シリア軍がアレッポ県サフィーラ市に進攻したダーイシュ(イスラーム国)を撃退(2015年10月28日)

アレッポ県では、SANA(10月28日付)によると、サフィール市一帯(ウンム・ジャナーイン村、サフィール市郊外農場地帯)に進攻(27日)したダーイシュ(イスラーム国)戦闘員数十人をシリア軍が殲滅した。

戦闘員のほとんどは外国人で、SNN(10月28日付)によると、シリア軍は、サフィール市に侵入したダーイシュ戦闘員を殲滅、撃退し、同市を再び完全制圧した。

シリア軍はまた、航空士官学校一帯、ハナースィル市・イスリヤー村街道一帯、ジュッブ・アフマル村、ウンム・アルキーラ村でダーイシュと交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ハマー県では、SANA(10月28日付)によると、シリア軍がハナースィル市・イスリヤー村街道沿いのティバーラト・サハーナ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ハサカ県では、ARA News(10月28日付)によると、フール町一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)と西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が交戦した。

AFP, October 28, 2015、AP, October 28, 2015、ARA News, October 28, 2015、Champress, October 28, 2015、al-Hayat, October 29, 2015、Iraqi News, October 28, 2015、Kull-na Shuraka’, October 28, 2015、al-Mada Press, October 28, 2015、Naharnet, October 28, 2015、NNA, October 28, 2015、Reuters, October 28, 2015、SANA, October 28, 2015、SNN, October 28, 2105、UPI, October 28, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロイター通信:米オバマ政権はシリアへの特殊部隊投入を検討か(2015年10月28日)

ロイター通信(10月28日付)は、米政府匿名高官2人の情報として、バラク・オバマ米政権が、ダーイシュ(イスラーム国)の掃討作戦で、少数の特殊部隊のシリアへの投入や、イラクへの攻撃ヘリコプターの派遣を検討している、と伝えた。

AFP, October 28, 2015、AP, October 28, 2015、ARA News, October 28, 2015、Champress, October 28, 2015、al-Hayat, October 29, 2015、Iraqi News, October 28, 2015、Kull-na Shuraka’, October 28, 2015、al-Mada Press, October 28, 2015、Naharnet, October 28, 2015、NNA, October 28, 2015、Reuters, October 28, 2015、SANA, October 28, 2015、UPI, October 28, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領はフランス議員使節団と会談:「フランスを含む多くの欧米諸国、中東地域諸国が依然としてテロを支援している」(2015年10月28日)

アサド大統領は、シリアを訪問したキリスト教民主党のジャン・フレデリック・ポワソン党首を団長フランス議員使節団と会談し、シリア情勢、とりわけ「テロとの戦い」への対応などについて意見を交わした。

SANA(10月28日付)によると、アサド大統領は会談で、世界規模で拡がるテロ行為や過激思想に対して協力して対処する必要を強調した。

また、フランスを含む多くの欧米諸国、中東地域諸国が依然としてテロを支援し、シリア国内でのテロ組織の活動を政治的に隠蔽しようとしていると指摘、フランス議会を筆頭とするフランスの様々な機関・組織が、こうしたフランスの政策を是正し、中東地域の安定に向けて行動するべきだと述べたという。

シリア国民の惨状について、アサド大統領は、その主因がテロであると強調した。

これに対して、フランス議員団は、「テロとの戦い」においてすべての国がさらなる努力を重ねることが肝要だとしたうえで、欧米諸国の政策を是正する必要があると答えたという。

SANA, October 28, 2015
SANA, October 28, 2015

 

AFP, October 28, 2015、AP, October 28, 2015、ARA News, October 28, 2015、Champress, October 28, 2015、al-Hayat, October 29, 2015、Iraqi News, October 28, 2015、Kull-na Shuraka’, October 28, 2015、al-Mada Press, October 28, 2015、Naharnet, October 28, 2015、NNA, October 28, 2015、Reuters, October 28, 2015、SANA, October 28, 2015、UPI, October 28, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダーイシュ(イスラーム国)はアレッポ市東部に位置するサフィーラ市のシリア軍拠点を奇襲(2015年10月27日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がアレッポ市内のシリア軍拠点に対して奇襲をかけた。

両者はサフィーラ市北東部やティヤーラ村一帯で激しく交戦したという。

またダーイシュが兵站路を遮断したハナースィル市・イスリヤー村街道一帯では、シリア軍、国防隊、クドス旅団がダーイシュとの戦闘を続けた。

このほか、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)は、重武装した車輌10台と戦闘員多数をラッカ県から、シリア軍との激戦が続くアレッポ県北西部に派遣したという。

一方、SANA(10月27日付)によると、シリア軍がクワイリス航空基地南部のシャイフ・アフマド村、ハナースィル市・イスリヤー村街道沿いのティバーラト・サハーナ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

他方、ARA News(10月27日付)によると、スィッリーン町一帯で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とダーイシュ(イスラーム国)が砲撃戦を行った。

また、ARA News(10月28日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がジャラーブルス市南部で西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊と交戦した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、イスリヤー村に通じる県東部のサラミーヤ市郊外に位置するシャイフ・ヒラール村一帯で、ダーイシュとシリア軍の戦闘が再び激化した。

一方、SANA(10月27日付)によると、シリア軍がシャイフ・ヒラール村、ラスム・ティーナ村、ラスム・アムーン村、タナーフジュ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ヒムス県では、SANA(10月27日付)によると、シリア軍がタドムル市西部郊外の柑橘農園、カルヤタイン市、ガズィーラ村、ウンム・サフリージュ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対して集中的な空爆を行い、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

スワイダー県では、SANA(10月27日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに、アシュハイブ丘でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダイル・ザウル県では、SANA(10月27日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市ハウィーカ地区でダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ハサカ県では、ARA News(10月27日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がタッル・ブラーク町、タッル・ハミース市の西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の拠点を砲撃した。

**

ラッカ県では、ARA News(10月28日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がアイン・イーサー市一帯で西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊と交戦した。

AFP, October 27, 2015、AP, October 27, 2015、ARA News, October 27, 2015、October 28, 2015、Champress, October 27, 2015、al-Hayat, October 28, 2015、Iraqi News, October 27, 2015、Kull-na Shuraka’, October 27, 2015、al-Mada Press, October 27, 2015、Naharnet, October 27, 2015、NNA, October 27, 2015、Reuters, October 27, 2015、SANA, October 27, 2015、UPI, October 27, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県、ハマー県で、シリア軍と反体制武装集団の戦闘続く(2015年10月27日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ジハード主義武装集団がムーリク市でシリア軍の車輌を米国製TOW対戦車ミサイルで破壊した。

またマアルカバ村一帯で、ジハード主義武装集団はシリア軍、国防隊と交戦した。

SNN(10月27日付)によると、ロシア軍戦闘機がラターミナ町を空爆し、住民10人が死亡した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属不明)がカフルナブル市、アーミリーヤ村を空爆した。

またロシア軍戦闘機がマアッル・シャマーリーン村東部各所を空爆した。

一方、SANA(10月27日付)によると、シリア軍がザーウィヤ山のマアッラーター村の反体制武装集団拠点を空爆し、シャームの民のヌスラ戦線、ジュンド・アクサー旅団の外国人戦闘員ら50人が死亡、車輌10輌が破壊された。

シリア軍はまた、スィンジャール町で反体制武装集団の車輌2台を破壊したほか、タマーニア町で特殊作戦を行い、複数の戦闘員を殲滅した。

さらに、カフルナブル市ではファトフ軍の拠点を攻撃、破壊した。

この他、イドリブ県では、ARA News(10月28日付)は、反体制武装集団がスカイク村を奪還したと伝えた。

**

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジュャバーター・ハシャブ村、ハミーディーヤ村一帯でジハード主義武装集団と交戦した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアンタル丘一帯(カフルシャムス町北部)、ダイル・アダス村、ヌアイマ村を空爆・攻撃した。

一方、SANA(10月27日付)によると、シリア軍がイズラア市上空を飛行する小型無人偵察機7機を撃墜した。

これらの偵察機はブスル・ハリール市、ないしはラジャート高原から発進したと思われるという。

シリア軍は10月11日にも同様の小型無人偵察機9機を撃墜しているという。

**

ダマスカス郊外県では、SANA(10月27日付)によると、シリア軍がアルバイン市南部、ミスラーバー市農場地帯、ハラスター市、ダーライヤー市でシャームの民のヌスラ戦線、イスラーム軍と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、シャームの剣旅団は、ジュダイダト・アルトゥーズ町に向かう街道沿いのカウカブ丘にある「闘争中隊」施設入り口で爆弾を仕掛けた車を爆発させ、兵士6人を殺害したと発表した。

**

ヒムス県では、SANA(10月27日付)によると、シリア軍が国防隊とともに、ティールマアッラ村、ジャワーリク村、ガントゥー市、ファルハーニーヤ村、ウンム・シャルシューフ村、タルビーサ市でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、クッルナー・シュラカー(10月27日付)によると、ロシア軍戦闘機がシリア軍戦闘機とともにタルビーサ市、サアン村、ティールマアッラ村、ガルナータ村、ガントゥー市を空爆した。

AFP, October 27, 2015、AP, October 27, 2015、ARA News, October 27, 2015、Champress, October 27, 2015、al-Hayat, October 28, 2015、Iraqi News, October 27, 2015、Kull-na Shuraka’, October 27, 2015、October 28, 2015、al-Mada Press, October 27, 2015、Naharnet, October 27, 2015、NNA, October 27, 2015、Reuters, October 27, 2015、SANA, October 27, 2015、SNN, October 27, 2015、UPI, October 27, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア大統領府声明:早期大統領選挙実施をめぐる報道に関して、テロ撲滅を優先すると強調(2015年10月27日)

シリア大統領府は声明を出し、「最近話題になっているアイデアやイニシアチブ、そしてシリア人が将来合意し得る問題に関して、アサド大統領はこれまでの演説やメディアのインタビューにおいて、再三にわたり、全土においてテロが根絶され、治安と安定が回復することなく、いかなるイニシアチブもアイデアも成功し得ないと明言している」と発表した。

この声明は、シリアを訪問していたロシア議員団が、26日のアサド大統領との会談後に、「アサド大統領は人民議会選挙と大統領選挙を任期終了前に前倒しで実施する用意がある」と発言したことを受けたもの。

AFP, October 27, 2015、AP, October 27, 2015、ARA News, October 27, 2015、Champress, October 27, 2015、al-Hayat, October 28, 2015、Iraqi News, October 27, 2015、Kull-na Shuraka’, October 27, 2015、al-Mada Press, October 27, 2015、Naharnet, October 27, 2015、NNA, October 27, 2015、Reuters, October 27, 2015、SANA, October 27, 2015、UPI, October 27, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシアのラブロフ外相「シリア政府との和平交渉を行う反体制派の統一代表団を発足させるため、エジプトと連絡を取り合っている」(2015年10月27日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、シリア政府との和平交渉を行う反体制派の統一代表団を発足させるため、エジプトと連絡を取り合っていることを明らかにした。

ラブロフ外務大臣は「モスクワで、反体制派と何度も会合を行ってきた。またカイロは反体制派のさまざまな代表者たちの会合を招致してきた。我々は、エジプトと連絡を取り続けており、こうした努力を通じて、より代表性の高い反体制派の代表団の発足をめざしている」と述べた。

ラブロフ外務大臣はまた、シリア国内でテロとの戦いを続ける「穏健な反体制派」と連絡経路確保に向けた努力を継続していると付言した。

一方、パリでのドイツ、英国、米国、サウジアラビア、トルコ、湾岸諸国、ヨルダンの外相会合については、「パリの会議については何も知らされていない…。誰も我々を招いていないし、会合の詳細も伝えられてはいない」と述べた。

『ハヤート』(10月29日付)が伝えた。

AFP, October 27, 2015、AP, October 27, 2015、ARA News, October 27, 2015、Champress, October 27, 2015、al-Hayat, October 28, 2015、Iraqi News, October 27, 2015、Kull-na Shuraka’, October 27, 2015、al-Mada Press, October 27, 2015、Naharnet, October 27, 2015、NNA, October 27, 2015、Reuters, October 27, 2015、SANA, October 27, 2015、UPI, October 27, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア大統領府報道官は、ウィーンでの米・ロシア・サウジアラビア・カタールの外相会合でロシアがアサド大統領の再出馬制限などを骨子とする和平案を提案したとの報道を否定(2015年10月27日)

ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、ロシアがウィーンでの米・ロシア・サウジアラビア・カタールの外相会談でアサド大統領の再出馬制限などを骨子とする和平案を提案したとする『シャルク・アウサト』の記事に関して、「この点の報道には通常はコメントしない。こうした情報の価値はゼロを超えるものではない」と述べ、強く否定した。

『シャルク・アウサト』(10月23日付)は、23日にオーストリアのウィーンで開催された米・ロシア・サウジアラビア・カタールの外相会談で、ロシアが、アサド大統領の再出馬制限などを骨子ととする和平案を提示した、と伝えていた。

中東調査会の「中東かわら版 No.109 シリア:紛争を巡る外交動向」(10月27日付、http://www.meij.or.jp/kawara/2015_109.html)がまとめたところによると、外相会談でのロシアの提案の内容は以下の通り:

1.各国の間でシリア領内での攻撃対象リストを共有する。紛争の政治解決を受け入れない武装勢力は攻撃対象とする。

2.政府軍と「自由シリア軍」との戦闘を全ての戦線で凍結する。

3.シリア政府、内外の反体制派、「自由シリア軍」を含む対話会議を開催する。対話では、以下の諸点について成果を得ることを想定する。

(1)恩赦
(2)全ての囚人の釈放
(3)議会選挙
(4)大統領選挙
(5)全当事者を代表する挙国一致政府の編成
(6)(レバノンの例に倣って)大統領の権限の複数を集合的政府に移譲するための憲法改正

4.ロシアのプーチン大統領は、アサド大統領が上記の選挙に立候補しないことを個人的に約束する。ただし、この約束は同大統領に近しい者やシリア政府の者が選挙に立候補することを妨げるものではない。

5.親政府の民兵を政府軍に統合した後、「自由シリア軍」の諸部隊を政府軍に統合する方策を見出す。

6.ロシアは、反体制派がアサド大統領や政府要人を将来訴追しないこと、彼らがシリアにとどまるか離れるかを選択することを受け入れるならば、恩赦が武装した者を含む内外の反体制派全てを含むことを約束する。

7.反体制派が政府の支配地域への封鎖を解除し、各国が反体制派への武器援助を凍結するならば、政府軍は各地の封鎖を解除する。

8.ロシアは安保理決議に基づいてシリア領内の軍事基地を維持する。

9.ロシアは、アサド大統領が軍やその他の武装部隊への統制を失うことを懸念し、同大統領が選挙に参加するか否かの問題を含む、合意の一部を非公開とすることを条件とする。

AFP, October 27, 2015、AP, October 27, 2015、ARA News, October 27, 2015、Champress, October 27, 2015、al-Hayat, October 28, 2015、Iraqi News, October 27, 2015、Kull-na Shuraka’, October 27, 2015、al-Mada Press, October 27, 2015、Naharnet, October 27, 2015、NNA, October 27, 2015、Reuters, October 27, 2015、SANA, October 27, 2015、al-Sharq al-Awsat, October 23, 2015、UPI, October 27, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領がオマーンのブン・アラウィー外相と会談(2015年10月26日)

オマーンのユースフ・ブン・アラウィー外務大臣がシリアを訪問し、ダマスカスでアサド大統領と会談し、両国関係やシリア国内での「テロとの戦い」への対応などについて意見を交わした。

ビン・アラウィー外務大臣はまた、ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣(兼副首相)とも会談し、シリア情勢の進捗や「テロとの戦い」への対応について意見を交わした。

SANA(10月26日付)が伝えた。

SANA, October 26, 2015
SANA, October 26, 2015

 

AFP, October 26, 2015、AP, October 26, 2015、ARA News, October 26, 2015、Champress, October 26, 2015、al-Hayat, October 27, 2015、Iraqi News, October 26, 2015、Kull-na Shuraka’, October 26, 2015、al-Mada Press, October 26, 2015、Naharnet, October 26, 2015、NNA, October 26, 2015、Reuters, October 26, 2015、SANA, October 26, 2015、UPI, October 26, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がアレッポ市東部などでダーイシュ(イスラーム国)への攻勢を続ける(2015年10月26日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、クワイリス航空基地一帯、ハナースィル市・イスリヤー村街道で、シリア軍、国防隊、クドス旅団がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続けた。

一方、SANA(10月26日付)によると、シリア軍がマフラサ村、ハルビーヤ村、ウンム・アルキーラ村、タッル・アフマル村、カッバースィーン村、バーブ市、シャイフ・アフマド村、ダイル・ハーフィル市、ハーン・トゥーマーン村、航空士官学校一帯、サフィール市東部、ナイラブ航空基地一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、サラミーヤ市郊外のシャイフ・ヒラール村一帯で、シリア軍、国防隊が、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、SANA(10月26日付)によると、シリア軍がイスリヤー村、ウカイリバート町、ジャニー・アルバーウィー村などでダーイシュ(イスラーム国)の車輌を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ヒムス県では、SANA(10月26日付)によると、シリア軍がカルヤタイン市、ラッフーム村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダイル・ザウル県では、SANA(10月26日付)によると、シリア軍が数日前に、ジャフラ村の軍拠点に対してダーイシュ(イスラーム国)が行おうとした自爆攻撃を阻止した。

ダイル・ザウル県では、ARA News(10月27日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がダイル・ザウル市で同性愛者の男性2人を処刑するとして、ビルから突き落として殺害した。

AFP, October 26, 2015、AP, October 26, 2015、ARA News, October 26, 2015、October 27, 2015、Champress, October 26, 2015、al-Hayat, October 27, 2015、Iraqi News, October 26, 2015、Kull-na Shuraka’, October 26, 2015、al-Mada Press, October 26, 2015、Naharnet, October 26, 2015、NNA, October 26, 2015、Reuters, October 26, 2015、SANA, October 26, 2015、UPI, October 26, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はアレッポ市南部、ラタキア県東部、ダマスカス郊外県東グータ地方の村・農場を制圧、支配地域を拡大(2015年10月26日)

アレッポ県では、シリア・アラブ軍報道官によると、シリア軍がアレッポ県アレッポ市南部の50カ村・農村(総面積120平方キロメートル以上)を制圧した。

またシリア軍が奪還したワディーヒー村、ハッダーディーン村では避難していた住民の帰宅が始まったという。

一方、シリア人権監視団によると、アレッポ市南部のハーン・トゥーマーン村一帯でシリア軍、国防隊が、ジハード主義武装集団と交戦した。

これに対して、ジハード主義武装集団は、シリア政府支配下のアレッポ市バーブ・ハラジュ地区を砲撃した。

SANA, October 26, 2015
SANA, October 26, 2015

**

ラタキア県では、シリア・アラブ軍報道官によると、県東部のジュッブ・アフマル村およびサルマー町一帯にいたる丘陵地帯を制圧した。

シリア軍はまた、サルマー町一帯、マギーリーヤ村、タルティヤーフ村、アックー村を集中的に空爆し、反体制武装集団の武器庫、司令拠点複数カ所を破壊した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア・アラブ軍報道官によると、ヌーラ村農場地帯、ハラスター市内でシリア軍が反体制武装集団の掃討を続け、東グータ地方内の支配地域を拡大した。

シリア軍はまたダーライヤー市での戦闘でアジュナード・シャーム・イスラーム連合戦闘員を殲滅したという。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍がドゥーマー市などで砲撃を行い、女性1人が死亡した。

**

ダルアー県では、SANA(10月26日付)によると、シリア軍がガーリヤ村方面からダルアー市発電所に進入しようとした反体制武装集団を撃退し、またダルアー市のダルアー・バラド地区、マハッタ地区一帯、アトマーン村などでシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍がハーッラ丘などを砲撃・空爆した。

**

ヒムス県では、SANA(10月26日付)によると、シリア軍がフーシュ・ザバーディー村、イッズッディーン村、クナイトラート村、タルビーサ市、サムアリール村一帯、アイン・ダナーニール村、サアン・アスワド村、ラスタン市、アーミリーヤ村、アイン・フサイン村、ラスタン・ダム一帯、ザアフラーナ村、ウンム・シャルシューフ村、ワアラ村、ハラーリーヤ村、ジャワーリク村などでシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はまた、ティールマアッラ村、ガントゥー市、タルビーサ市で反体制武装集団の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍がタルビーサ市、ガントゥー市、ヒムス市ワアル地区を砲撃し、子供1人を含む7人が死亡した。

**

ハマー県では、SANA(10月26日付)によると、シリア軍がラスム・ティーナ村、カフルズィーター市、ラターミナ町、ラトミーン村で反体制武装集団の拠点・車輌を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、シリア人権監視団によると、ガーブ平原のマンスーラ村郊外にある穀物サイロ一帯で、シリア軍、国防隊、アラブ系・アジア系民兵がジハード主義武装集団と交戦し、シリア軍兵士・戦闘員19人(うち8人がアフガン人で、ウズベク人反体制武装集団が捕捉し、処刑)が死亡した。

反体制武装集団側もウズベク人、トルクメン人戦闘員12人が死亡したという。

**

イドリブ県では、SANA(10月26日付)によると、シリア軍がタマーニア町、ハーン・シャイフーン市で反体制武装集団の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍がフワイン村・タマーニア町間の街道に対して集中的に攻撃を加えた。

シャームの民のヌスラ戦線に近いサウジアラビア人説教師のアブドゥッラー・ムハイスィニー氏(ジハード布教者センター代表)は、SNSを通じてメッセージを発信し、ジハードが個々人に課せられた義務(ファルド・アイン)だとしたうえで、女性にも戦闘への参加を呼びかけた。

**

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区各所をシリア軍が砲撃した。

クッルナー・シュラカー(10月26日付)は、複数の活動家の話として、この攻撃でシリア軍は毒ガスを装填した迫撃砲を使用し、戦闘員5人が呼吸困難などの症状を訴えたと伝えた。

AFP, October 26, 2015、AP, October 26, 2015、ARA News, October 26, 2015、Champress, October 26, 2015、al-Hayat, October 27, 2015、Iraqi News, October 26, 2015、Kull-na Shuraka’, October 26, 2015、October 27, 2015、al-Mada Press, October 26, 2015、Naharnet, October 26, 2015、NNA, October 26, 2015、Reuters, October 26, 2015、SANA, October 26, 2015、UPI, October 26, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシアのプーチン大統領がサウジのサルマーン国王と、ラブロフ外相がケリー米国務長官と電話会談(2015年10月26日)

ロシアのヴラジミール・プーチン大統領は、サウジアラビアのサルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ国王と電話会談を行い、シリア情勢などについて意見を交わした。

またセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、ジョン・ケリー米国務長官と電話会談を行い、同じくシリア情勢などについて意見を交わした。

『ハヤート』(10月27日付)などが伝えた。

AFP, October 26, 2015、AP, October 26, 2015、ARA News, October 26, 2015、Champress, October 26, 2015、al-Hayat, October 27, 2015、Iraqi News, October 26, 2015、Kull-na Shuraka’, October 26, 2015、al-Mada Press, October 26, 2015、Naharnet, October 26, 2015、NNA, October 26, 2015、Reuters, October 26, 2015、SANA, October 26, 2015、UPI, October 26, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

エジプトのスィースィー大統領がサウジのジュバイル外相と会談「シリアの将来を確定するにあたってシリア国民の意思を尊重すべき」(2015年10月25日)

カイロを訪問中のサウジアラビアのアーディル・ジュバイル外務大臣は25日晩、エジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領と会談した。

会談には、サーミフ・シュクリー外務大臣も同席した。

エジプト大統領府のアラー・ユースフ報道官によると、会談では、シリア情勢など中東域内のさまざまな問題についての協議がなされ、シリア情勢について、スィースィー大統領は、国際社会、地域社会との調整のもとに政治的に紛争を解決することが重要だと述べるとともに、領土保全、国家機関の維持、シリアの将来を確定するにあたってのシリア国民の意思尊重、そしてテロとの戦いへの支持を表明したという。

AFP, October 26, 2015、AP, October 26, 2015、ARA News, October 26, 2015、Champress, October 26, 2015、al-Hayat, October 27, 2015、Iraqi News, October 26, 2015、Kull-na Shuraka’, October 26, 2015、al-Mada Press, October 26, 2015、Naharnet, October 26, 2015、NNA, October 26, 2015、Reuters, October 26, 2015、SANA, October 26, 2015、UPI, October 26, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がイドリブ県、ハマー県、ラタキア県で反体制武装集団との戦闘を継続(2015年10月25日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ザーウィヤ山のアブディーター村で地雷が爆発し、住民4人(うち女性3人)が死亡した。

またシリア軍はナージヤ村、マアルカバ村を砲撃した。

一方、SANA(10月25日付)によると、シリア軍がサリーヤ村でファトフ軍の車列を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ファトフ軍などからなる反体制武装集団は、ヒルバト・ナークース村でシリア軍の車輌に対して、米国製TOW対戦車ミサイルで攻撃を加える一方、カフルヌブーダ町近郊のムガイル村検問所を砲撃した。

一方、SANA(10月25日付)によると、シリア軍がラターミナ町南部、ハミーマート村などで、イッズ大隊連合とジュンド・アクサー機構の拠点を破壊し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がサルマー町一帯、カスタル村を砲撃した。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がティールマアッラ村一帯の反体制武装集団拠点を攻撃した。

一方、SANA(10月25日付)によると、シリア軍がティールマアッラ村、アーミリーヤ村、アイン・フサイン村でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ドゥーマー市郊外の国際幹線道路沿い、ダーライヤー市を、シリア軍が「樽爆弾」16発などで空爆した。

一方、SANA(10月25日付)によると、シリア軍がアルナ村西部のハルブーン高地一帯でシャームの民のヌスラ戦線と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はまた、ダーライヤー市でアジュナード・シャーム・イスラーム連合と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊がジャウバル区でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

AFP, October 25, 2015、AP, October 25, 2015、ARA News, October 25, 2015、Champress, October 25, 2015、al-Hayat, October 26, 2015、Iraqi News, October 25, 2015、Kull-na Shuraka’, October 25, 2015、al-Mada Press, October 25, 2015、Naharnet, October 25, 2015、NNA, October 25, 2015、Reuters, October 25, 2015、SANA, October 25, 2015、UPI, October 25, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)がアレッポ県東部で激戦(2015年10月25日)

アレッポ県では、SANA(10月25日付)によると、シリア軍がアレッポ市東部のウンム・アルキーラ村、ズィーターン村、アレッポ市カルム・フーミド地区、タッル・ファーウーリー村、カルアジーヤ村、航空士官学校一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、シリア人権監視団によると、ハナースィル市とハマー県イスリヤー村を結ぶ街道一帯で、シリア軍、国防隊、クドス旅団(パレスチナ人)とダーイシュ(イスラーム国)の戦闘が続き、過去48時間での死者数は43人に達した。

シリア軍はハナースィル市・イスリヤー村間の兵站路を依然として奪われたままだという。

**

ハマー県では、シリア軍はタッル・ワースィト村、マンスーラ村、カストゥーン村を空爆、またロシア軍もカフルズィーター市一帯を空爆した。

一方、SANA(10月25日付)によると、シリア軍が県北部のアルファ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

スワイダー県では、SANA(10月25日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに、ヒルバト村、サアド・丘でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍がサアド丘を砲撃した。

**

ハサカ県では、ARA News(10月25日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がハサカ市郊外のアブドゥルアズィーズ山にある西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊を襲撃した。

AFP, October 25, 2015、AP, October 25, 2015、ARA News, October 25, 2015、Champress, October 25, 2015、al-Hayat, October 26, 2015、Iraqi News, October 25, 2015、Kull-na Shuraka’, October 25, 2015、al-Mada Press, October 25, 2015、Naharnet, October 25, 2015、NNA, October 25, 2015、Reuters, October 25, 2015、SANA, October 25, 2015、UPI, October 25, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領がロシア議員団と会談「シリアの繁栄を望むすべての政治勢力が参加する選挙を実施する用意がある」(2015年10月25日)

シリアのアサド大統領は、ダマスカスを訪問中のロシア下院議員らからなる使節団(セルゲイ・ガブリロヴ下院副議長・財産委員会委員長が団長)と会談した。

SANA(10月25日付)によると、約1時間半におよぶ会談で、アサド大統領は、シリア国民を支援するロシアの姿勢を高く評価するとともに、シリア領内でのテロ掃討を目的としたロシア軍の空爆に関しては、「新たな歴史のページを開くもので、「テロとの戦い」により、地域、そして世界の未来、そして勝利が確定し、シリアだけでなく地域のすべての国を守ることにつながる」と述べた。

そのうえで、「テロ組織の根絶が、政治的解決をもたらすことにつながり…、これによってシリアの主権、独立、領土が維持される」と付言した。

会談後、アレクサンドル・ユシュチェンコ(Alexander Yushchenko)下院議員はAFP(10月25日付)に対し、「アサド大統領はシリアの繁栄を望むすべての政治勢力が参加する選挙を実施する用意がある」と述べたことを明らかにした。

ユシュチェンコ議員によると、アサド大統領は「国民が反対しなければ」選挙に参加する意向だと述べるとともに、選挙実施が、ダーイシュ(イスラーム国)などの過激派からシリアが解放された後にのみ行われるとの立場を示したと付言した。

SANA, October 25, 2015
SANA, October 25, 2015

AFP, October 25, 2015、AP, October 25, 2015、ARA News, October 25, 2015、Champress, October 25, 2015、al-Hayat, October 26, 2015、Iraqi News, October 25, 2015、Kull-na Shuraka’, October 25, 2015、al-Mada Press, October 25, 2015、Naharnet, October 25, 2015、NNA, October 25, 2015、Reuters, October 25, 2015、SANA, October 25, 2015、UPI, October 25, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

サウジアラビアのジュバイル外務大臣がエジプトのシュクリー外務大臣と会談し、シリア情勢などについて意見を交換「サウジアラビア、そして世界のほとんどの国は、シリアの未来においてアサドには何らの役割もないという姿勢を取っている」(2015年10月25日)

サウジアラビアのアーディル・ジュバイル外務大臣は、エジプトのカイロを訪問し、サーミフ・シュクリー外務大臣と会談し、シリア情勢を含む中東情勢について意見を交わした。

ジュバイル外務大臣は会談後の共同記者会見でシリア情勢について触れ、「ジュネーブ合意(2012年)の諸原則をどのように適用するかをめぐって、国際社会において継続的に協議が行われている。我々は、移行期統治機関を設置することでジュネーブ合意の諸原則を適用し、新憲法を制定、文民・軍事諸機関を管理し、新たな占拠を実施するといった点を遵守しようとしている」と述べたうえで、「サウジアラビア、そして世界のほとんどの国は、シリアの未来においてバッシャール・アサドには何らの役割もないという姿勢を取っている」と強調した。

ジュバイル外務大臣はまた「シリア危機の解決策にいたろうとする各国の姿勢に接近が見られていると思う…。合意に達したとはまだ言えない。我々はさらなる協議、さらなる検討を経て、合意に達する必要がある」と付言した。

AFP, October 25, 2015、AP, October 25, 2015、ARA News, October 25, 2015、Champress, October 25, 2015、al-Hayat, October 26, 2015、Iraqi News, October 25, 2015、Kull-na Shuraka’, October 25, 2015、al-Mada Press, October 25, 2015、Naharnet, October 25, 2015、NNA, October 25, 2015、Reuters, October 25, 2015、SANA, October 25, 2015、UPI, October 25, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がヌスラ戦線などとの戦闘の末、クナイトラ県北部のダフラト・カッサール村、第4中隊基地(タルジャナ中隊基地)一帯を制圧(2015年10月24日)

クナイトラ県では、SANA(10月24日付)によると、シリア軍はダフラト・カッサール村でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦、同地を制圧した。

また、クッルナー・シュラカー(10月24日付)によると、ヒズブッラーの支援を受けたシリア軍部隊が、タルジャナ村郊外の第4中隊基地(タルジャナ中隊基地)一帯を反体制武装集団との戦闘の末にを制圧した。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タルビーサ市でシリア軍がジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(10月24日付)によると、反体制武装集団が、カルマス村、マリーミーン村を砲撃した。

これに対し、シリア軍は、サアン・アスワド村、ムシャイリファ村、ジャワーリク村一帯、ウンム・シャルシューフ村、ワアラ村、ハラーリーヤ村で反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

アレッポ県では、SANA(10月24日付)によると、シリア軍がアレッポ市南部のナイラブ航空基地一帯、アレッポ市バニー・ザイド地区、旧市街、ラームーサ地区、ラーシディーン地区、穀物増産研究所一帯で反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

イドリブ県では、SANA(10月24日付)によると、シリア軍がタマーニア町、ハーン・シャイフ市、ビーニーン村でファトフ軍の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ハマー県では、SANA(10月24日付)によると、シリア軍がマアルカバ村一帯、ラターミナ町の反体制武装集団拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダマスカス郊外県では、SANA(10月24日付)によると、シリア軍が、ヌーラ村、バーラー村、マルジュ・スルターン村、ブズィーナ村、ハラスター市、ミスラーバー市、ダーライヤー市一帯で、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム軍、アジュナード・シャーム・イスラーム連合と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダルアー県では、SANA(10月24日付)によると、シリア軍がダルアー市各所で、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ラタキア県では、SANA(10月24日付)によると、シリア軍がサルマー町一帯、ブシュラファ村、タルティヤーフ村、アックー村、マギーリーヤ村の反体制武装集団拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, October 24, 2015、AP, October 24, 2015、ARA News, October 24, 2015、Champress, October 24, 2015、al-Hayat, October 25, 2015、Iraqi News, October 24, 2015、Kull-na Shuraka’, October 24, 2015、al-Mada Press, October 24, 2015、Naharnet, October 24, 2015、NNA, October 24, 2015、Reuters, October 24, 2015、SANA, October 24, 2015、UPI, October 24, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)のアレッポ県・ハマー県境で一進一退の攻防が続くなか、シリア軍はジャッブール村を制圧(2015年10月24日)

アレッポ県では、SANA(10月24日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともにアレッポ市東部のジャッブール村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、同地に制圧した。

シリア軍はまた、航空士官学校一帯でダーイシュと交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、シリア人権監視団によると、ハナースィル市とハマー県のイスリヤー村を結ぶ街道一帯で、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が激しく交戦し、ダーイシュ戦闘員28人、シリア軍兵士21人が死亡した。

シリア軍はまた、ダーイシュによって包囲されているクワイリス航空基地一帯を空爆した。

**

ダマスカス県では、クッルナー・シュラカー(10月25日付)によると、反体制武装集団がタダームン区で、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、建物複数棟を制圧した。

AFP, October 24, 2015、AP, October 24, 2015、ARA News, October 24, 2015、Champress, October 24, 2015、al-Hayat, October 25, 2015、Iraqi News, October 24, 2015、Kull-na Shuraka’, October 24, 2015、al-Mada Press, October 24, 2015、Naharnet, October 24, 2015、NNA, October 24, 2015、Reuters, October 24, 2015、SANA, October 24, 2015、UPI, October 24, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ケリー米国務長官がサウジアラビアを訪問し、「穏健な反体制派」への支援継続・強化で合意(2015年10月24日)

ジョン・ケリー米国務長官はサウジアラビアの首都リヤドを訪問し、サルマーン国王、アーディル・ジュバイリー外務大臣はと会談、パレスチナ情勢やシリア紛争への対応などについて意見を交わした。

米国務省によると、この会談で、両国は、シリアの「穏健な反体制派」への支援継続・強化、さらには政治プロセスを継続することで合意した。

ARA News(10月25日付)が伝えた。

AFP, October 25, 2015、AP, October 25, 2015、ARA News, October 25, 2015、Champress, October 25, 2015、al-Hayat, October 26, 2015、Iraqi News, October 25, 2015、Kull-na Shuraka’, October 25, 2015、al-Mada Press, October 25, 2015、Naharnet, October 25, 2015、NNA, October 25, 2015、Reuters, October 25, 2015、SANA, October 25, 2015、UPI, October 25, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

エジプトのシュクリー外務大臣「一部の外国がダーイシュ(イスラーム国)を重視するあまり、それ以外のアル=カーイダ系組織を軽視している」(2015年10月24日)

エジプトのサーミフ・シュクリー外務大臣は、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣と電話会談を行い、シリア情勢への対応について意見を交わした。

エジプト情勢に詳しい消息筋が『ハヤート』(10月25日付)に明らかにしたところによると、シュクリー外務大臣は、一方でシリア国民の意思尊重を、他方でテロとの戦いの必要を強調、テロとの戦いについては、一部の外国がダーイシュ(イスラーム国)を重視するあまり、それ以外のアル=カーイダ系組織を軽視しているとし、警戒感を示したという。

AFP, October 24, 2015、AP, October 24, 2015、ARA News, October 24, 2015、Champress, October 24, 2015、al-Hayat, October 25, 2015、Iraqi News, October 24, 2015、Kull-na Shuraka’, October 24, 2015、al-Mada Press, October 24, 2015、Naharnet, October 24, 2015、NNA, October 24, 2015、Reuters, October 24, 2015、SANA, October 24, 2015、UPI, October 24, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヨルダンのムーマニー内閣報道官「ロシアと対話し調整を行うのは当然」(2015年10月24日)

ムハンマド・ムーマニー内閣報道官(メディア担当大臣)は、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣とナースィル・ジャウダ外務大臣との23日の会談での合意内容に関して、「ロシアのシリア領内での大規模軍事作戦開始を受けて、ロシアと対話し調整を行うのは当然」としたうえで、国境管理のためにロシアと調整を行っていると述べるとともに、シリアの紛争においては「政治的解決」をめざし、また有志連合の枠組みのもとでダーイシュ(イスラーム国)に対峙するとの姿勢を改めて示した。

AFP, October 24, 2015、AP, October 24, 2015、ARA News, October 24, 2015、Champress, October 24, 2015、al-Hayat, October 25, 2015、Iraqi News, October 24, 2015、Kull-na Shuraka’, October 24, 2015、al-Mada Press, October 24, 2015、Naharnet, October 24, 2015、NNA, October 24, 2015、Reuters, October 24, 2015、SANA, October 24, 2015、UPI, October 24, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシアのラブロフ外務大臣「自由シリア軍を含むシリア国内の反体制派に航空支援を行う用意がある」(2015年10月24日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、ロシア第1チャンネル(10月24日付)のインタビューでシリア情勢に関して、自由シリア軍を含むシリア国内の反体制派に航空支援を行う用意があると述べる一方、シリアのすべての当事者に対して、大統領選挙および国会選挙実施の準備を進めるよう呼びかけた。

ラブロフ外務大臣は「我々は、自由シリア軍を含むシリアの愛国的な反体制派に航空支援を行う用意がある…。我々にとって重要なのは、こうした反体制派を代表する人々、すなわちテロとの戦いを行う武装勢力を代表する人たちとコミュニケーションをとることにある」と述べた。

**

これに関して、「穏健な反体制派」と目される第13師団のアフマド・サウード報道官は、AFP(10月25日付)に「ロシアは自由シリア軍を空爆したが、今度はアサドに固執しながら、我々と協力したいと言っている。我々はロシアがまったく理解できない」と批判した。

一方、シリア革命反体制勢力国民連立のサミール・ナッシャール氏は、「自由シリア軍の支援を準備するぐらいなら、空爆を止めよ」と批判した。

AFP, October 24, 2015、AP, October 24, 2015、ARA News, October 24, 2015、Champress, October 24, 2015、al-Hayat, October 25, 2015、Iraqi News, October 24, 2015、Kull-na Shuraka’, October 24, 2015、al-Mada Press, October 24, 2015、Naharnet, October 24, 2015、NNA, October 24, 2015、Reuters, October 24, 2015、SANA, October 24, 2015、UPI, October 24, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヒズブッラーのナスルッラー書記長「我々はシリアでの戦いにおいて退くことはない…。我々は勝利する」(2015年10月23日)

ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長はアーシューラー最終日に合わせて演説を行った。

演説においてナスルッラー書記長はシリア情勢についても言及し、「我々はこの戦いにおいて退くことはない。誰がそうなると賭けようとだ。この戦いは、我々が(勝利を)信じている戦いであり、我々は勝利するだろう」と述べた。

ナハールネット(10月23日付)が伝えた。

AFP, October 23, 2015、AP, October 23, 2015、ARA News, October 23, 2015、Champress, October 23, 2015、al-Hayat, October 24, 2015、Iraqi News, October 23, 2015、Kull-na Shuraka’, October 23, 2015、al-Mada Press, October 23, 2015、Naharnet, October 23, 2015、NNA, October 23, 2015、Reuters, October 23, 2015、SANA, October 23, 2015、UPI, October 23, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アル=カーイダ系組織のヌスラ戦線らがハマー県北東部で反抗を激化、ハムラー村、ラハーヤー村などを制圧するも、アレッポ県、イドリブ県でヌスラ戦線の幹部4人が死亡(2015年10月23日)

ハマー県では、『ハヤート』(10月24日付)が複数の活動家の話として、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍が、県東部のハムラー村一帯各所、ラハーヤ村一帯でシリア軍と交戦し、同地を制圧したと伝えた。

クッルナー・シュラカー(10月23日付)によると、ファトフ軍はこのほかにも、ラハーヤー村、マアルカバ村も制圧し反撃に転じようとしているという。

またマサール・プレス(10月23日付)によると、反体制武装集団はスカイク村、アトシャーン村を砲撃した。

クッルナー・シュラカーによると、ファトフ軍は、ロシア軍の空爆に伴うシリア軍の反転攻勢に対抗すための「ハマー進撃」作戦を開始し、ラヒーヤ村、ハムラー村一帯への攻勢を強めていた。

「ハマー進撃」作戦は、ラターミナ町を経てハマー市を攻略することを目的としているという。

一方、SANA(10月23日付)によると、シリア軍が、マフサル丘、カフルズィーター市で反体制武装集団の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が、ザーウィヤ山のビーニーン村、サルジャ村を空爆した。

クッルナー・シュラカー(10月24日付)によると、ザーウィヤ山を走行中のシャームの民のヌスラ戦線の車輌が、仕掛け爆弾の爆発に巻き込まれ、乗っていた幹部3人が死亡した。

死亡したのは、アブー・ズバイル・シャーミー氏、アブー・ドゥジャーナ・アンサーリー氏、アブー・ナスル・ジャズラーウィー氏。

**

ヒムス県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月24日付)によると、シリア軍戦闘機・ヘリコプターがタルビーサ市など県北部一帯を空爆した。

クッルナー・シュラカー(10月23日付)によると、シリア軍のタルビーサ市への空爆では、住民15人が死亡したという。

一方、SANA(10月23日付)によると、シリア軍がティールマアッラ村、ジャワーリク村、ガントゥー市、タルビーサ市一帯で、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はまた、サムアリール村、アイン・ダナーニール村、ラスタン市で反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(10月23日付)によると、シャーム革命家大隊のムハンマド・ハティーブ司令官(中佐、アブー・アブドゥッラフマーン)がアレッポ市南部でのシリア軍との戦闘で死亡した。

一方、SANA(10月23日付)によると、シリア軍が、アマーラ村、フワイズ村、カラースィー村、マフディーヤ丘を空爆、人民防衛諸集団とともに反体制武装集団と交戦し、同地を制圧した。

このほか、ファルス通信(10月23日付)は、マフムード・アフマディーネジャード前大統領のSPを務めていたイラン人男性(アブドゥッラー・バーゲリー氏)が、巡礼地の防衛にあたっていたアレッポ市近郊で死亡した、と伝えた。

また、シャームの民のヌスラ戦線の広報部門マナーラ・バイダーのアレッポ特派員は、アレッポ市南部郊外のカラースィー丘(カラースィー村付近)でのシリア軍との戦闘で、幹部の一人アブー・スライマーン・ミスリー氏が死亡したと発表した。

Kull-na Shuraka', October 24, 2015
Kull-na Shuraka’, October 24, 2015

さらに、クッルナー・シュラカー(10月24日付)によると、アレッポ市内のバグダード通りの交差点で、第1連隊のウマル・シャムタ司令官が何者かに銃で撃たれて、死亡した。

**

ダルアー県では、SANA(10月23日付)によると、シリア軍がアトマーン村でシャームの民のヌスラ戦線と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, October 23, 2015、AP, October 23, 2015、ARA News, October 23, 2015、Champress, October 23, 2015、al-Durar al-Shamiya, October 23, 2015、Fars News Agency, October 23, 2015、al-Hayat, October 24, 2015、Iraqi News, October 23, 2015、Kull-na Shuraka’, October 23, 2015、October 24, 2015、al-Mada Press, October 23, 2015、Masar Press Agency, October 23, 2015、Naharnet, October 23, 2015、NNA, October 23, 2015、Reuters, October 23, 2015、SANA, October 23, 2015、UPI, October 23, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダーイシュ(イスラーム国)がアレッポ市とハマー県を結ぶシリア軍の唯一の兵站路を遮断(2015年10月23日)

アレッポ県では、ダーイシュ(イスラーム国)の通信部門アアマーク通信が、ダーイシュがアレッポ市東部のハナースィル市にいたる街道沿いのシリア軍検問所への攻撃を激化させ、検問所8カ所を制圧し、シリア軍兵士34人を殺害し、ハナースィル市とハマー県イスリヤー村を結ぶ兵站線を遮断したと発表した。

一方、SANA(10月23日付)によると、シリア軍がティバーラト・サハーナ村、タッル・マラーガ村、ウンム・アルキーラ村、ダフラト・シャマーリー村、タッル・アフマル村一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

イドリブ県では、SANA(10月23日付)によると、シリア軍がハザーヌー町一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、有志連合がラッカ市中心に位置する県庁舎一帯を空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)メンバー複数名が負傷、また住民4人が死亡した。

また、ARA News(10月23日付)によると、スルーク町近郊で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、自爆攻撃を行おうとしたダーイシュ(イスラーム国)の車輌を阻止、破壊した。

**

スワイダー県では、SANA(10月23日付)によると、シリア軍が、ヒルバ村、サアド丘でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ハマー県では、SANA(10月23日付)によると、シリア軍がラスム・ティーナ村、ダッバーラト・ディーバ村、シャイフ・ヒラール村東部、イスリヤー村南部、ウカイリバート町でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, October 23, 2015、AP, October 23, 2015、ARA News, October 23, 2015、Champress, October 23, 2015、al-Hayat, October 24, 2015、Iraqi News, October 23, 2015、Kull-na Shuraka’, October 23, 2015、al-Mada Press, October 23, 2015、Naharnet, October 23, 2015、NNA, October 23, 2015、Reuters, October 23, 2015、SANA, October 23, 2015、UPI, October 23, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

フランスのファビウス外務大臣は、来週中にドイツ、英国、米国、サウジアラビア、トルコ、湾岸諸国、ヨルダンの外務大臣を招いて会合し、シリア情勢への対応を協議すると発表(2015年10月23日)

フランスのローラン・ファビウス外務大臣は、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表とパリで会談し、シリア情勢への対応などについて意見を交わした。

会談後の共同記者会見でファビウス外務大臣は、来週中にドイツ、英国、米国、サウジアラビア、トルコ、湾岸諸国、ヨルダンの外務大臣を招いて会合を開き、シリア情勢への対応について協議する予定だと述べた。

ファビウス外務大臣はまた、シリア情勢における最優先事項に関して「もちろんダーイシュ(イスラーム国)との戦いだ」としつつ、「しかしダーイシュやテロとの戦いは、明確な政治プロセスを伴わねばならず、この二つは並行して行われねばならない。一方だけが先行すれば、さらなるテロが生じるだろう」としたうえで、「ロシアはシリアにおいて大きな影響力がある」と述べ、政治プロセスを進める必要を強調した。

しかし、ファビウス外務大臣は「政治的解決とは、犯罪者が国家の未来を構成しない新たな現実を作り出すものでなければならない」と述べ、アサド政権の存続を改めて拒否する一方、「ロシアが行っている空爆は、穏健な反体制派に向けられていることを遺憾に感じる」と述べ、その軍事介入を批判した。

『ハヤート』(10立つ24日付)が伝えた。

AFP, October 23, 2015、AP, October 23, 2015、ARA News, October 23, 2015、Champress, October 23, 2015、al-Hayat, October 24, 2015、Iraqi News, October 23, 2015、Kull-na Shuraka’, October 23, 2015、al-Mada Press, October 23, 2015、Naharnet, October 23, 2015、NNA, October 23, 2015、Reuters, October 23, 2015、SANA, October 23, 2015、UPI, October 23, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシアのラブロフ外務大臣がヨルダンのジャウダ外務大臣と会談し、シリアにおける軍事作戦で両軍が調整を行うことで合意(2015年10月23日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、ウィーンでの米・ロシア・サウジアラビア・トルコ外相会談のち、ヨルダンのナースィル・ジャウダ外務大臣と会談した。

会談後の共同記者会見、ラブロフ外務大臣は、シリアにおける軍事作戦において調整することでヨルダン側と合意したと述べた。

ラブロフ外務大臣は記者団に対して「ロシア軍とヨルダン軍は、シリア領空の航空部隊の作戦などで調整を行うことで合意し…、強調のための仕組みはヨルダンの首都において策定された」と述べた。

また「シリアの紛争解決のための政治的プロセスのなかで、我々の努力を集中させる必要があるのが我々共通の姿勢であり…、シリア政府と、国内外のすべての反体制勢力の代表者どうしの広範な交渉」をめざすべきだと強調した。

一方、ジャウダ外務大臣も「友好国ロシアと、とりわけ両国軍の間で広範な調整を行う」と述べた。

AFP, October 23, 2015、AP, October 23, 2015、ARA News, October 23, 2015、Champress, October 23, 2015、al-Hayat, October 24, 2015、Iraqi News, October 23, 2015、Kull-na Shuraka’, October 23, 2015、al-Mada Press, October 23, 2015、Naharnet, October 23, 2015、NNA, October 23, 2015、Reuters, October 23, 2015、SANA, October 23, 2015、UPI, October 23, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ウィーンでの米・ロシア・サウジアラビア・トルコの外相会談は協議継続で合意(2015年10月23日)

オーストリアの首都ウィーンで、米・ロシア・サウジアラビア・トルコの外相会談が開かれ、シリア情勢への対応について協議が行われた。

『ハヤート』(10月24日付)によると、この会談で、ジョン・ケリー米国務長官、セルゲイ・ラブロフ外務大臣、アーディル・ジュバイル外務大臣、フェリドゥン・シニルリオール外務大臣は、協議を継続することで合意した。

ジュバイル外務大臣は会談後、アサド大統領の処遇をめぐっては合意に達しなかったと明らかにした。

一方、ケリー米国務長官は、「我々は今日、すべての当事者と協議を行うことで合意した。来週金曜日に、より多くの当事者が参加したかたちでの会合が開かれるだろう」と述べたが、イランがこれに参加するかどうかは明らかにしなかった。

これに対して、ラブロフ外務大臣は、「シリア大統領の処遇はシリア国民が決めるべきだ」と述べ、改めてアサド大統領退陣への拒否の姿勢を示した。

また「ロシアはシリア政府とシリアのすべての反体制派との対話を支持している」と強調した。

**

『ハヤート』(10月24日付)によると、ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、トルコ政府の複数の高官が、移行期間後にアサド大統領が退陣することを条件に、同期間中のアサド大統領の残留を認める意思を示していることに関して、「モスクワは、特定の補償を得たうえで、バッシャール・アサド大統領を最終的に退陣させる計画があるという情報を得てない」と述べた。

そのうえで、「ロシアは、テロとの戦いで共闘できるような反体制派を作り出そうと努力を重ねてきたが、いまだに建設的な勢力を作り出すことさえできていない。協力できるような集権的な勢力が存在しないというのは非常に残念なことだ。そしてこれが困難の理由だ」と付言した。

さらに、欧米諸国は「自らが言うところの主張する穏健な反体制派が何なのかをロシアが明らかにしようとすることを手伝ってくれない」と批判、「我々はもっとも重要なこと、すなわちテロや過激主義との戦いから始めねばならず、そこには穏健なテロリスト、穏健でないテロリストという区別はない」と述べた。

**

トルコのイスタンブールにいるシリア革命反体制勢力国民連立のヒシャーム・ムルーワ副代表は、米・ロシア・サウジアラビア・トルコ外相会談に関して「シリアの政治的解決は、ジュネーブ合意(2012年)と国連決議に従わねばならない…。いかなる段階においてもアサドの存在は決して受け入れられない」と述べた。

AFP, October 23, 2015、AP, October 23, 2015、ARA News, October 23, 2015、Champress, October 23, 2015、al-Hayat, October 24, 2015、Iraqi News, October 23, 2015、Kull-na Shuraka’, October 23, 2015、al-Mada Press, October 23, 2015、Naharnet, October 23, 2015、NNA, October 23, 2015、Reuters, October 23, 2015、SANA, October 23, 2015、UPI, October 23, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシアのプーチン大統領はYPGにシリア軍、ロシア軍との共闘を呼びかける:米国務省はシリア軍とYPGの共闘を拒否(2015年10月22日)

ロシアのヴラジミール・プーチン大統領は、ソチ市で開かれた戦争と平和に関する会議で、シリア情勢に言及、そのなかで21日のアサド大統領のモスクワ電撃訪問に関して「アサド大統領は、反体制武装勢力の一部が、対話とダーイシュ(イスラーム国)との戦いに真に専念するのであれば、彼らと対話する用意があると伝えてきた」と述べた。

プーチン大統領はまた、「ダマスカスで平和的なかたちでシリア危機を解決するために行動する。ロシア軍のシリアでのテロに対する空爆は、政治的な解決策を作り出すのに貢献するだろう。シリアのクルド人部隊は、シリアでのダーイシュとの戦いにおいてシリア軍とともに活動し、強調しなければならない」と述べ、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊にロシア軍およびシリア軍との共闘を呼びかけた。
ARA News(10月23日付)が伝えた。

**

これに対し、米国務省のマーク・トナー報道官は、「これまでに何度も述べてきた通り、シリア政府を信頼することはできない。シリア政府はダーイシュ(イスラーム国)と戦ういかなる同盟にも参加できない」と述べた。

AFP, October 23, 2015、AP, October 23, 2015、ARA News, October 23, 2015、Champress, October 23, 2015、al-Hayat, October 24, 2015、Iraqi News, October 23, 2015、Kull-na Shuraka’, October 23, 2015、al-Mada Press, October 23, 2015、Naharnet, October 23, 2015、NNA, October 23, 2015、Reuters, October 23, 2015、SANA, October 23, 2015、UPI, October 23, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.