トルコ軍と国民軍がラッカ県タッル・アブヤド市近郊を砲撃(2020年7月5日)

ラッカ県では、ANHA(7月5日付)によると、トルコ軍がフーシャーン村に近いM4高速道路を走行中の大型ダンプを砲撃、運転手が負傷した。

トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍はまた、タッル・アブヤド市近郊のフール・ハサン村、カズアリー村、フッリーヤ村、アイン・イーサー市西郊外のサクル・レストラン、ハーリディーヤ村、アブー・スィッラを砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(7月5日付)によると、トルコ占領下のアフリーン市で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、1人が死亡、1人が負傷した。


AFP, July 5, 2020、ANHA, July 5, 2020、AP, July 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 5, 2020、Reuters, July 5, 2020、SANA, July 5, 2020、SOHR, July 5, 2020、UPI, July 5, 2020などをもとに作成。

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シリア民主軍はカーミシュリー市のバアス・パン製造所への小麦粉の搬入を妨害(2020年7月5日)

ハサカ県では、シリア穀物公社のハサカ県支部長を務めるウバイダ・アリー氏によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がバアス・パン製造所への小麦粉の搬入を妨害した。

SANA(7月5日付)が伝えた。

AFP, July 5, 2020、ANHA, July 5, 2020、AP, July 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 5, 2020、Reuters, July 5, 2020、SANA, July 5, 2020、SOHR, July 5, 2020、UPI, July 5, 2020などをもとに作成。

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保健省は政府支配地域で新たに20人の新型コロナウイルス感染者が確認され、感染者3人が死亡する一方、3人が完治したと発表(2020年7月5日)

保健省は政府支配地域で新たに20人の新型コロナウイルス感染者が確認され、感染者3人が死亡する一方、3人が完治したと発表した。

これにより、7月5日現在の同地での感染者数は計358人、うち死亡したのは13人、回復したのは126人となった。

SANA(7月5日付)が伝えた。

AFP, July 5, 2020、ANHA, July 5, 2020、AP, July 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 5, 2020、Reuters, July 5, 2020、SANA, July 5, 2020、SOHR, July 5, 2020、UPI, July 5, 2020などをもとに作成。

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トルコの占領下にあるラッカ県タッル・アブヤド市で、国民軍に所属する武装集団どうしが激しく交戦(2020年7月4日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるタッル・アブヤド市で、国民軍に所属する武装集団どうしが激しく交戦した。

交戦したのは、マジド軍団とシャーム戦線。

戦闘は、シャーム戦線がマジド軍団が本部として使用していた農業銀行を制圧したのを受けて発生、重火器での撃ち合いにより7人が負傷した。

AFP, July 4, 2020、ANHA, July 4, 2020、AP, July 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 4, 2020、Reuters, July 4, 2020、SANA, July 4, 2020、SOHR, July 4, 2020、UPI, July 4, 2020などをもとに作成。

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ヒムス県スフナ市郊外の砂漠地帯でシリア軍とダーイシュの戦闘続き、ロシア軍が爆撃を実施(2020年7月4日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、前日に引き続いてスフナ市郊外の砂漠地帯でシリア軍、親政権民兵がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、ロシア軍も戦闘機が爆撃を行い、シリア軍を航空支援した。

この戦闘で、シリア軍兵士8人が新たに死亡、25人が連絡を絶つ一方、ダーイシュ戦闘員29人が新たに死亡した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーの妻たちが、フール・キャンプでイラン人難民のキャンプ4張に放火した。

AFP, July 4, 2020、ANHA, July 4, 2020、AP, July 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 4, 2020、Reuters, July 4, 2020、SANA, July 4, 2020、SOHR, July 4, 2020、UPI, July 4, 2020などをもとに作成。

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ロシア軍所属と思われる戦闘機がトルコ占領地上空で空対空ミサイルを発射し威嚇(2020年7月4日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域に所属不明の戦闘機複数機が飛来、タカード村とアアザーズ市の上空で空対空ミサイルを発射、ミサイルは上空で爆発した。

アアザーズ・メディア・センター(7月4日付)によると、地対地ミサイルを発射したのはロシア軍戦闘機。

AFP, July 4, 2020、ANHA, July 4, 2020、AP, July 4, 2020、Azaz Media, July 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 4, 2020、Reuters, July 4, 2020、SANA, July 4, 2020、SOHR, July 4, 2020、UPI, July 4, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がラッカ県タッル・アブヤド市近郊を砲撃(2020年7月4日)

ラッカ県では、ANHA(7月4日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がタッル・アブヤド市近郊のクール・ハサン村を砲撃した。

AFP, July 4, 2020、ANHA, July 4, 2020、AP, July 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 4, 2020、Reuters, July 4, 2020、SANA, July 4, 2020、SOHR, July 4, 2020、UPI, July 4, 2020などをもとに作成。

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保健省は政府支配地域で新たに10人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表(2020年7月4日)

保健省は政府支配地域で新たに10人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。

これにより、7月4日現在の同地での感染者数は計338人、うち死亡したのは10人、回復したのは123人となった。

SANA(7月4日付)が伝えた。

AFP, July 4, 2020、ANHA, July 4, 2020、AP, July 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 4, 2020、Reuters, July 4, 2020、SANA, July 4, 2020、SOHR, July 4, 2020、UPI, July 4, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県でシリア軍と「決戦」作戦司令室が交戦(2020年7月4日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから121日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるバイニーン村、ダイル・サンバル村、バーラ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌約30輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市ダルアー・バラド地区にある学校前の検問所が武装集団の襲撃を受け、検問所の部隊が発砲、女児1人が巻き添えとなって死亡、住民複数人が負傷した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を1件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県1件)確認した。

AFP, July 4, 2020、ANHA, July 4, 2020、AP, July 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 4, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 4, 2020、Reuters, July 4, 2020、SANA, July 4, 2020、SOHR, July 4, 2020、UPI, July 4, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民37人と国内避難民(IDPs)3人が新たにシリア政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は581,411人、2019年以降帰還したIDPsは65,979人に(2020年7月4日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(7月4日付)を公開し、7月3日に難民37人(うち女性12人、子供19人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民37人(うち女性12人、子供19人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は581,411人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者186,163人(うち女性55,989人、子ども94,671人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,784,967人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は810,691人(うち女性243,265人、子供413,262人)となった。

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一方、国内避難民3人が新たに帰宅した。

うちダマスカス郊外県東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは3人(うち女性1人、子供2人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所を経由して帰還した3人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は3人(うち女性1人、子供2人)だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は65,979人(うち女性23,018人、子供27,158人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,334,575人(うち女性405,577人、子供670,924人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 4, 2020をもとに作成。

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ヒムス県スフナ市近郊の砂漠地帯でダーイシュがシリア軍を襲撃、兵士12人を殺害(2020年7月3日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、スフナ市郊外の砂漠地帯に展開するシリア軍、親政権民兵を襲撃し、シリア軍兵士は12人が死亡した。

ダーイシュ戦闘員もシリア軍の応戦で9人が死亡した。

AFP, July 3, 2020、ANHA, July 3, 2020、AP, July 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 3, 2020、Reuters, July 3, 2020、SANA, July 3, 2020、SOHR, July 3, 2020、UPI, July 3, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県、アレッポ県で、国民軍に有罪判決を受けた東部殉教者連合のアブー・ハウラ・ムーハサン司令官の釈放を求めるデモ(2020年7月3日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握る県北部のカフルルースィーン村にある国内避難民(IDPs)キャンプやアティマ村で、6月30日にトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域および「オリーブの枝」地域で活動する東部殉教者連合のアブー・ハウラ・ムーハサン司令官が、国民軍の命令に従わず、その枠外で新たな武装グループを結成しようとしたとして、国民軍の法廷で禁固5年の有罪判決を下されたことに抗議し、ムフスィン司令官の釈放を求める抗議デモが発生した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のアフリーン市でも、同様のデモが発生した。

AFP, July 3, 2020、ANHA, July 3, 2020、AP, July 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 3, 2020、Reuters, July 3, 2020、SANA, July 3, 2020、SOHR, July 3, 2020、UPI, July 3, 2020などをもとに作成。

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北・東シリア自治局支配下のダイル・ザウル県、米軍部隊が走行中に道路に仕掛けられていた爆弾が爆発(2020年7月3日)

ダイル・ザウル県では、SANA(7月3日付)によると、北・東シリア自治局支配下のスブハ村で、米軍部隊が走行中に道路に仕掛けられていた爆弾が爆発した。

AFP, July 3, 2020、ANHA, July 3, 2020、AP, July 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 3, 2020、Reuters, July 3, 2020、SANA, July 3, 2020、SOHR, July 3, 2020、UPI, July 3, 2020などをもとに作成。

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トルコ占領下のハサカ県ラアス・アイン市で国民軍所属組織どうしが激しく交戦、戦闘員4人と女児1人が死亡(2020年7月3日)

ハサカ県では、ANHA(7月3日付)、シリア人権監視団、SANA(7月3日付)によると、トルコの占領下にあるラアス・アイン(スィリー・カーニヤ)市のマハッタ地区で、国民軍に所属する武装集団どうしが重火器を使って激しく交戦した。

交戦したのは、ハムザート師団とスルターン・ムラード師団。

シリア人権監視団によると、交戦は、マハッタ地区(アルーク石油ステーション一帯)への生活用の送電が停止したことに端を発しており、またSANAによると、略奪品の分配をめぐる口論がきっかけだったという。

衝突発生を受け、内務治安部隊(いわゆる自由警察)とトルコ軍が介入し、戦闘は一時収束した。

だが、ハムザート師団とスルターン・ムラード師団は再び交戦、最終的には国民軍に所属する東部自由人連合がラアス・アイン市に至る街道を封鎖、ハムザート師団とスルターン・ムラード師団の兵力を引き離すことで、事態は収束した。

ANHAによると、戦闘はラアス・アイン市郊外にも拡大し、双方合わせて数十人の死傷、シリア人権監視団によると、戦闘員4人が死亡した。

また、戦闘で住宅などにも被害が及び、ANHAやSANAによると、女児1人が巻き添えとなって死亡、女性1人が負傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のアフリーン市のアシュラフィーヤ地区にある学校前で爆弾が爆発し、1人が死亡、複数人が負傷した。

AFP, July 3, 2020、ANHA, July 3, 2020、AP, July 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 3, 2020、Reuters, July 3, 2020、SANA, July 3, 2020、SOHR, July 3, 2020、UPI, July 3, 2020などをもとに作成。

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保健省は政府支配地域で新たに16人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、10人が完治したと発表(2020年7月3日)

保健省は政府支配地域で新たに16人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、10人が完治したと発表した。

これにより、7月3日現在の同地での感染者数は計328人、うち死亡したのは9人、回復したのは123人となった。

SANA(7月3日付)が伝えた。


AFP, July 3, 2020、ANHA, July 3, 2020、AP, July 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 3, 2020、Reuters, July 3, 2020、SANA, July 3, 2020、SOHR, July 3, 2020、UPI, July 3, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県でシリア軍の砲撃にトルコ軍が応戦(2020年7月3日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから120日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村、ファッティーラ村、スフーフン村などを砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これを受け、トルコ軍が反撃、シリア政府の支配下にあるカフルナブル市各所を砲撃し、シリア軍が人的・物的被害を受けた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のカーヒラ村一帯を砲撃、住民1人が巻き添えとなって死亡した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、正体不明の武装集団がタルビーサ市にあるシリア軍の検問所を襲撃、兵士1人が死亡、4人が負傷した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件(イドリブ県0件、ラタキア県2件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, July 3, 2020、ANHA, July 3, 2020、AP, July 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 3, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 3, 2020、Reuters, July 3, 2020、SANA, July 3, 2020、SOHR, July 3, 2020、UPI, July 3, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民23人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は581,374人に(2020年7月3日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(7月3日付)を公開し、7月2日に難民23人(うち女性7人、子供12人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民23人(うち女性7人、子供12人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は581,374人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者186,126人(うち女性55,977人、子ども94,652人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,784,967人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は810,654人(うち女性243,253人、子供413,243人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 3, 2020をもとに作成。

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アレッポ県アイン・アラブ市でロシア・トルコ軍の合同パトロール部隊が住民の投石を受ける(2020年7月2日)

アレッポ県では、ANHA(7月2日付)によると、ロシア軍とトルコ軍の合同部隊が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・アラブ(コバネ)市西の国境地帯で合同パトロールを実施した。

ロシア軍ヘリコプター2機も随行した合同パトロールは、アーシマ村、ジャールカリー村、カッラーン村、ディークマダーシュ村、ブーバーン村、スィフティク村、タッル・シャイール村、スーサーン村、クーラ村、下カッラ・カウィー村、マシュクー村、ジュブナ村を巡回したが、複数の村で住民の投石を受けるなどした。

AFP, July 2, 2020、ANHA, July 2, 2020、AP, July 2, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 2, 2020、Reuters, July 2, 2020、SANA, July 2, 2020、SOHR, July 2, 2020、UPI, July 2, 2020などをもとに作成。

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シリア民主軍が封鎖したハサカ市のシリア穀物公社県支部やハサカ電力公社の職人による抗議続く(2020年7月2日)

ハサカ県では、SANA(7月2日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ市グワイラーン地区にあるシリア穀物公社ハサカ県支部やヌシューワ地区にあるハサカ電力公社などに対する人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の封鎖は7月2日も続き、施設に入ることを阻止された職員らが座り込みを行い、抗議の意思を示した。

デモは5日連続。

AFP, July 2, 2020、ANHA, July 2, 2020、AP, July 2, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 2, 2020、Reuters, July 2, 2020、SANA, July 2, 2020、SOHR, July 2, 2020、UPI, July 2, 2020などをもとに作成。

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ハサカ県で住民とシリア軍が米軍部隊の進行を阻止(2020年7月2日)

ハサカ県では、SANA(7月2日付)によると、M4高速道路のタッル・タムル町とアブー・ラースィーン(ザルカーン)町を結ぶ区間に位置するダルダーラ橋(ダルダーラ村近郊)に展開するシリア軍部隊が、橋を通過しようとした米軍装甲車複数輌からなる車列の進行を阻止し、退却させた。

シリア人権監視団によると、米軍部隊の進行を阻止したのはダルダーラ村の住民とシリア軍部隊。

部隊はタッル・タムル町方面に向かおうとしていた。

住民らと米軍部隊の緊張が高まったのを受けて、ロシア軍部隊が現場に駆けつけ、両者を引き離し、米軍を退却させた。

一方、シリア人権監視団によると、ロシア軍がマーリキーヤ(ダイリーク)市近郊のカーサーン村、カスル・ディーブ村で重点パトロールを実施、また同地一帯でのパトロール態勢を強化するため、マーリキーヤ市入り口に位置するワーニカ村に部隊を集結させた。

これに対して米国は、ロシア軍がマーリキーヤ市一帯への進入を阻止するため、アイン・アブド村に装甲車を待機させ、ロシア軍パトロール部隊の進行を妨害した。

このほか、6月30日にダイルナー・アーガー村近くで野営を続けていたロシア軍部隊がカーミシュリー市の基地に撤退した。

 

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同じくハサカ県では、SANA(7月2日付)によると、米軍の装甲車や大型貨物車輌など約30輌からなる車列が、ヤアルビーヤ町(タッル・クージャル)の国境通行所を経由し、イラク領内からシリア領内に新たに進入した。

これに関して、シリア人権監視団は複数の情報筋から得た情報だとして、米軍がヤアルビーヤ(タッル・クージャル)町近郊にある農業用の空港に軍事基地を設置したと発表した。

AFP, July 2, 2020、ANHA, July 2, 2020、AP, July 2, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 2, 2020、Reuters, July 2, 2020、SANA, July 2, 2020、SOHR, July 2, 2020、UPI, July 2, 2020などをもとに作成。

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ハサカ県カーミシュリー市近郊で米国のシーザー法や米国の占領に対する抗議デモ(2020年7月2日)

ハサカ県では、SANA(7月2日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の支配下にあるカーミシュリー市近郊のヒルバト・アンムー村で住民が集まり、米国のシーザー・シリア市民保護法や米国の占領に抗議するデモを行った。

AFP, July 2, 2020、ANHA, July 2, 2020、AP, July 2, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 2, 2020、Reuters, July 2, 2020、SANA, July 2, 2020、SOHR, July 2, 2020、UPI, July 2, 2020などをもとに作成。

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アサド大統領は与党バアス党指導部会合を招集し、第3期人民議会選挙立候補者選出を総括(2020年7月2日)

アサド大統領は与党バアス党の最高執行機関である中央指導部(旧シリア地域指導部)の会合を招集し、7月19日に投票が予定されている第3期人民議会での「啓発」プロセス、すなわち党員による立候補者選出プロセスの進捗や今後の対応について協議した。

バアス党はこれまで、指導部が人民議会選挙の立候補者してきた。

だが、今回は党史上初めて、一般党員が候補者に投票を行い、その結果を踏まえて指導部が候補者リストを作成することを決定し、これを「啓発」(イスティイナーフ)プロセスと呼んだ。

アサド打倒領は会合のなかで、「啓発」プロセスにおいて選出される立候補者が、党だけでなく、国民の代表にもなることを、指導部が考慮しなければならないと述べた。

また「啓発」プロセスが成功裏に進むことで、党内だけでなく、全国レベルで活動や対話が行われ、選挙を通じて有権者を真に代表する候補者を議会に送り込むという民主的な営為の重要性が示されたと指摘した。

また、民主的な営為の成功は、そうした営為を継続し、その仕組みを発展させ、そのための最善の基準に依拠し、最大限の透明性を確保、誤りを正す能力を持つこと、課題を克服し、成果を活かしていくことに培われていると付言した。

そのうえで、「啓発」プロセスの成功から得られた成果と課題は、社会全般の現実を反映したもので、単なる党内での経験にとどまるものではなかったと評価、今回の経験を、的確に評価、検討し、このプロセスの仕組みを発展させ、プロセスに参加するための基盤を拡大することで、選挙をめぐる汚職や客観性を欠いた狭量な候補者支援を克服し、よりよい代表を議会に送り出すことができると述べた。


SANA(7月2日付)が伝えた。

AFP, July 2, 2020、ANHA, July 2, 2020、AP, July 2, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 2, 2020、al-Khabar, June 17, 2020、Reuters, July 2, 2020、SANA, July 2, 2020、SOHR, July 2, 2020、UPI, July 2, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア自治局支配下のハサカ県、ダイル・ザウル県でシリア民主軍に対する抗議デモ(2020年7月2日)

ハサカ県では、SANA(7月2日付)によると、タッル・ハミース市で、米軍の支援を受ける人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍による住民の逮捕などの不当行為に抗議するデモが行われ、住民らが参加した。

デモは3日連続。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局支配下のガラーニージュ市で住民数十人が抗議デモを行い、シリア民主軍の刑務所に拘置されている逮捕者の釈放を求めた。

AFP, July 2, 2020、ANHA, July 2, 2020、AP, July 2, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 2, 2020、Reuters, July 2, 2020、SANA, July 2, 2020、SOHR, July 2, 2020、UPI, July 2, 2020などをもとに作成。

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保健省は政府支配地域で新たに19人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、3人が完治したと発表(2020年7月2日)

保健省は政府支配地域で新たに19人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、3人が完治したと発表した。

これにより、7月2日現在の同地での感染者数は計312人、うち死亡したのは9人、回復したのは113人となった。

SANA(7月2日付)が伝えた。

AFP, July 2, 2020、ANHA, July 2, 2020、AP, July 2, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 2, 2020、Reuters, July 2, 2020、SANA, July 2, 2020、SOHR, July 2, 2020、UPI, July 2, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県でシリア軍と新興のアル=カーイダ系組織アンサール・タウヒードが交戦(2020年7月2日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから119日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村、カフル・ウワイド村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに関して、新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・タウヒードは声明を出し、ファッティーラ村一帯に進攻しようとしたシリア軍の二個部隊を殲滅したと発表した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がカッバーナ村一帯を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(イドリブ県2件、ラタキア県1件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を1件(イドリブ県0件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県1件)確認した。

AFP, July 2, 2020、ANHA, July 2, 2020、AP, July 2, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 2, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 2, 2020、Reuters, July 2, 2020、SANA, July 2, 2020、SOHR, July 2, 2020、UPI, July 2, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民28人と国内避難民(IDPs)11人が新たにシリア政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は581,351人、2019年以降帰還したIDPsは65,976人に(2020年7月2日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(7月2日付)を公開し、7月1日に難民28人(うち女性8人、子供15人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民28人(うち女性8人、子供15人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は581,351人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者186,103人(うち女性55,970人、子ども94,640人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,784,967人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は810,631人(うち女性243,238人、子供413,238人)となった。

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一方、国内避難民11人が新たに帰宅した。

うちダマスカス郊外県東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは11人(うち女性4人、子供7人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所を経由して帰還した11人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は11人(うち女性4人、子供7人)だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は65,976人(うち女性23,017人、子供27,156人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,334,572人(うち女性405,576人、子供670,922人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 2, 2020をもとに作成。

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イドリブ県で共闘する国民解放戦線とシャーム解放機構が統合軍設置に向け関係強化か?(2020年7月1日)

米ワシントンDCでアラブ諸国の民主化を支援するための中立的な報道をめざすサイトのステップ・ニュース(7月1日付)は、複数の軍事筋から独自に得た情報だとして、国民解放戦線(シリア国民軍)の司令部が、所属するすべてのメンバーに対して、来週土曜日(7月4日)から開始される40日間の特別教練キャンプに参加するための準備を行うよう告知したと伝えた。

SNS上では、この報道を受けて、国民解放戦線諸派とシャーム解放機構が「統合軍」設置に向けた連携を強めているとの情報が拡散された。

ステップ・ニュースに情報を提供した軍事筋によると、特別教練キャンプは、イドリブ県北部のカフルタハーリーム町とハーリム市に設置されている。

このうちカフルタハーリーム町はシャーム解放機構の支配下にあり、ハーリム市は国民軍の支配下にある。

国民解放戦線を主導する反体制武装集団の一つであるシャーム軍団のアブー・アリー・ジャバリーを名乗る司令官は、ステップ・ニュース(7月1日付)に対して、こう述べた。

「トルコが、イドリブ県で活動する諸派に対して、すべてのメンバーをキャンプで教練し、シャームの鷹、自由イドリブ軍、ナスル軍などを名乗る組織を廃するよう通告してきた…。こうした名の組織は、国民軍のもとに解体され、組織ごとにではなく、メンバーが受ける教練内容に応じて編成される」。

「トルコとロシアは、国際幹線道路(M4高速道路)の安全を確保し、運輸通商活動を再開させるために合同の治安部隊を派遣することを合意している」。

「シャーム解放機構はこれらのことすべてを事前に承知している。現地で行われていることはいずれも、彼らとの連携のもとに行われている。とりわけ、教練キャンプについての問題がそうで、それは各地域で彼らの監督のもとに行われている」。

「シャーム解放機構は最近、この地域にかかるあらゆる国際社会の合意に抗ってきた過激派からなる「堅固に持せよ」作戦司令室と戦い、これを解体した。このことがシャーム解放機構に対するトルコの姿勢を大きく変化させたのだ」。

「シャーム解放機構がトルコに送ったメッセージは、みなにも届いている。彼らは、組織された強力な組織で、この地域に影響力を持っている。これまで以上に穏健化している。今後交わされるであろういかなる合意、あるいは現在協議中のいかなる合意も、シャーム解放機構と連携して進められねばならない。彼らは、合意を守り、保証できるからだ」。

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国民解放戦線(シリア国民軍)の公式報道官を務めるナージー・ムスタファー大尉は報道声明を出し、SNS上でシャーム解放機構との統合が進められているとの情報が広まっていることに関して、「国民解放戦線諸派にとって通常どおり続けられている集中キャンプ」に過ぎないと述べた。

ムスタファー大尉は「キャンプは戦闘員の…戦闘能力を向上させ、軍事的な枢軸を再設定し、想定し得るすべての戦況に対処する訓練を受けた特殊部隊にこれを提供する準備を推し進めるためのものだ」と述べた。

https://www.facebook.com/Almohrarmedia4/posts/192580082201668

また、反体制系サイトのナダー・スーリヤー(7月1日付)は、国民解放戦線広報責任者のサイフ・アブー・ウマルを名乗る活動家の話として、ステップ・ニュースの報道が事実に反しており、アブー・アリー・ジャバリーという人物は実在せず、ステップ・ニュースに情報を提供した情報筋が作り出したものだと伝えた。

AFP, July 1, 2020、ANHA, July 1, 2020、AP, July 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 1, 2020、Nada’ Suriya, July 1, 2020、Reuters, July 1, 2020、SANA, July 1, 2020、SOHR, July 1, 2020、UPI, July 1, 2020などをもとに作成。

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ダルアー市ダルアー・バラド地区で、逮捕者の釈放を求めるデモ(2020年7月1日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市ダルアー・バラド地区で、逮捕者の釈放を求めるデモが行われ、数十人が参加した。

AFP, July 1, 2020、ANHA, July 1, 2020、AP, July 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 1, 2020、Reuters, July 1, 2020、SANA, July 1, 2020、SOHR, July 1, 2020、UPI, July 1, 2020などをもとに作成。

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ハマー県イスリヤー村近郊にあるシリア軍の拠点複数カ所がダーイシュの襲撃を受け、兵士5人死亡(2020年7月1日)

ハマー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(7月1日付)によると、アレッポ県、ラッカ県との県境に近いイスリヤー村近郊にあるシリア軍の拠点複数カ所がダーイシュ(イスラーム国)の襲撃を受け、兵士5人が死亡、18人が負傷した。

AFP, July 1, 2020、ANHA, July 1, 2020、AP, July 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 1, 2020、Reuters, July 1, 2020、SANA, July 1, 2020、SOHR, July 1, 2020、UPI, July 1, 2020などをもとに作成。

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スィーマルカー国境通行所(ハサカ県)に向かおうとしたロシア軍憲兵隊の進行を米軍が阻止(2020年7月1日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア領内に違法に駐留を続ける米軍部隊が県北東部のマーリキーヤ(ダイリーク)市近郊の街道に展開し、パトロール活動を行うロシア軍憲兵隊の進行を阻止した(映像)。

ロシア軍憲兵隊は、米軍がイラク領(イラク・クルディスタン地域)からの兵站物資や兵員の搬入に利用しているティグリス川河畔のスィーマルカー国境通行所に向かってパトロール活動を実施していた。


一方、SANA(7月1日付)によると、米軍のタンクローリーや装甲車など30輌が、ティグリス川に面するスィーマルカー国境通行所を経由してイラクからシリア領内に新たに進入した。

AFP, July 1, 2020、ANHA, July 1, 2020、AP, July 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 1, 2020、Reuters, July 1, 2020、SANA, July 1, 2020、SOHR, July 1, 2020、UPI, July 1, 2020などをもとに作成。

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