
ムドゥンによると、ムハンマド・アブー・ハイル宗教省大臣とダマスカス県マーヒル・イドリビー知事の出席のもと、16日夜に運命の夜の記念行事として、首都ダマスカスのウマイヤ・モスクで世界最大のコーランの写本「シャーム写本」が公開された。
「シャーム写本」は2月に開催されたダマスカス国際図書展で展示されており、アサド前政権下の2005年から約20年をかけて制作が行われたもの。
1ページの高さは2.5メートル、幅は1.55メートルで、聖句が記された125ページと付属9ページから構成され、ギネス世界記録に登録、認定が待たれている。
制作には17ヵ国から62人の書家が参加し、今後はウマイヤ・モスクに設置される予定。
SNAでは、ウマイヤ・モスクの宗教的・歴史的地位や運命の夜にふさわしい象徴的な作品との評価がなされる一方、生活状況が厳しい中で写本の大きさを祝う意義に疑問を呈する声や、このプロジェクトが現在ではなく、前政権期から進められていたことを批判する声、「その教えが実践されていないのに巨大な写本を称える意味は何か」といった宗教的批判が散見された。
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