ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(3月12日付)を公開し、3月11日に難民772人が新たに帰国したと発表した。
このうちレバノンから帰国したのは87人(うち女性27人、子供45人)、ヨルダンから帰国したのは635人(うち女性191人、子供324人)。
これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は156,438人となった。
内訳は、レバノンからの帰国者58,971人(うち女性17,826人、子ども29,995人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者97,467人(うち女性29,266人、子ども49,694人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。
また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 385,718人(うち女性115,750人、子供196,611人)となった。
なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,673,308人(うち女性2,002,592人、子供3,404,407人)。
一方、国内避難民167人が新たに帰宅した。
うち東グータ地方に帰宅したのは42人(うち女性18人、子供12人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは31人(うち女性13人、子ども11人)、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは94人(うち女性24人、子ども47人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。
これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は12,554人(うち女性4,332人、子供5,415人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,281,150人(うち女性386,891人、子供649,181人)となった。
Ministry of Defence of the Russian Federation, March 12, 2019をもとに作成。
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