移行期政権は女性防衛部隊(YPJ)の軍への統合は困難との立場を示し、内務省に特殊任務部隊として編入することで合意

女性防衛部隊(YPJ)のナウルーズ・アフマド司令官は、女性通信(JINHA)のインタビューに応じ、そのなかで首都ダマスカスでのアナス・ハッターブ内務大臣とYPJ幹部との会合の成果の重要性を強調し、内務省においてYPJの位置づけを協議することは、軍事機構再編の過程における戦略的方針を示すものだと述べた。

アフマド司令官によると、YPJは、シリア民主軍を構成する部隊として軍への組織的統合と独自の部隊・指揮・訓練体制の維持を求めた。

だが、移行期政権側は、女性部隊であるYPJの軍への統合は現時点で困難との立場を示し、代案として内務省傘下の特殊任務部隊として約1,500人以上の女性戦闘員を各地域に配置する案が協議され、原則的な同意が得られた。

一方、アフマド司令官は、YPJが単に女性戦闘員を既存組織に個別に吸収するのではなく、コバネ、ハサカ、カーミシュリー、ダイリークなどで培ってきた組織、指揮系統、訓練制度、戦闘経験を一体として維持し、女性と地域社会を防衛する制度的な地位を確保することを重視していると述べた。

最終的な組織形態や名称、制服、訓練制度などはなお交渉中だが、YPJはイスラーム国の再活性化などの脅威を踏まえて自衛能力を保持するとともに、その経験と成果を将来の民主的・自由・平等なシリアの再建と女性の権利保障につなげる姿勢を示しているという。

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