国連安保理で英仏独、ベルギー、ポーランドがトルコによるシリア北東部への侵攻(「平和の泉」作戦)を批判、攻撃停止を求める(2019年10月10日)

国連安保理で、トルコによるシリア北東部への侵攻(「平和の泉」作戦)への対応を協議するための非公開会合が開かれた。

会合では、理事会内の欧州5カ国、すなわちフランス、ドイツ、ベルギー、英国、ポーランドが声明を通じて、侵攻に懸念を表明するとともに、トルコに対してシリアへの攻撃を停止するよう求めた。

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また、中国外交部の華春瑩報道官、エジプトのサーミフ・シュクリー外務大臣、イラク外務省、イラクのバルハム・サーリフ大統領、キプロス外務省、欧州委員会、フィンランドのアンティ・リンネ首相、イタリア外務省、ベルギーのディディエ・レンデルス外務大臣、チェコのトマーシュ・ペトシーチェク外務大臣、アルメニアのニコラ・パシニヤン首相、ベラルーシ外務省、フェデリーカ・モゲリーニEU外務・安全保障政策上級代表もトルコによるシリア北東部への侵攻を相次いで批判した。

AFP, October 10, 2019、ANHA, October 10, 2019、AP, October 10, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 10, 2019、Reuters, October 10, 2019、SANA, October 10, 2019、SOHR, October 10, 2019、UPI, October 10, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍はラッカ県、ハサカ県の16の村と農場を制圧、住民7万人が戦闘地域から避難(2019年10月10日)

トルコ軍が反体制武装集団の国民軍とともに開始したシリア北東部への侵攻作戦「平和の泉」作戦は2日目に入り、トルコ軍はラッカ県タッル・アブヤド市および同市一帯、ハサカ県ラアス・アイン市および同市一帯、カーミシュリー市および同市一帯などへの爆撃、砲撃を続けた。

トルコ軍の攻撃を受けた主な市町村は、ラッカ県タッル・アブヤド市、アイン・イーサー市、ラアス・アイン市、ナダース村、アルーク村、ハミード村、タッル・アルカム村、ルマイラーン油田サイーダ配給所、マーリキーヤ市、ズハイリーヤ村、ダルバースィーヤ市、タッル・ティシュリーン村、シャトル村、カルマーニーヤ村、ドゥワイラ村、ビール・ヌーフ村、アサディーヤ村、サフフ村、タッル・ズィヤーブ村、アームーダー市、カーミシュリー市カッドゥール・ビーク地区、同西地区。

トルコ国防省によると、トルコ軍は作戦が開始された9日晩以降、ユーフラテス川東岸地域で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に対して181回の砲撃を実施し、シリア民主軍の戦闘員170人以上を無力化した。

またトルコ軍地上部隊が国民軍とともに同地に侵攻し、ドゥラル・シャーミーヤ(10月10日付)、スマート・ニュース(10月10日付)、シリア人権監視団などによると、ラッカ県タッル・アブヤド市の東に位置するタバーティーン村、タバーティーン村、ムシャイリファ村、ダーダート村、ヤービサ村、タッル・ファンダル村、マスィーヒー農場、ビール・アーシク村、ハミーダ村、アクサース村、マシュラファト・ハーウィー村、バルザーン村、ハーッジ・アリー農場、バニー・マシュフール農場、ハサカ県ラアス・アイン市に近い西カシュトゥー村、下カシュトゥー村を制圧した。



しかし、シリア人権監視団やSANA(10月10日付)などによると、一連の攻撃で、民間人少なくとも8人が死亡、多数が負傷した。

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これに対して、北・東シリア支配地域の防衛にあたる人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍も応戦し、シリア人権監視団によると、トルコ軍地上部隊と交戦の末、ヤービサ村、ラアス・アイン市近郊の拠点複数カ所を奪還した。

この戦闘でトルコ軍兵士1人が死亡したという。

アナトリア通信(10月10日付)によると、シリア民主軍はまた、シャンルウルファ県アクチャカレ郡、ジェイランピナル郡各所に越境砲撃を行い、民間人6人が死亡、多数が負傷した。

死亡した6人には9歳のシリア人児童、トルコ人女児も含まれているという。

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一方、シリア人権監視団は、トルコ軍が侵攻して以降30時間で、国境地帯から避難した住民の数が7万人を超えていると発表した。

これにより、ハサカ県のダルバースィーヤ市、ラアス・アイン市はほぼ無人状態となったという。

スマート・ニュース(10月10日付)によると、避難民はラッカ市、タブカ市、ハサカ市などに避難したという。

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他方、SANA(10月10日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がタッル・タムル町および同地一帯の村々でシリア民主軍に従軍させるために若者を拘束、連行した。

これに対して、ハサカ市のグワイラーン刑務所前では、シリア民主軍によって拘束された若者らの釈放を求めるデモが行われた。

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アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月10日付)によると、トルコ占領下のバーブ市でオートバイに仕掛けられていた爆弾が爆発し、住民多数が負傷した。

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(注記)10月9日にトルコ軍がシリア北東部で開始した侵攻作戦の名称に関して、アラビア語名の「نبع السلام」に従い、「平和の芽生え」と和訳していましたが、今後はトルコ語の「Barış Pınarı」の意味に合わせ、「平和の泉」と訳します。なお、10月9日付の記事における標記も「平和の芽生え」から「平和の泉」に変更しました。

AFP, October 10, 2019、Anadolu Ajansı, October 10, 2019、ANHA, October 10, 2019、AP, October 10, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 10, 2019、Reuters, October 10, 2019、SANA, October 10, 2019、SMART News, October 10, 2019、SOHR, October 10, 2019、UPI, October 10, 2019などをもとに作成。

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シャーム解放機構、国民解放戦線(国民軍に統合)、イッザ軍などからなる「必勝」作戦司令室はハマー県北部での攻撃でシリア軍兵士4人を殺害(2019年10月10日)

ハマー県では、シャーム解放機構に近いイバー・ネット(10月10日付)によると、シャーム解放機構、国民解放戦線(国民軍に統合)、イッザ軍などからなる「必勝」作戦司令室はタッル・フワーシュ村を砲撃し、シリア軍兵士6人を殺害した。

シリア人権監視団によると、死亡したシリア軍将兵の数は4人。

反体制武装集団はまた、シリア政府支配下のアズィーズィーヤ村、ラスィーフ村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構などの反体制派の支配下にあるハーン・トゥーマーン村一帯をシリア軍地上部隊が砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構などの反体制派の支配下にあるマアッラト・ハルマ村、タフターヤー村、ダイル・シャルキー村、ナキール村、放棄された大隊基地、カフルサジュナ村、ラカーヤー村、タッル・マンス村、タッフ村、タウィール・ハリーブ村をシリア軍地上部隊が砲撃し、サウジアラビア人を含む戦闘員2人が死亡した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構などの反体制派の支配下にあるカッバーナ村一帯をシリア軍ヘリコプターが「樽爆弾」で爆撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を21件(イドリブ県5件、ラタキア県7件、アレッポ県6件、ハマー県3件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を21件(イドリブ県5件、ラタキア県7件、アレッポ県6件、ハマー県3件)確認した。

AFP, October 10, 2019、ANHA, October 10, 2019、AP, October 10, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 10, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, October 10, 2019、Reuters, October 10, 2019、SANA, October 10, 2019、Shabaka Iba’ al-Ikhbariya, October 10, 2019、SOHR, October 10, 2019、UPI, October 10, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから322人、ヨルダンから909人の難民が帰国、避難民21人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者0人)が帰宅(2019年10月10日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(10月10日付)を公開し、10月9日に難民1,231人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは322人(うち女性97人、子供164人)、ヨルダンから帰国したのは909人(うち女性273人、子供464人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は431,321人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者136,295人(うち女性41,270人、子ども69,810人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者295,026人(うち女性88,548人、子ども150,451人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,655,584人(うち女性1,996,675人、子供3,394,348人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 660,601人(うち女性198,476人、子供337,183人)となった。

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一方、国内避難民21人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは21人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所を経由して帰還した21人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は36,226人(うち女性11,217人、子供16,489人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,304,822人(うち女性393,776人、子供660,255人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 10, 2019をもとに作成。

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ダーイシュがダイル・ザウル県南東部のT2近くでファーティミーユーン旅団を襲撃、戦闘員5人を殺害(2019年10月9日)

ダイル・ザウル県では、ジュルフ・ニュース(10月9日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が県南東部のT2(第2石油輸送ステーション)近くでファーティミーユーン旅団を襲撃、戦闘員5人を殺害した。

AFP, October 9, 2019、ANHA, October 9, 2019、AP, October 9, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 9, 2019、Jurf News, October 9 2019、Reuters, October 9, 2019、SANA, October 9, 2019、SOHR, October 9, 2019、UPI, October 9, 2019などをもとに作成。

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イラン・イスラーム革命防衛隊がダイル・ザウル市北西のフサイニーヤ町に部隊を派遣:北・東シリア自治局支配地域への侵攻の準備か?(2019年10月9日)

ダイル・ザウル県では、ジュルフ・ニュース(10月9日付)によると、イラン・イスラーム革命防衛隊がダイル・ザウル市北西のフサイニーヤ町に部隊を派遣した。

同サイトは、北・東シリア自治局の支配下にある県北東部での軍事作戦に備えた動きだと伝えている。

AFP, October 9, 2019、ANHA, October 9, 2019、AP, October 9, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 9, 2019、Jurf News, October 9, 2019、Reuters, October 9, 2019、SANA, October 9, 2019、SOHR, October 9, 2019、UPI, October 9, 2019などをもとに作成。

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カタールのタミーム首長はトルコのエルドアン大統領との電話会談でシリア北東部に対する侵攻作戦を支持すると伝える(2019年10月9日)

カタールのQNA(10月9日付)は、タミーム・ビン・ハマド・アール・サーニー首長のトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と緊急電話会談を行い、トルコがシリア北東部に対する侵攻作戦「平和の泉」作戦などについて意見を交わしたと伝えた。

会談において、タミーム首長は、シリア北東部に対するトルコの「平和の泉」作戦と、国家安全保障を守ろうとするトルコの権利を支持すると伝えたという。

AFP, October 9, 2019、ANHA, October 9, 2019、AP, October 9, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 9, 2019、QNA, October 9, 2019、Reuters, October 9, 2019、SANA, October 9, 2019、SOHR, October 9, 2019、UPI, October 9, 2019などをもとに作成。

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トランプ米大統領はトルコのシリア侵攻について「攻撃を支持しないし、この作戦はまずい考えだとトルコには明確に示してきた」と述べる。英仏独、エジプト、サウジアラビア、UAEは侵攻を批判(2019年10月9日)

ドナルド・トランプ米大統領は、トルコがシリア北東部に対する侵攻作戦「平和の泉」作戦を開始したことを受けて声明を出し、「攻撃を支持しないし、この作戦はまずい考えだとトルコには明確に示してきた」と述べた。

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フランスのアメリー・ド・モンシャラン欧州問題担当国務長官、ドイツのアンネグレート・クランプ=カレンバウアー国防大臣、アンドルー・マリソン英中東問題担当国務大臣、エジプト外務省、サウジアラビア外務省高官、アラブ首長国連邦(UAE)外務省も侵攻作戦に反対の意思を示した。

AFP, October 9, 2019、ANHA, October 9, 2019、AP, October 9, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 9, 2019、Reuters, October 9, 2019、SANA, October 9, 2019、SOHR, October 9, 2019、UPI, October 9, 2019などをもとに作成。

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ロシアのラヴロフ外務大臣「ダマスカスとクルド人は、シリア・トルコ国境の問題を含むシリア北部の問題解決に向けて対話を行うべき」(2019年10月9日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は「ダマスカスとクルド人は、シリア・トルコ国境の問題を含むシリア北部の問題解決に向けて対話を行うべきだ」と述べた。

カザフスタンのベイブート・アタムクロフ外務大臣との会談後の記者会見でラブロフ外務大臣はまた、「我々は何度も、シリア・トルコ国境地帯を含むシリア北部情勢に関する我々の姿勢を発表してきた」と付言した。

スプートニク・ニュース(10月9日付)が伝えた。

AFP, October 9, 2019、ANHA, October 9, 2019、AP, October 9, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 9, 2019、Reuters, October 9, 2019、SANA, October 9, 2019、SOHR, October 9, 2019、Sputnik News, October 9, 2019、UPI, October 9, 2019などをもとに作成。

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ロシアのプーチン大統領はトルコのエルドアン大統領との電話会談でシリアの主権、領土の一体性、地域の平和を尊重し、シリア危機の解決の取り組みを阻害しないよう強調(2019年10月9日)

ロシア大統領府は声明を出し、ヴラジミール・プーチン大統領とトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が電話会談を行ったと伝えた。

スプートニク・ニュース(10月8日付)によると、会談では、シリア北東部に対するトルコの侵攻作戦(「平和の泉」作戦)について意見が交わされ、プーチン大統領はシリアの主権、領土の一体性、地域の平和を尊重し、シリア危機の解決の取り組みを阻害しないよう強調した。

AFP, October 9, 2019、ANHA, October 9, 2019、AP, October 9, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 9, 2019、Reuters, October 9, 2019、SANA, October 9, 2019、SOHR, October 9, 2019、Sputnik News, October 9, 2019、UPI, October 9, 2019などをもとに作成。

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シリアの外務在外居住者省はシリア北西部へのトルコの侵攻に「あらゆる合法的な手段を通じて対抗する」と表明するとともに、侵攻を招いたクルド民族主義勢力を非難(2019年10月9日)

外務在外居住者省の公式筋は、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が北・東シリア自治局支配下のシリア北東部に対する侵攻作戦「平和の泉」を開始したことに関して、あらゆる合法的な手段を通じて対抗すると表明した。

同公式筋は、トルコの侵攻を「国際法へのあからさまな違反」で「トルコの拡張主義的野望を暴露する行為」だとして「もっとも強い調子で非難」する一方、侵攻が「一部クルド人組織が米国の計画に依存してきた結果」だとしてその責任を追及した。

そのうえで、トルコ軍の敵対行為に対して「あらゆる合法的な手段で対抗」すると表明した。

SANA(10月9日付)が伝えた。

AFP, October 9, 2019、ANHA, October 9, 2019、AP, October 9, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 9, 2019、Reuters, October 9, 2019、SANA, October 9, 2019、SOHR, October 9, 2019、UPI, October 9, 2019などをもとに作成。

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トルコのチャヴシュオール外務大臣「平和の泉」作戦を開始した旨、シリア政府に正式に伝えた」(2019年10月9日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、「平和の泉」作戦を開始した旨、シリア政府に正式に伝えたことを明らかにした。

ハベル・トゥルク(10月9日付)によると、「トルコはイスタンブールのシリア領事館に書簡を送った」としたうえで、作戦開始を通知したことを明らかにしたが、書簡の具体的な内容については言及しなかった。

AFP, October 9, 2019、ANHA, October 9, 2019、AP, October 9, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 9, 2019、Haberturk, October 9, 2019、Reuters, October 9, 2019、SANA, October 9, 2019、SOHR, October 9, 2019、UPI, October 9, 2019などをもとに作成。

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トルコの支援を受ける国民軍は、投降、離反、負傷したシリア民主軍戦闘員を厚遇するよう将兵に指示(2019年10月9日)

トルコの支援を受ける国民軍の参謀委員会は声明を出し、「平和の泉」作戦に際して投降した戦闘員を厚遇するよう将兵に対して指示を出した。

声明では、「テロリストの悪党どもに気をつけろ…。彼らを鉄拳で打ちのめし、臆病な暴君に教訓を与えよ」としつつ、「武器を棄てた者、戦闘を回避した者、離反し身の安全を求める者…捕虜には、食事と身を隠す場所を与えるよう善処し、負傷者に対しては治療を施し、民間人を保護し、彼らの財産を守る」よう指示した。

AFP, October 9, 2019、ANHA, October 9, 2019、AP, October 9, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 9, 2019、Reuters, October 9, 2019、SANA, October 9, 2019、SOHR, October 9, 2019、UPI, October 9, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍の爆撃・越境砲撃を受け、ラッカ県とハサカ県の住民が避難を開始する一方、シリア民主軍は教員に「人間の盾」になるよう指示(2019年10月9日)

CNN Turk(10月9日付)、スマート・ニュース(10月9日付)などによると、トルコ軍の爆撃・越境砲撃を受け、ラッカ県タッル・アブヤド市の住民の住民数約世帯が、ラッカ市、タブカ市方面に避難を開始した。

また、ハサカ県カーミシュリー市、ダルバースィーヤ市、ラアス・アイン市の住民の住民数約世帯が避難を開始したという。

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一方、ユーフラテス・ポスト(10月9日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍はラッカ県の教員に対して、タッル・アブヤド市に向かうよう指示を出した。

同サイトによると、シリア民主軍は教員を「人間の盾」として利用しようとしているという。

AFP, October 9, 2019、ANHA, October 9, 2019、AP, October 9, 2019、CNN Turk, October 9, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 9, 2019、Euphrates Post, October 9, 2019、Reuters, October 9, 2019、SANA, October 9, 2019、SOHR, October 9, 2019、UPI, October 9, 2019などをもとに作成。

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トルコはシリア北西部に対する侵攻作戦「平和の泉」作戦を開始、ラッカ県、ハサカ県の国境地帯に越境砲撃、爆撃を加え、国民軍も侵攻を開始(2019年10月9日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、シリア北西部に対する侵攻作戦「平和の泉」作戦を開始すると発表した。

アナトリア通信(10月9日付)によると、エルドアン大統領は「シリアの地元部隊の支援を受けたトルコ軍は、シリア北部でテロ組織PKK(クルディスタン労働者党)/YPG(人民防衛隊)に対する「平和の泉」作戦を開始した」と発表、「我々の目的は我が国の南部国境近くに作られたテロ回廊を壊滅し、この地域に平和をもたらすことだ」と強調した。

エルドアン大統領はまた「我々は、「平和の泉」作戦を通じて設置する「安全地帯」などへのシリア難民の帰国を保障するとともに、シリアの領土の一体性を維持し、地域住民をテロのかぎ爪から解放する」と付言した。

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シリア人権監視団、アナトリア通信(10月9日付)によると、侵攻作戦「平和の泉」開始を受けて、トルコ軍地上部隊は、北・東シリア自治局の支配下にあるラッカ県タッル・アブヤド市一帯、ハサカ県ラアス・アイン市一帯、アームーダー市西のハムドゥーナ村、ハルズィー村、そして北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるカーミシュリー市に対して越境砲撃を行った。

この砲撃でラッカ県とハサカ県で、民間人8人が死亡、少なくとも13人が負傷した。

死者内訳は、ラッカ県のタッル・アブヤド市近郊で民間人1人、同市に近いマトカルト村で女性1人と子供2人、カーミシュリー市バシーリーヤ地区で女性1人を含む民間人2人、カフターニーヤ市で女児1人、ラアス・アイン市近郊で民間人1人。

またシリア民主軍戦闘員も7人が死亡、28人以上が負傷した。

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CNN Turk(10月9日付)によると、トルコ軍はまた、F-16戦闘機複数機がディヤルバクル県の第8航空基地を離陸、ラアス・アイン市一帯、同市に近いマシュラーファー村、ラッカ県アイン・イーサー市にある人民防衛隊(YPG)の拠点7カ所を爆撃した。

https://twitter.com/shervanderwish/status/1181945722637291520

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ドゥラル・シャーミーヤ(10月9日付)によると、トルコ軍地上部隊と国民軍の部隊が越境し、タッル・アブヤド市、ラアス・アイン市方面への進軍を開始した。

また、同サイトよると、ドゥラル・シャーミーヤ(10月9日付)は、トルコの支援を受ける国民軍は、ユーフラテス川西岸のマンビジュ市北の北・東シリア自治局支配地域とトルコ占領地の境界地域に数百人からなる部隊を派遣したとして、その映像を公開した。

https://youtu.be/YSxU650j-2w

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アレッポ県では、シリア人権監視団、ドゥラル・シャーミーヤ(10月9日付)によると、これに対して、シリア民主軍に所属するジャラーブルス軍事評議会が、ユーフラテス川東岸のズール・マガール村からトルコ占領下のジャラーブルス市およびその一帯を砲撃し、1人が死亡、少なくとも7人が負傷した。

砲弾の一部は、ハブル国内避難民(IDPs)キャンプにも着弾した。

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このほか、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のカスル・ディーブ村一帯、アイン・ディーワール村を砲撃し、シリア民主軍が応戦した。

これに対してYPGも応戦し、トルコ占領下のジャラーブルス市およぼ同市一帯を砲撃した。

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SANA(10月9日付)は、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカーミシュリー市での被害の様子を撮影したスマホの映像や、シリア政府支配地域の病院に搬送された負傷者の写真を公開した。

SANAはまた、北・東シリア自治局の共同支配下にあるラアス・アイン市での被害の様子を撮影したスマホの映像を公開した。

 

AFP, October 9, 2019、Anadolu Ajansı, October 9, 2019、ANHA, October 9, 2019、AP, October 9, 2019、CNN Turk, October 9, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 9, 2019、Reuters, October 9, 2019、SANA, October 9, 2019、SOHR, October 9, 2019、UPI, October 9, 2019などをもとに作成。

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北・東シリア自治局はトルコ侵攻に先立って非常警報を発し、住民に「国境地帯に向かい、道徳的義務を果たし、抵抗の意思を示す」よう呼びかける(2019年10月9日)

北・東シリア自治局は声明を出し、トルコ軍による侵攻作戦(「平和の泉」作戦)開始に先立って、9日から11日までの3日間、同地で非常警報を発すると発表、自治局内の各組織、住民に対して、「国境地帯に向かい、道徳的義務を果たし、抵抗の意思を示す」よう呼びかけた。

AFP, October 9, 2019、ANHA, October 9, 2019、AP, October 9, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 9, 2019、Reuters, October 9, 2019、SANA, October 9, 2019、SOHR, October 9, 2019、UPI, October 9, 2019などをもとに作成。

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シリア軍ヘリコプターはシャーム解放機構などが活動を続けるカッバーナ村一帯を「樽爆弾」で爆撃(2019年10月9日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがシャーム解放機構などが活動を続けるカッバーナ村一帯を「樽爆弾」で爆撃した。

一方、シリア駐留ロシア軍の司令部があるフマイミーム航空基地近くでは複数回の爆発が発生した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がシャリーア村、フワイズ村を砲撃した。

これに対して、シリア軍地上部隊はアムキーヤ町、サルマーニーヤ村、シャフルナーズ村を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がアブー・ズフール町西部一帯、カフルサジュナ村、マアッラト・ハルマ村、ラカーヤー村、マアッルズィーター村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を26件(イドリブ県10件、ラタキア県6件、アレッポ県7件、ハマー県3件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を34件(イドリブ県16件、ラタキア県10件、アレッポ県6件、ハマー県2件)確認した。

AFP, October 9, 2019、ANHA, October 9, 2019、AP, October 9, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 9, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, October 9, 2019、Reuters, October 9, 2019、SANA, October 9, 2019、SOHR, October 9, 2019、UPI, October 9, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから474人、ヨルダンから737人の難民が帰国、避難民0人が帰宅(2019年10月9日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(10月9日付)を公開し、10月8日に難民1,211人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは474人(うち女性142人、子供242人)、ヨルダンから帰国したのは737人(うち女性221人、子供376人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は430,090人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者135,973人(うち女性41,173人、子ども69,646人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者294,117人(うち女性88,275人、子ども149,987人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,655,584人(うち女性1,996,675人、子供3,394,348人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 659,370人(うち女性198,106人、子供336,555人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 9, 2019をもとに作成。

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ダーイシュがヒムス県東部砂漠地帯でシリア軍部隊を要撃し、兵士17人を殺害(2019年10月8日)

ヒムス県では、ダーイシュ(イスラーム国)に近いアアマーク通信(10月9日付)によると、ダーイシュがスフナ市近郊の砂漠地帯でシリア軍部隊を要撃し、兵士17人を殺害した。

AFP, October 9, 2019、ANHA, October 9, 2019、AP, October 9, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 9, 2019、Reuters, October 9, 2019、SANA, October 9, 2019、SOHR, October 9, 2019、UPI, October 9, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍のシリア北東部への侵攻作戦の名は「平和の泉」、マンビジュ市も標的になる模様(2019年10月8日)

トルコの支援を受けるシリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団に近いムハッラル・ネット(10月8日付)は、反体制派の軍事消息筋の情報をもとに、トルコと国民軍によるシリア北東部への侵攻作戦の詳細を明らかにした。

準備されている侵攻作戦は「平和の泉」と命名され、作戦に参加する部隊はまずはトルコ領内に移送され、複数の戦線に配置される。

作戦は同時に複数の戦線で開始され、第1段階は、全長50キロ、幅30キロからなる国境地域を、ハサカ県ラアス・アイン市一帯とラッカ県タッル・アブヤド市一帯という二つの地域に分けて、両地から人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍を浄化することをめざすという。

また、これと合わせて、アレッポ県マンビジュ市一帯地域でも戦端を開き、同市を解放する計画だという。

上記の第1段階が完了したのち、第2段階として、トルコが想定している「安全地帯」(総面積14,000平方キロ)の解放がめざされるという。

作戦に参加する国民軍の将兵は、「ユーフラテスの盾」地域、「オリーブの枝」地域から動員されるという。

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トルコ国防省は声明を出し、シリア北東部への軍事作戦開始に向けたすべての準備を完了、「国境地帯にテロの回廊が作られることに決して寛容にはならない」との意思を表明した。

ドゥラル・シャーミーヤ(10月8日付)などによると、トルコ軍部隊がシリアとの国境地帯に派遣された。

AFP, October 8, 2019、ANHA, October 8, 2019、AP, October 8, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 8, 2019、Reuters, October 8, 2019、SANA, October 8, 2019、Shabaka al-Muharrar al-I’lamiya, October 8, 2019、SOHR, October 8, 2019、UPI, October 8, 2019などをもとに作成。

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ミクダード外務在外居住者副大臣「トルコがシリア北東部に侵攻した場合、シリア軍は同地の防衛にあたる」(2019年10月8日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣は、米軍が撤退したシリア北東部にトルコ軍が侵攻を準備していることに関して、「トルコがシリア北東部に侵攻した場合、シリア軍は同地防衛にあたることになる」としたうえで、北・東シリア自治局に対して「祖国のゆりかごのなか」に復帰するよう呼びかけた。

ミクダード副大臣は「トルコが領内にいかなる攻撃を行おうと、我々はシリアの領土のすべてを防衛する。いかなる土地であれ、我々はその占領を許さない…。シリア政府はこれまでにも(人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に対して)祖国、そしてシリア国民に対する陰謀が行われていると警告してきた…。北・東シリア自治局は…すべてを失ったのだ。自分自身を失わないようにしなければならない、と言いたい」と述べた。
スマート・ニュース(10月8日付)が伝えた。

AFP, October 8, 2019、ANHA, October 8, 2019、AP, October 8, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 8, 2019、Reuters, October 8, 2019、SANA, October 8, 2019、SOHR, October 8, 2019、UPI, October 8, 2019などをもとに作成。

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トルコの支援を受ける国民軍は声明を出し、シリア北東部住民に危害を加えないと表明、YPG主体のシリア民主軍に「武器を棄て、家に引き籠もる」よう呼びかける(2019年10月8日)

トルコの支援を受ける国民軍の参謀委員会の議長を務めるサリーム・イドリース暫定内閣国防大臣は、北・東シリア自治局支配下の住民に向けて声明を出した。

声明のなかで、イドリース国防大臣は「シリア民主軍の民兵から(シリア北東部の)地域住民を解放するため、住民と会うことできる時間が近づいている」としたうえで、「アラブ人、アッシリア教徒、トルコマン人、シリア正教徒といったこの地域のさまざまな民族、彼らの財産、モスク、協会は安全だ。国民軍はこの地域の住民に危害を加えない」と表明した。

そのうえで、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に対して「武器を棄て、家に引き籠もり、「オリーブの枝」作戦に際してアフリーン市で起きたことを繰り返さないよう」求めた。

AFP, October 8, 2019、ANHA, October 8, 2019、AP, October 8, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 8, 2019、Reuters, October 8, 2019、SANA, October 8, 2019、SOHR, October 8, 2019、UPI, October 8, 2019などをもとに作成。

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北・東シリア自治局のジャズィーラ地方顧問「アサド政権、あるいはロシアと協議し、トルコの攻撃に対抗する」(2019年10月8日)

北・東シリア自治局のジャズィーラ地方顧問を務めるバドラーン・ジヤー・クルド氏は、米軍が撤退したシリア北東部にトルコ軍が侵攻を準備していることに関して、「米国が国境地帯から部隊を撤退させたら、シリア民主軍はすべての選択しを健闘せざるを得ない」としたうえで、「おそらく、アサド政権、あるいはロシアとの協議が行われ、空白状態を解消し、トルコの攻撃に対抗することになる。空白状態が生じたら会合や連絡が行われるだろう」と述べた。

ロイター通信(10月8日付)が伝えた。

AFP, October 8, 2019、ANHA, October 8, 2019、AP, October 8, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 8, 2019、Reuters, October 8, 2019、SANA, October 8, 2019、SOHR, October 8, 2019、UPI, October 8, 2019などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍司令官「トルコ軍の攻撃に対抗するため、シリアの政権と協力することも選択肢の一つだ」(2019年10月8日)

米NBCニュース(10月8日付)は、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるハサカ県ハサカ市で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のマズルーム・アブディー(マズルーム・コバネ)総司令官に対するインタビューを行った。

アブディー総司令官は、シリア北東部から米軍が撤退したのを受けて、トルコ軍が同地への侵攻の準備を進めていることに関して、インタビューのなかで、「ダーイシュ(イスラーム国)の捕虜数千人を監視する任務についているシリア民主軍の戦闘員は、予想されるトルコ軍の攻撃の前に国境地帯に駆けつける」と述べた。

アブディー総司令官はまた「シリアで処罰されているダーイシュの捕虜監視は、米国がトルコに攻撃の道を譲り、国境一帯で我が部隊を標的にしようとしている今、「第2の優先事項」となった」と強調、「これはきわめて重大な問題だ。なぜなら、誰もこのことで我々を支援してくれないからだ」と危機感を示した。

そのうえで「トルコ軍の攻撃に対抗するため、シリアの政権と協力することも選択肢の一つだ」と付言した。


なお、北・東シリア自治局支配地域には、ハサカ県のフール・キャンプなどの複数施設にダーイシュのメンバーとその家族12,000人が収容されている。

うち10,000人がシリア陣とイラク人、2,000人が外国人だという。

AFP, October 8, 2019、ANHA, October 8, 2019、AP, October 8, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 8, 2019、MSNBC, October 8, 2019、Reuters, October 8, 2019、SANA, October 8, 2019、SOHR, October 8, 2019、UPI, October 8, 2019などをもとに作成。

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国民軍幹部のスィージャリー氏「我々はこの地域にいるダーイシュの捕虜の身柄を米国から引きとるための万全の準備ができている」(2019年10月8日)

国民軍司令官の1人でムウタスィム旅団政治局長を務めるムスタファー・スィージャリー氏は、トルコの侵攻を前にして北・東シリア自治局が拘束中のダーイシュ(イスラーム国)のメンバーと家族を収容し続けられないと繰り返し発表していることに関して、「ダーイシュの捕虜を釈放するとして世界を脅迫することを止めるべき」と批判した。

スィージャリィー氏はそのうえで、「我々はこの地域にいるダーイシュの捕虜の身柄を米国から引きとるための万全の準備ができていると宣言する」と表明した。

AFP, October 8, 2019、ANHA, October 8, 2019、AP, October 8, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 8, 2019、Reuters, October 8, 2019、SANA, October 8, 2019、SOHR, October 8, 2019、UPI, October 8, 2019などをもとに作成。

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北・東シリア自治局はトルコがシリア北東部に侵攻したらダーイシュ・メンバーとその家族を収容しきれないと警告(2019年10月8日)

北・東シリア自治局は報道向け声明を出し、シリア北東部の国境地帯から米軍が撤退したことに関して、同軍主導の有志連合の行動を「非礼」だと非難、トルコ軍が侵攻した場合、ダーイシュ(イスラーム国)メンバーやその家族を収容している収容センター(フール・キャンプ)から部隊を撤退せざるを得ず、同センターを維持することできないと警告を発した。

AFP, October 8, 2019、ANHA, October 8, 2019、AP, October 8, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 8, 2019、Reuters, October 8, 2019、SANA, October 8, 2019、SOHR, October 8, 2019、UPI, October 8, 2019などをもとに作成。

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イランのザリーフ外務大臣はトルコのチャヴシュオール外務大臣と電話会談を行い、トルコによるシリア北東部への侵攻に反対(2019年10月8日)

イランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣は、トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣と電話会談を行い、米軍が撤退したシリア北東部にトルコ軍が侵攻を準備していることに関して意見を交わした。

IRNA通信(10月8日付)によると、チャヴシュオール外務大臣は電話会談で、シリアの領土統一を尊重するとしたうえで、北東部への侵攻が一時的な措置だと説明した。

これに対して、ザリーフ外務大臣は、シリアの領土統一、主権を尊重する必要があると強調、トルコのいかなる攻撃をも拒否するとの姿勢を示した。

AFP, October 8, 2019、ANHA, October 8, 2019、AP, October 8, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 8, 2019、IRNA, October 8, 2019、Reuters, October 8, 2019、SANA, October 8, 2019、SOHR, October 8, 2019、UPI, October 8, 2019などをもとに作成。

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エジプトのスィースィー大統領はトルコによるシリア北東部への侵攻に反対(2019年10月8日)

エジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領は、キプロス・ギリシャとの三カ国首脳会談での記者会見で、米軍が撤退したシリア北東部にトルコ軍が侵攻を準備していることに関して、シリアの国土の一部が割譲されることを拒否すると述べた。

また、三カ国首脳は共同声明を出し、トルコの侵攻に不快懸念を表明、シリアの領土統一や地域の平和を維持する必要があると訴えた。

SANA(10月8日付)などが伝えた。

AFP, October 8, 2019、ANHA, October 8, 2019、AP, October 8, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 8, 2019、Reuters, October 8, 2019、SANA, October 8, 2019、SOHR, October 8, 2019、UPI, October 8, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団はアレッポ県北部、ハサカ県北部を砲撃(2019年10月8日)

アレッポ県では、ANHA(10月8日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマーリキーヤ村、シャワーリガ村、アイン・ダクナ村、ハルバル村、ザイワーン村を砲撃した。

また、シリア人権監視団によると、マーリア市のトルコ軍基地から迫撃砲が発射され、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるマリーミーン村、マンナグ航空基地一帯に着弾した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ラアス・アイン市に面する国境地帯に展開しているトルコ軍地上部隊が同市一帯を重火器で攻撃した。

一方、ハーブール(10月8日付)は、県西部にあるシリア民主軍の基地で戦闘員約80人が離反したと伝えた。

離反は、トルコ軍の侵攻が予想されているハサカ県ラアス・アイン市方面への移動を命じられたことを受けたものだという。

AFP, October 8, 2019、ANHA, October 8, 2019、AP, October 8, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 8, 2019、al-Khabur, October 8, 2019、Reuters, October 8, 2019、SANA, October 8, 2019、SOHR, October 8, 2019、UPI, October 8, 2019などをもとに作成。

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制憲委員会(憲法委員会)の反体制派メンバーの1人ムハンマド・アリー・サーイグが逮捕される(2019年10月8日)

民主的変革諸勢力国民調整委員会は声明を出し、総合情報部の第279課(外務課)が、制憲委員会(憲法委員会)の反体制派メンバーの1人で弁護士のムハンマド・アリー・サーイグ氏をダマスカス郊外県のジュダイダト・ヤーブース国境通行所で拘束したと発表した。

委員会は、サーイグ氏の逮捕が、信頼醸成を定めた制憲委員会の実施規約の第6条への違反だと非難するとともに、同氏の即時釈放を求めた。

AFP, October 8, 2019、ANHA, October 8, 2019、AP, October 8, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 8, 2019、Reuters, October 8, 2019、SANA, October 8, 2019、SOHR, October 8, 2019、UPI, October 8, 2019などをもとに作成。

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