イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)はテルアビブの重要標的を狙って、新型極超音速弾道ミサイル1発を発射する特殊作戦を実施したと発表:イスラエル軍はミサイルが空中分解したと発表(2024年9月15日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は午前11時31分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、イスラエルの首都テルアビブの重要な軍事標的を狙って、新型極超音速弾道ミサイル1発を発射する特殊作戦を実施したと発表した。

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この攻撃に関して、イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前6時45分、イスラエル中部で先ほど警報が発動されたのを受け、東部から地対地ミサイル1発が飛来し、空き地に落下するのが確認された。負傷者はなかった。

午前6時56分、このミサイルはイエメンから発射された。数分前の爆発音は迎撃によるもの。迎撃の結果は調査中。

午後12時53分、本朝午前6時21分に地対地ミサイル1発がイエメンからイスラエル領内に向けて発射された。初期調査によると、ミサイルは空中でほぼ分解した。本事案に際して、複数回の迎撃が多連装ミサイルおよびアイアン・ドーム防空システムによって試みられた。その結果は調査中。警報は規則に沿って発令された。本事案のすべてについて調査中である。迎撃によって落下した破片は空き地複数ヵ所とパアテイ・モディイン駅で確認された。クファル・ダニエル入植地に隣接する地域で火災が発生し、消防隊が消火活動中。

AFP, September 15, 2024、ANHA, September 15, 2024、‘Inab Baladi, September 15, 2024、Reuters, September 15, 2024、SANA, September 15, 2024、SOHR, September 15, 2024などをもとに作成。

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