トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアレッポ県、ラッカ県各所を砲撃(2022年1月2日)

アレッポ県では、ANHA(1月2日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍が1日深夜から2日未明にかけてシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のアイン・ダクナ村、バイルーニーヤ村、シャイフ・イーサー村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のバーブ市で、オートバイに乗った正体不明の武装集団が民生用の車に向かって爆弾を投げつけ、爆発が発生した。

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ラッカ県では、ANHA(1月2日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のディブス村、アブー・ナイトゥーラ村、M4高速道路沿線を砲撃した。

AFP, January 2, 2022、ANHA, January 2, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 2, 2022、Reuters, January 2, 2022、SANA, January 2, 2022、SOHR, January 2, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機がヒムス県とハマー県の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して20回以上の爆撃を実施(2022年1月2日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がヒムス県とハマー県の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して20回以上の爆撃を実施した。

AFP, January 2, 2022、ANHA, January 2, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 2, 2022、Reuters, January 2, 2022、SANA, January 2, 2022、SOHR, January 2, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県各所を10回あまりにわたって爆撃(2022年1月2日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるシャイフ・ユースフ村一帯、イドリブ中央刑務所(イドリブ市近郊)一帯、サイジャル村の給水所、アルバイーン山東部、ムサイビーン村の森林地帯、M4高速道路沿線などを10回あまりにわたって爆撃した。

シリア軍もザーウィヤ山地方一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反1件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反5件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3128193807423354

 

AFP, January 2, 2022、ANHA, January 2, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 2, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 2, 2022、Reuters, January 2, 2022、SANA, January 2, 2022、SOHR, January 2, 2022などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民253人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は737,733人に(2022年1月2日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、1月1日に難民253人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民248人(うち女性75人、子供126人)、ヨルダンから帰国したのは5人(うち女性2人、子供3人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は737,733人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者340,631人(うち女性102,365人、子ども173,430人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,102人(うち女性119,179人、子ども202,527人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,091人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は967,013人(うち女性290,202人、子供492,879人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,647人(うち女性41,387人、子供34,070人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,243人(うち女性423,946人、子供677,836人)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3128190437423691

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 2, 2022をもとに作成。

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ロシア軍がスワイダー県の砂漠地帯でシリア軍との合同軍事演習(2022年1月1日)

アラビー・ジャディード(1月1日付)、ドゥラル・シャーミーヤ(1月1日付)などは、ロシア軍が12月30日からスワイダー県のシャンワーン村に近い砂漠地帯でシリア軍(第15師団)との合同軍事演習を開始したと伝えた。

合同軍事演習は1週間の予定で、米主導の有志連合が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で軍事演習を行っていることへの対抗措置と見られる。

AFP, January 1, 2022、ANHA, January 1, 2022、al-‘Arabi al-Jadid, January 1, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 1, 2022、Reuters, January 1, 2022、SANA, January 1, 2022、SOHR, January 1, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がラッカ県ラサーファ砂漠でダーイシュに対して25回以上の爆撃を実施(2022年1月1日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がラサーファ砂漠でダーイシュ(イスラーム国)に対して25回以上の爆撃を実施した。

AFP, January 1, 2022、ANHA, January 1, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 1, 2022、Reuters, January 1, 2022、SANA, January 1, 2022、SOHR, January 1, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ県アブー・ラースィーン町などを砲撃(2022年1月1日)

ハサカ県では、ANHA(1月1日付)、SANA(1月1日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町、アサディーヤ村、ハディール村などを砲撃した。

アブー・ラースィーン町に対する砲撃では、人民庁舎(町庁舎)として流用されているビルが被弾した。

ANHA(1月1日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍はまた、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるダルダーラ村を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(1月1日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村、シャワーリガ村、シャワーリガ砦を砲撃した。

AFP, January 1, 2022、ANHA, January 1, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 1, 2022、Reuters, January 1, 2022、SANA, January 1, 2022、SOHR, January 1, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県ジスル・シュグール市近郊などを爆撃し、女性1人と子供2人が死亡、10人あまりが負傷(2022年1月1日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるジスル・シュグール市近郊のナフル・アブヤド村に設置されているテント群に対して爆撃を実施し、テントで居住していたアレッポ県からの国内避難民(IDPs)の女性1人と子供2人が死亡、10人あまりが負傷した。

ロシア軍戦闘機はまた、イドリブ市一帯、ザーウィヤ山地方各所を12回以上にわたって爆撃した。

爆撃は、「決戦」作戦司令室がイドリブ県マアッラト・ヌウマーン市一帯、ハマー県ジューリーン村一帯のシリア政府支配地を砲撃したことへの対抗措置。

https://www.facebook.com/SyriaCivilDef/videos/4441118309332889/

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

シリア政府も停戦違反を確認しなかった。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反9件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3127501474159254

AFP, January 1, 2022、ANHA, January 1, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 1, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 1, 2022、Reuters, January 1, 2022、SANA, January 1, 2022、SOHR, January 1, 2022などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民308人と国内避難民(IDPs)8人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は737,480人、2019年以降帰還したIDPsは105,647人に(2022年1月1日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、12月31日に難民308人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民295人(うち女性88人、子供150人)、ヨルダンから帰国したのは13人(うち女性4人、子供7人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は737,480人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者340,383人(うち女性102,290人、子ども173,304人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,097人(うち女性119,177人、子ども202,524人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,091人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は966,760人(うち女性290,125人、子供492,750人)となった。

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一方、国内避難民8人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは8人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所経由の帰還者のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は8人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,647人(うち女性41,387人、子供34,070人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,243人(うち女性423,946人、子供677,836人)となった。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3127500660826002

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 1, 2022をもとに作成。

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シリア人権監視団:2021年の1年間で3,882人の死亡を確認(2021年12月31日)

シリア人権監視団はシリア国内での戦闘などにより2021年の1年間で3,882人の死亡を確認したと発表した。

3,882人のうち18歳未満の子供383人、18歳以上の女性は193人。

また、1,558人が民間人、2,324人が戦闘員。

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民間人1,558人の死因の内訳は以下の通り:

  • 地雷、爆弾の爆発による死亡:300人(うち子供138人、女性28人)
  • 何者かの発砲による死亡:288人(うち子供15人、女性18人)
  • 部族・家族どうしのいざこざ、血讐、無差別発砲などによる死亡:249人(うち子供20人、女性44人)
  • シリア軍の発砲、砲撃による死亡:234人(うち子供74人、女性46人)
  • ダーイシュ(イスラーム国)が殺害:76人(うち子供7人、女性18人)
  • 死因不明:72人(うち子供9人、女性13人)
  • 劣悪な衛生状態による死亡:79人(全員子供)
  • 政府の刑務所での拷問により死亡:57人(子供、女性はいずれも0人)
  • 即席爆弾の爆発により死亡:47人(うち子供4人、女性8人)
  • トルコ軍憲兵隊が殺害:36人(うち子供8人、女性0人)
  • シリア軍が殺害:30人(うち子供4人、女性0人)
  • トルコ軍の砲撃により死亡:31人(うち子供12人、女性4人)
  • イスラーム主義武装諸派が殺害:24人(うち子供2人、女性2人)
  • ロシア軍の爆撃により死亡:14人(うち子供7人、女性3人)
  • ジハード主義組織が殺害:9人(うち子供1人、女性2人)
  • 米主導の有志連合が殺害:6人(全員成人男性)
  • イスラエルの攻撃による民間人死者:6人(うち子供3人、女性1人)

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戦闘員2,324人の内訳は以下の通り:

  • シリア軍:607人
  • ダーイシュ:503人
  • イスラーム主義諸派、武装諸派などのシリア人戦闘員:377人
  • 人民諸委員会、国防隊などのシリア人民兵:305人
  • ジハード主義者:158人
  • 人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍および傘下の諸派:159人
  • 親政権、親イランの外国人民兵(ほとんどがシーア派):109人
  • 親政権、親イランのシリア人民兵(ほとんどがシーア派):35人
  • トルコ軍:30人
  • ヒズブッラー:11人
  • シリア民主軍の外国人戦闘員:9人
  • シリア軍離反兵:2人
  • ロシア軍:2人
  • その他:17人

AFP, December 31, 2021、ANHA, December 31, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 31, 2021、Reuters, December 31, 2021、SANA, December 31, 2021、SOHR, December 31, 2021などをもとに作成。

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米国務省の匿名報道官はバハレーンによる駐シリア外交使節団長任命を非難(2021年12月31日)

フッラ(12月31日付)は、バハレーンが駐シリア外交使節団長を任命したことに関して、米国務省の匿名報道官が「我々はバッシャール・アサド更生に向けた取り組みを支援しない」、「シリアの体制との外交関係正常化への措置を支持しないし…、政治的解決に向けて不可逆的な進展が見られるまで、制裁を解除したり、シリアの復興を支援することはない」、「アサド体制との対応を考えている地域諸国には、この体制が過去10年にわたりシリア国民に対して犯した残虐行為、国内の多くの地域に人道支援が行われることを阻止し続けていることに目を向けてもらいたい」と述べたと伝えた。

AFP, December 31, 2021、ANHA, December 31, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 31, 2021、Alhurra, December 31, 2021、Reuters, December 31, 2021、SANA, December 31, 2021、SOHR, December 31, 2021などをもとに作成。

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トルコ日刊紙『テュルキイェ』はシリア・トルコ両政府高官がヨルダンでシリア民主軍への対応、アレッポ市の復興計画の実施、難民帰還などについて協議したと伝える(2021年12月31日)

トルコ日刊紙『テュルキイェ』(12月31日付)は、シリア政府とトルコ政府の高官がヨルダンのアカバで最近になって秘密会合を開き、シリア北東部で活動する人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍への対応、アレッポ市の復興計画の実施、難民帰還などについて協議を行っていたと伝えた。

同紙によると、シリア政府側は、イドリブ県の処遇についても協議することを提案したが、トルコ政府側は、アダナ合意を修正し、トルコが介入可能な地域を拡大するよう求めたという。

これに関して、ヨルダン外務在外居住者省はハイサム・アブー・フール報道官はマムラカ・テレビ(12月31日付)に対して「この主張には根拠がなく、これに関するいかなる会合もヨルダンで開催されていない」と述べ、否定した。

AFP, December 31, 2021、ANHA, December 31, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 31, 2021、al-Mamlaka TV, December 31, 2021、Reuters, December 31, 2021、SANA, December 31, 2021、SOHR, December 31, 2021、Turkiye, December 31, 2021などをもとに作成。

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米軍が違法に基地を設置しているユーフラテス川東岸のCONOCOガス田にシリア政府支配地から発射された迫撃砲弾2発が着弾(2021年12月31日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあり、米軍が違法に基地を設置しているユーフラテス川東岸のCONOCOガス田にシリア政府の支配地域から発射された迫撃砲弾2発が着弾した。

これに対して、CONOCOガス田一帯に設置されている大砲が、迫撃砲弾が発射されたシリア政府の支配地に向けて応戦し、砲弾複数発を撃ち込んだ。

AFP, December 31, 2021、ANHA, December 31, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 31, 2021、Reuters, December 31, 2021、SANA, December 31, 2021、SOHR, December 31, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市一帯を砲撃(2021年12月31日)

アレッポ県では、ANHA(12月31日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のバイルーニーヤ村、シャイフ・イーサー村、シャッラー村、マンナグ航空基地を砲撃した。

また、シリア人権監視団によると、カルジャブリーン村およびマーリア市一帯に違法に駐留するトルコ軍部隊が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のハルバル村、バイルーニーヤ村、シャイフ・イーサー村を砲撃した。

砲撃は、同地に展開するシリア軍部隊がカルジャブリーン村のトルコ軍拠点一帯を砲撃したのを受けたもの。

AFP, December 31, 2021、ANHA, December 31, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 31, 2021、Reuters, December 31, 2021、SANA, December 31, 2021、SOHR, December 31, 2021などをもとに作成。

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ハサカ県タッル・ハミース市の住民が、米軍の装甲車5輌からなる車列に投石を行うなどして進行を阻止(2021年12月31日)

ハサカ県では、SANA(12月31日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・ハミース市の住民が、同市に至る交差点で米軍の装甲車5輌からなる車列に投石を行うなどして進行を阻止し、これを退却させた。

米軍の車列が退却する際、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の部隊が米軍の車列を取り囲み、これを護衛した。

なお、シリア人権監視団によると、米軍の車列は装甲車4輌。

AFP, December 31, 2021、ANHA, December 31, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 31, 2021、Reuters, December 31, 2021、SANA, December 31, 2021、SOHR, December 31, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県各所を爆撃し、住民2人が死亡、6人が負傷(2021年12月31日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ市一帯、ザーウィヤ山地方のカンスフラ村、バーラ村、マシューン村、県北部のカフル・ダルヤーン村、ジスル・シュグール市近郊のジャディーダ(ジャディーダト・ジスル)村一帯、ルージュ平原のニムラ村を15回にわたって爆撃した。

この爆撃により、カフル・ダルヤーン村では養鶏場が被弾し、住民2人が死亡、6人が負傷した。

https://www.facebook.com/SYRMMC/posts/1284752778658010

また、シリア軍がザーウィヤ山地方のファッティーラ村、バーラ村、カンスフラ村を砲撃した。

これに対して、「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるカフルナブル市、ブサクラー村、ハザーリーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアウラム・クブラー町を砲撃した。

これに対して、「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるバーラー村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反1件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反5件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3126606154248786

AFP, December 31, 2021、ANHA, December 31, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 31, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 31, 2021、Reuters, December 31, 2021、SANA, December 31, 2021、SOHR, December 31, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民333人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は737,172人に(2021年12月31日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、12月30日に難民333人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民316人(うち女性95人、子供161人)、ヨルダンから帰国したのは17人(うち女性5人、子供9人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は737,172人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者340,088人(うち女性102,202人、子ども173,154人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,084人(うち女性119,173人、子ども202,517人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,091人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は966,452人(うち女性290,033人、子供492,593人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,639人(うち女性41,385人、子供34,064人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,235人(うち女性423,944人、子供677,830人)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3126602230915845

Ministry of Defence of the Russian Federation, December 31, 2021をもとに作成。

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イスラエルのチャンネル12:「ラタキア港へのミサイル攻撃はシリア政府とヒズブッラーに高性能兵器が供与されるのを阻止することが目的」(2021年12月30日)

イスラエルのチャンネル12(12月30日付)は、12月28日のイスラエル空軍によるラタキア港へのミサイル攻撃に関して、シリア政府とレバノンのヒズブッラーに精密ミサイル、防空システム、自爆戦闘員が供与されるのを阻止することが目的だったとしたうえで、「イランはロシアの影響か下にある地域に武器庫を移転し、イスラエルの攻撃をかわそうとしたが、そうしたことは起きなかった」と伝えた。

AFP, December 30, 2021、ANHA, December 30, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 30, 2021、Keshet 12, Dece,ber 30, 2021、Reuters, December 30, 2021、SANA, December 30, 2021、SOHR, December 30, 2021などをもとに作成。

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米軍の車輌40輌がイラクに出国する一方、50輌が新たに違法入国(2021年12月30日)

ハサカ県では、SANA(12月30日付)がヤアルビーヤ町近郊の複数の地元筋の話として伝えたところによると、トレーラーや冷蔵車など40輌からなる米軍の車列が、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由し、イラクに出国した。

また、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の貨物車輌など50輌以上からなる車列がセメント・ブロックや兵站物資などを積んで、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入し、県内各所の米軍基地に向かった。

AFP, December 30, 2021、ANHA, December 30, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 30, 2021、Reuters, December 30, 2021、SANA, December 30, 2021、SOHR, December 30, 2021などをもとに作成。

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バハレーンは駐シリア外交使節団長を任命(2021年12月30日)

バハレーンのハマド・ビン・イーサー・アール・ハリーファ国王は2021年政令124号を施行し、ワヒード・ムバーラク・サイヤール氏を駐シリア外交使節団長に任命した。

バハレーン通信(12月30日付)が伝えた。

AFP, December 30, 2021、ANHA, December 30, 2021、BNA, December 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 30, 2021、Reuters, December 30, 2021、SANA, December 30, 2021、SOHR, December 30, 2021などをもとに作成。

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ロシアのプーチン大統領とアサド大統領が新年の祝電を送り合う(2021年12月30日)

ロシアのヴラジーミル・プーチン大統領はアサド大統領に新年の祝電を送り、そのなかで「新たな年にシリア全土で治安と安定が強化されることを願う」としたうで、「テロとの戦い、危機の包括的な政治解決、復興プロセスにおいて友好国であるシリアへの支援を続ける」とのメッセージを送った。

これに対して、アサド大統領もプーチン大統領に祝電を送り、ロシア国民のさらなる健勝と両国関係のさらなる強化への願いを伝えた。

AFP, December 30, 2021、ANHA, December 30, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 30, 2021、Reuters, December 30, 2021、SANA, December 30, 2021、SOHR, December 30, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍がハサカ県、ラッカ県、アレッポ県各所を砲撃し、子供1人と女性1人を含む3人が死亡、シリア軍兵士3人を含む8人が負傷(2021年12月30日)

ハサカ県では、ANHA(12月30日付)、SANA(12月30日付)、シリア人権監視団によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のタッル・シャンナーン村、ダルダーラ村、ウンム・カイフ村、タッル・ジュムア村、タッル・カラービート村、バジャーリーヤ村、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町、同町近郊のアサディーヤ村、ハディール村を砲撃し、子供1人と女性1人を含む3人が死亡、5人が負傷した。



SANA(12月31日付)がハサカ県の社会問題労働局長のイブラーヒーム・ハラフ氏の話として伝えたところによると、この砲撃により、150世帯が一時避難センターに避難した。

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ラッカ県では、ANHA(12月30日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のファーティサ村を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(12月30日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のスーガーニカ村、クナイトラ村を砲撃した。

シリア人権監視団によると、この砲撃でシリア軍兵士3人が負傷した。

一方、SANA(12月30日付)、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のアアザーズ市でトルコの支援を受ける「テロ組織」(シリア国民軍)の武装した四輪駆動車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、戦闘員多数が負傷した。

このほか、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるバーブ市近郊のタフリーア村でシリア国民軍に所属するハムザ師団のメンバーどうしが密輸品の分配をめぐって撃ち合いとなり、司令官1人を含む2人が死亡、8人が負傷した。

AFP, December 30, 2021、ANHA, December 30, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 30, 2021、Reuters, December 30, 2021、SANA, December 30, 2021、December 31, 2021、SOHR, December 30, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県バーリーシャー村、カフル・アルーク村、マアッラトミスリーン市、シャイフ・バフル村を12回にわたって爆撃(2021年12月30日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるバーリーシャー村、カフル・アルーク村、マアッラトミスリーン市、シャイフ・バフル村を12回にわたって爆撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のマンスーラ村近くで子供1人を狙撃し、射殺した。

殺された子供はイドリブ県ミラージャ村からの国内避難民(IDPs)で羊を放牧していた。

シリア軍はまた、アンカーウィー村、ヒルバト・ナークース村、マンスーラ村、サルマーニーヤ村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室を主導するシャーム解放機構がシリア政府の支配下にある第46中隊基地近くでシリア軍兵士1人を殺害した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

シリア政府も停戦違反を確認しなかった。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反7件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3125216701054398

AFP, December 30, 2021、ANHA, December 30, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 30, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 30, 2021、Reuters, December 30, 2021、SANA, December 30, 2021、SOHR, December 30, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民319人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は736,839人に(2021年12月30日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、12月29日に難民319人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民311人(うち女性93人、子供158人)、ヨルダンから帰国したのは8人(うち女性2人、子供4人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は736,839人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者339,772人(うち女性102,107人、子ども172,993人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,067人(うち女性119,168人、子ども202,508人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,091人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は966,119人(うち女性289,933人、子供492,423人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,639人(うち女性41,385人、子供34,064人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,235人(うち女性423,944人、子供677,830人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3125895867653148

Ministry of Defence of the Russian Federation, December 30, 2021をもとに作成。

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イスラエルのガンツ国防大臣:「イランは「ゲーム・チェンジャー」となる兵器をシリア領内に配備すべきでない」(2021年12月29日)

イスラエルのベニー・ガンツ国防大臣は、F16戦闘機多数が配備されているラマト・ダヴィド空軍基地を訪問し、「ゲーム・チェンジャー」となる兵器をシリア領内に配備しないよう警告した。

ガンツ国防大臣の発言は以下の通り。

この地域のすべての国に対して、イランがその主権や市民を侵害することを止めさせるよう呼び掛けたい。イスラエルはイランがゲーム・チェンジャーとなる兵器をプロキシーらに横流しし、我が国の市民を脅かすことを許さない。

我々は今年も、多くの前線で脅威に対抗してきたが、そのすべてがイランによって焚きつけられたものだった。イランは、我が国民、そして中東の住民にとって最大の敵である。

AFP, December 29, 2021、ANHA, December 29, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 29, 2021、Reuters, December 29, 2021、SANA, December 29, 2021、SOHR, December 29, 2021、The Times of Israel, December 29, 2021などをもとに作成。

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ロシアのラヴレンティフ・シリア問題担当大統領特使:「シリアでいかなる憲法改正を行おうと、アサド政権の終焉をもたらすことはない」(2021年12月29日)

ロシアのアレクサンドル・ラヴレンティフ・シリア問題担当大統領特使は、シリアでいかなる憲法改正を行おうと、アサド政権の終焉をもたらすことはないだろうと述べた。

ラヴレンティフ特使はまた以下の通り述べた。

反体制派が憲法の改正を望むのなら、関連する問題を検討し、国民投票にかけねばならない。
いかなる勢力がダマスカスの政権を交代させるために新たな憲法を制定しようとしても、それは何ももたらしはしない。

ドゥラル・シャーミーヤ(12月29日付)などが伝えた。

AFP, December 29, 2021、ANHA, December 29, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 29, 2021、Reuters, December 29, 2021、SANA, December 29, 2021、SOHR, December 29, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍がラッカ県ラサーファ砂漠でダーイシュに対して砲撃を実施(2021年12月29日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍がラサーファ砂漠でダーイシュ(イスラーム国)に対して砲撃を実施した。

爆撃は28日に続くもので、前日と合わせて爆撃回数は35回以上にのぼるという。

AFP, December 29, 2021、ANHA, December 29, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 29, 2021、Reuters, December 29, 2021、SANA, December 29, 2021、SOHR, December 29, 2021などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ハジーン市でシリア民主軍傘下のハジーン軍事評議会がダーイシュ・メンバーと思われる武装集団と交戦、1人を殺害(2021年12月29日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるハジーン市で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍傘下のハジーン軍事評議会がダーイシュ(イスラーム国)メンバーと思われる武装集団と交戦、1人を殺害した。

AFP, December 29, 2021、ANHA, December 29, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 29, 2021、Reuters, December 29, 2021、SANA, December 29, 2021、SOHR, December 29, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がハサカ県、ラッカ県、アレッポ県各所を砲撃(2021年12月29日)

ハサカ県では、ANHA(12月29日付)、シリア人権監視団によると、トルコ軍憲兵隊がカフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市のラクラクー村で行われていたルージーン・アフマド・イーサーさんの葬儀を狙って砲撃を行った。

イーサーさんは、12月25日のトルコ軍の無人航空機(ドローン)によるアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市の民家への爆撃で死亡した革命青年運動メンバーの1人。

トルコ軍はまた、国境に近いマアバダ(カルキールキー)町近郊のバーヌーキヤー村に向けて発砲、住民1人が重傷を負った。

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ラッカ県では、SANA(12月29日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の支配下にあるアイン・イーサー市近郊のハーリディーヤ村、M4高速道路沿線を砲撃した。

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アレッポ県では、SANA(12月29日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の支配下にあるアリーマ町、ファワーリス農場、ヤーランリー村、シャイフ・ナースィル村(クルト・ワイラーン村)、ムフスィンリー村、マンビジュ市北のサイヤード村、ジャームースィーヤ村を砲撃した。

AFP, December 29, 2021、ANHA, December 29, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 29, 2021、Reuters, December 29, 2021、SANA, December 29, 2021、SOHR, December 29, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民320人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は736,520人に(2021年12月29日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、12月28日に難民320人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民308人(うち女性93人、子供157人)、ヨルダンから帰国したのは12人(うち女性4人、子供6人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は736,520人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者339,461人(うち女性102,014人、子ども172,835人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,059人(うち女性119,166人、子ども202,504人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,091人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は965,800人(うち女性289,838人、子供492,261人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,639人(うち女性41,385人、子供34,064人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,235人(うち女性423,944人、子供677,830人)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3125214984387903

Ministry of Defence of the Russian Federation, December 29, 2021をもとに作成。

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