文化省は、フェイスブックを通じて、シリアの国歌の作曲コンクールを開始したと発表した。
コンクールは、シリア国民の精神とその統合的価値を反映する新たなプロセスの一環だという。
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これに関して、イナブ・バラディーは22日、憲法宣言の第5条が「国歌は法律によってのみ定められる」と規定しており、なおかつ現在、シリアには立法機関が存在せず、立法権はアフマド・シャルア暫定大統領によって担われていることから、その合法性に疑問が生じていると伝えた。
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Detail Report on the Arab Spring in Syria: Latest Situation in Syria / アラビア語の新聞、通信社、ウェブサイトなどを通じて収集した情報をもとに、シリア情勢をより網羅的に把握・紹介することをめざします。
文化省はフェイスブックを通じて、首都ダマスカスのオペラ・ハウスで各施設・部局・機関で働く職員を対象にイフタールの宴を開催したと発表した。
イフタールの宴では、ムハンマド・ヤースィーン・サーリフ文化大臣が職員らを歓迎し、多くの文化イベントやイニシアティブを成功させた彼らの役割の重要性を強調した。
また、ダマスカス国際図書展の運営において職員やボランティアが果たした努力を称賛し、同展が顕著な来場者数と成功を収めたことに言及、彼らの経験に基づいて、課題に対処し、これを乗り越えることができたと付言した。
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しかし、ムドンが18日に伝えたところによると、この発表を受けてSNS上では、オペラ・ハウスを食事の場としたことや、イフタールの宴がオペラ・ハウスの威厳に相応しくないといった疑義や批判が相次いだ。
コメント投稿者らは、オペラハウスが単なるイベントホールではなく、本来は音楽や演劇、文化的催しのために設計された空間で、それをテーブルや食器が並ぶ食事の場へと変えることは、文化機関と一般的な宴会場との区別を曖昧にするなどと指摘した。
芸術家やジャーナリストのなかには、こうした宴がオペラ・ハウスの儀礼性と威厳を損なったとし、問題は断食やイフタールそのものではなく、重要な文化施設が本来の文脈から逸脱して使用された点にあると強調した。
また、より強い批判として、この宴が公式文化の概念そのものを矮小化したもので、文化空間を再利用可能な場所として安易に使用しようとする姿勢を露呈しており、視覚的な演出が意味の創出や芸術的記憶の保護よりも優先されているとする見方も現れた。
さらに、公権力による公共空間の(再)定義にかかる問題だと指摘、「オペラ・ハウスをレストランに変えた」とする見出しや、場所の機能と提示方法の乖離を指摘する投稿も目立った。
これに対し、世界各地のオペラ・ハウスで、晩餐会やレセプションが開催されることは珍しくないとしたうえで、こうした主張は過剰だとする意見も示された。
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ムドゥンによると、ムハンマド・アブー・ハイル宗教省大臣とダマスカス県マーヒル・イドリビー知事の出席のもと、16日夜に運命の夜の記念行事として、首都ダマスカスのウマイヤ・モスクで世界最大のコーランの写本「シャーム写本」が公開された。
「シャーム写本」は2月に開催されたダマスカス国際図書展で展示されており、アサド前政権下の2005年から約20年をかけて制作が行われたもの。
1ページの高さは2.5メートル、幅は1.55メートルで、聖句が記された125ページと付属9ページから構成され、ギネス世界記録に登録、認定が待たれている。
制作には17ヵ国から62人の書家が参加し、今後はウマイヤ・モスクに設置される予定。
SNAでは、ウマイヤ・モスクの宗教的・歴史的地位や運命の夜にふさわしい象徴的な作品との評価がなされる一方、生活状況が厳しい中で写本の大きさを祝う意義に疑問を呈する声や、このプロジェクトが現在ではなく、前政権期から進められていたことを批判する声、「その教えが実践されていないのに巨大な写本を称える意味は何か」といった宗教的批判が散見された。
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イスラーム抵抗戦争広報局(ヒズブッラー)はテレグラムを通じて、16日にイスラエルとの戦闘に関して23件の声明を発表したことを明らかにした。
このうち11番目の声明では占領下のシリア領ゴラン高原のケツァヴィア兵営を自爆型無人航空機群で、16番目の声明では北部のラマト・ダヴィド空軍基地のレーダー施設および管制室を自爆型無人航空機群で攻撃したと発表された。
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イスラエル軍はXを通じて、同軍部隊がレバノン南部のヒズブッラーの主要拠点に対して限定的かつ標的を絞った地上作戦を開始したと発表した。
地上作戦は、前方防衛態勢を構築・強化するためのより広範な防衛努力の一環で、地域で活動するテロ組織のインフラを解体し、テロリストを排除するのが目的。
⭕️ IDF troops have begun limited and targeted ground operations against key Hezbollah strongholds in southern Lebanon, aimed at enhancing the forward defense area.
This activity is part of broader defensive efforts to establish and strengthen a forward defensive posture, which…
— Israel Defense Forces (@IDF) March 16, 2026
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ナハールネットによると、イスラエル軍はレバノン南部のカフルシール村を二度にわたり爆撃(ダブル・タップ)、これにより3人が死亡、1人が負傷した。
また、カンタラ村に対する爆撃でも、子ども2人を含む一家4人が死亡した。
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シリア・イスラーム抵抗戦線ウーリー・バアスはテレグラムを通じて以下のメッセージを発信した。
慈悲深く慈愛あまねきアッラーの御名において
「暁に襲撃するもの(馬)にかけて」
炎はすでに消えた、あるいは戦場には誰もいなくなった、そう思い込んでいる者どもへ。
お前たちの計算は誤っている。
昨日始まったことは、まだ終わってはいない。
そしてこれから来るものは、お前たちが生きているその安定の幻想を消し去るであろう。
昨日始まったことはまだ完結していない。次に来るものを待て!(ヘブライ語で)
我々は決して、目的に到達せずして武器を捨てる者ではない。
どれほど時が経とうとも、復讐を忘れる者でもない。
大地は語り、空はそれを証言するであろう。
そして昨日、我々が鞍を置いた馬は、お前たちが予期しない場所で襲撃を行うだろう。
来るものを待て。
その約束の時は近い。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によと、ラタキア港の第3ゲート周辺でアフマド・シャルア移行期政権の国防省所属部隊が、空に向けて発砲するなどして、現場にいた職員らを威嚇し、強制排除、一部を拘束した。
ムラースィルーンによると、強制排除されたのはラタキア港の労働者が解雇決定に抗議するデモを行っていた。
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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市で一部住民がアフマド・シャルア移行期政権に対して、シリア民主軍によって拘束されている家族の行方を明らかにするよう求めて抗議デモを行った。
デモ参加者はダッラ交差点でタイヤに火を付け、道路を封鎖するなどしたほか、民間人を乗せた旅客バスを襲撃した。
ムラースィルーンによると、襲撃はバス会社がクルド語の「ヘヴァル」であったため
一方、シリア人権監視団によると、カッサール村にある「殉教者墓地」が何者かによって荒らされた。
墓地は、イスラーム国との戦闘で死亡したシリア民主軍の兵士が埋葬されていた。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ムハージリーン地区の自宅で、胸部に複数の銃弾を受けて死亡したアラウィー派の若者の遺体が発見された。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ハイヤーン町に至る分岐点近くでザフラー町のシーア派住民を乗せた乗り合いタクシーが襲撃を受け、1人が死亡、3人が重傷した。
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ダマスカス県では、ムラースィルーンによると、旧市街のウマイヤ・モスク東にあるナウファラ・カフェの屋外部分が冠水した。
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アレッポ県では、SANAによると、シリア北部を襲った豪雨により、アアザーズ市北のカラージュ・サジュウ国内避難民(IDPs)キャンプ、バーブ・サラーマ国境通行所に通じる主要道路が冠水した。
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ラッカ県では、SANAによると、マアダーン町北のユーフラテス川にかかるシャリーダ橋が豪雨で破損し、使用不能となった。
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ハサカ県では、ANHAによると、ティグリス川に架かるスィーマルカー国境通行所の橋が豪雨によって流され、使用不能となった。
また、
ANHAによると、カーミシュリー市西の農村で1歳の女児が豪雨による住居の東海で死亡し、父親も負傷した。
シリア人権監視団によると、ハーブール川が氾濫し、M4高速道路が寸断された。
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大統領府(フェイスブック)によると、アフマド・シャルア暫定大統領はヌフ・ユルマズ駐シリアトルコ大使の信任状を受け取った。
式典は首都ダマスカスの人民宮殿で行われ、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣が同席した。
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ダマスカス県はフェイスブックを通じて決定第311/M.T.号を発出し、県内でのアルコール飲料の販売を特定地域に限定することを定めた。
決定は、複数の苦情、地域社会からの要請に応え、公序良俗に反する現象を解消することを目的として下されたもので、アルコール飲料の販売は以下の通り規制される。
・ダマスカス市内のレストランおよびナイトクラブにおけるアルコール飲料の提供を禁止する。
・封印済みアルコール飲料の販売は、バーブ・トゥーマ地区、カッサーア地区、バーブ・シャルキー地区に限定し、商業用途として許可された店舗内に限る。
・アルコール販売店舗と礼拝施設(モスク/教会)、墓地、各種学校との距離は、少なくとも75メートルとする。
・警察署および公的機関の周囲半径20メートルの範囲について配慮する。
・店舗内でグラスによるアルコール提供を行わない旨の公証人による誓約書の提出を義務付け、違反した場合は許可取り消しおよび閉鎖の対象とする。
・ダマスカス市内で封印済みアルコール飲料の販売業を営む店舗には、本決定に従って状況を是正するため、3ヵ月の猶予期間を与える。
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