北・東シリア自治局支配地に居住する児童・生徒1,406人が政府支配下のラッカ県で初・中等教育と高等教育の修了試験の受験を終える(2022年6月8日)

ラッカ県では、SANA(6月8日付)によると、「テロ組織の支配下にある地域」(北・東シリア自治局)で暮らす児童・生徒1,406人が、シリア政府の支配下にあるサブハ町やマアダーン町に設置された受入センターに滞在し、初・中等教育と高等教育の修了試験の受験を終えた。

ラッカ県のフィラース・アルウ教育局長によると、児童・生徒の移送、滞在は、ラッカ県とUNICEFの連携のもとに行われている。

なお、ラッカ県での初・中等教育と高等教育の修了試験を受験する児童の数は、初・中等教育修了試験が11,918人、高等教育が9,868人。

AFP, June 8, 2022、ANHA, June 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, June 8, 2022、Reuters, June 8, 2022、SANA, June 8, 2022、SOHR, June 8, 2022などをもとに作成。

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シリアと北朝鮮は定期航空便就航、関税撤廃などを定めた了解覚書(MoU)に調印(2022年6月8日)

ラーイド・ハビーブ駐北朝鮮(朝鮮民主主義共和国)臨時代理大使は平壌で、シリアと北朝鮮の航空会社による定期航空便就航、関税撤廃などを定めた了解覚書(MoU)に調印した。

SANA(6月8日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/pfbid02tpe3rtfSN1XLUEAMLjEUw7abbgH7GEHWsoT4d7HDhdGfzBHGC2kPT4Rd4P9o47K9l

AFP, June 8, 2022、ANHA, June 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, June 8, 2022、Reuters, June 8, 2022、SANA, June 8, 2022、SOHR, June 8, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で1人(2022年6月8日)

保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者3人が完治したと発表した。

これにより、6月8日現在のシリア国内での感染者数は計55,901人、うち死亡したのは3,150人、回復したのは52,718人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid0GPRadFoU1EtjW1xRmAzGA7kvLUYDtb1EdFx968qM34Xc4CesX9gD2fQd8UG7ZVSyl

AFP, June 8, 2022、ACU, June 8, 2022、ANHA, June 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, June 8, 2022、Reuters, June 8, 2022、SANA, June 8, 2022、SOHR, June 8, 2022などをもとに作成。

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ダルアー県ジッリーン村近郊で正体不明の武装集団がシリア軍第4師団の支援を受ける地元民兵の司令官を殺害(2022年6月7日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジッリーン村近郊で、正体不明の武装集団がシリア軍第4師団の支援を受ける地元民兵の司令官を銃で撃ち、殺害した。

また、タファス市では、正体不明の武装集団が住民2人に銃を発砲し、殺害した。

AFP, June 7, 2022、ANHA, June 7, 2022、‘Inab Baladi, June 7, 2022、Orient News, June 7, 2022、Reuters, June 7, 2022、SANA, June 7, 2022、SOHR, June 7, 2022などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県アフリーン市で車に仕掛けられていた爆弾が爆発(2022年6月7日)

アレッポ県では、ANHA(6月7日付)によると、トルコ占領下のアフリーン市のマフムーディーヤ地区で車に仕掛けられていた爆弾が爆発した。

一方、トルコ軍とシリア国民軍は、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下のマンビジュ市近郊のジャート村、シャイフ・ナースィル(クルト・ワイラーン)村、カーウカリー村、クールフユーク村、ジャブラト・ハムラー村、ブーガーズ村、ファワーリス農場を砲撃した。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、タッル・リフアト市近郊のハルバル村、ウンム・クラー村、ワフシーヤ村、スムーカ村、バイナ村、アビーン村を砲撃、バイナ村で住民1人、アビーン村で女性1人と子供1人が負傷した。

このほか、シリア人権監視団によると、アフリーン市の住宅街で、シリア国民軍に所属する東部軍のメンバーどうしが撃ち合いとなった。

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ハサカ県では、ANHA(6月7日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍はまた、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のタウィーラ村を砲撃した。

AFP, June 7, 2022、ANHA, June 7, 2022、‘Inab Baladi, June 7, 2022、Orient News, June 7, 2022、Reuters, June 7, 2022、SANA, June 7, 2022、SOHR, June 7, 2022などをもとに作成。

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シリア空軍とロシア空軍が合同演習を実施、敵戦闘機、ドローンがの領空侵犯を想定し、迎撃訓練(2022年6月7日)

SANA(6月7日付)は、シリア空軍とロシア空軍が合同演習を行ったと伝えた。

合同演習は両軍の合同調整訓練の一環で、シリア空軍からはMiG-23ML、Su-29戦闘機6機が、ロシア軍からはSu-24M、Su-34、Su-35戦闘機複数機が参加、敵戦闘機、無人航空機(ドローン)がシリア領空を侵犯したことを想定し、迎撃訓練を行った。

合同演習ではまた、イスラエル占領下のゴラン高原から、シリア南部、東部、そして北部に至る領空での合同偵察活動が実施された。

https://www.facebook.com/watch/?v=585576706186393

AFP, June 7, 2022、ANHA, June 7, 2022、‘Inab Baladi, June 7, 2022、Orient News, June 7, 2022、Reuters, June 7, 2022、SANA, June 7, 2022、SOHR, June 7, 2022などをもとに作成。

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アレッポ県、ダイル・ザウル県、ラッカ県で、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続く(2022年6月7日)

SANA(6月7日付)によると、アレッポ県のハイヤーン町、タッル・アラン村、アレッポ市のアサド・スポーツ・サロン、ダイル・ザウル県のダイル・ザウル市の労働者サロン、ラッカ県のサブハ町、ディブスィー・アフナーン村で、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

AFP, June 7, 2022、ANHA, June 7, 2022、‘Inab Baladi, June 7, 2022、Orient News, June 7, 2022、Reuters, June 7, 2022、SANA, June 7, 2022、SOHR, June 7, 2022などをもとに作成。

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ハサカ県カーミシュリー市近郊のハームー村の住民がシリア軍検問所の支援を受けて、村を通過しようとした米軍の装甲車6輌からなる車列の進行を阻止(2022年6月7日)

ハサカ県では、SANA(6月7日付)、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の支配下にあるカーミシュリー市近郊のハームー村の住民がシリア軍検問所の支援を受けて、村を通過しようとした米軍の装甲車6輌からなる車列の進行を阻止し、これを退却させた。

AFP, June 7, 2022、ANHA, June 7, 2022、‘Inab Baladi, June 7, 2022、Orient News, June 7, 2022、Reuters, June 7, 2022、SANA, June 7, 2022、SOHR, June 7, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で1人(2022年6月7日)

保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者4人が完治したと発表した。

これにより、6月7日現在のシリア国内での感染者数は計55,900人、うち死亡したのは3,150人、回復したのは52,715人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid02HwCCPPewrSLjDwNMoRGoRMu7EGxLBp999nSRVSRvEpgYMfUdBqdr3Ntmc9D7yFAnl

AFP, June 7, 2022、ACU, June 7, 2022、ANHA, June 7, 2022、‘Inab Baladi, June 7, 2022、Orient News, June 7, 2022、Reuters, June 7, 2022、SANA, June 7, 2022、SOHR, June 7, 2022などをもとに作成。

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米国防総省はダイル・ザウル県のウマル油田に米軍が違法に設置しているグリーン・ヴィレッジ基地に対する4月7日の攻撃に、米軍兵士が関与した疑いがあるとして調査していることを明らかに(2022年6月6日)

米国防総省は、ダイル・ザウル県のユーフラテス川東岸のウマル油田に米軍が違法に設置しているグリーン・ヴィレッジ基地が4月7日に爆発が発生し、兵士4人が負傷した事件に関して、米軍兵士が関与した疑いがあるとして調査が行われていることを明らかにした。

『ワシントン・ポスト』(6月6日付)が伝えた。

事件は当初砲撃によるものとされていたが、その後、軍高官は、何者かが爆発物を設置したものによるだとの見方を示していた。

CNN(6月6日付)によると、爆発物が真夜中に爆弾を仕掛けている様子を監視カメラが捉えていたという。

AFP, June 8, 2022、ANHA, June 8, 2022、CNN, June 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, June 8, 2022、Reuters, June 8, 2022、SANA, June 8, 2022、SOHR, June 8, 2022、The Washington Post, June 6, 2022などをもとに作成。

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サウジアラビアの国家安全保障庁はカーティルジー・インターナショナル・グループ社をテロ支援団体に指定(2022年6月6日)

サウジアラビアの国家安全保障庁は、テロ組織に資金援助を行っているとして13人、3団体の名前を公表した。

テロリストに指定された13人、3団体のうち、以下3人がシリア人、1団体がシリアの法人。

  • アラー・ハンフーラ(ダーイシュ(イスラーム国))
  • バラー・カーティルジー(カーティルジー・インターナショナル・グループ社)
  • フサーム・ラシュディー・カーティルジー(カーティルジー・インターナショナル・グループ社)
  • カーティルジー・インターナショナル・グループ社

AFP, June 6, 2022、ANHA, June 6, 2022、‘Inab Baladi, June 6, 2022、Orient News, June 6, 2022、Reuters, June 6, 2022、SANA, June 6, 2022、SOHR, June 6, 2022などをもとに作成。

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シャーム解放機構が事実上管理するバーブ・ハワー国境通行所はインド与党幹部が預言者ムハンマドを侮辱する発言をしたことへの対抗措置として、インド産製品の持ち込みを禁止(2022年6月6日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が事実上管理するバーブ・ハワー国境通行所が、トルコからのインド製品の持ち込みを禁止することを決定した。

決定は、インドの与党BJP(インド人民党)のヌプル・シャルマ報道官とナヴェーン・クマル・ジンダル氏(デリー・メディア部門責任者)がテレビの討論番組やツイッターで預言者ムハンマドや妻のアーイシャを侮辱する発言や書き込みを行ったことへの対抗措置。

ジャズィーラ(6月5日付)によると、発言を受け、クウェートやカタールの外務省が駐インド大使を呼び出し正式に抗議、パキスタン外務省も「著しく名誉を傷つける発言」「まったく受け入れることができない」と非難していた。

これを受け、BJPは謝意を示し、問題発言を行ったシャルマ報道官とジンダル氏を解任していた。

AFP, June 6, 2022、Aljazeera, June 6, 2022、ANHA, June 6, 2022、‘Inab Baladi, June 6, 2022、Orient News, June 6, 2022、Reuters, June 6, 2022、SANA, June 6, 2022、SOHR, June 6, 2022などをもとに作成。

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ANHA:シャーム解放機構メンバー約300人がシャーム軍団と偽って「オリーブの枝」地域と「解放区」の境界の村々に展開(2022年6月6日)

ANHA(6月6日付)は、独自筋から得た情報として、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構のメンバー約300人が、トルコの占領下にあるいわゆる「オリーブの枝」地域と、反体制派支配下のいわゆる「解放区」の境界に位置するシーラーワー町一帯の村々に展開したと伝えた。

シャーム解放機構のメンバーが展開したのは、シャイフ・アキール山、ファーフィルティーン村、カッバースィーン村、バーンスーラ村、カブターン・ジャバル村、ブルジュ・スライマーン村、バーズィーラ村西、バースーファーン村近郊の街道で、シャーム軍団を偽って拠点を設置しているという。

展開地域は、シリア国民軍に所属するハムザ師団とシャーム軍団の勢力下にある。

両組織のメンバーの多くは、トルコマン系シリア人で、トルコの諜報機関から直接指令を受けて活動をしているという。

AFP, June 6, 2022、ANHA, June 6, 2022、‘Inab Baladi, June 6, 2022、Orient News, June 6, 2022、Reuters, June 6, 2022、SANA, June 6, 2022、SOHR, June 6, 2022などをもとに作成。

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イスラエル軍が占領下のゴラン高原上空から首都ダマスカス南方にミサイル複数発を発射、シリア軍防空部隊がこれを迎撃(2022年6月6日)

SANA(6月6日付)は、シリア軍筋の話として、イスラエル軍が午後11時18分に、占領下のゴラン高原上空から、首都ダマスカス南方にミサイル複数発を発射、シリア軍防空部隊がこれを迎撃し、ほとんどを撃破した、と伝えた。

ミサイル攻撃により若干の物的被害が出たという。

シリア人権監視団によると、ミサイル攻撃は、レバノンのヒズブッラーの部隊やシリア軍防空部隊が展開するダマスカス郊外県キスワ市一帯に対して行われた。

発射されたミサイルは10発、うち少なくとも7発は撃破されたが、ダマスカス郊外県アクラバー町に1発が着弾し、物的被害が出た。

AFP, June 6, 2022、ANHA, June 6, 2022、‘Inab Baladi, June 6, 2022、Orient News, June 6, 2022、Reuters, June 6, 2022、SANA, June 6, 2022、SOHR, June 6, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるラッカ県、アレッポ県北部への砲撃を続ける(2022年6月6日)

ラッカ県では、SANA(6月6日付)、ANHA(6月6日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のフーシャーン村、サクル・レストラン、M4高速道路沿線を砲撃した。

トルコ軍はまた、アイン・イーサー市の工業地区で住民1人を狙撃し、負傷させた。

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アレッポ県では、ANHA(6月6日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市西のカウカリー村、タッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村、マーリキーヤ村、シャワーリガ村を砲撃した。


一方、トルコ占領下のアアザーズ市では、シリア国民軍に所属する北の嵐旅団のメンバーの車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、メンバー1人が負傷した。

また、同じくトルコ占領下のアフリーン市では、マワーリー部族の民兵シリア国民軍に所属するハムザ師団の検問所を襲撃し、戦闘員1人を負傷させた。

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ハサカ県では、SANA(6月6日付)、ANHA(6月6日付)によると、電力公社の復旧チームが4日のトルコ軍とシリア国民軍によるウンム・カイフ村一帯の要撃で破壊された送電線を修復し、タッル・タムル町の変電所への電力の供給を再開させた。

AFP, June 6, 2022、ANHA, June 6, 2022、‘Inab Baladi, June 6, 2022、Orient News, June 6, 2022、Reuters, June 6, 2022、SANA, June 6, 2022、SOHR, June 6, 2022などをもとに作成。

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アレッポ県、ダイル・ザウル県、ラッカ県で、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続く(2022年6月6日)

SANA(6月6日付)によると、アレッポ県のハイヤーン町、タッル・アラン村、アレッポ市のアサド・スポーツ・サロン、ダイル・ザウル県のダイル・ザウル市の労働者サロン、ラッカ県のサブハ町、ディブスィー・アフナーン村で、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

AFP, June 6, 2022、ANHA, June 6, 2022、‘Inab Baladi, June 6, 2022、Orient News, June 6, 2022、Reuters, June 6, 2022、SANA, June 6, 2022、SOHR, June 6, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で1人(2022年6月6日)

保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者3人が完治したと発表した。

これにより、6月6日現在のシリア国内での感染者数は計55,899人、うち死亡したのは3,150人、回復したのは52,711人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid02uYTyAoopQrLYqaMuoGcLu7SJBdLMFpRi3xfQAipLteMgCS3tvWxuFZoCm4JZSefVl

AFP, June 6, 2022、ACU, June 6, 2022、ANHA, June 6, 2022、‘Inab Baladi, June 6, 2022、Orient News, June 6, 2022、Reuters, June 6, 2022、SANA, June 6, 2022、SOHR, June 6, 2022などをもとに作成。

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ロシア国防省は過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反12件を確認したと発表(2022年6月6日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を12件(イドリブ県6件、ラタキア県0件、アレッポ県6件、ハマー県0件)確認したと発表した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 6, 2022をもとに作成。

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シリア民主軍のアブディー総司令官は、トルコの軍事侵攻作戦に対抗するためシリア軍との連携を示唆、シリア軍に防空システムの使用を求める(2022年6月5日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官はロイター通信(6月5日付)のインタビューを受け、そのなかでトルコがシリア難民100万人を「自発的」に帰還させるための「安全地帯」の設置するとしてシリア北部への軍事侵攻作戦を準備しているとされることに関して、「シリア民主軍はシリア軍と連携して、シリア北部に対するトルコのいかなる侵略をも迎撃する」と述べた。

アブディー総司令官は、シリア軍との連携に前向きな姿勢を示したが、シリア軍による部隊増派の必要はないと付言、「シリア軍が行い得る基本的なこととは、シリアの領土の防衛であり、それはトルコ軍戦闘機に対して防空システムを使用することだ」と強調した。

また「ダマスカスとのさらなる軍事的連携は、シリア北・東部の半独立的な統治を脅かさない…。我々にとっての優先事項は、シリアの領土防衛であり、誰であれ、この状態に乗じて現地で利益を得ようなどとしてはならない」と述べた。

AFP, June 5, 2022、ANHA, June 5, 2022、Orient News, June 5, 2022、Reuters, June 5, 2022、SANA, June 5, 2022、SOHR, June 5, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍はロシア軍の護衛を受け、アレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市近郊の国境で防護壁を再建(2022年6月5日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・アラブ(コバネ)市郊外のクライブ村に近い国境地帯で、トルコ軍がコンクリート製の防御壁を再設置する作業を行った。

同地の防御壁は、2022年1月8日に一度撤去されていた。

再設置作業中、地元の武装集団が現場に向けて発砲し、住民らが一次避難、ロシア軍が憲兵隊とヘリコプター1機が介入し、作業現場を監視、事なきを得た。

AFP, June 5, 2022、ANHA, June 5, 2022、Orient News, June 5, 2022、Reuters, June 5, 2022、SANA, June 5, 2022、SOHR, June 5, 2022などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山地方を激しく砲撃(2022年6月5日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバイニーン村、ルワイハ村一帯を激しく砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, June 5, 2022、ANHA, June 5, 2022、Orient News, June 5, 2022、Reuters, June 5, 2022、SANA, June 5, 2022、SOHR, June 5, 2022などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県アアザーズ市でトルコによるタッル・リフアト市一帯への軍事侵攻作戦を支持するデモ(2022年6月5日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つアアザーズ市で、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市出身者数十人がデモを行い、「我々の都市と村々の解放」を要求、トルコによる同地への軍事侵攻作戦に支持を表明した。

AFP, June 5, 2022、ANHA, June 5, 2022、Orient News, June 5, 2022、Reuters, June 5, 2022、SANA, June 5, 2022、SOHR, June 5, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県北部、ラッカ県北部を砲撃し、住民3人負傷(2022年6月5日)

アレッポ県では、ANHA(6月5日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市、同市近郊のスーガーニカ村、マーリキーヤ村、マルアナーズ村、ウンム・クラー村、ワフシーヤ村、バイナ村、ダイル・ジャマール村を砲撃した。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、マンビジュ市西のハムラー村、ブーガーズ村、トルコ占領下のバーブ市東の農村地帯を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(6月5日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のアブー・ナイトゥーラ村を砲撃し、住民3人が負傷した。

AFP, June 5, 2022、ANHA, June 5, 2022、Orient News, June 5, 2022、Reuters, June 5, 2022、SANA, June 5, 2022、SOHR, June 5, 2022などをもとに作成。

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アレッポ県のハイヤーン町、タッル・アラン村、アレッポ市のアサド・スポーツ・サロンで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続く(2022年6月5日)

SANA(6月5日付)によると、アレッポ県のハイヤーン町、タッル・アラン村、アレッポ市のアサド・スポーツ・サロンで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

AFP, June 5, 2022、ANHA, June 5, 2022、Orient News, June 5, 2022、Reuters, June 5, 2022、SANA, June 5, 2022、SOHR, June 5, 2022などをもとに作成。

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ロシア国防省は過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反9件を確認したと発表(2022年6月5日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を9件(イドリブ県5件、ラタキア県0件、アレッポ県4件、ハマー県0件)確認したと発表した。

AFP, June 5, 2022、ANHA, June 5, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 5, 2022、Orient News, June 5, 2022、Reuters, June 5, 2022、SANA, June 5, 2022、SOHR, June 5, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で1人(2022年6月5日)

保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者4人が完治したと発表した。

これにより、6月5日現在のシリア国内での感染者数は計55,899人、うち死亡したのは3,150人、回復したのは52,708人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid0XYM38czN1DgXRoSRsQas7KCe5W5CTM7mekzDhDA4xZswvQGYGjca92vmbsDrj4Nxl

AFP, June 5, 2022、ACU, June 5, 2022、ANHA, June 5, 2022、Orient News, June 5, 2022、Reuters, June 5, 2022、SANA, June 5, 2022、SOHR, June 5, 2022などをもとに作成。

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ハサカ県カルヤタイン市の使節団が米軍が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプを訪問し、収容されているIDPsの帰還について協議(2022年6月4日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、カルヤタイン市の使節団が米軍が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプを訪問し、収容されている国内避難民(IDPs)のシリア政府の支配地への帰還について協議した。

AFP, June 4, 2022、ANHA, June 4, 2022、Orient News, June 4, 2022、Reuters, June 4, 2022、SANA, June 4, 2022、SOHR, June 4, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍が占領下のラアス・アイン市近郊の国境地帯で、革命特殊任務軍と米主導の有志連合が55キロ地帯でそれぞれ軍事演習(2022年6月4日)

ハサカ県では、リア人権監視団によると、トルコ軍とシリア国民軍が占領下のラアス・アイン市近郊の国境地帯で軍事演習を行った。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米軍が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、革命特殊任務軍が有志連合の部隊と合同軍事演習を行った。

AFP, June 4, 2022、ANHA, June 4, 2022、Orient News, June 4, 2022、Reuters, June 4, 2022、SANA, June 4, 2022、SOHR, June 4, 2022などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県アアザーズ市で、トルコのSTE電力会社に対する抗議デモが発生(2022年6月4日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるいわゆる「ユーフラテスの盾」地域のアアザーズ市で、トルコのSTE電力会社に対する抗議デモが発生し、シリア国民軍諸派の戦闘員らが強制排除を試みた。

また、前日のジンディールス町でのデモでシリア国民軍の憲兵隊によって撃たれて重体だったダイル・ザウル県からの国内避難民(IDPs)で東部軍のメンバーの男性1人が死亡した。



AFP, June 4, 2022、ANHA, June 4, 2022、Orient News, June 4, 2022、Reuters, June 4, 2022、SANA, June 4, 2022、SOHR, June 4, 2022などをもとに作成。

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シリア軍と「決戦」作戦司令室がイドリブ県、アレッポ県で交戦(2022年6月4日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がアーフィス村一帯で交戦した。

また、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるマアッラト・ヌウマーン市、ザーウィヤ山地方のフライフィル村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がほか、カフル・ヌーラーン村で砲撃戦を行った。

また「決戦」作戦司令室は、シリア政府の支配下にある第46中隊基地一帯を砲撃した。

AFP, June 4, 2022、ANHA, June 4, 2022、Orient News, June 4, 2022、Reuters, June 4, 2022、SANA, June 4, 2022、SOHR, June 4, 2022などをもとに作成。

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