ロシア国防省は緊張緩和地帯で1件の停戦違反が発表したと発表、トルコ側発表によると6件(2022年1月31日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反1件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反6件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3149034108672657

AFP, January 31, 2022、ANHA, January 31, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 31, 2022、Reuters, January 31, 2022、SANA, January 31, 2022、SOHR, January 31, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民273人と国内避難民(IDPs)10人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は747,056人、2019年以降帰還したIDPsは105,833人に(2022年1月31日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、1月30日に難民273人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民261人(うち女性78人、子供133人)、ヨルダンから帰国したのは12人(うち女性4人、子供6人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は747,056人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者349,630人(うち女性105,070人、子ども178,016人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,426人(うち女性119,280人、子ども202,698人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,282人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は976,336人(うち女性293,008人、子供497,636人)となった。

**

一方、国内避難民10人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは10人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所経由の帰還者のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は10人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,833人(うち女性41,468人、子供34,106人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,429人(うち女性424,027人、子供677,872人)となった。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3149032765339458

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 31, 2022をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アラブ連盟のアブー・ガイト事務総長:「クウェートでのアラブ連盟外相会議でシリアの連盟復帰は協議されない」(2022年1月30日)

アラブ連盟のアフマド・アブー・ガイト事務総長は今日(1月30日)クウェートで開催されるアラブ連盟外相会議の議事に関して、シリアの連盟復帰は協議されないと述べた。

アブー・ガイト事務総長は「今日のクウェートでのアラブ連盟外相会議でシリアのアラブ連盟への復帰の問題は提起されていないが、シリア危機の問題全廃を検討する…。連盟への復帰にかかる措置はそれに先立って常に協議が行われる」と述べた。

ドゥラル・シャーミーヤ(1月30日付)などが伝えた。

AFP, January 30, 2022、ANHA, January 30, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 30, 2022、Reuters, January 30, 2022、SANA, January 30, 2022、SOHR, January 30, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機がラッカ県ラサーファ砂漠でダーイシュに対して12回の爆撃を実施(2022年1月30日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がラサーファ砂漠でダーイシュ(イスラーム国)に対して12回の爆撃を実施した。

AFP, January 30, 2022、ANHA, January 30, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 30, 2022、Reuters, January 30, 2022、SANA, January 30, 2022、SOHR, January 30, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下のアイン・イーサー市近郊を砲撃(2022年1月30日)

ラッカ県では、ANHA(1月30日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下のアイン・イーサー市近郊のM4高速道路沿線、ディブス村、ハーリディーヤ村、アブー・ナイトゥーラ村を砲撃した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のバーブ市とカッバースィーン村を結ぶ街道で、シリア国民軍に所属するハムザ師団の司令官1人が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

また、トルコの占領下にあるラージュー町の地元評議会議長が正体不明の武装集団によって仕掛けられた爆弾の爆発によって死亡した。

AFP, January 30, 2022、ANHA, January 30, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 30, 2022、Reuters, January 30, 2022、SANA, January 30, 2022、SOHR, January 30, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県でシャーム解放機構と共闘する「穏健な反体制派」の一つイッザ軍とシリア軍が捕虜交換(2022年1月30日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構と共闘する「穏健な反体制派」の一つイッザ軍とシリア軍が、ナイラブ村・タルナバ村近郊で捕虜交換を行った。

シリア軍は捕虜として拘束していたイッザ軍の戦闘員3人を、イッザ軍はイラン人士官(准将)の遺体とシリア軍兵士5人の遺体をそれぞれ引き渡した。

一方、トルコ軍の憲兵隊は、ダリーヤ村の農場で子供1人を銃で撃ち射殺した。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反1件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反1件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3148310918744976

AFP, January 30, 2022、ANHA, January 30, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 30, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 30, 2022、Reuters, January 30, 2022、SANA, January 30, 2022、SOHR, January 30, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民279人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は746,783人に(2022年1月30日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、1月29日に難民279人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民276人(うち女性83人、子供141人)、ヨルダンから帰国したのは3人(うち女性1人、子供2人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は746,783人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者349,369人(うち女性104,992人、子ども177,883人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,414人(うち女性119,276人、子ども202,692人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,282人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は976,063人(うち女性292,926人、子供497,497人)となった。

**

一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,823人(うち女性41,466人、子供34,098人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,419人(うち女性424,021人、子供677,867人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3148306022078799

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 30, 2022をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍がラッカ県とハマー県の砂漠地帯でダーイシュに対して16回の爆撃を実施(2022年1月29日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍がラッカ県ラサーファ砂漠とハマー県のイスリヤー村の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して16回の爆撃を実施した。

AFP, January 30, 2022、ANHA, January 30, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 30, 2022、Reuters, January 30, 2022、SANA, January 30, 2022、SOHR, January 30, 2022などをもとに作成。

スプートニク通信:米主導の有志連合とシリア民主軍はダーイシュ幹部司令官のグワイラーン刑務所脱獄を支援(2022年1月29日)

スプートニク通信(アラビア語版、2022年1月29日付)は、複数の消息筋の話として、ダーイシュ(イスラーム国)の司令官多数が、ハサカ県ハサカ市のグワイラーン刑務所からダイル・ザウル県の砂漠地帯に移送されたと伝えた。

移送された司令官は、アラブ諸国、ベルギー、オランダの出身者約750人で、そのなかには多数の幹部司令官も含まれているという。

移送は、米軍がグワイラーン刑務所襲撃・脱獄事件に伴う混乱に乗じて行ったもの。

同消息筋によると、ダーイシュのスリーパーセルが刑務所を掌握し、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍との間で戦闘が始まった最初の数時間で、シリアとイラクの国境に近いダイル・ザウル県ユーフラテス川西岸のブーカマール市一帯の砂漠地帯、ビシュリー山東部への逃走経路が確保され、米国が主導する有志連合の偵察機複数機が脱獄したダーイシュの司令官らを監視、迂回路へと誘導したという。

逃走先のダイル・ザウル県の砂漠地帯は、米国が違法に駐留を続けるヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)へと通じている。

司令官らの移送は数回に分けて行われた。

この間、シリア民主軍は、注意を逸らすため、刑務所やその周辺地域を混乱させるような行動をとる一方で、刑務所周辺の拠点3カ所から撤退し、有志連合によって設定された逃走ルートに向かう抜け道を確保したという。

また、これと並行して、シリア民主軍は、収監者が投降したとして、彼らを計画的に刑務所の外から、刑務所に近い2カ所へと移動させ、司令官らはここから四輪駆動車やバスに分乗して、ダイル・ザウル県の砂漠地帯に向かったという。

司令官らを載せた四輪駆動車やバスは、シリア民主軍の特殊部隊が護衛するとともに、有志連合の偵察機複数機がこれを監視・誘導した。

同消息筋は、ダーイシュ司令官らの脱獄幇助の狙いについて、ダーイシュをシリア東部で再生し、同地が混乱することは、シリア東部への米軍や有志連合の違法駐留継続の根拠を与えると指摘している。

AFP, January 29, 2022、ANHA, January 29, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 29, 2022、Reuters, January 29, 2022、SANA, January 29, 2022、SOHR, January 29, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊を砲撃(2022年1月29日)

ラッカ県では、ANHA(1月29日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のファーティサ村、M4高速道路沿線を砲撃した。

AFP, January 29, 2022、ANHA, January 29, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 29, 2022、Reuters, January 29, 2022、SANA, January 29, 2022、SOHR, January 29, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民331人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は746,504人に(2022年1月29日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、1月28日に難民331人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民324人(うち女性97人、子供165人)、ヨルダンから帰国したのは7人(うち女性2人、子供4人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は746,504人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者349,093人(うち女性104,909人、子ども177,742人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,411人(うち女性119,275人、子ども202,690人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,972人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は975,784人(うち女性292,842人、子供497,354人)となった。

**

一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,804人(うち女性41,464人、子供34,092人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,400人(うち女性424,023人、子供677,858人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3147605512148850

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 29, 2022をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

グワイラーン刑務所内外でシリア民主軍、アサーイシュによるダーイシュの捜索・掃討続くなか、避難住民が帰宅を開始(2022年1月28日)

ハサカ県では、ANHA(1月28日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ市内のグワイラーン地区(北・東シリア自治局支配下)にあるグワイラーン刑務所(工業高校)で、内務治安部隊(アサーイシュ)の緊急対応部隊(Hevalno Asayîşe Rojava、HAT)が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のテロ撲滅部隊(Yekîneyên Antî Teror、YAT)の支援を受けて、施設内での捜索・掃討活動を継続した。

シリア人権監視団によると、シリア民主軍とアサーイシュは、グワイラーン地区、ズフール地区、ブーマイーシュ地区、ナースィラ地区などでも捜索・掃討活動を行った。

同監視団によると、捜索・掃討活動中にシリア民主軍YATの隊員がダーイシュ・メンバーによって銃で撃たれて死亡した。

これにより、1月20日以降の戦闘での死者は262人となった。

内訳は、ダーイシュ・メンバー181人、シリア民主軍、アサーイシュ、刑務所守衛74人、住民7人。

 

**

シリア人権監視団によると、政府の支配下にある市内の治安厳戒地区に避難していたグワイラーン地区の住民が帰宅を開始した。

AFP, January 28, 2022、ANHA, January 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 28, 2022、Reuters, January 28, 2022、SANA, January 28, 2022、SOHR, January 28, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とシリア国民軍がハサカ県マアバダ市近郊で機関銃を発砲(2022年1月28日)

ハサカ県では、ANHA(1月28日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマアバダ(カルキールキー)町近郊のダーラーフィー・カラー村に向けて機関銃を発砲した。

AFP, January 28, 2022、ANHA, January 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 28, 2022、Reuters, January 28, 2022、SANA, January 28, 2022、SOHR, January 28, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はハサカ県治安厳戒地区への米軍装甲車の進入を阻止(2022年1月28日)

ハサカ県では、SANA(1月28日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ市のパレスチナ通りの中ほどに位置するナジュマ薬局の脇から市の中心街(治安厳戒地区)に入ろうとした米軍の装甲車2輌の進行を、同地に設置されている検問所に駐留するシリア軍兵士らが阻止し、退却させた。

AFP, January 28, 2022、ANHA, January 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 28, 2022、Reuters, January 28, 2022、SANA, January 28, 2022、SOHR, January 28, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民346人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は746,173人に(2022年1月28日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、1月27日に難民346人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民341人(うち女性103人、子供174人)、ヨルダンから帰国したのは5人(うち女性2人、子供3人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は746,173人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者348,769人(うち女性104,812人、子ども177,577人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,404人(うち女性119,273人、子ども202,686人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,972人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は975,453人(うち女性292,743人、子供497,185人)となった。

**

一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,804人(うち女性41,464人、子供34,092人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,400人(うち女性424,023人、子供677,858人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3146894298886638

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 28, 2022をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハダス・チャンネル:イスラエルは2022年に入ってシリア領内で3回の特殊作戦を実施していた(2022年1月27日)

ハダス・チャンネル(1月27日付)は、イスラエル治安筋の話として、イスラエルが2022年に入ってシリア領内で3回の特殊作戦を実施していたと伝えた。

同治安筋は、作戦は航空部隊と諜報部隊の高度な連携のもと複数カ所を正確に狙ったもので、占領下のゴラン高原に対する「イランの民兵」の脅威を排除することが目的だったとしつつ、標的が何だったか具体的に明らかにはしなかった。

AFP, January 27, 2022、ANHA, January 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 27, 2022、al-Hadath, January 27, 2022、Reuters, January 27, 2022、SANA, January 27, 2022、SOHR, January 27, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊などを砲撃、シリア軍との戦闘でシリア国民軍戦闘員1人死亡(2022年1月27日)

アレッポ県では、ANHA(1月27日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村、シャワーリガ村、アルカミーヤ村、アイン・ダクナ村、バイルーニーヤ村、シャイフ・イーサー村、シャフバー・ダムを砲撃した。

シリア人権監視団によると、バーブ市近郊のハムダーン村一帯で、シリア国民軍がシリア軍との激しく交戦し、シリア国民軍の戦闘員1人が死亡した。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、トルコ占領下のバーブ市近郊のシャイフ・ナースィル(クルト・ワイラーン)村に設置されている基地から、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるクールフユーク村、ハーリディーヤ村を砲撃した。

AFP, January 27, 2022、ANHA, January 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 27, 2022、Reuters, January 27, 2022、SANA, January 27, 2022、SOHR, January 27, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省は緊張緩和地帯での停戦違反を確認せず、トルコ側の発表では停戦件数は1件(2022年1月27日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反1件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3146135082295893

AFP, January 27, 2022、ANHA, January 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 27, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 27, 2022、Reuters, January 27, 2022、SANA, January 27, 2022、SOHR, January 27, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民346人と国内避難民(IDPs)114人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は745,827人、2019年以降帰還したIDPsは105,804人に(2022年1月27日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、1月26日に難民346人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民337人(うち女性102人、子供172人)、ヨルダンから帰国したのは9人(うち女性3人、子供5人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は745,827人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者348,428人(うち女性104,709人、子ども177,403人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,399人(うち女性119,271人、子ども202,683人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,972人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は975,107人(うち女性292,638人、子供497,008人)となった。

**

一方、国内避難民114人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは114人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所経由の帰還者のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は114人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,804人(うち女性41,464人、子供34,092人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,400人(うち女性424,023人、子供677,858人)となった。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3146134148962653

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 27, 2022をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア自治局の渉外関係委員会はスウェーデンの使節団と会談し、スウェーデン人メンバーの子供の身柄を引き渡すことで合意(2022年1月26日)

ハサカ県では、ANHA(1月27日付)によると、北・東シリア自治局の渉外関係委員会(外務省に相当)のファナル・カイート共同副議長、同委員会運営局のナーフィヤ・ムハンマド氏、欧州局のシーワーズ・ハリール氏、女性防衛隊(YPJ)のラーナー・フサイン氏がカーミシュリー市にある渉外関係委員会の本舎でスウェーデン外務省領事市民法局高官らからなるの使節団と会談し、ダーイシュ(イスラーム国)のスウェーデン人メンバーの子供の身柄を引き渡すことで合意した。

AFP, January 27, 2022、ANHA, January 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 27, 2022、Reuters, January 27, 2022、SANA, January 27, 2022、SOHR, January 27, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア民主軍がグワイラーン刑務所で立て籠もっていたダーイシュ・メンバー全員を投降させ、同刑務所を完全制圧、米主導の有志連合はヘリコプターでの攻撃でダーイシュ・メンバー6人を殺害(2022年1月26日)

ハサカ県では、シリア政府と北・東シリア自治局が共同統治するハサカ市内のグワイラーン地区(北・東シリア自治局支配下)にあるグワイラーン刑務所(工業高校)でのダーイシュ(イスラーム国)メンバーの襲撃・脱獄事件に伴う戦闘と混乱は、26日に人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が刑務所の制圧を宣言し、収束の兆しが見えた。



**

シリア民主軍の広報センターは正午に声明を出し、ダーイシュ・メンバーらが立て籠もっていたグワイラーン刑務所内にある最大区画を制圧したと発表した。

広報センターは午後1時半にも声明を出し、刑務所に立て籠もっていたダーイシュ・メンバーが相次いで投降していると発表した。

そして午後2時50分に再び声明を出し、シリア民主軍はグワイラーン刑務所でダーイシュを敗北させたとして、勝利宣言を行った。

声明の内容は以下の通り:

「人民の金槌」軍事治安作戦は、我らが部隊によるハサカ市の工業(高校)刑務所(グワイラーン刑務所)の制圧と、すべてのダーイシュ・メンバーの投降によって頂点を迎えた。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1776611925862070

シリア人権監視団によると、1,600人以上が1月26日の1日だけで新たに投降し、前日までに投降したダーイシュ・メンバーと1,100任合わせて、その数は2,500人以上に達した。

**

これを受け、ANHAや北・東シリア自治局、民主統一党(PYD)などは、グワイラーン刑務所の完全制圧を、7年前の2015年1月26日のアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市での人民動員隊(YPG)と女性防衛隊(YPJ)のダーイシュによる勝利と、同市制圧と並べて称賛した。

https://www.facebook.com/QSDMEDIA/photos/a.444947369031270/1818132298379430/

また、ANHA(1月26日付)によると、ハサカ市内では、住民らが街頭でシリア民主軍によるグワイラーン刑務所制圧を祝った。

**

一方、ANHA(1月26日付)によると、アサーイシュの緊急対応部隊(Hevalno Asayîşe Rojava、HAT)は、刑務所一帯地域に加えて、グワイラーン地区の南に隣接するズフール地区内でダーイシュ・メンバーを追跡・掃討を実施した。

これに関して、SANA(1月26日付)は、シリア民主軍が、逃亡したダーイシュのメンバーの追跡を口実に、グワイラーン刑務所(西グワイラーン地区)、ズフール地区の住宅地、ハサカ市の南および東に位置する村々で強制捜査を行い、住民多数を拘束、連行したと伝えた。

また、シリア民主軍が、ダーイシュのメンバーが立て籠もっているとして、グワイラーン地区の墓地(グワイラーン墓地)に面する住宅10棟を重機で破壊したと報じた。

他方、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合所属のヘリコプター1機が26日晩に、グワイラーン墓地とイスファンジュ通りの間に位置する地区でダーイシュの外国人メンバーのグループに対して機銃掃射を行い、6人を殺害した。

また有志連合所属の戦闘機複数機が、グワイラーン刑務所一帯に対して複数回のミサイル攻撃を行った。

この攻撃による死者はなかったという。

**

シリア人権監視団によると、1月20日以降の戦闘による死者数は187人。

内訳はダーイシュ・メンバー130人、シリア民主軍、アサーイシュ、刑務所守衛が50人、住民7人。

**

ANHA(1月26日付)によると、北・東シリア自治局ジャズィーラ地域ハサカ地区の各部局は、グワイラーン地区、ズフール地区からの避難住民の救援を続けるとともに、クルド赤新月社が医療支援活動にあたった。

クルド赤新月社の支援チームのリーダーを務めるアリー・ムハンマド・イーサー氏がANHAに明らかにしたところによると、北・東シリア自治局の支配地内に設置された複数の収容センターで、798世帯約4,000人の医療ケアを行ったという。

クルド赤新月社は、ドイツ、スウェーデン、英国で慈善団体として登録している複数のNGOが1993年に統合して結成した国際NGO組織。

北・東シリア自治局の支配地域を中心に活動を行っているがシリアのNGOではなく、シリアの法律のもとに公認された慈善団体でもない。また、国際赤十字赤新月社連盟は、1カ国1組織を原則としているため、この組織を承認していない。

一方、SANA(1月26日付)によると、ハサカ県社会問題労働局がハサカ市治安厳戒地区内のサーリヒーヤ地区にあるムスタファー・モスクに7カ所目となる一時収容センターを設置した。

1月25日には、アラーディー・ハッブー地区に6カ所目の一時収容センターが設置されていた。


**

このほか、ANHA(1月26日付)は、北・東シリア自治局の住民がシリア民主軍やアサーイシュに協力し、グワイラーン刑務所一帯での戦闘に参加していると伝え、武器を携帯している女性や老人の写真、映像を公開した。



AFP, January 26, 2022、ANHA, January 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 26, 2022、Reuters, January 26, 2022、SANA, January 26, 2022、SOHR, January 26, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イラク・クルディスタン地域政府支配地と北・東シリア自治局支配地を結ぶティグリス川河畔のスィーマルカー国境通行所が1カ月ぶりに再開、米軍のタンクローリー130輌がシリア領内で盗奪した石油を積んでイラクに出国(2022年1月26日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、イラク・クルディスタン地域政府の支配地と北・東シリア自治局の支配地を結ぶティグリス川河畔のスィーマルカー国境通行所(フィーシュ・ハーブール国境通行所)を通じた通商が約1カ月ぶりに再開し、イラク側から砂糖を積んだトレーラーがシリア領内に入った。

**

一方、SANA(1月26日付)によると、シリア領内で盗奪した石油を積んだ米軍のタンクローリー130輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由してイラクに出国した。

AFP, January 26, 2022、ANHA, January 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 26, 2022、Reuters, January 26, 2022、SANA, January 26, 2022、SOHR, January 26, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ザーミル電力大臣はレバノンのファイヤード・エネルギー資源大臣、ヨルダンのハラービシャ・エネルギー鉱物資源大臣とシリア経由でヨルダンからレバノンに電力供給することを定めた文書に調印(2022年1月26日)

レバノンを訪問中のガッサーン・ザーミル電力大臣は、首都ベイルートで、レバノンのワリード・ファイヤード・エネルギー資源大臣、ヨルダンのサーリフ・ハラービシャ・エネルギー鉱物資源大臣と、シリア経由でヨルダンからレバノンに電力供給することを定めた文書に調印した。

ファイヤード・エネルギー資源大臣によると、合意によってレバノンには1時間あたり250メガワットの電力が供給される予定。

AFP, January 26, 2022、ANHA, January 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 26, 2022、Reuters, January 26, 2022、SANA, January 26, 2022、SOHR, January 26, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県、ハサカ県各所を砲撃(2022年1月26日)

アレッポ県では、ANHA(1月26日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市北西のサイヤーダ村、ヤーランリー村、トルコ占領下のバーブ市の東に位置するアリーマ村を砲撃した。

**

ハサカ県では、ANHA(1月26日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の支配下にあるタッル・タムル町近郊のタッル・ラバン村を砲撃し、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するタッル・タムル軍事評議会が応戦、シリア国民軍戦闘員多数を死傷させた。

AFP, January 26, 2022、ANHA, January 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 26, 2022、Reuters, January 26, 2022、SANA, January 26, 2022、SOHR, January 26, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省は緊張緩和地帯で1件の停戦違反が発生したと発表、トルコ側の発表では停戦件数は7件(2022年1月26日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反1件(イドリブ県0件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反7件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3145435619032506

AFP, January 26, 2022、ANHA, January 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 26, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 26, 2022、Reuters, January 26, 2022、SANA, January 26, 2022、SOHR, January 26, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民339人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は745,481人に(2022年1月26日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、1月25日に難民339人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民329人(うち女性99人、子供167人)、ヨルダンから帰国したのは10人(うち女性3人、子供5人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は745,481人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者348,091人(うち女性104,607人、子ども177,231人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,390人(うち女性119,268人、子ども202,678人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,972人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は974,761人(うち女性292,533人、子供496,831人)となった。

**

一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,690人(うち女性41,398人、子供34,092人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,286人(うち女性423,957人、子供677,858人)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3145433672366034

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 26, 2022をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

グワイラーン刑務所襲撃・脱獄事件に伴う混乱に対処するためロシア軍は最新鋭のSu-34戦闘機をカーミシュリー国際空港に配備(2022年1月25日)

RusVesna(1月25日付)は、ロシア軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市のカーミシュリー国際空港(シリア政府管理下)に最新鋭のSu-34戦闘機複数機を配備したと伝えた。

配備はハサカ市のグワイラーン刑務所での襲撃・脱獄事件(1月20日発生)で、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルと、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍、内務治安部隊(アサーイシュ)、米主導の有志連合の戦闘が発生したのを受けた動き。

RusVesnaはSu-34戦闘機を含む増援部隊の配備について、米軍および有志連合が刑務所を襲撃・占拠したダーイシュを、米軍が各地に基地を設置し、違法に駐留を続ける北・東シリア自治局支配地から排除できないことが理由だと伝えた。

シリア人権監視団(1月28日発表)によると、カーミシュリー国際空港に配備されたSu-34は2機。

加えて、ロシア軍のヘリコプター6機が配備されている。

シリア軍の航空機は配備されていないという。




https://youtu.be/Y7QJPx0f9tI

AFP, January 28, 2022、ANHA, January 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 28, 2022、Reuters, January 28, 2022、RusVesna, January 25, 2022、SANA, January 28, 2022、SOHR, January 28, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機がハマー県、ヒムス県、ラッカ県の砂漠地帯でダーイシュに対して40回の爆撃を実施、シリア軍も「樽爆弾」10発以上を投下(2022年1月25日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がハマー県イスリヤー村一帯の砂漠地帯、ヒムス県スフナ市一帯の砂漠地帯、ラッカ県ラサーファ砂漠でロシア軍戦闘機がダーイシュ(イスラーム国)に対して40回の爆撃を実施した。

爆撃にはシリア軍ヘリコプターも参加し、「樽爆弾」10発以上を投下した。

AFP, January 25, 2022、ANHA, January 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 25, 2022、Reuters, January 25, 2022、SANA, January 25, 2022、SOHR, January 25, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

グワイラーン刑務所周辺でシリア民主軍とダーイシュの戦闘が続き、米軍戦闘機が同地を爆撃(2022年1月25日)

ハサカ県では、シリア政府と北・東シリア自治局が共同統治するハサカ市内のグワイラーン地区(北・東シリア自治局支配下)にあるグワイラーン刑務所(工業高校)でのダーイシュ(イスラーム国)メンバーの襲撃・脱獄事件に伴う戦闘と混乱は25日も続いた。

**

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターは声明を出し、24日晩にグワイラーン刑務所で軍事治安作戦を実施し、ダーイシュのメンバーによって捕らえられていた刑務所職員9人の解放に成功するとともに、ズフール地区と東グワイラーン地区でダーイシュのメンバー17人を新たに殺害したと発表した。

また、別の声明では、25日に23人を新たに解放したと発表した。

シリア民主軍広報センターはさらに別の声明で、25日朝にグワイラーン刑務所に立て籠もっていたダーイシュ・メンバー250人が投降、これまでに投降したダーイシュ・メンバーの数が500人余りとなったと発表した。

また別の声明で、ダーイシュ・メンバーが占拠していたグワイラーン刑務所内の収容棟8棟を制圧したと発表した。

シリア人権監視団によると、有志連合所属の装甲車複数輌が、グワイラーン刑務所内での作戦に参加するために同地に派遣されていたという。

一方、ANHA(1月25日付)によると、グワイラーン地区の外塀一帯での戦闘は小康状態が続いた。

だが、SANA(1月25日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が抵抗を続けるイスラーム国のメンバーらをグワイラーン刑務所で包囲したと発表しているにもかかわらず、シリア民主軍、内務治安部隊(アサーイシュ)とダーイシュとの戦闘は刑務所一帯で行われ、有志連合を主導する米軍戦闘機も同地に対する爆撃を実施した。

米軍の爆撃に、ユーフラテス大学経済学部技術監督者工学技術研究所が21日に破壊されたが、25日までの爆撃で経済学部関連施設、土木学部講堂、ユーフラテス大学ハサカ分校本舎、ガレージなども破壊された。

また、シリア民主軍は、グワイラーン刑務所(東グワイラーン地区、西グワイラーン地区)、ズフール地区の住宅地で強制捜査を行い、住民多数を拘束、連行した。

**

シリア人権監視団によると、1月20日以降の戦闘での死者は172人。

うちダーイシュ・メンバーは119人、シリア民主軍、アサーイシュ、刑務所守衛は46人、住民は7人。

**

ANHA(1月25日付)は、負傷したダーイシュ・メンバーを収容しているシリア民主軍とアサーイシュの拠点の取材に成功したと伝え、治療を受けるメンバー13人の写真と映像を公開した。

AFP, January 25, 2022、ANHA, January 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 25, 2022、Reuters, January 25, 2022、SANA, January 25, 2022、SOHR, January 25, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府の支配下にあるアレッポ県ハーリディーヤ村、ヤーランリー村、サイヤード村を砲撃(2022年1月25日)

アレッポ県では、ANHA(1月25日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府の支配下にあるハーリディーヤ村(バーブ市東)、ヤーランリー村、サイヤード村を砲撃した。

**

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターは声明を出し、1月22日と23日に、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるラッカ県アイン・イーサー市近郊のフーシャーン村、ハーリディーヤ村、マアラク村、ムシャイリファ村、ジャフバル村、ヒーシャ村、サーリヒーヤ村、カーディリーヤ村、ファーティサ村、アリーシャ村に対するトルコ軍とシリア国民軍の砲撃で、住民3人が死亡、11人が負傷する一方、シリア民主軍の応戦でシリア国民軍10人を殺害、2人を負傷させたと発表した。

AFP, January 25, 2022、ANHA, January 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 25, 2022、Reuters, January 25, 2022、SANA, January 25, 2022、SOHR, January 25, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.