米軍はハサカ県で盗奪した石油をイラクに持ち出す一方、兵站物資をイラクから搬入(2022年4月9日)

ハサカ県では、SANA(4月9日付)がヤアルビーヤ町一帯の複数の地元筋の話として伝えたところによると、シリア国内で盗奪した石油を積んだトレーラー約60輌からなる車列が、米軍装甲車の護衛を受けて、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由してイラク領内に移動した。

一方、シリア人権監視団によると、兵站物資を積んだ米軍の貨物車輌25輌がイラクからワリード国境通行所を経由して、ハサカ県内各所に違法に設置されている米軍基地に向かった。

AFP, April 9, 2022、ANHA, April 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 9, 2022、Reuters, April 9, 2022、SANA, April 9, 2022、SOHR, April 9, 2022などをもとに作成。

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米軍が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に対して、シリア軍が120mm迫撃砲で砲撃(2022年4月9日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米軍が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に対して、シリア軍が120mm迫撃砲で砲撃を行った。

複数の情報筋によると、砲撃は55キロ地帯周辺から行われたが、死傷者などはなかったという。

AFP, April 9, 2022、ANHA, April 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 9, 2022、Reuters, April 9, 2022、SANA, April 9, 2022、SOHR, April 9, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がラッカ県とヒムス県東部の砂漠地帯でダーイシュに対して20回以上の爆撃を実施(2022年4月9日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機がラッカ県ラサーファ砂漠とヒムス県東部の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して20回以上の爆撃を実施した。

AFP, April 9, 2022、ANHA, April 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 9, 2022、Reuters, April 9, 2022、SANA, April 9, 2022、SOHR, April 9, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がハサカ県ダルバースィーヤ市西に設置されているシリア民主軍の国境監視所をドローンで攻撃、兵士1人死亡、2人負傷(2022年4月9日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるダルバースィーヤ市西のカイラワーン村近くに近いカブズ丘(タッル・カブズ村)に設置されている人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の国境監視所を無人航空機(ドローン)で攻撃、兵士1人が死亡、2人が負傷した。

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アレッポ県では、ANHA(4月9日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の支配下にあるタッル・リフアト市均衡のバイルーニーヤ村に、トルコ軍の自爆用無人航空機(ドローン)が墜落した。

一方、トルコ軍は、タッル・リフアト市均衡のバイナ村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のバーブ市近郊のタフリーア村で住民数十人が、トルコ軍による堀掘削に抗議してデモを行った。

抗議デモは、堀掘削で村が二分されることを受けたもの。

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ラッカ県では、ANHA(4月9日付)によると、トルコ軍が占領地のタッル・アブヤド市に近いシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下のアリーダ村とウンム・フワイシュ村を重火器で砲撃した。

トルコ軍はまたシリア国民軍とともに、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のマアラク村、サイダー村、アイン・イーサー・キャンプ、M4高速道路沿線、ワスタ村、ナヒール・レストランを砲撃した。

AFP, April 9, 2022、ANHA, April 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 9, 2022、Reuters, April 9, 2022、SANA, April 9, 2022、SOHR, April 9, 2022などをもとに作成。

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イスラエル軍戦闘機がハマー県の軍備管理学校、科学研究センターなど5カ所をミサイル攻撃(2022年4月9日)

SANA(4月9日付)は、シリア軍筋の話として、イスラエル軍戦闘機が午前6時45分にレバノン北部上空からシリア国内の中部地区内の複数カ所に対してミサイル攻撃を行い、シリア軍防空部隊がこれを迎撃、複数のミサイルを撃破したと伝えた。

爆撃による死傷者はなく、若干の物的被害が発生したのみだという。

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シリア人権監視団によると、攻撃では、ハマー県西部のザーウィー村にある軍備管理学校、科学研究センター(防衛工場)、スワイダ村の軍事拠点1カ所、ミスヤーフ市に近い軍事拠点2カ所の合わせて5カ所が狙われた。

攻撃によって、複数の建物が半壊したが、人的被害は報告されていないという。

攻撃を受けたのは、イラン・イスラーム革命防衛隊、レバノンのヒズブッラーといった「イランの民兵」が展開し、ミサイル、無人航空機(ドローン)の開発が行われていたとされる地域。


https://www.syriahr.com/wp-content/uploads/2022/04/%D9%82%D8%B5%D9%81-%D8%A7%D8%B3%D8%B1%D8%A7%D8%A6%D9%8A%D9%84%D9%8A-1.mp4?_=1

AFP, April 9, 2022、ANHA, April 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 9, 2022、Reuters, April 9, 2022、SANA, April 9, 2022、SOHR, April 9, 2022などをもとに作成。

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アッブード人民議会議員がカタール元首相による「シリア戦争における諸国の役割」の暴露を高く評価(2022年4月9日)

ウェブサイト「スナック・シリアン」によると、シリアのハーリド・アッブード人民議会議員は、カタールの元首相であるハマド・ビン・ジャースィム氏が、「シリアに対する戦争」においてカタール、サウジアラビア、ヨルダン、米国、トルコといった国々が果たしてきた役割の詳細について暴露してきた数々の発言に対する「多大な謝意」を表明した。

アッブード議員がFacebook上に投稿した当該発言の全訳は次の通り。

我々は、我々が生きているうちに、我々のもとに降りかかった侵略の真実や詳細について話してくれる人が現れるとは思っていなかった。つまり、我々はそのような詳細や秘密は、ここからさらに数十年以上が経過するまでは言及されたり、明かされたりすることがないものだと考えていたのである。しかし運命は非常に慈悲深いものであり、我々に対して行われた戦争の詳細や、そこにおいて地域内の複数の政府が果たしてきた役割、そのためにつぎ込まれてきた資金について語るために現れた人々に耳を傾けることを妨げなかった…

ジャースィム氏が自国で権力から退いた今、彼は、かつて自身が先鋒を担っていたところのシリアに対する陰謀について話すしかない。彼はそれに関して、それについて小さいものも大きいものも残さず、名前や役割、費用といった詳細とともに余すことなく語った。

ジャースィム氏の発言は、まさに「いかなるものに対して隠ぺいされたままであることを望まない運命のたまもの」である。

多くの人々は、我々が過去10年にわたって言い続けてきたことを信じず、それらを空想の産物であるとみなしてきた。そしてビン・ジャースィム氏は一度にそれを言ってのけた。歪曲することも、捻じ曲げることもなく…

ハマド・ビン・ジャースィム氏が述べた全ての言葉に対する謝意を表明する。

彼が述べたことの多くは正確であり精密なものであった。彼は、自身がシリア人たち、全てのシリア人たちを殺してきた人間であったことのほか、シリアの破壊およびその国民たちへの殺害・放逐を担ってきた当事者らの協力者であったことを知らしめたのである…

確かに彼の発言によって何かが変わったり、何かが前進したり後退することはないだろう。しかしそれは、侵略が始まってから数時間も経たないうちから我々が表明し続けてきたストーリーが真実であったことを明らかにした点で、極めて重要であった。これこそがシリア人たちが後世に語り継ぐ唯一のストーリーなのであり、これ以外の物語は徐々に朽ち滅びていくこととなるだろう。

Snack Syrian.com, April 9, 2022、Facebook, April 9, 2022

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ロシア軍戦闘機がトルコの占領下にあるアレッポ県東部上空に飛来し、石油精製設備があるタルヒーン村一帯に向けて地対地ミサイルを発射(2022年4月8日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機1機が7日深夜から8日未明にかけて、トルコの占領下にある県東部上空に飛来し、石油精製設備があるタルヒーン村一帯に向けて地対地ミサイル1発を発射した。

AFP, April 8, 2022、ANHA, April 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 8, 2022、Reuters, April 8, 2022、SANA, April 8, 2022、SOHR, April 8, 2022などをもとに作成。

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ハサカ県で、シリア軍、国防隊、住民が米軍装甲車の車列の進行を阻止、退却させる(2022年4月8日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、国防隊がシリア政府と北・東シリア自治局の支配下にあるカーミシュリー市近郊のダアドゥーシーヤ村からM4高速道路に向かおうとした米軍の装甲車4輌からなる車列の進行を阻止し、これを退却させた。

また、カーミシュリー市近郊のブーラーディーヤ村で、住民が村に入ろうとした米軍装甲車3輌からなる車列の通行を入口に設置されているシリア軍の検問所で、シリア軍兵士とともに阻止し、これを退却させた。

AFP, April 8, 2022、ANHA, April 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 8, 2022、Reuters, April 8, 2022、SANA, April 8, 2022、SOHR, April 8, 2022などをもとに作成。

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ロシア国防省報道官はロシア軍がウクライナのオデッサ市北東にある外国人傭兵の集合教練キャンプを破壊したと発表(2022年4月8日)

ロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官は、ロシア軍がK-300Pバスティオン-P沿岸防衛用地対艦ミサイルシステムを使用し、オデッサ市の北東に位置するクラスノスィルカ村近くで、外国人傭兵の参集教練キャンプを破壊したと発表した。

アラブ・ニュース(4月8日付)などが伝えた。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/videos/706490470372233/

AFP, April 8, 2022、ANHA, April 8, 2022、Arab News, April 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 8, 2022、Reuters, April 8, 2022、SANA, April 8, 2022、SOHR, April 8, 2022などをもとに作成。

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カザフスタン使節団が北・東シリア自治局の渉外関係局を訪問(2022年4月8日)

ハサカ県では、ANHA(4月8日付)によると、在クウェート・カザフスタン大使のズバイドッラー・ズビドフ氏を代表とするカザフスタンの使節団がカーミシュリー市を訪問し、北・東シリア自治局の渉外関係局本舎でアブドゥルカリーム・ウマル同共同議長、アビール・イーリヤー同共同副議長、ファナル・カイート同共同副議長と会談し、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーやその家族が収容されているグワイラーン刑務所やフール・キャンプの状況などについて意見を交わした。

AFP, April 8, 2022、ANHA, April 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 8, 2022、Reuters, April 8, 2022、SANA, April 8, 2022、SOHR, April 8, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の支配下にあるラッカ県アイン・イーサー市近郊を砲撃(2022年4月8日)

ラッカ県では、ANHA(4月8日付)、SANA(4月8日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の支配下にあるアイン・イーサー市近郊のマアラク村、サイダー村、M4高速道路沿線、アイン・イーサー・キャンプを砲撃した。

AFP, April 8, 2022、ANHA, April 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 8, 2022、Reuters, April 8, 2022、SANA, April 8, 2022、SOHR, April 8, 2022などをもとに作成。

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米軍がダイル・ザウル県ユーフラテス川東岸のCONOCOガス田に違法に設置している基地とウマル油田に設置しているグリーン・ヴィレッジ基地に武器、弾薬、兵站物資を搬入(2022年4月8日)

ダイル・ザウル県では、SANA(4月8日付)が複数の地元筋の話として伝えたところによると、米軍がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるユーフラテス川東岸のCONOCOガス田に違法に設置している基地とウマル油田に設置しているグリーン・ヴィレッジ基地に、武器、弾薬、兵站物資を積んだ車列が入った。

AFP, April 8, 2022、ANHA, April 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 8, 2022、Reuters, April 8, 2022、SANA, April 8, 2022、SOHR, April 8, 2022などをもとに作成。

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米軍がダイル・ザウル県に違法に設置しているグリーン・ヴィレッジ基地が「イランの民兵」の砲撃を受け、兵士4人が軽傷(2022年4月7日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるユーフラテス川東岸のウマル油田に米国が違法に設置している基地(グリーン・ヴィレッジ)に対して、「イランの民兵」がロケット弾で攻撃を行った。

グリーン・ヴィレッジはシリア領内に米国が設置している最大の基地。

発射されたロケット弾は5発で、うち2発が爆発、残り3発は不発弾だった。

砲撃を受け、米主導の有志連合は、「イランの民兵」の拠点複数カ所に対してミサイル攻撃を行った。

同監視団によると、4月7日正午直前にもウマル油田一帯で複数回の爆発音が聞こえた。

爆発音の原因は不明。

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これに関して、ロイター通信(4月7日付)は、米複数高官の話として、ウマル油田の米軍基地がロケット弾複数発による攻撃を受け、米軍兵士2人が負傷したと速報で伝えた。

2人は軽傷だが、治療のために搬送され、うち1人は脳損傷の検査を受けているという。

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その後、米国が主導する有志連合、「生来の決意」作戦合同任務部隊(CJTF-OIR(Combined Joint Task Force – Operation Inherent Resolve))は声明を出し、ウマル油田に設置されている米軍基地が攻撃を受け、兵士4人が負傷したと発表した。

声明の内容は以下の通り:

4月7日午前1時9分、シリア東部の「グリーン・ヴィレッジ」の有志連合部隊が2度にわたる間接照準射撃を受け、支援棟2棟が攻撃を受けた。

現時点で、米軍兵士4人が軽傷を負い、外傷性脳損傷の可能性があると見込まれている。

事件は調査中である。我々は可能な限り追加情報を提供する。

質問がある場合は、「生来の決意」作戦合同任務部隊の広報に連絡されたい。

centcom.global.cjtf-oir.mbx.cjtf-oir-media-ops@mail.mil

AFP, April 7, 2022、ANHA, April 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 7, 2022、Reuters, April 7, 2022、SANA, April 7, 2022、SOHR, April 7, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機複数機がラッカ県とダイル・ザウル県砂漠地帯でダーイシュの拠点複数カ所に対して25回あまりの爆撃を実施(2022年4月7日)

シリア人権権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機がラッカ県ラサーファ裁く、ダイル・ザウル県砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点複数カ所に対して25回あまりの爆撃を実施した。

AFP, April 7, 2022、ANHA, April 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 7, 2022、Reuters, April 7, 2022、SANA, April 7, 2022、SOHR, April 7, 2022などをもとに作成。

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スプートニク通信:シャーム解放機構はトルコ諜報機関との連携のもとウクライナ行きを条件にフッラース・ディーン機構のメンバー30人を釈放(2022年4月7日)

スプートニク通信(アラビア語版、4月7日付)は、複数の地元筋の話として、イドリブ県一帯のいわゆる「解放区」の軍事・治安権限を握るシリアのアル=カーイダでシャーム解放機構(旧シャームの民のヌスラ戦線)が、拘束していた新興のアル=カーイダ系組織のフッラース・ディーン機構の戦闘員30人を釈放したと伝えた。

釈放は、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者からの直接の支持によるもの。

ジャウラーニー指導者は数日前に、トルコ諜報機関の士官複数名同席のもと、フッラース・ディーン機構の幹部らと会談し、ロシア軍と戦うためにウクライナに「確実に」移送されることを条件に30人を釈放した。

フッラース・ディーン機構はこの条件を原則的に受け入れたうえで、戦闘員30人は釈放に先立って、合意の詳細を通知するための別の会合を開催、30人は条件を受諾した。

釈放された30人は、シャーム解放機構の司令からが監視するなか、イドリブ県のサルマダー市に移送され、そこからトルコを経由して、ウクライナに移送される予定。

AFP, April 7, 2022、ANHA, April 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 7, 2022、Reuters, April 7, 2022、SANA, April 7, 2022、SOHR, April 7, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるラッカ県、アレッポ県を砲撃(2022年4月7日)

ラッカ県では、ANHA(4月7日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のアイン・イーサー・キャンプ、マアラク村、ジャディーダ村、M4高速道路を重火器で砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(4月7日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市均衡のタナブ村、シャワーリガ村を砲撃した。

一方、シリア人権権監視団によると、トルコの占領下にあるブルブル町でシリア国民軍に所属するシャーム軍団とハムザ師団のメンバーどうしが交戦し、女性1人を含む住民2人が巻き添えとなって負傷した。

AFP, April 7, 2022、ANHA, April 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 7, 2022、Reuters, April 7, 2022、SANA, April 7, 2022、SOHR, April 7, 2022などをもとに作成。

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国連総会は人権理事会におけるロシアの資格停止を賛成多数で可決:シリアのサッバーグ大使は「人権理事会における西側諸国の覇権を強め、これらの国の見方や人権基準を押しつけ、人権を政治的圧力をかけるツールとする」と非難(2022年4月7日)

国連総会は緊急会合を開き、人権理事会(47カ国)におけるロシアの資格停止を賛成多数で可決した。

決議はロシア軍がキーフ(キエフ)州から撤退後に同地で民間人の遺体多数が発見されたことを受けたもの。

採決では、米国、EU加盟国、日本、ウクライナなど93カ国が賛成、ロシア、中国、キューバ、北朝鮮、イラン、シリア、ベトナムなど24カ国が反対、インド、ブラジル、南アジア、メキシコ、エジプト、サウジアラビア、UAE、ヨルダン、カタール、クウェート、イラク、パキスタン、シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア、コロンビアなど58カ国が棄権、投票した国の3分の2以上の賛成で決議案は可決された。

 

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シリアのバッサーム・サッバーグ大使は総会の緊急会合で、決議案に関して深刻なまでの敵意を帯びるもので、人権理事会における西側諸国の覇権を強め、これらの国の見方や人権基準を押しつけ、人権を政治的圧力をかけるツールとして、諸外国を標的とするために利用するものだと述べ、反対の意思を示した。

サッバーグ大使は、西側諸国が連携して、ロシアを中傷する動きをとっていることが、ウクライナでの人権とは無縁だと非難、人権理事会におけるロシアの資格停止は、理事会の均衡状態、普遍性、役割の有効性に悪影響を及ぼす、と力説した。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/3237910399829398

SANA(4月7日付)が伝えた。

AFP, April 7, 2022、ANHA, April 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 7, 2022、Reuters, April 7, 2022、SANA, April 7, 2022、SOHR, April 7, 2022などをもとに作成。

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『ニューヨーク・タイムズ』:ロシアがウクライナ東部での戦闘を再開するために、シリア人を含む外国人戦闘員(傭兵)を投入する準備(2022年4月6日)

『ニューヨーク・タイムズ』(4月6日付)は、西側諸国の複数の高官の話として、ロシアがウクライナ東部での戦闘を再開するために、シリア人を含む外国人戦闘員(傭兵)を投入する準備を進めていると伝えた。

同高官らによると、ロシア軍は、ウクライナ東部に対する攻撃を再開するのに必要な部隊を再編成するにあたって大きな困難に直面しているという。

ロシア軍は、首都キーフ(キエフ)一帯などから4万人近くの将兵を撤退させ、ウクライナ東部に転戦させるとともに、シリア人数百人を含む外国人戦闘員を同地に派遣したという。

AFP, April 10, 2022、ANHA, April 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 10, 2022、The New York Times, April 6, 2022、Reuters, April 10, 2022、SANA, April 10, 2022、SOHR, April 10, 2022などをもとに作成。

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『ニューヨーク・タイムズ』はウクライナ軍兵士がロシア軍捕虜を殺害した映像が公開されたと伝える一方、ウクライナのメディアは外国人傭兵部隊のジョージア国民軍団の犯行だと主張(2022年4月6日)

『ニューヨーク・タイムズ』(4月6日付)は、4月4日にテレグラムのアカウント(Повёрнутые на Z войне 🇷🇺、https://t.me/voenacher)に、ウクライナ軍兵士がロシア軍捕虜を殺害する画像(https://t.me/voenacher/14106)が公開されたと伝えた。

ビデオでは、ウクライナ軍兵士1人が道路に横たわっているロシア軍捕虜を指さし、「まだ生きてる。この盗人どもを撮影しろ。苦しんでいやがる」などと言っている様子、負傷して倒れているロシア軍の捕虜に向けてロシア軍が銃で2発発砲した後、動き続けるこの捕虜にさらに1発銃弾を打ち込んで息の根を止める様子、血まみれになって倒れる別のロシア軍捕虜をウクライナ軍兵士がとり囲む様子、「ウクライナに栄光あれ」と叫ぶウクライナ兵士などが撮影されている。

『ニューヨーク・タイムズ』によると、写真はオデッサ市近郊のドミトリフカ村の北で撮影され、撮影日は、ロシア軍車列が要撃を受けた3月30日と見られる。

ロシア軍捕虜を殺害したウクライナ軍兵士が所属する部隊は明らかではないが、兵士の1人は、自分たちが撮影されたと思われる現場に近いベルグラフィア村の出身者だと言っている。

 

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ミスル・アル=ヤウム(4月7日付)などは、これに関して、ウクライナの複数メディアが、ロシア軍兵士を殺害したのは、ウクライナ軍ではなく外国人傭兵部隊のジョージア国民軍団だったなどと主張していると伝えた。

AFP, April 8, 2022、ANHA, April 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 8, 2022、Misr al-Yawm, April 7, 2022、The New York Times, April 6, 2022、Reuters, April 8, 2022、SANA, April 8, 2022、SOHR, April 8, 2022などをもとに作成。

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『ワタン』:がシリア政府との関係改善に向けた議論を行っているとのトルコ紙の報道を「プロパガンダ」と否定(2022年4月6日)

日刊紙『ワタン』(4月6日付)は外務在外居住者省筋の話として、トルコ政府がシリア政府との関係改善に向けた議論を行っているとする『ヒュッリイイェト』(4月4日付)の報道について、「トルコでの大統領選挙が近づくなかでのメディアによるスキャンダラスなプロパガンダに過ぎず、トルコの体制のイメージを良くしようとするのが狙い」と否定した。

AFP, April 6, 2022、ANHA, April 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 6, 2022、Reuters, April 6, 2022、SANA, April 6, 2022、SOHR, April 6, 2022、al-Watan, April 6, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の支配下にハサカ県アブー・ラースィーン町近郊をドローンで攻撃、女性1人を含む住民3人が負傷(2022年4月6日)

ラッカ県では、ANHA(4月6日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の支配下にあるアイン・イーサー市近郊のサイダー村、マアラク村、アイン・イーサー・キャンプ、M4高速道路沿線を砲撃した。

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ハサカ県では、ANHA(4月6日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の支配下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のアサディーヤ村を砲撃した。

シリア人権監視団によると、攻撃はトルコ軍の無人航空機(ドローン)によって行われ、女性1人を含む住民3人が負傷した。

AFP, April 6, 2022、ANHA, April 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 6, 2022、Reuters, April 6, 2022、SANA, April 6, 2022、SOHR, April 6, 2022などをもとに作成。

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北・東シリア自治局は英国政府使節団にダーイシュの英国人メンバーの子供2人の身柄を引き渡す(2022年4月6日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の渉外関係局(外務省に相当)がカーミシュリー市で英国政府使節団にダーイシュ(イスラーム国)の英国人メンバーの子供2人の身柄を引き渡した。

AFP, April 6, 2022、ANHA, April 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 6, 2022、Reuters, April 6, 2022、SANA, April 6, 2022、SOHR, April 6, 2022などをもとに作成。

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シーア派聖地の観光目的でイラク人55人がブーカマール国境通行所経由でシリアに入国(2022年4月5日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、イラク人55人を載せた大型旅客バス2台が、ユーフラテス川西岸のブーカマール国境通行所(イラク側はカーイム国境通行所)を経由して、シリア領内に入国し、マヤーディーン市、ダイル・ザウル市を経由して、首都ダマスカスに向かった。

55人のシリア訪問は、イスラーム教12イマーム派の聖地などを観光するのが目的。

AFP, April 5, 2022、ANHA, April 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 5, 2022、Reuters, April 5, 2022、SANA, April 5, 2022、SOHR, April 5, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がラッカ県、ヒムス県、ダイル・ザウル県の砂漠地帯で、ダーイシュに対して40回以上の爆撃を実施(2022年4月5日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機がラッカ県ラサーファ砂漠、ヒムス県のスフナ市一帯の砂漠地帯、ダイル・ザウル県西部の砂漠地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)に対して40回以上の爆撃を実施した。

AFP, April 5, 2022、ANHA, April 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 5, 2022、Reuters, April 5, 2022、SANA, April 5, 2022、SOHR, April 5, 2022などをもとに作成。

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ハサカ県電力公社と北・東シリア自治局の電力センターの復旧作業チームがトルコの砲撃で電力供給が停止していたタッル・タムル町の変電所を復旧(2022年4月5日)

ハサカ県では、SANA(4月5日付)、ANHA(4月5日付)によると、同県電力公社の復旧作業チームと北・東シリア自治局の電力センターの復旧作業チームが、4月6日のトルコ軍のタッル・タムル町の変電所に対する砲撃で断裂した送電線の張替作業を行い、変電所の稼動の再開させた。

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ラッカ県では、ANHA(4月5日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のサイダー村、マアラク村、アイン・イーサー・キャンプ、M4高速道路沿線を砲撃した。

AFP, April 5, 2022、ANHA, April 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 5, 2022、Reuters, April 5, 2022、SANA, April 5, 2022、SOHR, April 5, 2022などをもとに作成。

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トルコ日刊紙『ヒュッリイイェト』:トルコ政府はシリア政府との関係改善に向けた対話を開始するため議論(2022年4月4日)

トルコ日刊紙『ヒュッリイイェト』(4月4日付)は、複数の消息筋の話として、トルコ政府がシリア政府との関係改善に向けた対話を開始するための議論を行っていると伝えた。

同消息筋は、トルコが最近行っている均衡政策、とりわけウクライナでの戦争を解決するためにトルコ政府が果たしている役割が、シリアの問題を解決するのに適したタイミングを与えることになる、としている。

関係改善に向けてシリア政府と行っているあらゆるやりとりのなかで、トルコはシリアの統合と領土の一体性の維持、帰還難民の安全の保証、クルド民族主義勢力の民主統一党(PYD)の活動規制という三つの条件を示している。

この方針は、アサド大統領がUAEを電撃訪問した際にシリア政府側に伝えられたという。

AFP, April 5, 2022、ANHA, April 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 5, 2022、Hurriyet, April 4, 2022、Reuters, April 5, 2022、SANA, April 5, 2022、SOHR, April 5, 2022などをもとに作成。

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ヒューマン・ライツ・ウォッチはウクライナでシリア人学生ら多数が恣意的に拘束されたままで、攻撃の脅威に晒されていると発表(2022年4月4日)

ヒューマン・ライツ・ウォッチは、ウクライナ当局が外国人移民や亡命希望者を恣意的に拘束したままで、攻撃の脅威に晒されていると発表、彼らを釈放し、ポーランドに避難させるよう求めた。

ヒューマン・ライツ・ウォッチがウクライナ北西部のヴォルィンシカ州のズラヴィチ移民宿泊センターで拘束されている4人に対して電話インタビューを行ったところによると、収容施設はルーツク市の松林のなかの兵舎に設営されており、ロシアがウクライナに対して攻撃を始める数カ月前から、学生ビザの失効など理由で、ポーランドに不法入国しようとて捉えられた外国人が拘束されているという。

その国籍については治安上の理由で開示されていないが、アフガニスタン人、アルジェリア人、バングラデシュ人、カメルーン人、エチオピア人、ガンビア人、ガーナ人、インド人、ナイジェリア人、そしてシリア人が含まれている。

その数は男性が100人以上、女性の数は不明。

ウクライナ国内には、このほかにもチェルニヒウ市とムィコラーイウ市に同様の施設が2カ所あり、前者には収容者はいないが、後者は現在の使用されているという。

Human Rights Watch, April 4, 2022をもとに作成。

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米フッラ・チャンネル:ロシア軍とシリア軍がシリア人傭兵に対して複数回に分けて行ってきた軍事教練が終了、近くウクライナに派遣か?(2022年4月4日)

米アラビア語衛星放送のフッラ・チャンネル(4月4日付)は、シリアの複数の人権活動家筋の話として、シリア駐留ロシア軍とシリア軍がシリア人傭兵に対して複数回に分けて行ってきた軍事教練が終了したと伝えた。

同筋によると、軍事教練は6週間前から続けられており、教練を受けたシリア人傭兵は完全武装でウクライナ東部に派遣されるものと見られる。

AFP, April 4, 2022、ANHA, April 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 4, 2022、Alhurra, April 4, 2022、Reuters, April 4, 2022、SANA, April 4, 2022、SOHR, April 4, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がヒムス県スフナ市一帯の砂漠地帯でダーイシュの拠点に対して25回あまりの爆撃を実施(2022年4月4日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機がスフナ市一帯の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対して25回あまりの爆撃を実施した。

AFP, April 4, 2022、ANHA, April 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 4, 2022、Reuters, April 4, 2022、SANA, April 4, 2022、SOHR, April 4, 2022などをもとに作成。

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米主導の有志連合の貨物車輌など約50輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入(2022年4月4日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、兵站物資を積んだ米主導の有志連合の貨物車輌など約50輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入し、同県各所に設置されている米軍基地に向かった。

AFP, April 4, 2022、ANHA, April 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 4, 2022、Reuters, April 4, 2022、SANA, April 4, 2022、SOHR, April 4, 2022などをもとに作成。

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