諸外国の動き(2014年7月2日)

AFP(7月2日付)によると、シリアのラタキア港から搬出された化学兵器関連物質の米国船籍MVケープ・レイ(MV Cape Ray)への積み替え作業がイタリアのジョイヤタウロ港で開始された。

AFP, July 2, 2014、AP, July 2, 2014、ARA News, July 2, 2014、Champress, July 2, 2014、al-Hayat, July 3, 2014、Kull-na Shuraka’, July 2, 2014、al-Mada Press, July 2, 2014、Naharnet, July 2, 2014、NNA, July 2, 2014、Reuters, July 2, 2014、SANA, July 2, 2014、UPI, July 2, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年7月2日)

シリア国内の動き

アレッポ県北部、ラッカ県、ダイル・ザウル県で活動するジハード主義武装集団など11組織は共同声明を出し、シリア革命反体制勢力国民連立、同暫定政府、自由シリア軍参謀委員会といったトルコ在留の反体制組織に対して、ダーイシュ(イスラーム国)に対抗するための武器を増援しなければ、武器を放棄する、と脅迫した。

共同声明を発表したのは以下の組織:

Kull-na Shuraka', July 2, 2014
Kull-na Shuraka’, July 2, 2014

アッラーのためのジハード旅団

ラッカ革命家旅団

マンビジ大隊連合

アレッポ北部農村作戦司令室

ジャラーブルス大隊

カラーマ大隊

バーズ大隊

アフタリーン大隊

マンビジ東部戦線革命家大隊

シリア・クルド人戦線

シリア自由人東部戦線

声明において、11組織は、「1週間以内に(アブー・バクル・)バグダーディーの組織(ダーイシュ)に対抗し、同組織を我々の領土から放逐し、解放された都市への進軍を食い止めるための武器が増援されない場合…、武器を放棄し、これらの地域からムジャーヒディーンを撤退させるだろう。そうすれば皆は…我々がハワーリジュどもに抵抗していたことを知ることになる。我々は銃弾が尽きるまで抵抗を続ける」と表明した。

そのうえで「我々の革命、我々の人民と家族の革命、我々の若者や子供たちの血が失われた革命は、バグダーディーの組織がカリフ制樹立を宣言して以降、同組織によって危機に曝されている」と付言した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が1日に制圧したブーカマール市内で、強制家宅捜査を行い、多数の市民を逮捕した。

ダーイシュはまた、シャームの民のヌスラ戦線の拠点と目されるシュハイル市を砲撃、同地北部入口付近でヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

一方、ブーカマール市から撤退したヌスラ戦線らは、同じくダーイシュによって制圧されたブサイラ市郊外の農場、ザッル村に対して砲撃を行った。

この砲撃によりザッル市では子供2人、女性2人を含む6人が死亡した。

このほか、ブクルス遺跡一帯の砂漠地帯で、ダーイシュとジハード主義武装集団が交戦し、後者の戦闘員6人が死亡した。

他方、シリア軍はクーリーヤ市、ブサイラ市近郊を空爆し、クーリーヤ市では市民2人が、ブサイラ市ではダーイシュ戦闘員3人が死亡した。

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アレッポ県では、ARA News(7月2日付)によると、ルーズ・マガール村で、ダーイシュ(イスラーム国)がアイン・アラブ市郊外を襲撃し、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が交戦し、市民2人が死亡、4人が負傷した。

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ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(7月2日付)が、ダーイシュ(イスラーム国)によるカリフ制樹立を受けて、カリフを名乗るアブー・バクル・バグダーディー氏への忠誠を表明した住民(若者ら)に、「かたちだけ」の報酬と食糧を援助していると報じた。

またシリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が包囲する第17師団基地周辺で、シリア軍とダーイシュが交戦した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、イスラーム軍がイスラーム国家(ダーイシュ)との戦闘の末、マイダアー町を制圧した。

シリア、イラク、レバノンの有識者らの動き

シリア、イラク、レバノンの有識者約260人が共同声明を出し、三国におけるダーイシュ(イスラーム国)の攻勢に異議を唱え、「宗教に基づく支配は、本質において人間が作った加工場であり…、エリート主義に基づく人種差別支配、ファシズム支配を作り出す…。このような政体は自由、女性、美、近代教育に敵対し…、奴隷制を作り出す」と批判、カリフ制樹立への拒否の姿勢を示した。

イラク国内の戦況

サラーフッディーン県では、マダー・プレス(7月2日付)によると、イラク軍が県内をバイジ郡方面に向かって逃走中だったダーイシュ(イスラーム国)の車輌を取り押さえ、リビア人司令官のアブー・アフマド・アフガーニー氏と副官2人の合わせて3人を逮捕した。

またティクリート市北部の複数地区で、イラク軍がダーイシュの掃討作戦を行い、チェチェン人狙撃手2人、北アフリカ出身者2人、自爆ベルトを着用した湾岸出身者1人を殺害した。

さらにダーイシュが占拠・使用していたティクリート病院の燃料倉庫をイラク軍ヘリコプターが攻撃・破壊した。

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バービル県では、マダー・プレス(7月2日付)によると、イラク軍戦闘機がジュルフ・サフル地方を空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員40人が死傷した。

また同地区でのダーイシュとイラク軍の戦闘で、イラク軍中尉が撃たれて重傷を負った。

諸外国の動き

イスラーム・マグリブ諸国のアル=カーイダ機構の指導者の一人アブー・アブドゥッラー・ウスマーン・アースィミー氏は音声声明を出し、ダーイシュ(イスラーム国)に関して「我々とあなた方の間に友愛の綱を結びたい。あなた方は、家族や部族よりも我々にとって愛すべき存在で、我々は常にあなた方のために、祈りを捧げている」と述べ、支持を表明した。

『ハヤート』(7月3日付)が伝えた。

AFP, July 2, 2014、AP, July 2, 2014、ARA News, July 2, 2014、Champress, July 2, 2014、al-Hayat, July 3, 2014、Kull-na Shuraka’, July 2, 2014、al-Mada Press, July 2, 2014、Naharnet, July 2, 2014、NNA, July 2, 2014、Reuters, July 2, 2014、SANA, July 2, 2014、UPI, July 2, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き(2014年7月2日)

ナビーフ・ビッリー国民議会議長は、大統領選挙(第2回投票)のための臨時会が定足数に達しなかったことを受け、会合を7月23日に再び延期すると決定した。

AFP, July 2, 2014、AP, July 2, 2014、ARA News, July 2, 2014、Champress, July 2, 2014、al-Hayat, July 3, 2014、Kull-na Shuraka’, July 2, 2014、al-Mada Press, July 2, 2014、Naharnet, July 2, 2014、NNA, July 2, 2014、Reuters, July 2, 2014、SANA, July 2, 2014、UPI, July 2, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年7月2日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アイン・タルマー渓谷、ティーバ市、アッサール・ワルド村郊外の無人地帯で、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がジハード主義武装集団と交戦、またアドラー市ウンマーリーヤ地区、ザバダーニー市西部山岳地帯を軍が空爆した。

また、ドゥーマー市郊外の幹線道路を走行中の旅客バスが何者かの発砲を受け、子供1人が負傷した。

一方、SANA(7月2日付)によると、ムライハ市北部郊外、ナシャービーヤ農場、アーリヤ農場、カラム・ラサース農場、ザバダーニー市東部山岳地帯、ハーン・シャイフ・キャンプで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市アーミリーヤ地区の軍事アカデミー付近で、軍とジハード主義武装集団が交戦、軍が砲撃を加えるとともに、ハーディル村などを軍が「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(7月2日付)によると、ラヒーマ村、カフルハムラ村、アアザーズ市、ダイル・ジャマール村、マンスーラ村、ダーラト・イッザ市、アウラム・クブラー町、アターリブ市、タッル・ハターバート村、フライターン市、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、ブラート丘(ブラート村一帯)、ウワイジャ地区、ブアイディーン村、ハンダラート・キャンプ、ハーン・アサル村、アレッポ市ジャンドゥール地区、ハナーヌー地区、カスタル・マシュト地区、ブスターン・カスル地区、スッカリー地区、シャッアール地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(7月2日付)によると、アクラブ町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(7月2日付)によると、ウンム・シャルシューフ村周辺、バルグースィーヤ村周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(7月2日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(7月2日付)によると、ダルアー市カルク地区、旧税関地区など、アトマーン村、ヤードゥーダ村、ズィムリーン村・サムリーン村交差点、サフム・ジャウラーン村、インヒル市、タスィール町、ジャースィム市、ナワー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(7月2日付)によると、ウーファーニヤー村、アジュラフ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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法務省は、ヒムス県で投降した反体制武装集団元メンバー284人と、ダマスカス県、ダマスカス郊外県、アレッポ県、ダルアー県、クナイトラ県で投降した63人の合わせて347人を釈放した、と発表した。

SANA(7月2日付)が伝えた。

AFP, July 2, 2014、AP, July 2, 2014、ARA News, July 2, 2014、Champress, July 2, 2014、al-Hayat, July 3, 2014、Kull-na Shuraka’, July 2, 2014、al-Mada Press, July 2, 2014、Naharnet, July 2, 2014、NNA, July 2, 2014、Reuters, July 2, 2014、SANA, July 2, 2014、UPI, July 2, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年7月2日)

イドリブ県イスラーム委員会はすべてのムジャーヒディーン部隊に対して布告を出し、ラマダーン月の断食を順守しないすべての者を逮捕し、シャリーア法廷に裁判するよう要請した。

Kull-na Shuraka', July 2, 2014
Kull-na Shuraka’, July 2, 2014

AFP, July 2, 2014、AP, July 2, 2014、ARA News, July 2, 2014、Champress, July 2, 2014、al-Hayat, July 3, 2014、Kull-na Shuraka’, July 2, 2014、al-Mada Press, July 2, 2014、Naharnet, July 2, 2014、NNA, July 2, 2014、Reuters, July 2, 2014、SANA, July 2, 2014、UPI, July 2, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年7月1日)

バグダーディー氏声明発表

ダーイシュ(イスラーム国)のカリフを名乗るアブー・バクル・バグダーディー氏はイスラーム・カリフ制樹立後初となる音声声明(https://www.youtube.com/watch?v=_kjajeNX-84)を発表した。

19分にわたる声明は「ムジャーヒディーンとイスラームのウンマへのラマダーン月のメッセージ」と題され、そのなかでバグダーディー氏は、イスラーム教徒に対して「イスラームの家へのヒジュラ(聖遷)」が義務だと主張、結集を呼びかけた。

バグダーディー氏は「科学専攻の学生、法学者、説教師、とりわけカーディー、軍事、行政、福祉に関する技能を持つ者たち、医師、さまざまな専門・分野の技師に呼びかける…。彼らへの号令は…、イスラーム教徒の必要に応えるための義務である…。イスラーム国の兵士たちよ、各地にいるあなたたちの同胞は、あなたたちの助けを待っている。あなたたちの前衛に期待している。中央アジア、そしてそれ以前にはビルマであなたたちに行われたことだけで十分だ…。アッラーに誓って、復讐しようではないか。今でなくとも復讐しようではないか」と述べた。

シリア国内の動き

Kull-na Shuraka', July 1, 2014
Kull-na Shuraka’, July 1, 2014

イスラーム戦線のシャリーア評議会などイスラーム主義組織9団体が共同声明を出し、「カリフ制の条件は、とりわけ国家機関という面で、現時点においてまだ達成されていない」と表明し、ダーイシュ(イスラーム国)によるイスラーム・カリフ制を「ハワーリジュのカリフ制」と非難し、「無効」と断じるとともに、ダーイシュを「ビドア(婉曲)と誤導」の組織と糾弾し、参加を禁じた。

声明において9団体は、「カリフ制国家樹立宣言が、アサド政権の打倒をめざす革命家に対抗するためパワー・バランスの転換を望む外国諸勢力の口実として利用され、西側において合法的な指導者としての彼(アサド大統領)のイメージを改善することに資してしまう」と警鐘をならした。

共同声明を出したのは以下の団体:

東部ムジャーヒディーン・シューラー評議会

ムジャーヒディーン軍シャリーア委員会

イスラーム連合シャリーア委員会

アレッポ・シャリーア委員会

シリア・イスラーム教ウラマー総合委員会

地域中央シャリーア委員会

イスラーム戦線シャリーア評議会

イドリブ・イスラーム委員会

海岸イスラーム委員会

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団が、ダーイシュ(イスラーム国)が、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団との交戦の末、早朝にブーカマール市の大部分を制圧したと発表した。

ブーカマール市攻防戦では、ヌスラ戦線側の司令官2人を含む多数の戦闘員が死亡した。

また同市の複数の消息筋によると、ダーイシュはブーカマール市を完全制圧、早朝から戦闘は行われていないという。

一方、ARA News(7月1日付)によると、ブーカマール市でのダーイシュとヌスラ戦線らとの戦闘激化、シリア軍による空爆、ダーイシュの同市制圧を受け、住民約4,000人が市外に避難した。

ブーカマール市はヌスラ戦線などジハード主義武装集団のダイル・ザウル県における拠点と目されており、ダーイシュは同県を「ハイル州」と自称し、制圧をめざしている。

ブーカマール市を制圧したダーイシュはまた、ヌスラ戦線などとの交戦の末、キサール村も制圧し、同村の南部に位置するヌスラ戦線の拠点シュハイル市に進軍を続けたという。

さらにダーイシュは、ザッル村に進軍し、ヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

これを受け、シリア軍がダーイシュの拠点などを狙い、ブーカマール市各所に4度、ブサイラ市に2度、カスラー村に2度、県西部の製塩工場周辺を1度、空爆を行った。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、東グータ地方でダーイシュ(イスラーム国)とジハード主義武装集団が未明に交戦し、後者の戦闘員2人が死亡した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が占拠するラッカ市各所およびその周辺をシリア軍が空爆した。

またARA News(7月1日付)によると、ラッカ市各所をシリア軍が空爆、また同市南部郊外にスカッド・ミサイルが着弾した。

イラク国内の戦況

ニナワ県では、マダー・プレス(7月1日付)によると、モスル市郊外の新市街で、武装した何者かがダーイシュを要撃し、アフガン人戦闘員ら3人を殺害した。

また、モスル市北部のモスル大学入口のダーイシュ(イスラーム国)の拠点をイラク軍戦闘機が空爆した。

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バービル県では、マダー・プレス(7月1日付)によると、イラク軍がジュルフ・サフル地方で特殊作戦を行い、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点複数カ所、車輌2台を破壊、戦闘員6人を殺害した。

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マダー・プレス(7月1日付)は、内務省筋の話として、バグダード県北部のマシャーヒド地区で、イラク軍および義勇兵がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、義勇兵2人が死亡、5人が負傷、ダーイシュ戦闘員3人が負傷したと報じた。

ヨルダンの動き

ヨルダンのジハード主義潮流の理論家アブー・ムハンマド・マクディスィー氏(本名イサーム・バルカーウィー)は、ダーイシュ(イスラーム国)によるイスラーム・カリフ制樹立について「きちんと目を通していない…。イラク・シャーム・イスラーム国を自称していた組織は私に危害を与えるものではないが…、時間を割いて批判するまでもなかろう…。時期尚早にことを急いだ者は、自らの禁忌を罰せられる」と消極的な姿勢を示した。

『ハヤート』(7月2日付)が伝えた。

AFP, July 1, 2014、AP, July 1, 2014、ARA News, July 1, 2014、Champress, July 1, 2014、al-Hayat, July 2, 2014、Kull-na Shuraka’, July 1, 2014、al-Mada Press, July 1, 2014、Naharnet, July 1, 2014、NNA, July 1, 2014、Reuters, July 1, 2014、SANA, July 1, 2014、UPI, July 1, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き(2014年7月1日)

アブドゥッラー・アッザーム旅団(シャームの民のヌスラ戦線)のスィラージュッディーン・ズライカート報道官はツイッターを通じて声明を出し、「遅くなる前にシリアからすぐに撤退するようイランの党に話している」と綴り、ヒズブッラーを脅迫した。

Naharnet, July 1, 2014
Naharnet, July 1, 2014

AFP, July 1, 2014、AP, July 1, 2014、ARA News, July 1, 2014、Champress, July 1, 2014、al-Hayat, July 2, 2014、Kull-na Shuraka’, July 1, 2014、al-Mada Press, July 1, 2014、Naharnet, July 1, 2014、NNA, July 1, 2014、Reuters, July 1, 2014、SANA, July 1, 2014、UPI, July 1, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年7月1日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムライハ市およびその周辺を軍が空爆した。

一方、SANA(7月1日付)によると、アッブ農場、アーリヤ農場、アイン・タルマー村、カフルバトナー町、ムライハ市北部郊外、ナシャービーヤ農場、ハーン・シャイフ・キャンプおよびその周辺、アッサール・ワルド村郊外の無人地帯で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(7月1日付)によると、ジャウバル区、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(7月1日付)によると、シャンダーヒーヤ村、アブー・ハリース村、アブー・タッラーハ村、マヌーフ村、ハール村、ラスタン市、ウンム・シャルシューフ村周辺、ヒルバト・ヒーラーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、ARA News(7月1日付)によると、アレッポ市サーフール地区、マンナグ村、アアザーズ市、ダーラト・イッザ市、アウラム・クブラー町を軍が「樽爆弾」などで空爆し、少なくとも3人が死亡した。

一方、SANA(7月1日付)によると、アレッポ市バニー・ザイド地区、スッカリー地区、サーフール地区、ジャズマーティー地区、ハナーヌー地区、ハイダリーヤ地区、シャイフ・サイード地区、旧市街、フライターン市、アルド・マッラーフ地区、カフルハムラ村、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、タームーラ村、アターリブ市、マーリア市、カフルサギール村、バービース村、ラヒーマ村、マクバラ村、マアブーディーヤ村、シャイフ・フドル村、ダフラト・アブドゥラッフブ村、ハンダラート・キャンプ、サイファート村、マンスーラ村、ダーラト・イッザ市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(7月1日付)によると、ナブア・サームーク村、アブー・リーシュ村、ヌアイマ村、カルト村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(7月1日付)によると、アイン・スーダ村、ジャーヌーディーヤ町、カストゥーン村、マガーラ村、カフルナジュド村、カフルジャーリス村、マアッラトミスリーン市、アブー・ズフール町南部、マールディーン農場、クーリーン農場、ハーッジ・ハンムード農場、サルマーニーヤ村、ジュブ・アフマル村、シュグル村、ビカフルーン村、ビンニシュ市、ファイルーン村、タフタナーズ市近郊、バイルーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、アクサー旅団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、ARA News(7月1日付)によると、ジャースィム市を軍が砲撃し、民間人2人が死亡した。

一方、SANA(7月1日付)によると、ダルアー市旧税関地区周辺、ビラール・ハバシー・モスク東部、カルク地区、ヤルムーク学校周辺、ウンム・マヤーズィン町、ハバブ町、ズィムリーン村・サムリーン村交差点、ダーイル町、インヒル市、アトマーン村などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(7月1日付)によると、アジュラフ村、カフターニーヤ町、西サムダーニーヤ村、カンタラ・ダム、ジュバーター・ハシャブ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, July 1, 2014、AP, July 1, 2014、ARA News, July 1, 2014、Champress, July 1, 2014、al-Hayat, July 2, 2014、Kull-na Shuraka’, July 1, 2014、al-Mada Press, July 1, 2014、Naharnet, July 1, 2014、NNA, July 1, 2014、Reuters, July 1, 2014、SANA, July 1, 2014、UPI, July 1, 2014などをもとに作成。

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シリア政府の動き(2014年7月1日)

クッルナー・シュラカー(7月1日付)は、アレッポ市ザフラー地区(空軍情報部一帯)で反体制武装集団との戦闘を指揮していた国防隊のムハンマド・アッカーシュ隊長が窃盗容疑で解任され、現在その罪状について捜査が行われていると報じた。

AFP, July 1, 2014、AP, July 1, 2014、ARA News, July 1, 2014、Champress, July 1, 2014、al-Hayat, July 2, 2014、Kull-na Shuraka’, July 1, 2014、al-Mada Press, July 1, 2014、Naharnet, July 1, 2014、NNA, July 1, 2014、Reuters, July 1, 2014、SANA, July 1, 2014、UPI, July 1, 2014などをもとに作成。

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クルド民族主義勢力の動き(2014年7月1日)

ARA News(7月1日付)は、民主統一党のサーリフ・ムスリム共同党首がイラク・クルディスタン地域の独立を是非に関して、クルディスタンの複数のメディアに対し、「民族国家の時代は終わった」と述べたと報じた。

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民主統一党幹部のフサイン・クージャル氏はフェイスブックで、イラク・クルディスタン地域の独立に反対の意思を表明した。

一方、民主統一党欧州広報委員会のイブラーヒーム・イブラーヒーム氏は、ARA News(7月1日付)に、イラク・クルディスタン地域の独立の是非に関して、「党ではなく個人の見解」だと前置きしたうえで、「南クルディスタン(イラク・クルディスタン)のクルド人民の意思、そして彼らが決めることを我々は支持する」と述べた。

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イラク・クルディスタン地域政府のマスウード・バールザーニー大統領は、BBC(7月1日付)に対し、「イラクは現在、事実上分裂している」としたうえで、「クルディスタン独立の是非を問う国民投票を行う日にちを確定するため、クルディスタン地域議会と現在折衝中だ…。国民投票日の決定には数ヶ月を要しないだろう」と述べた。

AFP, July 1, 2014、AP, July 1, 2014、ARA News, July 1, 2014、BBC, July 1, 2014、Champress, July 1, 2014、al-Hayat, July 2, 2014、Kull-na Shuraka’, July 1, 2014、al-Mada Press, July 1, 2014、Naharnet, July 1, 2014、NNA, July 1, 2014、Reuters, July 1, 2014、SANA, July 1, 2014、UPI, July 1, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年7月1日)

米共和党のジョン・マケイン上院議員は、トルコのガズィアンテップ市でシリア革命反体制勢力国民連立と自由シリア軍参謀委員会の幹部と会談し、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘をめぐって協議した。

会談には、アブドゥルイラーフ・バシール参謀長、ハイサム・ウファイスィー副参謀長、ハーディー・バフラ氏が参加した。

連立駐ワシントンDC代表部のアビー・シャフバンダール報道官が明らかにした。

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Kull-na Shuraka', July 1, 2014
Kull-na Shuraka’, July 1, 2014

アレッポ県郊外のバービカ村で活動するジハード主義武装集団5団体は共同声明を出し、アサド政権に協力する住民を処罰すると脅迫するとともに、体制からの離反と「すべての家からムジャーヒディーンを供出」するために行動するよう呼びかけた。

共同声明を出したのは、ムジャーヒディーン軍、アンサール・ヒラーファ連合、バービカ村革命評議会、治安局、革命前哨。

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クッルナー・シュラカー(7月1日付)は複数の反体制消息筋の話として、7月4~6日に開催されるシリア革命反体制勢力国民連立の政治委員会と総合委員会での議長選挙への立候補をリヤード・ヒジャーブ元首相が辞退した、と報じた。

AFP, July 1, 2014、AP, July 1, 2014、ARA News, July 1, 2014、Champress, July 1, 2014、al-Hayat, July 2, 2014、Kull-na Shuraka’, July 1, 2014、al-Mada Press, July 1, 2014、Naharnet, July 1, 2014、NNA, July 1, 2014、Reuters, July 1, 2014、SANA, July 1, 2014、UPI, July 1, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国(旧イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年6月30日)

シリア国内の動き

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)によるカリフ制樹立宣言にもかかわらず、ブーカマール市でダーイシュとシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団が交戦し、後者の戦闘員1人が死亡した。

また、ARA News(6月30日付)によると、ダーイシュがブーカマール市各所を迫撃砲で攻撃し、複数の市民が負傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アフタリーン市周辺、マスウーディーヤ村周辺、バールーザ村周辺で、ダーイシュ(イスラーム国)が、クルド人戦線旅団やジハード主義武装集団と交戦した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、マイダアー町にあるダーイシュ(イスラーム国)本部にイスラーム軍が突入、イスラーム軍戦闘員、広報関係者ら7人の遺体を発見した。

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Reuters, June 30, 2014
Reuters, June 30, 2014

ロイター通信(6月30日付)などによると、ラッカ県ラッカ市では、29日のカリフ制樹立と、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)のイスラーム・カリフ制樹立を祝うパレードがダーイシュ戦闘員らによって行われ、その写真がインターネット上に公開された。

イラク国内の戦況

キルクーク県では、マダー・プレス(6月30日付)によると、イラク軍がトゥーズ郡の複数の村にあるダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、ダーイシュ戦闘員19人を殺傷した。

またイラク・クルディスタン地域ペシュメルガは、バシーラ村でダーイシュと交戦し、ダーイシュ戦闘員数十人を殺害したという。

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アンバール県では、マダー・プレス(6月30日付)によると、カーイム市、ルトバ市、アーナ市、ラーワ市、ウバイディー市一帯で、イラク軍がダーイシュ(イスラーム国)の掃討作戦を行い、ダーイシュ戦闘員7人を殺害、9人(いずれも外国人)を逮捕した。

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サラーフッディーン県では、マダー・プレス(6月30日付)によると、ティクリート市北部のスパイカー軍事基地近郊でイラク軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

レバノン国内の動き

バアルベック自由人旅団はツイッターを通じて声明を出し、29日のダーイシュ(イスラーム国)によるイスラーム・カリフ制樹立に関して「全面的に支持する」としたうえで、カリフに就任したアブー・バクル・バグダーディー氏への忠誠を表明した。

諸外国の動き

ロシア外務省は、ロシア・イラク政府間の合意に従い、攻撃用戦闘機Su-25を5機の納品を完了したと発表した。

イタルタス通信(6月30日付)が伝えた。

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ロシアのヴィタリー・チュルキン国連大使は、シリア政府の管理下にないシリア産の原油の輸出入が違法であることを改めて確認し、ダーイシュ(イスラーム国)やシャームの民のヌスラ戦線によるシリア産石油の密売と取引を禁止する国連決議の採択を呼びかけた。

『ハヤート』(7月1日付)が伝えた。

AFP, June 30, 2014、AP, June 30, 2014、ARA News, June 30, 2014、Champress, June 30, 2014、al-Hayat, July 1, 2014、Itar-tass, June 30, 2014、Kull-na Shuraka’, June 30, 2014、al-Mada Press, June 30, 2014、Naharnet, June 30, 2014、NNA, June 30, 2014、Reuters, June 30, 2014、SANA, June 30, 2014、UPI, June 30, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年6月30日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、イドリブ市内各所をジュンド・アクサー機構が砲撃し、5~7人が死亡、23人が負傷した。

一方、SANA(6月30日付)によると、ハーッジ・ハンムード農場、アイン・スーダ村、カフルラーター村、ファイルーン村、カストゥーン村、カフルハーヤー村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市カッラーサ地区、フライターン市、カフルハムラ村を軍が「樽爆弾」などで空爆する一方、ジハード主義武装集団はアレッポ市北部を手製の迫撃砲で攻撃した。

またジャバル・アッザーン周辺、バッラース村、アブティーン村・ワディーヒー村街道、タッラト・タアーナで軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(6月30日付)によると、アレッポ市ハナーヌー地区、ハイダリーヤ地区、インザーラート地区、シャイフ・サイード地区、ライラムーン地区、シュカイフ村、マアーッラト・アルティーク村、アルド・マッラーフ地区、カフルハムラ村、ハーン・アサル村、タッル・ジャビーン村、バルダ村、カフルカール村、マーリア市、タッル・リフアト市、ザバディーヤ村、カフルサギール村、バービース村、サースィーン村、アターリブ市、マアブーディーヤ村、ラヒーマ村、マンスーラ村、シャルファ・スグラ村、フライターン市、ダイル・ジャマール村、ハンダラート・キャンプ、アナダーン市、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、マアラカ村、ガディール・ブスターン村を軍が「樽爆弾」などで攻撃した。

一方、SANA(6月30日付)によると、カフターニーヤ町、トゥルナジャ村、西サムダーニーヤ村、マムティナ村、ビイル・アジャム村、ウーファーニヤー村・ジュバーター・ハシャブ村街道で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またクードナ村南部で軍が、シャームの民のヌスラ戦線の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、インヒル市、シャイフ・マスキーン市、ジッリーン村、ジャービヤ丘、ジュムーア丘、タスィール町にあるシャームの民のヌスラ戦線の拠点などを軍が空爆した。

またクッルナー・シュラカー(6月30日付)によると、県内で活動する「自由シリア軍」内最大の武装集団と目されるヤルムーク師団司令部が、6月28日にナスィーブ村で司令官の一人ムーサー・ズウビー空軍准将が武装した何者かの要撃を受け、拉致、連行されたと発表した。

一方、SANA(6月30日付)によると、アトマーン村、ヤードゥーダ村・アトマーン村街道、ダルアー市バジャービジャ地区、マンシヤ地区、ヒルバト・ガザーラ町、タファス市・アトマーン村街道、ジャニーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ムーリク市南部および東部、ドゥワイル・アクラード村一帯で、軍、国防隊がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

また軍の砲撃によるものと思われる爆発がナージム村で発生した。

さらに、マブウージャ村にあるファイサル・クルスーム元ダルアー県知事の邸宅が何者かによって未明に爆破されるとともに、同村の東部に位置するラフジャーン村の軍検問所がジハード主義武装集団の攻撃を受け、兵士8人が死亡した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区が軍の砲撃を受けた。

一方、SANA(6月30日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザバダーニー市各所、ナシャービーヤ農場、アッブ農場、マイダアー町、ハーン・シャイフ・キャンプ、カフルバトナー町各所を軍が未明に空爆した。

一方、SANA(6月30日付)によると、カラムーン地方のアイン・ハスィーン渓谷(無人地帯)で、軍が爆弾が仕掛けられた自動車3台を発見、破壊した。

またシリア軍部隊はシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団

シリア政府の動き(2014年6月30日)

シリアの水資源総合委員会(バッサーム・ハンナー水資源大臣が委員長)はロシアのストロイ・トランス・ガス社とティグリス川灌漑計画の第1期計画実施に関する契約に合意した。

SANA, June 30, 2014
SANA, June 30, 2014

第1期計画は、ハサカ県マーリキーヤ市郊外のアイン・ディーワール村での給水所建設など総額1億9,300万ユーロの支援が予定されている。

またティグリス川灌漑計画は、年間1億2,500立方メートルの灌漑水の利用が予定されている。

SANA(6月30日付)が報じた。

AFP, June 30, 2014、AP, June 30, 2014、ARA News, June 30, 2014、Champress, June 30, 2014、al-Hayat, July 1, 2014、Kull-na Shuraka’, June 30, 2014、al-Mada Press, June 30, 2014、Naharnet, June 30, 2014、NNA, June 30, 2014、Reuters, June 30, 2014、SANA, June 30, 2014、UPI, June 30, 2014などをもとに作成。

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イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年6月29日)

イスラーム・カリフ制樹立、イスラーム国建国

イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)のアブー・ムハンマド・アドナーニー報道官(元シャームの民のヌスラ戦線報道官)は音声声明(https://www.youtube.com/watch?v=AycoYAdtmFs)を出し、「名望家、指導者、司令官からなるアフル・ハッル・ワ・アクドおよびシューラー評議会によって代表される国家(ダーイシュ)は、イスラーム・カリフ制樹立、ダーイシュの指導者アブー・バクル・バクダーディー氏のイスラーム教徒の国家のカリフへの就任と同氏への忠誠を決定し、同氏はこの忠誠を受け入れ、イスラーム教徒のイマーム、カリフとなった」と発表した。

またアドナーニー報道官は「イラクとシャーム」という名を廃し…、本声明よりイスラーム国家を名乗る」と付言、「イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)」という組織名を改め、「イスラーム国」を名乗ると発表した。

シリア国内の動き

Kull-na Shuraka', June 29, 2014
Kull-na Shuraka’, June 29, 2014

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がダイル・ハーフィル市およびバーブ市で、男性8人を「覚醒評議会」(反体制武装集団のこと)に所属していた罪で、広場で貼り付けにしたうえ、処刑した。

またスマート・ニュース(6月29日付)は、シャームの民の合同作戦司令室が、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の県北部での攻勢がシリア軍によるマクバラ村とラフマーニーヤ村攻略を後押しする動きだと批判している、と報じた。

同報道によると、ヌスラ戦線などからなるシャームの民の合同作戦司令室は、29日にシリア軍との戦闘の末、ラフマーニーヤ村を奪還していた。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ラッカ市内のイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)本部一帯をシリア軍が3度にわたって空爆した。

これに対して、ダーイシュは第17師団基地を砲撃した。

一方、クッルナー・シュラカー(6月29日付)によると、ラッカ市内のマカッス検問所で、ダーイシュが、男性11人を「民間人を徴兵し、国防隊に協力した」容疑で拘束した。

ARA News, June 29, 2014
ARA News, June 29, 2014

またARA News(6月29日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の女性部隊「ハンサー大隊」が、「組織の法に反した女性」の追跡を行い、少女1人を拘束した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ハムーリーヤ市周辺で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とイスラーム軍(イスラーム戦線)が交戦した。

同監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表によると、ダマスカス郊外県でダーイシュとジハード主義武装集団が交戦するのはこれが初めてだという。

また両者の戦闘は、シリア軍が攻略を進めるムライハ市郊外でも発生したという。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団が対立するブサイラ市(ダーイシュが制圧中)各所をシリア軍が空爆した。

シリア軍はまたダーイシュが占拠するカスラ村に対しても空爆を行った。

また、ARA News(6月29日付)によると、ブーカマール市で、ダーイシュとヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団が交戦し、4人が死亡した。

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シリア人権監視団は、2014年1月3日以降のイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とそれ以外の武装集団のシリア各地での戦闘による死者数が、5,641人に達したと発表した。

このうち605人が民間人の犠牲者、ダーイシュ戦闘員の死者が2,196人、それ以外の武装集団の死者が2,764人。

またダーイシュによる処刑者は68人、またダーイシュの本部などで発見された身元不明の遺体が76体にのぼるという。

イラク国内の戦況

サラーフッディーン県では、マダー・プレス(6月29日付)によると、イラク軍部隊がティクリート大学周辺地域からイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)を掃討、同地を解放した。

これに対し、ダーイシュはイスハーキー地方で、サーマッラー市警察の高官の邸宅3件を爆破し、家族6人を拉致した。

またシャルカート郡北部では、軍の士官1人を含む軍・治安部隊隊員20人を拉致した。

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キルクーク県では、マダー・プレス(6月29日付)によると、キルクーク市南部のタマース地方で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とイラク・クルディスタン地方ペシュメルガが交戦し、ダーイシュ戦闘員1人が死亡、双方に14人の負傷者が出た。

またバシーラ村のトルクメン人義勇兵数十人が、同村を占拠するダーイシュと交戦したが、10人がダーイシュによって殺害された。

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バービル県では、マダー・プレス(6月29日付)によると、軍・警察合同部隊がジュルフ・サフル地方での2日間にわたるイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)との戦闘で、ダーイシュ戦闘員70人を殺害した。

また治安部隊は、イスカンダリーヤ地方でダーイシュの車列を要撃し、車2台を破壊、ダーイシュ戦闘員4人を殺害した。

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イラク軍総司令部報道官のカースィム・アター大将は記者会見で、過去24時間でイラク軍がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の戦闘員14人を殺害、車輌51台を破壊、また軍ヘリコプターによる攻撃が102回に及んだと発表した。

レバノン国内の動き

LBCI(6月29日付)は、ベイルート県ルーシャ地区のドゥロイ・ホテルでの自爆テロに関する捜査で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がアブドゥッサラーム・ウルドゥンニーを名乗る活動家をレバノンのアミールに任命したとの情報を捜査当局が掴んだと報じた。

LBCIによると、捜査当局は、アブドゥッラフマーン・シュナイフィー容疑者(自爆未遂容疑)への取り調べにより、このウルドゥンニー氏が、レバノン人仲介者のマズハル・ハサン氏を教練し、彼を介して、シュナイフィー容疑者とドゥロイ・ホテルで自爆したアブドゥッラフマーン・フマイキー氏がトルコのイスタンブール経由で送り込まれたことが明らかになったという。

AFP, June 29, 2014、AP, June 29, 2014、ARA News, June 29, 2014、Champress, June 29, 2014、al-Hayat, June 30, 2014、Kull-na Shuraka’, June 29, 2014、LBCI, July 29, 2014、al-Mada Press, June 29, 2014、Naharnet, June 29, 2014、NNA, June 29, 2014、Reuters, June 29, 2014、SANA, June 29, 2014、SMART News, June 29, 2014、UPI, June 29, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年6月29日)

イドリブ県では、スマート・ニュース(6月29日付)によると、複数の反体制武装集団が、ワーディー・ダイフ軍事基地、ハーミディーヤ航空基地解放に向けた新たな作戦を開始し、軍の検問所などへの砲撃を強めた。

これに対し、軍はハーミディーヤ航空基地に近いカフルルーマー村を「樽爆弾」で空爆した。

またシリア人権監視団によると、軍がサルキーン村を空爆し、ジハード主義武装集団戦闘員2人、男性20人、子供4人、女性1人の合わせて27人が死亡した。

一方、SANA(6月29日付)によると、サルキーン村、カフルルーマー村近郊、ヒーラ村、ルージュ平原、マールティーン村、サラーキブ市周辺、ハーミディーヤ航空基地周辺、ハーッジ・ハンムード農場、フルール村、アイン・スーダ村、ズィヤーディーヤ村、マクバラ村、タッル・カリーマ村、ビカフルーン村、ナイラブ村、クマイナース村、タッル・サラムー村、ブワイティー村、クーリーン農場、カフルルーマー村、で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャーム自由人イスラーム運動、ザーウィヤ自由人大隊、シャームの鷹旅団、マアッラの鷹旅団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ヒルブナフサ村近郊、ムーリク市、ドゥワイル・アクラード村一帯で、軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市アシュラフィーヤ地区、ラーシディーン地区、ジュダイダ地区で、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、が、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム戦線、ムジャーヒディーン軍などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(6月29日付)によると、アレッポ市アシュラフィーヤ地区、ハナーヌー地区、ジャンドゥール地区、サイファート地区、インザーラート地区、バーブ・ハディード地区、ブスターン・バーシャー地区、ライラムーン地区、バニー・ザイド地区、シュカイイフ地区、マアーッラト・アルティーク村、ハンダラート・キャンプ、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、タッル・ジャビーン村、カフルハムラ村、バービース村、カフルサギール村、ハーディル村、ハーン・アサル村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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SANA, June 29, 2014
SANA, June 29, 2014

ラタキア県では、SANA(6月29日付)によると、ラビーア地方のザガールー村およびザガールー山で、軍が「テロ集団」を殲滅し、同地を制圧、治安と安定を回復した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(6月29日付)によると、マイダーアー市郊外、ナシャービーヤ農場、ハラスター市、ザバダーニー市為政部、ダーライヤー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またミスラーバー市では、市内に侵入しようとした外国人戦闘員を市民が撃退した。

さらにキスワ市一帯で、反体制武装集団メンバー44人が当局に投降し、その後釈放された。

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ダマスカス県では、SANA(6月29日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(6月29日付)によると、ジーザ町、ヌアイマ村、ダルアー市バジャービジャ地区、ビラール・ハバシー・モスク西部、アトマーン村、ワーリダート村、インヒル市、タッル・シハーブ町などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(6月29日付)によると、マムティナ村、ブライカ村の「テロリスト」の拠点を軍が攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、SANA(6月29日付)によると、県南部の「テロリスト」の拠点を軍が攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, June 29, 2014、AP, June 29, 2014、ARA News, June 29, 2014、Champress, June 29, 2014、al-Hayat, June 30, 2014、Kull-na Shuraka’, June 29, 2014、al-Mada Press, June 29, 2014、Naharnet, June 29, 2014、NNA, June 29, 2014、Reuters, June 29, 2014、SANA, June 29, 2014、UPI, June 29, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年6月29日)

『ハヤート』(6月30日付)は、アレッポ県のシャリーア委員会がラマダーン月を記念して、女性2人を含む37人に対して恩赦を与えると発表した、と報じた。

AFP, June 29, 2014、AP, June 29, 2014、ARA News, June 29, 2014、Champress, June 29, 2014、al-Hayat, June 30, 2014、Kull-na Shuraka’, June 29, 2014、al-Mada Press, June 29, 2014、Naharnet, June 29, 2014、NNA, June 29, 2014、Reuters, June 29, 2014、SANA, June 29, 2014、UPI, June 29, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き(2014年6月28日)

米国務省のマリー・ハーフ副報道官は、サウジアラビアのジェッダでのジョン・ケリー米国務長官とシリア革命反体制勢力国民連立アフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長との会談に関して、ケリー国務長官が「反体制派の指導力をシリアのすべての人々に拡大」するよう求めたことを明らかにした。

ハーフ副報道官はまた、会談においてイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の攻勢についても協議されたとしたうえで、「穏健」な反体制武装集団への軍事支援が、「ダーイシュの過激派と戦うことが唯一の理由ではなく、治安と安定の拡充を支援するためシリア人の能力を強化し、穏健な反体制派が政府軍、過激派の攻撃に対抗できるよう支援する」ためと述べた。

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アレッポ県では、ARA News(6月28日付)によると、アフリーン市郊外のダイル・サワーン村で、トルコ領に不法入国しようとした若者1人がトルコの国境警備隊に射殺された。

AFP, June 28, 2014、AP, June 28, 2014、ARA News, June 28, 2014、Champress, June 28, 2014、al-Hayat, June 28, 2014、Kull-na Shuraka’, June 28, 2014、al-Mada Press, June 28, 2014、Naharnet, June 28, 2014、NNA, June 28, 2014、Reuters, June 28, 2014、SANA, June 28, 2014、UPI, June 28, 2014などをもとに作成。

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イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年6月28日)

シリア国内の動き

シリア人権監視団は、ダイル・ザウル県で戦闘を続けるイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団が「県内での停戦に向けた非公式交渉」を行っていると発表した。

しかし同監視団によると、シュアイタート地方からヌスラ戦線が拠点を置くブサイラ市郊外シュハイル村に、100台からなるダーイシュの車輌が入ったことを受け、シュアイタート地方で活動する武装集団は停戦を拒否する姿勢を示したという。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団がブーカマール市に増援部隊を派遣、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と交戦した。

ヌスラ戦線らは、市内の複数カ所に検問所を設置し、外出禁止令を発し、ダーイシュに武器引き渡しと、市外への退去を要求しているという。

これに対し、ダーイシュはブサイラ市郊外のクーア・イタール地方を砲撃した。

またマヤーディーン市で未明に、大きな爆発が2回発生した。

一方、ARA News(6月28日付)によると、シリア軍が、ダーイシュとヌスラ戦線などが争奪戦を続けるブサイラ市を空爆した。

この空爆において、シリア軍はダーイシュの本部などを攻撃したが、女性、子供を含む10人が負傷した。

シリア軍はまた、ハトラ村、マズルーム村に対しても同様の空爆を行った。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、カーミシュリー市郊外で、シリア軍と国防隊が、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)および部族民兵と交戦し、5つの村を制圧した。

軍はまた同地一帯を砲撃し、ダーイシュ戦闘員11人が死傷、また戦闘でシリア軍側も6人が死傷した。

このほか、アブー・カサーイブ村とハッラーブ・アスカル村間で爆発が発生した。爆発の原因は不明。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ドゥーマー市内の市場で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、数十人が死傷した。

この爆弾テロに関して、反体制活動家はイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の犯行だと疑っているという。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が占拠するバーブ市郊外のアアブド村をシリア軍が砲撃し、子供2人が死亡した。

またダーイシュが包囲するフライターン市周辺をシリア軍が「樽爆弾」で空爆した。

一方、ARA News(6月28日付)によると、アイン・アラブ市で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が地元名士らとの交渉の末、拘束していた学生15人を解放した。

このほか、シャフバー・プレス(6月28日付)は、フライターン市郊外のカースティールー街道検問所で2013年11月に拘束された反体制記者のムアイイド・サッルームがダーイシュによって処刑されたと報じた。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が包囲する第17師団基地周辺をシリア軍が空爆した。

一方、ARA News(6月28日付)によると、ダーイシュがラッカ市郊外のマアダーン地方で住民に対して、7歳から14歳の子供をラマダーン月の「イスラーム教教育」のためにキャンプに差し出すよう呼びかけた。

イラク国内の戦況

ニナワ県では、マダー・プレス(6月28日付)によると、イラク軍がモスル市内のイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の拠点複数カ所を5回にわたり空爆した。

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ディヤラ県では、マダー・プレス(6月28日付)によると、イラク軍によるマンスーリーヤ地方での掃討作戦で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とナクシュバンディー教団戦闘員40人が死亡し、車輌20台が破壊された。

一方、ヤアクーバ市北部のダリー・アッバース地方での戦闘では、イラク軍、部族民兵の兵士18人が死傷した。

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バービル県では、マダー・プレス(6月28日付)によると、イラク軍・警察合同部隊がジュルフ・サフル地方でイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と交戦し、ダーイシュ戦闘員37人が死傷した。

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アンバール県では、マダー・プレス(6月28日付)によると、イラク軍がファッルージャ市北部のハーミディーヤ地方にあるイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の拠点を攻撃市、ダーイシュ戦闘員6人を殲滅した。

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サラーフッディーン県では、マダー・プレス(6月28日付)によると、イラク軍部隊がティクリート市内に2方面から突入し、南部および西部の地区の一部を制圧した。

またサーマッラー市南西部のラッカ地方では、イラク軍とダーイシュが交戦し、ダーイシュ戦闘員5人が死亡した。

レバノン国内の動き

LBCI(6月28日付)は、ベイルート県ルーシャ地区のドゥロイ・ホテルでの自爆テロに関連して逮捕されたアブドゥッラフマーン・シュナイフィー容疑者(自爆未遂容疑)が、レバノンの捜査当局の取り調べに対して、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がシリアやイラクで石油を密売し、テロ活動のための資金を得ていると証言した、と報じた。

AFP, June 28, 2014、AP, June 28, 2014、ARA News, June 28, 2014、Champress, June 28, 2014、al-Hayat, June 28, 2014、Kull-na Shuraka’, June 28, 2014、LBCI, June 28, 2014、al-Mada Press, June 28, 2014、Naharnet, June 28, 2014、NNA, June 28, 2014、Reuters, June 28, 2014、SANA, June 28, 2014、Shahba Press, June 28, 2014、UPI, June 28, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き(2014年6月28日)

NNA(6月28日付)によると、ベカーア県バアルベック郡ブリタール村にロケット弾2発が着弾した。

AFP, June 28, 2014、AP, June 28, 2014、ARA News, June 28, 2014、Champress, June 28, 2014、al-Hayat, June 28, 2014、Kull-na Shuraka’, June 28, 2014、al-Mada Press, June 28, 2014、Naharnet, June 28, 2014、NNA, June 28, 2014、Reuters, June 28, 2014、SANA, June 28, 2014、UPI, June 28, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年6月28日)

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区を軍が空爆した。

一方、SANA(6月28日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムライハ市で軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(6月28日付)によると、ザバダーニー市および東部山間部、ハーン・シャイフ・キャンプ、ハラスター市郊外、アドラー市工業団地地区、アイン・タルマー渓谷で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナワー市、ダルアー市各所、インヒル市を軍が「樽爆弾」などで空爆した。

一方、SANA(6月28日付)によると、インヒル市、ムサイフラ町・東カラク村街道、ジッリーン村、ダルアー市ハマーディーン地区、ビラール・ハバシー・モスク東部、バジャービジャ地区、ジーザ町、アトマーン村、ヤードゥーダ村・ダルアー街道、ジャースィム市・ナマル町街道、西ガーリヤ村、ナワー市、サフム・ジャウラーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ハイダリーヤ地区、サーフール地区、アナダーン市、ラトヤーン村、フライターン市郊外を軍が「樽爆弾」などで空爆した。

またシャイフ・ナッジャール市工業団地地区、ブライジュ村、アレッポ中央刑務所周辺、タアーナ村で、軍、国防隊、クドス旅団(パレスチナ人)、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、軍が「樽爆弾」を投下した。

一方、SANA(6月28日付)によると、アレッポ市バニー・ザイド地区、ハイダリーヤ地区、旧市街、ハナーヌー地区、ウワイジャ地区、マンスーラ村、マスカナ市、タッル・スースィーン村、アナダーン市、スバイヒーヤ村、カフルダーイル村、カフルカール村、カフルハーシル村、サミーリーヤ村、バービース村、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(6月28日付)によると、クサイル市郊外、ウンム・シャルシューフ村、タイバ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(6月28日付)によると、アイン・ティーナ村、アーリヤ村、タッル・マハッス村、ジャービヤ丘、小ダワーヤ村、ハッジャ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(6月28日付)によると、シャンナーン村、ナフリーヤ村、バドリーヤ村、ジダール・ビカフルーン村、アルバイーン山周辺、ビンニシュ市近郊で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、SANA(6月28日付)によると、県南部のサバーフ・ハイル地方、アブヤド地方で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、マアダーン村各所を軍が空爆し、女性1人とその子供3人の合わせて4人が死亡した。

AFP, June 28, 2014、AP, June 28, 2014、ARA News, June 28, 2014、Champress, June 28, 2014、al-Hayat, June 28, 2014、Kull-na Shuraka’, June 28, 2014、al-Mada Press, June 28, 2014、Naharnet, June 28, 2014、NNA, June 28, 2014、Reuters, June 28, 2014、SANA, June 28, 2014、UPI, June 28, 2014などをもとに作成。

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シリア政府の動き(2014年6月28日)

アサド大統領はシリアを訪問中のセルゲイ・リバコフ外務副大臣と会談し、6月のシリア大統領選挙、化学兵器破棄プロセス、「テロとの戦い」などについて意見を交わした。

SANA, June 28, 2014
SANA, June 28, 201460

リバコフ外務次官は会談後、「地域諸国においてテロを広める集団の試みに対してロシアは手をこまねいたりはしない」としたうえで、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の活動に関して「問題はイラクにおいてきわめて危険だ。イラク国家の基礎にとって脅威だ…。問題は真の国民対話なくして解決し得ない」と述べた。

また米国によるシリアの「穏健」な反体制武装集団への軍事支援については「この手の政策は受け入れられない。シリアでの関係正常化を促すような責任ある姿勢をとることが、米国を含むみなにとっての利益になる」と述べた。

SANA(6月28日付)などが伝えた。

AFP, June 28, 2014、AP, June 28, 2014、ARA News, June 28, 2014、Champress, June 28, 2014、al-Hayat, June 28, 2014、Kull-na Shuraka’, June 28, 2014、al-Mada Press, June 28, 2014、Naharnet, June 28, 2014、NNA, June 28, 2014、Reuters, June 28, 2014、SANA, June 28, 2014、UPI, June 28, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年6月28日)

シャームの剣旅団は声明を出し、シリア革命反体制勢力国民連立アフマド・トゥウマ暫定内閣の解散とトゥウマ首班の処罰を求めた。

同声明によると、トゥウマ暫定政府は、革命の財産を独占し、シリア国内の不和を助長し、無責任な行動を続けてきたという。

Kull-na Shuraka', June 28, 2014
Kull-na Shuraka’, June 28, 2014

AFP, June 28, 2014、AP, June 28, 2014、ARA News, June 28, 2014、Champress, June 28, 2014、al-Hayat, June 28, 2014、Kull-na Shuraka’, June 28, 2014、al-Mada Press, June 28, 2014、Naharnet, June 28, 2014、NNA, June 28, 2014、Reuters, June 28, 2014、SANA, June 28, 2014、UPI, June 28, 2014などをもとに作成。

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イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年6月27日)

諸外国の動き

米国務省のマリー・ハーフ副報道官は、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が占拠しているイラクのカーイム市(アンバール県)に対してシリア軍ヘリコプターが空爆を行ったこと(24日)に関して、「イラクの治安に資するということはいかなる状況でもあり得ない…。イラクの治安状況は、アサド政権の空爆であれ、同政権が資金援助し、地域諸国が支援する民兵であれ、ダマスカスの政権によって解決され得ないし、そうあってはならない」と述べた。

シリア国内の動き

ダイル・ザウル県では、ARA News(6月27日付)によると、ダイル・ザウル市に隣接する村々で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団が交戦した。

またダーイシュは、マヤーディーン市を占拠する反体制武装集団に対して、28日までに武器を捨て、同市を引き渡すよう求めた。

一方、シリア人権監視団によると、自爆ベルトを着用したヌスラ戦線戦闘員が、ブーカマール市内にあるダーイシュの本部の一つに対して殉教作戦を行い、ダーイシュの外国人戦闘員3人が死亡、18人が負傷した。

イラク国内の戦況

ディヤラ県では、マダー・プレス(6月27日付)によると、ダリー・アッバース地方のダワーリーブ地区、シューハーニー地区で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とイラク軍、部族民兵からなる合同部隊が交戦し、イラク軍兵士4人(うち士官1人)が死亡、14人が負傷した。

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アンバール県では、アンバール県議会のファーリフ・イーサーウィー副議長が、治安部隊が部族民兵、覚醒評議会の支援のもとに、ラマーディー市全域など同県の大部分を掌握したと述べた。

AFP, June 27, 2014、AP, June 27, 2014、ARA News, June 27, 2014、Champress, June 27, 2014、al-Hayat, June 28, 2014、June 29, 2014、Kull-na Shuraka’, June 27, 2014、al-Mada Press, June 27, 2014、Naharnet, June 27, 2014、NNA, June 27, 2014、Reuters, June 27, 2014、SANA, June 27, 2014、UPI, June 27, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き(2014年6月27日)

LBCI(6月27日付)は、25日にベイルート県ルーシャ地区のドゥロイ・ホテルで発生したサウジ人男性による自爆テロに関して、この男性がトルコのイスタンブールからレバノンに入国したと報じた。

Naharnet, June 27, 2014
Naharnet, June 27, 2014

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NNA(6月27日付)によると、ベカーア県バアルベック郡アルサール村で、武装したシリア人とレバノン人が衝突し、レバノン人1人が死亡した。

AFP, June 27, 2014、AP, June 27, 2014、ARA News, June 27, 2014、Champress, June 27, 2014、al-Hayat, June 28, 2014、Kull-na Shuraka’, June 27, 2014、al-Mada Press, June 27, 2014、Naharnet, June 27, 2014、NNA, June 27, 2014、Reuters, June 27, 2014、SANA, June 27, 2014、UPI, June 27, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年6月27日)

クッルナー・シュラカー(6月27日付)は、シリア政府と反体制武装集団の「停戦」が難航していたヒムス市ワアル地区で、「停戦合意」の文言の修正がなされ、合意が成立したと報じた。

複数の地元筋によると、「停戦合意」に向けた交渉は、反体制武装集団を代表するシャイフ、ガズワーン・サカー氏と、シリア政府代表(イラン人、政治治安部、軍事情報局、総合情報部代表から構成)によって行われた。

「停戦合意」の主な内容は以下の通り:

1. 反体制武装集団によるカラシニコフ銃500丁の引き渡し
2. 指名手配者、離反兵、徴兵忌避者の免罪、退学処分を受けた学生の復学
3. シリア軍によるワアル地区周辺の検問所設置
4. 軍・警察部隊、女性隊員によって構成される国防隊部隊のワアル地区への進駐と家宅捜査を条件とするすべての逮捕者の釈放

修正されたこの合意では、当初予定されていたイラン仲介事務所設置に関する文言は削除されている。

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ヒムス県では、SANA(6月27日付)によると、アルシューナ村、バルグースィーヤ村、ラスタン市、タイバ村、カフルラーハー市、ヒルバト・フーラーター村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、『ハヤート』(6月28日付)によると、バイト・ジン市郊外を軍ヘリコプターが「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(6月27日付)によると、ランクース平原・ザバダーニー市間の一帯、アッサール・ワルド村郊外の無人地帯、ムライハ市郊外、アイン・タルマー渓谷、アドラー市ウンマーリーヤ地区、アドラー市工業団地地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、『ハヤート』(6月28日付)によると、ジャウバル区を軍が空爆した。

一方、SANA(6月27日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(6月27日付)によると、アレッポ市郊外のバイト・ジュナイド採石場、第3地区発電所一帯で、軍が「テロ集団」を掃討し、同地を完全制圧した。

またマーリア市、マンスーラ村、ズィルバ村、カフルハムラ村、タッル・リフアト市、ハーン・トゥーマーン村、ダイル・ハーフィル市、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、アレッポ市ライラムーン地区、シャッアール地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(6月27日付)によると、サラーキブ市周辺、サルジャ村周辺、サラーキブ市・タフタナーズ市街道、ヒーラー村、タッル・ダーウード村、バーブッラー村、クーリーン村、アブー・ズバイル村、マアッルザーフ町、ビンニシュ市、ハントゥーティーン村、カフルルーマー村、スィージャル村、マクバラ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, June 27, 2014、AP, June 27, 2014、ARA News, June 27, 2014、Champress, June 27, 2014、al-Hayat, June 28, 2014、Kull-na Shuraka’, June 27, 2014、al-Mada Press, June 27, 2014、Naharnet, June 27, 2014、NNA, June 27, 2014、Reuters, June 27, 2014、SANA, June 27, 2014、UPI, June 27, 2014などをもとに作成。

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シリア政府の動き(2014年6月27日)

ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣(兼副首相)は、シリアを訪問中のセルゲイ・リバコフ外務副大臣と会談し、二国間関係の強化、化学兵器廃棄プロセスなどについて意見を交換した。

SANA(6月27日付)が伝えた。

AFP, June 27, 2014、AP, June 27, 2014、ARA News, June 27, 2014、Champress, June 27, 2014、al-Hayat, June 28, 2014、Kull-na Shuraka’, June 27, 2014、al-Mada Press, June 27, 2014、Naharnet, June 27, 2014、NNA, June 27, 2014、Reuters, June 27, 2014、SANA, June 27, 2014、UPI, June 27, 2014などをもとに作成。

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クルド民族主義勢力の動き(2014年6月27日)

ARA News(6月27日付)によると、ハサカ県ラアス・アイン市で、西クルディスタン移行期民政局アサーイシュがシリア・クルド・イェキーティー党幹部の一人バドルアーン・マストゥー氏の自宅を強制捜査し、同氏を逮捕した。

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ハサカ県では、ARA News(6月27日付)によると、アームーダー市で、西クルディスタン移行期民政局アサーイシュの車両を狙った爆弾テロが発生した。

アサーイシュ隊員に死傷者はなかった。

AFP, June 27, 2014、AP, June 27, 2014、ARA News, June 27, 2014、Champress, June 27, 2014、al-Hayat, June 28, 2014、Kull-na Shuraka’, June 27, 2014、al-Mada Press, June 27, 2014、Naharnet, June 27, 2014、NNA, June 27, 2014、Reuters, June 27, 2014、SANA, June 27, 2014、UPI, June 27, 2014などをもとに作成。

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シリアの反体制勢力の動き(2014年6月27日)

ダマスカス郊外県東グータ地方で活動するシャームの民のヌスラ戦線、イスラーム戦線などによって構成される統一司法評議会傘下の軍事評議会は声明を出し、ダマスカス県、ダマスカス郊外県各所でシリア政府と反体制武装集団が交わした「休戦合意」に関して「政権との関係正常化であれ和解」であれ一切を拒否すると発表した。

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ヒムス県で活動する反体制武装集団8組織は共同声明を出し、ヒムス軍団を結成すると発表し、すべての武装集団に同軍団への参加を呼びかけた。

ヒムス軍団を結成したのは、ハーリド・ブン・ワリード大隊、預言者追従者大隊、ファーティヒーン連隊、アサーラ・ワ・タンミヤ戦線、預言者を愛する者たち大隊(ラスタン市)、アブー・アスアド・ニムル大隊、バイヤーダ殉教者大隊、ハーリディーヤ殉教者大隊。

AFP, June 27, 2014、AP, June 27, 2014、ARA News, June 27, 2014、Champress, June 27, 2014、al-Hayat, June 28, 2014、Kull-na Shuraka’, June 27, 2014、al-Mada Press, June 27, 2014、Naharnet, June 27, 2014、NNA, June 27, 2014、Reuters, June 27, 2014、SANA, June 27, 2014、UPI, June 27, 2014などをもとに作成。

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「穏健」な反体制勢力と米国の動き(2014年6月27日)

『ハヤート』(6月28日付)などによると、ジョン・ケリー米国務長官はサウジアラビアを訪問し、ジェッダでアブドゥッラー国王を会談、イラク情勢、シリア情勢、エジプト情勢、イラン情勢などへの対応について協議した。

またケリー国務長官は、ジェッダを訪問中のシリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長と会談し、「穏健な」反体制勢力への軍事支援などについて協議した。

会談後、ケリー国務長官は、「穏健な反体制勢力は、シリアだけでなくイラクでもダーイシュを食い止めるのに重要な役割を果たすことができる…。ジャルバー議長は、イラクに広く暮らす一部族を代表している。彼は現地の人々を知っている。彼の見方、そして穏健な反体制勢力の見方は、前進するうえできわめて重要だ…。我々は反体制勢力とまさに努力を集中させようとしている」と述べた。

一方、ジャルバー議長は、シリアの反体制勢力へのさらなる支援を米国に求める一方、「イラク情勢に対処するためにワシントンと地域諸国は最大限の努力を行う」べきだと述べた。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長は、ジョン・ケリー米国務長官との会談に合わせるかたちで、自由シリア軍参謀委員会の解体を決定したアフマド・トゥウマ暫定内閣首班の決定(https://syriaarabspring.info/wp/?p=11024)に関して「トゥウマ氏は首班権限を逸脱し、連立内規第31条に違反している」と批判し、同決定を無効にすると発表した。

Kull-na Shuraka', June 27, 2014
Kull-na Shuraka’, June 27, 2014

ジャルバー議長はまた、7月4~6日に開催される連立の政治委員会と総合委員会でトゥウマ首班の「権限逸脱」への対応について審議すると付言した。

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自由シリア軍参謀委員会(最高軍事評議会)は声明を出し、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・トゥウマ暫定内閣首班による解体令が無効だと主張、連立にトゥウマ首班の処罰を求めた。

Kull-na Shuraka', June 27, 2014
Kull-na Shuraka’, June 27, 2014

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ロシアのヴィタリー・チュルキン国連大使は、バラク・オバマ米政権がシリアの「穏健」な反体制勢力への5億ドル相当の武器供与の方針を示したことに関して、記者団に対して「よりよい手段はあるはずだ…。米国は政治的イニシアチブを実行するのではなく、事態を間違った方向に導き、炎を燃やしたままにしようとしている」と非難した。

AFP, June 27, 2014、AP, June 27, 2014、ARA News, June 27, 2014、Champress, June 27, 2014、al-Hayat, June 28, 2014、Kull-na Shuraka’, June 27, 2014、al-Mada Press, June 27, 2014、Naharnet, June 27, 2014、NNA, June 27, 2014、Reuters, June 27, 2014、SANA, June 27, 2014、UPI, June 27, 2014などをもとに作成。

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