharnet, March 23, 2016、NNA, March 23, 2016、Reuters, March 23, 2016、SANA, March 23, 2016、UPI, March 23, 2016などをもとに作成。

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シリア外務省「ブリュッセルでの同時自爆テロは、テロ組織を「穏健な反体制派」とみなし、テロを正当化する欧州の失策の結果」(2016年3月22日)

外務在外居住者省公式筋は、ベルギーの首都ブリュッセルで発生したダーイシュ(イスラーム国)によるとされる連続自爆テロに関して、SANA(3月22日付)に対して「シリア・アラブ共和国はブリュッセルで今朝発生したテロ行為を激しく非難する」とする一方、「一部のテロ組織を「穏健は反体制派」とみなして、テロを正当化した…(欧州の)誤った政策の結果だ」と指摘した。

AFP, March 22, 2016、AP, March 22, 2016、ARA News, March 22, 2016、Champress, March 22, 2016、al-Hayat, March 23, 2016、Iraqi News, March 22, 2016、Kull-na Shuraka’, March 22, 2016、al-Mada Press, March 22, 2016、Naharnet, March 22, 2016、NNA, March 22, 2016、Reuters, March 22, 2016、SANA, March 22, 2016、UPI, March 22, 2016などをもとに作成。

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「ロジャヴァ・北シリア民主連邦」樹立宣言を受け、シリア政府と西クルディスタン移行期民政局がカーミシュリー市(ハサカ県)で一触即発か?(2016年3月22日)

反体制派系サイトのクッルナー・シュラカー(3月22日付)と親政権系サイトのダマス・ポスト(3月22日付)などは、西クルディスタン移行期民政局や人民防衛隊を主導する民主統一党のイニシアチブのもとで「ロジャヴァ・北シリア民主連邦」樹立宣言が発表されたことを受け、ハサカ県、とりわけカーミシュリー市でシリア政府と西クルディスタン移行期民政局の間の緊張状態がにわかに高まっていると伝えた。

クッルナー・シュラカーによると、「ロジャヴァ・北シリア民主連邦」樹立宣言発表を受け、カーミシュリー市ではタイイ地区で、国防隊とアサーイシュの間の緊張状態が高まり、また人民防衛隊が市内各所に検問所を設置するなどして展開地域を拡大しているという。

また、ダマス・ポストによると、人民防衛隊は、カーミシュリー市内の主要道路に展開し、シリア軍・治安部隊の治安厳戒地区、ズーリー交差点(バースィル交差点)一帯の制圧を企図し、カーミシュリー空港にまで勢力を拡大しようとする動きを見せているという。

また、西クルディスタン移行期民政局側は、シリア政府関連の各機関に対して、72時間以内に退去し、すべての施設を明け渡すよう迫っているという。

これに対して、シリア政府側は、シリア軍増援部隊を派遣し、同部隊はカーミシュリー空港に到着、またダイル・ザウル航空基地からも別の増援部隊が派遣されたという。

また、事態に対処するため、ダルアー県シャイフ・マスキーン市での戦闘を指揮した士官を派遣したという。

AFP, March 22, 2016、AP, March 22, 2016、ARA News, March 22, 2016、Champress, March 22, 2016、DamasPost, March 22, 2016、al-Hayat, March 23, 2016、Iraqi News, March 22, 2016、Kull-na Shuraka’, March 22, 2016、al-Mada Press, March 22, 2016、Naharnet, March 22, 2016、NNA, March 22, 2016、Reuters, March 22, 2016、SANA, March 22, 2016、UPI, March 22, 2016などをもとに作成。

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リヤド最高交渉委員会は、シリア政府の「基本要素」に関する文書、デミストゥラ特別代表の29からなる質問状への回答を文書で提出(2016年3月22日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表はジュネーブでリヤド最高交渉委員会の代表団と会談した。

会談でリヤド最高交渉委員会の代表団は二つの文書を新たに提出した。

二つの文書のうちの第1の文書は、シリア政府が18日に提出していた「基本要素」に関する文書に対抗するかたちで提出されたもので、『ハヤート』(3月23日付)によると、「国家機関を維持したかたちでのその改革」、「愛国的でプロフェッショナルな国民軍の創設」などが要望されているという。

第2の文書は、18日にデミストゥラ特別代表がシリア政府、リヤド最高交渉委員会の双方に対して提出した29からなる質問状への回答で、移行期統治機関の構成については現政権と反体制派からなるとしたうえで、「シリア人の血で手を染めていない者は除外されない」と強調する一方、移行プロセスを移行期統治機関の発足をもって開始するべきだとしているという。

また移行期統治機関の役割については、新憲法起草の監督、選挙の準備、国家機関の活動の保証としつつも、「ジュネーブ合意に従い、全権を享受しつつも、国家を統治せず、新政治体制を準備する」と規定しているという。

AFP, March 22, 2016、AP, March 22, 2016、ARA News, March 22, 2016、Champress, March 22, 2016、al-Hayat, March 23, 2016、Iraqi News, March 22, 2016、Kull-na Shuraka’, March 22, 2016、al-Mada Press, March 22, 2016、Naharnet, March 22, 2016、NNA, March 22, 2016、Reuters, March 22, 2016、SANA, March 22, 2016、UPI, March 22, 2016などをもとに作成。

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シリア人権監視団は停戦発効以降の停戦対象地域での死者が530人に、非対象地域での死者が1,279人に達していると発表(2016年3月22日)

シリア人権監視団は、米・ロシアによる敵対行為停止合意が発効した2月27日以降、停戦対象地域で530人が、非対象地域で1,279人が死亡したと発表した。

米・ロシア両国は停戦発効にあたり、停戦対象地域を定めた地図を交わしているが、この地図は公開されておらず、シリア人権監視団がどの地域を停戦対象地域と認定し、どの地域を非対象地域としているかは不明。

AFP, March 22, 2016、AP, March 22, 2016、ARA News, March 22, 2016、Champress, March 22, 2016、al-Hayat, March 23, 2016、Iraqi News, March 22, 2016、Kull-na Shuraka’, March 22, 2016、al-Mada Press, March 22, 2016、Naharnet, March 22, 2016、NNA, March 22, 2016、Reuters, March 22, 2016、SANA, March 22, 2016、UPI, March 22, 2016などをもとに作成。

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リヤド最高交渉委員会に参加するアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動がハマー県でシリア軍を攻撃(2016年3月22日)

ハマー県では、クッルナー・シュラカー(3月22日付)によると、反体制武装集団がマアーン村のシリア軍拠点を攻撃し、兵士10人を殺害した。

ARA News(3月22日付)によると、攻撃を行ったのはシャーム自由人イスラーム運動、アジュナード・シャーム・イスラーム連合。

AFP, March 22, 2016、AP, March 22, 2016、ARA News, March 22, 2016、Champress, March 22, 2016、al-Hayat, March 23, 2016、Iraqi News, March 22, 2016、Kull-na Shuraka’, March 22, 2016、al-Mada Press, March 22, 2016、Naharnet, March 22, 2016、NNA, March 22, 2016、Reuters, March 22, 2016、SANA, March 22, 2016、UPI, March 22, 2016などをもとに作成。

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シリア軍がダーイシュとの交戦の末タドムル市近郊のヒヤール山を完全制圧する一方、米国の支援を受ける「新シリア軍」はタンフ国境通行所を掌握しているとあくまでも主張(2016年3月22日)

ヒムス県では、SANA(3月22日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともにダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、タドムル市にいたるヒヤール山を完全制圧した。

シリア軍はまた、タドムル市周辺、シャーイル街道交差点西部、カルヤタイン市でダーイシュ拠点を空爆した。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(3月22日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うヤルムーク殉教者旅団が、タスィール町でハーリド・サイフッラー旅団の司令官アブドゥッラフマーン・ザイン・アービディーン氏を捕捉し、処刑した。

一方、SANA(3月22日付)によると、シリア軍がハッラーブ・シャフム村でダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うヤルムーク殉教者旅団の拠点を攻撃した。

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米国の教練を受け発足した「新シリア軍」はビデオ声明(https://youtu.be/W0PRvH8-MAs)を出し、ヒムス県のイラク国境地帯に位置するタンフ国境通行所に進攻してきたダーイシュ(イスラーム国)を撃退したと発表した。

「新シリア軍」によると、タンフ国境通行所は、「新シリア軍」の制圧下にあるのだという。

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