イスラエルの関係機関はシャルア暫定大統領に直属する総合諜報機関と連携し、イスラエル軍とドゥルーズ派への攻撃を企図する武装集団の動向を追跡(2025年11月28日)

イスラエルのアラビア語メディアのマカーンは、イスラエルの関係機関がシリア南部で活動する武装集団の動向を追跡していると伝えた。

これらの集団は、アフマド・シャルア暫定大統領に直属する総合諜報機関と連携し、シリア領内でイスラエル軍を標的にした作戦を計画しているという。

また、ドゥルーズ派が居住するクナイトラ県のハドル村を標的とした攻撃も企図しており、これによって宗教的な緊張を高め、政治・治安目的に利用しようとしているとされる。

関係機関による以上の評価は、ダマスカス郊外県バイト・ジン村に対するイスラエル軍の攻撃後に示されたものだという。

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米主導の有志連合の輸送機3機がハサカ県の基地に物資を搬入(2025年11月28日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合に所属する軍用輸送機2機がシャッダーディ市とハッラーブ・ジール村にある基地に、支援装備や軍需物資を搬入した。

シリア人権監視団によると、また別の輸送機1機がハッラーブ・ジール村にある基地にミサイル、砲、対空防衛システム、兵站機器、武器などを搬入した。

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イスラエル軍はクナイトラ県ハーン・アルナバ市での「攻撃抑止」の戦い開始1周年記念デモへの参加を終えて帰宅する住民に向けて発砲(2025年11月28日)

クナイトラ県では、SANAによると、イスラエル軍部隊が、「攻撃抑止」の戦い開始1周年を記念して、ハーン・アルナバ市で行われたデモに参加した後、ハミーディーヤ村に向けた帰路についていた住民に向けて発砲、住民が村に入るのを約30分にわたって妨害した。

シリア人権監視団によると、車輛6台からなるイスラエル軍部隊がアフマル丘地域からクードナ村方面に向かい、イッシャ村とアスバフ村に侵入した。

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外務在外居住者省、ルシュディー・シリア問題担当国連特別副代表、アラブ諸国、トルコはイスラエル軍のバイト・ジン村攻撃を非難(2025年11月28日)

外務在外居住者省は、フェイスブックを通じて声明を発表し、イスラエル軍によるダマスカス郊外県バイト・ジン村への攻撃をもっとも強い言葉で非難し、戦争犯罪だと断じた。

また、国連安保理やアラブ連盟に対し、イスラエルがシリア国民に対して繰り返し行っている侵略行為と違反を阻止し、国際法、国連憲章、シリアの主権と領土の一体性を尊重させるための抑止措置を早急に講じることを改めて求めた。

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ナジャート・ルシュディー・シリア問題担当国連特別副代表は、声明を発表し、攻撃を強く非難、1974年の兵力引き離し協定の完全な遵守を呼びかけた。

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また、カタールアラブ連盟トルコクウェートサウジアラビアイエメンUAE(11月29日)、イスラーム協力機構(OIC)(11月29日)も相次いで声明を出し、イスラエル軍の攻撃を非難した。

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イスラエル軍はダマスカス郊外県バイト・ジン村に侵入、イスラーム集団のメンバーを拘束、住民との戦闘で多数が死傷(2025年11月28日)


SANAによると、イスラエル軍地上部隊は28日未明、ダマスカス郊外県バイト・ジン村に侵入、同村を攻撃、3人を拘束した後、撤退した。

この侵入に対して、住民が抵抗、イスラエル軍との間で激しい銃撃戦となった。

地上部隊の侵入と同時に、イスラエル軍航空機が村の上空に飛来し旋回、多くの住民が近隣の村などへの避難を余儀なくされた。

ダマスカス郊外県保健局のタウフィーク・イスマーイール・ハサーバー局長によると、攻撃による犠牲者は現時点で13人に上り、負傷者は24人に達している。

また、民間防衛機構(ホワイト・ヘルメット)のダマスカス郊外局のシャーディー・ハサン局長は、救急隊が攻撃直後にベイト・ジン村へ向かったものの、イスラエル軍航空機が同地で動くものすべてを標的にしていたため、進入できなかったと述べた。

同局長によれば、救助隊は午前10時に村への進入に成功し、爆撃を受けた道路、家屋、モスクなどへ向かい、負傷者に応急処置を行い、彼らを病院へ搬送した。

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一方、シリア人権監視団によると、イスラエル軍は、2つの軍事部隊をベイト・ジン村一帯に侵入させ、拘束作戦を実施、村の外延部に対して砲撃を行い、これに応戦しようとした若者たちとの間で戦闘となった。

シリア人権監視団によると、一連の攻撃と戦闘で、民間人7人(うち女性・子供は4人)を含む少なくとも15人が死亡、20人が負傷した。

また砲撃で家屋が一棟崩壊、多くの住民が瓦礫の下敷きとなり、行方不明となっているほか、複数人がイスラエルに拘束された。

イスラエル軍側も予備役兵6人が負傷した。

6人は、イスラエル軍部隊が若者を拘束した際、約200m離れた地点から銃撃を受けて負傷した。

シリア人権監視団によると、攻撃と戦闘を受けて、数十世帯が隣接地域に避難した。

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イスラエル軍は、テレグラムを通じて以下の通り声明を発表した。

イスラエル国防軍:逮捕作戦中に至近距離で交戦する第55旅団の部隊
シリア・バイト・ジン地域での交戦時のボディカメラの映像
昨夜、第210師団の指揮下にある55旅団部隊は、シリア南部においてイスラーム集団に所属する3人のテロリストに対する逮捕作戦を完了した。
作戦中、部隊はテロリストらと至近距離での戦闘に突入した。
この作戦中に兵士3人が重傷を負い、さらに3人が程度の異なる負傷を負った。
部隊は地域での任務を完了し、複数のテロリストを殺害、容疑者らを逮捕した。
以下は、シリア南部バイト・ジン地域での逮捕の瞬間の写真:
https://IDFANC.activetrail.biz/ANC28112025684653

以下は、シリア南部バイト・ジン地域での逮捕の瞬間の映像:
https://bit.ly/488t2XH

以下は、兵士のボディカメラによる至近距離の交戦映像:
https://bit.ly/4ooxPsW


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ムラースィルーンはフェイスブックにイスラエル軍が公開した動画を転載した。

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イスラエル軍はクナイトラ県東アフマル丘を砲撃(2025年11月27日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、車輛3台からなるイスラエル軍部隊のウンム・バーティナ村郊外に侵入し、仮設の検問所を設置し、その後撤退した。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍部隊がイッシャ村に侵入し、住民に対し農地へ近づかないよう通告した。

また、軍用車輛4台からなる別の部隊がウンム・ラウカス村に侵入し、複数の住宅を捜索した後、撤退した。

一方、国連兵力引き離し監視隊(UNDOF)は、サイダー・ジャウラーン村に国連旗を掲揚した。

シリア人権監視団によると、軍用車輛2台からなるイスラエル軍部隊がクードナ村に一時侵入、その後撤退した。

シリア人権監視団によると、複数の軍用車輛からなるイスラエル軍部隊が東アフマル丘一帯に侵入した。

シリア人権監視団によると、複数の人物が占領下のゴラン高原からダマスカス郊外県のヘルモン山(シャイフ山)と、クナイトラ県のビイル・アジャム村一帯に浸入、イスラエル軍が彼らを拘束し、占領ゴラン高原に送り返した。

シリア人権監視団によると、東アフマル丘一帯に向けて、砲撃を行った。

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イスラエルのカッツ国防大臣:「フーシー派を含むなどの勢力が北部(占領下ゴラン高原)への地上侵攻を画策している」(2025年11月26日)

KANが11月28日に伝えたところによると、イスラエルのイスラエル・カッツ国防大臣は、外交国防委員会の非公開会合で、イスラエルは「シリアとの和平に向かう方向にはない」としたうえで、シリア国内では、フーシー派を含む勢力が北部(占領下ゴラン高原)への地上侵攻を画策していると主張した。

カッツ国防大臣はまた、「イスラエル軍には準備された計画があり、もしドルーズ山地域に対する襲撃が再び起これば、国境封鎖を含め、介入する」と述べた。

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米主導の有志連合の輸送機がイラク・クルディスタン地域からハサカ県ハッラーブ・ジール村にある航空基地に軍事物資、兵站装備などを輸送(2025年11月26日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の輸送機が、イラク・クルディスタン地域からハッラーブ・ジール村にある航空基地に軍事物資、兵站装備などを輸送した。

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北・東シリア地域民主自治局はダーイシュのスペイン人メンバーの家族2人の身柄をスペイン政府代表団に引き渡す(2025年11月26日)

ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局は、ダーイシュ(イスラーム国)のスペイン人メンバーの家族である女性1人と子ども1人の身柄をスペイン政府代表団(ゴンサロ・デ・サラザール大使が団長)に引き渡した。

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イスラエル軍部隊がクナイトラ県各所に侵入(2025年11月26日)

クナイトラ県では、SANAによると、車輛3台からなるイスラエル軍部隊がアジュラフ村・ウンム・バーティナ村間の地域に侵入し、検問所を設置、その後撤退した。

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SANAによると、車輛2台からなるイスラエル軍部隊が早朝、ブライカ村に一時侵入、車輛3台からなる別の部隊がルワイヒーナ村へ侵入、戦車1台がウンム・アザーム村に一時侵入したのか、軍用車輛3台からなる別の部隊が夜、ウンム・バーティ村からハワーリド村とムムティナ村へ続く道路を侵入した。

イスラエル軍部隊はさらに、ラフィード町西部の緩衝地域に新しい通行ゲートを設置した。

このほか、シリア人権監視団によると、軍用車輛5台からなるイスラエル軍部隊がカフターニーヤ村とウンム・アザーム村を結ぶ道路に臨時の検問所を設置した。

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ラティーファ・ダルービー大統領夫人はカタールでの世界教育イノベーション・サミット(WISE12)において、「教育を経済機会と社会的レジリエンスの中心に据える」と題だれた対話セッションに参加(2025年11月25日)

SANAによると、ラティーファ・ダルービー大統領夫人は、カタールの首都ドーハで開催された世界教育イノベーション・サミット(WISE12)において、「教育を経済機会と社会的レジリエンスの中心に据える」と題だれた対話セッションに参加した。

SANAによると、ラティーファ夫人は対話セッションにおいて次のように述べた。

教育文化は、シリアの家庭に深く根付いた本質的な価値で、体系的な爆撃によって教育部門が被害を受けたにもかかわらず、国民は最も厳しい状況の中で学業を続けようと懸命に努力してきました。

SANAによると、ラティーファ夫人は次のようにも述べた。

約250万人の子どもたちが教育の場の外にいて、8,000校以上の学校が被害を受けています。

SANAによると、ラティーファ夫人はあらに次のように述べた。

私は、シリアの若者が祖国の建設と復興に再び貢献する未来を夢見ています。教養と意識を備え、現実を理性的かつ客観的に読み解き、変化を理解できる若者。そのうえで、自らの固有の文化に根ざし、伝統と近代性のバランスをとることのできる若者であってほしいのです。

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SANAによると、ラティーファ夫人はまた、ドーハでカタール財団のムーザー・ビント・ナースィル理事会議長、ヒンド・ビント・ハマド・アール・サーニー副理事会議長兼最高経営責任者と会談した。

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SANAによると、ラティーファ夫人は、カタールのルウルウ・ビント・ラーシド・ハーミド教育高等教育相と会談した。

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シャルア暫定大統領は首都ダマスカスでダリン・ラフード下院議員(イリノイ州選出、共和党)を団長とする米議会代表団と会談(2025年11月25日)

大統領府(フェイスブック)によると、アフマド・シャルア暫定大統領は首都ダマスカスにおいて、ダリン・ラフード下院議員(イリノイ州選出、共和党)を団長とする米議会代表団と会談、両国が共通の関心を有する複数の国際問題について意見交換、両国共通の利益に資する建設的な対話を継続する重要性が強調された。

会談には、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣が同席した。

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米主導の有志連合の貨物機がハサカ県ハッラーブ・ジール村の航空基地に、軍事増援物資、兵器、兵站・後方支援機材などを搬入(2025年11月24日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の貨物機がハッラーブ・ジール村の航空基地に、軍事増援物資、兵器、兵站・後方支援機材などを搬入した。

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イスラエル軍は占領下ゴラン高原およびその周辺地域で大規模軍事演習を実施、クナイトラ県上空で戦闘機の集中的な飛行を実施(2025年11月24日)

クナイトラ県では、SANAによると、5台の車輛からなるイスラエル軍部隊が東サムダーニーヤ村に侵入、その後、クルーム丘、ジャッバー村方面に移動した。

一方、シリア人権監視団によると、6台の軍用車輛からなるイスラエル軍部隊がクードナー村に一時侵入した。
SANAシリア人権監視団によると、車輛3台からなるイスラエル軍部隊がルワイヒーナ村とブライカ村に侵入し、検問所を設置、その後撤収した。

また、シリア人権監視団によると、イスラエル軍は占領下ゴラン高原およびその周辺地域で大規模軍事演習を実施、クナイトラ県上空で戦闘機の集中的な飛行を実施した。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍はハミーディーヤ村の住民に対し、村周辺の新設軍事基地近くにある給水ポンプ管の修理を禁止した。

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ラティーファ・ダルービー大統領夫人がカタールの首都ドーハで開かれたワイズ(WISE)2025サミットの開会式に出席(2025年11月24日)


SANAによると、ラティーファ・ダルービー大統領夫人が、カタールの首都ドーハで開かれたワイズ(WISE)2025サミットの開会式に出席した。

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シャイバーニー外務在外居住者大臣はシリアを訪れたスウェーデンの上級表団と会談(2025年11月24日)

外務在外居住者省(フェイスブック)によると、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣は、シリアを訪れたスウェーデンの上級表団と会談した。

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国防省(フェイスブック)によると、アブドゥッラフマーン・スィルハーン訓練局長を代表とする同省の代表団がエジプトの首都カイロで開催されたアラブ連盟第29回訓練機関会合に参加した。

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イスラエル軍部隊はクナイトラ県各所に侵入し、臨時の検問所を設置(2025年11月23日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によと、ピックアップ車2台からなるイスラエル軍部隊がアジュラフ村に侵入、同村とウンム・バーティナ村間に臨時の検問所を設置した。

また、シリア人権監視団によると、3台の車輛からなるイスラエル軍部隊がアイン・バイダー村に至る分岐点に検問所を設置した。

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ルシュディー・シリア問題担当国連特別副代表:「ヒムスで起きている懸念すべき展開を注意深く追っている」(2025年11月23日)

ナジャート・ルシュディー・シリア問題担当国連特別副代表はXを通じて、ザイダル村での殺人事件に端を発するヒムス市内のアラウィー派居住地区へのバニー・ハーリド族の武装勢力による襲撃について以下の通り綴った。

私は、ヒムスで起きている懸念すべき展開を注意深く追っている。その中には、民間人および財産に対する攻撃が発生したとの報告も含まれている。また、状況に対処するために移行期政権が行っている努力についても注視している。
私は、緊急に沈静化の回復、民間人の保護の確保、法の支配の尊重、そして暴力行為の実行者への責任追及が必要であることを強調する。

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シャイバーニー外務在外居住者大臣はオマーンの首都マスカットを訪れ、ブーサイディー外務大臣らと会談(2025年11月23日)

外務在外居住者省(フェイスブック)によると、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣はオマーンの首都マスカットを訪れ、バドル・ビン・ハマド・ブーサイディー外務大臣と会談し、二国間関係とその強化のための方策、地域情勢および国際情勢の最新動向、双方が関心を寄せる諸問題について協議した。

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外務在外居住者省(フェイスブック)によると、シャイバーニー外務在外居住者大臣は、カイス・ユースフ商工投資振興大臣と会談し、両国の貿易関係の強化の方法、シリア復興に向けた協力などについて意見が交わされた。

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外務在外居住者省(フェイスブック)によると、シャイバーニー外務在外居住者大臣は、サイード・ビン・ムハンマド・サクリー経済大臣と会談、経済・投資協力の強化の展望、地域情勢の最新動向について意見を交わした。

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イスラエル軍戦車などがクナイトラ県各所に侵入(2025年11月22日)

クナイトラ県では、SANAシリア人権監視団によると、戦車2両と軍用車輛2台からなるイスラエル軍部隊が東アフマル丘に侵入し、国旗を掲揚したのちに撤退した。

また、軍用車輛6台からなる別の部隊が、ビイル・アジャム村、ブライカ村、西ズバイダ村、東ズバイダ村葉面に侵入、さらに別の部隊がアイン・ザイワーン村に一時侵入した。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍が夜間にアジャラフ村に侵入し、仮設検問所を設置した。

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『エルサレム・ポスト』:イスラエル軍がガザ地区での作戦中にハマースとアサド前政権との「直接的なつながり」を示す文書を発見したと発表(2025年11月21日)

『エルサレム・ポスト』は、イスラエル軍がガザ地区での作戦中に、ハマースとアサド前政権との「直接的なつながり」を示す文書を発見したと発表した。

これらの文書には、ハマースの政治局長を務めていた故ヤフヤー・シンワール氏や故イスマーイール・ハニーヤ氏、ヒズブッラー前指導者の故ハサン・ナスルッラー氏、イラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団の司令官の1人の個モハンマド・サイード・イーザディー准将らが交わした往復書簡が含まれている。

シンワール氏はある書簡の中で次のように記していたという。

シリアは、我々にとって避難の拠点であり、建設と展開のための不可欠な空間である。シリアの体制が存続することは極めて重要だ。シリアを通じて、我々は「クドス枢軸」(抵抗枢軸)の抵抗計画に参加できる。

発見された文書には、イーザディー准将、ハマースとヒズブッラーの関係者が出席した会合の議事録も含まれており、将来的な協力に対する世論の反発を最小化しながら、これらの組織とアサド政権の関係を再構築する方法が協議されていたことが示されている。

また、アサド前大統領とパレスチナ諸派との会合を設定し、ハマースへの注目を減らすための動きが取られていたことも明らかになった。

こうした動きと並行して、ハニーヤ氏はアサド政権に対して、シリアで拘束されているパレスチナ人の釈放を要請、「関係再構築に対する世論の反発を和らげる助けになる」と主張した。

別の書簡では、ハマース指導部に近い宗教指導者が、ハマースがアサド政権との関係を再構築したことに対するアラブ諸国の批判を非難し、次のように記していたという。

我々は、ハマースに対して、イラクでイランに、シリアでアサド政権に、そして(イエメンで)フーシー派に対抗することを期待している。ハマースはいかなる友好関係や協力関係もこれらの勢力と結んではならない…。そうすることは、戦略的な堕落であり、最終的にはハマース崩壊へとつながるだけだ。

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イスラエル軍がクナイトラ県各所に侵入(2025年11月21日)

クナイトラ県では、SANAシリア人権監視団によると、2台の車輛からなるイスラエル軍部隊がジュバーター・ハシャブ村、アイン・バイダー村、ウーファーニヤー村を結ぶ道路に侵入、通行人の検査を行った。

SANAシリア人権監視団によると、5台の軍用車輛からなるイスラエル軍部隊がクナイトラ市のブルジュ拠点から東サムダーニーヤ村に向けて侵入、同村とアジュラフ村の間にある破壊された給水タンク付近に検問所を設置した。

また、4台の軍用車輛からなる別の部隊がウンム・アザーム村方面に侵入、同じく4台の軍用車輛からなる別の部隊も偵察用無人航空機とともに、バライカ村に一時侵入した。

一方、シリア人権監視団によると、イスラエル軍部隊が西アフマル丘から東アフマル丘に威嚇射撃を行いながら侵入した。

シリア人権監視団によると、軍用車3台と戦車2台からなるイスラエル軍部隊が東ズバイダ村に侵入し、その後西ズバイダ村方面に進行、戦車2台は村を囲む森林地帯に展開した。

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イスラエルのネタニヤフ首相:「シャルア大統領はトランプ大統領との会談以来、あらゆる種類のことをし始めた。彼は膨れ上がって戻ってきた」(2025年11月21日)

『エルサレム・ポスト』によると、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、安全保障閣議の場で、アフマド・シャルア暫定大統領が、11月10日のドナルド・トランプ米大統領との会談以来、「非合理的に」行動していると述べた。

ネタニヤフはこう述べた。

シリアのシャルア大統領は、ワシントンDCでのトランプ大統領との会談以来、あらゆる種類のことをし始めた。彼は膨れ上がって戻ってきた。

ネタニヤフ首相はまた、イスラエル国境に近いシリア南部をロシア代表団が訪問したという最近の報道について事実確認した。

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スカイ・ニュース(アラビア語):米軍がダマスカス県のマッザ航空基地に駐留する予定(2025年11月21日)

スカイ・ニュース(アラビア語)は、シリア消息筋の話として、米軍がダマスカス県のマッザ航空基地に駐留する予定だと伝えた。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の軍用輸送機がハッラーブ・ジール村にある基地に特殊兵器システム、兵站装備、武器などを搬入した。

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Ynet(イェディオト・アハロノト):イスラエルはスワイダー県出身のドゥルーズ派の若者約20人に初の集中的な消防訓練を実施する予定(2025年11月21日)


Ynet(イェディオト・アハロノト)によると、イスラエルが、スワイダー県出身のドゥルーズ派の若者約20人に対して、初の集中的な消防訓練を実施する予定だと伝えた。

この取り組みは、イタマル・ベン=グヴィル国家安全保障大臣が、イスラエル国家安全保障会議(NSC)と協力して主導しているもので、訓練修了後、彼らは専門的な装備と新しい消防車とともにシリアに帰国し、ドゥルーズ派が多く住む地域で消防署を設立し、人命救助にあたるという。

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シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣はムハンマド・クトゥーブ氏を化学兵器禁止機関(OPCW)のシリア常駐代表に任命(2025年11月21日)

外務在外居住者省(フェイスブック)によると、ムハンマド・クトゥーブ氏が化学兵器禁止機関(OPCW)におけるシリア常駐代表に任命された。

アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣はシャイバーニー外相はXを通じて、クトゥーブ氏をOPCWシリア常駐代表に任命したと発表した。

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シャイバーニー外務在外居住者大臣:「米国との約束がある。イスラエルが12月7日ラインまで撤退しない限り、我々は協定には署名しない」(2025年11月20日)

マジャッラは、イブラーヒーム・ハミーディー記者が行ったアスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣に対する単独インタビュー(連載第2回)を掲載した。

シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣の主な発言は以下の通り。

(米国との関係改善の)最大の転機はサウジアラビアでの(首脳)会談だった。
(ムハンマド・ビン・サルマーン)皇太子は、ドナルド・トランプ大統領に制裁解除を求め、さらにアフマド。シャルア暫定大統領との会談を求めた。
この場で、サウジアラビアとトルコがシリアを保証した…。トランプ大統領はサウジアラビアとトルコに良好な関係がある。両国からの推奨で、シリアに好印象を抱いた。
我々はシリア民主軍にあらゆるものを提示した。合意、尊重、完全な権利、代表、そしてトルコとの仲介までも…。これは一時的措置ではなく国家としての枠組みとしてだ…。降伏も吸収も求めない。参加し、保証を得て、権利を守って欲しい。
米国との約束がある。イスラエルが12月7日ラインまで撤退しない限り、我々は(安全保障)協定には署名しない。占領下で合意を結ぶことは絶対にしない。
我々は「陣営」という概念を信じない…。我々はアンテナのようなものだ。シリアの利益がある方向へ向きを変える…。我々は影響力ある大国ではない。他国の戦争を左右しない。必要なのは安定、経済発展、移行期の支援。それに資する方向へ進む。

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