ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプに対するシリア軍の爆撃・砲撃、ダーイシュ(イスラーム国)とジハード主義武装集団の戦闘続く;PFLP-GC報道官「シリア国家との調整のもと、ダーイシュに対して軍事力をもって対抗すべき」(2015年4月7日)

PFLP-GC(パレスチナ解放人民戦線総司令部派)のアンワル・ラジャー報道官はAFP(4月7日付)に対して、シリア国内で活動するパレスチナ諸派14組織が7日か8日に会合を開き、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプの情勢やダーイシュ(イスラーム国)への対抗策について協議することを明らかにした。

ラジャー報道官は、「軍事力をもってダーイシュに対抗するために、統合的な姿勢をパレスチナ諸派がとることが求められている」としたうえで、ダーイシュによるキャンプ占拠によって「状況が変わり、キャンプからテロリストを放逐するために力を行使する(ことが必要とされている)」との認識を示した。

そのうえで「会合でこの点に関して、合意がなされれば、シリア国家との調整のもとに(ダーイシュ掃討軍事作戦が)行われるだろう…。そうしたことは当然のことだ。なぜなら(キャンプは)シリア領であり、パレスチナ人によるいかなる決定もシリア国家の庇護のもとでなされるからだ」と強調した。

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ラーマッラー(ヨルダン川西岸)を発っていたPLO(パレスチナ解放機構)執行委員会のアフマド・マジュダラーニー氏を団長とする使節団がダマスカスに到着し、シリア政府高官、パレスチナ諸派代表らと会談し、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプの住民の保護の方途などについて協議した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)とシャームの民のヌスラ戦線が占拠するヤルムーク・パレスチナ難民キャンプを、シリア軍が「樽爆弾」を投下する一方、地対地ミサイルなどで攻撃を加えた。

同監視団によると、シリア軍ヘリコプターが投下した「樽爆弾」のうち6発がウルーバ通り、殉教者墓地、ヌーフ通り、マンスーラ通り一帯に着弾し、過去3日間で投下された「樽爆弾」の数は25発に上っているという。

またキャンプ内では、ダーイシュ、ヌスラ戦線とアクナーフ・バイト・マクディス大隊などからなるジハード主義武装集団の戦闘が続き、アクナーフ・バイト・マクディス大隊とともに戦闘に参加していたパレスチナ解放軍の大佐1人が死亡した。

シリア人権監視団によると、ダーイシュとの戦闘による死者は、この大佐、アクナーフ・バイト・マクディス大隊戦闘員ら4人、ダーイシュ戦闘員3人の合わせて8人に達したという。

AFP, April 7, 2015、AP, April 7, 2015、ARA News, April 7, 2015、Champress, April 7, 2015、al-Hayat, April 8, 2015、Iraqi News, April 7, 2015、Kull-na Shuraka’, April 7, 2015、al-Mada Press, April 7, 2015、Naharnet, April 7, 2015、NNA, April 7, 2015、Reuters, April 7, 2015、SANA, April 7, 2015、UPI, April 7, 2015などをもとに作成。

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ナスルッラー書記長「サウジアラビアは大敗を喫するだろう」(2015年4月6日)

ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長はシリアの衛星テレビ局イフバーリーヤ(4月6日付)の独占インタビューに応じ、「サウジアラビアは大敗を喫し、それは同国の内政、さらには地域全体に影響をもたらすことになるだろう」と述べ、イエメン情勢、シリア情勢をめぐるサウジアラビアの対応を厳しく非難した。

SANA, April 6, 2015
SANA, April 6, 2015

イエメン情勢に関するナスルッラー書記長の主な発言は以下の通り:

「(サウジアラビアが主導するイエメンへの空爆は)悲劇的なまでに失敗している…。イエメン人は自らの国を、地域におけるレジスタンス運動に寄り添うような国にしていた…。イエメン国民はパレスチナの大義を支持し、レバノン、パレスチナ、シリアで起きていることに積極的に関与してきた。しかし今日、サウジと米国の攻撃がイエメンに対して行われている」。

一方、シリア情勢に関して、ナスルッラー書記長は以下のように述べた。

「さまざまな友好関係、同盟、敵意、戦争が(シリアにおける紛争の)政治的な動機、目的となっているが、多くの者たちが宗教を利用して、戦争を正当化しようとしている…。我々(ヒズブッラー)はシリアでの戦争に参加することを選んだ。我々は参戦すると宣言し、その理由に言及し、自らの意志で参加した」。

「レバノンにおいて、我々は同盟者たちに、誰にも迷惑をかけないなどとは言っていない。我々がこの戦争に関与して以降、私はレバノンの友人たちに謝罪し、彼らに相談せずに戦争に参加したため、その結果を共有することもないと話した」。

「当初から、我々はシリアでの戦いが長く、過酷なものになることを知っていた…。シリアが標的となっているのは、同国がレジスタンス枢軸の本質的な構成国だからだと何度も言われてきた。しかし、それだけが理由ではない…。より重要なもう一つの理由がある。それは、シリアが過去数十年にわたって、自ら独立して決断を下してきた国だからだ。地域において独立した国家を探そうとしたいなら、シリアこそが地域における数少ない独立国だ。

「誰も、シリアを抜きにして、トルコ、ヨルダン、イラクなどの未来について語ることはできない…。トルコ、サウジアラビア、カタールは、シリア独自の決定権を奪おうとして、ハーフィズ・アサド前大統領の死後、バッシャール・アサド大統領との関係を築くようになった…。アサド大統領は、「シリア革命」が始まった時に、あらゆる人との対話に開放的な姿勢をとったが、一部の国は、アサド大統領が開放的であることを感じとると、武力行動に打って出た」。

「シリアに対する(これらの国の)戦争は失敗した…。シリアに国家が存在する限り、この戦争は成功せず、その真の主目的を達成することはないということだ。首都や大都市など、シリアの主要な地域は依然として政府の支配下にある…。イドリブ、ラッカ、ハッターブ村ダイル・ザウルといった地域を掌握しても、彼らの目的は達成されない」。

AFP, April 6, 2015、AP, April 6, 2015、ARA News, April 6, 2015、Champress, April 6, 2015、al-Hayat, April 7, 2015、Iraqi News, April 6, 2015、Kull-na Shuraka’, April 6, 2015、al-Mada Press, April 6, 2015、Naharnet, April 6, 2015、NNA, April 6, 2015、Reuters, April 6, 2015、SANA, April 6, 2015、UPI, April 6, 2015などをもとに作成。

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ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプでダーイシュ(イスラーム国)とヌスラ戦線がアクナーフ・バイト・マクディス大隊などからなるジハード主義武装集団と交戦(2015年4月6日)

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ヤルムーク区(ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ)で、ダーイシュ(イスラーム国)とシャームの民のヌスラ戦線が、アクナーフ・バイト・マクディス大隊などからなるジハード主義武装集団と交戦するなか、シリア軍が同地を空爆した。

PLO(パレスチナ解放機構)執行委員会のアフマド・マジュダラーニー氏は、ダーイシュによるヤルムーク・パレスチナ難民キャンプへの侵攻・制圧に関して、「軍事的な状況を変化させ、戦略上重要な場所にあるキャンプを首都ダマスカスへの攻撃の基点にしようとしている」との考えを示した。

マジュダラーニー氏は近くダマスカスに入り、シリア政府とヤルムーク・パレスチナ難民キャンプの住民の安全確保などについて協議する予定。

『ハヤート』(4月7日付)が伝えた。

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国連安保理は、ダーイシュ(イスラーム国)とシャームの民のヌスラ戦線によるダマスカス県ヤルムーク区(ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ)侵攻・占拠への対応を協議するための非公式会合を開いた。

『ハヤート』(4月7日付)によると、会合では、UNRWAのピエール・クレヘンビュール事務局長がキャンプ内の現状を報告する一方、パレスチナのリヤード・マンスール国連代表は、キャンプからの住民の避難のための「安全回廊を拡充する責任が安保理にある」と述べるとともに、キャンプを避難した住民のための安全な避難場所の提供を加盟国に求めた。


AFP, April 6, 2015、AP, April 6, 2015、ARA News, April 6, 2015、Champress, April 6, 2015、al-Hayat, April 7, 2015、Iraqi News, April 6, 2015、Kull-na Shuraka’, April 6, 2015、al-Mada Press, April 6, 2015、Naharnet, April 6, 2015、NNA, April 6, 2015、Reuters, April 6, 2015、SANA, April 6, 2015、UPI, April 6, 2015などをもとに作成。

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シリア政府と反体制派の和平交渉「モスクワ2」開幕(2015年4月6日)

モスクワで、ロシア外務省主催によるシリア政府と反体制派の和平交渉「モスクワ2」が開幕した。

クッルナー・シュラカー(4月6日付)によると、初日となる6日は、反体制派の代表34人が会合を開き、議事内容、シリア政府に提示する統一文書作成にかかる委員会設置などについての審議がなされた。

またアフマド・ムアーッズ・ハティーブ氏、ハイサム・マンナーア氏、アブドゥルカーディル・スッカリー氏、ジャマール・スライマーン氏、ワリード・ブンニー氏らの欠席が報告された。

『ハヤート』(4月7日付)によると、反体制派の代表らは、シリア政府による逮捕者の処遇に代表される人道問題の審議と信頼醸成に重きを置こうとする勢力と、ジュネーブ合意(2012年)をシリア政府との対話の政治的基礎とすることを確認しようとする勢力とに分かれているという。

なお、「モスクワ2」に参加している主な反体制活動家は以下の通り:

ハサン・アブドゥルアズィーム(民主的変革諸勢力国民調整委員会代表)
マフムード・マルイー(民主的変革諸勢力国民調整委員会元メンバー)
ムハンマド・ハバシュ(元人民議会議員)
ハーリド・マハーミード(ビジネスマン)
ムハンマド・ラッハール(シリア革命家戦線)
ラマー・アタースィー
アブドゥンナースィル・ヒンディー
サーリフ・ムスリム(民主統一党党首)
ハーリド・イーサー(民主統一党)
アミーナー・ウースィー(西クルディスタン移行期民政局クルド人代表)
サンハリーブ・カーンスーフ(西クルディスタン移行期民政局シリア正教徒代表)
ファナル・カイート(西クルディスタン移行期民政局)
アーリフ・ダリーラ
リーム・トゥルクマーニー
サミール・イータ(国民呼びかけフォーラム)
カドリー・ジャミール(変革解放人民戦線)
マジュド・ニヤーズィー(野党代表)
ムハンマド・アブー・カースィム(野党代表)
スハイル・サルミーニー(野党代表)
ナウワーフ・ムルヒム(野党代表)
ファフル・ザイダーン
ランダ・カスィース
マイス・クライディー

AFP, April 6, 2015、AP, April 6, 2015、ARA News, April 6, 2015、Champress, April 6, 2015、al-Hayat, April 7, 2015、Iraqi News, April 6, 2015、Kull-na Shuraka’, April 6, 2015、al-Mada Press, April 6, 2015、Naharnet, April 6, 2015、NNA, April 6, 2015、Reuters, April 6, 2015、SANA, April 6, 2015、UPI, April 6, 2015などをもとに作成。

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シリア政府はスワイダー県で「人民動員部隊」の新設をめざす(2015年4月6日)

クッルナー・シュラカー(4月6日付)は、スワイダー市の複数の消息筋の話として、シリア政府がナーイフ・アーキル退役准将に、スワイダー県で反体制武装集団に対処するための民兵組織の結成を委ねたと報じた。

同消息筋によると、この民兵組織は、イラクでダーイシュ(イスラーム国)の掃討にあたっているシーア派民兵と同じ「人民動員部隊」という呼称になるという。

AFP, April 6, 2015、AP, April 6, 2015、ARA News, April 6, 2015、Champress, April 6, 2015、al-Hayat, April 7, 2015、Iraqi News, April 6, 2015、Kull-na Shuraka’, April 6, 2015、al-Mada Press, April 6, 2015、Naharnet, April 6, 2015、NNA, April 6, 2015、Reuters, April 6, 2015、SANA, April 6, 2015、UPI, April 6, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)とヌスラ戦線がアレッポ市アフリーン市郊外で交戦(2015年4月6日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、スーラーン・アアザーズ町一帯、タラーリーン村一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

またARA News(4月6日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がバーブ市郊外のカフル・カルビーン村で、70歳の老人をむち打ちの刑に処し、殺害した。

この老人の息子3人が、アイン・アラブ市でのダーイシュとの戦闘に参加した武装集団メンバーだというのが、むち打ちの理由だったという。

さらに、ARA News(4月7日付)によると、マンビジュ市で、ダーイシュ(イスラーム国)が男性5人を処刑した。

うち1人は「自由シリア軍」への内通、1人は喫煙、2人はシリア政府への内通、1人は西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊への参加の罪により処刑されたという。

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ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(4月6日付)によると、ユーフラテスの火山合同作戦司令室が、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、タッル・アブヤド市近郊の戦略的要衝アスナーン丘を制圧した。

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ハサカ県では、ARA News(4月6日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、タッル・タムル町郊外のアナービーヤト・スーダーン村を制圧した。

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ダイル・ザウル県では、ARA News(4月6日付)が、ダーイシュ(イスラーム国)が立て籠もるダイル・ザウル市ジャウラ地区、クスール地区の住民に対して、同地を包囲するシリア軍が地区外への脱出を認める措置をとったと伝えた。

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ヒムス県では、SANA(4月6日付)によると、ラッフーム村一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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有志連合合同司令部は、シリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点を15回にわたって空爆したと発表した。

うち3回はシリア領内のダーイシュ拠点に対して行われたという。

ARA News(4月6日付)が伝えた。

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ハマー県では、ARA News(4月7日付)によると、サラミーヤ市東部郊外でのダーイシュ(イスラーム国)の砲撃で、女性1人、子供3人を含む8人が死亡した。

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ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(4月7日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がザバダーニー市東部山岳地帯のシリア軍検問所2カ所を襲撃し、制圧した。

AFP, April 6, 2015、AP, April 6, 2015、ARA News, April 6, 2015、April 7, 2015、Champress, April 6, 2015、al-Hayat, April 7, 2015、Iraqi News, April 6, 2015、Kull-na Shuraka’, April 6, 2015、April 7, 2015、al-Mada Press, April 6, 2015、Naharnet, April 6, 2015、NNA, April 6, 2015、Reuters, April 6, 2015、SANA, April 6, 2015、UPI, April 6, 2015などをもとに作成。

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ヌスラ戦線がアレッポ県でクルド人住民300人以上を拉致(2015年4月6日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線のダーナー市(イドリブ県)シャリーア委員会が、クルド人住民300人以上を拉致したと発表した。

クルド人住民は、マイクロバス5台に分乗して、西クルディスタン移行期民政局アフリーン地区の主都であるアレッポ県アフリーン市を出て移動中のところ、タカード村近郊の検問所で拘束されたという。

拘束後、乗っていた女性は釈放されたが、300人以上はヌスラ戦線の支配下のダーナー市に連行され聴取を受ける予定だという。

なお、ARA News(4月6日付)は、クルド人住民を拉致したのは、イスラーム軍だと伝えた。

一方、ジハード主義武装集団と、ヌッブル市、ザフラー町を防衛する国防隊の間で「捕虜交換」が行われ、ジハード主義武装集団が拉致していた女性、子供25人が解放された。

国防隊側は見返りとして、1年前に捕捉されていたムジャーヒディーン軍(シャーム戦線)の司令官ユースフ・ズーア氏を釈放した。

AFP(4月6日付)によると、「捕虜交換」は西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の仲介によって実現したという。

なお、クッルナー・シュラカー(4月6日付)は、捕虜交換を行ったのは、パレスチナ人の民兵組織クドス旅団とシャーム戦線だと報じた。

シリア人権監視団によると、このほかにも、ヌッブル市、ザフラー町をジハード主義武装集団が砲撃する一方、シリア軍はアレッポ市マサーキン・ハナーヌー地区、バーブ・ナイラブ地区を「樽爆弾」などで空爆した。

他方、SANA(4月6日付)によると、バーシュカウィー村一帯、ハンダラート・キャンプ一帯、ドゥワイル・ザイトゥーン村、マクバラ村、ハーン・トゥーマーン村、シャイフ・ナッジャール市東方、アレッポ市ライラムーン地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、ファトフ軍によって制圧されたイドリブ市のほか、ビンニシュ市、クマイナース村、カフルタハーリーム町、サルキーン市、サルミーン市を激しく空爆・砲撃し、女性、子供を含む30人以上が死亡した。

なおシリア革命総合委員会は、ファトフ軍によるイドリブ市制圧後、シリア軍が97回にわたって同市に対して空爆を行い、住民136人が死亡、159人が負傷、90万人が避難を余儀なくされ、市内にとどまっているのは10万人に過ぎないと発表した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、ジハード主義武装集団(自由シリア軍南部戦線)によって制圧されたブスラー・シャーム市を「樽爆弾」などで空爆し、女性1人、子供4人を含む7人が死亡した。

シリア軍はまた、カフルシャムス町、アンタル丘、インヒル市、ズィムリーン村、サムリーン村、ウンム・アウサジュ村などにも空爆を行った。

一方、シャームの民のヌスラ戦線は、マナーラ・バイダー機構(広報機関)を通じて、カフルシャムス町南部の検問所を制圧したと発表した。

クッルナー・シュラカー(4月6日付)によると、自由シリア軍南部戦線第1軍がシリア軍の戦略的要衝ジャディーヤ町への攻撃を開始した。

またシャームの剣旅団は、シリア軍戦闘機をロシア製の地対空誘導ミサイル(イグラ)で撃墜したと発表した。

他方、SANA(4月6日付)によると、ムザイリーブ町、ラジャート高原、インヒル市、ズィムリーン村、サムリーン村、ウンム・アウサジュ村、西ガーリヤ村、ヒルバト・アウワード村、ハーッラ市、アトマーン村、タファス市、ダルアー市旧税関地区などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、クッルナー・シュラカー(4月6日付)によると、シリア政府の支配下にあるサラミーヤ市に迫撃砲弾複数発が着弾し、住民7人が死亡、数十人が負傷した。

またハマー航空基地を離陸したシリア軍ヘリコプターが技術的トラブルによって墜落し、乗組員6人のうち1人が死亡した。

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ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(4月6日付)によると、シリア軍がドゥーマー市のイスラーム・ヒクマ学校を空爆し、ムハンマド・ダアーシュ校長が死亡した。

一方、SANA(4月6日付)によると、ザマルカー町、アイン・タルマー村、ドゥーマー市郊外、ハラスター市郊外、カーラ市郊外無人地帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム軍、イスラーム旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(4月6日付)が、ハサカ市内で国防隊の司令官アフマド・ヒッラ氏が何者かに誘拐され、連れ去れたと報じた。

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クナイトラ県では、SANA(4月6日付)によると、ジャバーター・ハシャブ村、アイン・ヌーリーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(4月6日付)によると、ラスタン市、ムシャイリファ村、サーリヒーヤ村、西サラーム村、アルシューナ村、マスアダ村、アブー・ハワーディード村、東サラーム村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(4月7日付)によると、ラフマーン軍団がアルバイン市でシャーム自由人イスラーム運動本部を襲撃した。

AFP, April 6, 2015、AP, April 6, 2015、ARA News, April 6, 2015、Champress, April 6, 2015、al-Hayat, April 7, 2015、Iraqi News, April 6, 2015、Kull-na Shuraka’, April 6, 2015、April 7, 2015、al-Mada Press, April 6, 2015、Naharnet, April 6, 2015、NNA, April 6, 2015、Reuters, April 6, 2015、SANA, April 6, 2015、UPI, April 6, 2015などをもとに作成。

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イドリブ市の支配をめぐってファトフ軍とシリア政府が水面下で綱引き(2015年4月6日)

『ハヤート』(4月6日付)によると、ファトフ軍作戦司令室に参加するジハード主義武装集団の代表らで構成されるイドリブ市統治評議会は、市内の行政をめぐってシリア政府と「水面下の綱引き」を繰り広げていると伝えた。

ファトフ軍は、イドリブ市制圧後、作戦司令室のもとに司法警察委員会、民政福祉委員会、治安委員会を設置し、同市の実効支配をめざしている。

そのうちの治安委員会は、3日付で布告を出し、イドリブ市内の行政機関で働いていた職員らに対して「自らの手を血で染めた者以外」は職場から追放しないとの姿勢を示すとともに、水道、電気、衛生、製パン、製粉部門の職員に対して、イドリブ市の市民生活の正常化に向けて協力するよう呼びかけている。

Kull-na Shuraka', April 5, 2015
Kull-na Shuraka’, April 5, 2015
Kull-na Shuraka', April 5, 2015
Kull-na Shuraka’, April 5, 2015

これに対して、シリア政府は、イドリブ市内で勤務していたすべての公務員に対して職務を放棄し、他県で職務を継続するよう」呼びかけ、これと並行するかたちで、シリア軍が市内に対して激しい空爆を行っているという。

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また、トルコのハタイ県レインヒル市では、ファトハ軍の討議評議会代表やシリア革命反体制勢力国民連立アフマド・トゥウマ暫定内閣の代表らが、イドリブ県で活動しているという活動家の呼びかけに応じるかたちで、イドリブ市の行政に関する会合を開いた。

だが『ハヤート』によると、会議に参加した活動家からは、「イドリブ市解放の成果を横取りしようとしている」との批判がシリア革命反体制勢力国民連立の代表らに向けられたという。

Kull-na Shuraka', April 5, 2015
Kull-na Shuraka’, April 5, 2015

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一方、シリア人権監視団によると、シリア軍がイドリブ県のイドリブ市内各所、マストゥーマ軍事基地一帯、クマイナース村、ビンニシュ氏、サラーキブ市、マルイヤーン村、バシーリーヤ村などを激しく空爆・砲撃した。

またマストゥーマ軍事基地一帯では、シリア軍、国防隊が、シャーム自由人イスラーム運動、ジュンド・アクサー旅団、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

これに対して、SANA(4月5日付)は、イドリブ市内、同市南部、マジュダリヤー村、ナイラブ村、サラーキブ市南部、クーリーン村南部、ナスィービーン市南部、マアッルバリート村、カフルナジュド村西部、ビンニシュ市、サルキーン市、アブー・ズフール町、タッル・サラムー村、ハミーディーヤ村、サルミーン市、タフタナーズ市、ジャアキーヤ村、タマーニア町、フバイト村、ナリラヤー村、ファイルーン村、クマイナース村で、「テロリスト」200人以上を殺傷、車輌などを破壊したと伝えた。

AFP, April 5, 2015、AP, April 5, 2015、ARA News, April 5, 2015、Champress, April 5, 2015、al-Hayat, April 6, 2015、Iraqi News, April 5, 2015、Kull-na Shuraka’, April 5, 2015、al-Mada Press, April 5, 2015、Naharnet, April 5, 2015、NNA, April 5, 2015、Reuters, April 5, 2015、SANA, April 5, 2015、UPI, April 5, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)がハサカ県でキリスト教会を破壊(2015年4月5日)

ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(4月5日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がナスリー村(タッル・タムル町郊外)にある聖マリア教会を破壊した。

Kull-na Shuraka', April 5, 2015
Kull-na Shuraka’, April 5, 2015

 

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ダイル・ザウル県では、クッルナー・シュラカー(4月5日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がダイル・ザウル市のハミーディーヤ地区などで、軍事キャンプでの教練を拒否した児童20人を逮捕した。

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ヒムス県では、SANA(4月5日付)によると、ラッフーム村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, April 5, 2015、AP, April 5, 2015、ARA News, April 5, 2015、Champress, April 5, 2015、al-Hayat, April 6, 2015、Iraqi News, April 5, 2015、Kull-na Shuraka’, April 5, 2015、al-Mada Press, April 5, 2015、Naharnet, April 5, 2015、NNA, April 5, 2015、Reuters, April 5, 2015、SANA, April 5, 2015、UPI, April 5, 2015などをもとに作成。

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ヌスラ戦線がナスィーブ国境通行所を「ハウラーン法務局」に移管し、撤退(2015年4月5日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線が他のジハード主義武装集団とともにナスィーブ国境通行所から撤退、また「ハウラーン法務局」が声明を出し、ヤルムーク軍前線司令官のイマード・アブー・ズライク氏が同国境通行所の管理の任にあたると発表した。

またハウラーン法務局は、国境通行所で略奪を行った者たちに対して、48時間以内に盗品を返還するよう呼びかけた。

Kull-na Shuraka', April 5, 2015
Kull-na Shuraka’, April 5, 2015

これに対して、シリア軍はカフル・ナースィジュ村などを砲撃する一方、インヒル市などで、国防隊、ヒズブッラー戦闘員などとともにヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦したという。

一方、SANA(4月5日付)によると、スマード村、バアヤート村、アトマーン村一帯、ダルアー市内各所で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団が、ティシュリーン発電所、ナースィリーヤ発電所へのガス供給パイプラインを破壊し、ダマスカス県などへの送電が中断した。

また、ARA News(4月5日付)などによると、シリア軍がキスワ市を戦車で砲撃し、住民数十人が死傷した。

一方、SANA(4月5日付)によると、ダイルハビーヤ市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(4月5日付)によると、マスハラ村、ハミーディーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(4月5日付)によると、ウンク・ハワー村、ラジャム・カスル村、サーリヒーヤ村、ヒブラ村、ウンム・サフリージュ村、アブー・ハワーディート村、アルシューナ村、マスアダ村、西サラーム村、ムシャイリファ村などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(4月5日付)によると、アイドゥーン村、ラターミナ町、スカイク村、カフルズィーター市、ハマーミーヤート村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。


AFP, April 5, 2015、AP, April 5, 2015、ARA News, April 5, 2015、Champress, April 5, 2015、al-Hayat, April 6, 2015、Iraqi News, April 5, 2015、Kull-na Shuraka’, April 5, 2015、al-Mada Press, April 5, 2015、Naharnet, April 5, 2015、NNA, April 5, 2015、Reuters, April 5, 2015、SANA, April 5, 2015、UPI, April 5, 2015などをもとに作成。

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ヌスラ戦線は、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプでの中立を宣言する一方、ダーイシュ(イスラーム国)を支援したのは、反体制武装集団とシリア政府が和解したためと自己弁護(2015年4月5日)

シャームの民のヌスラ戦線は声明を出し、ダーイシュ(イスラーム国)およびヌスラ戦線によるダマスカス県ヤルムーク区(ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ)への侵入、占拠に関して、「中立」の立場をとっていると主張した。

ヌスラ戦線は声明で、「我々はみなに明らかにしたい。ダマスカス南部の我々ヌスラ戦線は、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプでのアクナーフ・バイト・マクディス大隊とダーイシュの戦闘において中立の立場にある。我々だけでなく、シャーム自由人イスラーム運動などの組織も同じ立場である。中立の立場をとることは、自らの責任を回避することではない。我々を追究しようとする者たちは、我々はこの地域で新たな負担に耐えていることを忘れている。この負担は、ヌサイリー体制軍(シリア政府)、アフマド・ジブリールのシャッビーハ(PLFL-GC)、ファタハ・インティファーダに…加えて、ヤルダー、バッビーラー、バイト・サフムといった地域で(シリア政府と)和解したグループと対決しなければならないという負担だ」と主張した。

そのうえで、ザフラーン・アッルーシュ司令官率いるイスラーム軍がダーイシュと戦うためにヤルムーク・パレスチナ難民キャンプに突入する意思を示していることに関して、ヌスラ戦線制圧地域の通過を許可するとしつつも、「イスラーム軍は誰と突入しようとしているのか? 犯罪者政権との和解に関与した使徒シャーム旅団とか? この旅団はバイト・サフムで我々を裏切った…。我々ヌスラ戦線は要請を拒否せざるを得なかった。どうして我々が、バイト・サフムで戦った者たちのために、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプに突入しようか?」と述べ、シリア政府と反体制勢力の和解ゆえにダーイシュ寄りの姿勢をとったことを認めた。

Kull-na Shuraka', April 5, 2015
Kull-na Shuraka’, April 5, 2015

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イスラーム軍のザフラーン・アッルーシュ司令官はダマスカス郊外県東グータ地方で記者会見を行い、「もし彼ら(有志連合)が我々に1,000億ドルをくれたら、ダーイシュ(イスラーム国)、シリア政府、シーア派のヒズブッラー民兵を殲滅し、イランや中国にまで到達していたことだろう」と豪語、ダーイシュ掃討の意思を明らかにした。

AFP, April 5, 2015、AP, April 5, 2015、ARA News, April 5, 2015、Champress, April 5, 2015、al-Hayat, April 6, 2015、Iraqi News, April 5, 2015、Kull-na Shuraka’, April 5, 2015、al-Mada Press, April 5, 2015、Naharnet, April 5, 2015、NNA, April 5, 2015、Reuters, April 5, 2015、SANA, April 5, 2015、UPI, April 5, 2015などをもとに作成。

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シリア政府、支援機関の協力により、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ住民約2,000人が避難に成功(2015年4月5日)

PLO(パレスチナ解放機構)のアンワル・アブドゥルハーディー政治局長は、シリア政府の支援を受けて、ダーイシュ(イスラーム国)やシャームの民のヌスラ戦線が占拠するヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ(ダマスカス県)から住民の避難を行ったことを明らかにした。

アブドゥルハーディー政治局長は「我々は(ダマスカス郊外県)バイト・サフム市(南東部)など…の安全な通行所を経由して、金曜日と土曜日(3、4日)にシリア政府や支援組織の支援のもと、400世帯、約2,000人をザフラー地区に避難させた」と述べた。

なおアブドゥルハーディー政治局長によると、ダーイシュ、ヌスラ戦線はキャンプ中心部および南西部一帯を占拠しているのに対して、アクナーフ・バイト・マクディス大隊側がキャンプ北東部を維持しているという。

『ハヤート』(4月6日付)が伝えた。

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シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)とシャームの民のヌスラ戦線が占拠するダマスカス県ヤルムーク区(ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ)に対して、シリア軍が「樽爆弾」13発を投下、また同地ではハマースに近いパレスチナ人武装組織「アクナーフ・バイト・マクディス大隊」などジハード主義武装集団がダーイシュ、ヌスラ戦線と交戦した。

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PLO(パレスチナ解放機構)執行委員会メンバーでダマスカス在住のアフマド・マジュダラーニー氏は、ダマスカス県ヤルムーク区(ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ)へのダーイシュ(イスラーム国)とシャームの民のヌスラ戦線の侵攻・占拠に関して、「キャンプ住民はきわめて複雑で困難な状況下で暮らしており、ダーイシュがキャンプの広範囲を制圧したことを受け、深刻な人道的悲劇を…もたらしかねない状況に彼らは置かれている」と警鐘を鳴らした。

そのうえで「シリア政府や一部の当事者と集中的に連絡をとり、ヤルムーク・キャンプの住民に悪影響が及ばないようにしている」と強調した。

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ハマースは、ダマスカス県ヤルムーク区(ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ)へのダーイシュ(イスラーム国)とシャームの民のヌスラ戦線の侵攻・占拠に関して声明を出し、「パレスチナ人の流血をもたらし、彼らをさらなる人道的悲劇に追いやるような…戦闘の即時停止」を呼びかけた。

ハマースによると、ハーリド・ミシュアル政治局長も事態の推移を注視し、「さまざまな連絡を介して、キャンプ内での流血停止のために何が必要かを追求」するとともに、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプを含むすべてのパレスチナ難民キャンプの「中立化」、シリア危機からの拝披が必要だと確認したという。

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PFLPは、ダマスカス県ヤルムーク区(ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ)へのダーイシュ(イスラーム国)とシャームの民のヌスラ戦線の侵攻・占拠に関して声明を出し、「国際社会、アラブ世界でキャンプ救済と同地からの武装集団退去のための政治的行動計画を準備」するよう呼びかけた。

AFP, April 5, 2015、AP, April 5, 2015、ARA News, April 5, 2015、Champress, April 5, 2015、al-Hayat, April 6, 2015、Iraqi News, April 5, 2015、Kull-na Shuraka’, April 5, 2015、al-Mada Press, April 5, 2015、Naharnet, April 5, 2015、NNA, April 5, 2015、Reuters, April 5, 2015、SANA, April 5, 2015、UPI, April 5, 2015などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県、ハマー県などでシリア軍とダーイシュ(イスラーム国)の戦闘続く:ヒムス県ではラフマーン軍団がダーイシュを襲撃(2015年4月4日)

ダイル・ザウル県では、SANA(4月4日付)によると、ダイル・ザウル市サーリヒーヤ地区で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、クッルナー・シュラカー(4月4日付)によると、ラフマーン軍団など反体制武装集団が県東部アルヤーニーヤ村、ハブラ村一帯(およびダマスカス郊外県カラムーン地方)のダーイシュ(イスラーム国)の拠点複数カ所を攻撃し、ダーイシュ・メンバー24人を殺害した。

一方、SANA(4月4日付)によると、ラッフーム村一帯、グナイマート村、ジュッブ・ヒブル村、シャーイル・ガス採掘所一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(4月4日付)によると、ジャニー・アルバーウィー村、ウカイリバート町、ラハーヤー村、カフルズィーター市、北カスタル村、サルハト・カバリーヤ村、ラスム・アドゥール村、ティバーラト・ディーバ村、ハマーディー・ウマル村、ラスム・カトシーヤ村、ラスム・ファーヤー村などで、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、ARA News(4月6日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、マンビジュ市のすべての商店、野菜・果物行商人に対して1,000シリア・ポンドの税を課すことを決定した。

AFP, April 4, 2015、AP, April 4, 2015、ARA News, April 4, 2015、April 5, 2015、Champress, April 4, 2015、al-Hayat, April 5, 2015、Iraqi News, April 4, 2015、Kull-na Shuraka’, April 4, 2015、al-Mada Press, April 4, 2015、Naharnet, April 4, 2015、NNA, April 4, 2015、Reuters, April 4, 2015、SANA, April 4, 2015、UPI, April 4, 2015などをもとに作成。

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シリア国家建設潮流のフサイン代表が「モスクワ2」への参加を断念(2015年4月4日)

シリア国家建設潮流のルワイフ・フサイン代表はAFP(4月4日付)に、6日から開催予定のシリア政府と反体制派の和平交渉「モスクワ2」への参加を見合わせると発表した。

フサイン代表は、シリア当局が自身(起訴中)の国外への渡航を許可しなかったことが、不参加の理由だと述べる一方、シリア政府が「第1回会合ほどに第2回会合(モスクワ2)に関心を持っていない」と非難した。

AFP, April 4, 2015、AP, April 4, 2015、ARA News, April 4, 2015、Champress, April 4, 2015、al-Hayat, April 5, 2015、Iraqi News, April 4, 2015、Kull-na Shuraka’, April 4, 2015、al-Mada Press, April 4, 2015、Naharnet, April 4, 2015、NNA, April 4, 2015、Reuters, April 4, 2015、SANA, April 4, 2015、UPI, April 4, 2015などをもとに作成。

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イドリブ市一帯でシリア軍とジハード主義武装集団の戦闘続く(2015年4月4日)

イドリブ県では、『ハヤート』(4月5日付)などによると、ファトフ軍を構成するジハード主義武装集団がマストゥーマ村一帯でシリア軍との交戦を続けた。

一方、SANA(4月4日付)によると、イドリブ市内のシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運度、ジュンド・アクサー機構などの拠点をシリア軍が「正確且つ集中的」に空爆した。

またサルミーン市、ジュダール・ブカフルーン村、マクバラ村、ナリラヤー村、クマイナース村、アブー・ズフール町一帯、タッル・サラムー村、ハミーディーヤ村、バーラ村、カフルラーター村、アービディーン村、マアッラトミスリーン市、トゥータ村、アイン・バーリダ村、タフタナーズ市、フワイズ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がドゥーマー市一帯、アイン・タルマー村、ザバダーニー市一帯を空爆・砲撃、フライタ村郊外無人地帯でシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

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ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(4月4日付)によると、シリア軍がタファス市、ジャースィム市、シャイフ・マスキーン町西方、東ガーリヤ村など各所を「樽爆弾」など空爆した。

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ヒムス県では、SANA(4月4日付)によると、ラスタン市、ワアラ村、ウンム・シャルシューフ村、ラジャム・カスル村、ラジャム・アーリー村、アブー・ハワーディート村、ムシャイリファ村、ウンム・サフリージュ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、アンサール大隊、ハマー・アキーダ旅団、イスラームの獅子旅団、イーマーン・ビッラー旅団、ファールーク大隊の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(4月4日付)によると、ワディーヒー村、アルド・マッラーフ地区、ナイラブ村、ハンダラート・キャンプ一帯、アブティーン村、アターリブ市、アレッポ市ライラムーン地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(4月4日付)によると、ラターミナ町、サラミーヤ市東部郊外の砂漠地帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(4月4日付)によると、ヌアイマ村、フラーク市・ムライハ村街道、ナスィーブ村近郊免税市場一帯、アクラバー村、ハーッラ市、ダルアー市各所などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(4月4日付)によると、ハミーディーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, April 4, 2015、AP, April 4, 2015、ARA News, April 4, 2015、Champress, April 4, 2015、al-Durar al-Shamiya, April 4, 2015、al-Hayat, April 5, 2015、Iraqi News, April 4, 2015、Kull-na Shuraka’, April 4, 2015、al-Mada Press, April 4, 2015、Naharnet, April 4, 2015、NNA, April 4, 2015、Reuters, April 4, 2015、SANA, April 4, 2015、UPI, April 4, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)とヌスラ戦線がヤルムーク・パレスチナ難民キャンプの90%を制圧、シリア軍が同地を激しく爆撃(2015年4月4日)

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ヤルムーク区(ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ一帯)に侵攻したダーイシュ(イスラーム国)とハマース寄りのパレスチナ人武装組織「アクナーフ・バイト・マクディス大隊」をはじめとするジハード主義武装集団が交戦するなか、シリア軍が同地一帯に空爆を行った。

シリア軍、国防隊はまた、ヤルムーク区に隣接するタダームン区でもジハード主義武装集団と交戦した。

『ハヤート』(4月5日付)によると、ダーイシュのキャンプ侵攻を支援したシャームの民のヌスラ戦線も、ダーイシュとともにキャンプ内での戦闘に参加し、「アクナーフ・バイト・マクディス大隊」らと交戦したという。

シリア人権監視団によると、ダーイシュとシャームの民のヌスラ戦線の戦闘員の攻勢を受け、アクナーフ・バイト・マクディス大隊はヤルムーク・パレスチナ難民キャンプの北東部へと追いやられ、ダーイシュらはキャンプの約90%を掌握しているという。

これに対し、アクナーフ・バイト・マクディス大隊は早朝、サラーフッディーン・モスクのミナレットの拡声器などを通じて、「ヤルムーク奪還作戦」の開始を発表し、キャンプ内の武装集団・戦闘員に対して、ダーイシュへの徹底抗戦を呼びかけているという。

ARA News, April 4, 2015
ARA News, April 4, 2015
ARA News, April 4, 2015
ARA News, April 4, 2015
ARA News, April 4, 2015
ARA News, April 4, 2015
ARA News, April 4, 2015
ARA News, April 4, 2015
ARA News, April 4, 2015
ARA News, April 4, 2015
ARA News, April 4, 2015
ARA News, April 4, 2015

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シリア人権監視団によると、ダーイシュ侵入から4日目となる4日も、キャンプ一帯では砲撃、銃撃戦が行われ、民間人6人、アクナーフ・バイト・マクディス大隊側の戦闘員12人、ダーイシュ側戦闘員複数、シリア軍・国防隊兵士5人が死亡したという。

死亡したアクナーフ・バイト・マクディス大隊戦闘員のうちの2人はダーイシュによって斬首されたという。

また「シリアのパレスチナ人のための行動グループ」によると、ダーイシュとの戦闘で、ファタハ・インティファーダのアブドゥッラー・ハサン・アブドゥッラー氏や住民(難民)1人が死亡する一方、シリア軍の空爆でも住民(難民)1人が死亡した。

一方、パレスチナ解放戦線のタイスィール・アブー・バクル氏(ダマスカス在住)によると、ダーイシュは3日以降、キャンプ内で、民間人を含む21人を殺害、74人を拘束しているという。

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なお『ハヤート』(4月5日付)によると、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプには、2011年の紛争前には16万人のパレスチナ人が暮らしていたが、現在の人口は推計で約1万8,000人にまで落ち込んでいる。

一方、シリアのパレスチナ人のための行動グループによると、シリア政府に敵対的な勢力が支配するヤルムーク・パレスチナ難民キャンプに対するシリア軍の包囲は636日に及び、電気は716日、水道は206日にわたって不通、包囲による犠牲者数は173人に達しているという。

またシリア軍によるパレスチナ難民キャンプ包囲は、ダマスカス郊外県の、フサイニーヤ・キャンプ、スバイナ・キャンプに対しても500日以上(フサイニーヤは537日、スバイナは507日)続けられ、ハーン・シャイフ・キャンプに至る幹線道路も閉鎖されている一方、ダルアー県のキャンプは3分の2が破壊され、353日にわたって電気が復旧していないという。

さらにアレッポ県のハンダラート・キャンプのパレスチナ人は、同地がヌスラ戦線などによって制圧された709日前に、全員が避難した。

これに対して、ダマスカス郊外県のジャルマーナー市、サイイダ・ザイナブ町、ラタキア県ラタキア市ラムル・キャンプ、ヒムス県アーイディーン・キャンプは比較的平穏だという。

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パレスチナのハマース指導部のイスマーイール・ラドワーン氏はクドス・プレス(4月4日付)に「シリアのヤルムーク・パレスチナ難民キャンプを救済するための緊急介入の必要がある」と述べた。

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シリア革命反体制勢力国民連立のハーリド・ハウジャ代表は声明を出し、「バッシャール・アサドの「樽爆弾」とダーイシュ(イスラーム国)のナイフからヤルムーク・パレスチナ難民キャンプを救出するための緊急行動」を国連および有志連合に対して呼びかけた。

AFP, April 4, 2015、AP, April 4, 2015、ARA News, April 4, 2015、Champress, April 4, 2015、al-Hayat, April 5, 2015、Iraqi News, April 4, 2015、Kull-na Shuraka’, April 4, 2015、al-Mada Press, April 4, 2015、Naharnet, April 4, 2015、NNA, April 4, 2015、Quds Press, April 4, 2015、Reuters, April 4, 2015、SANA, April 4, 2015、UPI, April 4, 2015などをもとに作成。

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シリア外務省高官はイランの核開発に関する枠組み合意に歓迎の意を表明(2015年4月3日)

SANA(4月3日付)は、シリア外務在外居住者省高官筋の話として、イランが国連安保理常任理事国およびドイツと結んだ核開発に関する枠組み合意に関して、シリア政府が歓迎の意を表明するとともに、「欧米諸国がイラン国民に対して課している不正な経済制裁を解除するという約束を履行する」ことが重要だとの見解を示した、と伝えた。


AFP, April 3, 2015、AP, April 3, 2015、ARA News, April 3, 2015、Champress, April 3, 2015、al-Hayat, April 4, 2015、Iraqi News, April 3, 2015、Kull-na Shuraka’, April 3, 2015、al-Mada Press, April 3, 2015、Naharnet, April 3, 2015、NNA, April 3, 2015、Reuters, April 3, 2015、SANA, April 3, 2015、UPI, April 3, 2015などをもとに作成。

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ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプでダーイシュ(イスラーム国)とハマース系武装組織の戦闘続く:ダマスカス郊外県でダーイシュのキャンプ侵入を批判するデモ発生(2015年4月3日)

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ヤルムーク区(ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ)一帯で、ハマースに近いパレスチナ人武装組織「アクナーフ・バイト・マクディス大隊」などからなる武装集団とダーイシュ(イスラーム国)の戦闘が続いた。

『ハヤート』(4月4日付)によると、ダーイシュによるヤルムーク区のバースィル病院、ハイファー通り、ルービーヤ通り一帯の占拠に伴う戦闘激化を受け、同地区の住民数十世帯が、ダマスカス郊外県のヤルダー市、バービッラー市への避難を余儀なくされているという。

またシリア現地消息筋は、AFP(4月3日付)に対して、シリア軍がヤルムーク区周辺での厳戒態勢を強化している…。こうした措置はダーイシュ戦闘員がキャンプの外へと拡大し、シリア軍の保護下にある安全な地域に向かうことを阻止することが目的だ」と述べた。

同消息筋によると、ダーイシュが首都ダマスカスにこれほどまでに接近したのはこれが初めてだが、「首都ダマスカスに至るキャンプのメイン・ゲートは安全だ」と述べ、シリア軍とPFLP-GCなどシリア政府寄りのパレスチナ人民兵が防衛にあたっていることを強調した。

ダマスカス郊外県で活動するイスラーム軍は声明を出し、ダマスカス県ヤルムーク区(ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ)へのダーイシュの潜入を支援しているシャームの民のヌスラ戦線に対して、「革命家部隊の側につき、ダーイシュと戦い、彼らとダーイシュの(戦闘の)妨げになるべきでない」と批判した。

また「我々の原則に反するかたちで戦闘を行うヌスラ戦線に対して、ダーイシュとの戦いにおいて周知の権利に従うよう呼びかける。ヌスラ戦線の司令官(アミール)たちはダーイシュと戦うよう命じている」と警鐘を鳴らした。

一方、ARA News(4月3日付)は、ジャーナリストのワリード・アーガー氏の話として、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦するハマース寄りのパレスチナ人武装集団「アクナーフ・バイト・マクディス」に対して、関係当局に投降するよう求めている、と伝えた。

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SANA(4月3日付)は、ダマスカス郊外県のバイト・サフム市、バービッラー市の住民数百人が、ダマスカス県ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプへのダーイシュ(イスラーム国)の侵入・占拠と、シャームの民のヌスラ戦線によるダーイシュ侵入の支援を非難したと報じ、その写真を公開した。

SANA, April 3, 2015
SANA, April 3, 2015

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ヒムス県では、SANA(4月3日付)によると、ラッフーム村で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、ARA News(4月3日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)ヒムス州がビデオ声明を出し、シリア軍検問所で逮捕後に殺害されたヒムス市出身のサーミル・ムハンマド・アフマド氏の妻が、復讐としてシリア軍兵士1人を銃殺した、と発表した。

また、ARA News(4月4日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシャッダーディー市で、「シリア政府に内通している」と自供した男性複数を処刑、その映像を公開した。

一方、クッルナー・シュラカー(4月4日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がタッル・タムル町への突入を試み、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊と交戦した。

AFP, April 3, 2015、AP, April 3, 2015、ARA News, April 3, 2015、April 4, 2015、Champress, April 3, 2015、al-Hayat, April 4, 2015、Iraqi News, April 3, 2015、Kull-na Shuraka’, April 3, 2015、April 4, 2015、al-Mada Press, April 3, 2015、Naharnet, April 3, 2015、NNA, April 3, 2015、Reuters, April 3, 2015、SANA, April 3, 2015、UPI, April 3, 2015などをもとに作成。

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アル=カーイダ系武装集団がイドリブ市郊外のシリア軍基地一帯でシリア軍と交戦、ハマー県北部での攻勢に向け準備(2015年4月3日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、マストゥーマ軍事基地一帯で深夜から未明にかけて、シリア軍、国防隊がシャームの民のヌスラ戦線、ジュンド・アクサー機構などからなるジハード主義武装集団と激しく交戦した。

また、クッルナー・シュラカー(4月4日付)によると、シリア軍戦闘機がイドリブ市中心部の時計広場、シャイフ・ブルグル・モスク一帯を空爆し、住民数十人が死亡した。

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ハマー県では、『ハヤート』(4月4日付)によると、同県北部で活動するシャームの自由人イスラーム運動、シャーム軍団、ガーブの鷹、イッザ連合、第13師団、シャーム・ムジャーヒディーン旅団などのジハード主義武装集団が2日、「復位」の名で合同作戦司令室を設置したと報じた。

シャーム軍団広報局によると、「復位」合同作戦司令部は、カフルズィーター市西方のタッル・ハマーミーヤート検問所などを迫撃砲などで攻撃、これに対してシリア軍はラターミナ町、カフルズィータ市一帯を空爆・砲撃したという。

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ダルアー県では、SANA(4月3日付)によると、ウンム・マヤーズィン・サイダー街道、クーム・ワーワーヤート、シャイフ・マスキーン、アトマーン村、インヒルで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム・ムサンナー運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(4月3日付)によると、ザバダーニー市一帯をシリア軍が「樽爆弾」などで空爆し、反体制武装集団と交戦する一方、フライタ村郊外無人地帯のシリア軍拠点を反体制武装集団が砲撃、交戦した。

一方、SANA(4月3日付)によると、ザバダーニー市西部、ハッザ、アルバイン市、ドゥーマー市郊外で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(4月3日付)によると、マスハラ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(4月3日付)によると、ラジャム・カスル村、ラジャム・アーリー村、ムシャイリファ村、ラスタン市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、ヒムス軍団、ハーリド・ブン・ワリード旅団、ファールーク大隊の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, April 3, 2015、AP, April 3, 2015、ARA News, April 3, 2015、Champress, April 3, 2015、al-Durar al-Shamiya, April 3, 2015、al-Hayat, April 4, 2015、Iraqi News, April 3, 2015、Kull-na Shuraka’, April 3, 2015、April 4, 2015、al-Mada Press, April 3, 2015、Naharnet, April 3, 2015、NNA, April 3, 2015、Reuters, April 3, 2015、SANA, April 3, 2015、UPI, April 3, 2015などをもとに作成。

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ナスィーブ国境通行所喪失後のシリアの国境通行所の管理・支配状況:シリア政府はスワイダー県のヨルダン国境に新たな通行所設置を検討(2015年4月3日)

AKI(4月3日付)は、シリア政府筋の話として、シャームの民のヌスラ戦線と「自由シリア軍」(南部戦線)がヨルダンとを結ぶダルアー県のナスィーブ国境通行所を制圧したことを受け、スワイダー県に新たな国境通行所を設置する可能性を検討していると報じた。

同消息筋によると、シリア政府は2014年に、ナスィーブ国境通行所の税関局の施設をスワイダー県ルワイシダ村に移転していたという。

この移転作業は、ナスィーブ国境通行所の喪失を想定し、国境通行所の施設を、シリア政府の支配が強固なスワイダー県に移転したいとしていた軍事情報局をはじめとする治安機関のもとで進められていたという。

しかし、同消息筋は、スワイダー県の国境通行所が、ナスィーブ国境通行所にとって代わることはなく、またその規模や設備もそれには及ばず、ヨルダン側も新たな国境通行所の設置には同意していないと付言している。

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シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線や自由シリア軍南部戦線などによって制圧されたダルアー県のナスィーブ国境通行所のメイン・ゲード一帯をヌスラ戦線が掌握、また税関関連施設一帯にヌスラ戦線、ヤルムーク旅団、スンナの獅子旅団、タウヒード旅団、ファッルージャト・ハウラーン旅団の戦闘員が展開した。

同監視団によると、ナスィーブ国境通行所の往来、物資の搬出・搬入を希望する者は、メイン・ゲートを掌握したヌスラ戦線の軍事司令官(アミール)の許可が求められているという。

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なお、アナトリア通信(4月3日付)など、シリアと周辺諸国を結ぶ国境通行所の管理・支配状況は以下の通り:

Anadolu Ajansı, April 3, 2015
Anadolu Ajansı, April 3, 2015

1. 対ヨルダン国境

ナスィーブ・ジャービル国境通行所(ダルアー県):ヌスラ戦線、「自由シリア軍」南部戦線などが2015年4月に制圧。

ダルアー(旧税関局)・ラムサー国境通行所(ダルアー県):ジハード主義武装集団が2013年11月に制圧。

2. 対イラク国境

ヤアルビーヤ・ラビーア国境通行所(ハサカ県):2012年7月に「自由シリア軍」が制圧、その後シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が争奪戦を繰り広げ、2014年10月以降は西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊、イラク・クルディスタン地域ペシュメルガが管理。

ブーカマール・カーイム国境通行所(ハサカ県):2012年11月に「自由シリア軍」が制圧、その後2014年7月にダーイシュ(イスラーム国)が掌握。

タンフ・ワリード国境通行所(ヒムス県):シリア側のタンフ国境通行所はシリア政府が掌握しているが、イラク側のワリード国境通行所はダーイシュ(イスラーム国)の攻撃を受け閉鎖。

3. 対トルコ国境

カサブ・ヤイラダーウ国境通行所(ラタキア県):シリア側のカサブ国境通行所はシリア政府が掌握しているが、トルコ側のヤイラダーウ国境通行所は閉鎖。

バーブ・ハワー・ジルヴェギョズ国境通行所(イドリブ県):シリア側のバーブ・ハワー国境通行所はアナトリア通信が言うところの「反体制勢力」が管理。

バーブ・サラーマ・オンジュプナル(アレッポ県):シリア側のバーブ・サラーマ国境通行所はアナトリア通信が言うところの「反体制勢力」が管理。

ジャラーブルス・カルカムシュ国境通行所(アレッポ県):シリア側のジャラーブルス国境通行所はダーイシュ(イスラーム国)が管理。

アイン・アラブ・ミュルシトプナル国境通行所(アレッポ県):シリア側のアイン・アラブ国境通行所は西クルディスタン移行期民政局が管理。

タッル・アブヤド・アクチャカレ国境通行所(ラッカ県):シリア側のタッル・アブヤド国境通行所はダーイシュ(イスラーム国)が管理。

ラアス・アイン・ジェイランプナル国境通行所(ハサカ県):シリア側のラアス・アイン国境通行所は西クルディスタン移行期民政局が管理。

カーミシュリー・ヌサイビン国境通行所(ハサカ県):シリア側のカーミシュリー国境通行所はシリア政府が管理し、国連の人道支援物資を搬入するために使用。

アイン・ディーワール・ジズレ国境通行所(ハサカ県):シリア側のアイン・ディーワール国境通行所は西クルディスタン移行期民政局が管理。

4. イスラエル占領下のゴラン高原

クナイトラ通行所:2014年8月にシャームの民のヌスラ戦線が制圧。

5. 対レバノン国境

ジュダイダト・ヤーブース・マスナア国境通行所(ダマスカス郊外県):シリア政府が管理。

ジュースィーヤ・カーラ国境通行所(ヒムス県):シリア政府が管理。

タッルカラフ国境通行所(ヒムス県):反体制武装集団がタッルカラフ市一帯を制圧。

ジスル・カマール・ワーディー・ハーリド国境通行所(ヒムス県):シリア政府が管理。

ダブースィーヤ・ウブーディヤ国境通行所(タルトゥース県):シリア政府が管理。

タルトゥース・アリーダ国境通行所(タルトゥース県):シリア政府が管理。

AFP, April 3, 2015、Anadolu Ajansı, April 3, 2015、AP, April 3, 2015、ARA News, April 3, 2015、Champress, April 3, 2015、al-Hayat, April 4, 2015、Iraqi News, April 3, 2015、Kull-na Shuraka’, April 3, 2015、al-Mada Press, April 3, 2015、Naharnet, April 3, 2015、NNA, April 3, 2015、Reuters, April 3, 2015、SANA, April 3, 2015、UPI, April 3, 2015などをもとに作成。

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チュニジアがシリア領事館を再開すると発表(2015年4月2日)

チュニジアのタイイブ・バクーシュ外務大臣は、シリア領事館を再開し、同国常駐代表のチュニジアでの着任を歓迎すると述べた。

チュニジアは、2012年2月に、シリア政府による反体制抗議運動弾圧に抗議するかたちで駐チュニス・シリア大使を追放処分にしていた。

ロイター通信(4月2日付)が伝えた。

AFP, April 2, 2015、AP, April 2, 2015、ARA News, April 2, 2015、Champress, April 2, 2015、al-Hayat, April 3, 2015、Iraqi News, April 2, 2015、Kull-na Shuraka’, April 2, 2015、al-Mada Press, April 2, 2015、Naharnet, April 2, 2015、NNA, April 2, 2015、Reuters, April 2, 2015、SANA, April 2, 2015、UPI, April 2, 2015などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県でダーイシュ(イスラーム国)が「髭狩り」(2015年4月2日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、下サフィール村で、武装集団がダーイシュ(イスラーム国)メンバーを襲撃し、モロッコ人メンバー1人が死亡、少なくとも4人が負傷した。

またマヤーディーン市でも武装集団がダーイシュを襲撃し、メンバー数十人が死傷したという。

一方、複数の活動家は、ダーイシュの宗教警察(ヒスバ)がマヤーディーン市内で長い髭を蓄えた男性の髭をバリカンで短く刈っていることを明らかにした。

活動家らによると、ヒスバは、公衆の面前で髭を刈るか、ヒスバ本部に連行されるかの二者選択を強要し、髭を刈っているのだという。

他方、シリア人権監視団によると、シリア軍がジュナイナ村、ジーア村のダーイシュ拠点をシリア軍が空爆した。

またダーイシュは、ブーカマール市でイラク人男性2人(ラマーディー市出身)、シリア人男性4人(ブーカマール市出身)を処刑した。

このうちブーカマール市出身のシリア人男性4人のうち2人は反体制武装集団の元メンバーで、オレンジ色の囚人服を着せられ、斬首された。

なおシリア人権監視団によると、これ以外にも、ハリータ村、シュハイル村、アシャーラ市でも男性3人が「反体制派に協力した」との罪で処刑されたという。

このほか、SANA(4月2日付)によると、ダイル・ザウル市・マヤーディーン市街道からサルダ山に至る山岳地帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、複数の活動家によると、ダーイシュ(イスラーム国)がバーブ市で、「礼拝に遅れた」として幼児を棒で殴った。

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ヒムス県では、SANA(4月2日付)によると、シャーイル・ガス採掘所一帯、ラッフーム村南方で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、ARA News(4月3日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が県内各所でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、戦闘員35人を殺害した。

AFP, April 2, 2015、AP, April 2, 2015、ARA News, April 2, 2015、April 3, 2015、Champress, April 2, 2015、al-Hayat, April 3, 2015、Iraqi News, April 2, 2015、Kull-na Shuraka’, April 2, 2015、al-Mada Press, April 2, 2015、Naharnet, April 2, 2015、NNA, April 2, 2015、Reuters, April 2, 2015、SANA, April 2, 2015、UPI, April 2, 2015などをもとに作成。

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アスマー大統領夫人がダマスカス県内の孤児院2カ所を慰問(2015年4月2日)

SANA(4月2日付)は、アサド大統領の夫人アスマー・アフラス氏が、ダマスカス県内のダール・アマーン孤児院と聖グレゴリウス正教孤児養育老齢者擁護協会を慰問し、孤児たちと面談したと報じ、その写真を掲載した。

SANA, April 2, 2015
SANA, April 2, 2015

AFP, April 2, 2015、AP, April 2, 2015、ARA News, April 2, 2015、Champress, April 2, 2015、al-Hayat, April 3, 2015、Iraqi News, April 2, 2015、Kull-na Shuraka’, April 2, 2015、al-Mada Press, April 2, 2015、Naharnet, April 2, 2015、NNA, April 2, 2015、Reuters, April 2, 2015、SANA, April 2, 2015、UPI, April 2, 2015などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県などでシリア軍とヌスラ戦線らが交戦(2015年4月2日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、マガッル・ミール村、ザバダーニー市各所、ダーライヤー市などをシリア軍が「樽爆弾」で空爆し、12人が死亡した。

またフライタ村郊外無人地帯では、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦し、ヒズブッラー戦闘員1人を含む複数名が死亡した。

一方、SANA(4月2日付)によると、ザブディーン村、ナシャービーヤ町、ハラスター・カンタラ村、ハッザ町、アイン・タルマー村、リーハーン農場、タッル・クルディー町、ハラスター市郊外、ザバダーニー市一帯、マシュラファ村無人地帯、フライタ村無人地帯、ラアス・マアッラ町無人地帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム旅団、イスラーム軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ガントゥー市、タルビーサ市をシリア軍が「樽爆弾」などで空爆し、子供2人、女性2人を含む5人が死亡した。

またクッルナー・シュラカー(4月4日付)によると、シリア軍がタルビーサ市の防空大隊基地奪還をめざして攻撃を行ったが、イーマーン・ビッラー旅団がこれを撃退、シリア軍兵士7人を殺害した。

一方、SANA(4月2日付)によると、マスアダ村、西サラーム村、東サラーム村、ハブラ村、アブー・ハワーディート村、ムシャイリファ村、ラジャム・アーリー村、ラジャム・カスル村、キースィーン村、ラスタン市郊外、ガントゥー市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、ヒムス軍団、ファールーク大隊の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、サラーキブ市各所、アブー・ズフール航空基地一帯、クマイナース村一帯をシリア軍が空爆し、複数の死傷者が出る一方、ジハード主義武装集団もマストゥーマ村一帯を砲撃した。

一方、SANA(4月2日付)によると、イドリブ市およびその周辺、ビンニシュ市、マアッラトミスリーン市、ルージュ平原、ジューズィフ村、カフルラーター村、クマイナース村、ファイルーン村、タフタナーズ市、アブー・ズフール町一帯、ナリラヤー村、ヒルバト・マルティーン市、アラブ・サイード村、カフルルーヒーン村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ラームーサ地区をジハード主義武装集団が手製の迫撃砲で攻撃する一方、シリア軍もファルドゥース地区を「樽爆弾」で空爆した。

また、クッルナー・シュラカー(4月4日付)によると、アレッポ市サラーフッディーン地をシリア軍が「フィール・ロケット弾」で砲撃し、住民6人が死亡した。<br>

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クナイトラ県では、SANA(4月2日付)によると、マスハラ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(4月2日付)によると、ジャニー・アルバーウィー村、ウカイリバート町、カフルズィーター市、中カスタル村、南カスタル村、クライブ・サウル村、ハマーディー・ウマル村、ジュルーフ村、ザカート村、アトシャーン村、ハマーミーヤート村、ラサーファ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, April 2, 2015、AP, April 2, 2015、ARA News, April 2, 2015、Champress, April 2, 2015、al-Hayat, April 3, 2015、Iraqi News, April 2, 2015、Kull-na Shuraka’, April 2, 2015、April 3, 2015、al-Mada Press, April 2, 2015、Naharnet, April 2, 2015、NNA, April 2, 2015、Reuters, April 2, 2015、SANA, April 2, 2015、UPI, April 2, 2015などをもとに作成。

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ハマース系民兵組織がヤルムーク・パレスチナ難民キャンプからダーイシュ(イスラーム国)を放逐(2015年4月2日)

ダマスカス県のヤルムーク区(ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ一帯)では、ハマースに近いパレスチナ人武装組織「アクナーフ・バイト・マクディス大隊」が、シリアの反体制武装集団とともに、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦の末、同地南部および南西部(ダマスカス郊外県ハジャル・アスワド市方面)に放逐、1日にダーイシュが占拠していた街区を奪還した。

PLOのアンワル・アブドゥルハーディー在ダマスカス政治局長は「ダーイシュはキャンプ周辺に放逐された…アクナーフ・バイト・マクディス大隊がダーイシュと交戦した」と述べるとともに、2日間の戦闘で少なくとも6人が死亡、17人が負傷したことを明らかにした。

なおシリア人権監視団によると、シリアの反体制武装集団がヤルムーク区に入り、パレスチナ人民兵を支援したという。

ダーイシュは1日、シャームの民のヌスラ戦線などの後援を受け、ヤルムーク区に侵入、キャンプの大部分を占拠していた。

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外務在外居住者省は、国連事務総長と安保理議長に宛てて書簡を送り、ダマスカス県ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプにダーイシュ(イスラーム国)がシャームの民のヌスラ戦線の支援を受けて侵入、住民に対して犯罪行為を行ったと報告する一方、トルコ、サウジアラビア両政府がこれらのアル=カイーダ系武装集団への支援を続けることで、パレスチナ人を危機に巻き込み、彼らのパレスチナへの帰還に向けた試みを無に帰し、イスラエルの占領に資そうとしていると非難の意を伝えた。

そのうえで、国連に対して、イスラエルの占領によって苦しめられているパレスチナ人に人道的に対処し、人道支援を行うとともに、サウジアラビア、カタール、イスラエル、ヨルダンによるテロ支援を停止させるよう要請した。

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一方、同じくダマスカス県カーブーン区では、シリア人権監視団によると、迫撃砲弾1発が着弾、またジャウバル区ではシリア軍の空爆が行われた。

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ダマスカス県南部シャリーア委員会は声明を出し、ヤルムーク区(ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ)へのダーイシュ(イスラーム国)侵入に対抗するため、県南部のすべての反体制武装集団が調整し、ダーイシュに対峙するよう呼びかけた。

AFP, April 2, 2015、AP, April 2, 2015、ARA News, April 2, 2015、Champress, April 2, 2015、al-Hayat, April 3, 2015、Iraqi News, April 2, 2015、Kull-na Shuraka’, April 2, 2015、April 3, 2015、al-Mada Press, April 2, 2015、Naharnet, April 2, 2015、NNA, April 2, 2015、Reuters, April 2, 2015、SANA, April 2, 2015、UPI, April 2, 2015などをもとに作成。

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シリア政府はダルアー県ナスィーブ国境通行所を全面封鎖、シリア国民連合はヌスラ戦線らによる検問所制圧を「革命家たちによる英雄的役割」と賞賛(2015年4月2日)

SANA(4月2日付)は、外務在外居住者省高官の話として、ヨルダン政府によるジャービル国境通行所一時閉鎖への対抗措置として、シリア政府はナスィーブ国境通行所を4月2日付で完全閉鎖すると発表した。

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シリア革命反体制勢力国民連立のサーリム・ムスラト報道官は、アル=カーイダ系のシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団によるナスィーブ国境通行所(ダルアー県)制圧に関して「革命家たちが…英雄的役割」を果たしていると賞賛し、歓迎の意を示した。

Kull-na Shuraka', April 2, 2015
Kull-na Shuraka’, April 2, 2015
Kull-na Shuraka', April 2, 2015
Kull-na Shuraka’, April 2, 2015

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クッルナー・シュラカー(4月3日付)によると、国境通行所の施設で反体制武装集団による商品、設備などの略奪が行われた。

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シリア人権監視団によると、シリア軍が、1日にシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団らによって占拠されたナスィーブ国境通行所一帯を「樽爆弾」などで空爆し、戦闘員3人が死亡した。

シリア軍はまたアクラバー村、フラーク市、カフルシャムス町、ダーイル町、インヒル市、カフル・ナースィジュ村、東カラク村などに対して「樽爆弾」などを使用して空爆を行い、女性、子供複数を含む約20人が死亡した。

一方、SANA(4月2日付)によると、タイバ村、ウンム・マヤーズィン町、マターイヤ村、ブスラー・シャーム市一帯、アンタル丘、タファス市、サムリーン村、ズィムリーン村、ウンム・アウサジュ村、ティーハ村、マール村、アクラバー村、アシュアリー農場、イブタア町、アトマーン村、シャイフ・マスキーン市、東ガーリヤ村、スーラ村、西ガーリヤ村一帯、ダルアー市旧税関地区、ダム街道地区、ヤルムーク学校一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム・ムサンナー運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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自由シリア軍南部戦線第1軍のアブー・ハムザ・ヌアイミー大尉は、クッルナー・シュラカー(4月2日付)に対して、ヌスラ戦線らによって制圧されたナスィーブ国境通行所が民政委員会によって管理されることになるとの意向を示した。

AFP, April 2, 2015、AP, April 2, 2015、ARA News, April 2, 2015、Champress, April 2, 2015、al-Hayat, April 3, 2015、Iraqi News, April 2, 2015、Kull-na Shuraka’, April 2, 2015、April 3, 2015、al-Mada Press, April 2, 2015、Naharnet, April 2, 2015、NNA, April 2, 2015、Reuters, April 2, 2015、SANA, April 2, 2015、UPI, April 2, 2015などをもとに作成。

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国連制裁委員会「22,000人の外国人戦闘員が約100カ国からシリア、イラクに潜入し、ダーイシュ(イスラーム国)やアル=カーイダ系武装集団に参加」(2015年4月1日)

アル=カーイダおよび関連組織に対する国連安保理の制裁委員会の専門家は、3月末に安保理に提出した報告書のなかで、2万2,000人の外国人戦闘員が約100カ国からシリア、イラクに潜入し、ダーイシュ(イスラーム国)やアル=カーイダ系武装集団に参加していることを明らかにした。

報告書によると、シリア、イラク以外でもアフガニスタンで6,500人、イエメン、リビア、パキスタン、ソマリアで数百人の外国人ジハード主義者が戦闘員として活動しているという。

また報告書では、「シリア、イラクに入った外国人戦闘員数千人は…、1990年代のアフガニスタンがそうだったように、過激派にとっての「国際的なフィニッシング・スクール」のようになっている」と指摘しているという。

ロイター通信(4月1日付)が伝えた。

AFP, April 1, 2015、AP, April 1, 2015、ARA News, April 1, 2015、Champress, April 1, 2015、al-Hayat, April 2, 2015、Iraqi News, April 1, 2015、Kull-na Shuraka’, April 1, 2015、al-Mada Press, April 1, 2015、Naharnet, April 1, 2015、NNA, April 1, 2015、Reuters, April 1, 2015、SANA, April 1, 2015、UPI, April 1, 2015などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県、アレッポ県でシリア軍とジハード主義者の戦闘続く(2015年4月1日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がラヒーバ町郊外を砲撃し、1人が死亡した。

またハーン・シャイフ・キャンプ一帯では、シリア軍とジハード主義武装集団(シャーム自由人イスラーム運動)が交戦、同地一帯をシリア軍が砲撃した。

一方、ダマスカス郊外県で活動するイスラーム軍のザフラーン・アッルーシュ司令官は、イマーム・フサイン旅団がイスラーム軍に参加・合流すると発表した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ドゥワイラア地区近郊に迫撃砲弾複数発が着弾し、12人が負傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるアレッポ市ザフラー協会地区のリヤード病院通りに爆弾が投下される一方、カスタル・ハラーミー地区で爆発が発生した。

またジハード主義武装集団はシリア軍の支配下にあるアレッポ市マサーキン・サビール地区、ティシュリーン地区、シャイハーン交差点回廊地区などを砲撃し、複数の住民が死傷した。

一方、SANA(4月1日付)によると、ブラート村、ワディーヒー村、フライターン市、マダーファ丘一帯、アレッポ市ライラムーン街道地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、第45監視塔近くで地雷が爆発市、シリア軍兵士5人(士官1人を含む)が死亡した。

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ヒムス県では、SANA(4月1日付)によると、アブー・アラーヤー村、ハッターブ町で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(4月1日付)によると、サラミーヤ市北部郊外、クライブ・サウル村、サルバー村、サウハー村、ハマーディー・ウマル村、ラスム・カティーシャ村、ラスム・アフマル村、ダキーラ村、ウンム・ハーラタイン丘、アブー・ハナーヤー村、カフルズィーター市、ジャニー・アルバーウィー村、ウンク・バージーラー村、中カスタル村、南カスタル村、ラターミナ町で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(4月1日付)によると、ビンニシュ市、ファイルーン村、マンタフ村、サルジャ村、サルミーン市、マアッラトミスリーン市、アブー・ズフール町一帯、ハーッジ・ハンムード農場、アイン・バーリダ村、シュグル村、ダイル・サンバル村、タッルアース村、果物缶詰工場一帯などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, April 1, 2015、AP, April 1, 2015、ARA News, April 1, 2015、Champress, April 1, 2015、al-Hayat, April 2, 2015、Iraqi News, April 1, 2015、Kull-na Shuraka’, April 1, 2015、al-Mada Press, April 1, 2015、Naharnet, April 1, 2015、NNA, April 1, 2015、Reuters, April 1, 2015、SANA, April 1, 2015、UPI, April 1, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダーイシュ(イスラーム国)がアル=カーイダ系のヌスラ戦線と連携してヤルムーク・パレスチナ難民キャンプを襲撃、広範囲を占拠(2015年4月1日)

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がヤルムーク区(ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ周辺の街区)に侵入し、パレスチナのハマースに近い「アクナーフ・バイト・マクディス大隊」などからなる民兵と交戦、同地区を広範囲にわたって占拠した。

クッルナー・シュラカー(4月1日付)によると、ダーイシュが占拠したのは、キャンプ南部のサラースィーン通りとパレスチナ・モスクの間の一帯で、攻撃はダーイシュが拠点としていたダマスカス郊外県ハジャル・アスワド市郊外から行われたという。

この戦闘で、双方合わせて数十人が死傷したという。

複数の活動家によると、ダーイシュの侵入に際して、シャームの民のヌスラ戦線がダーイシュを支援し、ヤルダー市を拠点とする「自由シリア軍」や反体制武装集団が「アクナーフ・バイト・マクディス大隊」側に援軍を派遣するのを阻止したという。

また、シリア軍は、ダーイシュのヤルムーク区への侵入を受け、同地区および隣接するハジャル・アスワド市各所を砲撃した。

その後、「シリアのパレスチナ人のための行動グループ」はフェイスブックで、アクナーフ・バイト・マクディス大隊が、ダーイシュによって一時占拠された地区の一部を奪還したと発表した。

複数の活動家によると、ダーイシュの侵攻の前日(3月31日)、ヤルムーク・キャンプ内で、ハマースの指導者の一人ヤフヤー・ウハウラーニー氏が覆面をした武装集団に殺害され、これを受け、ハマースに近いパレスチナ人武装集団「アクナーフ・バイト・マクディス大隊」はキャンプ内でダーイシュ・メンバー多数を逮捕していた。

ダーイシュの侵攻はこの逮捕への報復措置だと見られる。

ヤフヤー・ハウラーニー(アブー・スハイブ)氏は、ハーリド・ミシュアル政治局長がシリアを出国し、カタールに身を寄せて以降、シリア国内のハマースを指導する一方、パレスチナ慈善委員会を設置し、キャンプ内の福祉活動などに力を入れてきた。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ハサカ市南部郊外各所で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)拠点に対して砲撃を行った。

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ヒムス県では、SANA(4月1日付)によると、ジャズル村東部郊外、シャーイル・ガス採掘所一帯などで、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、ARA News(4月2日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がジャラーブルス市住民に対して、1日5回の礼拝を子供を連れてモスクで行うことを義務化し、この義務に背いた住民は「悲惨な結果」を招くと脅迫した。

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有志連合合同司令部によると、米国など有志連合は、シリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点を14回空爆した。

うち7回はアイン・アラブ市一帯、ハサカ県内のダーイシュ拠点に対して行われたという。

AFP, April 1, 2015、AP, April 1, 2015、ARA News, April 1, 2015、April 2, 2015、Champress, April 1, 2015、al-Hayat, April 2, 2015、April 8, 2015、Iraqi News, April 1, 2015、Kull-na Shuraka’, April 1, 2015、al-Mada Press, April 1, 2015、Naharnet, April 1, 2015、NNA, April 1, 2015、Reuters, April 1, 2015、SANA, April 1, 2015、UPI, April 1, 2015などをもとに作成。

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アル=カーイダ系のヌスラ戦線がヨルダン国境のナスィーブ国境通行所一帯でシリア軍と交戦、同地を制圧(2015年4月1日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ヨルダン国境に位置するナスィーブ村(国境通行所)一帯をシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団が攻撃、シリア軍と激しく交戦した。

戦闘は31日晩に開始され、シリア軍は「樽爆弾」、ロケット弾などで応戦したが、最終的にはヌスラ戦線らが検問所を制圧したという。

ナスィーブ国境通行所は、対ヨルダン国境においてシリア政府が支配を維持する唯一の通行所だった。

ヌスラ戦線らによるナスィーブ国境通行所制圧を受け、ヨルダンのフサイン・マジャーリー内務大臣は、同検問所に面するヨルダン領内のジャービル国境通行所を予防措置として一時閉鎖すると発表した。

ヨルダン政府による国境閉鎖はこれまでにもたびたび行われており、前回は2013年3月に同様の措置がとられた。

『ハヤート』(4月2日付)によると、ヌスラ戦線によるナスィーブ国境通行所制圧前は、1日数百台の貨物車輌が通過し、トルコ・サウジ間の産品の取引を中継ぎしていた。

SANA(4月1日付)は、シリア外務在外居住者省高官がヨルダン当局による国境通行所閉鎖を「貨物車輌、旅客車輌の通行妨害の責任はヨルダン政府にあり、それによって経済的、社会的悪影響が生じる」と非難した、と伝えた。

一方、クッルナー・シュラカー(4月1日付)によると、武装集団がナスィーブ村北部でシリア軍部隊を要撃し、大尉1人を含むシリア軍兵士13人を殲滅した。

また、SANA(4月1日付)によると、ヤードゥーダ村・ダルアー市街道沿い、タイバ村、ウンム・マヤーズィン町、ダルアー市郊外(ダーヒヤト・ヤルムーク区)、シャイフ・マスキーン市、フラーク市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム・ムサンナー運動、ヤルムーク旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ペトラ通信(4月1日付)は、ヨルダン軍総司令部高官筋の話として、シリアからヨルダン領内に麻薬を密輸しようとした売人2人を殺害したと伝えた。

同高官によるとヨルダン国境警備隊は、羊の群れを連れてシリア領内から近づく2人を発見、交戦の上、2人を殺害、武器、弾薬などを押収したという。

AFP, April 1, 2015、AP, April 1, 2015、ARA News, April 1, 2015、Champress, April 1, 2015、al-Hayat, April 2, 2015、Iraqi News, April 1, 2015、Kull-na Shuraka’, April 1, 2015、al-Mada Press, April 1, 2015、Naharnet, April 1, 2015、NNA, April 1, 2015、Petra, April 1, 2015、Reuters, April 1, 2015、SANA, April 1, 2015、UPI, April 1, 2015などをもとに作成。

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