Categories: 諸外国の動き

中国中央テレビはアレッポ市カーティルジー地区で爆撃を受けたビルから救出された児童らの動画に欧米諸国の「プロパガンダ戦争」の一環として捏造されたものではないかと疑義(2016年8月20日)

AFP(8月22日付)は、アレッポ市カーティルジー地区で空爆を受けたビルから救出された児童らの動画に対し、中国国営放送が、欧米諸国の「プロパガンダ戦争」の一環として捏造されたものではないかと疑念を呈していると伝えた。

国営中国中央テレビ(CCTV)は20日の放送で、この動画に「捏造された疑いのある動画」と字幕を付けて取り上げていた。

さらにナレーションで「批評家らからは、(この映像は)シリアに介入するようになった欧米諸国が「人道主義的な」口実を作り出すためのプロパガンダ戦争の一部だと指摘する声も上がっている」、「撮影者は直ちに少年を救い出す努力をする代わりに、急いでカメラを設置したようだ」などと述べた。

AFP, August 22, 2016、AP, August 22, 2016、ARA News, August 22, 2016、Champress, August 22, 2016、al-Hayat, August 23, 2016、Iraqi News, August 22, 2016、Kull-na Shuraka’, August 22, 2016、al-Mada Press, August 22, 2016、Naharnet, August 22, 2016、NNA, August 22, 2016、Reuters, August 22, 2016、SANA, August 22, 2016、UPI, August 22, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

SyriaArabSpring

Recent Posts