トルコ占領下のアレッポ県バーブ市でシリア国民軍に所属するハムザ師団が学校に突入し、ストを強制排除(2021年11月3日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の各所で、学校教員が教育環境の改善、給与引き上げを訴え、自治を委託されている地元評議会に対応を求めて校内で抗議デモを続けるなか、シリア国民軍に所属するハムザ師団が、バーブ市のハズワーン学校に突入し、ストライキを強制排除した。

突入に先立って、ハムザ師団は市内の複数のモスクから住民に対して拡声器を通じて子供を学校に通わせ、スト継続を阻止するよう呼びかけていた。

なお、地元評議会は10月20日に、欠勤日が多い教員に対して、解雇、あるいは給与削減といった処分を下すことを決定し、これを受けて、バーブ市、カッバースィーン村などで教員がストライキや抗議デモを続けていた。

AFP, November 3, 2021、ANHA, November 3, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 3, 2021、Reuters, November 3, 2021、SANA, November 3, 2021、SOHR, November 3, 2021などをもとに作成。

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