シリア政府の動き(2014年7月13日)

クッルナー・シュラカー(7月13日付)は、キリスト教徒が多く住むヒムス県のいわゆる「ナーディー・ナサーラー地方」の信頼できる消息筋の話として、当局が同地方の人民諸委員会(自警団)の解体を決定し、バアス党員のみから構成される国防隊のバアス大隊が新たに結成されたと報じた。

ワーディー・ナサーラー地方の人民諸委員会が、同地域以外での戦闘への参加を拒否したことを受けた措置だという。

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クッルナー・シュラカー(7月13日付)は、治安当局が2012年半ば以来、治安上の理由で閉鎖していたダマスカス県南部内の幹線道路を再開したと報じた。

再開されたのは、カフルスーサ区ムジュタヒド病院・関税局バイパス、カフルスーサ交差点、カールトゥーン・アラウィー交差点など。

AFP, July 13, 2014、AP, July 13, 2014、ARA News, July 13, 2014、Champress, July 13, 2014、al-Hayat, July 14, 2014、Kull-na Shuraka’, July 13, 2014、al-Mada Press, July 13, 2014、Naharnet, July 13, 2014、NNA, July 13, 2014、Reuters, July 13, 2014、SANA, July 13, 2014、UPI, July 13, 2014などをもとに作成。

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クルド民族主義勢力の動き(7月13日)

ARA News, July 13, 2014
ARA News, July 13, 2014

西クルディスタン移行期部民局(ジャズィーラ地区)立法評議会(ディーワーン)は会合を開き、「民政自治区自衛義務遂行法」を承認した。

この法律は、ジャズィーラ地区の全世帯に対して、18~30歳の世帯員1人を6ヶ月間「自衛義務遂行」のために供出することを義務づけ、アサーイシュ、人民防衛隊(YPG)、女性防衛部隊(YPJ)、クルディスタン開放運動(KCK)に配置することを定めている。

法律違反者は処罰される一方、障害者、病人の供出は免除されるという。

ARA News(7月13日付)が伝えた。

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シリア・クルド国民評議会のムスタファー・マストゥー氏は、「民主的自治区自衛義務遂行法」承認に関して、ARA(7月13日付)に対して、「民主統一党による…独断」と批判した。

なおARA Newsによると、シリア・クルド国民協議会の事務局は同法への支持を求めていた西クルディスタン移行期民政局の書簡に対して、同法を「違法」だとして拒否する姿勢を確認していたという。

AFP, July 13, 2014、AP, July 13, 2014、ARA News, July 13, 2014、Champress, July 13, 2014、al-Hayat, July 14, 2014、Kull-na Shuraka’, July 13, 2014、al-Mada Press, July 13, 2014、Naharnet, July 13, 2014、NNA, July 13, 2014、Reuters, July 13, 2014、SANA, July 13, 2014、UPI, July 13, 2014などをもとに作成。

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シリア革命反体制勢力国民連立の動き(2014年7月13日)

シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、ヨルダンの首都アンマンでの自由シリア軍司令官のマーヒル・ラッハール氏殺害に関して、「刑事事件」だと断定しているヨルダン当局の姿勢を批判、「アサド政権にこの犯罪の責任はある」とし、同政権の関与を断定した。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、西クルディスタン移行期部民局(ジャズィーラ地区)立法評議会(ディーワーン)によるハミーディー・ダッハーム・ハーディー・ジャルバー氏とハディーヤ・ユースフ女史の共同執政官選出を「シリア分割の計略への回帰」と批判し、拒否するとの姿勢を示した。

AFP, July 13, 2014、AP, July 13, 2014、ARA News, July 13, 2014、Champress, July 13, 2014、al-Hayat, July 14, 2014、Kull-na Shuraka’, July 13, 2014、al-Mada Press, July 13, 2014、Naharnet, July 13, 2014、NNA, July 13, 2014、Reuters, July 13, 2014、SANA, July 13, 2014、UPI, July 13, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き(2014年7月12日)

『ハヤート』(7月13日付)は、複数の治安筋の話として、アンマン首都県西部のダウワール・シャファー・バドラーン近郊で未明、シリア国籍の20代の青年が何者かによって撃たれ、死亡、治安当局の捜査の結果、この青年が「自由シリア軍」の司令官の一人であることが判明した、と報じた。

Kull-na Shuraka', July 12, 2014
Kull-na Shuraka’, July 12, 2014

これに関して、複数の反体制活動家はインターネットを通じて、ダルアー県インヒル市を拠点とする自由シリア軍のムジャーヒディーン旅団司令官のマーヒル・ラッハール氏が、アンマン西部のアブー・ナスィール地区で何者かの要撃を受け、殺害されたことを明らかにした。

自由シリア軍に近い複数の消息筋は、『ハヤート』(7月13日付)に対し、ラッハール氏が、クナイトラ県の連隊基地解放作戦、サムリーン村解放作戦、インヒル市解放作戦、ジャースィム市病院解放作戦などを指揮するなど、ダルアー県でもっとも有力な司令官だったと述べた。

AFP, July 12, 2014、AP, July 12, 2014、ARA News, July 12, 2014、Champress, July 12, 2014、al-Hayat, July 13, 2014、Kull-na Shuraka’, July 12, 2014、al-Mada Press, July 12, 2014、Naharnet, July 12, 2014、NNA, July 12, 2014、Reuters, July 12, 2014、SANA, July 12, 2014、UPI, July 12, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年7月12日)

シリア国内の動き

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アフタリーン市郊外のマスウーディーヤ村、ハラファトリー村、バフールタ村で、クルド人戦線旅団およびジハード主義武装集団が、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、前者がハラファトリー村を、後者がマスウーディーヤ村をそれぞれ制圧した。

またダーイシュは、アイン・アラブ市郊外のジャッル・グーグリー村で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊と交戦、同村を制圧、多数の住民が村から避難した。

同監視団によると、民主統一党とラッカ革命家旅団が、ダーイシュと、アイン・アラブ市南部のスィッリーン村の穀物庫で会合を開き、捕虜交換について協議した。

交渉では、人民防衛隊などが拘束しているダーイシュ戦闘員捕虜70人、遺体50人と、ダーイシュが拉致した子供130人(5月末に拉致された中学生)を含む住民400人、人民防衛隊とラッカ革命家戦線の戦闘員捕虜32人、遺体68人の交換が協議された。

ARA News, July 12, 2014
ARA News, July 12, 2014

交渉は、シリア・クルド国民評議会、西クルディスタン人民議会、拉致被害者家族がアイン・アラブ市で結成したコバネ国民和解委員会が仲介したが、捕虜らの引き渡し方法をめぐって合意できず決裂、ダーイシュは仲介を行っていた和解委員会の青年を拉致した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍機が、ダーイシュ(イスラーム国)が占拠するムーハサン市を空爆した。

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ハサカ県では、ARA News(7月12日付)によると、カーミシュリー市東部のカフターニーヤ市近郊のジャズア村近くで、西クルディスタン移行期民政局の人民防衛隊が、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

またシリア軍も、カーミシュリー市南部のアブー・カサーイブ村、タッル・ブラーク町、タッル・ハミース市などのダーイシュ拠点を砲撃した。

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アレッポ県では、ARA News(7月12日付)によると、シャーム自由人イスラーム運動(イスラーム戦線)の戦闘員3人がアーフィス村で襲撃され、負傷した。

同報道によると、この襲撃は、数日前にシャーム自由人イスラーム運動が、最近になってダーイシュ(イスラーム国)に合流したダーウド旅団の戦闘員複数名を逮捕したことを受けた動きだという。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ドゥーマー市にあるダーイシュ(イスラーム国)の拠点の一つで、拷問の跡が見られる男性の遺体が発見された。

イラク国内の戦況

アンバール県では、マダー・プレス(7月12日付)によると、ファッルージャ市東部のハヤーキル地方で、テロ撲滅特殊部隊とダーイシュ(イスラーム国)が交戦し、「結婚ジハード」を奨励するファトワーを発していた「アブー・リハーブ」を名乗る人物とその副官2人が死亡した。

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バービル県では、マダー・プレス(7月12日付)によると、ジュルフ・サフル地方のファーディリーヤ地区、バフバハーン地区で、イラク軍ヘリコプターがダーイシュ(イスラーム国)の拠点複数カ所を空爆し、ダーイシュ戦闘員12人が死亡した。

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サラーフッディーン県では、マダー・プレス(7月12日付)によると、イラク軍戦闘機がトゥーズ郡南部のヤンカジャ地方で、ダーイシュ(イスラーム国)のアミールの邸宅を空爆し、同邸宅で会合を開いていたダーイシュ戦闘員26人全員が死亡した。

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キルクーク県では、マダー・プレス(7月12日付)によると、イラク軍戦闘機がキルクーク市西部のリヤード地区にあるダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、ダーイシュ戦闘員多数と市民3人が負傷した。

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ディヤラ県では、マダー・プレス(7月12日付)によると、同県警察署長が、ヤアクーバ市北東部のスドゥール地区で、軍・警察合同部隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦、ダーイシュ戦闘員22人を殺害・逮捕した、と発表した。

AFP, July 12, 2014、AP, July 12, 2014、ARA News, July 12, 2014、Champress, July 12, 2014、al-Hayat, July 13, 2014、Kull-na Shuraka’, July 12, 2014、al-Mada Press, July 12, 2014、Naharnet, July 12, 2014、NNA, July 12, 2014、Reuters, July 12, 2014、SANA, July 12, 2014、UPI, July 12, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き(2014年7月12日)

NNA(7月12日付)によると、南部県スール市南部のクライラ村郊外の平原から、何者かがイスラエル領内に向けてロケット弾3発を発射した。

同報道によると、イスラエル軍はこれに先立ち11日晩に、ナバティーヤ県ビント・ジュバイル郡のアイター・シャアブ村、ラーミヤー村近郊、南部県スール郡マルワヒーン村、などに対して閃光弾を撃ち、威嚇していたという。

AFP, July 12, 2014、AP, July 12, 2014、ARA News, July 12, 2014、Champress, July 12, 2014、al-Hayat, July 13, 2014、Kull-na Shuraka’, July 12, 2014、al-Mada Press, July 12, 2014、Naharnet, July 12, 2014、NNA, July 12, 2014、Reuters, July 12, 2014、SANA, July 12, 2014、UPI, July 12, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年7月12日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムライハ市およびその周辺で、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦、軍が同地を5回にわたって空爆した。

一方、SANA(7月12日付)によると、シャイフーニーヤ農場、アドラー市、ムライハ市郊外、アイン・タルマー渓谷、ザバダーニー市、バイト・ティーマー市、ハーン・シャイフ・キャンプ郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、軍がハッターブ町に突入し、強制捜査を行い、多数の住民を逮捕、住宅を焼き討った。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナワー市を軍が「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(7月12日付)によると、サムリーン村、インヒル市、ヤードゥーダ村、ジュムーア丘、タスィール町・ナワー市街道、アトマーン村、タファス市、ザアタル丘、ワーディー・ヤルムーク、ラジャート市、ズィムリーン村・サムリーン村街道、ダルアー市バジャービジャ地区、旧税関地区、ダム街道地区などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(7月12日付)によると、クードナー村・ラスム・アクラア村街道、アイン・ダルブ村、トゥルナジャ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(7月12日付)によると、タッルドゥー市、ダイル・フール村、タルビーサ市、アブー・ハワーディード村、アルシューナ村、ウンム・サフリージュ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(7月12日付)によると、ナフラ村、マアッラト・ヌウマーン市、マアッルバリート村、マアッルタバイー村、カフルルーマー村、タッルマナス村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(7月12日付)によると、アレッポ市ライラムーン地区、孤児院一帯、ダイル・ジャマール村などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, July 12, 2014、AP, July 12, 2014、ARA News, July 12, 2014、Champress, July 12, 2014、al-Hayat, July 13, 2014、Kull-na Shuraka’, July 12, 2014、al-Mada Press, July 12, 2014、Naharnet, July 12, 2014、NNA, July 12, 2014、Reuters, July 12, 2014、SANA, July 12, 2014、UPI, July 12, 2014などをもとに作成。

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シャームの民のヌスラ戦線の動き(2014年7月12日)

AMC(7月12日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線指導者のムハンマド・アブー・ジャウラーニー氏が、アレッポ県内某所での戦線司令官会合に突如姿を現し、アブー・バクル・バクダーディー氏による「イスラーム国」樹立宣言に対抗するかたちで、「アレッポ・イスラーム首長国」樹立を宣言した。

Kull-na Shuraka', July 12, 2014
Kull-na Shuraka’, July 12, 2014

ジャウラーニー氏は、組織改編などを審議事項としていた会合の議長を務め、司令官らに「ジハード継続」を訴えるとともに、「イスラーム国」樹立宣言に対抗するかたちで、「アレッポ・イスラーム首長国樹立を宣言した」と告げたという。

またジャウラーニー氏は、「アレッポ・イスラーム首長国」が、ヌスラ戦線だけでなく、参加を希望する勢力によって構成されるが、主たる目的は、アッラーの法による適用、腐敗者との戦いにある」と付言したという。 

AFP, July 12, 2014、AMC, July 12, 2014、AP, July 12, 2014、ARA News, July 12, 2014、Champress, July 12, 2014、al-Hayat, July 13, 2014、Kull-na Shuraka’, July 12, 2014、al-Mada Press, July 12, 2014、Naharnet, July 12, 2014、NNA, July 12, 2014、Reuters, July 12, 2014、SANA, July 12, 2014、UPI, July 12, 2014などをもとに作成。

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イスラム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年7月11日)

シリア国内の動き

ダーイシュ(イスラーム国)ハイル州(ダイル・ザウル県のこと)は声明を出し、ダイル・ザウル県のジハード主義武装集団などに対して、18日金曜日までに「改悛」し、忠誠を誓うよう呼びかけた。

Kull-na Shuraka', July 11, 2014
Kull-na Shuraka’, July 11, 2014

これに関して、『ハヤート』(7月12日付)は、複数の活動家の話として、ダイル・ザウル県で活動するヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動など複数のジハード主義武装集団がダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓ったと報じた。

ただし、ヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動は、ダマスカス郊外県、アレッポ県などではダーイシュとの交戦を続けているという。

クッルナー・シュラカー(7月11日付)によると、シュハイル市への住民の帰宅に関する合意を無視し、ダーイシュ(イスラーム国)が住民の帰宅を阻止、またこれに先立ち接収中の家屋7棟を爆破し、破壊した。

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ハサカ県では、ARA News(7月11日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が拉致していた国防隊兵士と警官の遺体がタッル・ハミース市郊外で発見された。

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イスラーム戦線政治委員会のアブー・アブドゥッラー・ハマウィー議長はツイッターで「アレッポでアサド軍が進軍するのに時を合わせて、アレッポの解放地区内でダーイシュ(イスラーム国)が拡大を続けている」と綴った。

イラク国内の戦況

キルクーク県では、マダー・プレス(7月11日付)によると、フワイジャ郡ズィラーア地区で、同地の部族民兵がダーイシュ(イスラーム国)が接収・使用していた家屋を破壊し、ダーイシュ戦闘員4人を殺害した。

またフワイジャ郡カーディスィーヤ地区では、イラク軍がダーイシュ拠点を空爆し、ダーイシュ戦闘員多数と民間人2人が死亡、子供を含む複数人が負傷した。

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バービル県では、マダー・プレス(7月11日付)によると、ジュルフ・サフル地方で、イラク軍戦闘機がダーイシュ(イスラーム国)の拠点・武器庫を空爆し、ダーイシュ戦闘員25人を殲滅した。

また同地方ファーディリーヤ地区では、軍と民兵からなる合同部隊が、ダーイシュの拠点を急襲し、戦闘員8人を殺害した。

さらに同地方フジャイル地区では、治安部隊がダーイシュと交戦し、ダーイシュ戦闘員3人、治安部隊隊員2人が死亡した。

またバービル県議会は、ジュルフ・サフル地方のバフバハーン地区、アズラク地区で、軍警察合同部隊がダーイシュを掃討し、治安を回復したと発表した。

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アンバール県では、マダー・プレス(7月11日付)によると、カーイム郡で、イラク軍戦闘機がダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、アブー・ムアーウィヤ・スーリー氏、アブー・アリー・サーマッラーイー氏、アフマド・アワド・スライマーニー氏、アブー・アブドゥッラフマーン・アフガーニー氏、マーズィン・アイヤーシュ・スライマーニー氏、アブー・アブドゥッラー・アドナーニー氏らダーイシュ司令官複数を含む戦闘員多数を殺害した。

諸外国の動き

al-Hayat, July 12, 2014
al-Hayat, July 12, 2014

オーストラリア連邦警察特殊部隊が、フィリピン中部のラプラプ市でフィリピン人にシリア、イラクでのジハードへの呼びかけていたオーストラリア人ムーサー・セラントニオ氏(29歳)を逮捕した。

セラントニオ氏は17歳のとき、メルボルンでイスラーム教徒に改宗、インターネットでダーイシュ(イスラーム国)を支持する説教師として知られていた。

ロイター通信(7月11日付)が伝えた。

AFP, July 11, 2014、AP, July 11, 2014、ARA News, July 11, 2014、Champress, July 11, 2014、al-Hayat, July 12, 2014、Kull-na Shuraka’, July 11, 2014、al-Mada Press, July 11, 2014、Naharnet, July 11, 2014、NNA, July 11, 2014、Reuters, July 11, 2014、SANA, July 11, 2014、UPI, July 11, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き(2014年7月11日)

NNA(7月11日付)によると、ナバティーヤ県ハースバイヤー郡マーリー村から何者かが未明から早朝にかけて、イスラエル北部に向かってロケット弾複数発を発射、イスラエル軍もただちに報復としてカフルシューバー一帯などに砲撃を行った。

これに関して、イスラエル軍報道官はAFP(7月11日付)レバノンから発射された弾丸1発がイスラエル領内(クファル・ユヴァル)に着弾したが、被害はなかったと発表した。

またイスラエル国営ラジオは、カチューシャ砲2発がキリヤト・シャモナに着弾したと報じたほか、NNAは1発がレバノン領内のアイン・アラブ地区に着弾したと伝えた。

イスラエル軍高官らによると、ロケット弾攻撃はイスラエル軍によるガザ地区空爆を受けたもので、パレスチナ人組織によるもので、ヒズブッラーによるロケット弾だとは考えにくいという。

その後、内務治安軍総局は、発射現場に残された血痕などから容疑者を特定、フサイン・イッザ・アトウィー氏(レバノン人、NNAによるとサミール・フサイン・アブー・カイス氏)を逮捕した。

MTV(7月11日付)によると、アトウィー氏は、ロケット弾を発射する際に重傷を負い、またレバンの声ラジオ(7月11日付)によると、犯行にはパレスチナ人2人も加わっていたという。

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LBCI(7月11日付)によると、ベカーア県バアルベック郡ブリタール村にロケット弾3発が着弾した。

AFP, July 11, 2014、AP, July 11, 2014、ARA News, July 11, 2014、Champress, July 11, 2014、al-Hayat, July 12, 2014、Kull-na Shuraka’, July 11, 2014、LBCI, July 11, 2014、al-Mada Press, July 11, 2014、MTV, July 11, 2014、Naharnet, July 11, 2014、NNA, July 11, 2014、Reuters, July 11, 2014、SANA, July 11, 2014、UPI, July 11, 2014、Voice of Lebanon, July 11, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年7月11日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線のクウェート人戦闘員が、ラフジャーン村の軍・国防隊検問所に対して自爆攻撃を行った。

またこの自爆攻撃後、同地では、軍、国防隊がヌスラ戦線、アジュナード・シャーム・イスラーム連合などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

クッルナー・シュラカー(7月11日付)によると、この戦闘で、ヌスラ戦線側は「シャッビーハ」数十人を殺害し、武器弾薬を捕獲、同村を制圧したという。

ラフジャーン村は、ファフド・ジャースィム・フライジュ国防大臣の出身地。

一方、軍は、カンタラ村、ダラーク村を空爆、ラハーヤー村周辺でジハード主義武装集団と交戦した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ハーミディーヤ軍事記事周辺で、軍とジハード主義武装集団が交戦し、武装集団は軍が拠点としていたビルを爆破した。

またワーディー・ダイフ軍事基地南部のダブアーン検問所周辺で、軍とジハード主義武装集団が交戦し、武装集団戦闘員1人が死亡した。

一方、SANA(7月11日付)によると、カフルシャラーヤー村、ジダール・ビカフルーン村、アイン・カサブ村、サルマーニーヤ村、ナリラヤー村、アルバイーン山周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ジハード主義武装集団が、男女2人を政府軍に協力したとして処刑した。

一方、SANA(7月11日付)によると、バルグースィーヤ村、マスアダ村、ウンム・サフリージュ村南部、ハウラ地方、ハスヤー町南部、 ウンム・シャルシューフ村郊外、タッル・アブー・サナースィル丘、マハッサ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市シャッアール地区、タッル・リフアト市、アターリブ市近郊の第46連隊基地(シャームの民のヌスラ戦線が占拠)を軍が「樽爆弾」などで空爆、またアレッポ市アシュラフィーヤ地区、サラーフッディーン地区でジハード主義武装集団と交戦し、武装集団戦闘員1人が死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アイン・アラブ市郊外のカウン・アフタール村、アシュマ村、ジャールカリー村周辺で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とダーイシュ(イスラーム国)が交戦、ダーイシュは3村のほか、ダクルマーン村、ブーラーズ村を砲撃した。

一方、SANA(7月11日付)によると、アレッポ市バニー・ザイド地区、ラーシディーン地区、シャイフ・ルトフィー村、カフルナーハー村、マーリア市、アターリブ市、マンスーラ村、タッル・リフアト市、ハーン・トゥーマーン村、ダイル・ジャマール村、フライターン市、マッラーム村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アルバイン市周辺、カフルバトナー町各所を軍が空爆、またジャッバ村、ラアス・マアッラ町郊外の無人地帯で、軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦、武装集団戦闘員1人が死亡した。

一方、SANA(7月11日付)によると、ムライハ市周辺、アイン・タルマー渓谷、シャイフーニーヤ農場、アドラー市および同ウンマーリーヤ地区、ジャッバ村郊外の無人地帯、ザバダーニー市およびその郊外、ハーン・シャイフ・キャンプ郊外、アッブ農場で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線の戦闘員、外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、クッルナー・シュラカー(7月11日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団が、ナブア・サフル村の第90旅団第4歩兵大隊所属の連隊基地複数カ所一帯を制圧した。

ヌスラ戦線などが制圧したのは、アイン・ダルブ連隊基地、ラスム・ハラビー連隊基地、ハーン・ハッラーバート基地、クードナ・ダムの基地、アイン・バーシャーの基地。

一方、SANA(7月11日付)によると、ウンム・バーティナ村・ジャッバー村街道、ブライカ村・クーム・バーシャー村街道、クードナ村方面、ラスム・アクラア村方面で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(7月11日付)によると、ヤードゥーダ村郊外、ザアタル丘、ダルアー市各所、サイダー町、アトマーン村・タフス市・ヤードゥーダ村街道、ウンム・マヤーズィン町、フラーク市、インヒル市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、タウヒード旅団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, July 11, 2014、AP, July 11, 2014、ARA News, July 11, 2014、Champress, July 11, 2014、al-Hayat, July 12, 2014、Kull-na Shuraka’, July 11, 2014、al-Mada Press, July 11, 2014、Naharnet, July 11, 2014、NNA, July 11, 2014、Reuters, July 11, 2014、SANA, July 11, 2014、UPI, July 11, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年7月11日)

ダルアー県で活動する反体制武装集団7組織がビデオ声明を出し、カーディスィーヤ師団を結成すると発表した。

カーディスィーヤ師団に参加を表明した組織は以下の通り:

1. フルサーン・ハック旅団
2. ヒムス・ワリード旅団
3. ハウラーンの橋旅団
4. ウマル・ブン・アブドゥルアズィーズ旅団
5. ムサイフラ特殊任務大隊
6. ハック大隊
7. カラーマ殉教者連合

AFP, July 11, 2014、AP, July 11, 2014、ARA News, July 11, 2014、Champress, July 11, 2014、al-Hayat, July 12, 2014、Kull-na Shuraka’, July 11, 2014、al-Mada Press, July 11, 2014、Naharnet, July 11, 2014、NNA, July 11, 2014、Reuters, July 11, 2014、SANA, July 11, 2014、UPI, July 11, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年7月10日追記)

アフガニスタンのターリバーンは10日にインターネット・サイトを通じてアラビア語の書簡を発表、そのなかで、シャームのすべてのジハード組織の指導者やウラマーに対し、「共通の見解や協議を通じて自らの紛争を解決」し、「イスラーム教徒は宗教における誇張を回避しなければならない」としたうえで、「戦隊を統合し、言葉を一致させ、ウンマの利益を私利に優先させ、対立を回避しなければならない」と呼びかけた。

ロイター通信(7月11日付)が報じた。

なおロイター通信によると、パキスタン、アフガニスタン両国のターリバーンはダーイシュ(イスラーム国)によるカリフ制樹立宣言への公式の見解を示していないが、若いメンバーの一部はカリフ制樹立に好意的である一方、多くのメンバーが懐疑的な見方をしているという。

al-Hayat, July 12, 2014、Reuters, July 11, 2014をもとに作成。

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諸外国の動き(2014年7月10日)

『ハヤート』(7月11日付)は、国連潘基文事務総長が、スタファン・デミストゥラ氏(スウェーデン生まれ、イタリア人)をアフダル・ブラーヒーミー・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表の後任として、10日晩に正式に任命される見込みだと報じた。

またこれに合わせて、アラブ連盟のナビール・アラビー事務総長が、ラムズィー・イッズッディーン・ラムズィー氏(エジプト人)を、ナースィル・カドゥーワ副代表(2014年2月に解任、シリア政府が入国禁止を通達)の後任に任命するという。

AFP, July 10, 2014、AP, July 10, 2014、ARA News, July 10, 2014、Champress, July 10, 2014、al-Hayat, July 11, 2014、Kull-na Shuraka’, July 10, 2014、al-Mada Press, July 10, 2014、Naharnet, July 10, 2014、NNA, July 10, 2014、Reuters, July 10, 2014、SANA, July 10, 2014、UPI, July 10, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年7月10日)

シリア国内の動き

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ミスラーバー市のダーイシュ(イスラーム国)をイスラーム軍が攻撃、制圧した。

この戦闘で、複数の司令官を含むダーイシュ戦闘員5人が死亡したという。

これに関して、イスラーム軍のザフラーン・アッルーシュ司令官はツイッターを通じて、ダーイシュのアミールの一人、アブー・マーリヤ・ウルドゥンニー氏を含むダーイシュ・メンバー4人を殺害したと綴った。

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アレッポ県で活動するシャームの鷹旅団のアブー・イーサー・シャイフ司令官は、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓ったシャーム軍とダーウド旅団に対して、12時間以内に武器を引き渡すよう最後通告を出した。

シャイフ司令官はまた、この二つの武装集団を事実上指揮するハッサーン・アッブード氏がアレッポの武装集団を何度も裏切ってきたと批判した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ヒシャーム村名士とダーイシュ(イスラーム国)が、同市から強制退去を命じられていた住民1万5,500人以上の帰宅について合意した。

住民は10日正午から帰宅を開始するという。

イラク国内の戦況

ロイター通信(7月10日付)によると、国際原子力機関(IAEA)は、イラク政府から、ニナワ県モスル市の大学に保管されていた核物質が奪われたとの連絡を受けたと発表した。

核物質の種類や量は明らかにしていないが、「低い等級のもので安全上の問題は小さい」としている。

ロイター通信によると、奪われたのは研究用ウラン化合物約40キロ。

イラクの国連大使が8日、潘基文国連事務総長宛ての書簡で、「テロ集団に奪われた」と伝えたという。

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ニナワ県では、マダー・プレス(7月10日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がモスル市各所でイラク軍元士官30人を逮捕した。

逮捕の理由は明らかでないという。

一方、モスル市南部のタヤラーン地区にあるイラク軍ニナワ県作戦司令室をイラク軍戦闘機が空爆した。

同司令室はダーイシュが占拠し、本部として使っていたという。

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バービル県では、マダー・プレス(7月10日付)によると、軍、警察、民兵からなる合同部隊がジュルフ・サフル地方でダーイシュ(イスラーム国)の掃討作戦を続け、ダーイシュ戦闘員22人を殺害、車輌8台を破壊した。

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ラマーディー県では、マダー・プレス(7月10日付)によると、軍・警察合同部隊がラマーディー市北部のジャズィーラ地区でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、ダーイシュ戦闘員13人を殺害した。

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マダー・プレス(7月10日付)は、信頼できる消息筋の話として、イラクの特殊諜報機関が、ダーイシュ(イスラーム国)のカリフを名乗るアブー・バクル・バグダーディー氏の弟を逮捕したと伝えた。

逮捕されたバグダーディー氏の弟はバグダードなどでの「テロ活動」を統括していたという。

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ディヤラ県では、マダー・プレス(7月10日付)によると、ヤアクーバ市北部のスドゥール地方で、警察部隊とダーイシュ(イスラーム国)が交戦し、同地襲撃の「首謀者」1人を含むダーイシュ戦闘員7人と警官2人が死亡した。

AFP, July 10, 2014、AP, July 10, 2014、ARA News, July 10, 2014、Champress, July 10, 2014、al-Hayat, July 11, 2014、Kull-na Shuraka’, July 10, 2014、al-Mada Press, July 10, 2014、Naharnet, July 10, 2014、NNA, July 10, 2014、Reuters, July 10, 2014、SANA, July 10, 2014、UPI, July 10, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年7月10日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市シャッアール地区、カーティルジー地区、ムワーサラート地区、カーディー・アスカル地区、マサーキン・ハナーヌー地区、ハラク地区に対して、軍が「樽爆弾」などで攻撃する一方、同地一帯を占拠する反体制武装集団は、シリア政府支配下のハミーディーヤ地区、サイイド・アリー地区などを迫撃砲で攻撃した。

またアレッポ市シャッアール地区、ザフラー地区(空軍情報部一帯)では、軍、国防隊が、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム戦線、ムジャーヒディーン軍と交戦した。

さらにアレッポ市郊外のブライジュ村郊外、アレッポ中央刑務所近郊で、軍、国防隊、クドス旅団(パレスチナ人)が、ムハージリーン・ワ・アンサール軍(外国人)などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

シリア軍の攻勢に関して、ロイター通信(7月10日付)は、シリア軍が今週、アレッポ市周辺の戦略的要衝を制圧し、反体制武装集団の兵站路を寸断、包囲を強めていると伝えた。

またヒズブッラーに近い複数の消息筋の話として、シリア軍によるアレッポ市攻略をヒズブッラー戦闘員が支援していると付言した。

同消息筋によると、ヒズブッラーの顧問がシリア軍部隊とともに最近、アレッポ市に展開、戦闘員を前線に展開させたという。

『ハヤート』(7月11日付)は、アレッポ市の反体制活動家の話として、反体制武装集団が現在、アレッポ市北部の4キロ平方メートルを制圧しているが、同地にいたる最後の幹線道路が軍によって制圧されれば、アレッポ市は完全包囲される、と報じた。

一方、SANA(7月10日付)によると、アターリブ市、クワイリス村、ハースィーン村、ダーラト・イッザ市、カブターン・ジャバル村、自由貿易区北部、タッル・スースィーン村、シャイフ・サイード村、ファーフール村、カフルハムラ村、アレッポ市各所で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、マサール・プレス(7月10日付)によると、タルビーサ市南部から進軍を試みたシリア軍部隊を「革命家部隊」が撃退し、兵士多数を殺害、ラスタン市北部前線、ハウラ地方東部前線、ウンム・シャルシューフ村前線でも、軍と「革命家部隊」が交戦した。

一方、SANA(7月10日付)によると、ラッフーム村・マスアダ村街道、アルシューナ街道、ガジャル村・ラスタン市街道、タルビーサ市、ウンム・シャルシューフ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ハラスター市郊外の果樹園で軍とジハード主義武装集団が交戦する一方、ザバダーニー市を軍が「樽爆弾」などで空爆した。

またムライハ市およびその周辺では、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

一方、クドスィーヤー市で未明、国民和解委員会メンバーの一人が武装した何者かに暗殺された。

他方、SANA(7月10日付)によると、ムライハ市郊外、アルバイン市、カーラ市郊外の無人地帯、マシュラファ村郊外、ラアス・マアッラ町郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ハーミディーヤ航空基地およびワーディー・ダイフ軍事基地周辺で、軍とジハード主義武装集団が交戦し、武装集団戦闘員16人が死亡した。

一方、SANA(7月10日付)によると、タッル・フスーン、カフルラーター村、マジュダリヤー村、ビカフルーン村、ジダール・ビカフルーン村、クマイナース村、アルバイーン山周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、軍との戦闘で、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団戦闘員13人(うちヨルダン人4人)が死亡した。

一方、SANA(7月10日付)によると、ブライカ村一帯、ビイル・アジャム村一帯、タッル・アフマル、ハッジャ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、インヒル市各所を軍が砲撃し、同地東部でジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(7月10日付)によると、タッル・ハッシュ、タファス市、タッル・シハーブ町、ムザイリーブ町、アトマーン村、ガズラーン農場、タスィール町・ナワー市街道、ジュムーア丘東部、ズィムリーン村・サムリーン村交差点、タスィール町、アドワーン村、サムリーン村北部、ハッラーブ・シャハム村、ナワー市、キヒール村、ブスラー・シャーム市、ジャラーバー・インヒル市街道、ダルアー市旧税関地区、ビラール・ハバシー・モスク一帯、ヨルダン通り一帯で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(7月10日付)によると、タクスィース村を反体制武装集団が襲撃し、女性3人を斬首、また女性1人を拉致・連行した。

また、ムーリク市では、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、SANA(7月10日付)によると、タッル・サティーフ、アブー・カサーイブ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, July 10, 2014、AP, July 10, 2014、ARA News, July 10, 2014、Champress, July 10, 2014、al-Hayat, July 11, 2014、Kull-na Shuraka’, July 10, 2014、al-Mada Press, July 10, 2014、Naharnet, July 10, 2014、NNA, July 10, 2014、Reuters, July 10, 2014、SANA, July 10, 2014、UPI, July 10, 2014などをもとに作成。

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シリア政府の動き(2014年7月10日)

外務在外居住者省は国連安保理議長、事務総長に宛てて書簡を送り、9日にハマー県ハッターブ町で発生した反体制武装集団による住民虐殺に関して、「テロ集団」を支援する国々に対して,支援を停止させるための行動をとるよう要請した。

AFP, July 10, 2014、AP, July 10, 2014、ARA News, July 10, 2014、Champress, July 10, 2014、al-Hayat, July 11, 2014、Kull-na Shuraka’, July 10, 2014、al-Mada Press, July 10, 2014、Naharnet, July 10, 2014、NNA, July 10, 2014、Reuters, July 10, 2014、SANA, July 10, 2014、UPI, July 10, 2014などをもとに作成。

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クルド民族主義勢力の動き(2014年7月10日)

西クルディスタン移行期部民局(ジャズィーラ地区)立法評議会(ディーワーン)は、ハサカ県アームーダー市での会合で、シャンマル部族の部族長ハミーディー・ダッハーム・ハーディー・ジャルバー氏と民主統一党のハディーヤ・ユースフ女史の2人をジャズィーラ地区の共同執政官に満場一致で選出した。

クッルナー・シュラカー(7月10日付)が報じた。

ARA News, July 10, 2014
ARA News, July 10, 2014

AFP, July 10, 2014、AP, July 10, 2014、ARA News, July 10, 2014、Champress, July 10, 2014、al-Hayat, July 11, 2014、Kull-na Shuraka’, July 10, 2014、al-Mada Press, July 10, 2014、Naharnet, July 10, 2014、NNA, July 10, 2014、Reuters, July 10, 2014、SANA, July 10, 2014、UPI, July 10, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年7月10日)

Kull-na Shuraka', July 10, 2014
Kull-na Shuraka’, July 10, 2014

イスラーム戦線アレッポ県総司令部のアブドゥルアズィーズ・サラーマ・アブー・ジュムア司令官は声明を出し、北の拳大隊を構成する以下の部隊・戦闘員を解任・除名すると発表した。

1. ジャーンブー

2. アイマン・ファッルーフ

3. アフマド・ヤースィーン

4. ニダール・ハティーブ

5. アムジャード・シャーム大隊

6. アラブの春旅団

7. アブー・ライス・グラバー

「土地を荒廃させ、道路を封鎖し、無実のイスラーム教徒の血と財産を奪った」のが解任・除名の理由だという。

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シリア革命反体制勢力国民連立は7月6日からトルコのイスタンブール郊外で開催されている総合委員会会合で、政治委員会メンバー19人を選出した。

選出された政治委員会メンバーと得票数は以下の通り:

1. サーリム・ムスラト(73)

2. アブドゥルアハド・アスティーフー(72)

3. ナズィール・ハキーム(68)

4. アーリヤ・マンスール(68、留任)

5. バドル・ジャームース(68)

6. マフムード・ダギーム(66)

7. アフマド・サイイド・ユースフ(62)

8. サラーフ・ダルウィーシュ(62、留任)

9. リヤード・ハサン(61、留任)

10. ワースィル・シャマーリー(61)

11. ナガム・カーディリー(60)

12. アナス・アイルート(58)

13. ハティーブ・バドラ(55)

14. ジャービル・ズアイン(55)

15. アナス・アブダ(54)

16. アフマド・ジャカル(53、留任)

17. アクラフ・アッサーフ(50)

18. ムハンマド・ハイル・バーンジュー(50、留任)

19. ハーリド・ナースィル(49、留任)

クッルナー・シュラカー(7月10日付)が伝えた。

AFP, July 10, 2014、AP, July 10, 2014、ARA News, July 10, 2014、Champress, July 10, 2014、al-Hayat, July 11, 2014、Kull-na Shuraka’, July 10, 2014、al-Mada Press, July 10, 2014、Naharnet, July 10, 2014、NNA, July 10, 2014、Reuters, July 10, 2014、SANA, July 10, 2014、UPI, July 10, 2014などをもとに作成。

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クルド民族主義勢力の動き(2014年7月9日)

シリア・クルド国民評議会は緊急会合を開催し、人民防衛隊とアサーイシュへの若者の徴用への賛同を求める西クルディスタン移行期民政局の書簡への対応を協議した。

ARA News(7月11日付)が伝えた。

ARA News, July 9, 2014をもとに作成。

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イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年7月9日追記)

ラッカ県では、ARA News(7月9日付)によると、タッル・アブヤド市西部のジャーリフ・アブディー村で、ダーイシュ(イスラーム国)と西クルディスタン移行期民政局民主統一党が交戦し、ダーイシュ戦闘員30人が死亡した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がマヤーディーン市内の商店に対して強制捜査を行い、タバコを没収、まだ同市で喫煙を禁止した。

またダーイシュはブサイラ市で、麻薬・大麻常習者多数を逮捕したという。

ARA News, July 9, 2014、al-Hayat, July 11, 2014をもとに作成。

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シリア政府の動き(2014年7月9日)

ハサカ県では、ARA News(7月10日付)によると、カーミシュリー市で、「あなたを支持する、祖国の指導者よ」と銘打ったデモが実施され、参加者がアサド政権への支持を表明した。

デモには国防隊隊員、治安当局メンバーなどが参加したという。

ARA News, July 10, 2014
ARA News, July 10, 2014

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SANA(7月9日付)は、国内通商消費者保護省が、フブズ(パン)の価格を15シリア・ポンドから40シリア・ポンドに値上げすることを決定、同決定が9日に発効したと報じた。

ARA News, July 10, 2014、SANA, July 9, 2014をもとに作成。

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諸外国の動き(2014年7月9日)

シンガポールのテオ・チーヒャン内務大臣は、シリア情勢に関して、「我々の地域における外国人元戦闘員の存在は、彼らが東南アジア出身者であれ、それ以外の地域の出身者であれ、我々の安全保障にとって脅威になる…。帰国するこれらの戦闘員がシンガポール人であれば、脅威は強まるだろう」と述べた。

AFP(7月9日付)が伝えた。

AFP, July 9, 2014、AP, July 9, 2014、ARA News, July 9, 2014、Champress, July 9, 2014、al-Hayat, July 10, 2014、Kull-na Shuraka’, July 9, 2014、al-Mada Press, July 9, 2014、Naharnet, July 9, 2014、NNA, July 9, 2014、Reuters, July 9, 2014、SANA, July 9, 2014、UPI, July 9, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年7月9日)

シリア国内の動き

ガド・プレス(7月9日付)は、複数の活動家の情報として、ダーイシュ(イスラーム国)ラッカ州のワーリーを名乗るアブー・ルクマーン・マグリビー氏が離反し、自らを「シャームのカリフ」に就任させるよう要求したと報じた。

同報道によると、アブー・ルクマーン氏は、ダーイシュの指導者であるアブー・バクル・バグダーディー氏よりも「自分の方がカリフにふさわしい」と主張しているという。

なおアブー・ルクマーン氏による「シャームのカリフ」宣言を受け、約3,000人のダーイシュ・メンバーが同氏に忠誠を誓ったという。

アブー・ルクマーン氏については、2014年1月7日にラッカ市での戦闘で死亡したとの情報が流れていた(https://syriaarabspring.info/wp/?p=379)。

algadpress, July 9, 2014
algadpress, July 9, 2014

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)の「訓練センター」およびダーイシュが包囲を続ける第17師団基地周辺をシリア軍が空爆し、ダーイシュ戦闘員20人以上が死亡した。

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ARA News, July 9, 2014
ARA News, July 9, 2014

ARA News(7月9日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)のアレッポ州ジャラーブルス地区のアミールが、すべてのダーイシュ・メンバーに対して、「ダーイシュに敵対的な思想の持ち主」の監視を行うよう要請する布告を発したと報じ、その写真を公開した。

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ダマスカス郊外県では、ARA News(7月9日付)によると、ミスラーバー市一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)とイスラーム軍が交戦し、民間人3人が戦闘に巻き込まれ負傷した。

イラク国内の戦況

バービル県では、マダー・プレス(7月9日付)によると、ジュルフ・サフル地方で、イラク軍戦闘機の支援を受けた治安部隊がダーイシュ(イスラーム国)を攻撃し、ダーイシュ戦闘員15人を殲滅した。

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アンバール県では、マダー・プレス(7月9日付)によると、ラマーディー市西方のラーワ郡で、イラク軍戦闘機・ヘリコプターの支援を受けた治安部隊が、ダーイシュ(イスラーム国)の車列を攻撃し、ダーイシュ戦闘員14人を殲滅した。

AFP, July 9, 2014、Algadpress, July 9, 2014、AP, July 9, 2014、ARA News, July 9, 2014、Champress, July 9, 2014、al-Hayat, July 10, 2014、Kull-na Shuraka’, July 9, 2014、al-Mada Press, July 9, 2014、Naharnet, July 9, 2014、NNA, July 9, 2014、Reuters, July 9, 2014、SANA, July 9, 2014、UPI, July 9, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年7月9日)

ロイター通信(7月9日付)は、英ORB(Opinion Research Business)がシリア人成人1,014人を対象に行った対面式世論調査(http://www.opinion.co.uk/article.php?s=three-in-five-syrians-support-international-military-involvement)で、4人に1人がアサド政権がシリアの国益をもっとも代表していると回答したと報じた。

ORBのジョニー・ヒールド代表はこの結果に関して「シリア世論は…過激派が自分たちの見解を代表しているとは考えてない」と述べた。

ORBによる世論調査はシリアの14県中、ダイル・ザウル県とクナイトラ県を除く12県のシリア政府、反体制勢力双方の支配地域において行われ、ダーイシュ(イスラーム国)が優勢なラッカ県でも実施されたという。

また調査は、2014年5月にシリア人のインタビュアーによって行われたという。

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ハマー県では、シリア人権監視団やSANA(7月9日付)によると、「住民の大多数がスンナ派からなる」ハッターブ町を反体制「武装テロ集団」が襲撃し、女性7人と子供1人を含む住民14人を「体制を支持している」として殺害した。

またSANA(7月9日付)によると、ウカイリバート町郊外で反体制武装集団が車に仕掛けた爆弾が誤爆し、多数の戦闘員が支障した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市シャッアール地区を軍ヘリコプターが「樽爆弾」などで空爆し、4人が死亡、これに対して反体制武装集団はシリア政府が支配する同市各所を砲撃、3人が死亡した。

また、アアザーズ市郊外のスーラーン・アアザーズ市で、シャームの民のヌスラ戦線と、北の拳大隊、ウマル・ファールーク大隊などからなる反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月9日付)によると、ダーラト・イッザ市、ラトヤーン村、ズィルバ村、シャイフ・アフマド村、クワイリス村、マンスーラ村、アターリブ市、バヤーヌーン町、ダイル・ジャマール村、ジュダイダ村、バーブ市、アナダーン市、タッル・リフアト市、フライターン市、マーリア市、アアザーズ市、ウワイジャ地区、タッル・シャイール村、マリーミーン村、ハーディル村、アレッポ市カースティールー地区、バニー・ザイド地区、サーフール地区、ハナーヌー地区、シャイフ・サイード地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(7月9日付)によると、ミスラーバー市、アッブ農場、アシュアリー農場、アドラー市ウンマーリーヤ地区、ジスリーン町、ムライハ市北部郊外、ダーライヤー市、ザバダーニー市西部、ラアス・マアッラ町郊外の無人地帯、アッサール・ワルド村郊外の無人地帯、ハーン・シャイフ・キャンプ郊外、タイバ村、アイン・バイダー農場で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(7月9日付)によると、ハッジャ村南部、ズバイダ村、クードナ村などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(7月9日付)によると、ウンク・ハワー村、ラッフーム村、東サラーム村、スルターニーヤ村、ウンム・シャルシューフ村、ハヌーラ村、ラスタン市郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、バーバー・アムル特殊部隊大隊の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(7月9日付)によると、ハーミディーヤ航空基地周辺、タイバ村、カフルシャラーヤー村、マジュダリヤー村、タッル・ディーニート村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(7月9日付)によると、ダルアー市・ヤードゥーダ村街道、アトマーン村周辺、インヒル市、ムザイリーブ町、ジュッバー村、ヤードゥーダ村・ヒルバト・ガザーラ町街道、ヤードゥーダ村・マクバラ村街道、ダルアー市カラク地区、スワイダーン地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(7月9日付)によると、フジャイジャト・サクル村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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SANA(7月9日付)によると、イドリブ県で、大統領当選を記念してアサド大統領が発令した恩赦(2014年政令第22号)を受けて、反体制武装集団元メンバー50人が免罪となり、釈放された。

またヒムス県では、ガントゥー市、ラスタン市、タルビーサ市、ティール・マアッラー村、ジャンダル村、フルクルス町、ハスヤー町、クサイル市の反体制武装集団元メンバー55人が当局に投降したのち、免罪となり釈放された。

AFP, July 9, 2014、AP, July 9, 2014、ARA News, July 9, 2014、Champress, July 9, 2014、al-Hayat, July 10, 2014、July 11, 2014、Kull-na Shuraka’, July 9, 2014、al-Mada Press, July 9, 2014、Naharnet, July 9, 2014、NNA, July 9, 2014、Reuters, July 9, 2014、SANA, July 9, 2014、UPI, July 9, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年7月9日)

シリア革命反体制勢力国民連立は、6日からトルコのイスタンブール郊外で開催していた総合委員会会合(113人が出席)で、ハーディー・バフラ氏をアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長の後任の議長に選出した。

クッルナー・シュラカー(7月9日付)によると、投票結果は以下の通り:

ハーディー・バフラ:62票

ムワッファク・ニールビーヤ:41票

ワリード・ウマリー:3票

無効票:7票

バフラ氏は1959年、ダマスカス県生まれ。米国の大学で学士取得後、サウジアラビアのジェッダの病院の委員長を務めるなど、長らくサウジアラビアに滞在してきた。

2012年2月のジュネーブ2会議では、シリア革命反体制勢力国民連立の代表団の団長を務めた。

また議長選出に続いて、副議長、事務局長の選挙が行われた。

副議長選挙の投票結果は以下の通り:

アブドゥルハキーム・バッシャール:69票

ムハンマド・カッダーフ:57票

ナグム・ガーディリー:57票

サーリム・ムスラト:56票

ヌーラー・アミール:40票

Kull-na Shuraka', July 9, 2014
Kull-na Shuraka’, July 9, 2014
Kull-na Shuraka', July 9, 2014
Kull-na Shuraka’, July 9, 2014
Kull-na Shuraka', July 9, 2014
Kull-na Shuraka’, July 9, 2014

これによりバッシャール氏の当選が決まったが、残る4人の立候補者は過半数の票を得られなかったため、再投票が実施されたが、いずれも過半数の票を得られなかった。

再投票の結果は以下の通り:

ヌーラー・アミール:58票

ムハンマド・カッダーフ:57票

ナグム・ガーディリー:50票

サーリム・ムスラト:46票

一方、事務局長選挙の投票結果は以下の通り:

ハーリド・ハウジャ:58票

ナスル・ハリーリー:51票

いずれも過半数の票を獲得できなかったため、再投票が実施され、ナスル・ハリーリー氏が当選した。

再投票の結果は以下の通り:

ナスル・ハリーリー:62票

ハーリド・ハウジャ:50票

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フランス外務省報道官は、声明を出し、バフラ氏の議長就任への支持を表明した。

AFP, July 9, 2014、AP, July 9, 2014、ARA News, July 9, 2014、Champress, July 9, 2014、al-Hayat, July 10, 2014、Kull-na Shuraka’, July 9, 2014、al-Mada Press, July 9, 2014、Naharnet, July 9, 2014、NNA, July 9, 2014、Reuters, July 9, 2014、SANA, July 9, 2014、UPI, July 9, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年7月8日)

シリア国内の動き

シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル県西部の名士・部族長、ジハード主義武装集団がダーイシュ(イスラーム国)と停戦交渉を続けた。

同監視団によると、ジハード主義武装集団らは、①県西部に現状の組織を維持したまま残留し、ダーイシュに忠誠を誓う、②軽火器、重火器のいずれもダーイシュには引き渡さない、③ダーイシュの進駐は限定的なものとし、進駐する部隊はムハージリーン(外国人)のみとする、④ダーイシュはいかなる指名手配者も逮捕しない、⑤アサド政権に対する戦闘を共同で行う、⑥合同のシャリーア委員会を設置する、ことを求めているという。

しかし、ダーイシュは、交渉の前提条件としてジハード主義武装集団の武器の放棄を要求しているという。

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シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル県西部での停戦交渉を尻目に、反体制武装集団17組織と、ユーフラテス河畔のスバイハーン市、ダブラーン村、ガリーバ村、キシュマ村、ドゥワイル村住民が、ダーイシュ(イスラーム国)とカリフを名乗るアブー・バクル・バグダーディー氏への忠誠を表明した。

ダーイシュに忠誠を誓ったのは武装集団は以下の通り:

1. ムウタスィム・ビッラー

2. ヌール・イスラーム

3. ジュンドッラー

4. ハーリス

5. ハーリド・ブン・ワリード

6. 信徒の母アーイシャ

7. 戦線

8. ユーフラテスの鷹

9. スバイハーン殉教者

10. イスラームの盾

11. ジャッラース・アキード

12. ユーフラテス特殊部隊

13. 誇り高きスバイハーン革命家大隊

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イドリブ県で活動するシャーム軍ダーウド旅団が、ダーイシュ(イスラーム国)への忠誠を誓った。

ARA News(7月8日付)によると、ダーウド旅団は、アレッポ市北東部へのシリア軍の攻勢を受け、同地で戦う反体制武装集団を支援するためにイドリブ県からアレッポ県に向かったが、その後、ラッカ県に進路を変更し、タッル・アブヤド市一帯で西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊と戦うダーイシュに参加したという。

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ハサカ県では、ARA News(7月8日付)が地元活動家の話として、シャッダーディー市を制圧しているダーイシュ(イスラーム国)が、ラマダーン月を祝して、市内の貧困層に穀物などの食糧を配給していると報じた。

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ダーイシュ(イスラーム国)は、機関紙『ダービク』を創刊し、ウェブ(https://ia902504.us.archive.org/14/items/HMC_DBQ1/dbq01_mobile_en.pdf)上で公開する一方、シリア国内の制圧地域での配布を開始した。

創刊号は英語で書かれている。

「ダービク」という紙名は、アレッポ県北部の「マルジュ・ダービク」地方に由来しており、同地は16世紀、オスマン朝のセリム1世の軍とカーンスーフ・ガウリー率いるマムルーク軍が戦った「マルジュ・ダービクの戦い」の古戦場として知られる。

Dabiq
Dabiq

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、シャームの民のヌスラ戦線の拠点だったシュハイル市で、ヌスラ戦線司令官の自宅2件を爆破、破壊した。

一方、シリア軍はダーイシュが制圧するマヤーディーン市各所を空爆した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、タッル・アブヤド市南西部郊外で、ダーイシュ(イスラーム国)と西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が交戦した。

またラッカ市北部のアイン・イーサー市にある人民防衛隊の検問所に対して、ダーイシュ戦闘員が自爆攻撃を仕掛け、クルド人隊員4人を殺害した。

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ダマスカス郊外県では、ARA News(7月8日付)によると、ミスラーバー市一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)とイスラーム戦線所属のイスラーム軍が交戦し、後者の戦闘員6人が死亡した。

レバノンをめぐる動き

LBCI(7月8日付)によると、ベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外からダーイシュ(イスラーム国)メンバー複数名が同村に侵入し、住民のムスタファー・ナジーブ・イッズッディーン氏を自宅で処刑した。

ダーイシュはイッズッディーン氏に死刑宣告をしており、同氏の息子ハーリド氏(14歳)も6月5日に同じように処刑されたという。

しかし2人の殺害に関して、レバノンの声(7月8日付)は、ダーイシュではなく、シャームの民のヌスラ戦線のメンバーの犯行だと報じ、またLBICもハーリド氏殺害はヌスラ戦線の犯行だと報じていた。

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『アフバール』(7月8日付)は、7日にイラクの首都バグダードでの自爆テロの実行犯が、北部県トリポリ市出身のムスタファー・アブドゥルハイ氏(22歳、自称アブー・ハファス)だったと報じた。

同紙によると、アブドゥルハイ氏は2年前に、シリアで武装活動を行うシャーム自由人イスラーム運動に参加、その後レバノンに帰国し、イスラーム国(ダーイシュ、当時はイラク・シャーム・イスラーム国)に忠誠を誓い、イラクに転戦していたという。

イラク国内の戦況

サラーフッディーン県では、マダー・プレス(7月8日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がバイジ市北部のザウィーヤ地方を制圧した。

同地方制圧に際して、ダーイシュは迫撃砲約60発を発射、住民13人が死亡、民家10棟が破壊された。

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バービル県では、マダー・プレス(7月8日付)によると、ジュルフ・サフル地方で、軍・警察合同部隊が、空軍の支援のもとにダーイシュ(イスラーム国)の掃討を継続し、ダーイシュ戦闘員16人を殺害した。

また掃討作戦に参加したイラク軍戦闘機は、ダーイシュ拠点などを空爆し、戦闘員24人を殺害した。

さらに、イスカンダリーヤ地方では、警察部隊がダーイシュ(イスラーム国)戦闘員5人を逮捕した。

諸外国の動き

エリック・ハンプトン・ホルダー米法務長官は、シリアとイラクに戦闘目的で渡航した米国人約100人の調査を法務省が開始したと発表した。

AFP, July 8, 2014、al-Akhbar, July 8, 2014、AP, July 8, 2014、ARA News, July 8, 2014、Champress, July 8, 2014、al-Hayat, July 9, 2014、Kull-na Shuraka’, July 8, 2014、LBCI, July 7, 2014、al-Mada Press, July 8, 2014、Naharnet, July 8, 2014、NNA, July 8, 2014、Reuters, July 8, 2014、SANA, July 8, 2014、UPI, July 8, 2014、Voice of Lebanon, July 8, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き(2014年7月8日)

NNA(7月8日付)によると、ベカーア県バアルベック郡のファキーハ村近郊に何者かが撃ったロケット弾1発が着弾した。

AFP, July 8, 2014、AP, July 8, 2014、ARA News, July 8, 2014、Champress, July 8, 2014、al-Hayat, July 9, 2014、Kull-na Shuraka’, July 8, 2014、al-Mada Press, July 8, 2014、Naharnet, July 8, 2014、NNA, July 8, 2014、Reuters, July 8, 2014、SANA, July 8, 2014、UPI, July 8, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年7月8日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ハーミディーヤ航空基地近くに位置するタッラーフ検問所をジハード主義武装集団が軍との戦闘の末に制圧した。

これに対して、軍戦闘機は同地一帯を13回にわたり空爆、同地で武装集団と交戦した。

また、クッルナー・シュラカー(7月7日付)によると、「イドリブの革命家」がハーリム市のムワッファク・ナッファーフ検事を暗殺した。

一方、SANA(7月8日付)によると、マルイヤーン村、カフルラーター村、カフルルーマー村、マジュダリヤー村、バーラ村、マラーナ村、ハーッジ・ハンムード農場、タイバ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市サーフール地区、バーブ街道地区、ジャバル・バドルー地区に軍が「樽爆弾」を投下、また旧市街のウマイヤ・モスク近く、ライラムーン地区、ラームーサ地区、シャイフ・サイード地区、ザフラー地区(空軍情報部一帯)、で、軍、国防隊が、ムハージリーン・ワ・アンサール軍(外国人)、シャーム軍団などからなるジハード主義武装集団が交戦した。

このほか、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区第1、2ブロック周辺、カフルサギール村周辺、ブライジュ村郊外、アレッポ中央刑務所周辺で、軍とジハード主義武装集団が交戦、ジャバル・アッザーン周辺でも、軍がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

クッルナー・シュラカー(7月7日付)によると、ジャバル・アッザーン周辺での戦闘では、シリア軍のアクル・アリー大佐が戦死した

一方、SANA(7月8日付)によると、アレッポ市ハナーヌー地区、シャッアール地区、旧市街、アンサーリー地区、バニー・ザイド地区、ライラムーン地区、ジャンドゥール地区、カースティールー地区、ハイダリーヤ地区、シャイフ・サイード地区、ナアナーイー広場、シャイフ・ルトフィー村、ズィルバ村、ハーン・アサル村、カシーシュ村、フライターン市、マーリア市、ジュバイラ村、カフルダーイル村、マンスーラ村、ハンダラート・キャンプ、ダーラト・イッザ市、ウワイジャ地区、バヤーヌーン町、アターリブ市、タッル・リフアト市、シャイフ・アフマド村、クワイリス村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、インヒル市、ムザイリーブ町、ジーザ町、東ガーリヤ村、サイダー町、ナスィーブ村、ナワー市、ダーイル町、ヤードゥーダ村を軍が「樽爆弾」などで空爆、またシャイフ・マスキーン市、東カラク村、ヤードゥーダ村、ジャムリーン村で軍とジハード主義武装集団が交戦した。

一方、SANA(7月8日付)によると、東カラク村・ムサイフラ町街道、ダルアー市マンシヤ地区、バジャービジャ地区など、アトマーン村、アトマーン村・ヤードゥーダ村街道、ヤードゥーダ村・ヒルバト・シャフム村街道、ヤードゥーダ村、インヒル市、東カラク村、ブスラー・シャーム市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザバダーニー市各所、カーラ市郊外の無人地帯に軍が「樽爆弾」を投下した。

またサクバー市でイスラーム軍の司令官の車に仕掛けられた爆弾が爆発し、同司令官が死亡、またドゥーマー市でも東グータ統一司法評議会メンバーでイスラーム・フダー機関代表の車に仕掛けられた爆弾が爆発し、同代表が負傷した。

一方、SANA(7月8日付)によると、マイダアー町郊外、ナシャービーヤ農場、マルジュ・スルターン農場、アーリヤ農場、アイン・タルマー渓谷、ムライハ市郊外、アッサール・ワルド村郊外の無人地帯で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線、イスラーム軍の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(7月8日付)によると、軍はウンム・シャルシューフ村のバドゥウ地区と南部の建物郡を制圧した。

また軍は、ガントゥー市、アブー・ハワーディース村、西サラーム村、ハブラ村、ウンク・ハワー村、ラスタン市、サムアリール村などで、反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(7月8日付)によると、ラスム・フール村、西バイダ村、ビイル・アジャム村、ウーファーニヤー村、カフターニーヤ町などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(7月8日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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SANA(7月8日付)によると、ダマスカス県、ダマスカス郊外県、ヒムス県、イドリブ県、ダイル・ザウル県、ラタキア県、ハマー県、ハサカ県カーミシュリー市で、反体制武装集団メンバー278人が当局に投降した。

AFP, July 8, 2014、AP, July 8, 2014、ARA News, July 8, 2014、Champress, July 8, 2014、al-Hayat, July 9, 2014、Kull-na Shuraka’, July 8, 2014、al-Mada Press, July 8, 2014、Naharnet, July 8, 2014、NNA, July 8, 2014、Reuters, July 8, 2014、SANA, July 8, 2014、UPI, July 8, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年7月8日)

イドリブ県とハマー県で活動する「穏健な反体制武装集団」とシャームの民のヌスラ戦線が共同声明を出し、アレッポ市北部でのシリア軍の攻勢に対応するため、600人の戦闘員からなる新部隊を編成し、同地に派遣したと発表した。

声明によると、新部隊は「シリア政府とダーイシュ(イスラーム国)の攻撃からアレッポ各戦線を救済する」ことを目的としている。

Kull-na Shuraka', July 8, 2014
Kull-na Shuraka’, July 8, 2014

新部隊の編成に参加した武装集団は以下の通り:

1. シャーム軍団

2. シャームの鷹

3. ハズム運動

4. サラーキブ革命家戦線

5. シリア革命家戦線

6. 真実の騎士旅団

7. 第13師団

8. 第101師団

9. シャームの民のヌスラ戦線

 

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Kull-na Shuraka', July 8, 2014
Kull-na Shuraka’, July 8, 2014

シャームの民のヌスラ戦線シャリーア諸委員会のムハンマド・アブドゥッラフマーン・アブー・ジャービル代表は声明を出し、ヌスラ戦線がアレッポ市および同市郊外のシャリーア委員会を脱会したと発表した。

脱会は、アレッポ市および同市郊外のシャリーア委員会の参加団体の一部が、当初の合意に反して、シリア革命反体制勢力国民連立の傘下にあるアレッポ県評議会の活動に寄与していることが理由だという。

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7月6日からトルコのイスタンブールで開催されている新議長選出のためのシリア革命反体制勢力国民連立の総合委員会会合に関して、ダマスカス宣言事務局長のサミール・ナッシャール氏は、AFP(7月8日付)に「アラブ諸国、諸外国の外圧」のもと各派の「コンセンサス」に基づく議長選出が推し進められていると述べた。

ナッジャール氏によると、「米国のあからさまな圧力を示す政治的兆候がある」としたうえで、ジュネーブ2会議で連立代表団を率いたハーディー・バフラ氏を議長に、ハーリド・ハウジャ氏を事務局長に選出するかたちでの「取引」がなされているという。

バフラ氏は、アフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長などが属す民主ブロック(ただしミシェル・キールー氏は排除)が支援、これに対してハウジャ氏は地元評議会ブロック代表を務めるムスタファー・サッバーグ氏らが支援している。

両陣営の「取引」は、シリア・ムスリム同胞団の排除を前提としているという。

AFP, July 8, 2014、AP, July 8, 2014、ARA News, July 8, 2014、Champress, July 8, 2014、al-Hayat, July 9, 2014、Kull-na Shuraka’, July 8, 2014、al-Mada Press, July 8, 2014、Naharnet, July 8, 2014、NNA, July 8, 2014、Reuters, July 8, 2014、SANA, July 8, 2014、UPI, July 8, 2014などをもとに作成。

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