レバノン:イスラーム国が人質2人を釈放(2015年1月22日)

NNA(1月22日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)の武装集団が、ベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外で2日前に拘束したレバノン人2人を釈放した、と伝えた。

AFP, January 22, 2015、AP, January 22, 2015、ARA News, January 22, 2015、Champress, January 22, 2015、al-Hayat, January 23, 2015、Iraqi News, January 22, 2015、Kull-na Shuraka’, January 22, 2015、al-Mada Press, January 22, 2015、Naharnet, January 22, 2015、NNA, January 22, 2015、Reuters, January 22, 2015、SANA, January 22, 2015、UPI, January 22, 2015などをもとに作成。

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トルコ:欧米諸国に外国人戦闘員に関するさらなる情報提供を求める(2015年1月22日)

トルコ外務省報道官は、プレス向け声明で、関係国に対して、トルコ経由でシリアに潜入した戦闘員に関する名簿へのさらなる情報提供を要請したと発表した。

同報道官によると、これまでにトルコ経由でシリアに潜入した戦闘員の名簿には、7,833人の氏名が記載されており、うち1,056人がトルコ当局によって潜入を阻止され、その後トルコから退去させられている、という。

ARA News(1月21日付)が伝えた。

AFP, January 22, 2015、AP, January 22, 2015、ARA News, January 22, 2015、Champress, January 22, 2015、al-Hayat, January 23, 2015、Iraqi News, January 22, 2015、Kull-na Shuraka’, January 22, 2015、al-Mada Press, January 22, 2015、Naharnet, January 22, 2015、NNA, January 22, 2015、Reuters, January 22, 2015、SANA, January 22, 2015、UPI, January 22, 2015などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:YPGがアイン・アラブ市内の病院を奪還(2015年1月22日)

アレッポ県では、ARA News(1月22日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、アイン・アラブ市南部のジャディード病院を奪還した。

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ハサカ県では、ARA News(1月22日付)によると、シリア軍が、タッル・ハミース市一帯のイスラーム国(ダーイシュ拠点)を空爆、またズィーブ村、ヒルバ村などで双方が交戦した。

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ヒムス県では、SANA(1月22日付)によると、クルマス村、ラッフーム村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

SANAによると、ラッフーム村はヒムス県におけるダーイシュ最大の拠点だという。

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ダイル・ザウル県では、ARA News(1月23日付)によると、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区で、ダーイシュ(イスラーム国)とシリア軍が交戦した。

AFP, January 22, 2015、AP, January 22, 2015、ARA News, January 22, 2015、January 23, 2015、Champress, January 22, 2015、al-Hayat, January 23, 2015、Iraqi News, January 22, 2015、Kull-na Shuraka’, January 22, 2015、al-Mada Press, January 22, 2015、Naharnet, January 22, 2015、NNA, January 22, 2015、Reuters, January 22, 2015、SANA, January 22, 2015、UPI, January 22, 2015などをもとに作成。

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シリア国内の暴力:イドリブでシャーム戦線が「アサドのシャッビーハとレバノンのヒズブッラーの傭兵」11人を処刑すると宣言(2015年1月22日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(1月22日付)によると、シャーム戦線(アレッポ県で2014年12月末に結成)が、ビデオ声明を出し、「アサドのシャッビーハとレバノンのヒズブッラーの傭兵」11人を捕捉し、シリア政府との捕虜交渉を行っていたが決裂したと発表、彼らを処刑すると表明した。

Kull-na Shuraka', January 22, 2015
Kull-na Shuraka’, January 22, 2015

一方、SANA(1月22日付)によると、シャイフ・ユースフ村近郊、クーリーン村、下カスタン村、サルミーン市郊外で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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スワイダー県では、クッルナー・シュラカー(1月22日付)によると、マズラア市で住民がシリア軍の検問所(ジャウウィーヤ検問所)を破壊し、兵士を追放した。

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ハサカ県では、ARA News(1月22日付)によると、ラアス・アイン市で、西クルディスタン移行期民政局発足1周年の祝典が行われているなか、市内「人民法廷」近くで、爆弾が仕掛けられたオートバイが爆発した。

またマサールプレス(1月23日付)によると、ハサカ市アズィーズィーヤ地区でシリア軍と西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が交戦した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アルド・マッラーフ地区一帯をシリア軍が「樽爆弾」で空爆、地対地ミサイルで攻撃した。

またハンダラート・キャンプ一帯、アルド・マッラーフ地区で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、クドス旅団、イラン人・アフガン人戦闘員が、アンサール・ディーン戦線、シャームの民のヌスラ戦線などと交戦した。

また、クッルナー・シュラカー(1月22日付)によると、バーントゥー村で未明、「アレッポ自由警察」に仕掛けられた爆弾が爆発した。

乗っていた隊員は車を離れており、無事だったという。

Kull-na Shuraka', January 22, 2015
Kull-na Shuraka’, January 22, 2015

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ヒムス県では、SANA(1月22日付)によると、ウンク・ハワー村、ラジャム・カスル村、マラースィヤー村、タッル・ザハブ町、カフルラーハー市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(1月22日付)によると、ナーミル村、ジュライン村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ郊外県では、SANA(1月22日付)によると、ウンム・バーティナ村、ウーファーニヤー村、ウンム・アッザーム・ダム近郊で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(1月22日付)によると、ハサヌー村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, January 22, 2015、AP, January 22, 2015、ARA News, January 22, 2015、Champress, January 22, 2015、al-Hayat, January 23, 2015、Iraqi News, January 22, 2015、Kull-na Shuraka’, January 22, 2015、al-Mada Press, January 22, 2015、Masar Press Agency, January 23, 2015、Naharnet, January 22, 2015、NNA, January 22, 2015、Reuters, January 22, 2015、SANA, January 22, 2015、UPI, January 22, 2015などをもとに作成。

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反体制派が「モスクワ1」に向けて統一ビジョンとりまとめのためカイロで会合(2015年1月22日)

エジプトのカイロで、シリアの主要な反体制政治組織の代表らが一堂に会し、今月末にロシアで予定されているシリア政府との和平交渉(「モスクワ1」)に臨むための統一ビジョンとりまとめのため審議した。

会合は、エジプト外務評議会(ECFA-Egypt)のムハンマド・シャーキル議長が主催し、民主的変革諸勢力国民調整委員会、シリア革命反体制勢力国民連立などが参加した。

会議では、民主的変革諸勢力国民調整委員会が提示した「未来行程表」(6項目提案)とシリア革命反体制勢力国民連立が提示した13項目の擦り合わせなどが行われる。

『ハヤート』(1月23日付)が伝えた。

AFP, January 22, 2015、AP, January 22, 2015、ARA News, January 22, 2015、Champress, January 22, 2015、al-Hayat, January 23, 2015、Iraqi News, January 22, 2015、Kull-na Shuraka’, January 22, 2015、al-Mada Press, January 22, 2015、Naharnet, January 22, 2015、NNA, January 22, 2015、Reuters, January 22, 2015、SANA, January 22, 2015、UPI, January 22, 2015などをもとに作成。

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シリア国民連合暫定政府首班「米国による穏健な反体制派教練は2月に開始」(2015年1月22日)

シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・トゥウマ暫定内閣首班は、米国による「穏健な反体制派」への教練が2月に開始されると述べた。

ARA News(1月22日付)が伝えた。

AFP, January 22, 2015、AP, January 22, 2015、ARA News, January 22, 2015、Champress, January 22, 2015、al-Hayat, January 23, 2015、Iraqi News, January 22, 2015、Kull-na Shuraka’, January 22, 2015、al-Mada Press, January 22, 2015、Naharnet, January 22, 2015、NNA, January 22, 2015、Reuters, January 22, 2015、SANA, January 22, 2015、UPI, January 22, 2015などをもとに作成。

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ハサカ市にYPGの増援部隊到着(2015年1月21日)

ハサカ県では、ARA News(1月22日付)によると、シリア軍、国防隊との戦闘が続くハサカ市に、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が増援部隊を派遣した。

増援部隊は、ダルバースィーヤ市、アームーダー市、カーミシュリー市に展開していた部隊で、重火器なども増援されたという。

AFP, January 22, 2015、AP, January 22, 2015、ARA News, January 22, 2015、Champress, January 22, 2015、al-Hayat, January 23, 2015、Iraqi News, January 22, 2015、Kull-na Shuraka’, January 22, 2015、al-Mada Press, January 22, 2015、Naharnet, January 22, 2015、NNA, January 22, 2015、Reuters, January 22, 2015、SANA, January 22, 2015、UPI, January 22, 2015などをもとに作成。

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EUはムハンマド・マフルーフ氏に対する制裁解除要求を却下(2015年1月21日)

欧州一般裁判所は声明を出し、EUの制裁リストからの削除を求めるムハンマド・マフルーフ氏(ラーミー・マフルーフ氏の父、アサド大統領のおじ)の異議申し立てを却下したと発表した。

『ハヤート』(1月22日付)が伝えた。

AFP, January 21, 2015、AP, January 21, 2015、ARA News, January 21, 2015、Champress, January 21, 2015、al-Hayat, January 22, 2015、Iraqi News, January 21, 2015、Kull-na Shuraka’, January 21, 2015、al-Mada Press, January 21, 2015、Naharnet, January 21, 2015、NNA, January 21, 2015、Reuters, January 21, 2015、SANA, January 21, 2015、UPI, January 21, 2015などをもとに作成。

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欧米諸国、湾岸諸国、トルコが「モスクワ1」、アレッポ市「戦闘中止」イニシアチブへの対応を協議(2015年1月21日)

「シリアの友連絡グループ」(別称「ロンドン11」)が、ロンドンで高官級会合を開き、「モスクワ1」(ロシア主催によるシリア政府と反体制勢力の和平交渉)、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表によるアレッポ市の「戦闘中止」イニシアチブへの対応について協議した。

『ハヤート』(1月22日付)が伝えた。

AFP, January 21, 2015、AP, January 21, 2015、ARA News, January 21, 2015、Champress, January 21, 2015、al-Hayat, January 22, 2015、Iraqi News, January 21, 2015、Kull-na Shuraka’, January 21, 2015、al-Mada Press, January 21, 2015、Naharnet, January 21, 2015、NNA, January 21, 2015、Reuters, January 21, 2015、SANA, January 21, 2015、UPI, January 21, 2015などをもとに作成。

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ロシア外相、「ジュネーブ2会議の過ちを克服したい」(2015年1月21日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は記者会見で、シリア政府と反体制勢力の和平会合(「モスクワ1」)に関して、「ジュネーブ2会議」(2014年2月)が「イスタンブールを拠点とする一当事者しか招待されず、多くの反体制勢力の当事者が欠席を余儀なくされ、無視された」としたうえで、「この過ちを克服したい」と述べた。

また「(会議において)提示されていた諸問題をめぐって深淵で責任を伴った対話ではなく、政治的な論評」に重きが置かれてしまったと振り返った。

さらにラブロフ外務大臣は「シリアにおける現下の最大の任務はテロとの戦いの努力を一つにまとめること」だと述べた。

AFP, January 21, 2015、AP, January 21, 2015、ARA News, January 21, 2015、Champress, January 21, 2015、al-Hayat, January 22, 2015、Iraqi News, January 21, 2015、Kull-na Shuraka’, January 21, 2015、al-Mada Press, January 21, 2015、Naharnet, January 21, 2015、NNA, January 21, 2015、Reuters, January 21, 2015、SANA, January 21, 2015、UPI, January 21, 2015などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:シリア軍、米国など有志連合がラッカを爆撃(2015年1月21日)

ラッカ県では、ARA News(1月21日付)によると、シリア軍がスルーク町のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆し、ダーイシュ戦闘員3人を殺害した。

またこれと並行して米国など有志連合は、アイン・イーサー市、ラッカ市郊外のサフル村などのダーイシュ拠点を空爆した。

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ダイル・ザウル県では、ARA News(1月21日付)によると、シリア軍がムーハサン市のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆、またダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区などで、シリア軍とダーイシュが交戦した。

AFP, January 21, 2015、AP, January 21, 2015、ARA News, January 21, 2015、Champress, January 21, 2015、al-Hayat, January 22, 2015、Iraqi News, January 21, 2015、Kull-na Shuraka’, January 21, 2015、al-Mada Press, January 21, 2015、Naharnet, January 21, 2015、NNA, January 21, 2015、Reuters, January 21, 2015、SANA, January 21, 2015、UPI, January 21, 2015などをもとに作成。

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ハサカ市でのシリア軍、国防隊とYPG、アサーイシュの戦闘続く(2015年1月21日)

ハサカ県では、ARA News(1月21日付)によると、ハサカ市で、シリア軍、国防隊と西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊、アサーイシュが交戦し、人民防衛隊隊員4人、アサーイシュ隊員8人、民間人4人が死亡した。

AFP, January 21, 2015、AP, January 21, 2015、ARA News, January 21, 2015、Champress, January 21, 2015、al-Hayat, January 22, 2015、Iraqi News, January 21, 2015、Kull-na Shuraka’, January 21, 2015、al-Mada Press, January 21, 2015、Naharnet, January 21, 2015、NNA, January 21, 2015、Reuters, January 21, 2015、SANA, January 21, 2015、UPI, January 21, 2015などをもとに作成。

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シリア国内の暴力:ヒムス市での爆弾テロで200人以上死傷(2015年1月21日)

ヒムス県では、『ハヤート』(1月22日付)によると、ヒムス市アクラマ地区で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、200人以上が死傷した。

ヒムス県のタラール・バラーズィー知事によると、このテロで、7人が死亡、30人が負傷した。

一方、シリア人権監視団によると、このテロにより、大学生4人を含む10人が死亡した。

ヒムス市は2014年2月の停戦合意により、ワアル地区以外がシリア政府の支配下に置かれており、アクラマ地区は「アラウィー派」住民が多いことで知られている。

SANA, January 21, 2015
SANA, January 21, 2015

一方、クッルナー・シュラカー(1月21日付)によると、シリア軍がカフルラーハー市、タッル・ザハブ町を「樽爆弾」で攻撃し、住民多数が死傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、タッル・リフアト市をシリア軍が空爆し、男性5人が死亡した。

またシリア軍はフライターン市、マーイル町、ヌッブル市、ザフラー町一帯を空爆した。

一方、クッルナー・シュラカー(1月21日付)によると、カフルハムザ村・カースティールー地区街道で男性2人の銃殺体が発見された。

遺体には拷問を受けた傷が残っていたという。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、フラーク市、マール村、ダイル・アダス村、タスィール町をシリア軍が空爆し、1人が死亡した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がサラーキブ市、ヒザーリーン村を空爆し、12人が死亡した。

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クナイトラ県では、SANA(1月21日付)によると、ウーファーニヤー村、ウンム・バーティナ村、西サムダーニーヤ村、マスハラ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ロイター通信(1月21日付)は、「シリア電子軍」がフランス日刊紙『ル・モンド』のホープページに対してサイバー攻撃をしかけ、同ホームページが一時閲覧不能となった、と伝えた。

AFP, January 21, 2015、AP, January 21, 2015、ARA News, January 21, 2015、Champress, January 21, 2015、al-Hayat, January 22, 2015、Iraqi News, January 21, 2015、Kull-na Shuraka’, January 21, 2015、al-Mada Press, January 21, 2015、Naharnet, January 21, 2015、NNA, January 21, 2015、Reuters, January 21, 2015、SANA, January 21, 2015、UPI, January 21, 2015などをもとに作成。

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シリア外相、「モスクワ1」に諸外国は参加しない(2015年1月21日)

SANA(1月21日付)によると、ワリード・ムアッリム外務在外居住者省は、ロシアで開催予定のシリア政府と反体制勢力の和平交渉「モスクワ1」に関して、諸外国の代表が参加することはない、と述べた。

ムアッリム外務在外居住大臣は、「モスクワ1」の目的がロシア外務省からの招待状によって規定されているとしたうえで、「(目的は)シリアの将来像を確定するためのシリア人とシリア人の対話実施で合意すること」だと述べた。

また「モスクワには反体制派が私人として参加する…。それゆえモスクワでの会合では、対立する当事者の一方を支持したり、介入したりする国家は参加しない。これはシリア人どうしの対話、シリア人どうしの会合、シリア政府代表と反体制派個々人との会談だ」と強調した。

一方、22日からカイロで開催される反体制勢力の全体会合に関しては「我々はこうした会合の開催に関して意見を求められてない。意見を求められていない問題を、我々は評価できないし、考慮することもない。しかし、モスクワでの会合を頓挫させようとするいかなる努力も、政治的正常化の可能性に打撃を与えるものだ」と述べた。

AFP, January 21, 2015、AP, January 21, 2015、ARA News, January 21, 2015、Champress, January 21, 2015、al-Hayat, January 22, 2015、Iraqi News, January 21, 2015、Kull-na Shuraka’, January 21, 2015、al-Mada Press, January 21, 2015、Naharnet, January 21, 2015、NNA, January 21, 2015、Reuters, January 21, 2015、SANA, January 21, 2015、UPI, January 21, 2015などをもとに作成。

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反体制メディアはシリア軍がナパーム弾を使用していると喧伝(2015年1月21日)

シリアの反体制派メディアのSLN(1月21日付)は、シリア政府がナパーム弾を使用しているとしたうえで、その製造場所や保管場所を把握していると伝えた。

同報道によると、ナパーム弾は、ヒムス県、ダルアー県、アレッポ県などで使用され、またダマスカス郊外県ドゥマイル市近郊のハーン・アブー・シャーマート、ヒムス県フルクルス町一帯で製造・保管されているのだという。

ナパーム弾は1980年に国連で採択された特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)において使用が禁止されているが、イラク戦争において米国などによって使用されている。

SLN, January 21, 2015をもとに作成。

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ジハード主義武装集団がヌスラ戦線に人道支援のためアルバイン市への通行所を開放するよう要求(2015年1月21日)

ダマスカス郊外県アルバイン市を拠点とするジハード主義武装集団は共同声明を出し、シャームの民のヌスラ戦線に対して、市内に通じる通行所を開放し、包囲されている住民への人道支援搬入を認めるよう求めた。

共同声明を出したのは、イスラーム軍スンナの兵旅団、アジュナード・シャーム・イスラーム連合、ウンム・クラー旅団、アルバイン体制維持大隊。

なお、クッルナー・シュラカー(1月21日付)によると、シリア政府はアルバイン市を占拠する武装集団に対して、①発砲停止、②幹線道路の地雷撤去、③市内入口に至る地区でのシリア軍の検問所設置、④人道支援物資搬入のための通行所の開放、を求めている。

AFP, January 21, 2015、AP, January 21, 2015、ARA News, January 21, 2015、Champress, January 21, 2015、al-Hayat, January 22, 2015、Iraqi News, January 21, 2015、Kull-na Shuraka’, January 21, 2015、al-Mada Press, January 21, 2015、Naharnet, January 21, 2015、NNA, January 21, 2015、Reuters, January 21, 2015、SANA, January 21, 2015、UPI, January 21, 2015などをもとに作成。

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イスラーム国は、拘束中の日本人2人の殺害を警告(2015年1月20日)

ダーイシュ(イスラーム国)は20日、フルカーン広報制作機構を通じて、拘束中の日本人2人の映像(https://www.youtube.com/watch?v=GfB5IhhJ8w4)を公開し、日本政府が72時間以内に2億ドルを支払わなければ、この2人を殺害すると脅迫した。

映像に映っている2人は、2013年8月にシリアのアレッポ県で不法入国中に拘束されたとされていた湯川春菜さんと、インデペンデント・プレスのジャーナリスト後藤健二さんの2人と思われる。

2人はオレンジ色の囚人服を着て、後ろ手に縛られ、跪かされており、その後ろには覆面に黒服姿の英国人とされる戦闘員「ジョン・ジハーディー」が立ち、メッセージを表明している。

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なお安倍晋三総理大臣は、16日から21日の日程でエジプト、ヨルダン、イスラエルなどを訪問中で、イスラーム国などのイスラーム過激派対策として、エジプトに対して430億円、ヨルダンに対して120億円の円借款供与を表明している。

AP, January 20, 2015などをもとに作成。

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ロシア外務省、アレッポ市での「戦闘中止」イニシアチブへの支持を表明(2015年1月20日)

ロシア外務省は声明を出し、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表によるアレッポ市での「戦闘中止」イニシアチブへの支持を表明した。

AFP, January 20, 2015、AP, January 20, 2015、ARA News, January 20, 2015、Champress, January 20, 2015、al-Hayat, January 21, 2015、Iraqi News, January 20, 2015、Kull-na Shuraka’, January 20, 2015、al-Mada Press, January 20, 2015、Naharnet, January 20, 2015、NNA, January 20, 2015、Reuters, January 20, 2015、SANA, January 20, 2015、UPI, January 20, 2015などをもとに作成。

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反体制勢力の約半数が「モスクワ1」への出席を確定(2015年1月20日)

『ハヤート』(1月21日付)によると、1月26~29日の予定でロシアで開催予定のシリア政府と反体制勢力の和平交渉(「モスクワ1」)に関して、ロシア外務省が招待した反体制活動家のほぼ半数の出席が確定した、と伝えた。

同報道によると、出席するのは、民主的変革諸勢力国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーム代表、ハイサム・マンナーア渉外局長、民主統一党のサーリフ・ムスリム共同党首、ハーリド・イーサー欧州代表、アーリフ・ダリーラ氏、ハーリド・ハッブー氏、サフワーン・アッカーシュ氏、カドリー・ジャミール前副首相、マーズィン・マグリビーヤ氏、ファーティフ・ジャームース氏、ハイカール・ラシード氏、国民呼びかけフォーラムのサミール・イータ氏、スハイル・サルミーニー氏、マジド・ニヤーズィー氏、ナウワーフ・ムルヒム氏。

和平会議のボイコットを決定したのは、欧米諸国が支援してきた駐トルコのシリア革命反体制勢力国民連立のハーリド・ハウジャ議長、アフマド・ウワイヤーン・ジャルバー元議長、ハーディー・バフラ前議長、シリア・ムスリム同胞団のファールーク・タイフール氏、サラーフ・ダルウィーシュ氏、ミシェル・キールー氏、アブドゥルバースィト・スィーダー氏、バドル・ジャームース氏、アブドゥルアハド・アスティーフー氏の9人と、無所属のアフマド・ムアーッズ・ハティーブ氏、シリア国家建設潮流のルワイユ・フサイン代表(収監中)、ムナー・ガーニム副代表。

AFP, January 20, 2015、AP, January 20, 2015、ARA News, January 20, 2015、Champress, January 20, 2015、al-Hayat, January 21, 2015、Iraqi News, January 20, 2015、Kull-na Shuraka’, January 20, 2015、al-Mada Press, January 20, 2015、Naharnet, January 20, 2015、NNA, January 20, 2015、Reuters, January 20, 2015、SANA, January 20, 2015、UPI, January 20, 2015などをもとに作成。

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ハサカ県郊外のイスラーム国拠点をシリア軍が「樽爆弾」で爆撃、ラッカの赤新月社をイスラーム国が追放(2015年1月20日)

ハサカ県では、ARA News(1月20日付)などによると、シリア軍が、ダーイシュ(イスラーム国)が占拠するタッル・ハミース市郊外のハンサー村を「樽爆弾」などで空爆し、20人以上が死亡、数十人が負傷した。

これに関して、SANA(1月20日付)は、ハンサー村で住民を虐殺し、石油を盗掘・密売してきたダーイシュ戦闘員数十人を殲滅したと伝えた。

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ラッカ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(1月20日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がラッカ市内のシリア赤新月社の全施設を掌握し、施設内の医療機器・物資を押収するとともに、スタッフ全員を追放した。

ドゥラル・シャーミーヤによると、シリア赤新月社は、ダーイシュの許可を得てラッカ市内で1年以上にわたり医療活動を続けてきたが、ダーイシュの救援局長が突如、その活動を禁止したという。

活動禁止の理由は明らかではない。

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ダイル・ザウル県では、SANA(1月20日付)によると、マリーイーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ARA News(1月21日付)によると、米国など有志連合は、シリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点に対して10回にわたって空爆を行った。

空爆が行われたのはアイン・アラブ市(アレッポ市)、ハサカ県など。

AFP, January 20, 2015、AP, January 20, 2015、ARA News, January 20, 2015、January 21, 2015、Champress, January 20, 2015、al-Durar al-Shamiya, January 20, 2015、al-Hayat, January 21, 2015、Iraqi News, January 20, 2015、Kull-na Shuraka’, January 20, 2015、al-Mada Press, January 20, 2015、Naharnet, January 20, 2015、NNA, January 20, 2015、Reuters, January 20, 2015、SANA, January 20, 2015、UPI, January 20, 2015などをもとに作成。

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レバノンへのシリア人避難民の流入激減、イスラーム国がレバノン人3人を誘拐(2015年1月20日)

ナハールネット(1月20日付)は、国連高官の話として、レバノン当局によるシリア人の出入国・滞在に関する規制強化(ビザ発給の義務づけ)により、シリアからレバノンへの避難民の流入が対2014年比で44%減少している、と伝えた。

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NNA(1月20日付)によると、ベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外の対シリア国境地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)がレバノン人3人を誘拐した。

AFP, January 20, 2015、AP, January 20, 2015、ARA News, January 20, 2015、Champress, January 20, 2015、al-Hayat, January 21, 2015、Iraqi News, January 20, 2015、Kull-na Shuraka’, January 20, 2015、al-Mada Press, January 20, 2015、Naharnet, January 20, 2015、NNA, January 20, 2015、Reuters, January 20, 2015、SANA, January 20, 2015、UPI, January 20, 2015などをもとに作成。

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シリア国内の暴力:アレッポ市内でも、YPG、ジハード主義者がシリア軍、国防隊と交戦(2015年1月20日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市アシュラフィーヤ地区(シリア政府支配地域)に対して、ジハード主義武装集団が砲撃を行ったのを受け、シリア軍、国防隊が、ジハード主義武装集団、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊と交戦した。

アレッポ市スライマーン・ハラビー地区、カルム・ジャバル地区でも、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦、ジハード主義武装集団はカルム・タッラーブ地区(シリア政府支配地域)を砲撃し、シリア軍兵士2人が死亡した。

これに対して、シリア軍はブライジュ村一帯、アレッポ市マサーキン・ハナーヌー地区に対して「樽爆弾」を投下した。

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イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(1月20日付)によると、「ウラマー委員会」と称する組織が、ザーウィヤ山のハフサルジャ村で、女性1人を「売春汚職」罪で処刑、その映像を公開した。

ザーウィヤ山はシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動が掌握しているが、これらの組織と「ウラマー委員会」の関係は不明。

またシリア人権監視団によると、サラーキブ市、シャイフ・ムスタファー村をシリア軍が空爆し、子供1人を含む11人が死亡した。

シリア軍はまたヒザーリーン村を空爆し、男性1人が死亡したほか、ハーン・シャイフ・キャンプ、タマーニア町に「樽爆弾」を投下した。

一方、SANA(1月20日付)によると、下カスタン村、ハッルーズ村、アンカーウィー村、ハーッジ・ハンムード農場、タイイバート村、カンスフラ村、アブー・ズフール町一帯、アルマナーズ市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がカフルズィーター市各所を空爆、ラターミナ待ち、ハウワーシュ村などに「樽爆弾」を投下した。

またアカーリブ村周辺で、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(1月20日付)によると、中カスタル村、南カスタル村、ザカート村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアルバイン市各所を砲撃し、子供1人、女性3人を含む7人が死亡した。

一方、SANA(1月20日付)によると、ハズラジーヤ農場、カラムーン地方無人地帯、カナーキル村、ハーン・シャイフ・キャンプ郊外で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、クルド山に近い一帯をシリア軍が「樽爆弾」で空爆した。

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ダルアー県では、SANA(1月20日付)によると、ダルアー市マンシヤ地区、ダム街道地区、ダイル・アダス村、ムザイリーブ町で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャーム・ムジャーヒディーン運動、ハムザ師団、ウンマ殉教者旅団などシャームの民のヌスラ戦線所属集団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(1月20日付)によると、マスハラ村、ハミーディーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, January 20, 2015、AP, January 20, 2015、ARA News, January 20, 2015、Champress, January 20, 2015、al-Hayat, January 21, 2015、Iraqi News, January 20, 2015、Kull-na Shuraka’, January 20, 2015、al-Mada Press, January 20, 2015、Naharnet, January 20, 2015、NNA, January 20, 2015、Reuters, January 20, 2015、SANA, January 20, 2015、UPI, January 20, 2015などをもとに作成。

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ハサカ市で国防隊とYPGが交戦(2015年1月20日)

ハサカ県では、ARA News(1月20日付)によると、シリア軍、国防隊と西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊との間で一時停戦合意が成立したハサカ市で、国防隊がアズィーズィーヤ地区にあるアラブ統一学校に向かって進軍し、同地に拠点を構える人民防衛隊、アサーイシュと交戦した。

アドナーン・フサインを名のる地元活動家によると、シリア軍、国防隊は、人民防衛隊が掌握したハサカ市北部の奪還をめざしているという。

AFP, January 20, 2015、AP, January 20, 2015、ARA News, January 20, 2015、Champress, January 20, 2015、al-Hayat, January 21, 2015、al-Ikhbariya, January 20, 2015、Iraqi News, January 20, 2015、Kull-na Shuraka’, January 20, 2015、al-Mada Press, January 20, 2015、Naharnet, January 20, 2015、NNA, January 20, 2015、Reuters, January 20, 2015、SANA, January 20, 2015、UPI, January 20, 2015などをもとに作成。

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人権団体発表(2015年1月20日)

シリア人権監視団は、2014年10月20日から15年1月20日の3ヶ月間にシリア軍が行った空爆の回数が5,012回に及び、民間人1,057人が犠牲となったと発表した。

空爆は、ダーイシュ(イスラーム国)が優勢なクナイトラ県、ラッカ県、ハサカ県、シャームの民のヌスラ戦線などが拠点とするイドリブ県のほか、アレッポ県、ダマスカス県、ダマスカス郊外県、ヒムス県、ラタキア県、クナイトラ県、ダルアー県、ラタキア県などで実施された。

このうち2,432回が「樽爆弾」による空爆で、民間人のうち子供は239人、女性(18歳以上)は173人、男性は645人だったが、ダーイシュ、ヌスラ戦線など反体制武装集団戦闘員の死者数については発表していない。

AFP, January 20, 2015、AP, January 20, 2015、ARA News, January 20, 2015、Champress, January 20, 2015、al-Hayat, January 21, 2015、al-Ikhbariya, January 20, 2015、Iraqi News, January 20, 2015、Kull-na Shuraka’, January 20, 2015、al-Mada Press, January 20, 2015、Naharnet, January 20, 2015、NNA, January 20, 2015、Reuters, January 20, 2015、SANA, January 20, 2015、UPI, January 20, 2015などをもとに作成。

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シリア外相「イスラエルは米国を通じてシリアの危機を長引かせようとしている」(2015年1月20日)

ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣は、イフバーリーヤのインタビューに応じ、そのなかでイスラエル軍によるゴラン高原への越境空爆(18日)に関して、「我々はシリアに対する計略がどのように計画されているのか知らねばならない…。イスラエルが米国を通じてシリアの危機を長引かせようとしていることはもはや隠されたことではない」と述べた。

SANA, January 20, 2015
SANA, January 20, 2015

AFP, January 20, 2015、AP, January 20, 2015、ARA News, January 20, 2015、Champress, January 20, 2015、al-Hayat, January 21, 2015、al-Ikhbariya, January 20, 2015、Iraqi News, January 20, 2015、Kull-na Shuraka’, January 20, 2015、al-Mada Press, January 20, 2015、Naharnet, January 20, 2015、NNA, January 20, 2015、Reuters, January 20, 2015、SANA, January 20, 2015、UPI, January 20, 2015などをもとに作成。

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シリア国民連合、「テロとの戦い」のための「文明の同盟」を支持(2015年1月20日)

シリア革命反体制勢力国民連立のサーリム・ムスラト報道官は、「テロとの戦い」のためにEU外相会議が19日に提唱した「文明の同盟」に関して、支持を表明、「シリア政府に代表されるテロの工場」に対抗すべきだと呼びかけた。

AFP, January 20, 2015、AP, January 20, 2015、ARA News, January 20, 2015、Champress, January 20, 2015、Enab Baladi, January 20, 2015、al-Hayat, January 21, 2015、Iraqi News, January 20, 2015、Kull-na Shuraka’, January 20, 2015、al-Mada Press, January 20, 2015、Naharnet, January 20, 2015、NNA, January 20, 2015、Reuters, January 20, 2015、SANA, January 20, 2015、UPI, January 20, 2015などをもとに作成。

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ラタキア県北部の「自由シリア軍」が「スルターン・アブドゥルハミード旅団」を結成(2015年1月20日)

イナブ・バラディー(2015年1月20日付)によると、ラタキア県で活動するという自由シリア軍の複数の武装集団が18日付で「スルターン・アブドゥルハミード旅団」として糾合した。

「スルターン・アブドゥルハミード」とはオスマン帝国末期のスルターン・カリフの名。

「スルターン・アブドゥルハミード旅団」には3,000人以上の戦闘員が参加し、反体制勢力が「トルクマーン山」と呼ぶラタキア県の対トルコ国境地帯(第45監視塔一帯など)で活動し、海岸戦線を開き、ラタキア市制圧をめざすのだという。

司令官はウマル・アブドゥッラーを名のる活動家が務めるという。

Kull-na Shuraka', January 20, 2015
Kull-na Shuraka’, January 20, 2015

AFP, January 20, 2015、AP, January 20, 2015、ARA News, January 20, 2015、Champress, January 20, 2015、Enab Baladi, January 20, 2015、al-Hayat, January 21, 2015、Iraqi News, January 20, 2015、Kull-na Shuraka’, January 20, 2015、al-Mada Press, January 20, 2015、Naharnet, January 20, 2015、NNA, January 20, 2015、Reuters, January 20, 2015、SANA, January 20, 2015、UPI, January 20, 2015などをもとに作成。

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ヌスラ戦線戦闘員300人が、アイン・アラブのイスラーム国に合流(2015年1月19日)

トルコのOlay TV(1月19日付)など複数のメディアが、アイン・アラブ市(アレッポ県)で劣勢に立たされているダーイシュ(イスラーム国)を支援するため、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員約300人が最近になってダーイシュに合流した、と報じた。

ARA News(1月20日付)によると、ダーイシュに合流したヌスラ戦線戦闘員はバーブ市(アレッポ県)北部のラーイー村一帯を拠点としていた武装集団で、さまざまな組織名を名のり、ヌスラ戦線に属していたが、ダーイシュが、対トルコ国境のタッル・アブヤド市(ラッカ県)、ジャラーブルス市(アレッポ県)を掌握して以降、ダーイシュに傾倒するようになっていたという。

Olay TV, January 20, 2015、ARA News, January 20, 2015などをもとに作成。

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アサーイシュ(西クルディスタン移行期文民局治安警察)がラアス・アイン市でバアス党員を多数逮捕(2015年1月19日)

ハサカ県では、ARA News(1月20日付)によると、西クルディスタン移行期民政局アサーイシュが、ラアス・アイン市でバアス党員数十人を逮捕した。

逮捕されたのはバアス党ハサカ支部ラアス・アイン局書記長のサイード・アティーヤ氏ら。

ARA News, January 20, 2015をもとに作成。

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イラン革命防衛隊:ゴラン高原でのイスラエルの越境爆撃でイラン人准将が死亡したと発表(2015年1月19日)

イラン・イスラーム革命防衛隊は、18日にゴラン高原(アマル農場)でのイスラエル軍によるヒズブッラーの車輌への空爆に関して、モハンマド・アリー・アッラー・ダーディー准将が「不正に喘ぐシリア国民の主権を守るため、イスラーム抵抗運動の現場で」殺害されたと発表し、弔意を示した。

声明はまた、ダーディー准将の死がイスラエルに対抗する「イスラーム抵抗運動の決意と意志を高める」と付言する一方、「(イスラエルによる)シリア領空侵犯の罪は、(イスラエルが)内乱分子のダーイシュ(イスラーム国)などのタクフィール主義運動を支援している証拠」と非難した。

イラン・イスラーム革命防衛隊がこうした声明を出すのは異例中の異例。

『ハヤート』(1月20日付)が伝えた。

AFP, January 19, 2015、AP, January 19, 2015、ARA News, January 19, 2015、Champress, January 19, 2015、al-Hayat, January 20, 2015、Iraqi News, January 19, 2015、Kull-na Shuraka’, January 19, 2015、al-Mada Press, January 19, 2015、Naharnet, January 19, 2015、NNA, January 19, 2015、Reuters, January 19, 2015、SANA, January 19, 2015、UPI, January 19, 2015などをもとに作成。

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