トルコがリビアに派遣した国民軍戦闘員の数が2,000人を超える(2020年1月18日)

シリア人権監視団は、トルコがリビアの首都トリポリに派遣した国民軍戦闘員の数が約2,100人に達していると発表した。

同監視団によると、リビア行きの募集はトルコ占領下のアレッポ県北部および北西部(「ユーフラテスの盾」地域および「オリーブの枝」地域)で続いており、トルコが設置した基地では約1,500人が現在訓練を受けているという。

AFP, January 18, 2020、ANHA, January 18, 2020、AP, January 18, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 18, 2020、Reuters, January 18, 2020、SANA, January 18, 2020、SOHR, January 18, 2020、UPI, January 18, 2020などをもとに作成。

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バチェレ国連人権高等弁務官はロシア・トルコの合意に基づくイドリブ県での停戦が失敗に終わったとの見方を示す(2020年1月17日)

ミチェル・バチェレ国連人権高等弁務官は、ロシアとトルコの合意に従い12日に発効していたイドリブ県での停戦が失敗に終わったとの見方を示す一方、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握する同地での即時停戦を呼びかけた。

バチェレ氏は「空と地上の両方からの攻撃で市民が連日死亡していることは非常に痛ましい。この合意(ロシアとトルコによる停戦合意)はこれまでに交わされた合意と同様、民間人を守ることに再び失敗した」と述べた。

AFP, January 17, 2020、ANHA, January 17, 2020、AP, January 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 17, 2020、Reuters, January 17, 2020、SANA, January 17, 2020、SOHR, January 17, 2020、UPI, January 17, 2020などをもとに作成。

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ハサカ県で米軍パトロール部隊がロシア軍の車列の進行を阻止(2020年1月17日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、車輌約40輌からなるロシア軍の車列が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるラッカ県のアイン・イーサー市からタッル・タムル町に向かっていたところ、米軍のパトロール部隊がこれを阻止、ロシア軍の車列が立ち去ったことで事なきを得た。

AFP, January 17, 2020、ANHA, January 17, 2020、AP, January 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 17, 2020、Reuters, January 17, 2020、SANA, January 17, 2020、SOHR, January 17, 2020、UPI, January 17, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍がアレッポ県北部、ラッカ県北部、ハサカ県北部を砲撃(2020年1月17日)

アレッポ県では、ANHA(1月17日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシーラーワー町近郊のカフル・トゥーン村、アルカミーヤ村、スーガーニカ村を砲撃した。

トルコ軍と国民軍はまた、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村、マーリキーヤ村、シャワーリガ村、バイルーニーヤ村、アイン・ダクナ村を砲撃した。

一方、アフリーン解放軍団は声明を出し、13~15日にかけて、アアザーズ市近郊のカルジャブリーン村近くとアフリーン市でトルコ軍と国民軍を攻撃し、国民軍戦闘員3人を殺害したと発表した。

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ラッカ県では、ANHA(1月17日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がアイン・イーサー市近郊のサイダー市、タッル・アブヤド市近郊のアリーダ村を砲撃した。

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ハサカ県では、ANHA(1月17日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町郊外の牧場一帯を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のラアス・アイン市近郊に位置するフワイシュ・ナースィル村にあるラフマーン軍団(国民軍所属)の本部の近くで車に仕掛けられていた爆弾が爆発した。

AFP, January 17, 2020、ANHA, January 17, 2020、AP, January 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 17, 2020、Reuters, January 17, 2020、SANA, January 17, 2020、SOHR, January 17, 2020、UPI, January 17, 2020などをもとに作成。

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シリア・ロシア軍はアレッポ市西部一帯を激しく攻撃し反体制派18人を殺害、反体制派はアレッポ市を砲撃する一方、イドリブ県のムサイティフ丘を奪還、ロシア軍士官4人を殺害(2020年1月17日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア・ロシア両軍がハーン・アサル村、カフルナーハー村、アンジャーラ村、アレッポ市西部の電力協会地区、ウワイジル村、アターリブ市およびその一帯、カースィミーヤ村、カフル・ハラブ村、ダーラト・イッザ市、サッルーム村、カマーリー村、カフル・ヌーラーン村などを爆撃し、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団の戦闘員18人が死亡、15人が負傷した。

また、カフルナーハー村では住民が爆撃の巻き添えとなり、子ども2人が死亡した。

シリア軍地上部隊をハーン・アサル村、アレッポ市ラーシディーン地区、科学研究センター地区、カフルナーハー村を砲撃した。

これに対して、反体制武装集団もアレッポ市を砲撃し、住民1人が死亡した。

これに関して、SANA(1月17日付)は、反体制武装集団がアレッポ市西部のジャムイーヤト・ザフラー地区を砲撃し、住民1人が死亡、2人が負傷したと伝えた。

これに対して、シリア軍地上部隊はアレッポ市の南部および西部にある反体制武装集団の拠点を砲撃したという。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構、国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる「決戦」作戦司令室団は、シリア軍との戦闘の末に戦略的要衝のムサイティフ丘、タッル・ハトラ村を制圧した。

これに対して、ロシア軍戦闘機がマアッラト・ヌウマーン市を、シリア軍戦闘機がイドリブ市を爆撃し、イドリブ市で住民1人が死亡した。

一連の戦闘で、シリア軍兵士24人、反体制武装集団戦闘員18人が死亡、またムサイティフ丘ではロシア軍の士官4人が死亡、2人が負傷したという。

一方、SANA(1月17日付)によると、シリア軍地上部隊が、アブー・ジュライフ村一帯に侵攻したシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦、これを撃退した。

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SANA(1月17日付)は、イドリブ県アブー・ズフール町近郊、同県フバイト村、アレッポ県ハーディル村の3カ所に1月13日に設置された人道回廊に関して、反体制武装集団が住民を脅迫するなどして脱出を阻止し続け、彼らを人間の盾にしようとしている、と伝えた。

AFP, January 17, 2020、ANHA, January 17, 2020、AP, January 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 17, 2020、Reuters, January 17, 2020、SANA, January 17, 2020、SOHR, January 17, 2020、UPI, January 17, 2020などをもとに作成。

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トルコ占領下のスルーク町(アレッポ県)での爆発でトルコ軍兵士3人と国民軍所属組織の幹部1人を含む7人が死亡、トルコ占領地域が厳戒態勢に(2020年1月16日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のスルーク町で車に仕掛けられいた爆弾が爆発し、トルコ軍兵士3人と国民軍に所属する東部自由人連合の幹部司令官1人を含む7人が死亡した。

これを受け、東部自由人連合は、トルコ占領下のバーブ市、ジャラーブルス市、ラーイー村、アフリーン市で東部自由人連合が厳戒態勢を敷くとともに、国民軍に所属する第20師団の拠点複数カ所を強襲した。

一方、ジャラーブルス市近郊のカンダラート村では国民軍に所属するシャーム戦線の司令官1人を含む2人が何者かの襲撃を受けて死亡した。

ドゥラル・シャーミーヤ(1月16日付)によると、殺害されたのはマスアブ・ハッスーン司令官(シャイフ)。

AFP, January 16, 2020、ANHA, January 16, 2020、AP, January 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 16, 2020、Reuters, January 16, 2020、SANA, January 16, 2020、SOHR, January 16, 2020、UPI, January 16, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍がラッカ県北部、アレッポ県北部を砲撃、シリア民主軍もトルコ占領下のアレッポ県北部を砲撃(2020年1月16日)

ラッカ県では、ANHA(1月16日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がタッル・アブヤド市近郊の大アブドゥーク村、小アブドゥーク村、クーバルラク村を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(1月16日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村、シャワーリガ村、シャワーリガ砦、カフル・トゥーン村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がトルコ占領下のアアザーズ市を砲撃し、子ども3人を含む住民8人が負傷した。

AFP, January 16, 2020、ANHA, January 16, 2020、AP, January 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 16, 2020、Reuters, January 16, 2020、SANA, January 16, 2020、SOHR, January 16, 2020、UPI, January 16, 2020などをもとに作成。

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リビアに派遣された国民軍戦闘員は1,750人に、また同国で死亡した戦闘員は19人に(2020年1月16日)

シリア人権監視団は、トルコがリビアの首都トリポリに派遣した国民軍戦闘員の数が約1,750人に達していると発表した。

同監視団によると、リビア行きの募集はトルコ占領下のアレッポ県北部および北西部(「ユーフラテスの盾」地域および「オリーブの枝」地域)で続いており、トルコが設置した基地では約1,500人が現在訓練を受けているという。

一方、リビアに派遣された国民軍戦闘員5人が同国での戦闘で死亡し、その遺体がアレッポ県アフリーン郡に移送された。

これにより、リビアで死亡した国民軍戦闘員の数は19人に達したという。

AFP, January 16, 2020、ANHA, January 16, 2020、AP, January 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 16, 2020、Reuters, January 16, 2020、SANA, January 16, 2020、SOHR, January 16, 2020、UPI, January 16, 2020などをもとに作成。

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トルコのチャヴシュオール外務大臣はリビア行きに同意した国民軍戦闘員にトルコ国籍を付与しているとの報道を否定(2020年1月16日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、CNN Turk(1月16日付)のインタビューで、国民軍戦闘員がリビア行きに同意にしたことの見返りとして彼らにトルコ国籍を付与しているとの英『ガーディアン』紙の報道に関して「まったくの事実無根」だと述べ、これを否定した。

AFP, January 16, 2020、ANHA, January 16, 2020、AP, January 16, 2020、CNN Turk, January 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 16, 2020、Reuters, January 16, 2020、SANA, January 16, 2020、SOHR, January 16, 2020、UPI, January 16, 2020などをもとに作成。

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装甲車などを積んだ貨物車輌など75輌からなる米軍の車列がスィーマルカー国境通行所から入国(2020年1月16日)

ハサカ県では、SANA(1月16日付)、シリア人権監視団によると、装甲車などを積んだ貨物車輌など75輌からなる米軍の車列がスィーマルカー国境通行所から違法に入国し、ハサカ県、ダイル・ザウル県の油田地帯に向かった。

AFP, January 16, 2020、ANHA, January 16, 2020、AP, January 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 16, 2020、Reuters, January 16, 2020、SANA, January 16, 2020、SOHR, January 16, 2020、UPI, January 16, 2020などをもとに作成。

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北・東シリア自治局はノルウェー外務省の代表にダーイシュ・メンバーの妻でノルウェー国籍の女性1人とその子ども2人を引き渡す(2020年1月16日)

北・東シリア自治局は、14日にハサカ県カーミシュリー市でノルウェー外務省の代表に、ダーイシュ(イスラーム国)メンバーの妻でノルウェー国籍の女性1人と、その子ども2人を引き渡したと発表した。

AFP, January 16, 2020、ANHA, January 16, 2020、AP, January 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 16, 2020、Reuters, January 16, 2020、SANA, January 16, 2020、SOHR, January 16, 2020、UPI, January 16, 2020などをもとに作成。

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シャーム解放機構や国民解放戦線などからなる反体制派はイドリブ県の2カ村を奪還、シリア政府支配下のアレッポ市を砲撃し住民6人を殺害(2020年1月16日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(1月16日付)やシリア人権監視団によると、シャーム解放機構、国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる「決戦」作戦司令室が、新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・タウヒードとともにシリア軍と激しく交戦、アブー・ジュライフ村とハーマ村を奪還した。

国民解放戦線は同村の攻撃でシリア軍の車輌を対戦車ミサイルで破壊し、兵士多数を殺傷したと発表し、その映像を公開した。

シリア人権監視団によると、これに対して、ロシア軍戦闘機は放棄された大隊基地、マアッルシューリーン村、マアッラト・ヌウマーン市およびその一帯を爆撃した。

シリア軍戦闘機もハントゥーティーン村、カフルルーマー村、マアッラト・ヌウマーン市およびその一帯を爆撃、ヘリコプターもバイニーン村、ハントゥーティーン村、カフルルーマー村、ダイル・ルーザ遺跡、ダイル・サンバル村、バービーラー村、マアッラト・ヌウマーン市およびその一帯を「樽爆弾」で爆撃した。

一方、SANA(1月16日付)は、シャーム解放機構、トルキスタン・イスラーム党などからなる反体制武装集団が、タッル・ハトラ村、アブー・ジュライフ村、ヒルバド・ダーウード村に侵攻したが、シリア軍がこれを撃退したと伝えた。

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アレッポ県では、SANA(1月16日付)によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団がアレッポ市スッカリーヤ地区を砲撃し、住民6人が死亡、15人が負傷した(シリア人権監視団によると死者は8人)。

シリア人権監視団、ANHA(1月16日付)によると、これに対して、ロシア軍戦闘機とシリア軍戦闘機は、アンジャーラ村、カフルナーハー村、ハーン・トゥーマーン村、ハラサ村、カブターン・ジャバル村、マンスーラ村、アレッポ市ラーシディーン地区を爆撃した。

またシリア軍地上部隊も、アレッポ市西の科学研究センター、ラーシディーン地区、ハーン・アサル村、カフルダーイル村を砲撃した。

これに対して、国民解放戦線(シリア国民軍)は、アレッポ市西部のハラブ・ジャディーダ地区にあるシリア軍の拠点を砲撃し、兵士多数を殺傷したと発表し、その映像を公開した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナフジュ村で武装集団がシリア軍第4師団を襲撃、士官2人を含む3人が死亡した。

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ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(1月16日付)によると、シリア軍が15日にランクース市の無人地帯に潜伏していた反体制武装集団を摘発したことに抗議する落書きが、ザーキヤ町で発見された。

AFP, January 16, 2020、ANHA, January 16, 2020、AP, January 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 16, 2020、Reuters, January 16, 2020、SANA, January 16, 2020、SOHR, January 16, 2020、UPI, January 16, 2020などをもとに作成。

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トルコのアカル国防大臣:「イドリブ県に「安全地帯」を設置することをロシアと話し合っている」(2020年1月15日)

トルコのフルシ・アカル国防大臣は、ロシアとイドリブ県内に戦果を逃れて国内避難民(IDPs)となった住民を冬の期間中保護することを目的とした安全地帯を設置することを検討していると述べた。

アカル国防大臣は、首都アンカラで記者らに対して、12日にロシア・トルコの合意のもとに同地で停戦が発効したにもかかわらず、シリア軍が攻撃を続けていると非難、「イドリブ県で難民となった我々の友人たちは政府支配地域に行きたいとは考えていない…。我々はロシアと人々が冬を過ごすことのできる安全地帯の設置について話し合っている」と述べた。

この安全地帯がどこに設置されるのかは不明、

周知の通り、「安全地帯」という言葉は、トルコが「ユーフラテスの盾」作戦、「オリーブの枝」作戦、「平和の泉」作戦といった一連の侵攻作戦において設置をめざすと主張する際に用いられてきた。

これらの作戦により、トルコはアレッポ県北西部、北部、ラッカ県北部、ハサカ県北西部を占領するに至っている。

ロイター通信(1月15日付)が伝えた。

AFP, January 15, 2020、ANHA, January 15, 2020、AP, January 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 15, 2020、Reuters, January 15, 2020、SANA, January 15, 2020、SOHR, January 15, 2020、UPI, January 15, 2020などをもとに作成。

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シリア・ロシア軍が停戦発効から4日目、イドリブ県を激しく爆撃し、20人以上死亡(2020年1月15日)

ロシアとトルコの合意に基づいて停戦が発効(12日00時00分)してから4日目となる15日、シリア・ロシア両軍はシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の支配下にあるイドリブ県各所への激しい爆撃を再開し、20人以上が死亡した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団、ドゥラル・シャーミーヤ(1月15日付)などによると、シリア軍が、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構によって軍事・治安権限が掌握されているイドリブ市、ハーッス村、カフルルーマー村、アブー・ジュライフ村、バイニーン村近郊の森林地帯、バーラ村、シャイフ・アフマド村、アリーハー市、カフルナブル市、マアッルズィーター村、カトラーナー村、シャイフ・イドリース村、マンタフ村、サルジャ村を爆撃した。

シリア軍ヘリコプターも、カフルルーマー村、アブー・ジュライフ村、バイニーン村、マアッラト・ヌウマーン市、シャンナーン村を「樽爆弾」で爆撃した。

さらに、ロシア軍戦闘機も、マアッラト・ヌウマーン市、ダイル・シャルキー村、ダーディーフ村、ハーン・スブル村、タッル・マンス村、ムアスラーン村、マアッルシャムシャ村、マアッルシューリーン村、ハーミディーヤ村、ハルタミーヤ村、タッル・キルスヤーン村、シャイフ・イドリース村、バーラ村を爆撃した。

この爆撃で、イドリブ市のハール市場や工業地区が標的となり、子ども複数人を含む住民19人とホワイト・ヘルメットのメンバー1人が死亡し、30人以上が負傷した。

また、ハーッス村では住民1人が死亡した。

ホワイト・ヘルメットはイドリブ市に対する爆撃で瓦礫の下敷きになった子どもを救出する映像をユーチューブを通じて公開した。

一方、シリア軍地上部隊は県東部のタッル・ハトラ村、アブー・ジュライフ村一帯を砲撃し、反体制武装集団と交戦した。

これに関して、トルコの支援を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)は声明を出し、アブー・ジュライフ村一帯での戦闘で、シリア軍の准将を殺害したと発表した。

また、シリア軍によるイドリブ市への爆撃に対する報復として、シャイフ・イドリーズ村でシリア軍の車列を砲撃、兵士複数を殺傷したと発表した。

AFP, January 15, 2020、ANHA, January 15, 2020、AP, January 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 15, 2020、Reuters, January 15, 2020、SANA, January 15, 2020、SOHR, January 15, 2020、UPI, January 15, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍がアレッポ県北部、ラッカ県北部を砲撃(2020年1月15日)

アレッポ県では、ANHA(1月15日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村、マーリキーヤ村を砲撃した。

これに対して、アフリーン解放軍団は声明を出し、シーラーワー町近郊のキーマール村でトルコ軍の車列を攻撃し、トルコ軍兵士1人と国民軍の戦闘員6人を殺害したと発表した。

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ラッカ県では、ANHA(1月15日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がアイン・イーサー市近郊のディブス村、タッル・アブヤド市近郊のアリーダ村を砲撃した。

AFP, January 15, 2020、ANHA, January 15, 2020、AP, January 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 15, 2020、Reuters, January 15, 2020、SANA, January 15, 2020、SOHR, January 15, 2020、UPI, January 15, 2020などをもとに作成。

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ハサカ県で米軍部隊がロシア軍のパトロールを阻止し口論に(2020年1月14日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北東部に駐留を続ける米軍部隊が、ハサカ市とカーミシュリー市を結ぶM4高速道路のヒッティーン交差点を通過しようとしたロシア軍パトロール部隊の静止し、口論となった。

両軍の口論は、ロシア軍が通過を断念したことで収まったという。

同監視団によると、ロシア軍部隊はまた、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊に新たな拠点を設置した。

また、カーミシュリー市からダルバースィーヤ市にいたる国境地帯でパトロール活動を実施した。

AFP, January 14, 2020、ANHA, January 14, 2020、AP, January 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 14, 2020、Reuters, January 14, 2020、SANA, January 14, 2020、SOHR, January 14, 2020、UPI, January 14, 2020などをもとに作成。

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シリア・ロシア軍と反体制派の散発的攻撃が続くなか、反体制派は人道回廊が設置されているアレッポ県ハーディル村一帯を砲撃(2020年1月14日)

ロシアとトルコの合意に基づいて停戦が発効(12日00時00分)してから3日目となる14日、アレッポ県、イドリブ県、ハマー県でシリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団による散発的な砲撃が続く一方、ロシア軍戦闘機が爆撃を行った。

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SANA(1月14日付)は、イドリブ県アブー・ズフール町近郊、同県フバイト村、アレッポ県ハーディル村の3カ所に設置された人道回廊のうち、アブー・ズフール町とハーディル村の人道回廊を経由して、住民数十人が新たにシリア政府支配地域に脱出したと伝えた。

ただし、シリア人権監視団は、住民の脱出はなかったと発表した。

SANAはまた、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団が、住民の脱出を阻止しようとして、ハーディル村の人道回廊一帯を砲撃したと伝えた。

また、シリア人権監視団も、反体制武装集団が撃った迫撃砲がハーディル村一帯に着弾したと発表した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がハーン・スブル村を爆撃した。

また、マアッラト・ヌウマーン市およびその一帯などではシリア軍と反体制武装集団による散発的な砲撃が続いた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の支配下にあるフワイジャ村、ジスル・バイト・ラース村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タスィール町でヒズブッラーの協力者1人が何者かによって殺害された。

AFP, January 14, 2020、ANHA, January 14, 2020、AP, January 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 14, 2020、Reuters, January 14, 2020、SANA, January 14, 2020、SOHR, January 14, 2020、UPI, January 14, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍がタッル・アブヤド市近郊を砲撃(2020年1月14日)

ラッカ県では、ANHA(1月14日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がタッル・アブヤド市近郊のアフダクー村を砲撃した。

AFP, January 14, 2020、ANHA, January 14, 2020、AP, January 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 14, 2020、Reuters, January 14, 2020、SANA, January 14, 2020、SOHR, January 14, 2020、UPI, January 14, 2020などをもとに作成。

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所属不明の戦闘機がT4航空基地を爆撃(2020年1月14日)

ヒムス県では、SANA(1月14日付)によると、複数の(無人)戦闘機(所属は明示せず)が午後10時10分頃、T4航空基地に対してミサイル攻撃を行ったと伝えた。

シリア軍の防空部隊はただちにこれを迎撃し、ほとんどのミサイルを撃破し、被害は物的なものに限られたという。

シリア人権監視団によると、T4航空基地一帯では少なくとも4回の爆発が発生したが、戦闘機の所属は依然不明だという。

同監視団はその後、攻撃で「イランの民兵」ないしはイラン人3人を含む複数人が死亡、「イランの民兵」の弾薬庫1棟、建設中の建物1棟、軍用車輌2輌が破壊されたと発表した。

なお、イスラエルのメディアは、シリア側がイスラエル軍の爆撃を受けたと伝えた。

AFP, January 14, 2020、ANHA, January 14, 2020、AP, January 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 14, 2020、Reuters, January 14, 2020、SANA, January 14, 2020、SOHR, January 14, 2020、January 15, 2020、UPI, January 14, 2020などをもとに作成。

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トルコ高官はマムルーク国民安全保障会議議長とフィダンMİT長官の会談でYPG排除に向けた連携の可能性について協議したとリーク、シリア側はこれを否定(2020年1月14日)

ロイター通信(1月14日付)は、3日にモスクワで行われたシリアのアリー・マムルーク国民安全保障会議議長とトルコのハカン・フィダン国家諜報機構(MİT)長官の会談に関して、イドリブ県での停戦に加えて、北東部で人民防衛隊(YPG)を排除するための連携の可能性について協議された、と伝えた。

トルコの高官は匿名を条件に、会談での議論では「ユーフラテス川東岸でYPGに対して共同行動をとる可能性」についても話し合われたと明かした。

これに対して、SANA(1月14日付)は、シリア側消息筋の話として、ロイター通信の報道内容を否定、会談ではトルコのシリア領からの撤退の是非に議論が限定されたと伝えた。

AFP, January 14, 2020、ANHA, January 14, 2020、AP, January 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 14, 2020、Reuters, January 14, 2020、SANA, January 14, 2020、SOHR, January 14, 2020、UPI, January 14, 2020などをもとに作成。

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ロシア軍と合同パトロールを行うトルコ軍がアイン・アラブ市(アレッポ県)近郊で住民の投石を受ける(2020年1月13日)

アレッポ県では、ANHA(1月13日付)によると、ロシア軍とトルコ軍の合同部隊がアイン・アラブ(コバネ)市西のアーシマ村、ジャールカリー村、カッラーン村、ディークマダーシュ村、フールフーリー村、ブーバーン村、スィフティク村、タッル・シャイール村でパトロールを実施した。

パトロールを行ったのは両軍装甲車8輌(各4輌)とロシア軍のヘリコプター2機からなる部隊。

しかし、ジャールカリー村では、トルコ軍の装甲車に対して、住民らが投石を行い、抗議の意思を示した。

AFP, January 13, 2020、ANHA, January 13, 2020、AP, January 13, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 13, 2020、Reuters, January 13, 2020、SANA, January 13, 2020、SOHR, January 13, 2020、UPI, January 13, 2020などをもとに作成。

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シリアのマムルーク国民安全保障会議議長がトルコのハカン・フィダンMİT長官とモスクワで会談、占領地からの撤退、M5、M4高速道路開通を迫る(2020年1月13日)

SANA(1月13日付)はシリア・ロシア・トルコの治安関係者による三カ国会合がモスクワで開催されたと伝えた。


同通信社によると、シリア政府の代表を務めるアリー・マムルーク国民安全保障会議議長は、トルコの代表を務めるハカン・フィダン国家諜報機構(MİT)長官に対して、シリアの主権、独立、領土保全、国土と国民の統合を遵守するよう求めるとともに、シリア領内からの即時完全撤退を迫った。

マムルーク議長はまた、2018年9月17日のソチでのロシア・トルコによる非武装地帯設置合意に従い、緊張緩和地帯のシリア政府支配地域との境界地域から「テロリスト」を退去させ、M5高速道路、M4高速道路を開通させるよう求めた。

AFP, January 13, 2020、ANHA, January 13, 2020、AP, January 13, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 13, 2020、Reuters, January 13, 2020、SANA, January 13, 2020、SOHR, January 13, 2020、UPI, January 13, 2020などをもとに作成。

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50輌以上からなる米軍の車列がハサカ県スィーマルカー国境通行所からシリアに進入(2020年1月12日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、装甲車、四輪駆動車、大型トレーラーなど50輌以上からなる米軍の車列がスィーマルカー国境通行所からシリアに進入した。

AFP, January 12, 2020、ANHA, January 12, 2020、AP, January 12, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 12, 2020、Reuters, January 12, 2020、SANA, January 12, 2020、SOHR, January 12, 2020、UPI, January 12, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍無人航空機がハサカ県カフターニーヤ市近郊を爆撃(2020年1月12日)

ハサカ県では、ANHA(1月12日付)によると、トルコ軍の無人航空機がカフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市・ダクリー村間の地域に飛来、同地を爆撃した。

シリア人権監視団によると、トルコ軍無人航空機が爆撃したのは、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が旧拠点で、複数人が負傷したという。

トルコ軍はまた、国民軍とともにラアス・アイン(スィリー・カーニヤ)市近郊のタッル・ワルド村を砲撃した。

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アレッポ県では、アフリーン解放軍団が声明を出し、11日にバースーファーン村にあるトルコ軍基地を攻撃し、兵士2人を殺害、5人を負傷させたと伝えた。

ANHA(1月12日付)が伝えた。

AFP, January 12, 2020、ANHA, January 12, 2020、AP, January 12, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 12, 2020、Reuters, January 12, 2020、SANA, January 12, 2020、SOHR, January 12, 2020、UPI, January 12, 2020などをもとに作成。

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国連安保理はクロスボーダーでの人道支援の経由地を4カ所から2カ所に制限、支援期間を6ヶ月だけ延長する決議を米英露中が棄権しながらも辛うじて採決(2020年1月11日)

国連安保理は、シリア国境経由(クロスボーダー)で反体制派支配地域への国連関連機関による人道支援を定めた安保理決議第2165号(2014年7月14日)の有効期間を2020年6月10日まで半年間延長することを定めた決議案(国連安保理決議第2504号)を賛成11、反対0、棄権4(米国、英国、ロシア、中国)で採択した。

安保理決議第2165号に基づく国境経由での人道支援の期間が延長されるのは、第2191号(2014年12月17日――2016年1月10日まで延長)、第2332号(2016年12月21日――2018年1月10日まで延長)、第2393号(2017年12月19日――2019年1月10日まで延長)、第2449号(2018年12月14日――2020年1月10日まで延長)に続いて5度目。

安保理決議第2165号では、周辺諸国の同意とシリア政府への通告(同意は不要)がなされれば、反体制派の支配下にあるバーブ・サラーマ国境通行所(アレッポ県)、バーブ・ハワー国境通行所(イドリブ県)、ラムサー国境通行所(ダルアー県)、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)の支配下にあるヤアルビーヤ国境通行所(ハサカ県)を経由して人道支援を行うことができる旨、定められていた。

だが、今回の決議では、シリア政府の支配下に復帰したラムサー国境通行所と北・東シリア自治局の支配下にあるヤアルビーヤ国境通行所は除外され、トルコ占領下のアレッポ県北部に通じるバーブ・サラーマ国境通行所とシャーム解放機構などの反体制派の支配地域に通じるバーブ・ハワー国境通行所のみが経由地として認められた。

また延長期間も1年から半年に半減された。

決議案は2019年12月20日の会合で否決されたロシアの決議案の内容に沿っている。

この決議案は、バーブ・サラーマ国境通行所、バーブ・ハワー国境通行所、ヤアルビーヤ国境通行所の3カ所を維持することを求めていたクウェート、ベルギー、ドイツが提出した決議案の対案として提出されたが、両決議ともに否決されていた。

AFP, January 11, 2020、ANHA, January 11, 2020、AP, January 11, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 11, 2020、Reuters, January 11, 2020、SANA, January 11, 2020、SOHR, January 11, 2020、UPI, January 11, 2020などをもとに作成。

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シリア・ロシア両軍部隊がM4高速道路をアイン・イーサー市(ラッカ県)方面に向かおうとしていた米軍車列の通行を阻止する一方、アサーイシュはスィーマルカー国境通行所の敷地に入ろうとしたロシア軍パトロール部隊を静止(2020年1月11日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、タッル・タムル町郊外に駐留するシリア・ロシア両軍部隊が、M4高速道路をアイン・イーサー市(ラッカ県)方面に向かおうとしていた米軍の装甲車4輌からなる車列の通行を阻止した。

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一方、北・東シリア自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)は、スィーマルカー国境通行所の敷地に入ろうとしたロシア軍パトロール部隊を静止し、進入を阻止した。

この部隊はカーミシュリー市方面から覇権されたもので、通行所の敷地や橋を撮影したのち、引き返したという。

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ラッカ県では、シリア人権監視団、ANHA(1月11日付)によると、ロシア軍装甲車約20輌からなる車列が、アイン・イーサー市に近い北・東シリア自治局内務治安部隊(アサーイシュ)の検問所に向かった。

この検問所は、9日にトルコ軍無人航空機の爆撃を受けていた。

AFP, January 11, 2020、ANHA, January 11, 2020、AP, January 11, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 11, 2020、Reuters, January 11, 2020、SANA, January 11, 2020、SOHR, January 11, 2020、UPI, January 11, 2020などをもとに作成。

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シリア軍がアレッポ県アンダーン山にあるトルコ軍監視所を砲撃し、トルコ軍兵士複数人が負傷(2020年1月11日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊はアンダーン山にあるトルコ軍監視所を砲撃し、トルコ軍がこれに応戦した。

ドゥラル・シャーミーヤ(1月11日付)によると、シリア軍の砲撃により、トルコ軍の士官1人を含む兵士複数人が負傷した。

AFP, January 11, 2020、ANHA, January 11, 2020、AP, January 11, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 11, 2020、Reuters, January 11, 2020、SANA, January 11, 2020、SOHR, January 11, 2020、UPI, January 11, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がアレッポ県北部、ラッカ県北部を砲撃(2020年1月11日)

アレッポ県では、ANHA(1月19日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるバーシャムラ村、スーガーニカ村を砲撃し、女性1人が負傷した。

一方、アフリーン解放軍団は声明を出し、9~10日にかけてマーリア市近郊、ジャルバリー村、フィーラー・カーディー村、シャッラー村でシャーム戦線、シャーム軍団などの反体制武装集団を攻撃し、戦闘員4人を殺害したと発表した。

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ラッカ県では、ANHA(1月19日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がタッル・アブヤド市近郊のカズアリー村の穀物サイロを砲撃した。

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ダイル・ザウル県では、ANHA(1月19日付)によると、ハジーン市の市場で爆弾が仕掛けられていたオートバイが爆発し、住民6人が負傷した。

AFP, January 11, 2020、ANHA, January 11, 2020、AP, January 11, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 11, 2020、Reuters, January 11, 2020、SANA, January 11, 2020、SOHR, January 11, 2020、UPI, January 11, 2020などをもとに作成。

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ロシア外務省はシリア政府が反体制派支配地域との境界に位置するイドリブ県とアレッポ県の3カ所に人道回廊を開設すると発表(2020年1月11日)

ロシア外務省は声明を出し、ロシアとトルコ合意に基づいて12日に停戦が発効するのに合わせて、シリア政府が1月13日付で、反体制派支配地域との境界に位置するイドリブ県とアレッポ県の3カ所に人道回廊を開設すると発表した。

シリア軍筋によると、これらの回廊は、ロシアとトルコによる停戦発表を受けたもので、イドリブ県のアブー・ズフール町とフバイト村、アレッポ県のハーディル村に設置され、住民のシリア政府支配地域への避難を促すものだという。

AFP, January 11, 2020、ANHA, January 11, 2020、AP, January 11, 2020、al-Durar al-Shamiya, January 11, 2020、Reuters, January 11, 2020、SANA, January 11, 2020、SOHR, January 11, 2020、UPI, January 11, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから245人、ヨルダンから886人の難民が帰国、避難民6人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者0人)が帰宅(2020年1月11日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(1月11日付)を公開し、1月10日に難民1,131人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは245人(うち女性73人、子供125人)、ヨルダンから帰国したのは886人(うち女性212人、子供361人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は521,508人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者166,250人(うち女性50,129人、子ども84,847人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者354,433人(うち女性106,117人、子ども180,317人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,657,484人(うち女性1,997,245人、子供3,395,317人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 750,788人(うち女性163,270人、子供277,350人)となった。

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一方、国内避難民6人が新たに帰宅した。

うちダマスカス郊外県東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは6人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所を経由して帰還した6人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は37,496人(うち女性11,487人、子供17,045人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,306,463人(うち女性394,046人、子供660,811人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 11, 2020をもとに作成。

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